JPH1063987A - 車種判別装置 - Google Patents
車種判別装置Info
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- JPH1063987A JPH1063987A JP8222809A JP22280996A JPH1063987A JP H1063987 A JPH1063987 A JP H1063987A JP 8222809 A JP8222809 A JP 8222809A JP 22280996 A JP22280996 A JP 22280996A JP H1063987 A JPH1063987 A JP H1063987A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】据付けが容易で多車種判別が可能であるととも
に、車両分離が高精度に行なえる車種判別装置を提供す
ること。 【解決手段】複数の通過車両を斜め前方から連続して撮
影する撮影手段(12)と、前記複数の通過車両のうち
の一つの通過車両が通過を完了したことを検出する検出
手段(11)と、この検出手段(11)で通過完了が検
出されるまで前記撮影手段(12)で連続して撮影され
た複数の画像を合成した前記一つの通過車両全体を示す
画像を基に、前記一つの通過車両の車種を判別する判別
手段(13)と、を具備。
に、車両分離が高精度に行なえる車種判別装置を提供す
ること。 【解決手段】複数の通過車両を斜め前方から連続して撮
影する撮影手段(12)と、前記複数の通過車両のうち
の一つの通過車両が通過を完了したことを検出する検出
手段(11)と、この検出手段(11)で通過完了が検
出されるまで前記撮影手段(12)で連続して撮影され
た複数の画像を合成した前記一つの通過車両全体を示す
画像を基に、前記一つの通過車両の車種を判別する判別
手段(13)と、を具備。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有料道路の料金所
システム等に適用される車種判別装置に関する。
システム等に適用される車種判別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11の(a)(b)および図12の
(a)(b)は、従来のこの種の車種判別装置のシステ
ム構成を説明するための図である。図11の(a)に示
すように従来の車種判別装置は、車両が通過中、投光器
から発せられ受光器で受けられる光を車両が遮光するこ
とにより車両を検知する車両検知器91により、車両の
到着を検知する。また、踏板92で車軸数計測・車両前
後進判別・輪距計測を行なう。
(a)(b)は、従来のこの種の車種判別装置のシステ
ム構成を説明するための図である。図11の(a)に示
すように従来の車種判別装置は、車両が通過中、投光器
から発せられ受光器で受けられる光を車両が遮光するこ
とにより車両を検知する車両検知器91により、車両の
到着を検知する。また、踏板92で車軸数計測・車両前
後進判別・輪距計測を行なう。
【0003】さらに、計測したい高さ毎にセンサを有す
る車高検知器93、車両検知器91から一定距離離れた
場所に設置され車長を計測する車長検知器94などのセ
ンサを用いて各部の計測を行なっている。そして、車種
判別精度向上のために、車両検知器91からの信号と連
動して撮像装置95で車両を撮像し、ナンバープレート
認識を行ない、車両特徴を総合的に判断し、車種判別を
行なっている。
る車高検知器93、車両検知器91から一定距離離れた
場所に設置され車長を計測する車長検知器94などのセ
ンサを用いて各部の計測を行なっている。そして、車種
判別精度向上のために、車両検知器91からの信号と連
動して撮像装置95で車両を撮像し、ナンバープレート
認識を行ない、車両特徴を総合的に判断し、車種判別を
行なっている。
【0004】図11の(b)に示すような車種判別装置
では、投光器と受光器からなり車両検知を行なう光セン
サ99を二組用い、車両による遮光の時間差から車両の
前後進判別を行なう。この車種判別装置は、踏板を用い
ないため都市型高速道路等の高架道路に設置できるが、
車軸数は計測しない。このため、この装置を用いても輪
距が分からない等、日本の高速道路における車種体系の
ような5車種(小型・普通・中型・大型・特大)等の判
別は、車両特徴情報不足のため不可能であり、この装置
を用いて小型・大型の2車種判別のみを行なっている。
一方、以下のように画像処理のみで車種を判別する場合
がある。
では、投光器と受光器からなり車両検知を行なう光セン
サ99を二組用い、車両による遮光の時間差から車両の
前後進判別を行なう。この車種判別装置は、踏板を用い
ないため都市型高速道路等の高架道路に設置できるが、
車軸数は計測しない。このため、この装置を用いても輪
距が分からない等、日本の高速道路における車種体系の
ような5車種(小型・普通・中型・大型・特大)等の判
別は、車両特徴情報不足のため不可能であり、この装置
を用いて小型・大型の2車種判別のみを行なっている。
一方、以下のように画像処理のみで車種を判別する場合
がある。
【0005】図12の(a)は、車両を側面から撮影し
車両判別を行なう方法を説明するための図である。この
場合、牽引の判別や車両側面のシルエットから、トラッ
クや乗用車等車種の判別が容易に行なえる。しかし車両
画像には、車両画像123のように車速が速い場合と車
両画像124のように車速が遅い場合がある。このよう
に車速に応じて車両画像が変化するため、実際の車長が
分からないなどの理由により、上記5車種(小型・普通
・中型・大型・特大)の判別には対応していない。
車両判別を行なう方法を説明するための図である。この
場合、牽引の判別や車両側面のシルエットから、トラッ
クや乗用車等車種の判別が容易に行なえる。しかし車両
画像には、車両画像123のように車速が速い場合と車
両画像124のように車速が遅い場合がある。このよう
に車速に応じて車両画像が変化するため、実際の車長が
分からないなどの理由により、上記5車種(小型・普通
・中型・大型・特大)の判別には対応していない。
【0006】図12の(b)は、車両を前面および前側
面から撮影し車両判別を行なう方法を説明するための図
である。この場合、渋滞等で車間が狭くなると、渋滞時
の撮影イメージ125に示すように、先行車両126と
後続車両127とが重なって撮像される。このため、撮
影された画像から各車両を分離することが困難になり、
2台の車両を誤って1台と数えてしまう等、車両判別精
度の低下が生じる。
面から撮影し車両判別を行なう方法を説明するための図
である。この場合、渋滞等で車間が狭くなると、渋滞時
の撮影イメージ125に示すように、先行車両126と
後続車両127とが重なって撮像される。このため、撮
影された画像から各車両を分離することが困難になり、
2台の車両を誤って1台と数えてしまう等、車両判別精
度の低下が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の車種判
別装置では、以下のような問題点がある。 (1) 車軸数計測等のために踏板を用いる場合、道路に穴
を開けられない都市型高速道路等の高架道路では設置不
可能である。 (2) 踏板を用いず複数の光センサを用いる場合、車軸数
の情報や輪距情報が得られないため、5車種(小型・普
通・中型・大型・特大)判別が不可能である。 (3) 車種判別精度の向上のため、例えば車高計測センサ
など多数のセンサを使用すると、各センサを設置するた
めの設置条件および立地条件の制約が生じるとともに、
設置作業が複雑になる。 (4) 撮影装置一つだけを用いた画像処理方法では、5車
種(小型・普通・中型・大型・特大)判別などの多車種
判別と、高精度の車両分離(車両検知)の両立を行なう
ことが困難である。 本発明の目的は、据付けが容易で多車種判別が可能であ
るとともに、車両分離が高精度に行なえる車種判別装置
を提供することにある。
別装置では、以下のような問題点がある。 (1) 車軸数計測等のために踏板を用いる場合、道路に穴
を開けられない都市型高速道路等の高架道路では設置不
可能である。 (2) 踏板を用いず複数の光センサを用いる場合、車軸数
の情報や輪距情報が得られないため、5車種(小型・普
通・中型・大型・特大)判別が不可能である。 (3) 車種判別精度の向上のため、例えば車高計測センサ
など多数のセンサを使用すると、各センサを設置するた
めの設置条件および立地条件の制約が生じるとともに、
設置作業が複雑になる。 (4) 撮影装置一つだけを用いた画像処理方法では、5車
種(小型・普通・中型・大型・特大)判別などの多車種
判別と、高精度の車両分離(車両検知)の両立を行なう
ことが困難である。 本発明の目的は、据付けが容易で多車種判別が可能であ
るとともに、車両分離が高精度に行なえる車種判別装置
を提供することにある。
【0008】
【問題点を解決するための手段】上記課題を解決し目的
を達成するために、本発明の車種判別装置は以下の如く
構成されている。本発明の車種判別装置は、複数の通過
車両を斜め前方から連続して撮影する撮影手段と、前記
複数の通過車両のうちの一つの通過車両が通過を完了し
たことを検出する検出手段と、この検出手段で通過完了
が検出されるまで前記撮影手段で連続して撮影された複
数の画像を合成した前記一つの通過車両全体を示す画像
を基に、前記一つの通過車両の車種を判別する判別手段
と、から構成されている。
を達成するために、本発明の車種判別装置は以下の如く
構成されている。本発明の車種判別装置は、複数の通過
車両を斜め前方から連続して撮影する撮影手段と、前記
複数の通過車両のうちの一つの通過車両が通過を完了し
たことを検出する検出手段と、この検出手段で通過完了
が検出されるまで前記撮影手段で連続して撮影された複
数の画像を合成した前記一つの通過車両全体を示す画像
を基に、前記一つの通過車両の車種を判別する判別手段
と、から構成されている。
【0009】上記手段を講じた結果、次のような作用が
生じる。前記検出手段にて一つの通過車両の通過完了が
検出されるまで前記撮影手段で連続して撮影された複数
の画像を合成した前記一つの通過車両全体を示す画像を
基に、前記一つの通過車両の車種を判別するので、例え
ば高架道路等においても前記撮影手段である撮影装置と
前記検出手段である車両分離用光センサのみを設置する
だけで、当該車種判別装置が設置可能である。そして、
従来車種別精度向上のために用いていた他のセンサの代
わりに、車両全体を撮影した画像から車両寸法計測、車
両特徴抽出、および前記画像からナンバープレート特徴
認識を行なうことで、車種別精度を損ねることなく、か
つ据付を容易に行なうことができる。
生じる。前記検出手段にて一つの通過車両の通過完了が
検出されるまで前記撮影手段で連続して撮影された複数
の画像を合成した前記一つの通過車両全体を示す画像を
基に、前記一つの通過車両の車種を判別するので、例え
ば高架道路等においても前記撮影手段である撮影装置と
前記検出手段である車両分離用光センサのみを設置する
だけで、当該車種判別装置が設置可能である。そして、
従来車種別精度向上のために用いていた他のセンサの代
わりに、車両全体を撮影した画像から車両寸法計測、車
両特徴抽出、および前記画像からナンバープレート特徴
認識を行なうことで、車種別精度を損ねることなく、か
つ据付を容易に行なうことができる。
【0010】また、前記車両分離用光センサを用いるこ
とで、車両分離の精度が向上し、渋滞時など車間が狭い
場合にも車両検知、車種判別を確実に行なえる。さら
に、前述したように設置点数が少ないので据付が容易で
あり、専用センサを用いる代わりに画像処理により車両
各部の計測を行ない、車種判別に必要な車両情報を得る
ことができ、高精度の車種判別を行なえる。
とで、車両分離の精度が向上し、渋滞時など車間が狭い
場合にも車両検知、車種判別を確実に行なえる。さら
に、前述したように設置点数が少ないので据付が容易で
あり、専用センサを用いる代わりに画像処理により車両
各部の計測を行ない、車種判別に必要な車両情報を得る
ことができ、高精度の車種判別を行なえる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態に係
る車種判別装置のシステム構成を示す図である。この車
種判別装置は、車両分離用センサ11、撮影装置12、
処理装置13およびモニタ14から構成されている。
る車種判別装置のシステム構成を示す図である。この車
種判別装置は、車両分離用センサ11、撮影装置12、
処理装置13およびモニタ14から構成されている。
【0012】当該車種判別装置では、撮影装置12が料
金所ゲートを通過する車両を斜め前方向から連続して撮
影し、その撮影された画像を処理装置13にて処理し車
種を判別する。また、車両分離用センサ11にて複数の
通過車両の分離を検知する。すなわち、車両を通過中連
続して撮影し、それら画像を合成した車両全体画像から
車両寸法計測、車両特徴抽出、ナンバープレート認識を
行ない、車両分離用センサ11からの信号と前述した画
像処理の結果を総合的に判断し、車種判別を行なう。
金所ゲートを通過する車両を斜め前方向から連続して撮
影し、その撮影された画像を処理装置13にて処理し車
種を判別する。また、車両分離用センサ11にて複数の
通過車両の分離を検知する。すなわち、車両を通過中連
続して撮影し、それら画像を合成した車両全体画像から
車両寸法計測、車両特徴抽出、ナンバープレート認識を
行ない、車両分離用センサ11からの信号と前述した画
像処理の結果を総合的に判断し、車種判別を行なう。
【0013】図2は、当該車種判別装置の構成を示すブ
ロック図である。当該車種判別装置の処理装置13は、
中央処理部20、画像メモリ21、画像処理部22、車
種判別部23、入出力制御部24、電源部25を備えて
いる。中央処理部20には、画像メモリ21、画像処理
部22、車種判別部23、入出力制御部24が接続され
ている。また、入出力制御部24には、車両分離用セン
サ11、撮影装置12、モニタ14が接続されている。
ロック図である。当該車種判別装置の処理装置13は、
中央処理部20、画像メモリ21、画像処理部22、車
種判別部23、入出力制御部24、電源部25を備えて
いる。中央処理部20には、画像メモリ21、画像処理
部22、車種判別部23、入出力制御部24が接続され
ている。また、入出力制御部24には、車両分離用セン
サ11、撮影装置12、モニタ14が接続されている。
【0014】処理装置13は、撮影装置12で撮影した
画像を画像メモリ21に複数枚記憶し、画像処理部22
で二値化等の画像処理を行ない、車両特徴抽出を行な
う。車両分離用センサ11は、車両が通過中の場合に出
力信号がONになり、車両が無い場合に出力信号がOF
Fになるものとする。
画像を画像メモリ21に複数枚記憶し、画像処理部22
で二値化等の画像処理を行ない、車両特徴抽出を行な
う。車両分離用センサ11は、車両が通過中の場合に出
力信号がONになり、車両が無い場合に出力信号がOF
Fになるものとする。
【0015】図3の(a)および(b)は、撮影装置の
設置条件を説明するための図であり、図3の(a)は進
入車両を上方から見た平面図、図3の(b)は進入車両
を側方から見た側面図である。また図4の(a)および
(b)は、撮影装置と車両による位置条件を説明するた
めの図であり、図4の(a)は進入車両を上方から見た
正面図、図4の(b)は進入車両を側方から見た側面図
である。
設置条件を説明するための図であり、図3の(a)は進
入車両を上方から見た平面図、図3の(b)は進入車両
を側方から見た側面図である。また図4の(a)および
(b)は、撮影装置と車両による位置条件を説明するた
めの図であり、図4の(a)は進入車両を上方から見た
正面図、図4の(b)は進入車両を側方から見た側面図
である。
【0016】すなわち、図3,図4は撮影装置12と車
両30の位置関係など撮影条件についての説明概略図で
あり、車両検知位置L31に撮影装置12の焦点を合わ
せる。そして、上記車両分離用センサ11からの出力信
号と上記画像処理部22の処理結果とを用いて、上記車
種判別部23で車種を決定する。
両30の位置関係など撮影条件についての説明概略図で
あり、車両検知位置L31に撮影装置12の焦点を合わ
せる。そして、上記車両分離用センサ11からの出力信
号と上記画像処理部22の処理結果とを用いて、上記車
種判別部23で車種を決定する。
【0017】図5の(a)〜(c)および図6の(a)
〜(d)は、本実施の形態に係る車両各部の寸法計測を
説明するための図であり、専用センサを用いないで、画
像処理により車両寸法計測を行なう方法を示す図であ
る。図5の(a)に示す車両斜め前から撮影した原画像
から、図5の(b)に示すように横エッジを強調して、
車両前面領域51を設定する。次に縦エッジを強調し
て、図5の(c)に示すように路側との距離52を測定
し、この路側との距離52と車両前面領域51との結果
から、車両位置推測線53を計算する。また、複数枚の
画像から連続して車両位置推測線53を計算し車両位置
を推測することで、前後進判別も行なえる。
〜(d)は、本実施の形態に係る車両各部の寸法計測を
説明するための図であり、専用センサを用いないで、画
像処理により車両寸法計測を行なう方法を示す図であ
る。図5の(a)に示す車両斜め前から撮影した原画像
から、図5の(b)に示すように横エッジを強調して、
車両前面領域51を設定する。次に縦エッジを強調し
て、図5の(c)に示すように路側との距離52を測定
し、この路側との距離52と車両前面領域51との結果
から、車両位置推測線53を計算する。また、複数枚の
画像から連続して車両位置推測線53を計算し車両位置
を推測することで、前後進判別も行なえる。
【0018】上記車両位置推測線53から、図4の
(a)に示す車両位置L’41と、車両進入角γ42を
計算する。そして、この車両進入角γ42と撮影装置1
2の設置条件(撮影位置L31、水平角α32、撮影水
平角a33、俯角β34、撮影垂直角b35)とを併せ
て、図6の(a)に示す車両側面推測平面54と図6の
(b)に示す車両前面推測平面55について、それぞれ
真正面から見たように幾何補正を行なう。そして、図6
の(d)に示す車両前面幾何補正画像と図6の(c)に
示す車両側面幾何補正画像とを生成し、車両各部(車
長、タイヤ径、ホイールベース、オーバーハング、車
高、車幅等)の寸法を計測する。
(a)に示す車両位置L’41と、車両進入角γ42を
計算する。そして、この車両進入角γ42と撮影装置1
2の設置条件(撮影位置L31、水平角α32、撮影水
平角a33、俯角β34、撮影垂直角b35)とを併せ
て、図6の(a)に示す車両側面推測平面54と図6の
(b)に示す車両前面推測平面55について、それぞれ
真正面から見たように幾何補正を行なう。そして、図6
の(d)に示す車両前面幾何補正画像と図6の(c)に
示す車両側面幾何補正画像とを生成し、車両各部(車
長、タイヤ径、ホイールベース、オーバーハング、車
高、車幅等)の寸法を計測する。
【0019】図7の(a)〜(c)および図8の(a)
(b)は、本実施の形態に係る車両各部の寸法計測を説
明するための図である。車両全体が一つの画像に入らな
い場合は、図7の(a)〜(c)に示すように複数枚の
画像を幾何補正したのちに、それら車両側面補正画像6
1〜63を図8の(a)に示すように合成する。その車
両側面合成画像64から図8の(b)に示す車両側面推
測画像65を得ることで、車両各部の寸法を計測するこ
とができ、かつ合成する際車両の移動量を計測するの
で、前後進判別も行なえる。
(b)は、本実施の形態に係る車両各部の寸法計測を説
明するための図である。車両全体が一つの画像に入らな
い場合は、図7の(a)〜(c)に示すように複数枚の
画像を幾何補正したのちに、それら車両側面補正画像6
1〜63を図8の(a)に示すように合成する。その車
両側面合成画像64から図8の(b)に示す車両側面推
測画像65を得ることで、車両各部の寸法を計測するこ
とができ、かつ合成する際車両の移動量を計測するの
で、前後進判別も行なえる。
【0020】図9の(a)〜(c)は、本実施の形態に
係るシールディング発生時を説明するための図である。
図9の(a)〜(c)は、大型車両などの通過車両aの
影に隠れた後続の軽車両などの進入車両bを撮影できな
い場合を示している。進入車両bを斜め前に位置する撮
影装置12のみでは撮影できない場合でも、路側に位置
する車両分離用センサ11により進入車両bの見逃しを
防ぐ。車両分離用センサ11からの信号がOFFになっ
たとき、処理装置13の中央処理部20は通過車両(先
行車両)aの最後部が通過したものとみなし、進入車両
として処理中の画像中の領域を通過完了車両とし、以降
の処理の対象外とする。
係るシールディング発生時を説明するための図である。
図9の(a)〜(c)は、大型車両などの通過車両aの
影に隠れた後続の軽車両などの進入車両bを撮影できな
い場合を示している。進入車両bを斜め前に位置する撮
影装置12のみでは撮影できない場合でも、路側に位置
する車両分離用センサ11により進入車両bの見逃しを
防ぐ。車両分離用センサ11からの信号がOFFになっ
たとき、処理装置13の中央処理部20は通過車両(先
行車両)aの最後部が通過したものとみなし、進入車両
として処理中の画像中の領域を通過完了車両とし、以降
の処理の対象外とする。
【0021】次に、車両分離用センサ11からの出力信
号がONの間、撮影装置12にて撮影を継続すること
で、図9の(a)に示すような場合でも、やがて図9の
(b)に示すように先行車両aに隠れて見えなかった後
続車両bの部分が徐々に見えるようになる。そして、見
えている後続車両bの一部分から車長、車高などの特徴
抽出を行ない、車種を判別することができる。
号がONの間、撮影装置12にて撮影を継続すること
で、図9の(a)に示すような場合でも、やがて図9の
(b)に示すように先行車両aに隠れて見えなかった後
続車両bの部分が徐々に見えるようになる。そして、見
えている後続車両bの一部分から車長、車高などの特徴
抽出を行ない、車種を判別することができる。
【0022】図9の(c)に示すように、車両分離用セ
ンサ11の位置で、道路幅と軽自動車の大きさを示す軽
自動車最小領域71にて軽自動車の一部が必ず見えるよ
うに撮影装置12を設置することで、撮影装置12から
見えない場合は2輪車、それ以外は、特徴抽出を行なっ
て車種判別を行なうことで、誤判別を防ぐ。
ンサ11の位置で、道路幅と軽自動車の大きさを示す軽
自動車最小領域71にて軽自動車の一部が必ず見えるよ
うに撮影装置12を設置することで、撮影装置12から
見えない場合は2輪車、それ以外は、特徴抽出を行なっ
て車種判別を行なうことで、誤判別を防ぐ。
【0023】図10の(a)(b)は、本実施の形態に
係る牽引車両の場合を説明するための図である。図10
の(a)(b)では、進入車両cが牽引車dを牽引して
いる。牽引車の軸数により車種が異なる場合があるの
で、牽引車両の判別は必要である。車両分離用センサ1
1からの出力信号がONの間、軸数計測を行なうこと
で、軸数を数えることができるので、牽引がある場合の
車両の車種判別にも対応できる。
係る牽引車両の場合を説明するための図である。図10
の(a)(b)では、進入車両cが牽引車dを牽引して
いる。牽引車の軸数により車種が異なる場合があるの
で、牽引車両の判別は必要である。車両分離用センサ1
1からの出力信号がONの間、軸数計測を行なうこと
で、軸数を数えることができるので、牽引がある場合の
車両の車種判別にも対応できる。
【0024】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定
されず、要旨を変更しない範囲で適時変形して実施でき
る。 (実施の形態のまとめ)実施の形態に示された構成およ
び作用効果をまとめると次の通りである。
されず、要旨を変更しない範囲で適時変形して実施でき
る。 (実施の形態のまとめ)実施の形態に示された構成およ
び作用効果をまとめると次の通りである。
【0025】実施の形態に示された車種判別装置は、複
数の通過車両を斜め前方から連続して撮影する撮影手段
(12)と、前記複数の通過車両のうちの一つの通過車
両が通過を完了したことを検出する検出手段(11)
と、この検出手段(11)で通過完了が検出されるまで
前記撮影手段(12)で連続して撮影された複数の画像
を合成した前記一つの通過車両全体を示す画像を基に、
前記一つの通過車両の車種を判別する判別手段(13)
と、から構成されている。
数の通過車両を斜め前方から連続して撮影する撮影手段
(12)と、前記複数の通過車両のうちの一つの通過車
両が通過を完了したことを検出する検出手段(11)
と、この検出手段(11)で通過完了が検出されるまで
前記撮影手段(12)で連続して撮影された複数の画像
を合成した前記一つの通過車両全体を示す画像を基に、
前記一つの通過車両の車種を判別する判別手段(13)
と、から構成されている。
【0026】このように上記車種判別装置においては、
前記検出手段(11)にて一つの通過車両の通過完了が
検出されるまで前記撮影手段(12)で連続して撮影さ
れた複数の画像を合成した前記一つの通過車両全体を示
す画像を基に、前記一つの通過車両の車種を判別するの
で、例えば高架道路等においても前記撮影手段(12)
である撮影装置12と前記検出手段(11)である車両
分離用光センサ11のみを設置するだけで、当該車種判
別装置が設置可能である。そして、従来車種別精度向上
のために用いていた他のセンサの代わりに、車両全体を
撮影した画像から車両寸法計測、車両特徴抽出、および
前記画像からナンバープレート特徴認識を行なうこと
で、車種別精度を損ねることなく、かつ据付を容易に行
なうことができる。
前記検出手段(11)にて一つの通過車両の通過完了が
検出されるまで前記撮影手段(12)で連続して撮影さ
れた複数の画像を合成した前記一つの通過車両全体を示
す画像を基に、前記一つの通過車両の車種を判別するの
で、例えば高架道路等においても前記撮影手段(12)
である撮影装置12と前記検出手段(11)である車両
分離用光センサ11のみを設置するだけで、当該車種判
別装置が設置可能である。そして、従来車種別精度向上
のために用いていた他のセンサの代わりに、車両全体を
撮影した画像から車両寸法計測、車両特徴抽出、および
前記画像からナンバープレート特徴認識を行なうこと
で、車種別精度を損ねることなく、かつ据付を容易に行
なうことができる。
【0027】また、前記車両分離用光センサ11を用い
ることで、車両分離の精度が向上し、渋滞時など車間が
狭い場合にも車両検知、車種判別を確実に行なえる。さ
らに、前述したように設置点数が少ないので据付が容易
であり、専用センサを用いる代わりに画像処理により車
両各部の計測を行ない、車種判別に必要な車両情報を得
ることができ、高精度の車種判別を行なえる。
ることで、車両分離の精度が向上し、渋滞時など車間が
狭い場合にも車両検知、車種判別を確実に行なえる。さ
らに、前述したように設置点数が少ないので据付が容易
であり、専用センサを用いる代わりに画像処理により車
両各部の計測を行ない、車種判別に必要な車両情報を得
ることができ、高精度の車種判別を行なえる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、据付けが容易で多車種
判別が可能であるとともに、車両分離が高精度に行なえ
る車種判別装置を提供できる。
判別が可能であるとともに、車両分離が高精度に行なえ
る車種判別装置を提供できる。
【図1】本発明の実施の形態に係る車種判別装置のシス
テム構成を示す図。
テム構成を示す図。
【図2】本発明の実施の形態に係る車種判別装置の構成
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図3】本発明の実施の形態に係る車種判別装置におけ
る撮影装置の設置条件を説明するための図。
る撮影装置の設置条件を説明するための図。
【図4】本発明の実施の形態に係る車種判別装置におけ
る撮影装置と車両による位置条件を説明するための図。
る撮影装置と車両による位置条件を説明するための図。
【図5】本発明の実施の形態に係る車両各部の寸法計測
を説明するための図。
を説明するための図。
【図6】本発明の実施の形態に係る車両各部の寸法計測
を説明するための図。
を説明するための図。
【図7】本発明の実施の形態に係る車両各部の寸法計測
を説明するための図。
を説明するための図。
【図8】本発明の実施の形態に係る車両各部の寸法計測
を説明するための図。
を説明するための図。
【図9】本発明の実施の形態に係るシールディング発生
時を説明するための図。
時を説明するための図。
【図10】本発明の実施の形態に係る牽引車両の場合を
説明するための図。
説明するための図。
【図11】従来例に係る車種判別装置のシステム構成を
説明するための図。
説明するための図。
【図12】従来例に係る車種判別装置のシステム構成を
説明するための図。
説明するための図。
11…車両分離用センサ 12…撮影装置 13…処理装置 14…モニタ 20…中央処理部 21…画像メモリ 22…画像処理部 23…車種判別部 24…入出力制御部 25…電源部 30…進入車両 31…車両検知位置L 32…水平角α 33…撮影水平角a 34…俯角β 35…撮影垂直角b 41…車両位置L’ 42…車両進入角γ 51…車両前面領域 52…路側との距離 53…車両位置推測線 54…車両側面推測平面 55…車両前面推測平面 61〜63…車両側面補正画像 64…車両側面合成画像 65…車両側面推測画像 71…軽自動車最小領域 a…通過車両 b…進入車両 c…進入車両 d…進入車両(牽引車) l…シーリディング境界線 91…車両検知器 92…踏板 93…車高検知器 94…車長検知器 95…撮像装置 96…処理装置 97…画像処理装置 98…モニタ 99…光センサ
Claims (1)
- 【請求項1】複数の通過車両を斜め前方から連続して撮
影する撮影手段と、 前記複数の通過車両のうちの一つの通過車両が通過を完
了したことを検出する検出手段と、 この検出手段で通過完了が検出されるまで前記撮影手段
で連続して撮影された複数の画像を合成した前記一つの
通過車両全体を示す画像を基に、前記一つの通過車両の
車種を判別する判別手段と、 を具備したことを特徴とする車種判別装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8222809A JPH1063987A (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 車種判別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8222809A JPH1063987A (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 車種判別装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1063987A true JPH1063987A (ja) | 1998-03-06 |
Family
ID=16788246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8222809A Withdrawn JPH1063987A (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 車種判別装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1063987A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004198411A (ja) * | 2002-12-14 | 2004-07-15 | Samsung Sds Co Ltd | 光センサーを利用した車両の前後進判別及び違反車両撮影方法及び装置 |
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JP2016014934A (ja) * | 2014-06-30 | 2016-01-28 | 日本信号株式会社 | 二輪四輪判別システム |
JP2017220076A (ja) * | 2016-06-09 | 2017-12-14 | 株式会社東芝 | 車種判別装置および車種判別方法 |
JP2018152803A (ja) * | 2017-03-15 | 2018-09-27 | オムロン株式会社 | 画像合成装置、画像合成方法、および画像合成プログラム |
CN110569694A (zh) * | 2018-08-31 | 2019-12-13 | 阿里巴巴集团控股有限公司 | 车辆的部件检测方法、装置及设备 |
CN115083170A (zh) * | 2022-07-06 | 2022-09-20 | 深圳市创安视迅技术有限公司 | 一种摄像机的图像抓拍方法、装置、电子设备及存储介质 |
-
1996
- 1996-08-23 JP JP8222809A patent/JPH1063987A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN115083170B (zh) * | 2022-07-06 | 2024-06-07 | 深圳市创安视迅技术有限公司 | 一种摄像机的图像抓拍方法、装置、电子设备及存储介质 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031104 |