JP7309898B2 - 材料試料のエポキシ埋込のための真空システム - Google Patents

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Description

本開示は、包括的には、真空システムに関し、より詳細には、材料試料(material sample)のエポキシ埋込のための真空システムに関する。
材料試験システムは、様々な条件下で材料試験片(例えば、金属、セラミックス、プラスチック等)の特性及び/又は挙動を測定する。脆い、亀裂が入った、孔の多い、及び/又は別様に感度の高い試験片は、試験前にエポキシ樹脂内への冷間(キャスタブルとも知られる)埋込から利益を得ることができる。冷間埋込は、エポキシ樹脂内への試験片封入のプロセスである。埋め込まれると、エポキシ樹脂は、材料試験片の孔の多い又は割れた特徴を支持することを支援することができる。
冷間埋込真空システムは、真空(又は準真空)条件において材料試料上にエポキシ樹脂を注ぐ。従来では、ボイド(例えば、孔及び/又は亀裂)を充填することは、ボイド内の空気圧に起因して困難であった。しかしながら、この難易度は、真空(準真空)が適用される場合、大幅に低下する。真空条件は、捕捉された空気をボイドから除去する助けとなる。増加した圧力におけるその後の硬化により、樹脂はボイド内に押し込まれる又は押される。このプロセスは、繊細な及び/又は砕けやすい材料試料を保持及び/又は支持する助けとなり得る。
このようなシステムを、図面を参照して本出願の残りの部分で記述される本開示と比較することによって、従来の手法及び伝統的な手法の限界及び不利な点が当業者に明らかになるであろう。
本開示は、例えば、実質的に複数の図面のうちの少なくとも1つに関連して例示及び/又は説明されるとともに特許請求の範囲でより完全に記述される、材料試料のエポキシ埋込のための真空システムを対象とする。
本開示のこれらの利点、態様、及び新規な特徴、並びに他の利点、態様、及び新規な特徴に加えて、本開示の図示した例の詳細な内容は、以下の説明及び図面からより十分に理解される。
本開示の態様に係る、蓋が閉鎖位置にある一例示の真空システムの斜視図である。 本開示の態様に係る、蓋が開放位置にある図1Aの例示の真空システムの別の斜視図である。 本開示の態様に係る、図1Aの例示の真空システムの側面図である。 本開示の態様に係る、図1Aの例示の真空システムの背面図である。 本開示の態様に係る、床面が除去された図1Aの例示の真空システムの底面図である。 本開示の態様に係る、図2Bの線3B-3Bの周りの図1Aの例示の真空システムの断面図である。 本開示の態様に係る、蓋が開放位置にある図3Bの断面の拡大部分図である。 本開示の態様に係る、蓋が閉鎖位置にある図3Bの断面の拡大部分図である。 本開示の態様に係る、伸長位置にある図1の例示の真空システムの一例示の流量制御デバイスの斜視図である。 本開示の態様に係る、格納位置にある図5Aの例示の流量制御デバイスの斜視図である。 本開示の態様に係る、格納位置及び回転位置にある図5Aの例示の流量制御デバイスの斜視図である。 本開示の態様に係る、図5Aの例示の流量制御デバイスの一例示のシースの上面図である。 本開示の態様に係る、図6Aの例示のシースの斜視図である。 本開示の態様に係る、図6Aの例示のシースの正面図である。 本開示の態様に係る、図5Aの例示の流量制御デバイスの底面分解図である。 本開示の態様に係る、或る回転時の図5Aの流量制御デバイスの一例示のノブの側面図である。 本開示の態様に係る、或る回転時の図5Aの流量制御デバイスの一例示のノブの側面図である。 本開示の態様に係る、或る回転時の図5Aの流量制御デバイスの一例示のノブの側面図である。
図は必ずしも縮尺通りではない。適切な場合、図において類似又は同一の構成要素を参照するために同一又は類似の参照番号が使用される。
本開示の好ましい例は、添付図面を参照して以下で説明することができる。以下の説明では、既知の機能又は構成は、不必要に詳細に説明すると本開示を不明瞭にする場合があるので、詳細に説明されない。本開示について、以下の用語及び定義が適用される。
本明細書において使用する場合、「約」及び/又は「およそ」という用語は、値(又は値の範囲)、位置、向き、及び/又は動作を修飾又は記述するために使用されるときは、その値、値の範囲、位置、向き、及び/又は動作に合理的に近いことを意味する。したがって、本明細書において説明される例は、列挙された値、値の範囲、位置、向き、及び/又は動作にのみ限定されるものではなく、逆に、合理的に実現可能な偏差を含むことになる。
本明細書において使用する場合、「及び/又は」は、「及び/又は」によって連結されるリストにおける項目のうちの任意の1又は複数の項目を意味する。一例として、「x及び/又はy」は、3つの要素の組{(x),(y),(x,y)}のうちの任意の要素を意味する。言い換えれば、「x及び/又はy」は、「x及びyのうちの一方又は両方」を意味する。別の例として、「x、y及び/又はz」は、7つの要素の組{(x),(y),(z),(x,y),(x,z),(y,z),(x,y,z)}のうちの任意の要素を意味する。言い換えれば、「x、y及び/又はz」は、「x、y及びzのうちの1又は複数の」を意味する。
本明細書において使用する場合、「例えば」という用語は、1又は複数の非限定的な例、事例又は例証のリストを強調する。
本明細書において使用する場合、「流体」という用語は、名詞として使用するとき、とりわけ、気体(例えば、空気、大気等)、液体(例えば、水、溶液等)、及び/又はプラズマを含む、固定の形状を有しない自由に流れる変形可能な物質を指す。
本明細書において使用する場合、「回路」及び「回路部」という用語は、物理的な電子構成要素(すなわち、ハードウェア)と、ハードウェアを構成することができ、ハードウェアが実行することができ、及び/又は他の方法でハードウェアに関連付けることができる、任意のソフトウェア及び/又はファームウェア(「コード」)とを指す。本明細書において使用する場合、例えば特定のプロセッサ及びメモリは、コードの第1の1又は複数のラインを実行しているとき、第1の「回路」を含むことができ、コードの第2の1又は複数のラインを実行しているとき、第2の「回路」を含むことができる。本明細書で利用する場合、回路部は、或る機能を実施するために必要なハードウェア及びコード(いずれかが必要である場合)を含む場合はいつでも、その機能の実施が(例えば、ユーザーが構成可能な設定、工場トリム等により)無効にされる又は有効にされていないか否かに関わりなく、回路部はその機能を実行するように「動作可能」であり、及び/又は「構成される」。
本明細書において使用する場合、制御回路及び/又は制御回路部は、制御回路の一部又は全てを形成し、及び/又は真空システムを制御するのに使用される1又は複数の基板上に位置する、デジタル及び/又はアナログ回路部、ディスクリート及び/又は集積回路部、マイクロプロセッサ、DSP等、ソフトウェア、ハードウェア及び/又はファームウェアを含むことができる。
本開示のいくつかの例は、材料試料のエポキシ埋込のための真空システムに関し、このシステムは、実質的に中空の真空チャンバーを備え、真空チャンバーは、溝の上に突き出るリムを有する側壁であって、リムは開口部の外周部を画定する、側壁と、溝内に嵌合される下部、及びリムの少なくとも一部に重なる上部を有する可撓性シールであって、リムのこの一部は、可撓性シールの下部と上部との間で挟持されるようになっている、可撓性シールと、蓋であって、蓋は、開口部が覆われていない開放位置と、蓋が開口部を覆う閉鎖位置との間で可動であり、可撓性シールの上部は、蓋が閉鎖位置にあるときに蓋とリムとの間で挟持され、それにより、開口部が封止される、蓋とを備える。
いくつかの例では、可撓性シールの上部及び下部は、一体型ヒンジにおいて連結される。いくつかの例では、蓋が開放位置にあるとき、上部は、リムから離れて延在する。いくつかの例では、システムは、真空チャンバーに連通する真空発生器を更に備え、真空発生器は、真空チャンバー内の空気圧を下げる。いくつかの例では、システムは、制御回路部と電気通信するユーザーインターフェースを更に備え、制御回路部は、ユーザーインターフェースを介して受信された入力に基づいて、真空チャンバー内の空気圧を周期的に下げるように真空発生器を制御する。いくつかの例では、入力は、真空サイクルの数、各真空サイクルの真空レベル、真空サイクル同士の間の時間、又は各真空サイクルの時間のうちの1又は複数を含む。いくつかの例では、システムは、ハウジングを更に備え、真空チャンバー及び真空発生器は、ハウジング内に少なくとも部分的に配置される。いくつかの例では、システムは、真空チャンバー内に配置された回転可能なプラットフォームを更に備え、回転可能なプラットフォームは、ハウジングのアパーチャを通って延在するアクチュエーターを介して回転する。いくつかの例では、側壁は、プラグを収納するように構成されたソケットを備え、プラグは、真空チャンバー内にエポキシを供給するように構成された注出口を備える。いくつかの例では、蓋は、側壁にヒンジ式に結合される。
本開示のいくつかの例は、材料試料のエポキシ埋込のための真空システムに関し、このシステムは、真空チャンバーを備え、真空チャンバーは、溝を有する円筒形の側壁と、溝の上に少なくとも部分的に配置された環状のリムと、第1の部分及び第2の部分を有するシールリングであって、第1の部分は溝内に配置される、シールリングと、円筒形の側壁、環状のリム、及びシールリングによって画定される開口部と、蓋であって、蓋は、開口部が覆われていない開放位置と、蓋が開口部を覆う閉鎖位置との間で可動であり、シールリングの第2の部分は、蓋が閉鎖位置にあるときに蓋とリムとの間で挟持され、それにより、開口部が封止される蓋とを備える。
いくつかの例では、シールリングの第1の部分及び第2の部分は、一体型ヒンジにおいて連結される。いくつかの例では、蓋が開放位置にあるとき、第1の部分の少なくとも一部は、リムの上に隆起している。いくつかの例では、システムは、真空チャンバーに連通する真空発生器を更に備え、真空発生器は、真空チャンバー内の空気圧を調節する。いくつかの例では、システムは、制御回路部と電気通信するユーザーインターフェースを更に備え、制御回路部は、ユーザーインターフェースを介して受信された入力に基づいて、真空チャンバー内の空気圧を周期的に調節するように真空発生器を制御する。いくつかの例では、入力は、真空サイクルの数、各真空サイクルの真空レベル、真空サイクルごとの時間、又は真空サイクル同士の間の時間のうちの1又は複数を含む。いくつかの例では、システムは、ハウジングを更に備え、真空チャンバー及び真空発生器は、ハウジング内に少なくとも部分的に配置される。いくつかの例では、システムは、真空チャンバー内に配置された回転可能なプラットフォームを更に備え、回転可能なプラットフォームは、ハウジングのアパーチャを通って延在するアクチュエーターを介して回転する。いくつかの例では、側壁は、プラグを収納するように構成されたソケットを備え、プラグは、真空チャンバー内にエポキシを供給するように構成された注出口を備える。いくつかの例では、蓋は、側壁にヒンジ式に結合される。
本開示のいくつかの例は、低圧、真空圧、及び/又は準真空圧下でエポキシ樹脂内に材料試料を埋め込む及び/又は封入することを容易にする真空システム(例えば、キャスタブル及び/又は冷間埋込真空システム)に関する。いくつかの例では、真空システムは、供給管を通る流体(例えば、エポキシ)流量を制御するように構成された流量制御デバイスを備えることができる。供給管は、プラグを介して中空の真空チャンバーのソケット内に封止するように嵌合される導管に接続することができる。
いくつかの例では、真空チャンバーは、シールリングの上部と下部との間に挟持されるリムによって(少なくとも部分的に)画定される開口部を有することができる。開口部を封止するために、可動蓋は、閉鎖位置にあるとき、シールリングの上部を押し下げるように構成することができる。さらに、真空チャンバーは、低圧及び/又は準真空圧環境を作るために、真空チャンバー内の空気圧を調節するように構成された真空発生器と制御可能に連通することができる。制御回路部は、真空チャンバーが真空発生器と連通しているか否かを制御する弁と電気通信することができる。制御回路部は、真空変換器が真空チャンバー内の空気圧を変更することを可能にする(又は防止する)ように(例えば、ユーザーインターフェースを介して受信された入力に基づいて)弁を制御することができる。
図1A~図3Bは、真空システム100の例を示している。図示するように、真空システム100は、ハウジング102と、ハウジング102内に少なくとも部分的に配置される真空チャンバー104とを備える。ハウジング102は、正面パネル106、側面パネル108、背面パネル110、床面(図示せず)、及び天井112を備える。図1A~図2Aの例において、正面パネル106上にはユーザーインターフェース114が配置される。いくつかの例では、ユーザーインターフェース114は、タッチスクリーンインターフェースを有するディスプレイスクリーンとすることができる。いくつかの例では、ユーザーインターフェース114は、ボタン、ノブ、スピーカー、マイクロフォン、レバー、ダイアル、キーパッド、及び/又は他の入力/出力デバイスを含むことができる。真空チャンバー104は、ハウジング102の背面パネル110上に電気コネクタ116及び圧縮空気コネクタ118を更に備える。いくつかの例では、圧縮空気コネクタ118は、圧縮(又は加圧)空気源に接続されている。いくつかの例では、電気コネクタ116は電源に接続されている。ユーザーインターフェース114は、ハウジング102の背面パネル110上の電気コネクタ116に電気的に接続されている。
図1Bの例では、ハウジング102の天井112に形成された空洞内に、リザーバー117が少なくとも部分的に配置される。図示するように、リザーバー117の近位の天井112に、流量制御デバイス500及び支柱120が取り付けられる。支柱120は、供給管(図示せず)を嵌合するように構成された溝122を有する。流量制御デバイス500は、供給管を収納するように構成されたチャネル802を有する。図示するように、導管を有するプラグ124が、供給管の端部を収納するとともに、供給管を真空チャンバー104内の注出口126(例えば図3B参照)に連通させるように更に構成される。いくつかの例では、プラグ124は、真空チャンバー104のソケット125への挿入(及びその後の封止)を容易にするために、硬質のプラスチック材料から形成されるカラーを備えることができる。動作時、真空チャンバー104の内側と外側との間の圧力差により、エポキシ樹脂は、リザーバー117から供給管を通って注出口126を介して真空チャンバー104内に移動することができる。流量制御デバイス500は、供給管を異なる程度に締め付けることによって真空チャンバー104に入るエポキシ樹脂の流量を制御することができる。
図1A~図2Bの例では、真空チャンバー104は、主として円筒形の側壁128によって画定される。図示するように、リム130及びシールリング132は、側壁128とともに真空チャンバー104の環状の開口部134を画定する。いくつかの例では、リム130は側壁128の一部とすることができる。図1Aの例では、真空チャンバー104の開口部134は、蓋136によって覆われる。図示するように、蓋136は、実質的に平坦かつ円形である。蓋136は、機械的リンク機構138(図2Aも参照)を介して側壁128にヒンジ式に取り付けられる。図示するように、ヒンジ式取付け部は2つのヒンジを備える。蓋136のこのヒンジ式結合により、蓋136は、図1の閉鎖位置から図2の開放位置まで移動することが可能になる。
図示するように、蓋136が開放位置にあるとき、真空チャンバー104の開口部134は覆われない。蓋136が閉鎖位置(例えば図1に示すように)にあるとき、開口部134は覆われ、真空チャンバー104は、外部の介入なしで、蓋136、リム130、及びシールリング132の機構によって実質的に封止される。外部の介入なしでシールを維持する能力は、真空システム100の使いやすさを支援する。例えば、オペレーターは、真空サイクルを開始する前又は真空サイクル同士の間に蓋136を押さえつける必要がない。加えて、封止機構には、油、グリース、又は他の潤滑油が必要なく、これにより、時間が節約され、油、グリース、及び/又は他の潤滑油を使用することの或る特定の望ましくない効果が低減される。動作時、真空チャンバー104内に真空(又は準真空)環境が作られるとき、蓋136はシールリング132及びリム130に対して更に押し下げられ、シールが強化される。
図3A、3Bは、真空システム100の内部図を示している。図示するように、真空システム100は、真空チャンバー104内に配置される回転可能なプラットフォーム140を備える。いくつかの例では、プラットフォーム140は、注出口126を介してエポキシを受け取ることができるような1又は複数の容器142を支持することができる。図示するように、回転可能なプラットフォーム140は、駆動ベルト148を介してホイールアクチュエーター146に機械的に連結されたスピンドル144を介して回転する。図1A~図3Aの例では、ホイールアクチュエーター146は、動作中にユーザーがプラットフォーム140を容易に回転させることを可能にするために、ハウジング102の側面パネル108におけるアパーチャを通って突出する。
図3A、3Bの例では、真空チャンバー104の内部は、ポート150に連通している。図示するように、ポート150は、真空チャンバー104の下側端及び/又は底部の近位に配置される。図3A、3Bの例では、ポート150は、第1の弁153に連通している。第1の弁153は、真空発生器152とも連通する。図3A、3Bの例では、真空発生器152は、ハウジング102内に配置される。いくつかの例では、代わりに真空発生器152をハウジング102の外側に配置することができる。いくつかの例では、真空発生器152は、真空変換器を含むことができる。いくつかの例では、真空発生器152は、ポンプを含むことができる。図示するように、真空発生器152は、第2の弁155に連通している。第2の弁155は、空気コネクタ118と更に連通する。
図3A、3Bの例では、第1の弁153及び第2の弁155は、制御回路部154と電気通信する。いくつかの例では、第1の弁153及び/又は第2の弁155は、電磁弁とすることができる。いくつかの例では、制御回路部154は、制御回路部154から受信された1又は複数の制御信号に応答して開放及び/又は閉鎖するように第1の弁153及び/又は第2の弁155を制御することができる。
図3Aの例では、制御回路部154は、ユーザーインターフェース114と電気通信する。いくつかの例では、ユーザーは、ユーザーインターフェース114を介して1又は複数の真空サイクルのパラメーターを入力することができ、パラメーターは、制御回路部154に電気的に通信することができる。制御回路部154は、それに応じて第1の弁153及び/又は第2の弁155を制御することができる。いくつかの例では、ユーザーは、ユーザーインターフェース114を介して一連の真空サイクルと、その一連の真空サイクルの関連する特性(例えば、真空サイクルの数、各サイクルの合間の時間、各サイクルの時間、サイクルごとの圧力又は真空レベル(例えば、-5メガパスカル)等)とを選択することができ、制御回路部154は、それに応じて開放及び/又は閉鎖するように第1の弁153及び/又は第2の弁155を制御することができる。
いくつかの例では、第1の弁153及び/又は第2の弁155の開放及び/又は閉鎖は、真空チャンバー104内の圧力に影響を与える(例えば、上げる及び/又は下げる)ことができる。例えば、制御回路部154は、真空チャンバー104内の圧力を低減する(及び/又は所与の真空レベルを実施する)ように、第1の弁153及び第2の弁155を(例えば、ユーザーインターフェース114を介して受信されたユーザー入力に応答して)制御することができる。図3A、3Bの例では、第1の弁153及び第2の弁155の双方が開放しているとき、真空発生器152は、真空チャンバー104及び空気コネクタ118の双方に連通している。これにより、真空発生器152は、(例えば、空気コネクタ118を介して提供される加圧空気を使用して)真空チャンバー104内の圧力を低減することが可能になり得る。
別の例として、制御回路部154は、(例えば、ユーザーインターフェース114を介して受信されたユーザー入力に応答して)第2の弁155を閉鎖するとともに、第1の弁153を開放したままにするように制御することができる。図3A、3Bの例では、第1の弁153が開放されているとともに第2の弁155が閉鎖されているとき、真空発生器152は、真空チャンバー104に連通しているが、空気コネクタ118とは連通していない。いくつかの例では、この機構により、真空発生器152内の空気圧は、(真空発生器152を介して利用可能な空気を介して)上昇すること及び/又は均一にすることが可能になり得る。
別の例として、制御回路部154は、真空チャンバー104内の圧力を維持するために、(例えば、ユーザーインターフェース114を介して受信されたユーザー入力に応答して)閉鎖するように第1の弁153を制御することができる。図3A、3Bの例では、第1の弁153が閉鎖しているとき、真空発生器152は、真空チャンバー104と連通していない。これにより、真空チャンバー104の外部のものとの真空チャンバー104の連通が、閉鎖した第1の弁153によって制限されるため、真空発生器152内の空気圧の変化が制限され得る。
いくつかの例では、真空チャンバー104内の空気圧の変化は、蓋136が開口部134を覆う閉鎖位置に蓋136があることに依存し得る(又は少なくともそのことによって支援され得る)。空気圧が低下した例では、結果として生じる空気圧の不均衡により、蓋136が更に押し込まれて閉鎖することができ、これにより、蓋136によって形成されるシールの強度が増大する。逆に、蓋136、側壁128、リム130、及びシールリング132の封止機構は、それ自体が十分に安定している。したがって、蓋136が閉鎖位置になると、シールを維持するための外部の作用を必要とせず、真空サイクルを開始、停止、及び/又は再開することができる。
図4A、4Bの例では、蓋136、側壁128、リム130、及びシールリング132の封止機構を、より詳細に見て取ることができる。図示するように、側壁128の上縁部において環状の溝156が形成される。リム130は、環状の溝156の一部の上に突き出る。環状の溝156内には、シールリング132の下部158が配置される。図示するように、シールリング132の下部158は、溝156の側方幅とほぼ等しい厚さと側方幅と、溝156の床面とリム130との間の距離よりも僅かに大きい高さとを有する。この機構は、下部158の部分が、リム130と、溝156の床面を形成する側壁128との間で圧縮及び/又は締付けされる結果をもたらし、これにより、把持摩擦嵌合によりシールリング132が適所に固定される。いくつかの例では、この機構を容易にするために、リム130及び/又は側壁128は、剛性材料から形成することができ、一方、シールリング132は、より柔軟な圧縮可能材料(例えば、フォーム、ゴム等)から形成される。
図4A、4Bの例では、シールリング132の下部158は、一体型ヒンジ162においてシールリング132の上部160に連結する。図示するように、一体型ヒンジ162は、シールリング132と同じ材料から形成される可撓性ヒンジである。図示するように、上部160が一体型ヒンジ162の周りに移動することを可能にするために、シールリング132は、一体型ヒンジ162の近位で切断又は分離される。
図4Aの例では、蓋136は開放位置にあり、シールリング132の上部160は、リム130の上に及び/又はリム130から離れるように上向きに、蓋136が閉鎖位置において占めることになる開口部134の部分へと延在する。図4Bの例では、蓋136は閉鎖位置にあり、シールリング132を押し下げており、これにより、シールリング132の上部160が蓋136とリム130との間に挟持される。柔軟な材料であるため、シールリング132は、蓋136とリム130との間で圧縮され、これにより、堅固なシールを作るために、蓋136とリム130との間のいかなる間隙もなくしながら、蓋136はその静止した閉鎖位置に移ることが可能になる。いくつかの例では、蓋136は、追加の及び/又は外部の支援なしでシールリング132の上部160を圧縮するのに十分な重量とすることができる。したがって、オペレーターが蓋136を押さえつける又は調節を行う必要なしに、真空サイクルを開始、停止、及び再開することができる。動作時、封止機構は、真空チャンバー104内で空気圧が(例えば、真空発生器152を介して)低下するときに更に強化され、これにより、シールリング132に対して下向きに蓋136が更に押し込まれ、シールがきつくなる。また、封止機構は、正確に機能するためにいくつかの従来のシールが必要とするような油又は潤滑油を必要とせず、これにより、油/潤滑油を繰り返し加える必要性及び/又は他の有害効果が除去される。さらに、シールリング132は、蓋136とリム130との間の中間緩衝として機能し、両者の間の摩耗を少なくする。
動作時、真空チャンバー104が封止され、真空チャンバー内の圧力が低下すると、供給管(図示せず)を介してリザーバー117からエポキシを真空チャンバー104内に引き込むことができる。図5A~図8Cは、供給管を通るエポキシ流量を制御するように構成された真空システム100の流量制御デバイス500の例を示している。図1A、1Bの例では、流量制御デバイス500は、支柱120の近位のハウジング102の天井112に取り付けられる。図5A~図5Cの例では、流量制御デバイス500は、シース600内に嵌合されるノブ800を備える。
図5A~図8Cの例では、ノブ800は、ノブ800の頭部804がシース600から離れて延在する伸長位置(例えば図5Aに示すような位置)と、ノブ800の頭部804がシース600に対して接触している格納位置(例えば図5Bに示すような位置)との間で移動する。図示するように、ノブ800は、チャネル802を有し、シース600は、窓部602を有する。窓部602は、ノブ800が図5Aの伸長位置にあるときチャネル802と実質的に整列する弓状のスロット604を有する。この整列により、ノブ800が伸長位置にあるときに、供給管をチャネル802内に容易に収納すること(及び/又は供給管を取り外すこと)が容易になる。
図6Bの例では、ノブ800は格納位置にあり、弓状のスロット604はチャネル802と整列していない。この整列不良により、ノブ800が格納位置にある間、供給管を挿入又は取外しすることが困難になる。したがって、流量制御デバイス500を格納位置に移すことで、供給管を流量制御デバイス500内に固定し、取外しを防止することができる。図示するように、窓部602は、弓状のスロット604によって連結された2つの側方スロット606を更に有する。側方スロット606は、ノブ800が伸長位置にあるとき及び格納位置にあるときの双方で、チャネル802と整列する。したがって、側方スロット606により、ノブ800が格納位置にあるとき及び伸長位置にあるときの双方で、供給管は、流量制御デバイス500内に、流量制御デバイス500から出て、及び/又は流量制御デバイス500を通って延在することが可能になる。
図6A~図6Cは、シース600の更なる詳細を示している。図示するように、シース600は、概ね円筒形の本体608を備える。本体608は、概ね中空であり、中実の背壁610と、本体608を通って延在するとともに背壁610において終端するボア614とを備える。凹所612が、シース600の頂部で、本体608の前部において形成される。動作時、凹所612は、ノブ800上の相補的な凹所812と整列して、シース600に対するノブ800のゼロ度の回転角を示すことができる。いくつかの例では、凹所612及び/又は相補的な凹所812の代わりに、何らかの他の表示(例えば、印付け、模様付け、色付け等)を使用することができる。
図6B、6Cの例では、突起616が、シース600の底部において、頂部の凹所612とは反対側(すなわち凹所612から180度のところ)に、ボア614内に延在する。いくつかの例では、突起616は、シース600の底部に形成されるアパーチャに挿入されるボルト又は他の締結具とすることができる。図6Cの例では、突起616は、ボルト頭部617を有するボルトの軸部である。動作時、突起616は、ノブ800の側方移動及び/又は回転運動を容易にするために、ノブ800の通路816内に嵌合することができる。図7の例では、シース600は、シース600の底部に、ハウジング102への取付けを容易にする取付け点618も有する。いくつかの例では、取付け点618は、ねじ、ボルト、及び/又は他の締結具を収納するように構成された孔を含むことができる。
図7~図8Cは、ノブ800の更なる詳細を示している。図示するように、ノブ800は、頭部804とシャフト806とを備える。頭部804及びシャフト806の双方は、概ね円筒形であり、頭部804はシャフト806よりも大きい直径を有する。頭部804の直径はボア614の直径よりも大きく、頭部804はシース600のボア614内に嵌合しないようになっている。一方、シャフト806の直径は、シース600のボア614内にゆとりを持って嵌合するのに十分小さい。
図7~図8Cの例では、シャフト806は、チャネル802と通路816とを備える。図示するように、通路816は、ノブ800のチャネル802と頭部804との間に形成される。チャネル802は、通路816とノブ800の端部818との間に形成される。図示するように、チャネル802は、ノブ800のシャフト806の周り全体に延在し、環状のトレンチが形成される。しかしながら、図7~図8Cの例では、通路816は、シャフト806の一部のみにわたって延在し、これにより、シース600内のノブ800の潜在的な移動が制限される。通路816は、突起616を摺動可能に内部に嵌合するように構成され、これにより、ノブ800は、ノブ800が伸長位置と格納位置との間、及び回転位置間で移動するとき、突起616の上で移動することができる(突起616は通路816内を移動することができる)。
図7~図8Cの例では、通路816は、側方部820と弓状部822とを備える。図示するように、弓状部822は、側方部820から、ノブ800の相補的な凹所812とほぼ整列した位置まで弧を描いて延在する。図示するように、側方部820は、供給ノブ800の弓状部822及びチャネル802にほぼ垂直に、かつ側方スロット606にほぼ平行に延在する。
図7~図8Cの例では、通路816の側方部820は、弓状部822と交わり、これにより、突起616は、通路816の或る部分から別の部分へと移行することが可能になる。動作時、突起616は、ノブ800が伸長位置と格納位置との間で移動するとき、側方部820内を移動する。突起616は、ノブ800がシース600から可能な限り遠くに延在するとき(例えば図5Aに示すように)、側方部820と弓状部822との交点から最も遠くにある。側方部820の長さは、ノブ800がシース600から離れて延在することができる程度を制限する。
伸長位置にある間、ノブ800は、伸長位置と格納位置との間で側方にのみ移動することができる。なぜなら、通路816の側方部820が、突起616が移動するために利用可能な唯一の経路であるからである。側方に移動するとき、ノブ800の頭部804に形成された相補的な凹所812は、シース600の凹所612と整列される。一方、(例えば図5Bの)格納位置になると、突起616は、通路816の側方部820と弓状部822との間の交点に達し、したがって、弓状部822を通って移動する位置にあり、ノブ800の回転運動が可能になる。
ノブ800は、(例えば、図5Cに示すような)格納位置にあるとき、シース600内を回転運動する。動作時、突起616は、ノブ800がシース600内で回転するとき、通路816の弓状部822内を移動する。図5Cの例では、突起616が側方部820との整列から外れて通路816の弓状部822内を移動するとき、ノブ800の頭部804に形成された相補的な凹所812は、同様に、シース600の凹所612との整列から外れて移動する。したがって、オペレーターは、ノブ800が回転した程度、及び/又はノブ800を側方に移動させることができるか否かを迅速に見て取ることができる。
図8A~図8Cの例では、ノブ800のチャネル802は、ノブ800の回転位置に応じて変動する深さDを有する。図示するように、チャネル802の深さDは、ノブ800が回転するにつれて減少する。図8A~図8Cは、異なる回転位置にあるノブ800の例を示しており、この減少する変動が示されている。特に、図8A~図8Cの例は、供給管が配置されることになる(例えば、シース600の側方スロット606と整列している)チャネル802の深さDを示している。図8Aの例では、ノブ800は回転していない(すなわち、0度の回転)。図示するように、図8Aにおける深さDは相対的に大きい。図8Bの例では、ノブ800はほぼ45度回転している(すなわち、一部の回転)。図示するように、図8Bにおける深さDは図8Aよりも小さい。図8Cの例では、ノブ800はほぼ90度回転している(すなわち、完全な回転)。図示するように、図8Cにおける深さDは図8A、8Bの双方よりも小さい。
チャネル802の変動する深さDにより、オペレーターは、格納位置にあるときのノブ800を転回することによって、供給管を通るエポキシの流量を変更することが可能になる。ノブ600が格納位置にあるとき、供給管は、シース600の側方スロット606と実質的に整列されたままである。しかしながら、側方スロット606と整列したチャネル802の深さDは、ノブ800が回転するにつれて減少する。したがって、ノブ800が0度の回転であるとき(例えば図5A)供給管がチャネル802内にゆとりを持って嵌合する一方、供給管は、回転角が増大するとき、(例えば、チャネル802の底部を画定するシャフト806とシース600との間で)締付けが始まる。ノブ800が転回するほど、チャネル802の深さDは小さくなり、供給管が締め付けられていく。供給管が締め付けられていくほど、供給管を通るエポキシの流量は制限されていく。したがって、オペレーターは、シース600内のノブ800の回転を変更することによって、供給管を通るエポキシの流量を調節することができる。
しかしながら、上述したように、ノブ800は、格納位置に置かれた後にしか回転させることができない。したがって、オペレーターは、ノブを伸長位置に配置することによって、誤って流量を制限することを防止することができる。加えて、伸長位置にある間、窓部602により、供給管は、最小限の労力及び/又は使いにくさで容易に挿入及び/又は取外しすることが可能になる。
本装置、システム及び/又は方法を、或る特定の実施態様を参照して記載してきたが、当業者であれば、本装置、システム及び/又は方法の範囲から逸脱することなく、種々の変更を行うことができること及び均等物に置き換えることができることを理解するであろう。加えて、本開示の範囲から逸脱することなく、本開示の教示に対して特定の状況又は材料を適合させるように多くの改変を行うことができる。したがって、本装置、システム及び/又は方法は、開示されている特定の実施態様に限定されず、本装置、システム及び/又は方法は、添付の特許請求の範囲内に入る全ての実施態様を含むことが意図される。
本発明の態様の一部を以下記載する。
[態様1]
材料試料のエポキシ埋込のための真空システムにおいて、
実質的に中空の真空チャンバーであって、
溝の上方に突出するリムを有する側壁であって、前記リムが開口部の周縁部を形成する側壁と、
前記溝内に嵌合される下部と、前記リムの少なくとも一部に重畳される上部とを有する可撓性シールであって、前記リムの前記一部が、該可撓性シールの前記下部と前記上部との間に挟持される可撓性シールと、
蓋であって、該蓋は、前記開口部が覆われていない開放位置と、該蓋が前記開口部を覆う閉鎖位置との間で可動であり、前記可撓性シールの前記上部は、該蓋が前記閉鎖位置にあるときに前記蓋と前記リムとの間で挟持され、それにより、前記開口部が封止されるようにした蓋を備えた真空チャンバーとを具備するシステム。
[態様2]
前記可撓性シールの前記上部及び前記下部は、一体型ヒンジにおいて連結される態様1に記載のシステム。
[態様3]
前記蓋が前記開放位置にあるとき、前記上部は前記リムから離れて延在する態様1に記載のシステム。
[態様4]
前記真空チャンバーに連通する真空発生器を更に備え、該真空発生器が、前記真空チャンバー内の空気圧を下げる態様1に記載のシステム。
[態様5]
制御回路部と電気通信するユーザーインターフェースを更に備え、前記制御回路部は、前記ユーザーインターフェースを介して受信された入力に基づいて、前記真空チャンバー内の空気圧を周期的に下げるように前記真空発生器を制御する態様4に記載のシステム。
[態様6]
前記入力は、真空サイクルの数、各真空サイクルの真空レベル、真空サイクル同士の間の時間、又は各真空サイクルの時間のうちの1又は複数のを含む態様5に記載のシステム。
[態様7]
ハウジングを更に備え、前記真空チャンバー及び前記真空発生器は、前記ハウジング内に少なくとも部分的に配置される態様4に記載のシステム。
[態様8]
前記真空チャンバー内に配置された回転可能なプラットフォームを更に備え、該回転可能なプラットフォームは、前記ハウジングの小孔を通って延在するアクチュエーターを介して回転する態様7に記載のシステム。
[態様9]
前記側壁は、プラグを収納するように構成されたソケットを備え、前記プラグは、前記真空チャンバー内にエポキシを供給するように構成された注出口を備える態様1に記載のシステム。
[態様10]
前記蓋は前記側壁にヒンジ式に結合される態様1に記載のシステム。
[態様11]
材料試料のエポキシ埋込のための真空システムにおいて、
真空チャンバーであって、
溝を有する円筒形の側壁と、
前記溝の上に少なくとも部分的に配置された環状のリムと、
第1の部分及び第2の部分を有するシールリングであって、前記第1の部分は前記溝内に配置されるシールリングと、
前記円筒形の側壁、前記環状のリム、及び前記シールリングによって画定される開口部と、
蓋であって、該蓋は、前記開口部が覆われていない開放位置と、該蓋が前記開口部を覆う閉鎖位置との間で可動であり、前記シールリングの前記第2の部分は、該蓋が前記閉鎖位置にあるときに前記蓋と前記リムとの間で挟持され、それにより、前記開口部が封止される蓋とを備える真空チャンバーを具備するシステム。
[態様12]
前記シールリングの前記第1の部分及び前記第2の部分は、一体型ヒンジにおいて連結される態様11に記載のシステム。
[態様13]
前記蓋が前記開放位置にあるとき、前記第1の部分の少なくとも一部は、前記リムの上に隆起している態様11に記載のシステム。
[態様14]
前記真空チャンバーに連通する真空発生器を更に備え、該真空発生器は、前記真空チャンバー内の空気圧を調節する態様11に記載のシステム。
[態様15]
制御回路部と電気通信するユーザーインターフェースを更に備え、前記制御回路部は、前記ユーザーインターフェースを介して受信された入力に基づいて、前記真空チャンバー内の空気圧を周期的に調節するように前記真空発生器を制御する態様14に記載のシステム。
[態様16]
前記入力は、真空サイクルの数、各真空サイクルの真空レベル、真空サイクルごとの時間、又は真空サイクル同士の間の時間、のうちの1又は複数のを含む態様15に記載のシステム。
[態様17]
ハウジングを更に備え、前記真空チャンバー及び前記真空発生器は、前記ハウジング内に少なくとも部分的に配置される態様14に記載のシステム。
[態様18]
前記真空チャンバー内に配置された回転可能なプラットフォームを更に備え、該回転可能なプラットフォームは、前記ハウジングの小孔を通って延在するアクチュエーターを介して回転する態様17に記載のシステム。
[態様19]
前記側壁は、プラグを収納するように構成されたソケットを備え、前記プラグは、前記真空チャンバー内にエポキシを供給するように構成された注出口を備える態様1に記載のシステム。
[態様20]
前記蓋は前記側壁にヒンジ式に結合される態様1に記載のシステム。
100 真空システム
102 ハウジング
104 真空チャンバー
106 正面パネル
108 側面パネル
110 背面パネル
112 天井
114 ユーザーインターフェース
116 電気コネクタ
117 リザーバー
118 圧縮空気コネクタ
120 支柱
122 溝
124 プラグ
125 ソケット
126 注出口
128 側壁
130 リム
132 シールリング
134 開口部
136 蓋
138 機械的リンク機構
140 プラットフォーム
142 容器
144 スピンドル
146 ホイールアクチュエーター
148 駆動ベルト
150 ポート
152 真空発生器
153 第1の弁
154 制御回路部
155 第2の弁
156 溝
158 下部
160 上部
162 一体型ヒンジ
180 凹所
500 流量制御デバイス
600 シース
602 窓部
604 スロット
606 側方スロット
608 本体
610 背壁
612 凹所
614 ボア
616 突起
617 ボルト頭部
618 点
800 供給ノブ
800 ノブ
802 チャネル
804 頭部
806 シャフト
812 凹所
816 通路
818 端部
820 側方部
822 弓状部

Claims (18)

  1. 材料試料のエポキシ埋込のための真空システムにおいて、
    実質的に中空の真空チャンバーであって、
    溝の上方に突出するリムを有する側壁であって、前記リムが開口部の周縁部を形成する側壁と、
    前記溝内に嵌合される下部と、前記リムの少なくとも一部に重畳される上部とを有する可撓性シールであって、前記リムの前記一部が、該可撓性シールの前記下部と前記上部との間に挟持される可撓性シールと、
    蓋であって、該蓋は、前記開口部が覆われていない開放位置と、該蓋が前記開口部を覆う閉鎖位置との間で可動であり、前記可撓性シールの前記上部は、該蓋が前記閉鎖位置にあるときに前記蓋と前記リムとの間で挟持され、それにより、前記開口部が封止されるようにした蓋を備えた真空チャンバーとを具備し、
    前記可撓性シールの前記上部と前記下部は一体型ヒンジにおいて連結されているシステム。
  2. 前記蓋が前記開放位置にあるとき、前記上部は前記リムから離れて延在する請求項1に記載のシステム。
  3. 前記真空チャンバーに連通する真空発生器を更に備え、該真空発生器が、前記真空チャンバー内の空気圧を下げる請求項1に記載のシステム。
  4. 制御回路部と電気通信するユーザーインターフェースを更に備え、前記制御回路部は、前記ユーザーインターフェースを介して受信された入力に基づいて、前記真空チャンバー内の空気圧を周期的に下げるように前記真空発生器を制御する請求項に記載のシステム。
  5. 前記入力は、真空サイクルの数、各真空サイクルの真空レベル、真空サイクル同士の間の時間、又は各真空サイクルの時間のうちの1又は複数を含む請求項に記載のシステム。
  6. ハウジングを更に備え、前記真空チャンバー及び前記真空発生器は、前記ハウジング内に少なくとも部分的に配置される請求項に記載のシステム。
  7. 前記真空チャンバー内に配置された回転可能なプラットフォームを更に備え、該回転可能なプラットフォームは、前記ハウジングの小孔を通って延在するアクチュエーターを介して回転する請求項に記載のシステム。
  8. 前記側壁は、プラグを収納するように構成されたソケットを備え、前記プラグは、前記真空チャンバー内にエポキシを供給するように構成された注出口を備える請求項1に記載のシステム。
  9. 前記蓋は前記側壁にヒンジ式に結合される請求項1に記載のシステム。
  10. 材料試料のエポキシ埋込のための真空システムにおいて、
    真空チャンバーであって、
    溝を有する円筒形の側壁と、
    前記溝の上に少なくとも部分的に配置された環状のリムと、
    第1の部分及び第2の部分を有するシールリングであって、前記第1の部分は前記溝内に配置されるシールリングと、
    前記円筒形の側壁、前記環状のリム、及び前記シールリングによって画定される開口部と、
    蓋であって、該蓋は、前記開口部が覆われていない開放位置と、該蓋が前記開口部を覆う閉鎖位置との間で可動であり、前記シールリングの前記第2の部分は、該蓋が前記閉鎖位置にあるときに前記蓋と前記リムとの間で挟持され、それにより、前記開口部が封止される蓋とを備える真空チャンバーを具備し、
    前記シールリングの前記第1の部分と前記第2の部分は、一体型ヒンジにおいて連結されているシステム。
  11. 前記蓋が前記開放位置にあるとき、前記第の部分の少なくとも一部は、前記リムの上に隆起している請求項10に記載のシステム。
  12. 前記真空チャンバーに連通する真空発生器を更に備え、該真空発生器は、前記真空チャンバー内の空気圧を調節する請求項10に記載のシステム。
  13. 制御回路部と電気通信するユーザーインターフェースを更に備え、前記制御回路部は、前記ユーザーインターフェースを介して受信された入力に基づいて、前記真空チャンバー内の空気圧を周期的に調節するように前記真空発生器を制御する請求項12に記載のシステム。
  14. 前記入力は、真空サイクルの数、各真空サイクルの真空レベル、真空サイクルごとの時間、又は真空サイクル同士の間の時間、のうちの1又は複数を含む請求項13に記載のシステム。
  15. ハウジングを更に備え、前記真空チャンバー及び前記真空発生器は、前記ハウジング内に少なくとも部分的に配置される請求項12に記載のシステム。
  16. 前記真空チャンバー内に配置された回転可能なプラットフォームを更に備え、該回転可能なプラットフォームは、前記ハウジングの小孔を通って延在するアクチュエーターを介して回転する請求項15に記載のシステム。
  17. 前記側壁は、プラグを収納するように構成されたソケットを備え、前記プラグは、前記真空チャンバー内にエポキシを供給するように構成された注出口を備える請求項10記載のシステム。
  18. 前記蓋は前記側壁にヒンジ式に結合される請求項10のシステム。
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