JP2011205732A - 回路構成体および電気接続箱 - Google Patents

回路構成体および電気接続箱 Download PDF

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Abstract

【課題】スルーホールの半田付け部分にかかる応力を緩和し、高密度実装化を図る。
【解決手段】本発明は、対向状態で配置された第1回路基板30Aと第2回路基板30Bとの間に導電板20が配置され、かつ、第2回路基板30Bにスルーホールa32が貫通して形成された回路構成体であって、導電板20は金属板材からなり、板状をなす本体部21と、その本体部21から曲面形状をなして延出され、その延出端部23Bがスルーホールa32に半田付けされる第2バスバー23とを備えて構成され、第2バスバー23の延出端部23Bは、本体部21に対して相対的に変位可能とされている構成としたところに特徴を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、回路構成体および電気接続箱に関する。
従来、共通の電源から種々の電装品に電力を分配する機能を有するユニットとして電気接続箱が用いられており、例えば下記特許文献1に記載の電気接続箱が知られている。電気接続箱の内部には、回路構成体が収容されており、回路構成体は、回路基板、この回路基板に実装された制御素子およびスイッチング素子などの電子部品、電源に接続された電源端子、電装品に向かうワイヤーハーネスが接続されるコネクタ端子などを備えて構成されている。これにより、電源分配、電装品のオンとオフなどが行われ、かつ過電流が流れた場合には回路保護機能によって各電装品への通電が遮断される。
上記の回路基板には、その一方の面に回路パターンが形成され、その他方の面に導電板が取り付けられている。また、回路基板には、その一方の面と他方の面とを貫通するようにしてスルーホールが形成されている。さらに、導電板には、電源端子やコネクタ端子などのバスバーが一体に成形されている。これらのバスバーは、切り起こしによって形成され、スルーホールに差し込まれている。このスルーホールの内部に半田を充填し、バスバーの一部を半田で埋設することにより、回路パターンと導電板が電気的に接続されている。
特開2006−5107号公報
しかしながら、回路基板は絶縁性の樹脂基材をベースにして構成されており、金属板材からなる導電板とは熱膨張率が異なるため、例えば冷熱サイクルの繰り返しにより、スルーホールが接続突部に対して相対的に移動しようとする結果、スルーホールの半田付け部分に応力がかかり、半田に亀裂等が生じやすくなる。
また、上記の回路構成体では、回路基板の他方の面に導電板が取り付けられているため、電子部品を実装する実装面が回路基板の一方の面に限定されており、さらなる高密度実装化を図るべく、新たな回路基板を上記の回路基板と対向状態で配置することも考えられる。その場合、両回路基板を導通可能に接続する接続用端子などを別途用意する必要があるため、部品点数が増加してしまう。特に、電源ラインなどの大電流用途に用いられる接続用端子の場合には、発熱の影響を考慮する必要がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、スルーホールの半田付け部分にかかる応力を緩和し、高密度実装化を図ることを目的とする。
本発明は、対向状態で配置された第1回路基板と第2回路基板との間に導電板が配置され、かつ、第2回路基板にスルーホールが貫通して形成された回路構成体であって、導電板は金属板材からなり、板状をなす本体部と、その本体部から曲面形状をなして延出され、その延出端部がスルーホールに半田付けされる第2バスバーとを備えて構成され、第2バスバーの延出端部は、本体部に対して相対的に変位可能とされている構成としたところに特徴を有する。
このような構成によると、第2バスバーの延出端部が本体部に対して相対的に変位可能とされているため、両回路基板と導電板とがそれぞれ異なる熱膨張率で伸縮した場合でも、その伸縮差を吸収することができる。したがって、両回路基板と導電板との熱膨張率の差に起因してスルーホールが本体部に対して相対的に移動した場合に、スルーホールの移動に追従して第2バスバーの延出端部が変位するため、スルーホールの半田付け部分にかかる応力を緩和することができる。
また、少なくとも2つの回路基板を備えているため、制御素子、スイッチング素子などの電子部品を第1回路基板と第2回路基板の双方に実装することができる。したがって、高密度実装化を図ることができる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
第2バスバーは、その基端部から延出端部に向けて略クランク状をなして撓み可能に延出されている構成としてもよい。
このような構成によると、簡易な形状で可撓性を持たせることができ、第2バスバーの加工が容易になる。また、第2バスバーのクランク部分を撓み変形させることでその延出端部を変位させ、半田付け部分にかかる応力を緩和することができる。
第2バスバーは、同一の平面内で曲面形状をなして撓み可能に延出されている構成としてもよい。
このような構成によると、母材となる金属板材を打ち抜いて第2バスバーの基端部を曲げ加工するだけで第2バスバーを形成することができる。
本体部は、第1回路基板における第2回路基板との対向面に対して絶縁性を有する絶縁シートによって接着されている構成としてもよい。
このような構成によると、本体部と第1回路基板との間を絶縁しつつ、本体部を第1回路基板の対向面に固定することができる。
また、本発明は、上記の回路構成体と、回路構成体を収容するケースと、第1回路基板の導電路に接続された複数の入出力端子とを備え、導電板は、本体部から延出され、その延出端部が第1回路基板の導電路に接続される第1バスバーを備えて構成されている電気接続箱としてもよい。
このようにすると、入出力端子、第1回路基板の導電路、第1バスバー、本体部、第2バスバー、および第2回路基板のスルーホールからなる電気回路が構築される。すなわち、電気回路の大部分を導電板によって構成しているため、電源ラインとして電気回路に大電流を流した場合でも発熱を抑えることができる。
ケースの内部に収容され、複数の入出力端子を保持する端子保持部を備え、第1回路基板と第2回路基板は、端子保持部に対してねじ止めされている構成としてもよい。
このような構成によると、両回路基板を端子保持部にねじ止めし、この端子保持部をケースの内部に収容することにより、両回路基板の間にスペーサなどを設置することなく、両回路基板を対向状態で配置することができる。
本発明によれば、スルーホールの半田付け部分にかかる応力を緩和することができ、高密度実装化を図ることができる。
実施形態1における電気接続箱の斜視図 図1の電気接続箱の分解斜視図 第2バスバーの延出端部を第2回路基板のスルーホールに差し込む前の状態を示した斜視図 第2バスバーの延出端部を第2回路基板のスルーホールに差し込んで半田付けを行った状態を示した断面図 第1バスバーの延出端部を第1回路基板のスルーホールに差し込む前の状態を示した斜視図 第1バスバーの延出端部を第1回路基板のスルーホールに差し込んで半田付けを行った状態を示した断面図 実施形態2における第2バスバーの斜視図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図6の図面を参照しながら説明する。本実施形態の電気接続箱10は、図1に示すように、略方形の扁平形状をなす箱形とされており、車両の内部に設置されるものである。電気接続箱10は、図2に示すように、下から順に、ロアケース60、複数の入出力端子44を端子保持部45で保持してなる端子集合体43、第2回路基板30B、導電板20、第1回路基板30A、複数の入出力端子41を枠状の端子保持部42で保持してなる端子集合体40、アッパケース50などを備えて構成されている。なお、本発明でいう回路構成体は、導電板20と両回路基板30A,30Bとによって構成されている。
アッパケース50の上面には、複数のコネクタ嵌合部51が上方に開口している。複数のコネクタ嵌合部51の内部には、複数の入出力端子41が収容されている。複数のコネクタ嵌合部51には、各種電装品(図示せず)もしくはバッテリに直結された相手側コネクタが嵌合可能とされている。これにより、バッテリから電気接続箱10に電力が供給されるとともに、この電気接続箱10から各種電装品に電力が分配供給される。なお、入出力端子41のうち図2の左端側に位置する最も大きい端子は、バッテリから供給された電力を受電する電源端子41Aである。
両回路基板30A,30Bと導電板20は、その四隅において端子集合体40にねじ止めされている。一方、アッパケース50の外周側面における下端部には、撓み可能な複数の係止片52が配設されている。複数の係止片52は、ロアケース60の外周側面に配設された係止突部61に対して上下方向に係止可能とされている。これにより、アッパケース50がロアケース60に固定されている。
導電板20は金属板材を母材として形成されており、第1回路基板30Aの下面に沿って配置される板状の本体部21、本体部21から下方に延出された後、上方に折り返された第1バスバー22、同じく本体部21から下方に延出された第2バスバー23などを備えて構成されている。両バスバー22,23は、いずれも金属板を打ち抜いた後、その基端部を下方に曲げ加工することによって形成されている。両バスバー22,23は、いずれも棒状をなしており、両回路基板30A,30Bにそれぞれ貫通して形成されたスルーホールa32に差し込まれて半田付けされる。
導電板20は、第1回路基板30Aの下面に装着されている。この導電板20は、図4または図6に示すように、粘着剤を主成分とする絶縁シート70によって第1回路基板30Aの下面に接着されている。この絶縁シート70は絶縁性を有しているため、第1回路基板30Aと導電板20は電気的に絶縁されている。
両回路基板30A,30Bは、導電路の回路配置およびスルーホールの配置がいずれも同じ部分と、異なる部分とから構成されている。したがって、以下においては両回路基板30A,30Bについて重複する説明は省略するものとし、両回路基板30A,30Bに共通する説明においてはまとめて回路基板30という。同様に、スルーホールについても両回路基板30A,30Bに共通する説明については省略するものとする。
回路基板30の上面には、図2に示すように、複数の半導体スイッチング素子31が同回路基板30の長手方向に並んで実装されている。ここで、本実施形態の第2回路基板30Bには、半導体スイッチング素子31が実装されていない。これは、第2回路基板30Bが増設用の基板であって、必ずしも第2回路基板30Bに半導体スイッチング素子31を実装する必要はないからである。換言すると、第1回路基板30Aと第2回路基板30Bの双方に半導体スイッチング素子31を実装することができるため、高密度実装化が可能である。
スルーホールは、入出力端子41が接続される入出力端子用のスルーホールb35、入出力端子44が接続される入出力端子用のスルーホールc36、両バスバー22,23が接続されるバスバー用のスルーホールa32などから構成されている。入出力端子41は、入出力端子用のスルーホールb35に差し込まれてスルーホールb35の内壁に半田付けされている。
バスバー用のスルーホールa32は、図5に示すように、回路基板30に実装された隣り合う半導体スイッチング素子31の間に配設されている。バスバー用のスルーホールa32の上下両開口縁部には、リング状をなす一対のランド33が形成されている。両ランド33は、バスバー用のスルーホールa32の内壁と一体に形成されている。
第1バスバー22について図5の図面を参照しながら説明する。第1バスバー22は略U字状をなす端子であって、基端部22Aから下方(第2回路基板30B側)に延出されて略U字状に折り返されている。この第1バスバー22は、前記したように、基端部22Aを折り曲げることによって形成されているため、第1バスバー22の折り返し部分が本体部21よりも下方に突出し、第1バスバー22の延出端部22Bが本体部21よりも上方に突出するようになっている。このようにすると、曲げ加工を1回行うだけでよく、加工が容易になる。
このため、本体部21を第1回路基板30Aの下面に装着すると、図6に示すように、第1バスバー22の延出端部22Bが第1回路基板30Aの下方からスルーホールa32の内部に差し込まれる。これにより、導電板20が第1回路基板30Aに対して位置決めされた状態となり、第1バスバー22の延出端部22Bをスルーホールa32に対して半田付けすることが可能になる。
第1バスバー22の延出端部22Bは、詳細には、スルーホールa32の内壁と両ランド33とに対して半田付けされている。本実施形態では、第1回路基板30Aの上面側のみにクリーム半田を印刷しておき、第1回路基板30Aと導電板20を重ね合わせた状態でリフロー炉に通すことにより、クリーム半田が溶融し、溶融半田が第1バスバー22を伝って第1回路基板30Aの下面側に濡れ広がるようになっている。そして、溶融半田が冷却、固化されることにより、第1バスバー22の延出端部22Bがスルーホールa32の内壁と両ランド33とに対して導通可能に接続される。
次に、第2バスバー23について図3の図面を参照しながら説明する。なお、図3は、説明の都合上、上下逆に配置してある。すなわち、第2バスバー23はクランク状をなす端子であって、基端部23Aから下方に延出され、一旦略90°曲げられて本体部21の平面方向に沿って水平方向に延出され、再び略90°曲げられて下方に延出されている。つまり、第2バスバー23における基端部23Aと延出端部23Bとの中間位置には、クランク部分23Cが形成されている。クランク部分23Cと延出端部23Bとの間における端子幅は、クランク部分23Cと基端部23Aとの間における端子幅の半分程度とされている。このため、第2バスバー23は、主にクランク部分23Cが撓み変形することで延出端部23Bが左右方向と板厚方向(図4の紙面と直交する方向)に撓み可能となっている。また、クランク部分23Cは簡易な形状とされているため、第2バスバー23を容易に加工することができる。
第2バスバー23の延出端部23Bは、第1バスバー22の延出端部22Bと同様に、スルーホールa32の内壁と両ランド33とに対して半田付けされている。本実施形態では、リフロー半田により、溶融半田が冷却、固化され、第2バスバー23の延出端部23Bがスルーホールa32の内壁と両ランド33とに対して導通可能に接続される。
回路基板30は、絶縁性を有する樹脂基材の両面に導電路が形成されたものである。さらに、この導電路は、銅箔をエッチングするなどして形成された回路であり、入出力端子用のスルーホールb35とバスバー用のスルーホールa32との間を回路形成している。このため、バッテリからの電力は、電源端子41A、入出力端子用のスルーホールb35、第1回路基板30Aの導電路、バスバー用のスルーホールa32、第1バスバー22、本体部21、第2バスバー23、バスバー用のスルーホールa32、および第2回路基板30Bの導電路からなる電源ラインに供給される。この電源ラインは、大部分が導電板20によって構成されているため、電源ラインに大電流を流した場合でも、発熱を抑えることができる。
この電気接続箱は、例えば次のような工程によって製造される。まず、導電板20を、第1回路基板30Aの下面に絶縁シート70によって接着し、次にフロー半田付けにより、第1回路基板30Aの上面に複数の半導体スイッチング素子31等の電子部品を実装すると同時に、第1バスバー22の延出端部22Bとスルーホールa32を接続する。この第1回路基板30Aを端子集合体40にねじ止めし、入出力端子41と第1回路基板30Aのスルーホールb35をフロー半田付けする。
一方の第2回路基板30Bは、第2回路基板30Bの上面に複数の半導体スイッチング素子31等の電子部品を実装した後に、下面から入出力端子44をスルーホールc36に挿入しフロー半田付けされる。次に、第2回路基板30Bを端子集合体40にねじ止めし、リフロー半田により第2バスバー23の延出端部23Bをスルーホールa32に対して接続する。そして、第1回路基板30Aと第2回路基板30Bに対してアッパケース50とロアケース60を組み付けて電気接続箱10が完成する。
さて、回路基板30は、樹脂基材を主成分として構成されているのに対して、導電板20は、金属からなる構成とされているため、両者20,30は、熱膨張率の差が大きい。このため、加熱と冷却を行うと、回路基板30が導電板20に対して相対的に移動しやすくなる。これに伴って、スルーホールa32は、導電板20に対して相対的に移動しやすくなる。このため、スルーホールa32の半田付け部分34に応力が集中し、亀裂が入るなどの事態が懸念される。
その点、第1バスバー22は略U字状をなし、折り返し端部が撓み変形可能であるため、延出端部22Bが本体部21に対して相対的に変位可能である。例えば、図6においてスルーホールa32が本体部21に対して図示左右方向に移動した場合に、折り返し端部が撓み変形することでスルーホールa32の移動に追従して延出端部22Bが相対的に変位し、スルーホールa32の半田付け部分34にかかる応力が緩和されるようになっている。これにより、スルーホールa32の半田付け部分34に亀裂が入るなどの事態を未然に防ぐことができる。
同様に、第2バスバー23は略クランク状をなし、クランク部分23Cよりも先端側が撓み変形可能であるため、延出端部23Bが本体部21に対して相対的に変位可能である。例えば、図4においてスルーホールa32が本体部21に対して図示左右方向に変位した場合に、主にクランク部分23Cを撓み変形させることでスルーホールa32の移動に追従して延出端部23Bが相対的に変位する。これにより、スルーホールa32の半田付け部分34にかかる応力が緩和され、半田付け部分34に亀裂が入るなどの事態を未然に防ぐことができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図7の図面を参照しながら説明する。実施形態2は、実施形態1における第2バスバー23の形状を一部変更したものであって、実施形態1と重複する構成、作用、および効果についてはその説明を省略する。また、実施形態1と同じ構成については、実施形態1と同一の符号を用いるものとする。なお、図7は、説明の都合上、上下逆に配置してある。すなわち、本実施形態の第2バスバー24は、基端部24Aから折り曲げることによって下方に延出され、一旦本体部21の平面方向に沿って水平方向に延出され、さらに本体部21の下面と平行な面内において略90°折り曲げられ、再び略90°曲げられて下方に延出されている。
ところで、実施形態1の第2バスバー23は、同一の平面内で曲面形状をなして撓み可能に延出されているのに対して、実施形態2の第2バスバー24は、実施形態1におけるクランク部分23Cをさらに略90°曲げ加工したものであるため、同一の平面内で形成されていない。このため、実施形態1の第2バスバー23は、クランク部分23Cを曲げ加工しなくてもよく、製造の点からは、実施形態2の第2バスバー24よりも優れている。
しかしながら、実施形態2のクランク部分24Cは、曲げ加工が施されているため、実施形態1のクランク部分23Cよりも剛性が高くなっている。このため、実施形態2のクランク部分24Cは、撓み変形が規制されており、クランク部分24Cよりも先端側のみが撓み変形することになる。すなわち、スルーホールa32が本体部21に対して相対的に変位した場合でも、クランク部分24Cを支点として、クランク部分24Cよりも先端側のみを撓ませることができ、スルーホールa32の移動に追従して延出端部24Bを相対的に変位させることができる。これにより、スルーホールa32の半田付け部分34にかかる応力を緩和できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では略クランク状をなす第2バスバーを例示しているものの、本発明によると、略S字状をなす第2バスバーとしてもよい。
(2)上記実施形態では略U字状をなす第1バスバーを例示しているものの、本発明によると、略V字状をなす第1バスバーとしてもよい。
(3)上記実施形態では導電板20が絶縁シート70によって第1回路基板30Aの下面に接着されているものの、本発明によると、導電板20が両回路基板30A,30Bに面接触しないで、導電板20がこれらの中間に配置されているものでもよい。この場合、第1回路基板30Aのスルーホールa32に対して第2バスバーで接続してもよい。なお、この際の導電板20と第1回路基板30Aの隙は、スペーサあるいはフロー半田治具により確保される。
(4)上記実施形態では導電板20が絶縁シート70によって第1回路基板30Aの下面に接着されているものの、絶縁シート70を無くして導電板20と第1回路基板30Aを添わせてもよい。
(5)上記実施形態では電源ラインの一部として第1バスバーと第2バスバーを用いているものの、本発明によると、電気信号を送受信する電気回路の一部として第1バスバーと第2バスバーを用いてもよい。
(6)上記実施形態では導電板20とは別部品の電源端子41Aを設けているものの、本発明によると、導電板20の本体部21の一部を切り起こすことによって電源端子を設けてもよい。
(7)上記実施形態では端子保持部42をアッパケース50と別体に形成しているものの、本発明によると、端子保持部42をアッパケース50と一体に形成してもよい。
10…電気接続箱
20…導電板
21…本体部
22…第1バスバー
22B…延出端部
23…第2バスバー
23B…延出端部
24…第2バスバー
24B…延出端部
30…回路基板
30A…第1回路基板
30B…第2回路基板
32…スルーホールa
41…入出力端子
41A…電源端子(入出力端子)
42…端子保持部
50…アッパケース(ケース)
60…ロアケース(ケース)
70…絶縁シート

Claims (6)

  1. 対向状態で配置された第1回路基板と第2回路基板との間に導電板が配置され、かつ、前記第2回路基板にスルーホールが貫通して形成された回路構成体であって、
    前記導電板は金属板材からなり、板状をなす本体部と、その本体部から曲面形状をなして延出され、その延出端部が前記スルーホールに半田付けされる第2バスバーとを備えて構成され、前記第2バスバーの延出端部は、前記本体部に対して相対的に変位可能とされていることを特徴とする回路構成体。
  2. 前記第2バスバーは、その基端部から延出端部に向けて略クランク状をなして撓み可能に延出されていることを特徴とする請求項1に記載の回路構成体。
  3. 前記第2バスバーは、同一の平面内で曲面形状をなして撓み可能に延出されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回路構成体。
  4. 前記本体部は、前記第1回路基板における前記第2回路基板との対向面に対して絶縁性を有する絶縁シートによって接着されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の回路構成体。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の回路構成体と、
    前記回路構成体を収容するケースと、
    前記第1回路基板の導電路に接続された複数の入出力端子とを備え、
    前記導電板は、前記本体部から延出され、その延出端部が前記第1回路基板の導電路に接続される第1バスバーを備えて構成されていることを特徴とする電気接続箱。
  6. 前記ケースの内部に収容され、前記複数の入出力端子を保持する端子保持部を備え、
    前記第1回路基板と前記第2回路基板は、前記端子保持部に対してねじ止めされていることを特徴とする請求項5に記載の電気接続箱。
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