JP7313097B1 - チャイルドシート - Google Patents
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Abstract
簡易な構成によりトップテザーを整然と収納し得るようにする。チャイルドシート(1)は、チャイルドシート本体(2)の座部(11)に収納窪み(26)を設け、該座部(11)及び背部(12)を結合した際に両者の境界部分に貫通孔(13)を形成する。チャイルドシート本体(2)は、トップテザー(5)が使用されない非固定使用状態において、該トップテザー(5)を貫通孔(13)の後側から前側へ挿通させ、トップテザー先頭部(5F)を収納窪み(26)に収納させる。このためチャイルドシート(1)は、非固定使用状態において、トップテザー先頭部(5F)を座部(11)に収納すると共に、テザーベルト(71)の根元側部分をチャイルドシート本体(2)に概ね密着させた状態に維持することができる。
Description
本発明はチャイルドシートに関し、例えば自動車に取り付けて使用される場合に適用して好適なものである。
従来、チャイルドシートは、例えば自動車等の車両に乳幼児を乗せる場合に、当該車両のシートに取り付けて使用されるものが広く普及している。このチャイルドシートは、乳幼児の体格が比較的小さく、車両のシートベルトを使用すべきでない場合、該チャイルドシートを車両に固定し、該チャイルドシートに設けられたシートベルト(ハーネスとも呼ばれる)により乳幼児を拘束するようになっている。
チャイルドシートに関しては、車両に固定するための手法として、ISOFIXと呼ばれる規格が定められされている。このISOFIXでは、チャイルドシートの後下側から後方向に突出した係合金具を、車両のシートに組み込まれた金具に係合させると共に、背部の上端近傍等に設けられた紐状のトップテザーの先端を、車両側の所定の金具に係合させる。
一方、チャイルドシートは、乳幼児の体格が比較的大きい場合、車両のシートベルトを安全に使用することができる。この場合、チャイルドシートは、車両に固定する必要がなくなる。そこでチャイルドシートとして、ISOFIXの係合金具を前後方向に変位可能に構成し、使用時に後方へ変位して突出させる一方、不使用時に前方へ変位して収納させるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、かかる構成のチャイルドシートでは、トップテザーの適切な収納方法が無く、背部の上端近傍から該トップテザーが垂れ下がった状態となるため、煩雑な印象を与える他、車両の走行中に動き回り安全性を損なう恐れもある、という問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、簡易な構成によりトップテザーを整然と収納し得るチャイルドシートを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明のチャイルドシートにおいては、乳幼児が着座する座部、及び該乳幼児の背中部分を支える背部を有するチャイルドシート本体と、背部の上端近傍に取り付けられたトップテザーと、背部及び座部が接続される部分の近傍に設けられ、背部の前側及び後側を貫通する貫通孔と、座部の上面である座面に形成され、トップテザーの一部分を収納する収納窪みとを設けるようにした。
本発明は、トップテザーを背部の後側から貫通孔を介して該背部の前側且つ座部の上側に到達させることができ、この座部の座面に設けられた収納窪みに該トップテザーを収納させることができる。
本発明によれば、簡易な構成によりトップテザーを整然と収納し得るチャイルドシートを実現できる。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.チャイルドシートの全体構成]
図1は、本実施の形態によるチャイルドシート1の全体を示す略線的な斜視図である。チャイルドシート1は、ジュニアシートとも呼ばれており、大きく分けて、チャイルドシート本体2、カバー3、シートベルト群4及びトップテザー5とにより構成されている。
図1は、本実施の形態によるチャイルドシート1の全体を示す略線的な斜視図である。チャイルドシート1は、ジュニアシートとも呼ばれており、大きく分けて、チャイルドシート本体2、カバー3、シートベルト群4及びトップテザー5とにより構成されている。
カバー3は、チャイルドシート本体2やシートベルト群4において乳幼児と接する部分の表面を覆うように構成されている。このカバー3は、布やスポンジ材等の組み合わせにより、部分ごとに分割された構成となっており、それぞれ十分な柔軟性を有している。また、カバー3は、各部分がチャイルドシート本体2やシートベルト群4に対して着脱可能に構成されている。
シートベルト群4は、複数のベルトや部品の組み合わせにより構成されており、その一部がチャイルドシート本体2に取り付けられ、又は組み込まれている(詳しくは後述する)。このシートベルト群4は、乳幼児を着座状態に拘束することができる。
トップテザー5は、細長い紐状のベルトや金具等の組み合わせにより構成されている。このトップテザー5は、チャイルドシート1の後上側部分と、車両内の所定箇所に設けられた車両側金具との間で張架されることにより、該チャイルドシート1の後上側部分が前方へ倒れることを防止するようになっている(詳しくは後述する)。
本明細書中では、各構成部材の説明において、チャイルドシート1に着座する乳幼児から見た場合の前方向、後方向、上方向及び下方向を、それぞれ「前」、「後」、「上」及び「下」と称する。また、チャイルドシート1に着座する乳幼児を正面から見た場合の左方向及び右方向を、それぞれ「左」及び「右」と称する。なお、以降の各図においては、構造を明確に示すために、カバー3及びシートベルト群4を適宜省略している。
[2.チャイルドシート本体の構成]
図2は、本実施の形態によるチャイルドシート本体2の全体を示す略線的な斜視図である。チャイルドシート本体2は、大きく分けて、主に乳幼児が着座する座部11と、主に乳幼児の背中部分等を支える背部12とにより構成されている。また、チャイルドシート本体2は、座部11と背部12との分離及び結合が容易に行い得るように構成されている。
図2は、本実施の形態によるチャイルドシート本体2の全体を示す略線的な斜視図である。チャイルドシート本体2は、大きく分けて、主に乳幼児が着座する座部11と、主に乳幼児の背中部分等を支える背部12とにより構成されている。また、チャイルドシート本体2は、座部11と背部12との分離及び結合が容易に行い得るように構成されている。
すなわち、チャイルドシート本体2は、使用時に、座部11及び背部12が係合された状態で、車両のシート(図示せず)に載せられる。一方、チャイルドシート本体2は、不使用時に、座部11と背部12とが分離された上で適宜嵌め合わされることにより、省スペース化を図った状態となり、例えば車両のトランク等に容易に収納することができる。
[2-1.座部の構成]
図3は、座部11を示す略線的な斜視図である。座部11は、座本体部21を中心に構成されており、左右それぞれにアームレスト22、座側係合部23及び車両係合部24が設けられている。ただし図3では、作図の都合上、右側の車両係合部24を省略している。
図3は、座部11を示す略線的な斜視図である。座部11は、座本体部21を中心に構成されており、左右それぞれにアームレスト22、座側係合部23及び車両係合部24が設けられている。ただし図3では、作図の都合上、右側の車両係合部24を省略している。
座本体部21(図3)は、乳幼児が着座した際に当該乳幼児の下半身を支える部分である。座本体部21の上面である座面21Sは、乳幼児の体型に合わせた緩やかな曲面状に形成されている。この座面21Sは、前側の約1/3の範囲が、前側へ進むに連れて下降する傾斜面であり、後側の約2/3の範囲が、後側へ進むに連れて少しずつ下降する緩やかな傾斜面となっている。すなわち座面21Sには、前端から後方へ約1/3程度進んだ箇所に、最も高い座面頂部21STが形成されている。この座面頂部21STは、概ね左右方向に沿った稜線を形成している。
座面21Sにおける前後方向及び左右方向に関する中央付近には、ベルト取付部25が設けられている。このベルト取付部25には、股ベルト51(詳しくは後述する)が取り付けられる。
座面21Sにおけるベルト取付部25の前側に隣接する箇所には、周囲よりも下方へ窪んだ収納窪み26が形成されている。すなわち収納窪み26は、乳幼児が座面21Sに着座した場合における当該乳幼児の股部分の前側に位置しており、且つ、左右の座面頂部21ST同士の間に位置している。この収納窪み26は、上側から見た形状が概ね長方形であり、左右方向の長さが座部11における全幅の約2/5程度であり、前後方向の長さが座部11における全長の約1/3程度となっている。一例として、収納窪み26は、前後方向の長さを約140[mm]とし、左右方向の長さを約110[mm]とし、座面頂部21STの近傍における深さ(上下方向の長さ)を約50[mm]とすることができる。
アームレスト22は、座本体部21における左右それぞれの辺における後寄りにおいて、上方向に向けて立設されている。このアームレスト22における前上側部分は、後上方から前下方に向けて傾斜する緩やかな腕曲面を形成しており、チャイルドシート1に着座した乳幼児の腕部を載せることができる。
座側係合部23は、座本体部21の後端部分における中央から左右方向へそれぞれやや離れた箇所に位置しており、主に係合空間31及び係合軸32により構成されている。係合空間31は、座本体部21の後辺から前方へ向けて切り欠かれたような形状であり、該座本体部21を上下方向に貫通している。係合軸32は、中心軸を左右方向に沿わせた円柱状に構成されている。この係合軸32は、金属材料でなる係合補強軸(図示せず)の周囲を、樹脂材料により被覆した構成となっている。
座本体部21の後端部分における座側係合部23同士の間には、後方へ突出したような形状の後中央突出部27が設けられている。この後中央突出部27の上面であり、座面21Sと連続する平面状の部分を、後中央上面27Sと呼ぶ。また後中央突出部27の後面には、座側ベルト挿通孔28が形成されている。座側ベルト挿通孔28は、左右方向に比較的長く、上下方向に比較的短い、スリット状の孔となっており、座部11の内部と外部とを貫通している。
車両係合部24は、座本体部21の内部における左右両辺近傍の後下側であって、アームレスト22の直下となる位置にそれぞれ組み込まれている。車両係合部24は、ISOFIX(ISO 13216-1:1999)と呼ばれる規格に準拠したものであり、車両のシートに設けられた車両側金具(アンカーやロウアンカレッジとも呼ばれる)と係合するための部分である。
この車両係合部24は、その後端部分に、車両側金具と係合するための機構が組み込まれている。また、車両係合部24は、保護者等の操作により、座本体部21に対して前後方向に変位すると共に、その位置を保持し得るように構成されている。このため、車両係合部24は、後方向への突出量を調節し得ると共に、不使用時に最も前方へ変位されることにより、収納することもできる。
[2-2.背部の構成]
図4は、背部12を示す略線的な斜視図である。背部12は、座部11に取り付けられる背基体部41と、該背基体部41の前側において上下方向のスライド(変位)が可能な背変位部42とにより構成されている。
図4は、背部12を示す略線的な斜視図である。背部12は、座部11に取り付けられる背基体部41と、該背基体部41の前側において上下方向のスライド(変位)が可能な背変位部42とにより構成されている。
背基体部41は、全体として上下方向に長く、左右方向にやや短く、前後方向にさらに短い直方体状に構成されている。この背基体部41は、その大部分が樹脂材料で構成されており、主に前側や内側の面を形成する部品と、主に後側や外側を形成する部品との組み合わせにより、その内部に空間が形成されている。
背基体部41の左右における上側部分には、前方に突出する部分が形成されており、乳幼児の肩部や頭部等を保護し得るようになっている。また、背基体部41の各部には、種々の部品を挿通させるための孔や通気性を確保するための通気孔が適宜設けられている。さらに、背基体部41の上端近傍には、トップテザー5(図1及び図2)を取り付けるためのテザー取付部43が設けられている。
背基体部41の下端部分には、左右方向の中央から左方向及び右方向へそれぞれ離れた2箇所に、座部11と係合する背側係合部44(44L及び44R)が形成されている。背側係合部44は、全体として上下方向に長く左右方向に短い直方体状に構成されており、左右方向から見た場合における下側部分の形状が半円状となっている。
また、各背側係合部44には、上下方向の中央付近に、後側面から前後方向の中央付近に渡る範囲がえぐられることにより、係合溝45がそれぞれ形成されている。係合溝45は、背側係合部44の左側面から右側面に至る範囲に渡って貫通しており、その前端付近が左右方向から見て半円状に形成されている。
説明の都合上、以下では、左側の背側係合部44Lにおける右側面(すなわち左右方向に関する中央側の面)を左係合内側面44LSと呼ぶ。また、以下では、右側の背側係合部44Rにおける左側面(すなわち左右方向に関する中央側の面)を右係合内側面44RSと呼ぶ。左係合内側面44LS及び右係合内側面44RSの間隔は、一例として、約80[mm]とすることができる。
背側係合部44L及び背側係合部44Rの間には、背基体部41における下面の一部である中央下面46が形成されている。この中央下面46には、シートベルト群4の一部(詳しくは後述する)を挿通させるための背側ベルト挿通孔47が穿設されている。背側ベルト挿通孔47は、左係合内側面44LSの近傍から右係合内側面44RSの近傍に到達しており、一例として、左右方向の長さを約80[mm]とすることができる。
背変位部42は、上側に乳幼児の頭部を保護する部分が形成されると共に、下側に該乳幼児の肩や背中等を支持する部分が形成されている。また、背変位部42には、シートベルト群4を挿通させるためのベルト挿通孔48や、該シートベルト群4の一部を収納するためのベルト収納孔49、及び通気性を確保するための複数の通気孔等も形成されている。
[3.シートベルト群の構成]
シートベルト群4(図1)は、股ベルト51、肩ベルト52及び引締ベルト53といった複数のベルトや、バックル54及びタング55等の部品との組み合わせにより構成されている。このうち、股ベルト51、肩ベルト52及び引締ベルト53の各ベルトは、扁平なベルトを中心に構成されている。このベルトは、所定の繊維を所定の方式で織ることにより、比較的長い幅及び比較的短い厚さを有すると共に十分な長さを有する紐状に構成されており、柔軟性を有すると共に十分な引張強度を有している。
シートベルト群4(図1)は、股ベルト51、肩ベルト52及び引締ベルト53といった複数のベルトや、バックル54及びタング55等の部品との組み合わせにより構成されている。このうち、股ベルト51、肩ベルト52及び引締ベルト53の各ベルトは、扁平なベルトを中心に構成されている。このベルトは、所定の繊維を所定の方式で織ることにより、比較的長い幅及び比較的短い厚さを有すると共に十分な長さを有する紐状に構成されており、柔軟性を有すると共に十分な引張強度を有している。
股ベルト51は、その下端が座部11に設けられたベルト取付部25(図2及び図3)に取り付けられると共に、その上端にバックル54が取り付けられている。肩ベルト52は、乳幼児の左右それぞれにおいて、肩の上側近傍と腰の外側とを結ぶように設けられている。各肩ベルト52には、バックル54と係合するためのタング55がそれぞれ挿通されている。
肩ベルト52は、乳幼児の肩近傍に位置する背変位部42のベルト挿通孔48(図4)からそれぞれ背基体部41の内部に引き込まれる。さらに、肩ベルト52は、背基体部41の内部において、1本の引締ベルト53と接続される。引締ベルト53は、一例として、幅(すなわち短手方向の長さ)を約25[mm]とすることができる。
引締ベルト53は、背基体部41の内部を下方へ進行し、該背基体部41の中央下面46に設けられた背側ベルト挿通孔47(図4)から外部へ引き出される。また、引締ベルト53は、座部11の後中央突出部27に設けられた座側ベルト挿通孔28(図3)から該座部11の内部に入り、前方へ進んで該座部11の前端近傍から前方へ引き出される。
さらに、肩ベルト52及び引締ベルト53は、背基体部41及び座部11の内部において、長手方向に沿って摺動し得るように挿通されている。また、座部11の前端近傍には、引締ベルト53を固定し、又は固定を解除するベルトストッパ58(図2)が設けられている。
このシートベルト群4は、乳幼児が着座した状態において、各肩ベルト52を当該乳幼児の肩の上側ないし前側を通るように配置され、左右のタング55が組み合わされた上でバックル54に挿入され、さらに引締ベルト53が前方へ引き出される。これにより、シートベルト群4は、乳幼児の肩から腰に至る範囲をチャイルドシート本体2の背部12に拘束でき、当該乳幼児を着座した状態に維持することができる。
[4.トップテザーの構成]
図5は、トップテザー5を示す略線的な斜視図である。トップテザー5は、大きく分けて、テザーベルト71、調節部72、接続ベルト73及びテザー金具74により構成されている。
図5は、トップテザー5を示す略線的な斜視図である。トップテザー5は、大きく分けて、テザーベルト71、調節部72、接続ベルト73及びテザー金具74により構成されている。
テザーベルト71は、シートベルト群4の肩ベルト52(図1)等と同様、比較的長い幅及び比較的短い厚さを有すると共に十分な長さを有する紐状に構成されており、柔軟性を有すると共に十分な引張強度を有している。このテザーベルト71は、一端が背部12のテザー取付部43(図4)に固定されている。以下、テザーベルト71の長手方向に関し、テザー取付部43に固定された側を固定側と呼び、その反対側を先端側と呼ぶ。また、テザーベルト71は、一例として、ベルト幅を約40[mm]とすることができる。
調節部72は、断面を三角形とする柱状体(すなわち三角柱)を横転させたような形状の本体部81を中心に構成されている。本体部81は、一例として、この三角柱における中心軸(図示せず)に沿った方向の長さ(以下これを本体部81の幅とも呼ぶ)を約65[mm]とすることができる。また、本体部81は、三角形において、最も長い辺の長さを約80[mm]とし、この最も長い辺を対辺とする頂点までの長さ(以下これを本体部81の高さとも呼ぶ)を約28[mm]とすることができる。
本体部81には、テザーベルト71を挿通させるためのテザーベルト挿通孔82や接続ベルト73を挿通させるための接続ベルト挿通孔83等が設けられている。テザーベルト挿通孔82及び接続ベルト73は、何れも本体部81の三角柱における中心軸(図示せず)に沿った細長いスリット状に形成されている。
また、調節部72には、テザーベルト71に押し付けられる押付部品(図示せず)、該押付部品をテザーベルト71に付勢する付勢部品(図示せず)等が本体部81内に設けられており、さらに、保護者等の操作を受け付ける操作部84が設けられている。
調節部72は、テザーベルト挿通孔82にテザーベルト71が挿通された状態で、付勢部品により押付部品を該テザーベルト71に押し付ける。これにより調節部72は、該テザーベルト71に対する位置が固定される。
また、調節部72は、保護者等により操作部84が操作される(具体的には押し込まれる)と、一時的に押付部品をテザーベルト71から引き離し、該テザーベルト71に対する位置を固定側又は先端側へ変更することが可能となる。その後、調節部72は、操作部84に対する操作が解除されると、付勢部品の作用により押付部品をテザーベルト71に押し付け、該テザーベルト71に対する現在の位置を保持する。
接続ベルト73は、テザーベルト71と同様のベルト状の部材によって構成されており、柔軟性を有すると共に十分な引張強度を有している。この接続ベルト73は、一端が調節部72の接続ベルト挿通孔83に挿通されると共に、他端がテザー金具74に挿通されている。一例として、接続ベルト73は、調節部72とテザー金具74との間隔を、約40[mm]とすることができる。
テザー金具74は、本体部91にバネ部92が取り付けられた構成となっている。本体部91は、十分な厚さを有する鋼板を切削及び屈曲させることにより、全体として細長い形状に構成されている。この本体部91は、長手方向の一方である根元側が比較的幅広に形成されており、且つ、この根元側に接続ベルト73を挿通させるための挿通孔91Hが穿設されている。
本体部91における根元側と反対の先端側は、比較的細く形成されると共に、その先端部分が根元側へ向けて円弧状に折り返されるように屈曲されている。換言すれば、本体部91の先端側は、側方から見た場合に、英大文字の「J」又はこれを反転させたような形状となっている。以下、本体部81における先端部分を先端部93と呼ぶ。
また、テザー金具74は、一例として、本体部91における長手方向の長さを、約80[mm]とすることができ、短手方向の長さを、約25[mm]とすることができる。さらに、テザー金具74は、先端部93を円弧と見なした場合における直径を、約20[mm]とすることができる。
バネ部92は、本体部91よりも十分に薄く細長い金属板であり、緩やかに湾曲されると共に、弾性を有している。バネ部92の一端は、本体部91の根元側に固定されており、他端が先端部93の内側に当接している。
このテザー金具74は、バネ部92を一時的に本体部91に近接させるよう変形させながら、先端部93を所定の固定金具等に引っ掛けると、バネ部92が復元作用によって元の形状に戻り、該固定金具に係合した状態を維持できる。
ところで、チャイルドシート1における各部の長さは、トップテザー5におけるテザーベルト71のベルト幅(一例として約40[mm])を基準とした、相対的な長さとして表すこともできる。以下、テザーベルト71のベルト幅を基準ベルト幅WBと呼ぶ。
すなわち、調節部72の本体部81は、基準ベルト幅WBを基準として、三角柱における中心軸(図示せず)に沿った方向の長さが約1.65倍であり、最も長い辺の長さが約2倍である。また、接続ベルト73における調節部72とテザー金具74との間隔は、基準ベルト幅WBとほぼ同等である。さらに、テザー金具74における長手方向の長さは、基準ベルト幅WBの約2倍である。
また、上述した座部11の収納窪み26(図2及び図3)は、基準ベルト幅WBを基準として、前後方向の長さが約3.5倍であり、左右方向の長さが約2.75倍であり、座面頂部21STの近傍における深さ(上下方向の長さ)が約1.25倍である。
すなわち、収納窪み26は、前後方向及び左右方向の長さが、調節部72の本体部81における最も長い辺の長さや、テザー金具74における長手方向の長さよりも、十分に大きく(長く)なっている。
[5.トップテザーの使用及び収納]
ところで、チャイルドシート1(図1)は、使用時に、チャイルドシート本体2(図2)の座部11と背部12とが結合された使用状態となり、車両のシート(図示せず)に載せられる。
ところで、チャイルドシート1(図1)は、使用時に、チャイルドシート本体2(図2)の座部11と背部12とが結合された使用状態となり、車両のシート(図示せず)に載せられる。
このときチャイルドシート本体2では、図2に示したように、座部11と背部12との結合部分における左右方向の中央付近に、前後方向に貫通する貫通孔13が形成される。この貫通孔13は、背部12(図4)の中央下面46、左係合内側面44LS、右係合内側面44RS、及び座部11(図3)の後中央上面27Sにより囲まれた空間となる。また、貫通孔13では、背側ベルト挿通孔47(図4)及び座側ベルト挿通孔28(図3)の間に、引締ベルト53(図1)の一部が渡されている。
貫通孔13における左右方向の長さ、すなわち左係合内側面44LS及び右係合内側面44RSの間隔は、上述したように、一例として約80[mm]となっている。従って、貫通孔13における左右方向の長さは、調節部72の本体部81における幅よりも大きく(長く)なっている。また、貫通孔13における上下方向の長さ、すなわち中央下面46及び後中央上面27Sの間隔は、一例として、約40[mm]となっている。従って、貫通孔13における上下方向の長さは、調節部72の本体部81における高さよりも大きく(長く)なっている。
チャイルドシート1は、着座する乳幼児の体格が比較的小さく、車両のシートベルトを使用できない場合、シートベルト群4により当該乳幼児を拘束することになる。このとき、チャイルドシート1は、車両に対し十分な強度で取り付けられる必要があるため、車両係合部24(図3等)及びトップテザー5(図1等)が使用される。
車両係合部24は、図3等に示したように、後方へ引き出された状態とされ、車両側のシートに組み込まれた車両側金具(図示せず)と係合される。トップテザー5は、車両におけるシートの後方に設けられた車両側金具(図示せず)にテザー金具74の先端部93が係合された上で、テザーベルト71に対する調節部72の位置が調節され、該テザーベルト71に十分な張力が作用した状態となる。これにより、チャイルドシート1は、車両に対して適切に固定された状態となる。以下、この状態を固定使用状態と呼ぶ。
またチャイルドシート1は、着座する乳幼児の体格が比較的大きく、車両のシートベルトが使用される場合、車両に固定する必要がなくなるため、車両係合部24、シートベルト群4及びトップテザー5が使用されなくなる。以下、この状態を非固定使用状態と呼ぶ。
ここで、図6は、非固定使用状態におけるチャイルドシート本体2の正面図である。図7は、図6におけるA1-A2断面を表す断面図である。図8は、非固定使用状態におけるチャイルドシート本体2の背面図である。図9は、非固定使用状態における上面図である。
チャイルドシート本体2が非固定使用状態である場合、トップテザー5は、まず、調節部72がテザーベルト71における比較的先端側に近接するように調節される。続いて、トップテザー5は、その先端側から、テザー金具74、接続ベルト73、調節部72、及び該テザーベルト71の一部が、貫通孔13の後側から前側へ順次挿通される。このとき、チャイルドシート本体2では、背側ベルト挿通孔47(図4)及び座側ベルト挿通孔28(図3)の間に渡されている引締ベルト53の一部を右側又は左側へ撓ませることにより、調節部72等を挿通させることができる(図8)。
これによりトップテザー5は、図7及び図8に示したように、チャイルドシート本体2の後側において、テザーベルト71がテザー取付部43から背部12の背面に沿って下降し、貫通孔13内に入り込むように配置される。また、トップテザー5は、チャイルドシート本体2の前側において、図7及び図9に示したように、貫通孔13の前方へ引き出されてから座面21S上に沿って前方向へ進み、やがて収納窪み26に到達する。
さらに、トップテザー5は、テザー金具74、接続ベルト73、調節部72及び該テザーベルト71の一部(以下、これらをまとめてトップテザー先頭部5Fと呼ぶ)が、座部11(図2及び図3)の収納窪み26に収納される。このときテザーベルト71は、余剰部分が適宜まとめられた状態で、収納窪み26に収納される。また、接続ベルト73は、適宜屈曲されることにより、テザー金具74及び調節部72を何れも収納窪み26内に収納させる。
因みに、実際のチャイルドシート1では、座部11の座面21S及び収納窪み26、並びにトップテザー5のうち貫通孔13の前側に位置する部分を覆うように、カバー3(図1)が取り付けられる。
また、チャイルドシート本体2が非固定使用状態である場合、シートベルト群4のうち肩ベルト52の一部は、背部12の背変位部42のベルト収納孔49(図4)に収納される。さらに、図9に示したように、シートベルト群4のうち股ベルト51及びバックル54は、トップテザー5の一部分と共に、座部11の収納窪み26に収納される。因みに、車両係合部24(図2等)は、前方へ変位され、座部11の後方に突出しない状態となる。
[6.効果等]
以上の構成において、本実施の形態によるチャイルドシート1は、チャイルドシート本体2の座部11に収納窪み26を設けると共に、該座部11及び背部12を結合した状態において、両者の境界部分に貫通孔13を形成するようにした(図2)。
以上の構成において、本実施の形態によるチャイルドシート1は、チャイルドシート本体2の座部11に収納窪み26を設けると共に、該座部11及び背部12を結合した状態において、両者の境界部分に貫通孔13を形成するようにした(図2)。
チャイルドシート本体2は、トップテザー5が使用されない非固定使用状態において、該トップテザー5を貫通孔13の後側から前側へ挿通させ、トップテザー先頭部5Fを収納窪み26に収納させる(図7及び図9)。
このため、チャイルドシート1は、非固定使用状態において、トップテザー先頭部5Fを座部11に収納すると共に、テザーベルト71の根元側部分をチャイルドシート本体2に概ね密着させた状態、すなわち整然とした状態に維持できる。すなわち、チャイルドシート1は、トップテザー5が垂れ下がった状態となることや、車両の走行に応じて当該トップテザー5の調節部72等が乱雑に動き回り、車両内の様々な部分や搭乗者に当接することを確実に阻止できる。
特に、座部11では、座面21Sにおいて、着座した乳幼児における両足の間の下側となる箇所、すなわち当該乳幼児の体を支える必要が無い箇所に、収納窪み26を設けた。このため、チャイルドシート1では、収納窪み26にトップテザー先頭部5Fが収納されたとしても、着座する乳幼児に不快感を与えることが無い。
また、座部11では、股ベルト51が取り付けられるベルト取付部25の前側に隣接する箇所に収納窪み26を設けた(図2及び図3等)。このため、チャイルドシート本体2では、非固定使用状態に、乳幼児を拘束するためのシートベルト群4の一部である股ベルト51等と、チャイルドシート1を車両に固定するためのトップテザー5の一部分とを、まとめて収納窪み26に収納させ得る(図9)。これにより、チャイルドシート1は、保護者等に対し、非固定使用状態において何れも不要となるシートベルト群4及びトップテザー5の一部分を、1箇所の収納窪み26にまとめて収納させれば良く、直感的に作業させることができる。
他の観点から見ると、チャイルドシート1では、例えば背部12の後面側に後部収納窪み(図示せず)を形成し、この後部収納窪みにトップテザー先頭部5Fを収納する構成も考えられる。しかしながら、この構成では、背部12内のシートベルト群4等と干渉すること無く収納窪みの容積を確保するために、背部12の前後長(すなわち厚さ)を増加させる必要が生じてしまう。また、この構成では、トップテザー先頭部5Fを収納した状態を維持するために、開閉可能な蓋を設ける必要も生じるため、構造の複雑化や部品点数の増加によるコストの上昇を招く恐れもある。
これに対し、本実施の形態によるチャイルドシート1は、座部11の座面21Sにおいて、上方向へ最も突出した座面頂部21STにより左右から挟まれた箇所に、収納窪み26を設けた。このため、チャイルドシート1は、十分な深さを確保しながら、その下側に引締ベルト53を通過させるための空間を確保することができる。また、チャイルドシート1は、座面21Sに対して収納窪み26が下方向に窪んだ空間であるため、蓋等を設けることなく、重力の作用により、トップテザー先頭部5F等を収納した状態を容易に維持できる。
さらに、チャイルドシート本体2では、結合した座部11及び背部12の境界となる箇所に、貫通孔13を形成するようにした(図2等)。このため、チャイルドシート1では、座部11及び背部12の間に比較的大きい隙間として貫通孔13を形成するだけで、トップテザー5を背部12の後側から前側へ引き出すための孔を形成することができる。これにより、チャイルドシート1では、背部12又は座部11にトップテザー5を挿通させるための孔を別途設ける場合と比較して、強度を高めることや設計の自由度を高めることができる。
これに加えて背部12では、背側ベルト挿通孔47(図4)の左右方向の長さ(一例として約80[mm])を、引締ベルト53の幅(一例として25[mm])よりも十分に大きく(長く)構成した。このためチャイルドシート1では、貫通孔13にトップテザー5の先端側を挿通させる際に、引締ベルト53を左右方向へ容易に撓ませることができ、調節部72等を容易に挿通させることができる(図8)。
以上の構成によれば、本実施の形態によるチャイルドシート1は、チャイルドシート本体2の座部11に収納窪み26を設け、該座部11及び背部12を結合した際に両者の境界部分に貫通孔13を形成する。チャイルドシート本体2は、トップテザー5が使用されない非固定使用状態において、該トップテザー5を貫通孔13の後側から前側へ挿通させ、トップテザー先頭部5Fを収納窪み26に収納させる。このためチャイルドシート1は、非固定使用状態において、トップテザー先頭部5Fを座部11に収納すると共に、テザーベルト71の根元側部分をチャイルドシート本体2に概ね密着させた状態に維持することができる。
[7.他の実施の形態]
なお、上述した実施の形態においては、座部11に1箇所の収納窪み26を設け、該収納窪み26にトップテザー先頭部5F及び股ベルト51等を何れも収納させる場合について述べた(図9)。しかし、本発明はこれに限らず、例えば座部11に2箇所の窪みを設け、それぞれにトップテザー先頭部5Fと股ベルト51等と分けて収納させるようにしても良い。
なお、上述した実施の形態においては、座部11に1箇所の収納窪み26を設け、該収納窪み26にトップテザー先頭部5F及び股ベルト51等を何れも収納させる場合について述べた(図9)。しかし、本発明はこれに限らず、例えば座部11に2箇所の窪みを設け、それぞれにトップテザー先頭部5Fと股ベルト51等と分けて収納させるようにしても良い。
また、上述した実施の形態においては、座部11においてベルト取付部25の前側に隣接する箇所に収納窪み26を設ける場合について述べた(図2及び図3等)。しかし、本発明はこれに限らず、例えばベルト取付部25の右側や左側、或いは後側など、種々の箇所に設けても良い。これらの場合、必要に応じて、開閉可能な蓋を設けることにより、着座する乳幼児の不快感を軽減するようにしても良い。
さらに、上述した実施の形態においては、テザーベルト71に対し調節部72及び接続ベルト73を介してテザー金具74を接続する場合について述べた(図5)。しかし、本発明はこれに限らず、例えば調節部72にテザー金具74を直接取り付けても良い。この場合、調節部72及びテザー金具74を収納窪み26に収納し得るように各部の大きさや形状が構成されていれば良い。
さらに、上述した実施の形態においては、背部12の上端に設けたテザー取付部43にテザーベルト71を固定的に取り付け、該テザーベルト71に対する調節部72の位置を調整可能とする場合について述べた(図5)。しかし、本発明はこれに限らず、例えば調節部72に相当する機能を背部12の上端近傍に組み込んでテザーベルト71の長さを調節可能とし、該テザーベルト71の先端にテザー金具74を取り付けるようにしても良い。この場合、テザー金具74及びテザーベルト71の先端近傍を収納窪み26に収納すれば良い。
さらに、上述した実施の形態においては、トップテザー5のテザーベルト71を、比較的長い幅及び比較的短い厚さを有する扁平なベルト状とする場合について述べた。しかし、本発明はこれに限らず、テザーベルト71を、例えば断面形状が円形や楕円形、或いは正方形や六角形等、扁平でない種々の形状でなる紐状の部材としても良い。
さらに、上述した実施の形態においては、股ベルト51にバックル54を取り付け、非固定使用状態において、該股ベルト51及びバックル54を収納窪み26に収納させる場合について述べた。しかし本発明はこれに限らず、例えば肩ベルト52側にバックル54を設けると共に股ベルト51側にタング55を設け、非固定使用状態において、該股ベルト51及びタング55を収納窪み26に収納させるようにしても良い。
さらに、上述した実施の形態においては、チャイルドシート本体2を座部11及び背部12に分離可能な構成とする場合について述べた(図3及び図4)。しかし、本発明はこれに限らず、チャイルドシート本体2を、座部11及び背部12が一体化された構成としても良い。この場合、座部11及び背部12の境界となる箇所に貫通孔を形成し、トップテザー5を挿通させれば良い。
さらに、本発明は、上述した各実施の形態及び他の実施の形態に限定されるものではない。すなわち、本発明は、上述した各実施の形態と上述した他の実施の形態の一部又は全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
さらに、上述した実施の形態においては、チャイルドシート本体としてのチャイルドシート本体2と、トップテザーとしてのトップテザー5と、貫通孔としての貫通孔13と、収納窪みとしての収納窪み26とによってチャイルドシートとしてのチャイルドシート1を構成する場合について述べた。しかし、本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなるチャイルドシート本体と、トップテザーと、貫通孔と、収納窪みとによってチャイルドシートを構成しても良い。
本発明は、例えばトップテザーを有するチャイルドシートで利用できる。
1……チャイルドシート、2……チャイルドシート本体、3……カバー、4……シートベルト群、5……トップテザー、5F……トップテザー先頭部、11……座部、12……背部、13……貫通孔、21……座本体部、21S……座面、21ST……座面頂部、25……ベルト取付部、26……収納窪み、43……テザー取付部、45……係合溝、47……背側ベルト挿通孔、51……股ベルト、54……バックル、71……テザーベルト、72……調節部、73……接続ベルト、74……テザー金具。
Claims (8)
- 乳幼児が着座する座部、及び該乳幼児の背中部分を支える背部を有するチャイルドシート本体と、
前記背部の上端近傍に取り付けられたトップテザーと、
前記背部及び前記座部が接続される部分の近傍に設けられ、前記背部の前側及び後側を貫通する貫通孔と、
前記座部の上面である座面に形成され、前記トップテザーの一部分を収納する収納窪みと
を具えることを特徴とするチャイルドシート。 - 前記乳幼児を前記チャイルドシート本体に拘束するシートベルトの一部であり、前記座部の上面において前記乳幼児の股部分の前側に取り付けられた股ベルト
をさらに具え、
前記収納窪みは、前記トップテザーの一部分と共に前記股ベルトを収納する
ことを特徴とする請求項1に記載のチャイルドシート。 - 前記収納窪みは、前記座面において、前記乳幼児から見て前記股ベルトが取り付けられた部分の前側に設けられている
ことを特徴とする請求項2に記載のチャイルドシート。 - 前記股ベルトは、バックルが取り付けられ、
前記収納窪みは、前記トップテザーの一部分、前記股ベルトと共に前記バックルを収納する
ことを特徴とする請求項2に記載のチャイルドシート。 - 前記トップテザーは、テザーベルトと、車両に設けられた車両側金具と係合するテザー金具を有し、
前記貫通孔は、前記テザー金具を挿通可能であり、
前記収納窪みは、前記テザー金具を収納可能である
ことを特徴とする請求項1に記載のチャイルドシート。 - 前記トップテザーは、前記テザーベルトにおける前記背部に取り付けられた部分からの位置を調節可能な調節部を有し、
前記テザー金具は、前記調節部に取り付けられ、
前記貫通孔は、前記テザー金具及び前記調節部を挿通可能であり、
前記収納窪みは、前記テザー金具及び前記調節部を収納可能である
ことを特徴とする請求項5に記載のチャイルドシート。 - 前記収納窪みは、前記座面において、左右それぞれの最も高い座面頂部同士の間に配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載のチャイルドシート。 - 前記チャイルドシート本体は、前記座部及び前記背部が分離可能に構成され、
前記貫通孔は、前記座部及び前記背部の間に形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のチャイルドシート。
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