JP7314478B2 - 電気配線板を備えた装置 - Google Patents

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本発明は、電気配線板を備えた装置に関する。
家電製品、自動車、電気設備等を含む電気機器においては、機器フレームに実装する電気部品は、主にワイヤーハーネスを用いてコネクタ間が電気的に接続されている。しかし、ワイヤーハーネスを使用する場合には、種々の問題がある。即ち、ワイヤーハーネスは長く柔軟であり不定形であるため設置作業時に絡まり易く取扱いが面倒であり、電気部品側のコネクタとワイヤーハーネス側のコネクタとを接続する場合、両方のコネクタは通常フリー状態にあるため、両手で作業しなければならず面倒である。また、引き回しの再現性を確保することが難しく、ワイヤーハーネスと電気部品とが干渉して発生するノイズの出方が機器により異なる。そのような干渉を防止するためにクランプ部材によって結束保持する場合には、部品点数が増加してコストが嵩む。また、ワイヤーハーネスの線径によっては、曲げ径が大きくなり、大きな設置スペースが必要となる。
下記特許文献1には、ワイヤーハーネスを使用する場合のこれらの問題を解決するための技術が開示されている。即ち、特許文献1に開示されている技術では、ワイヤーハーネスに代えて、配線用パターンが形成された絶縁性基板を用いて、電装部品のコネクタを相互に接続する。
特開昭63-298986号公報
しかし、特許文献1には配線による発熱が考慮されておらず、比較的大きい電流を流すための電気部品(例えば、リレー、端子台、ブレーカ等)を接続する場合には、細い配線用パターンが形成された絶縁性基板を使用することは難しい。また、特許文献1では、コネクタを使用して、配線用パターンが形成された絶縁性基板と電装部品とを接続するので、強固な接続を実現することが難しい。特に、大電流を流す電気部品を接続する場合には、より安定した強固な電気的接続が要求される。
したがって、本発明は、フレームに装着された複数の電気部品、特に比較的大電流を流すための電気部品を、発熱を抑制して強固に電気的に接続することができ、接続作業が容易である電気配線板を備えた装置を提供することを目的とする。
本発明のある局面に係る装置は、フレームと、フレームに装着された複数の部品と、複数の部品間を電気的に接続する導電性の配線層を有する電気配線板とを含み、複数の部品のそれぞれは、プリント基板への実装を目的としない部品である。
本発明によれば、フレームに装着された複数の部品を、発熱を抑制して強固に電気的に接続することができ、接続作業が容易になる。
図1は、本実施の第1実施形態に係る電気配線板を用いて電気部品を接続した構成を示す斜視図である。 図2は、図1に示した構成の平面図である。 図3は、図2のIII-III線での切断面を示す断面図である。 図4は、図2のIV-IV線での切断面を示す断面図である。 図5は、図3のV部分を拡大して示す断面図である。 図6は、図3のVI部分を拡大して示す断面図である。 図7は、本実施の第2実施形態に係る電気配線板を用いて電気部品を接続した構成を示す平面図である。 図8は、図7のVIII-VIII線での切断面を示す断面図である。 図9、電気部品が端子台である場合の接続状態を示す断面図である。 図10は、非対称な電気配線板を用いて電気部品間を接続した構成を示す平面図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に、本発明の実施の形態の内容を列記して説明する。以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(1)本発明のある局面に係る装置は、フレームと、フレームに装着された複数の部品と、複数の部品間を電気的に接続する導電性の配線層を有する電気配線板とを含み、複数の部品のそれぞれは、プリント基板への実装を目的としない部品である。これにより、フレームに装着された複数の電気部品、特に比較的大電流を流すための電気部品を、発熱を抑制して強固に電気的に接続することができ、接続作業が容易になる。また、電気配線板を使用することにより、ワイヤーハーネス又はブスバーを使用する場合よりも製造コストを低減することができる。
(2)好ましくは、複数の部品のそれぞれの端子は、電気配線板に固定されることにより、配線層に電気的に接続される。これにより、比較的大電流を流すための電気部品を、より強固に接続することができる。
(3)より好ましくは、電気配線板は、複数の部品のうちの少なくとも1つの所定部品に配置された端子に接続される接続部を含み、電気配線板が、所定部品の一部分を通過させる開口を持つ場合には、接続部は、開口を画定する周縁部の一部を形成する。これにより、部品の端子と電気配線板とをより強固に安定して接続することができる。
(4)さらに好ましくは、複数の部品は、リレー、端子台及びブレーカのいずれかを含む。これにより、フレームに装着されたリレー、端子台及びブレーカを電気接続することができる。
(5)好ましくは、装置は、フレームと電気配線板との間に配置される放熱部材をさらに含む。これにより、電気配線板の発熱を放熱部材により放散させ、電気配線板の温度上昇を抑制することができる。
(6)より好ましくは、フレームは、電気配線板に当接する突出部を有する。これにより、電気配線板の発熱をフレームに伝えて放散させ、電気配線板の温度上昇を抑制することができる。
[本発明の実施形態の詳細]
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
(実施形態)
[第1実施形態]
図1を参照して、本発明の第1実施形態に係る電気配線板100は、電気機器の機器フレーム102に装着された第1電気部品200及び第2電気部品202を電気的に接続する。機器フレーム102は、剛性部材で形成されており、例えば、鉄、ステンレス、アルミ合金等の金属、樹脂、又はそれらの複合部材で形成されている。
電気配線板100は、雄ネジ110及び112により第1電気部品200及び第2電気部品202に固定されている。第1電気部品200及び第2電気部品202は、はんだ付けによりプリント基板に搭載することを目的とした電気部品とは異なり、個々に機器フレーム102に直接搭載される、比較的大きい電流を流すことができる、数cm程度の大きさの電気部品である。第1電気部品200及び第2電気部品202は、例えば、リレー、端子台、及びブレーカ等である。なお、第1電気部品200及び第2電気部品202には、電装部品に限らず、産業用又は民生用の電気部品が含まれる。
リレーは、機械式リレー及び半導体リレーのいずれであってもよいが、電気配線板100は、大電流(例えば、最大電流が約30A以上)を流す半導体リレー(例えば、直方体形状で大きさが縦約4cm、横約6cm、高さ約3cm)を接続するのに適している。なお、図1では、第1電気部品200及び第2電気部品202を直方体で示しているが、実際には種々の形状のものが使用され得る。後述の図面においても、便宜上、同様に電気部品を直方体で示す。
電気配線板100は、プリント基板のように導電性(例えば、銅)の平板状の配線(以下、配線層ともいう)を有する剛性の積層板である。配線層の端部には、第1電気部品200及び第2電気部品202の端子に固定されて、電気的な接続を可能とする接続部が形成されている。電気配線板100は、1つ又は複数の配線層を有し、複数の配線層は、配線層間に絶縁部材を挟んで積層されて一体の板状に形成されている。
図2~図4を参照して、電気配線板100、機器フレーム102、第1電気部品200及び第2電気部品202の構成及びそれらの接続に関してより具体的に説明する。
図2を参照して、電気配線板100は、開口部140及び142を有し、開口部140の周縁部には4つの接続部130を有し、開口部142の周縁部には4つの接続部132を有している。後述するように、第1電気部品200は4つの端子部を有し、各端子部には接合用凹部(例えば、雌ネジが形成された穴)が形成されている。ここでは、第2電気部品202は第1電気部品200と同じ製品であるとする。第1電気部品200は、4つの雄ネジ110により、開口部140の周縁部に位置する4つの接続部130に固定され、第2電気部品202は4つの雄ネジ112により、開口部142の周縁部に位置する4つの接続部132に固定されている。
図3を参照して、第1電気部品200は、導電性の端子部204に接合用凹部206が形成されている。雄ネジ110は、挿入部材120と、電気配線板100の接続部130に形成された貫通孔とを介して、接合用凹部206の雌ネジに装着され、締付け固定されている。挿入部材120は、例えば座金(ワッシャ)である。これにより、第1電気部品200の端子部204と、電気配線板100の配線層の端部である接続部130とが固定されている。同様に、第2電気部品202は、導電性の端子部208に接合用凹部210が形成されている。雄ネジ112は、挿入部材122と、電気配線板100の接続部132に形成された貫通孔とを介して、接合用凹部210の雌ネジに装着され、締付け固定されている。挿入部材122は、例えば座金である。これにより、第2電気部品202の端子部208と、電気配線板100の配線層の端部である接続部132とが固定されている。
第1電気部品200の端子部204と電気配線板100の接続部130との接続、及び、第2電気部品202の端子部208と電気配線板100の接続部132との接続に、ネジを使用し、回転させて締付け固定する機構を採用することにより、十分に締付ければ機械的に強固に固定することができる。挿入部材120及び挿入部材122に、ばねワッシャを使用すれば、第1電気部品200の端子部204と電気配線板100の接続部130との接続、及び、第2電気部品202の端子部208と電気配線板100の接続部132との接続をより一層強固且つ安定にすることができる。
図4を参照して、第1電気部品200及び第2電気部品202はそれぞれ、雄ネジ114及び雄ネジ116により機器フレーム102に締付け固定されている。開口部140は、第1電気部品200の幅よりも大きく形成されており、後述するように、第1電気部品200の形状によっては、第1電気部品200の一部は電気配線板100の上面から突出し得る。開口部142に関しても同様に、第2電気部品202の形状によっては、第2電気部品202の一部が電気配線板100の上面から突出し得るように、第2電気部品202の幅よりも大きく形成されている。
図5及び図6を参照して、電気配線板100が2つの配線層(第1配線層150及び第2配線層152)を有する場合の電気配線板100と第1電気部品200及び第2電気部品202との接続に関して説明する。電気配線板100の接続部130及び132に形成された、雄ネジ110及び112を通す円筒状の貫通口の壁面には、円筒状の導電性のビアが形成されている。図5を参照して、第1配線層150はビア154に接続されている。第1配線層150の上には絶縁部材を挟んで、第2配線層152がある。上記したように、雄ネジ110が接合用凹部206の雌ネジに装着され、十分に締付け固定されることによって、端子部204の上面とビア154の下端とが当接する。これにより、第1電気部品200の端子部204と第1配線層150とが接続される。なお、第1配線層150の別の端部は、上記と同様に、電気配線板100の別の接続部に形成されたビアに接続されており、例えば、図2に示した第2電気部品202のいずれかの端子部(ここでは、図6に示した端子部208を除く)に接続されている。
図6を参照して、第2配線層152はビア156に接続されている。第2配線層152の下には絶縁部材を挟んで、第1配線層150がある。上記したように、雄ネジ112が接合用凹部210の雌ネジに装着され、十分に締付け固定されることによって、端子部208の上面とビア156の下端とが当接する。これにより、第2電気部品202の端子部208と第2配線層152とが接続される。なお、第2配線層152の別の端部は、上記と同様に、電気配線板100の別の接続部に形成されたビアに接続されており、例えば、図2に示した第1電気部品200のいずれかの端子部(ここでは、図5に示した端子部204を除く)に接続されている。
電気配線板100の領域144に形成されている配線層(例えば、図5の第1配線層150及び第2配線層152)の両端、即ち接続部130及び接続部132(より具体的には、図5のビア154及び156)はそれぞれ、第1電気部品200の端子部204及び第2電気部品202の端子部208に接続をされており、例えば第1電気部品200及び第2電気部品202から出力される電流を別の電気部品まで流す役割をする。第1電気部品200及び第2電気部品202に大電流が流れる場合、図2の領域144の配線層にも大電流が流れる。したがって、領域144の配線層から発熱し、領域144に配置されている電気配線板100が高温になる。
これを回避するために、電気配線板100に形成される配線層の幅を広く、厚さを厚くすることが好ましい。さらに、放熱部材を配置することが好ましい。例えば、図3に示す空間146に、電気配線板100及び機器フレーム102に当接するように、熱伝導性の高い放熱部材を配置する。そのようにすれば、電気配線板100で発生した熱を機器フレーム102に伝えることができ、機器フレーム102から効率的に熱を放散させることができ、電気配線板100の温度上昇を抑制することができる。放熱部材には、熱伝導性の高い金属等の部材、公知の放熱シート(ゲル状の放熱シート等)、熱電導シート(シリコーン系熱伝導シート等)等を使用すればよい。
[第2実施形態]
上記の第1実施形態では、電気配線板100及び機器フレーム102の間の空間に放熱部材を配置する場合を説明したが、第2実施形態では、放熱効果をより高めるための機構を備えている。
図7及び図8を参照して、本実施形態において、電気配線板100、第1電気部品200及び第2電気部品202は、第1実施形態(図1~図6)で示したものと同様の形状及び構成であり、同様に接続されている。したがって、それらに関しては重複説明を繰返さない。異なる点は機器フレーム160の形状と放熱機構とである。以下では、主として異なる点に関して説明する。
機器フレーム160は、第1電気部品200及び第2電気部品202の間に、電気配線板100の側に突出し電気配線板100に当接する突出部162を有している。突出部162により形成される凹部164には、放熱機構166が配置されている。放熱機構166は、例えば、熱伝導性の高いアルミニウム、鉄、銅等で形成された放熱フィンである。電気配線板100と突出部162とが当接する部分には、熱伝導性部材(熱伝導性シート、熱伝導性ペースト等)を配置することが好ましい。なお、電気配線板100の表面が絶縁されておらず、機器フレーム160が導電性部材で形成されている場合には、絶縁性の熱伝導性部材を電気配線板100と突出部162とが当接する部分に配置することが好ましい。
これにより、第1電気部品200及び第2電気部品202に大電流が流れる場合に領域144の配線層に大電流が流れることにより発生する熱を、機器フレーム160の突出部162に効率よく伝えることができ、さらに突出部162から放熱機構166に伝えることができる。したがって、機器フレーム160及び放熱機構166により効率的に放熱することができ、電気配線板100の温度上昇を効果的に抑制することができる。
放熱機構166は、熱伝導性が良好な部材を用いて、空気に接する表面積が広い形状に形成されていればよく、放熱フィンに限定されない。放熱機構166には、一般にヒートシンクと呼ばれる種々の機構を用いることができる。放熱機構166は、例えば多孔性の部材であってもよい。
[効果]
配線層を有する電気配線板により、電気機器のフレームに直接装着される複数の電気部品を相互に安定して接続することができる。電気配線板の接続部と、電気部品の端子とをネジで接続することで、機械的に強固な接続を実現することができる。したがって、電気抵抗を低減することができる。
また、接続作業は、機器フレームに電気部品を取り付けた後、電気配線板を電気部品に当接させて、ネジで固定すればよいので、極めて容易である。
複数の配線層が積層されて一体に形成された電気配線板を使用することにより、接続作業は、ワイヤーハーネス、又は大容量の電流を導電するための導体であるブスバーを使用する場合よりも容易になり、より安定した強固な接続を実現することができる。また、電気配線板を使用することにより、ワイヤーハーネス又はブスバーを使用する場合よりも製造コストを低減することができる。
また、電気配線板の配線層を、通常のプリント配線における配線幅よりも幅広く形成することにより配線層に流れる電流による発熱を抑制することができる。また、電気配線板に配線層が多層に形成される場合、電気部品に大電流が流れて電気配線板の配線層による発熱が大きくなる場合にも、放熱機構を設けることにより、発生した熱を効率的に放散させることができ、電気配線板の温度上昇を抑制することができる。
(変形例)
上記では、第1電気部品200と第2電気部品202とが同じ製品である場合を説明したが、第1電気部品200と第2電気部品202とが異なる製品であってもよい。例えば、第1電気部品200が半導体リレーであり、第2電気部品202が端子台であってもよい。
機器フレーム102は一体に形成されていても、複数の部品が結合されて形成されていてもよい。即ち、第1電気部品200が装着された機器フレームと、第2電気部品202が装着された機器フレームとが別のものであってもよい。
上記では、電気配線板の接続部が電気部品の端子にネジ(雄ネジ及び雌ネジによる固定機構)で固定される場合を説明したが、これに限定されない。ネジ以外の固定機構を用いて固定してもよい。例えば、溶接(はんだ付け、ろう付け、スポット溶接等)により接続されてもよい。
上記では、第1電気部品200及び第2電気部品202が直方体の形状であり、その最も高い平面に端子が形成されている場合を説明したが、これに限定されない。同じ機能の部品でも種々の形状のものがあり、端子が窪んだ位置に配置されているものもある。例えば、図9に示す、隣接する端子を離隔する隔壁を有する公知の端子台230では、金属部材232の両端部である2つの端子部240及び242は、窪んだ位置に形成されている。即ち、ベース部234の高さは壁部236の高さよりも低く、端子部240及び242の位置も壁部236の高さよりも低くなっている。このような場合、電気配線板104に、端子台230の壁部236を通過させ、端子部240及び端子部242の上に接続部が位置するような形状に開口部を形成すれば、図9に示したように、電気配線板104の接続部を端子部240及び242に、図3と同様にネジにより固定することができる。これにより、電気配線板104の接続部と端子部240及び242とをより強固且つ安定に固定することができる。
上記では、第1電気部品200及び第2電気部品202が機器フレーム102にネジで固定される場合(図4参照)を説明したが、これに限定されない。第1電気部品200及び第2電気部品202は、機器フレーム102に対して容易に可動しない程度に固定されていればよく、DINレール又はIECレール等のレール機構により、機器フレーム102に装着されてもよい。
上記では、電気配線板による電気部品間の接続に関して説明したが、電気配線板はプリント基板との接続部を有していてもよい。即ち、プリント基板と電気部品とを接続するために電気配線板が使用されてもよい。また、電気配線板には、抵抗、コンデンサ等の電子部品が配置されていてもよい。
上記では、図8を参照して、機器フレーム160により形成される凹部164に放熱機構166を配置する場合を説明したが、これに限定されない。領域144における電気配線板100の上面(電気配線板100の、突出部162に当接する面の裏側の面)に、放熱機構(例えば、放熱フィン)を配置してもよい。そのようにすれば、領域144の配線層による発熱をより効率的に放散させることができる。
上記では、電気配線板が開口部(図2の開口部140及び142)を有する場合を説明したが、これに限定されない。電気配線板に開口部を設けなくてもよい。
上記では、電気配線板100の2つの開口部の周縁部に形成される接続部が線対称な位置に配置されている場合を説明したが、非対称な位置に配置されていてもよい。例えば、図10に示すように、4つの電気部品が左右非対称に、電気配線板106に接続されてもよい。機器フレームに固定された4つの電気部品に電気配線板106を取り付ける場合、電気配線板106が正しく取り付けられ得る状態から、電気配線板106を表裏反対した場合、4つの電気部品に電気配線板106を取り付けることはできない。また、電気配線板106が正しく取り付けられ得る状態から、電気配線板106をその平面内で任意角度(例えば90度、180度等)回転させても、4つの電気部品に電気配線板106を取り付けることはできない。即ち、電気配線板106が正しく取り付けられる場合は1つに限られるので、電気部品に電気配線板106が誤装着されることを防止することができる。なお、電気部品の数は4つに限定されない。複数の電気部品の端子に固定される、電気配線板に形成された複数の接続部の位置が、線対称でも回転対称でもなければよい。
上記した電気配線板100の接続部130及び132に形成された、ネジが挿入される貫通孔の口径は、第1電気部品200及び第2電気部品202の端子部204及び208に形成された接合用凹部206及び接合用凹部210の製品公差分大きく形成されることが好ましい。そのようにすれば、接続作業がより容易になる。
以上、実施の形態を説明することにより本発明を説明したが、上記した実施の形態は例示であって、本発明は上記した実施の形態のみに制限されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含む。
100、104、106 電気配線板
102、160 機器フレーム
110、112、114、116 雄ネジ
120、122 挿入部材
130、132 接続部
140、142 開口部
144 領域
146 空間
150 第1配線層
152 第2配線層
154、156 ビア
162 突出部
164 凹部
166 放熱機構
200 第1電気部品
202 第2電気部品
204、208、240、242 端子部
206、210 接合用凹部
230 端子台
232 金属部材
234 ベース部
236 壁部

Claims (5)

  1. フレームと、
    各々が端子を有し、前記フレームとは反対側に前記端子を向けて前記フレームに装着された複数の部品と、
    前記複数の部品間を電気的に接続する導電性の配線層を有する電気配線板とを含み、
    前記複数の部品は、プリント基板への実装を目的としない部品であるリレー、端子台及びブレーカのいずれかを含み、
    前記電気配線板は、前記複数の部品における前記端子が設けられた部分に対応した形状に形成され、前記端子にネジにより接続される接続部を含み、
    前記接続部には、前記配線層の端部が設けられ
    前記接続部は、前記複数の部品のうちの少なくとも1つの所定部品に配置された前記端子に接続される第1の接続部を含み、
    前記電気配線板は、前記所定部品の一部分を通過させる開口を持ち、
    前記第1の接続部は、前記開口を画定する周縁部の一部を形成し、
    前記所定部品は、矩形状の上面部分の各角部に設けられた4つの前記端子を含む、装置。
  2. 前記電気配線板は、前記配線層が複数形成された多層配線板を含み、
    前記複数の部品の前記端子は、前記接続部が前記電気配線板に固定されることにより、複数の前記配線層のうちの所定の配線層に電気的に接続される、請求項1に記載の装置。
  3. 前記フレームと前記電気配線板との間に配置される放熱部材をさらに含む、請求項1または請求項に記載の装置。
  4. 前記フレームは、前記電気配線板に当接する突出部を有する、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の装置。
  5. 前記突出部は、前記フレームが前記電気配線板に当接するように屈曲して凹部を形成し、
    前記凹部に配置される放熱機構をさらに含む、請求項に記載の装置。
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