JP2734506B2 - 配線部品 - Google Patents

配線部品

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JP2734506B2
JP2734506B2 JP62131342A JP13134287A JP2734506B2 JP 2734506 B2 JP2734506 B2 JP 2734506B2 JP 62131342 A JP62131342 A JP 62131342A JP 13134287 A JP13134287 A JP 13134287A JP 2734506 B2 JP2734506 B2 JP 2734506B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、電装部品への通電を可能とする配線部品
に係り、特に、機器フレーム上に複数の電装部品を配設
する際に有効な配線部品の改良に関する。 [従来の技術] 従来、複写機やプリンタ等のOA機器を始めとする各種
電装機器においては、第12図に示すように、機器フレー
ム1に複数の電装部品2(具体的には2aないし2c等)を
配設し、各電装部品2への通電を可能とする配線部品と
して夫々ワイヤハーネス3を用いるようにしたものが知
られている。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、このような従来の配線部品にあって
は、ワイヤハーネス3は長くて不定形であるため、配索
作業時において夫々のワイヤハーネス3が絡まり易く、
その取扱いが本来的に面倒になるという問題がある。 また、ワイヤハーネス3の配索作業時には、作業対象
となる電装部品2側位置までワイヤハーネス3を引回す
ことになるが、配索されたワイヤハーネス3が不必要に
移動すると、他の電装部品2等との干渉が生じてしまう
ため、これを防止する上で、上記ワイヤハーネス3を各
所でクランプ部材4によって結束保持することが必要に
なり、その分、配索作業部品点数が増加してコストが嵩
むと共に、配索作業そのものが面倒になるという問題が
ある。 更に、各電装部品2とワイヤハーネス3とを接続する
際には、上記電装部品2側のコネクタ5とワイヤハーネ
ス3側のコネクタ6とを接続することになるが、両方の
コネクタ5,6は通常フリー状態にあるため、両コネクタ
5,6を両手で保持した状態で両者を接続しなければなら
ず、コネクタ5,6の接続作業が両手作業になってしまう
分面倒になるという問題を生ずる。尚、符号7はワイヤ
ハーネス3相互を接続するためのコネクタである。 [問題点を解決するための手段] この発明は、以上の問題点に着目して為されたもので
あって、安価で容易に製作でき、しかも、取扱い易く、
配索作業及びコネクタの接続作業を簡略化できるように
した配線部品を提供するものである。 すなわち、この発明は、機器フレーム上に配設される
複数の電装部品を結線する配線部品であって、折曲可能
で且つ折曲された形状が保持可能な硬質可撓性板材から
なり、上記各電装部品の配設箇所の近傍位置に沿って連
続的に形成される長尺な絶縁性基板を設け、この絶縁性
基板には上記各電装部品に対応する配線用パターン導体
を一体的に形成すると共に、絶縁性基板の長手方向縁部
のうち各電装部品の配線箇所の近傍に位置する対応配線
用パターン導体の端部には、各電装部品側コネクタが接
続される配線用コネクタを固定的に並設し、かつ、絶縁
性基板の同一縁部に並設された配線用コネクタに対する
電装部品側コネクタの挿入方向を一致させるようにした
ものである。 このような技術的手段において、上記絶縁性基板とし
ては、ある程度の剛性を有する絶縁性材料で形成したも
のであれば適宜設計変更して使用可能であるが、複数の
電装部品の様々なレイアウトに対処するには、折曲可能
で且つ折曲された形状を保持可能な硬質可能性板材を用
いることが好ましい。また、上記絶縁性基板の取付け姿
勢については機器フレームに対して平行あるいは垂直、
更には傾斜したもの等適宜選択して差支えないが、機器
フレーム上での取付けスペースを狭くするという観点か
らすれば絶縁性基板を垂直配置することが望ましい。 また、配線用パターン導体については、導電性材料で
各電装部品に対応した配線経路(一つの配線経路中に複
数の電装部品を並列、直列配置するものも含む)を形成
し、各配線経路の短絡を防止するように設計することが
必要であり、配線用パターン導体の配設箇所について
は、絶縁性基板の片側面のみならず、絶縁性基板の両側
面、更には絶縁性基板を多層構造とし、絶縁性基板の内
部に設けるようにしても差支えない。また、配線用パタ
ーン導体の配線密度や具体的なパターン形状についても
適宜設計変更できることは勿論である。また、配線用パ
ターン導体からなる通電路からは電磁気的ノイズが発生
し、この電磁気的ノイズが周囲へ放射すると外部機器へ
悪影響を及ぼすため、電磁気的ノイズの周囲への放射を
防止する手段を施すことが好ましい。 更に、絶縁性基板に設けられる配線用コネクタとして
は、電装部品側コネクタに接続できるものであれば一般
的なプラグジャック型のものを始めとする各種のものを
用いて差支えないが、配線用コネクタとしての部品点数
を低減させる観点からすれば、絶縁性基板の配線用パタ
ーン導体の端部をそのまま利用できるカードエッジ型の
ものが望ましい。また、配線用コネクタの挿入方向につ
いては適宜選択して差支えないが、各電装部品側のコネ
クタの接続作業性を考慮すれば、本発明のように、絶縁
性基板の同一縁部に並設された配線用コネクタに対する
電装部品側コネクタの挿入方向を一致させるようにする
ことが望ましい。更に、電装部品側コネクタ及び配線用
コネクタについては、両者の接続状態を良好に保つよう
に設計することが必要であり、接続保持力そのものを高
めたり、両者の連結状態が保持されるリテーナ機構をい
ずれかに設けるようにすればよい。 更にまた、上述した配線部品の配線用パターン導体と
他の制御基板等との接続構造については、既存の配線材
を用い、配線用パターン導体と配線材とをハンダ付けや
コネクタで接続するものであれば適宜設計変更して差支
えないが、配線用パターン導体と配線材とをハンダ付け
で接続したような場合には、ハンダ付け部の破損を防止
する上でハンダ付け部に直接外力を作用させないようハ
ンダ付け部から離間した部位で配線材を押え込んだり、
係止用のスリットに係止固定するという移動阻止手段を
施すことが望ましい。 また、上記配線部品については、機器フレームに取付
けられる電装部品を配線するためのものとして使用され
るものではあるが、配線部品上になんらかの電装部品を
直接的に搭載してもよいことは勿論である。 [作用] 上述したような技術的手段によれば、配線部品は、絶
縁性基板に各電装部品に対応した配線用パターン導体を
夫々設けると共に、各電装部品の配設箇所の近傍に位置
する対応配線用パターン導体の端部に配線用コネクタを
固定的に設けたものであるため、各電装部品を結線する
ための配線部品が一つにユニット化されるほか、機器フ
レームにユニット化された配線部品を固定すれば、配線
部品側の配線用コネクタが各電装部品の近傍に一義的に
設定されることになり、電装部品側のコネクタのみを僅
かに移動させるだけで両者の接続作業が行われ得る。 特に、絶縁性基板の同一縁部に並設された配線用コネ
クタに対する電装部品側コネクタの挿入方向が一致して
いるため、各電装部品側コネクタの移動操作がより単純
化される。 [実施例] 以下、添附図面に示す実施例に基づいてこの発明を詳
細に説明する。 実施例1 第1図及び第2図においては、電装機器としての複写
機に搭載される各種電装機器を配線するに際して用いら
れる配線部品にこの発明を適用したものが示されてい
る。 この実施例では、機器フレーム1の上部側に、ソリッ
ドステートリレー(SSR)、クラッチ、冷却用ファン等
の電装部品2(具体的には2aないし2cで示す)が配設さ
れ、機器フレーム1の下部側に、メインモータ、カウン
タ、センサ等の電装部品2(具体的には2dないし2fで示
す)が配設されており、各種電装部品2の配設箇所の近
傍位置である機器フレーム1の上下方向中央に位置する
帯状部分が配線部品Hの配設スペースS(第1図中一点
鎖線で示す)として確保されている。 上記配線部品Hは、上記配設スペースSに対応した長
尺矩形状の絶縁性基板10を有し、この絶縁性基板10とし
ては通常印刷配線板として使用される材料、例えば紙フ
ェノール、紙エポキシ、ガラスエポキシ等の硬質絶縁材
料が用いられる。そして、上記絶縁性基板10の長手方向
両端付近には夫々一対の係止孔11が開設されており、各
係止孔11に対応した機器フレーム1には夫々取付孔12が
開設されている。そして更に、上記絶縁性基板10の止め
具としては両側に係止部を有するクリップ13が用いら
れ、絶縁性基板10は、第3図に示すように、機器フレー
ム1の取付孔12にクリップ13の一端側係止部13aを予め
係止させ、絶縁性基板10の係止孔11にクリップ13の他端
側係止部13bを係止させることにより、機器フレーム1
に対して離間配置されるようになっている。 また、上記絶縁性基板10の表面側には上記各電装部品
2aないし2fに対応した配線用パターン導体20(具体的に
は20aないし20f)が一体的に形成されており、この配線
用パターン導体20は、通常の印刷配線板の製作工程によ
って各電装部品2への通電経路となる所定の配線用パタ
ーンを作成するものである。そして、各配線用パターン
導体20の一端部が上記絶縁性基板10の長手方向一端側近
傍位置に集中配置されている。尚、上記配線用パターン
導体20の上部は図示外のソルダレジスト、コート材料等
の絶縁層で被覆されている。 更に、上記絶縁性基板10の幅方向両側縁には各電装部
品2aないし2fの近傍箇所に対応して配線用コネクタ30
(具体的には30aないし30f)が固定的に設けらり、各電
装部品側のコネクタ5が接続されるようになっている。
この実施例において、上記配線用コネクタ30は、特に第
4図に示すように、上記各電装部品2aないし2fの近傍箇
所に対応した絶縁性基板10の幅方向両側縁に突片31を一
体的に形成し、この突片31部分に上記各配線用導体パタ
ーン20aないし20fの他端部を延長形成して接点部32とし
たカードエッジ接点として構成されている。更に、この
実施例においては、各電装部品2側のコネクタ5(具体
的には5aないし5f)はカードエッジコネクタからなり、
配線用コネクタ30との連結状態保持用のリテーナ機構40
を具備している。このリテーナ機構40は、例えば第4図
に示すように、コネクタ5のハウジング5aの側部に配設
されるもので、絶縁性基板10を弾性的に挟持する一対の
弾性突片41からなり、この弾性突片41の先端内側にV字
状の係止突部42を形成すると共に、両コネクタ5,30接続
時において絶縁性基板10の対応する箇所に開設した保持
係止孔43に上記係止突部42を離脱可能に係止させるよう
にしたものである。 更にまた、上記配線用パターン導体20の一端部には可
撓性絶縁フィルム51に所望の電線52を配してなるフラッ
ト電線50が例えばハンダ付けで接続されている。そし
て、この実施例においては、第5図に示すように、上記
フラット電線50と配線用パターン導体20との接続部53の
近傍に位置するフラット電線50部分は押え板60で押え込
まれており、この押え板60は、その両端にクリップ部61
を一体的に備えたもので、絶縁性基板10に開設された止
め孔62に上記クリップ部61を挿入係止させるようになっ
ている。 従って、この実施例に係る配線部品を用いて機器フレ
ーム1上の各電装部品2の配線作業を行う場合には、機
器フレーム1の所定部位に配線部品Hをクリップ13を介
して取付け、この後、各電装部品2のコネクタ5を対応
する各配線用コネクタ30に接続するようにすればよい。 このような配線作業過程において、上記配線部品Hは
各電装部品2の配線群を一つのユニット部品として一体
化したものになっているため、機器フレーム1の所定部
位に配線部品Hを取付ければ、配線部品Hは機器フレー
ム1に対して一義的に位置決め固定される。このため、
従来の配線部品であるワイヤハーネスのように各電装部
品2毎に互いに絡みあったり、あるいは、複数のワイヤ
ハーネスを配索する際にクランプ部材を用いたワイヤハ
ーネス群を結束保持するとい作業を行う必要がなくな
る。 また、各電装部品2の配設箇所の近傍に位置する配線
部品H部分に対応する配線用コネクタ30が固定的に設け
られてるので、機器フレーム1上に取付けられた各電装
部品2のコネクタ2を片手で僅かに移動させるだけで、
両コネクタ5,30の接続が完了することになる。このと
き、上記電装部品2側のコネクタ5と電装部品2との間
におけるワイヤハーネスの長さを極めて短寸に設定する
ことが可能になり、このように設定すれば、上記電装部
品2側のコネクタ5が不必要にぶらつくこともなくな
り、コネクタ5,30の接続作業がより簡単になる。 更に、この実施例においては、上記絶縁性基板10が硬
質材料で構成されているため、配線部品H取付け時にお
いて配線部品Hが不必要に撓むという事態はなくなり、
その分、機器フレーム1に対する位置決めが容易にな
り、配線部品Hの取付け作業が簡単になる。 更にまた、この実施例では、上記配線用コネクタ30と
してカードエッジ接点が用いられているので、絶縁性基
板10に配線用パターン導体20を形成する際に上記配線用
コネクタ30をも同時に形成することが可能になり、その
分、配線用コネクタ30独自の製造工程が不要になるほ
か、配線用コネクタ30として別部品を取付ける必要がな
くなる分、配線部品Hの構成部品点数を低減することが
可能になる。また、上記機器フレーム1の上部側に配設
される電装部品2aないし2cに対応した配線用コネクタ30
aないし30c並びに機器フレーム1の下部側に配設される
電装部品2dないし2fに対応した配線用コネクタ30dない
し30fは夫々同一の方向を向いて並設されているため、
機器フレーム1の上部側並びに下部側に位置する各電装
部品2のコネクタ5の挿入方向を夫々共通化することが
可能になり、その分、コネクタ5,30の接続作業がより簡
単になる。また、上記電装部品2側のコネクタ5はリテ
ーナ機構40を具備しており、このリテーナ機構40が上記
配線用コネクタ30との連結状態を保持することになるた
め、電装機器の振動等によって上記コネクタ5,30が不必
要に離脱するという懸念は解消される。更に、この実施
例においては、上記コネクタ5側のリテーナ機構40及び
その保持係止孔43は、コネクタ5の挿入方向中心線に対
して非対称配置されているため、配設用コネクタ30に対
する電装部品2側のコネクタ5の誤挿入を防止すること
が可能になる。 更に、この実施例においては、絶縁性基板10上の配設
用パターン導体20の端部とフラット電線50との接続部53
から離れたフラット電線50部分が押え板60で押え込まれ
ているため、仮に、フラット電線50部分になんらかの外
力が作用し、フラット電線50が引張られたり、押された
りしたとしても、上記フラット電線50の移動は上記押え
板60で拘束されることになり、配線用パターン導体20と
フラット電線50との接続部53が破損する事態は有効に回
避される。 尚、上記実施例にあっては、配線用コネクタ30につい
ては、絶縁性基板10の一部に突片31を形成し、この突片
13部分に接点部32を形成するようにしたカードエッジが
用いられているが、必ずしもこれに限定されるものでは
なく、例えば、第6図に示すように、絶縁性基板10の一
部に一対の切込み部33を形成することにより一対の切込
み部33間に差込み片34を設け、この差込み片34部分に接
点部35を形成するようにしたカードエッジであっても差
支えない。また、配線用パターン導体20に接続されるフ
ラット電線50の押え構造についても、実施例で示したも
のに限定されるものではなく、例えば第7図(a)に示
すように、絶縁性基板10の端部にスリット63を開設し、
このスリット63部分に上記フラット電線50を挿通させて
スリット63部分で係止するようにしてもよい。この場合
において、第7図(b)に示すように、絶縁性基板10の
端部に上記スリット63に通じる切欠き64を設けるように
すれば、切欠き64を利用してスリット63内にフラット電
線50を係脱させることができるので、その分、フラット
電線50の配設作業が簡単になる。 実施例2 第8図ないし第10図において、配設部品Hの基本的構
成は、実施例1と同様に、絶縁性基板10上に所望の配線
用パターン導体20を形成すると共に、この配線用パター
ン導体20を絶縁層21で被覆する一方、上記絶縁性基板10
の一側縁に例えばカードエッジからなる配線用コネクタ
30を設けるようにしたものであるが、実施例1と異な
り、上記絶縁性基板10の絶縁層21上には導電性塗料若し
くは有機導電ペーストとして知られている導電性インク
等からなる導電層22を積層すると共に、この導電層22を
絶縁表面層23で被覆し、更に、上記絶縁性基板10の取付
け部となる端部に対応する絶縁表面層23部分を切除し、
ネジ等の導電性止め具24で、上記導電層22との接触状態
を保持しながら上記絶縁性基板10を金属部としての機器
フレーム(シャシ)1に取付けるようにしたものであ
る。 従って、この実施例に係る配線部品によれば、実施例
1と同様な作用、効果を奏するほか、配線用パターン導
体20からなる通電路から電磁気的ノイズが発生したとし
ても、この電磁気的ノイズは導電層22から止め具24を通
じて機器フレーム1側へ逃げるため、電磁気的ノイズが
周囲に放射されて外部機器の動作に悪影響を及ぼす虞れ
は回避される。 また、このような電磁気的ノイズの周囲への放射を防
止する手段として、配線部品としてワイヤハーネスを用
いる場合には、ワイヤハーネスをシールド材で覆った
り、シールド線を使用したり、端末にノイズフィルタを
設けることが必要になるため、ワイヤハーネスの製作が
面倒になったり、部品点数が増加してしまうという問題
が生じてしまうが、この実施例にあっては、絶縁性基板
10上に導電性塗料を塗布したり、あるいは導電性インク
を印刷したりするという簡単な工程でシールド手段を簡
単に施すことが可能になるため、配線部品としてワイヤ
ハーネスを用いる場合に比べて、配線部品の製造性を簡
略化でき、しかも、部品点数の増加を回避することがで
きる。 実施例3 第11図においては、機器フレーム1上の複数の電装部
品2(具体的には2aないし2e)が分散して配置されてお
り、しかも、機器フレーム1上に充分な配設スペースを
確保し難い場合において有効な配線部品Hが示されてい
る。 この実施例において、上記配線部品Hを構成する絶縁
性基板70は、実施例1と異なり、折曲可能で且つ折曲さ
れた形状を保持可能な硬質可撓性板材(例えば米国ロジ
ャース社のBendflex等)で構成され、上記機器フレーム
1面に対して垂直配置されると共に、上記電装部品2の
配設位置と干渉しないように例えば三箇所71ないし73で
折曲形成されている。そして、上記絶縁性基板70は、例
えば機器フレーム1側に適宜の取付けブラケット(図示
せず)を立設し、この取付けブラケットに適宜の固定具
を用いて固定されるようになっている。尚、絶縁性基板
70の取付け構造としては、コネクタ部が接続可能な開口
を有するケース(図示せず)内に上記絶縁性基板70を収
容し、このケースをスナップフィット、ネジ、クサビ、
粘着テープ等で機器フレーム1に取付けるようにするこ
ともできる。 また、上記絶縁性基板70の片側面には、実施例1と同
様に、各電装部品2に対応した配線用導電パターン20が
形成されているが、実施例1と異なり、各電装部品2の
配設箇所の近傍に位置する絶縁性基板70の突出端縁側に
のみカードエッジ接点からなる配線用コネクタ80(具体
的には80aないし80e)が形成されている。 尚、その他の構成については実施例1と略同様である
のでここではその詳細な説明を省略する。 従って、この実施例に係る配線部品Hを用いて機器フ
レーム1上の各電装部品2の配線作業を行う場合には、
機器フレーム1の所定部位に配線部品Hを取付け、この
後、各電装部品2のコネクタ5を対応する各配線用コネ
クタ80に接続するようにすればよく、基本的には実施例
1と同様な作用、効果を得ることができる。 更に加えて、この実施例にあっては、上記絶縁性基板
70は適宜箇所で折曲され得るので、機器フレーム1上で
の各電装部品2のレイアウトに応じて絶縁性基板70の形
状を任意に変更することが可能であり、その分、機器フ
レーム1上における各電装部品2のレイアウトに自由度
を与えることができる。また、上記絶縁性基板70は機器
フレーム1に対して垂直配置されているので、機器フレ
ーム1上における配線部品の配設スペースそのものを狭
くすることもできる。 また、この実施例にあっては、上記配線用コネクタ80
が総て同一方向を向いて並設されているので、電装部品
2側のコネクタ5の挿入方向が総て一致することにな
り、実施例1に比べて、コネクタ5の接続作業性がより
向上する。そして更に、この実施例においては、コネク
タ5の挿入方向が各電装部品2の取付け作業方向と一致
しているので、上記配線用コネクタ80に対応した位置に
おいて上記コネクタ5を各電装部品2に多少の位置ずれ
が吸収できるような遊びをもって設けておけば、機器フ
レーム1に各電装部品2を取付ける作業過程において同
時にコネクタ5,80の接続作業を行うことが可能になる。 [発明の効果] 以上説明したきたように、この発明に係る配線部品に
よれば、機器フレーム上に搭載される複数の電装部品の
各配線部を一つにユニット化したので、各電装部品毎に
個々的に配線作業を行う必要がなくなり、しかも、各電
装部品をワイヤハーネスを用いて接続する従来タイプに
比べて、ワイヤハーネスが相互に絡まったり、配索作業
時においてクランプ部材を用いる必要もなくなり、各電
装部品の配線作業性を大幅に改善することができる。 また、この発明によれば、各電装部品の配設箇所の近
傍に位置する配線部品部分に配線用コネクタが固定的に
設けられているので、電装部品と配線部品との接続を行
うに際し、各電装部品側のコネクタのみを僅かに移動さ
せるだけでよいため、電装部品と配線部品との接続作業
が片手作業となり、しかも、機器フレーム上の各電装部
品のコネクタの挿入方向を共通化することができるの
で、コネクタの接続作業性をより簡略化することが可能
になり、従来に比べて各電装部品と配線部品との接続作
業性をも大幅に向上させることができる。 更に、この発明にあっては、折曲可能で且つ折曲され
た形状が保持可能な硬質可撓性材料からなる長尺な絶縁
性基板を用いたので、各電装部品の配設箇所の近傍位置
に沿って連続的な配線部品を容易に形成することがで
き、各電装部品の様々なレイアウトに確実に対処するこ
とができる。 更にまた、この発明にあっては、配線部品を印刷配線
板化したので、製造工程を簡単に機械化、自動化するこ
とができる分、配線部品の量産性を向上させることがで
きるほか、配線経路の配設位置や途中分岐については配
線用パターン導体のパターンを適宜選択すればよいた
め、配線経路の設計変更に容易に対処できると共に、配
線経路の途中分岐等に対して分岐用部品やコネクタを用
いる必要がない分、配線経路の設計に当って余分な部品
を削減することができ、もって、配線部品を安価で且つ
容易に製造するという要請を満足させることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明に係る配線部品の実施例1を機器フレ
ームに取付けた概略説明図、第2図は実施例1の配線部
品の斜視図、第3図は実施例1の配線部品の取付構造を
示す第2図中III−III線断面図、第4図は第2図中IV部
詳細図、第5図は第2図中V部詳細図、第6図は実施例
1で用いられる配線用コネクタの変形例を示す第4図と
同様な説明図、第7図(a)(b)は実施例1で用いら
れる配線部品とフラット電線との接続部構造の変形例を
示す第5図と同様な説明図、第8図はこの発明に係る配
線部品の実施例2を示す要部平面説明図、第9図及び第
10図は第8図中IX−IX線及びX−X線断面図、第11図は
この発明に係る配線部品の実施例3を示す斜視図、第12
図は従来における配線部品の一例を示す斜視図である。 [符号の説明] (H)……配線部品 (1)……機器フレーム (2)……電装部品 (5)……電装部品側コネクタ (10)……絶縁性基板 (20)……配線用パターン導体 (22)……導電層 (30)……配線用コネクタ (40)……リテーナ機構 (70)……絶縁性基板 (80)……配線用コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−136480(JP,A) 特開 昭61−80712(JP,A) 実開 昭51−31085(JP,U) 実開 昭55−44519(JP,U) 実開 昭63−155216(JP,U) 特公 昭55−47472(JP,B2)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.機器フレーム上に配設される複数の電装部品を結線
    する配線部品であって、 折曲可能で且つ折曲された形状が保持可能な硬質可撓性
    板材からなり、上記各電装部品の配設箇所の近傍位置に
    沿って連続的に形成される長尺な絶縁性基板を設け、 この絶縁性基板には上記各電装部品に対応する配線用パ
    ターン導体を一体的に形成すると共に、 絶縁性基板の長手方向縁部のうち各電装部品の配設箇所
    の近傍に位置する対応配線用パターン導体の端部には、
    各電装部品側コネクタが接続される配線用コネクタを固
    定的に並設し、かつ、絶縁性基板の同一縁部に並設され
    た配線用コネクタに対する電装部品側コネクタの挿入方
    向を一致させるようにしたことを特徴とする配線部品。 2.絶縁性基板は機器フレーム面に対して略垂直配置さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    配線部品。 3.電装部品と配線部品とを接続するコネクタが配線用
    パターン導体の端部をそのまま接点部として利用したカ
    ードエッジ型からなることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の配線部品。 4.電装部品側コネクタ及び配線用コネクタのいずれか
    は接続時において両者の連結状態が保持されるリテーナ
    機構を備えていることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の配線部品。 5.上記リテーナ機構は、コネクタの挿入方向中心線に
    対し非対称配置されていることを特徴とする特許請求の
    範囲第4項記載の配線部品。 6.絶縁性基板上の配線用パターン導体が被覆される絶
    縁層とこの絶縁層に積層される導電層とからなる被覆層
    を有し、上記導電層を絶縁性基板の近傍の金属部に接続
    したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の配線
    部品。
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