JP7310364B2 - 透過型スクリーン、表示装置及び陳列棚 - Google Patents

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本発明は、透過型スクリーン、表示装置及び陳列棚に関する。
従来、プロジェクタから出力された映像光をスクリーンの背面側に投射して、観察者側に映し出す表示装置が知られている。この種の表示装置には、フレネルレンズシートと光拡散シートとが積層された透過型スクリーンが用いられている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2015-64497号公報 特開2015-69148号公報
上記透過型スクリーンにおいて、積層されたフレネルレンズシート及び光拡散シートの4辺は、粘着剤、両面粘着テープ等により固定される場合がある。その場合、透過型スクリーンが湿度や温度の影響により膨張・収縮すると、フレネルレンズシートと光拡散シートとが互いに擦れ合い、フレネルレンズシートを構成するプリズムが変形することがある。フレネルレンズシートのプリズムが変形すると、その部分では光に歪みが生じるため、表示品質が低下する。また、透過型スクリーンが膨張・収縮すると、固定された部分が変形に追従することができないため、シワ、撓み等の外観不良が生じる。
一方、フレネルレンズシートの光屈折層には、色変わり対策として、画面左右方向の中央に平坦部が設けられることがある。フレネルレンズシートに平坦部を設けると、経時や熱の影響により、その平坦部に光拡散シートの一部が貼り付くことがある。フレネルレンズシートに光拡散シートが貼り付くと、画面左右方向の中央付近が他の部分に比べて暗くなるため、表示品質が低下する。
更に、フレネルレンズシートのプリズムの頂部は、中央に比べて画面左右方向の端部側がより鋭角になっている。そのため、フレネルレンズシートの平坦部に上記貼り付きが生じると、画面左右方向の端部側において、光拡散シートとの擦れ合いにより、フレネルレンズシートのプリズムが変形しやすくなる。したがって、画面左右方向の端部側においても、表示品質が低下する。
本発明の課題は、シートの変形による表示品質の低下及び外観不良を抑制した透過型スクリーン、表示装置及び陳列棚を提供することにある。
本発明は、以下のような解決手段により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜に改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
第1の発明は、一方の面に光屈折層(12)が形成された矩形状のフレネルレンズシート(10)と、前記フレネルレンズシートの前記光屈折層が形成された面側に積層され、前記フレネルレンズシートと対向する面に光制御層(21)が形成された矩形状の光拡散シート(20)と、積層された前記フレネルレンズシートと前記光拡散シートの長辺の少なくとも一部を、厚さ方向の両側から挟み込むように保持する保持部材(30)と、を備える透過型スクリーン(2)に関する。
第2の発明は、第1の発明に係る透過型スクリーンにおいて、前記保持部材は、前記フレネルレンズシートのシート面に当接する第1当接部(31)と、前記光拡散シートのシート面に当接する第2当接部(32)と、前記第1当接部と前記第2当接部との間に連接して設けられ、前記フレネルレンズシートと前記光拡散シートの側縁に当接する側縁当接部(33)と、を備え、前記第1当接部と前記第2当接部のうちの少なくとも一方にスリット(35)が設けられている。
第3の発明は、第2の発明に係る透過型スクリーンにおいて、前記保持部材(30A)は、前記第1当接部と前記第2当接部との間に連なって設けられ、前記フレネルレンズシート及び前記光拡散シートのそれぞれのシート面に当接する中間当接部(36)を備える。
第4の発明は、第2の発明に係る透過型スクリーンにおいて、前記保持部材(30B)は、前記第1当接部及び前記第2当接部とは反対側に突出する延長部(37)を備える。
第5の発明は、第1~第4までのいずれかの発明に係る透過型スクリーンにおいて、前記保持部材は、積層された前記フレネルレンズシートと前記光拡散シートの少なくとも一方の長辺側と接する面に粘着層(34)が設けられている。
第6の発明は、第1~第5までのいずれかの発明に係る透過型スクリーンと、前記透過型スクリーンに映像光を投射するプロジェクタ(3)と、を備える表示装置(1)に関する。
第7の発明は、第6の発明に係る表示装置が設けられ、前記プロジェクタから投射された映像光を前記透過型スクリーンから観察側に向けて出光する陳列棚(4)に関する。
本発明に係る透過型スクリーン、表示装置及び陳列棚によれば、シートの変形による外観不良の発生及び表示品質の低下を抑制できる。
第1実施形態の投射型表示装置1の全体の構成を説明する図である。 フレネルレンズシート10及び光拡散シート20の配置を示す斜視図である。 積層されたフレネルレンズシート10及び光拡散シート20の側面図である。 積層されたフレネルレンズシート10及び光拡散シート20の平面図である。 透過型スクリーン2の分解斜視図である。 (A)は、保持部材30を長手方向から見たときの側面図である。(B)は、保持部材30を厚さ方向から見たときの部分断面図である。 投射型表示装置1が設けられた陳列棚4の外観図である。 投射型表示装置1が設けられた棚枠部40の分解斜視図である。 棚枠部40のY-Z断面図である。 第2実施形態の保持部材30Aを長手方向から見たときの側面図である。 第3実施形態の保持部材30Bを長手方向から見たときの側面図である。 変形形態の透過型スクリーン2Aを示す平面図である。
以下、本発明の実施形態ついて説明する。なお、本明細書に添付した図面においては、理解しやすさ等を考慮して、各部の形状、縮尺、縦横の寸法比等を、実物から変更又は誇張している。また、各図においては、部材の断面を示すハッチングを省略する。
本明細書において、形状、幾何学的条件、これらの程度を特定する用語、例えば、「平行」、「直交」、「方向」等については、その用語の厳密な意味に加えて、同様の光学的機能を奏し、ほぼ平行、ほぼ直交等とみなせる程度の範囲、概ねその方向とみなせる範囲を含む。
本明細書において、「シート」、「板」等の用語は、呼称の相違に基づいて、相互に区別されない。例えば、「板」は、一般にシート又はフィルムと呼ばれる部材をも含む概念である。本明細書において、「シート」とは、例えば、後述するフレネルレンズシート10、光拡散シート20等のシート状の部材を指している。
また、以下に説明する図面には、XYZの直交座標系を記載した。この座標系は、透過型スクリーン2の使用状態において、画面上下(鉛直)方向をY方向、画面左右方向をX方向、厚さ(奥行)方向をZ方向とする。ここで、画面上下方向(Y方向)のうち、下側をY1側とし、上側をY2側とする。画面左右方向(X方向)のうち、観察者側から見て右側をX1側とし、左側をX2側とする。厚さ方向(Z方向)のうち、映像光の入光側をZ1側とし、映像光の出光側(観察者側)をZ2側とする。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の投射型表示装置1の全体の構成を説明する図である。
図2は、フレネルレンズシート10及び光拡散シート20の配置を示す斜視図である。
図3は、積層されたフレネルレンズシート10及び光拡散シート20の側面図である。
図4は、積層されたフレネルレンズシート10及び光拡散シート20の平面図である。
図2~図4では、保持部材30の図示を省略している。
図1に示すように、第1実施形態の投射型表示装置(表示装置)1は、透過型スクリーン2と、プロジェクタ3と、を備える。
透過型スクリーン2は、プロジェクタ3から投射された映像光を拡散させて、画像として観察者側(Z2側)に映し出す光学部材である。透過型スクリーン2は、フレネルレンズシート10、光拡散シート20及び保持部材30により構成される。
図2に示すように、フレネルレンズシート10は、映像光の入光側(Z1側)に配置される光学シートである。また、光拡散シート20は、映像光の出光側(Z2側)に配置される光学シートである。フレネルレンズシート10及び光拡散シート20は、積層された状態で保持部材30(図1参照)により保持される。積層したフレネルレンズシート10及び光拡散シート20を保持部材30で保持させることにより、透過型スクリーン2としての形状が維持される。以下の説明では、積層したフレネルレンズシート10及び光拡散シート20を、適宜に「シート積層体100」ともいう。
フレネルレンズシート10及び光拡散シート20は、図1に示すように、細長い矩形状の透過型スクリーン2として構成される。透過型スクリーン2は、例えば、縦寸法(画面上下方向の寸法)が57mm、横寸法(画面左右方向の寸法)が1198mmとなる。そのため、縦寸法をA、横寸法をBとしたときに、B/Aの値はおよそ21となる。各レンズシートにおけるB/Aの値として、例えば、5から25までの範囲が挙げられる。
このような細長い矩形状の透過型スクリーン2を備えた投射型表示装置1は、例えば小売店等において、商品の陳列棚に設置される。透過型スクリーン2には、陳列棚に並べられた商品に関する説明文、価格等の商品情報に関する画像が映像光により映し出される。そのため、観察者である顧客に違和感を与えないように、外観不良及び表示品質の低下を出来るだけ抑制する必要がある。
プロジェクタ3は、映像光を透過型スクリーン2の背面側(Z1側)から投射する装置である。プロジェクタ3としては、例えば、レーザ走査式プロジェクタが用いられる。レーザ走査式プロジェクタは、赤、青、緑の各色のレーザ光を出力するレーザ光源(不図示)を備える。レーザ走査式プロジェクタは、これら各色のレーザ光を1つの光線として束ね、透過型スクリーン2上でラスタースキャンすることにより、観察者側に画像を映し出すことができる。
<フレネルレンズシート10>
フレネルレンズシート10は、プロジェクタ3から出力された映像光を最適な出光角に屈折させて、光拡散シート20の側に出光する光学部材である。フレネルレンズシート10は、図3に示すように、映像光の入光側(Z1側)から順に、拡散層11、基材層13、フレネルレンズ層12を備える。
拡散層11は、入射した映像光を拡散させる層である。
フレネルレンズ層(光屈折層)12は、図2に示すように、X-Z平面において略三角断面となるプリズム121が、画面左右方向(X方向)に沿って平行に複数配列されたシート状のリニアフレネルレンズとして構成されている。プリズム121は、図4に示すように、第1傾斜面122と、第2傾斜面123と、から構成される。第1傾斜面122は、映像光が直接入射する傾斜面である。第2傾斜面123は、映像光が直接入射しない傾斜面である。各プリズム121は、フレネルレンズ層12のシート面12aに沿って同一のピッチで形成されている。
1つのプリズム121において、第1傾斜面122は、頂部tを挟んで第2傾斜面123と隣接する位置に設けられている。第2傾斜面123の高さhは、フレネルレンズシート10の光軸CからX方向の端部側(X1側及びX2側)に向かうにつれて徐々に高くなる。これに伴い、第1傾斜面122の第2傾斜面123に対する傾斜角θも、X方向の外側に向かうにつれて徐々に小さくなる。このように、第1傾斜面122の傾斜角θは、X方向の外側に向かうにつれて鋭角になるため、プリズム121の頂部tは、光拡散シート20が積層された場合、X方向の端部側に向かうにつれて変形しやすくなる。
フレネルレンズ層12は、画面左右方向(X方向)の中央に平坦部124が設けられている。平坦部124は、色変わりを抑制するために、プリズム121が形成されていない部分である。色変わりとは、フレネルレンズ層12に平坦部124が設けられていない構成において、画面左右方向の中央に他の部分との明暗差が生じることをいう。
フレネルレンズ層12は、例えば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂等の光透過性を有する樹脂により形成される。
なお、本実施形態では、フレネルレンズ層12をリニアフレネルレンズとして構成した例について説明するが、フレネルレンズ層12は、サーキュラーフレネルレンズとして構成されていてもよい。また、第1実施形態では、平坦部124を設けたフレネルレンズ層12を例として説明するが、平坦部124のないフレネルレンズ層12であってもよい。
基材層13は、拡散層11及びフレネルレンズ層12を支持するための層である。基材層13は、例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂等より形成される。
上記各層により構成されるフレネルレンズシート10は、例えば、0.31mmから0.36mmまでの厚さに形成される。
<光拡散シート20>
光拡散シート20は、フレネルレンズシート10の側から入射した映像光のコントラストを上げると共に、映像光を観察者側に向けて拡散させる光学部材である。光拡散シート20は、図3に示すように、映像光の入射側(Z1側)から順に、マット層26、光制御層21、接着層23、拡散層22、基材層25、ハードコート層24を備える。
光制御層21は、フレネルレンズシート10側から入射した映像光を散乱させて、主に上下方向(Y方向)の広い範囲に向けて出射する層である。
光透過部211は、入射した映像光を透過させる部分である。光透過部211は、画面左右方向(X方向)に沿って延在し、且つ図3に示すように、画面上下方向(Y方向)に沿って複数配列されている。光透過部211は、図3に示すように、光拡散シート20の厚さ方向(Z方向)に平行であって、上下方向(Y方向)に平行な断面形状が、出光側を上底とし、入光側と下底とする(出光側が短辺、入光側が長辺となる)台形形状となる。光透過部211を構成する樹脂材料としては、例えば、ウレタンアクリレート系、エポキシアクリレート系等のアクリレート系樹脂が好ましく用いられる。また、一例として、光透過部211を構成する樹脂材料の屈折率は、1.55程度に調整される。
光吸収部212は、入射した光の一部及び迷光を吸収する部分である。光吸収部212は、図3に示すように、隣接する光透過部211との間の谷部分に形成されている。光吸収部212は、着色されている。光吸収部212は、光透過部211よりも屈折率の小さい材料により形成されている。光吸収部212は、画面左右方向(X方向)に沿って延在し、且つ図2に示すように、画面上下方向(Y方向)に沿って複数配列されている。
光吸収部212は、図3に示すように、光拡散シート20のZ-Y平面における断面形状が、楔形状となる。ここで、楔形状とは、一方の端部の幅が広く、他方に向けて次第に幅が狭くなる形状をいい、三角形、台形等を含む。光吸収部212は、楔形状の斜面部分が映像光の全反射面となる。光吸収部212の斜面部分で全反射した映像光は、拡散層22側に出射する。
光吸収部212を構成する樹脂材料としては、光透過部211の0.93~0.97倍程度の屈折率からなるものが選定される。例えば、光吸収部212を構成する樹脂材料として、アクリル系、エポキシ系、ウレタン系等の紫外線硬化性樹脂が好ましく用いられる。この樹脂材料は、光透過部211を構成する樹脂材料に比べて、上記範囲の比率を満たす1.45~1.51程度の屈折率のものが選定される。例えば、屈折率1.505に調整されたウレタンアクリレート系又はエポキシアクリレート系の紫外線硬化性樹脂が好ましく用いられる。
マット層26は、光制御層21において映像光の入光側(Z1側)に設けられる緩衝層である。マット層26は、光制御層21の入光側の面と、フレネルレンズシート10のフレネルレンズ層12との接触により、プリズムが擦れ合ったり、過度に押圧されたりすることを抑制するために設けられる。マット層26の弾性率は、フレネルレンズシート10のフレネルレンズ層12より低く設定される。マット層26の弾性率は、例えば、50~800MPa程度である。また、マット層26の厚みは、弾性率にもよるが、例えば、10~30μm程度である。
マット層26としては、従来公知の硬化性樹脂を用いることができる。例えば、光透過部211を構成する組成物と同様の組成物を用いることができ、好適にはウレタンアクリレートが使用できる。マット層26は、透明な硬化性樹脂を光制御層21の表面に塗工し、所定の凹凸を有する表面形状を有する型を押しつけながら又は押し付けた後に前記硬化性樹脂を硬化させることにより形成できる。
拡散層22は、光制御層21により画面上下方向に拡散された映像光を更に拡散させる層である。拡散された映像光は、拡散層22の出光側の面で結像する。拡散層22は、接着層23を介して光制御層21と接合されている。
拡散層22は、通常、光拡散材を含む層として形成される。光拡散材としては、例えば、一般的に光学シートに用いられる光拡散材を用いることができる。具体的には、スチレン樹脂微粒子、シリコーン樹脂微粒子、アクリル樹脂微粒子、MS樹脂(メタクリル-スチレン共重合樹脂)微粒子等の有機系微粒子、硫酸バリウム微粒子、ガラス微粒子、水酸化アルミニウム微粒子、炭酸カルシウム微粒子、シリカ(二酸化珪素)微粒子、酸化チタン微粒子、ガラスビーズ等の無機系微粒子等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を樹脂中に含有させることができる。
接着層23は、接着剤層であり、例えば、紫外線硬化型のウレタンアクリレート樹脂、エポキシアクリレート樹脂を広く使用することができる。
ハードコート層24は、光拡散シート20の表面を高硬度化して保護する層である。ハードコート層24は、映像光の出光側(Z2側)に拡散面(不図示)を有する。ハードコート層24は、例えば、硬化性樹脂組成物の硬化物により形成される。
基材層25は、拡散層22及びハードコート層24を支持するための層である。基材層25は、例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂等より形成される。拡散層22、ハードコート層24及びこれらを支持する基材層25は、一体の拡散板として構成される。この拡散板は、約1.6mm程度の厚さに形成される。
上記各層により構成される光拡散シート20は、全体として、例えば、約2mm程度の厚さに形成される。
図2に示す構成において、プロジェクタ3からフレネルレンズシート10に向けて映像光を照射すると、映像光は、フレネルレンズシート10の拡散層11に入射した後、フレネルレンズ層12(プリズム121)で最適な出光角に屈折され、光拡散シート20に出射される。フレネルレンズシート10から出射した映像光は、光拡散シート20の光制御層21で散乱し、光制御層21の上下方向(Y方向)の広い範囲から出射する。光制御層21から出射した映像光は、更に拡散層22で結像し、光拡散シート20のZ2側の出光面に画像として映し出される。
<保持部材30>
図5は、透過型スクリーン2の分解斜視図である。図6(A)は、保持部材30を長手方向から見たときの側面図である。図6(B)は、保持部材30を厚さ方向から見たときの部分断面図である。
図6(A)及び(B)に示す座標系は、図5に示す座標系に準拠している。以下、図5に示す透過型スクリーン2において、Y1側に配置される保持部材30を例として構成を説明する。透過型スクリーン2において、Y2側に配置される保持部材30は、Y1側に配置される保持部材30と同一構成であるため、適宜に説明を省略する。
保持部材30は、積層されたフレネルレンズシート10及び光拡散シート20を保持する部品である。具体的には、保持部材30は、図5に示すように、シート積層体100のY1側(及びY2側)の長辺を、厚さ方向(Z方向)の両側から挟み込むように、フレネルレンズシート10及び光拡散シート20を保持する。保持部材30は、積層されたフレネルレンズシート10と光拡散シート20とが互いに膨張・伸縮できる程度の強さで両シートを保持する。保持部材30が両シートを保持する強さは、例えば、シート積層体100の厚さに対して、後述するY2側に開口した部分の幅W1と側縁当接部33のY2側の部分の幅W2を適宜に設定することにより調節できる。
保持部材30は、図6(A)に示すように、長手方向(X方向)から見たときの側面が、略凹形となるように形成されている。また、保持部材30は、図5に示すように、シート積層体100の長手方向(X方向)に沿うように、長尺状に形成されている。
保持部材30は、図6(A)に示すように、第1当接部31、第2当接部32、側縁当接部33及び両面粘着テープ34を備える。第1当接部31は、フレネルレンズシート10のZ1側のシート面に当接する部分である。第2当接部32は、光拡散シート20のZ2側のシート面に当接する部分である。側縁当接部33は、第1当接部31と第2当接部32との間に連接して設けられた部分である。側縁当接部33は、図5に示すように、シート積層体100のY1側の側縁S1(及びY2側の側縁S2)に当接する。第1当接部31、第2当接部32及び側縁当接部33は、保持部材30の長手方向(X方向)に沿って延在している。
保持部材30は、第1当接部31、第2当接部32及び側縁当接部33が一体に形成されている。保持部材30を形成する材料としては、例えば、ポリエチレン、耐候性ポリエチレン、ゴム等が挙げられる。これらの材料は、伸縮性、柔軟性が高く、耐湿性、耐水性にも優れている。
図6(A)に示すように、保持部材30において、Y2側に開口した部分の幅W1は、側縁当接部33のY2側の部分(以下、「底部33a」ともいう)の幅W2よりも狭くなるように構成されている。
本構成によれば、第1当接部31及び第2当接部32を外側に撓ませて、シート積層体100の側縁Sを、保持部材30の開口した部分から嵌め込むことにより、シート積層体100のY1側の長辺及びY2側の長辺は、外側に撓んだ第1当接部31及び第2当接部32が内側に戻ろうとする弾性力により、厚さ方向(Z方向)の両側から挟み込むように保持される。
また、第1当接部31及び第2当接部32において、側縁当接部33の底部33aからの高さHは、シート積層体100の非表示領域101の幅W3(図5参照)と同じか、1~2mm程度短い長さに設定されている。そのため、保持部材30をシート積層体100に装着したときに、表示領域102が保持部材30により遮られることがない。
保持部材30は、図5及び図6に示すように、第1当接部31及び第2当接部32にスリット35が設けられている。スリット35は、第1当接部31及び第2当接部32の厚さ方向(Z方向)に貫通した切り欠きである。スリット35は、保持部材30の長手方向(X方向)に沿って等間隔で設けられている。
保持部材30にスリット35を設けることにより、シート積層体100が膨張・収縮したときに、フレネルレンズシート10及び光拡散シート20の変形により生じる応力がスリット35において分散されるため、透過型スクリーン2にシワ、撓み等の外観不良が生じることを、より効果的に抑制できる。
保持部材30は、図6(A)に示すように、側縁当接部33の底部33aに両面粘着テープ(粘着層)34を備える。両面粘着テープ34は、図6(B)に示すように、保持部材30の長手方向(X方向)に沿って設けられている。両面粘着テープ34を備えた保持部材30を、シート積層体100に嵌め込むと、両面粘着テープ34は、シート積層体100のY1側及びY2側の側縁S(図5参照)と密着する。そのため、保持部材30は、シート積層体100から外れにくくなる。
<陳列棚4>
次に、投射型表示装置1を備えた陳列棚4の構成について説明する。
図7は、投射型表示装置1が設けられた陳列棚4の外観図である。図8は、投射型表示装置1が設けられた棚枠部40の分解斜視図である。図9は、棚枠部40のY-Z平面における部分断面図である。図8及び図9は、5段設けられた棚枠部40のうちの一つの構成を示している。なお、図7~図9では、プロジェクタ3にデータや電力を供給する配線等の図示を省略する。
図7に示すように、陳列棚4は、棚枠部40と、ラック50と、を備える。
棚枠部40は、上側(Y2側)の面に商品が陳列されると共に、前側(Z2側)に位置する透過型スクリーン2に商品情報が表示される筐体である。棚枠部40の内部には、投射型表示装置1が設けられている。ラック50は、5段の棚枠部40を支持する構造体である。陳列棚4において、ラック50に支持される棚枠部40の段数は、1段でもよいし、6段以上であってもよい。
図8に示すように、棚枠部40は、第1カバー41、第2カバー43及び投射型表示装置1を備える。第1カバー41は、棚枠部40の上側(Y2側)に配置される箱枠形の部材である。第1カバー41は、前側(Z2側)が開口しており、この部分に投射型表示装置1の透過型スクリーン2が設けられる。第1カバー41の上側の面には、商品(不図示)が陳列される。第1カバー41の裏面には、投射型表示装置1のプロジェクタ3が設けられる。第1カバー41において、前側(Z2側)の側縁には、第1係合部42が設けられている。第1係合部42は、透過型スクリーン2のY2側に設けられた保持部材30と係合する断面凹形の溝である。第1係合部42は、第1カバー41の左右方向(X方向)に沿って設けられている。
第2カバー43は、第1カバー41の下側(Y1側)を覆う板状の部材である。第2カバー43の前側(Z2側)の側縁には、第2係合部44が設けられている。第2係合部44は、透過型スクリーン2のY1側に設けられた保持部材30と係合する断面凹形の溝である。第2係合部44は、第2カバー43の左右方向(X方向)に沿って設けられている。第1カバー41及び第2カバー43は、左右方向(X方向)の端部にネジ穴(符号略)が設けられている。このうち、第1カバー41のネジ穴には、雌ネジが形成されている。第2カバー43は、各ネジ穴にネジ45を挿入して締結することにより第1カバー41に取り付けられる。
棚枠部40に透過型スクリーン2を取り付ける場合、図8に示すように、第1カバー41の第1係合部42に、透過型スクリーン2のY2側の保持部材30を係合させる。次いで、第2カバー43の第2係合部44に、透過型スクリーン2のY1側の保持部材30を係合させる。そして、ネジ45を用いて、第2カバー43を第1カバー41に取り付ける。これにより、図9に示すように、棚枠部40の前側(Z2側)に透過型スクリーン2を固定できる。なお、棚枠部40に取り付けられた透過型スクリーン2を交換する場合には、上記と逆に手順で作業を行えばよい。後述するように、第1実施形態の構成によれば、透過型スクリーン2を容易に交換できる。
透過型スクリーン2の保持部材30は、伸縮性及び柔軟性の高い材料で形成されているため、第1カバー41の第1係合部42及び第2カバー43の第2係合部44に対して、透過型スクリーン2のY2側及びY1側の側縁を容易に嵌め込むことができる。したがって、本実施形態の透過型スクリーン2は、組み立て作業性に優れている。また、保持部材30により、棚枠部40に取り付けた後の透過型スクリーン2のがたつきを抑制できる。
上述した第1実施形態の透過型スクリーン2によれば、例えば、以下のような効果を奏する。
第1実施形態の透過型スクリーン2において、保持部材30は、シート積層体100のY1側及びY2側の長辺を、厚さ方向(Z方向)の両側から挟み込むように保持する。保持部材30は、フレネルレンズシート10と光拡散シート20とが互いに膨張・伸縮できる程度の強さで両シートを保持するため、透過型スクリーン2が膨張・収縮しても、フレネルレンズシート10と光拡散シート20とが互いに擦れ合いにくくなる。これによれば、フレネルレンズシート10を構成するプリズム121(図4参照)が変形しにくくなるため、プリズム121で屈折する光に歪みが生じにくくなり、表示品質の低下を抑制できる。また、透過型スクリーン2が膨張・収縮した場合に、保持部材30がフレネルレンズシート10及び光拡散シート20の変形に追従して変形するため、透過型スクリーン2にシワ、撓み等の外観不良が生じることを抑制できる。
また、フレネルレンズシート10の平坦部124(図4参照)に光拡散シート20の一部が貼り付きにくくなるため、画面左右方向の中心付近における表示品質の低下を抑制できる。更に、フレネルレンズシート10の平坦部124への光拡散シート20の貼り付きが抑制されることにより、フレネルレンズシート10の画面左右方向の端部側のプリズム121も変形しにくくなるため、この部分での表示品質の低下も抑制できる。
したがって、第1実施形態の透過型スクリーン2によれば、シートの変形による表示品質の低下及び外観不良を抑制できる。
第1実施形態の透過型スクリーン2においては、光拡散シート20の映像光の入光側(Z1側)にマット層26(図4参照)が設けられている。そのため、シート積層体100が膨張・収縮したときに、フレネルレンズシート10及び光拡散シート20が互いに擦れ合ったとしても、フレネルレンズ層12のプリズム121を変形しにくくできる。
第1実施形態の透過型スクリーン2において、保持部材30の第1当接部31及び第2当接部32には、スリット35(図5参照)が設けられている。本構成によれば、シート積層体100が膨張・収縮した場合に、フレネルレンズシート10及び光拡散シート20の変形により生じる応力がスリット35により分散されるため、透過型スクリーン2にシワ、撓み等の外観不良が生じることを、より効果的に抑制できる。
第1実施形態の透過型スクリーン2において、保持部材30は、側縁当接部33の底部33aに両面粘着テープ34を備える。保持部材30に設けられた両面粘着テープ34は、シート積層体100に保持部材30を装着したときに、シート積層体100のY1側及びY2側の側縁Sとそれぞれ密着するため、透過型スクリーン2において、保持部材30をシート積層体100から外れにくくすることができる。
なお、透過型スクリーンにおいて、スクリーンと枠の固定方法として、例えば、特開平5-72632号公報には、枠と取り付けカバーとを爪で係合させることが開示されている。また、特許第4023274号公報には、接着層に加え、保持具及びネジでフレネルレンズシートとレンチキュラーレンズシートとを固定する方法が開示されている。これらの固定方法は、透過型スクリーンを枠から取り外す際に、透過型スクリーンを固定している部分を容易に分解できないため、透過型スクリーンを交換する際の作業性が悪いという課題がある。これに対して、第1実施形態の透過型スクリーン2は、図8に示すように、棚枠部40に設けられた2個所の係合部(溝)に嵌め込まれているだけであり、機械的な機構により固定されていないため、透過型スクリーン2を容易に交換できる。また、第1実施形態の透過型スクリーン2は、シート積層体100から保持部材30を剥離することにより、透過型スクリーン2そのものを簡単且つ容易に分解できる。
(第2実施形態)
図10は、第2実施形態の保持部材30Aを長手方向から見たときの側面図である。第2実施形態の投射型表示装置1、透過型スクリーン2及び陳列棚4において、保持部材30A以外の構成は、第1実施形態と同じである。そのため、図10においては、保持部材30Aのみを図示し、投射型表示装置1、透過型スクリーン2及び陳列棚4の図示を省略する。また、第2実施形態の説明及び図面において、第1実施形態と同等の部材等には、第1実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図10に示すように、第2実施形態の保持部材30Aは、第1当接部31、第2当接部32、側縁当接部33、両面粘着テープ34及び中間当接部36を備える。中間当接部36は、第1当接部31と第2当接部32との間に連なって設けられた部分である。中間当接部36は、フレネルレンズシート10及び光拡散シート20のそれぞれのシート面に当接する。図示していないが、中間当接部36は、第1当接部31及び第2当接部32と同様に、保持部材30Aの長手方向に沿って延在している。第2実施形態の保持部材30Aにおいて、フレネルレンズシート10は、第1当接部31と中間当接部36との間に保持される。また、光拡散シート20は、第2当接部32と中間当接部36との間に保持される。
第2実施形態の保持部材30Aは、フレネルレンズシート10と光拡散シート20との間に中間当接部36を備えるため、透過型スクリーン2が膨張・収縮したときに、フレネルレンズシート10と光拡散シート20との擦れ合いを、より低減させることができる。また、第2実施形態の保持部材30Aにおいて、中間当接部36の幅W3(図10参照)を適宜に設定することにより、積層したフレネルレンズシート10と光拡散シート20との間を、所望の間隔に調節できる。なお、第2実施形態の保持部材30Aにおいて、中間当接部36にスリット35を設けた構成としてもよい。
(第3実施形態)
図11は、第3実施形態の保持部材30Bを長手方向から見たときの側面図である。第3実施形態の投射型表示装置1、透過型スクリーン2及び陳列棚4において、保持部材30Bを除いた構成は、第1実施形態と同じである。そのため、図11においては、保持部材30Bのみを図示し、投射型表示装置1、透過型スクリーン2及び陳列棚4の図示を省略する。また、第3実施形態の説明及び図面において、第1実施形態と同等の部材等には、第1実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図11に示すように、第3実施形態の保持部材30Bは、第1当接部31、第2当接部32、側縁当接部33、両面粘着テープ34及び延長部37を備える。延長部37は、第1当接部31及び第2当接部32とは反対側(Y1側)に突出した部分である。図11では、延長部37を、第1当接部31の反対側に突出させた例を示しているが、延長部37は、第2当接部32の反対側に突出させてもよい。また、延長部37は、第1当接部31と第2当接部32のそれぞれの反対側に突出させてもよい。図示していないが、延長部37は、第1当接部31及び第2当接部32と同様に、保持部材30Bの長手方向に沿って延在している。第3実施形態の保持部材30Bにおいて、フレネルレンズシート10及び光拡散シート20は、第1実施形態の保持部材30と同様に、第1当接部31と第2当接部32との間に保持される。
第3実施形態によれば、保持部材30Bを、延長部37を介して他の部材に固定することができる。例えば、延長部37に穴開け加工を施すことにより、透過型スクリーン2を他の部材にネジ止めできる。したがって、第3実施形態の保持部材30Bは、透過型スクリーン2に取り付け用の別部品を設けることなしに、他の部材に固定できる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本開示の技術的範囲内に含まれる。また、実施形態に記載した効果は、本開示から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述の実施形態及び後述する変形形態は、適宜に組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
図12は、変形形態の透過型スクリーン2Aを示す平面図である。
図12に示す透過型スクリーン2Aのように、シート積層体100の左右方向(X方向)の寸法が長い場合には、シート積層体100のY2側及びY1側に、複数の保持部材30を設けた構成としてもよい。この場合、隣接する保持部材30との間を密着させてもよいし、図12に示すように、隙間を設けてもよい。また、複数の保持部材30を設ける場合、シート積層体100のY2側とY1側において、保持部材30の個数、長さは、同じでもよいし、異なっていてもよい。
他の変形形態として、保持部材30を、シート積層体100のY2側の長辺及びY1側の長辺のうちのいずれか一方の長辺にのみ設けた構成としてもよい。
保持部材30のスリット35は、第1当接部31又は第2当接部32のうちのいずれか一方に設けられていてもよい。スリット35は、等間隔で設けられていてもよいし、ランダムな間隔で設けられていてもよい。
スリット35のX方向の幅、Y方向の長さは、同一でもよいし、それぞれ異なっていてもよい。透過型スクリーン2の左右方向(X方向)の寸法が短い場合、保持部材30を伸縮性、柔軟性の高い材料で構成した場合等において、保持部材30にスリット35を設けない構成としてもよい。
保持部材30において、両面粘着テープ34は、保持部材30の長手方向に沿って部分的に設けられていてもよい。また、保持部材30において、両面粘着テープ34の代わりに、粘着剤層を形成してもよい。粘着剤層は、例えば、保持部材30において、側縁当接部33の底部33aに粘着剤を塗布することにより形成できる。
1 投射型表示装置
2,2A 透過型スクリーン
3 プロジェクタ
4 陳列棚
10 フレネルレンズシート
20 光拡散シート
30,30A,30B 保持部材
31 第1当接部
32 第2当接部
33 側縁当接部
34 両面粘着テープ
35 スリット
36 中間当接部
37 延長部
40 棚枠部
50 ラック

Claims (4)

  1. 一方の面に光屈折層が形成された矩形状のフレネルレンズシートと、
    前記フレネルレンズシートの前記光屈折層が形成された面側に積層され、前記フレネルレンズシートと対向する面に光制御層が形成された矩形状の光拡散シートと、
    積層された前記フレネルレンズシートと前記光拡散シートの長辺の少なくとも一部を、厚さ方向の両側から挟み込むように保持する保持部材と、
    を備え
    前記保持部材は、
    前記フレネルレンズシートのシート面に当接する第1当接部と、
    前記光拡散シートのシート面に当接する第2当接部と、
    前記第1当接部と前記第2当接部との間に連接して設けられ、前記フレネルレンズシートと前記光拡散シートの側縁に当接する側縁当接部と、
    前記第1当接部と前記第2当接部との間に連なって設けられ、前記フレネルレンズシート及び前記光拡散シートのそれぞれのシート面に当接する中間当接部と、
    を備え、
    前記第1当接部と前記第2当接部のうちの少なくとも一方にスリットが設けられている、
    透過型スクリーン。
  2. 請求項1に記載の透過型スクリーンにおいて、
    前記保持部材は、積層された前記フレネルレンズシートと前記光拡散シートの少なくとも一方の長辺側と接する面に粘着層が設けられている、
    透過型スクリーン。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の透過型スクリーンと、
    前記透過型スクリーンに映像光を投射するプロジェクタと、
    を備える表示装置。
  4. 請求項3に記載の表示装置が設けられ、
    前記プロジェクタから投射された映像光を前記透過型スクリーンから観察側に向けて出光する陳列棚。
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