JP7312579B2 - 偏心量検出装置及び偏心量検出方法 - Google Patents

偏心量検出装置及び偏心量検出方法 Download PDF

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Description

本発明は偏心量検出装置及び偏心量検出方法に関するものであり、特に、ウエハを載置するワークテーブルの中心とウエハの中心との偏心量を短時間で正確に検出して教示できるようにした偏心量検出装置及び偏心量検出方法に関するものである。
半導体デバイス製造工程においては、ICやLSI等のデバイスが表面に形成されたウエハは、個々のチップに分割される前に、裏面が研削・研磨され、所定の厚さに加工される。
この研磨加工では、例えば、搬送ロボットを使用し、搬送ロボットがロードカセット内から研磨加工前のウエハを受け取り、その受け取ったウエハをアライナ、インテーブル、研磨ヘッド、研磨定盤、アウトテーブル等に順次搬送して研磨加工を行い、研磨加工処理を終えたウエハを更にアンロードカセットまで搬送して、アンロードカセットに格納しておく作業が行われている。
このように、複数の工程を経てウエハをワークテーブルに受け渡す場合、例えば各工程でのワークテーブルの基準位置(例えば、中心位置)とウエハの基準位置(例えば、中心位置)とが合致した状態でセットされる必要がある。
そこで、ウエハの基準位置と前記ウエハを載置するワークテーブルの基準位置を合致させてセットする従来の手法として、例えば特許文献1や、図5、図6に示すように、ワークテーブル上に載せたウエハをカメラで撮像して、ウエハの中心とワークテーブルの中心との偏心量を検出する技術等が知られている。
図5に示す手法は、ウエハWの外径よりも大きな外径をしたワークテーブル101上にウエハWを載せる。そして、ワークテーブル101の外周外側の上方から、ワークテーブル101とウエハWに照明光104を同時に当てるとともに、ワークテーブル101の上方に配置させたカメラ102で、ワークテーブル101の外周縁とウエハWの外周縁を同時に撮像し、その撮像された画像からワークテーブル101の中心位置に対するウエハWの中心位置の偏心量を検出するようにしている。
一方、図6に示す手法は、ウエハWの外径よりも大きな外径をしたワークテーブル101上に、ウエハWを載せる。そして、ワークテーブル101の中心側(内側)斜め上方から照明光104を同時に当てるとともに、ワークテーブル101の上方に配置させたカメラ102で、ワークテーブル101の外周縁とウエハWの外周縁を同時に撮像し、その撮像された画像からワークテーブル101の中心位置に対するウエハWの中心位置の偏心量を検出するようにしている。
特許第5484821号公報
しかしながら、図5及び図6に示す従来の各手法では、ウエハWの外周縁周辺に当てられた照明光104が、ウエハWの外周縁やワークテーブル上で乱反射する。そのため、例えば図7に示す画像のように、ウエハWの外周縁とワークテーブル101との境界部分103がぼやけて、境界がはっきりしなくなる。そして、光の乱反射による境界部分103のぼやけによって、ウエハWを載置するワークテーブル101の中心とウエハWの中心との偏心量が識別しづらく、高精度の検出ができないと言う問題点があった。
そこで、ウエハを載置するワークテーブルの基準位置とウエハの基準位置との偏心量を短時間で正確に検出できるようにした偏心量検出装置及び偏心量検出方法を提供するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載の発明は、ウエハの基準位置と前記ウエハを載置するワークテーブルの基準位置との偏心量を検出する偏心量検出装置であって、前記ウエハの外形よりも大きく、かつ、光透過性の部材で形成された前記ワークテーブルと、前記ワークテーブルの裏面側に設けられ、前記ワークテーブルの外周縁が発光面内に位置するように位置決めされた照明光源体と、前記ワークテーブルの表面側に配置されて、前記ワークテーブル上の前記ウエハの外周縁と前記ワークテーブルの外周縁同時に撮像するカメラと、前記カメラで撮像された画像から前記ワークテーブルの基準位置及び前記ウエハの基準位置を検出し、前記ワークテーブル及び前記ウエハの基準位置に基づいて前記ワークテーブルの基準位置に対する前記ウエハの基準位置の偏心量を算出する制御部と、を備える偏心量検出装置を提供する。
この構成によれば、ウエハの外形よりも大きな外形で、かつ、光透過性を有するワークテーブル上にウエハを載置し、ワークテーブルの裏面側に配置したフラット照明光源体からワークテーブルを照明すると、フラット照明光源体からの光がワークテーブルを透過してワークテーブルの表面側に到達する。ワークテーブルの表面側では、ウエハが載置されている部分は遮光されて、遮光されていない部分は明るく見え、その明度差によってウエハの外周縁が鮮明に強調される。また、ワークテーブルの外周縁も、ワークテーブルを透過して来る光よりもフラット照明光源体から直に入射して来る光の方が明るく見え、その明度差により、鮮明に強調される。そして、このウエハの外周縁とワークテーブルの外周縁とを、ワークテーブルの表面側からカメラで撮像すると、ウエハの外周縁とワークテーブルの外周縁とが同時に画像として鮮明に映し出される。さらに、カメラで撮像された画像を制御部で解析すると、ウエハとワークテーブルの偏心量が精度良く、短時間で算出される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成において、前記ウエハの基準位置を前記ウエハの中心に設定し、前記ワークテーブルの基準位置を前記ワークテーブルの中心位置に設定してなるとともに、前記制御部は、前記カメラで撮像した画像の前記ウエハの外周縁と前記ワークテーブルの外周縁から前記ワークテーブルの前記中心に対する前記ウエハの前記中心の偏心量を算出する、偏心量検出装置を提供する。
この構成によれば、制御部は、円板状をしたウエハの外周縁と同じく円板状をしたワークテーブルの外周縁から、ワークテーブルの円の中心に対するウエハの円の中心の偏心量を正確に、短時間で算出することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成において、前記ワークテーブルは、載置された前記ウエハを全面吸着して保持する、偏心量検出装置を提供する。
この構成によれば、ウエハに反りがあったような場合でも、ワークテーブルがウエハを全面吸着することにより、ウエハの反りを直し、ウエハの反りのない状態で、カメラがウエハの外形縁とワークテーブルの外周縁とを撮像する。これにより、ウエハの反りの影響を受けることなく、常に、ワークテーブルの中心に対するウエハの中心の偏心量を正確に、短時間で算出することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1、2又は3に記載の構成において、前記ワークテーブルは、前記ウエハを保持して回転可能で、前記制御部は、前記ウエハを保持した前記ワークテーブルを任意の角度ずつ回転させて、その回転角度毎に得られる前記各画像から前記偏心量を算出する、偏心量検出装置を提供する。
この構成によれば、ワークテーブルを任意の角度ずつ回転させて、任意の角度毎に偏心量を検出し、各回転角度で検出された偏心量を基に、ワークテーブルの中心に対するウエハの中心の偏心量を検出するので、より正確に、また短時間で算出することができる。
請求項5に記載の発明は、ウエハの基準位置と前記ウエハを載置するワークテーブルの基準位置との偏心量を検出する偏心量検出方法であって、前記ウエハの外形よりも大きい光透過性を有する部材で形成した前記ワークテーブルの上に前記ウエハを載置し、前記ワークテーブルの裏面側に配置され、前記ワークテーブルの外周縁が発光面内に位置するように位置決めされた照明光源体から前記ワークテーブルの裏面に光を照射し、前記ワークテーブルの表面側に配置したカメラで前記ウエハの外周縁と前記ワークテーブルの外周縁同時に撮像し、制御部が、前記カメラで撮像された画像から前記ワークテーブルの基準位置及び前記ウエハの基準位置を検出し、前記ワークテーブル及び前記ウエハの基準位置に基づいて前記ワークテーブルの基準位置に対する前記ウエハの基準位置の偏心量を検出する、偏心量検出方法を提供する。
この方法によれば、ウエハの外形よりも大きな外形で、かつ、光透過性を有するワークテーブル上にウエハを載置し、ワークテーブルの裏面側に配置したフラット照明光源体からワークテーブルを照明すると、照明光源体からの光がワークテーブルを透過してワークテーブルの表面側に到達する。ワークテーブルの表面側では、ウエハが載置されている部分は遮光されて、遮光されていない部分は明るく見え、その明度差によってウエハの外周縁が鮮明に強調される。また、ワークテーブルの外周縁も、ワークテーブルを透過して来る光よりも照明光源体から直に入射して来る光の方が明るく見え、その明度差により、鮮明に強調される。そして、このウエハの外周縁とワークテーブルの外周縁とを同時に、ワークテーブルの表面側からカメラで撮像すると、ウエハの外周縁とワークテーブルの外周縁とが同時に画像として鮮明に映し出される。さらに、カメラで撮像された画像を制御部で解析すると、ウエハとワークテーブルの偏心量が精度良く、短時間で算出される。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の方法において、前記ウエハを保持した前記ワークテーブルを任意の角度ずつ回転させ、前記ワークテーブルの回転角度毎に得られる前記各画像から前記ワークテーブルの中心に対する前記ウエハの中心の偏心量を算出する、偏心量検出方法を提供する。
この方法によれば、ワークテーブルを任意の角度ずつ回転させて、任意の角度毎にそれぞれ偏心量を検出し、各回転角度で検出された偏心量を基に、ワークテーブルの中心に対するウエハの中心の偏心量を検出するので、より正確に、また短時間で算出することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載の方法において、前記ウエハの外周縁と前記ワークテーブルの外周縁の撮像は、前記ワークテーブル上に前記ウエハを全面吸着保持して行う、偏心量検出方法を提供する。
この方法によれば、ウエハに反りがあったような場合でも、ワークテーブルがウエハを全面吸着することにより、ウエハの反りを直し、ウエハに反りのない状態で、カメラがウエハの外周縁とワークテーブルの外周縁とを撮像する。これにより、ウエハの反りの影響を受けることがなく、常に、ワークテーブルの中心に対するウエハの中心の偏心量を正確に、短時間で算出することができる。
発明によれば、光透過性を有するワークテーブル上にウエハを載置するとともに、ワークテーブルの裏面側ではフラット照明光源体からワークテーブルに光を照射し、ワークテーブルの表面側ではカメラでワークテーブルの外形縁とウエハの外形縁とを同時に撮像するようにしているので、ウエハが載置されている部分とワークテーブルとの境界部分(ウエハの外周縁)と、ワークテーブルの外周縁とフラット照明光源体との境界部分(ワークテーブルの外周縁)が共に鮮明に強調された画像が得られる。また、その鮮明に強調されて撮像された状態にある画像を制御部で解析することにより、ワークテーブルの基準位置に対するウエハの基準位置の偏心量が精度良く短時間で算出される。
本実施の形態に係るアライメント装置の斜視図である。 搬送ロボットアームを省略して示す同上アライメント装置の平面図である。 図2のA-A線に沿う方向から見た同上アライメント装置要部の側面図である。 図3で示す同上アライメント装置におけるカメラで撮像される画像の一例を示す図である。 従来のアライメント装置におけるアライメント手法の一例を説明する図である。 従来のアライメント装置におけるアライメント手法の他の一例を説明する図である。 従来のアライメント手法の問題点を説明する図である。
本発明はウエハを載置するワークテーブルの基準位置とウエハの基準位置との偏心量を短時間で正確に検出できるようにした偏心量検出装置及び偏心量検出方法を提供するという目的を達成するために、ウエハの基準位置と前記ウエハを載置するワークテーブルの基準位置との偏心量を検出する偏心量検出装置であって、前記ウエハの外形よりも大きく、かつ、光透過性の部材で形成された前記ワークテーブルと、前記ワークテーブルの裏面側に配置された照明光源体と、前記ワークテーブルの表面側に配置されて、前記ワークテーブル上の前記ウエハの外周縁と前記ワークテーブルの外周縁を撮像するカメラと、前記カメラで撮像された画像から、前記ワークテーブルの基準位置に対する前記ウエハの基準位置との偏心量を算出する制御部と、を備える構成にしたことにより実現した。
以下、本発明の実施形態に係る一実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例において、構成要素の数、数値、量、範囲等に言及する場合、特に明示した場合及び原理的に明らかに特定の数に限定される場合を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも構わない。
また、構成要素等の形状、位置関係に言及するときは、特に明示した場合及び原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似又は類似するもの等を含む。
また、図面は、特徴を分かり易くするために特徴的な部分を拡大する等して誇張する場合があり、構成要素の寸法比率等が実際と同じであるとは限らない。また、断面図では、構成要素の断面構造を分かり易くするために、一部の構成要素のハッチングを省略することがある。
また、以下の説明において、上下や左右等の方向を示す表現は、絶対的なものではなく、本発明の偏心量検出装置の各部が描かれている姿勢である場合に適切であるが、その姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。また、実施例の説明の全体を通じて同じ要素には同じ符号を付している。
図1及び図3は本発明の形態に係るアライメント装置10を示すもので、図1はその外観斜視図、図2は搬送ロボット11を省略して示すアライメント装置10の平面図、図3は図2のA-A線に沿う方向から見たアライメント装置10の要部側面図である。
図1に示すように、アライメント装置10は、ワークテーブル12を有する。ワークテーブル12には、ワークテーブル12の外形よりも小さい外形をした略円板状のウエハWが載置される。なお、本実施例で示すワークテーブル12の外形は円板状をしたテーブルで、またワークテーブル12上に載置されるウエハWの外形も円板状をしたウエハを示しているが、ワークテーブル12及びウエハWの外形は必ずしも円板形でない場合もある。また、ウエハWは、シリコン、ガリウム砒素、セラミック、ガラス、サファイア系のデバイスウエハ等である。
ここで、まずウエハWのアライメント作業の概要を説明する。ウエハWは、ロードカセットなどの所定の位置からワークテーブル12上に搬送される。より具体的には、ウエハWは、搬送ロボット11のアーム部11aの先端部に設けられているチャック部11bで保持され、これがワークテーブル12上まで搬送されて、ワークテーブル12の上面12a上に受け渡される。
ワークテーブル12上に受け渡されたウエハWは、ワークテーブル12で保持される。ワークテーブル12で保持されたウエハWは、カメラ13と制御部14とでワークテーブル12の中心位置(基準位置)Oに対するウエハWの中心位置(基準位置)Oの偏心量を計測するためのアライメントが行われる。また、制御部14は、ここで計測された偏心量を次工程に対して教示する。
すなわち、アライメントが終了すると、アライメントを終えたウエハWは再び搬送ロボット11のチャック部11bで保持され、次の加工位置へ搬送される。次の搬送位置では、制御部14で検出された偏心量を考慮して、ウエハWの中心と図示しない次工程のワークテーブル12Bの中心等の基準位置が互いに一致するように、次工程のワークテーブル12B側の基準位置、または搬送ロボット11がウエハWを次工程のワークテーブル12B上に搬送して受け渡す位置を調整する。したがって、次工程では、ワークテーブル12Bの中心位置(基準位置)にウエハWの中心位置(基準位置)が一致された状態で載置される。以上が、本実施例のアライメント処理である。
次に、アライメント装置10の細部構成を図1~図3を用いて更に説明する。ワークテーブル12は、図示しない回転駆動軸の上端部に取り付けられており、回転駆動軸の軸中心Oを同心として回転駆動軸と一体に水平に間欠回転する。なお、回転駆動軸は、回転駆動部15の駆動力によりインデックス回転(間欠回転)する。
ワークテーブル12は、ウエハWの外径よりも大きな外径を有する円板状をした透明体又は半透明体であり、光透過性の部材、例えばポリ塩化ビニル(PVC)、アクリル樹脂等で形成されている。また、ワークテーブル12の内部は空洞であり、ウエハWが載置される上面12aには複数の孔が設けられている。なお、図示しないが、ワークテーブル12の空洞内部は真空源と連結されている。そして、ワークテーブル12の上面12aにウエハWが載置されると、真空源によりワークテーブル12の内部の空気が抜かれて負圧化され、上面12aに負圧を作り、その負圧でウエハWを上面12aに真空吸着して保持できるようになっている。この真空吸着保持により、ワークテーブル12に搬送されて来たウエハWに反りが有ったときは、反りの有るウエハWは、ワークテーブル12の上面12aにならって平面状に直されて配置され、安定したアライメントが行われる。
図1~図3に示すように、ワークテーブル12の下面(裏面)側には、フラット照明光源体16が配置されている。フラット照明光源体16は、平面視、長四角形をした平板状に形成されている。フラット照明光源体16の内部には、例えば複数個のLED電球が略均等に並べられており、その前面(上面)に光拡散板を配置して、全面が略均一に発光するように形成された発光面16aを有するフラット照明光源体16として形成されている。そして、フラット照明光源体16は、その発光面16aをワークテーブル12の下面と対向させて配置されている。なお、ここでのフラット照明光源体16の配置は、ワークテーブル12が発光面16aの全体を覆わず、図1及び図2に示すように、発光面16a内にワークテーブル12の外周縁(または外形縁)12aが位置するようにして配置されている。
一方、同じく図1~図3に示すように、ワークテーブル12の上面(表面)側には、フラット照明光源体16と対向する位置に、カメラ13が配置されている。カメラ13は、例えばCCDカメラであり、図2に示すようにレンズの画角13aを各々結ぶ2つの対角線13a1,13a2のうち、一つの対角線13a1が、ワークテーブル12上とワークテーブル12上とを横切る状態で配置されている。したがって、カメラ13で撮像される画像は、ウエハWの外周縁Waとワークテーブル12の外周縁12bがフラット照明光源体16の発光面16aと共に同時に得られ、また対角線13aとウエハWの外周縁Waとが交わる2つの交点13b1,13b2と、対角線13aとワークテーブル12の外周縁12bとが交わる2つの交点13b3,13b4が同時に得られるようになっている。
制御部14は、アライメント装置10の全体の動作を制御するものであり、例えばコンピュータである。制御部14では、カメラ13で撮像された画像を処理して、撮像画像上の座標からワークテーブル12の軸中心OとウエハWの中心との偏心量を算出し、その偏心量を後工程処理のために教示する。
次に、アライメント装置10におけるアライメント処理の作用を説明する。ウエハWが、搬送ロボット11におけるアーム部11aのチャック部11bで保持され、ワークテーブル12の上面12aまで搬送され、その上面12a上に載置されると、カメラ13の撮像が開始される。カメラ13では、ワークテーブル12の外周縁12bとウエハWの外周縁Waを同時に撮像し、個々で得られた画像が制御部14に送られる。制御部14では、撮像された画像の交点13b1,13b2,13b3,13b4の各座標からワークテーブル12の中心位置(軸中心O)とウエハWの中心位置との偏心量を検出する。なお、ここでは、ウエハWはワークテーブル12の上面12aに真空吸着保持される。また、カメラの撮像時には、フラット照明光源体16の発光面16aの全体が発光する。そして、発光面16aからの照明光17が光透過性を有するワークテーブル12を透過して、ワークテーブル12の上面12aに至る。
ワークテーブル12の上面(表面側)12aでは、ウエハWが載置されている部分は遮光され、鎖位置されていない部分は明るく、その境界部分となるウエハWの外周縁(外形縁)Waが上面12aとの明度差により鮮明に輪郭されて強調される。また、ワークテーブル12の外周縁(外形縁)12bもワークテーブル12を透過して来る光よりも発光面16aから直に入射して来る光の方が明るく見え、その明度差により鮮明に輪郭されて強調される。そして、カメラ13では、ウエハWの外周縁Waとワークテーブル12の外周縁12bとが同時に鮮明に撮像される。図4は、こうしてワークテーブル12の外周縁12bとウエハWの外周縁Waとの画像の一例であり、ウエハWの外周縁Wa及びワークテーブル12の外周縁12bの各部分にはぼやけが発生することなく、鮮明に映し出される。
したがって、カメラ13で鮮明に撮像された画像が制御部14で解析すると、ウエハWの中心とワークテーブル12の中心位置との偏心量が精度良く短時間で算出されて、制御部14ではその算出された偏心量を教示することができる。
また、必要により、ワークテーブル12をウエハWと共に任意の位置にインデックス回転させ、その回転角度毎(例えば120°毎)に得られる複数(3箇所)の画像から、制御部14では各回転角度における交点13b1,13b2,13b3,13b4の座標からワークテーブル12の中心位置とウエハWの中心位置を検出し、ワークテーブル12の中心位置に対するウエハWの中心位置の偏心量を算出すると、さらに精度の高い測定をすることができる。
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を成すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
10 :アライメント装置
11 :搬送ロボット
11a :アーム部
11b :チャック部
12 :ワークテーブル
12B :ワークテーブル
12a :上面
12b :外周縁
13 :カメラ
13a :画角
13a :対角線
13a1 :対角線
13a2 :対角線
13b1 :交点
13b2 :交点
13b3 :交点
13b4 :交点
14 :制御部
15 :回転駆動部
16 :フラット照明光源体
16a :発光面
17 :照明光
O :軸中心
W :ウエハ
Wa :外周縁

Claims (7)

  1. ウエハの基準位置と前記ウエハを載置するワークテーブルの基準位置との偏心量を検出する偏心量検出装置であって、
    前記ウエハの外形よりも大きく、かつ、光透過性の部材で形成された前記ワークテーブルと、
    前記ワークテーブルの裏面側に設けられ、前記ワークテーブルの外周縁が発光面内に位置するように位置決めされた照明光源体と、
    前記ワークテーブルの表面側に配置されて、前記ワークテーブル上の前記ウエハの外周縁と前記ワークテーブルの外周縁同時に撮像するカメラと、
    前記カメラで撮像された画像から前記ワークテーブルの基準位置及び前記ウエハの基準位置を検出し、前記ワークテーブル及び前記ウエハの基準位置に基づいて前記ワークテーブルの基準位置に対する前記ウエハの基準位置の偏心量を算出する制御部と、
    を備えることを特徴とする偏心量検出装置。
  2. 前記ウエハの基準位置を前記ウエハの中心に設定し、前記ワークテーブルの基準位置を前記ワークテーブルの中心位置に設定してなるとともに、
    前記制御部は、前記カメラで撮像した画像の前記ウエハの外周縁と前記ワークテーブルの外周縁から前記ワークテーブルの前記中心に対する前記ウエハの前記中心の偏心量を算出する、ことを特徴とする請求項1に記載の偏心量検出装置。
  3. 前記ワークテーブルは、載置された前記ウエハを全面吸着して保持する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の偏心量検出装置。
  4. 前記ワークテーブルは、前記ウエハを保持して回転可能で、
    前記制御部は、前記ウエハを保持した前記ワークテーブルを任意の角度ずつ回転させて、その回転角度毎に得られる前記各画像から前記偏心量を算出する、ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の偏心量検出装置。
  5. ウエハの基準位置と前記ウエハを載置するワークテーブルの基準位置との偏心量を検出する偏心量検出方法であって、
    前記ウエハの外形よりも大きい光透過性を有する部材で形成した前記ワークテーブルの上に前記ウエハを載置し、
    前記ワークテーブルの裏面側に配置され、前記ワークテーブルの外周縁が発光面内に位置するように位置決めされた照明光源体から前記ワークテーブルの裏面に光を照射し、
    前記ワークテーブルの表面側に配置したカメラで前記ウエハの外周縁と前記ワークテーブルの外周縁同時に撮像し、
    制御部が、前記カメラで撮像された画像から前記ワークテーブルの基準位置及び前記ウエハの基準位置を検出し、前記ワークテーブル及び前記ウエハの基準位置に基づいて前記ワークテーブルの基準位置に対する前記ウエハの基準位置の偏心量を検出する、ことを特徴とする偏心量検出方法。
  6. 前記ウエハを保持した前記ワークテーブルを任意の角度ずつ回転させ、前記ワークテーブルの回転角度毎に得られる前記各画像から前記ワークテーブルの中心に対する前記ウエハの中心の偏心量を算出する、ことを特徴とする請求項5に記載の偏心量検出方法。
  7. 前記ウエハの外周縁と前記ワークテーブルの外周縁の撮像は、前記ワークテーブル上に前記ウエハを全面吸着保持して行う、ことを特徴とする請求項5又は6に記載の偏心量検出方法。
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