JP7308523B2 - ボールねじ軸サポート構造とアクチュエータ - Google Patents
ボールねじ軸サポート構造とアクチュエータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP7308523B2 JP7308523B2 JP2019204030A JP2019204030A JP7308523B2 JP 7308523 B2 JP7308523 B2 JP 7308523B2 JP 2019204030 A JP2019204030 A JP 2019204030A JP 2019204030 A JP2019204030 A JP 2019204030A JP 7308523 B2 JP7308523 B2 JP 7308523B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball screw
- screw shaft
- support member
- support structure
- shaft support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Transmission Devices (AREA)
- Vibration Dampers (AREA)
- Machine Tool Units (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
特許文献1に記載された長尺リードスクリューの防振安定装置は、アクチュエータの長尺リードスクリュー(ボールねじ軸)を支持ローラによって支持することでその撓みを防止して振動を抑制している。
上記支持ローラは支持部品に回転可能に取り付けられていて、その支持部品は常時はスプリングによって上記アクチュエータのスライダ側に付勢されている。上記支持部品の幅方向両側には下圧ローラがそれぞれ回転可能に取り付けられている。また、上記スライダの進行方向両側には傾斜面がそれぞれ設けられている。
上記スライダが上記支持部品に接近すると、上記スライダの傾斜面により上記下圧ローラを介して上記支持部品ひいては上記支持ローラが上記スプリングの弾性力に抗して下側に退避される。
すなわち、特許文献1に記載された長尺リードスクリューの防振安定装置では、支持部品に長尺リードスクリューを支持するために支持ローラが回転可能に取り付けられているだけでなく、スライダの傾斜面に摺接する下圧ローラも取り付けられた構成になっており、支持部品及びその周囲の構成が複雑であるという問題があった。
また、特許文献2に記載された工作機械等の駆動部材移動機構には、軸振れ防止装置がボールねじ軸の横であって移動する駆動ブロックとの緩衝を避けることができる位置に設置されているため、駆動部材移動機構近傍の構成が横方向に大型化してしまうという問題があった。
又、請求項2によるボールねじ軸サポート構造は、請求項1記載のボールねじ軸サポート構造において、上記受け部材は着脱可能に設置されていることを特徴とするものである。
又、請求項3によるボールねじ軸サポート構造は、請求項1又は請求項2記載のボールねじ軸サポート構造において、上記受け部材用緩衝材はフェルトであることを特徴とするものである。
又、請求項4によるボールねじ軸サポート構造は、請求項1~請求項3の何れかに記載のボールねじ軸サポート構造において、上記サポート部材の反ボールねじ軸側の面にはサポート部材用緩衝材が設置されていることを特徴とするものである。
又、請求項5によるボールねじ軸サポート構造は、請求項1~請求項4の何れかに記載のボールねじ軸サポート構造において、上記サポート部材の上記ボールねじ軸に対する接近動作を緩衝する緩衝機構が設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項6によるボールねじ軸サポート構造は、請求項5記載のボールねじ軸サポート構造において、上記緩衝機構は板バネと上記板バネに当接される当接部材からなることを特徴とするものである。
又、請求項7によるボールねじ軸サポート構造は、請求項5記載のボールねじ軸サポート構造において、上記緩衝機構はダンパであることを特徴とするものである。
又、請求項8によるボールねじ軸サポート構造は、請求項1~請求項7の何れかに記載のボールねじ軸サポート構造において、上記サポート部材本体には上記ボールねじ軸の軸方向に沿った上記受け部材の両側にサポート部材側傾斜面が設けられていていることを特徴とするものである。
又、請求項9によるボールねじ軸サポート構造は、請求項8記載のボールねじ軸サポート構造において、上記サポート部材側傾斜面にはサポート部材側傾斜面用緩衝材が設置されていることを特徴とするものである。
又、請求項10によるボールねじ軸サポート構造は、請求項8又は請求項9記載のボールねじ軸サポート構造において、上記ボールねじナット側にボールねじナット側ローラが設置されていて、上記ボールねじナット側ローラが上記サポート部材側傾斜面に沿って転動することにより上記サポート部材が上記ボールねじ軸に離接することを特徴とするものである。
又、請求項11によるボールねじ軸サポート構造は、請求項8記載のボールねじ軸サポート構造において、上記ボールねじナット側の上記ボールねじ軸の軸方向に沿った両側にボールねじナット側傾斜面が設けられていて、上記ボールねじナット側傾斜面が上記サポート部材側傾斜面に沿って摺動することにより上記サポート部材が上記ボールねじ軸に離接することを特徴とするものである。
又、請求項12によるボールねじ軸サポート構造は、請求項11記載のボールねじ軸サポート構造において、上記サポート部材側傾斜面又は上記ボールねじナット側傾斜面の少なくとも一方に傾斜面用緩衝材が設置されていることを特徴とするものである。
又、請求項13によるボールねじ軸サポート構造は、請求項1~請求項7の何れかに記載のボールねじ軸サポート構造において、上記サポート部材本体にはサポート部材側ローラが設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項14によるボールねじ軸サポート構造は、請求項13記載のボールねじ軸サポート構造において、上記ボールねじナット側にはボールねじナット側傾斜面が設けられていて、上記ボールねじナット側傾斜面に沿って上記サポート部材側ローラを転動させることにより上記サポート部材が上記ボールねじ軸に離接することを特徴とするものである。
又、請求項15によるボールねじ軸サポート構造は、請求項14記載のボールねじ軸サポート構造において、上記ボールねじナット側傾斜面に傾斜面用緩衝材が設置されていることを特徴とするものである。
又、請求項16によるアクチュエータは、請求項1~請求項15の何れかに記載のボールねじ軸サポート構造のサポート部材が1個設置されていることを特徴とするものである。
又、請求項17によるアクチュエータは、請求項1~請求項15の何れかに記載のボールねじ軸サポート構造のサポート部材が複数個設置されていることを特徴とするものである。
又、請求項2記載のボールねじ軸サポート構造によると、請求項1記載のボールねじ軸サポート構造において、上記受け部材は着脱可能に設置されているので、交換が容易である。
又、請求項3記載のボールねじ軸サポート構造によると、請求項1又は請求項2記載のボールねじ軸サポート構造において、上記受け部材用緩衝材はフェルトであるので、簡易な構成により上記受け部材が上記ボールねじ軸に衝突した際の衝撃を抑制及び衝撃音を吸音することができる。
又、請求項4記載のボールねじ軸サポート構造によると、請求項1~請求項3の何れかに記載のボールねじ軸サポート構造において、上記サポート部材の反ボールねじ軸側の面にはサポート部材用緩衝材が設置されているので、上記サポート部材が下に移動された際の衝撃を上記緩衝材に吸収させることができる。
又、請求項5記載のボールねじ軸サポート構造によると、請求項1~請求項4の何れかに記載のボールねじ軸サポート構造において、上記サポート部材の上記ボールねじ軸に対する接近動作を緩衝する緩衝機構が設けられているので、上記サポート部材の急激な移動を抑え、騒音を防止することができる。
又、請求項6記載のボールねじ軸サポート構造によると、請求項5記載のボールねじ軸サポート構造において、上記緩衝機構は板バネと上記板バネに当接される当接部材からなるので、簡易な構成により上記サポート部材の急激な移動を抑え、騒音を防止することができる。
又、請求項7記載のボールねじ軸サポート構造によると、請求項5記載のボールねじ軸サポート構造において、上記緩衝機構はダンパであるので、簡易な構成により上記サポート部材の急激な移動を抑え、騒音を防止することができる。
又、請求項8記載のボールねじ軸サポート構造によると、請求項1~請求項7の何れかに記載のボールねじ軸サポート構造において、上記サポート部材本体には上記ボールねじ軸の軸方向に沿った上記受け部材の両側にサポート部材側傾斜面が設けられていているので、上記サポート部材側傾斜面を利用することで上記サポート部材の離接動作を円滑なものとすることができる。
又、請求項9記載のボールねじ軸サポート構造によると、請求項8記載のボールねじ軸サポート構造において、上記サポート部材側傾斜面にはサポート部材側傾斜面用緩衝材が設置されているので、簡易な構成により上記サポート部材側傾斜面に対する衝突の衝撃を抑制し、騒音を防止することができる。
又、請求項10記載のボールねじ軸サポート構造によると、請求項8又は請求項9記載のボールねじ軸サポート構造において、上記ボールねじナット側にボールねじナット側ローラが設置されていて、上記ボールねじナット側ローラが上記サポート部材側傾斜面に沿って転動することにより上記サポート部材が上記ボールねじ軸に離接するので、上記サポート部材の動作を円滑なものとすることができる。
又、請求項11記載のボールねじ軸サポート構造によると、請求項8記載のボールねじ軸サポート構造において、上記ボールねじナット側の上記ボールねじ軸の軸方向に沿った両側にボールねじナット側傾斜面が設けられていて、上記ボールねじナット側傾斜面が上記サポート部材側傾斜面に沿って摺動することにより上記サポート部材が上記ボールねじ軸に離接するので、より簡易な構成とすることができる。
又、請求項12記載のボールねじ軸サポート構造によると、請求項11記載のボールねじ軸サポート構造において、上記サポート部材側傾斜面又は上記ボールねじナット側傾斜面の少なくとも一方に傾斜面用緩衝材が設置されているので、簡易な構成により上記サポート部材側傾斜面と上記ボールねじナット側傾斜面の衝突の衝撃を抑制し、騒音を防止することができる。
又、請求項13記載のボールねじ軸サポート構造によると、請求項1~請求項7の何れかに記載のボールねじ軸サポート構造において、上記サポート部材本体にはサポート部材側ローラが設けられているので、上記サポート部材の動作を円滑なものとすることができる。
又、請求項14記載のボールねじ軸サポート構造によると、請求項13記載のボールねじ軸サポート構造において、上記ボールねじナット側にはボールねじナット側傾斜面が設けられていて、上記ボールねじナット側傾斜面に沿って上記サポート部材側ローラを転動させることにより上記サポート部材が上記ボールねじ軸に離接するので、簡易な構成により上記サポート部材の動作を円滑なものとすることができる。
又、請求項15記載のボールねじ軸サポート構造によると、請求項14記載のボールねじ軸サポート構造において、上記ボールねじナット側傾斜面に傾斜面用緩衝材が設置されているので、簡易な構成により上記ボールねじナット側傾斜面と上記サポート部材側ローラの衝突の衝撃を抑制し、騒音を防止することができる。
又、請求項16記載のアクチュエータによると、請求項1~請求項15の何れかに記載のボールねじ軸サポート構造のサポート部材が1個設置されているので、簡易且つコンパクトな構成によりボールねじ軸の撓みを防止して振動や騒音を抑制し高速に動作させることができる。
又、請求項17記載のアクチュエータによると、請求項1~請求項15の何れかに記載のボールねじ軸サポート構造のサポート部材が複数個設置されているので、上記ボールねじ軸が長い場合であっても簡易且つコンパクトな構成によりボールねじ軸の撓みを防止して振動や騒音を抑制し高速に動作させることができる。
上記サポート部材収容凹部51の底部には、図2に示すように、サポート部材用ベース収容孔49が形成されていて、上記サポート部材用ベース53は上記サポート部材用ベース収容孔49内に設置されている。
固定用ねじ59を上記サポート部材用ベース取付板54の貫通孔52に貫通させて上記ベース3に螺合させることで、上記サポート部材用ベース53、ひいては、上記サポート部材支持部材50が上記ベース3に固定されている。
また、上記サポート部材支持部材50には弾性手段としてのコイルバネ65がある。上記コイルバネ65は、後述するサポート部材61と上記サポート部材用ベース53との間に張置されている。
また、上記サポート部材用ベース53の前後方向(図2中左右方向)中央には後述する緩衝機構の一部であるU字型の板バネ57が設置されている。
上記のように、上記サポート部材支持部材50は上記サポート部材用ベース53と上記サポート部材用ベース53に固着される上記サポート部材用ベース取付板54、54と上記サポート部材ガイド用支柱55、55と上記サポート部材本体62を弾性支持しているコイルバネ65により構成されている。
上記受け部材83には座グリ付きの貫通孔88、88が形成されていて、上記受け部材83はボルト89、89を上記貫通孔88、88に貫通させて上記サポート部用凹部79に形成された雌ねじ部67、67に螺合させることで上記サポート部材本体62に固定されている。上記受け部材用緩衝材87は上記ボルト89、89により、上記受け部材83と共締め固定されている。また、上記サポート部用凹部79に形成された雌ねじ部67、67の上記サポート部材本体62の下面側からセットスクリュー84、84を螺合させており、上記セットスクリュー84、84の螺合位置を調整することで、上記受け部材用緩衝材87の必要以上のつぶれを防止するとともに、上記受け部材83の高さを調整している。
上記受け部材83の上面側には上記ボールねじ軸9を受けるための凹部85が形成されている。上記受け部材83の上記凹部85の幅方向両側(図5中)は平面状の摺動部86、86となっている。図2に示すように、上記サポート部材61が上記コイルバネ65の弾性力により図2中上側に押圧・付勢されると、上記サポート部81の受け部材83の凹部85によって上記ボールねじ軸9の中央付近が支持されて、上記ボールねじ軸9の撓みが防止される。
また、上記受け部材83の前方には上記サポート部材本体62の前方側傾斜面71、71と略連続する前方側傾斜面82aが形成されていて、上記受け部材83の後方には上記サポート部材本体62の後方側傾斜面73、73と略連続する後方側傾斜面82bが形成されている。
上記のように、上記サポート部材61は上記サポート部材本体62と上記サポート部材本体62に設置される上記サポート部81と上記サポート部材本体62の上記前方側傾斜面71、71および上記後方側傾斜面73、73に設置される上記前方側緩衝材75、75と上記後方側緩衝材77、77により構成されている。
上記スライダ11が更に図8中左側に移動すると、上記前方ローラ21、21は上記受け部材83の後方側傾斜面82b、82bに当接して転動し、その後上記受け部材83の摺動部86、86に当接して転動し、更に上記受け部材83の前方側傾斜面82a、82aに当接して転動する。
また、上記サポート部材61が上側に復帰する際の急激な上昇は緩衝機構95の上記板バネ57と上記当接部材93とが接触し抵抗となることによって緩和され、それによって騒音の発生を防止している。
また、上記ボールねじ軸サポート構造47は1つのユニットとして上記サポート部材収容凹部51に着脱できる構造となっている。
まず、簡易且つコンパクトな構成によりボールねじ軸9の撓みを防止することができ、振動や騒音を抑制して高速化に対応することができる。すなわち、ボールねじ軸9を支持する受け部材83を備えたサポート部材61をコイルバネ65によって常時ボールねじ軸9側に付勢する構成とし、それをスライダ11の前方ローラ21、21及び後方ローラ23、23、上記サポート部材61の前方側傾斜面71、71と後方側傾斜面73、73の協働によって適宜押し下げるように構成したからである。
また、上記受け部材83とサポート部材本体62との間には受け部材用緩衝材87が介挿されているので、上記受け部材83が上記ボールねじ軸9に衝突した際の衝撃を簡易な構成により緩和することができる。
また、上記受け部材83は着脱可能に設置されているので、交換が容易である。
また、上記受け部材用緩衝材87はフェルト製であるので構成は簡単でありその緩衝効果及び吸音効果も高い。
また、上記サポート部材61の下面側にも、サポート部材用緩衝材91、91が設置されているので、上記サポート部材61が上記サポート部材用ベース53に衝突する際の衝撃を緩和することができる。
また、前方ローラ21、後方ローラ23、上記前方側傾斜面71、71、後方側傾斜面73、73の協働によって上記サポート部材61を昇降させるようにしているので、サポート部材61の昇降動作を円滑なものとすることができる。
また、上記前方側傾斜面71、71と後方側傾斜面73、73には、前方側緩衝材75、75と後方側緩衝材77、77が設置されているので、前方ローラ21や後方ローラ23が衝突した際の衝撃を緩和することができる。
上記サポート部材用緩衝材91、91、上記前方側緩衝材75、75、及び、後方側緩衝材77、77は、例えば低反発のゴム製であるので、簡単な構成で高い緩衝効果を得ることができる。
また、緩衝機構95が設けられているので、上記サポート部材61の急激な上昇を抑え、上記ボールねじ軸9への衝撃を緩和するとともに騒音を防止することができる。また、上記緩衝機構95は上記板バネ57と上記当接部材93、93によって構成されているので、その構成も簡単である。
また、アクチュエータ1には一つの上記サポート部材61が設置されているので、その構成も簡単である。
図11に示すように、この第2の実施の形態によるアクチュエータ101には、前記した第1の実施の形態の場合と同様にボールねじ軸サポート構造47が設けられているが、スライダ11の下側には前方ローラ21、21の代わりに前方側傾斜面部材103、103が設けられていて、後方ローラ23、23の代わりに、後方側傾斜面部材105、105が設けられている。
また、図5に示すように、上記サポート部材本体62の上記前方側傾斜面71と上記後方側傾斜面73には前方側緩衝材75と後方側緩衝材77が設置されているが、上記傾斜面107や上記傾斜面109にも図示しない緩衝材を設置してもよい。
また、上記サポート部材本体62の上記前方側傾斜面71と上記後方側傾斜面73に緩衝材を設置せず、上記傾斜面107や上記傾斜面109に図示しない緩衝材を設置する場合も考えられる。
なお、前記第1の実施の形態の場合と共通する構成には同一符号を付して示しその説明を省略する。
図12に示すように、アクチュエータ201は、前記した第2の実施の形態の場合と同様に、スライダ11の下側に前方側傾斜面部材103、103と後方側傾斜面部材105、105が設置されているが、ベース3のサポート部材収容凹部51内にはボールねじ軸サポート構造203が設置されている。
また、上記傾斜面107や上記傾斜面109に図示しない緩衝材を設置する場合も考えられる。
なお、前記第1の実施の形態の場合と共通する構成には同一符号を付して示しその説明を省略する。
この第4の実施の形態では、図13に示すようなボールねじ軸サポート構造301が用いられている。このボールねじ軸サポート構造301は、前記した第1の実施の形態や第2の実施の形態におけるボールねじ軸サポート構造47と略同様の構成であるが、緩衝機構95の代わりに緩衝機構303が設けられている。
例えば図13(a)に示すようにサポート部材61は上記当接部材305の内側に配置されていて、上記板バネ307、307の先端側は図13(b)や図13(c)に示すように上記当接部材305の内側の側面に当接して付勢している。
この第5の実施の形態では、図14に示すようなボールねじ軸サポート構造401が用いられている。このボールねじ軸サポート構造401は、前記した第1の実施の形態や第2の実施の形態におけるボールねじ軸サポート構造47と略同様の構成であるが、サポート部材本体62の幅方向(図14(b)中左右方向)両側に緩衝機構403、403が設けられている。
また、図14(a)にしめすように、上記ダンパ取付部材405の前後方向両端にはダンパ411、411が設置されている。上記ダンパ411にはシリンダ413とロッド415がある。上記シリンダ413内には図示しないオイルが封入されていて、上記ロッド415の上記シリンダ413内部側の端部には図示しないピストンが固着されている。上記ロッド415の図14中下端は図示しないアクチュエータのベースに固着されている。よって、サポート部材61が図14中上下方向に移動されると、上記シリンダ413が上記ロッド415に対して相対的に移動されることになる。このとき、上記シリンダ413内の図示しないオイルの抵抗により上記シリンダ413、ひいては、上記サポート部材61の移動が緩衝される。
この第6の実施の形態では、図15に示すようなボールねじ軸サポート構造501が用いられている。このボールねじ軸サポート構造501は、前記した第1の実施の形態や第2の実施の形態におけるボールねじ軸サポート構造47と略同様の構成であるが、サポート部材用ベース53に緩衝機構503が設置されている。
上記緩衝機構503には上記サポート部材用ベース53に固着された長方形のプレート505がある。このプレート505の各角部にはダンパ507、507、507、507(図15(a)中左端のダンパ507は図示されていない)が設置されている。上記ダンパ507は前記した第5の実施の形態のダンパ411と同様の構成であり、シリンダ509とロッド511がある。上記シリンダ509は上記プレート505に固着されており、上記ロッド511の図15中上端がサポート部材本体62の底面に固着されている。
上記ダンパ507によってサポート部材61の図15中上下方向の移動が緩衝される。
前記第1の実施の形態の場合は、軸方向の中央一箇所に1個のボールねじ軸サポート構造47が設けられた構成を例に挙げて説明したが、この第7の実施の形態によるアクチュエータ701の場合には、軸方向の二箇所にボールねじ軸サポート構造47、47をそれぞれ設置した構成になっている。
なお、その他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同じであり、図中同一部分には同一符号を付して示しその説明を省略する。
まず、前記第1~第7の実施の形態の場合にはサポート部材を1個、2個設けた場合を説明したが、それに限定されるものではなく、3個以上設ける場合も考えられる。
また、受け部材の材質は、POMの他に含油焼結材料等摺動性が良好な様々な場合が考えられる。
また、緩衝材の材質は、フェルトや低反発のゴムの他に、その他の布、ゴム、樹脂、ゲル状材料、スポンジ等の多孔質材料等様々な場合が考えられる。
また、ローラの材質は、樹脂の他にゴム、含油焼結材料等様々な場合が考えられる。
また、サポート部材用ベースをアクチュエータのベースと一体とし、サポート部材ガイド用支柱を直接ベースに固着することもできる。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
9 ボールねじ軸
11 スライダ
21 前方ローラ
23 後方ローラ
31 ボールねじナット
57 板バネ(緩衝機構の一部)
61 サポート部材
65 コイルバネ(弾性手段)
71 前方側傾斜面
73 後方側傾斜面
81 サポート部
83 受け部材
87 受け部材用緩衝材
95 緩衝機構
101 アクチュエータ
201 アクチュエータ
303 緩衝機構
403 緩衝機構
503 緩衝機構
701 アクチュエータ
Claims (17)
- ボールねじ軸と、
上記ボールねじ軸に移動可能に螺合されたボールねじナットと、
上記ボールねじ軸に離接可能に設置され弾性手段により上記ボールねじ軸に圧接されているとともに上記ボールねじナットの接近により上記弾性手段の付勢力に抗して上記ボールねじ軸から離間されるサポート部材と、
を具備し、
上記サポート部材はサポート部材本体と、上記ボールねじ軸を受ける受け部材と、上記サポート部材本体と上記受け部材との間に介挿された受け部材用緩衝材から構成されることを特徴とするボールねじ軸サポート構造。 - 請求項1記載のボールねじ軸サポート構造において、
上記受け部材は着脱可能に設置されていることを特徴とするボールねじ軸サポート構造。 - 請求項1又は請求項2記載のボールねじ軸サポート構造において、
上記受け部材用緩衝材はフェルトであることを特徴とするボールねじ軸サポート構造。 - 請求項1~請求項3の何れかに記載のボールねじ軸サポート構造において、
上記サポート部材の反ボールねじ軸側の面にはサポート部材用緩衝材が設置されていることを特徴とするボールねじ軸サポート構造。 - 請求項1~請求項4の何れかに記載のボールねじ軸サポート構造において、
上記サポート部材の上記ボールねじ軸に対する接近動作を緩衝する緩衝機構が設けられていることを特徴とするボールねじ軸サポート構造。 - 請求項5記載のボールねじ軸サポート構造において、
上記緩衝機構は板バネと上記板バネに当接される当接部材からなることを特徴とするボールねじ軸サポート構造。 - 請求項5記載のボールねじ軸サポート構造において、
上記緩衝機構はダンパであることを特徴とするボールねじ軸サポート構造。 - 請求項1~請求項7の何れかに記載のボールねじ軸サポート構造において、
上記サポート部材本体には上記ボールねじ軸の軸方向に沿った上記受け部材の両側にサポート部材側傾斜面が設けられていていることを特徴とするボールねじ軸サポート構造。 - 請求項8記載のボールねじ軸サポート構造において、
上記サポート部材側傾斜面にはサポート部材側傾斜面用緩衝材が設置されていることを特徴とするボールねじ軸サポート構造。 - 請求項8又は請求項9記載のボールねじ軸サポート構造において、
上記ボールねじナット側にボールねじナット側ローラが設置されていて、上記ボールねじナット側ローラが上記サポート部材側傾斜面に沿って転動することにより上記サポート部材が上記ボールねじ軸に離接することを特徴とするボールねじ軸サポート構造。 - 請求項8記載のボールねじ軸サポート構造において、
上記ボールねじナット側の上記ボールねじ軸の軸方向に沿った両側にボールねじナット側傾斜面が設けられていて、上記ボールねじナット側傾斜面が上記サポート部材側傾斜面に沿って摺動することにより上記サポート部材が上記ボールねじ軸に離接することを特徴とするボールねじ軸サポート構造。 - 請求項11記載のボールねじ軸サポート構造において、
上記サポート部材側傾斜面又は上記ボールねじナット側傾斜面の少なくとも一方に傾斜面用緩衝材が設置されていることを特徴とするボールねじ軸サポート構造。 - 請求項1~請求項7の何れかに記載のボールねじ軸サポート構造において、
上記サポート部材本体にはサポート部材側ローラが設けられていることを特徴とするボールねじ軸サポート構造。 - 請求項13記載のボールねじ軸サポート構造において、
上記ボールねじナット側にはボールねじナット側傾斜面が設けられていて、
上記ボールねじナット側傾斜面に沿って上記サポート部材側ローラを転動させることにより上記サポート部材が上記ボールねじ軸に離接することを特徴とするボールねじ軸サポート構造。 - 請求項14記載のボールねじ軸サポート構造において、
上記ボールねじナット側傾斜面に傾斜面用緩衝材が設置されていることを特徴とするボールねじ軸サポート構造。 - 請求項1~請求項15の何れかに記載のボールねじ軸サポート構造のサポート部材が1個設置されていることを特徴とするアクチュエータ。
- 請求項1~請求項15の何れかに記載のボールねじ軸サポート構造のサポート部材が複数個設置されていることを特徴とするアクチュエータ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019204030A JP7308523B2 (ja) | 2019-11-11 | 2019-11-11 | ボールねじ軸サポート構造とアクチュエータ |
JP2021070507A JP7388732B2 (ja) | 2019-11-11 | 2021-04-19 | ボールねじ軸サポート構造とアクチュエータ |
JP2023123448A JP2023133442A (ja) | 2019-11-11 | 2023-07-28 | ボールねじ軸サポート構造とアクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019204030A JP7308523B2 (ja) | 2019-11-11 | 2019-11-11 | ボールねじ軸サポート構造とアクチュエータ |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021070507A Division JP7388732B2 (ja) | 2019-11-11 | 2021-04-19 | ボールねじ軸サポート構造とアクチュエータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021076195A JP2021076195A (ja) | 2021-05-20 |
JP7308523B2 true JP7308523B2 (ja) | 2023-07-14 |
Family
ID=75899742
Family Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019204030A Active JP7308523B2 (ja) | 2019-11-11 | 2019-11-11 | ボールねじ軸サポート構造とアクチュエータ |
JP2021070507A Active JP7388732B2 (ja) | 2019-11-11 | 2021-04-19 | ボールねじ軸サポート構造とアクチュエータ |
JP2023123448A Pending JP2023133442A (ja) | 2019-11-11 | 2023-07-28 | ボールねじ軸サポート構造とアクチュエータ |
Family Applications After (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021070507A Active JP7388732B2 (ja) | 2019-11-11 | 2021-04-19 | ボールねじ軸サポート構造とアクチュエータ |
JP2023123448A Pending JP2023133442A (ja) | 2019-11-11 | 2023-07-28 | ボールねじ軸サポート構造とアクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (3) | JP7308523B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114770188B (zh) * | 2022-04-22 | 2024-05-03 | 北京晶亦精微科技股份有限公司 | 一种传动支架以及滑移装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002234326A (ja) | 2001-02-08 | 2002-08-20 | Kazuo Yamaguchi | エアサスペンションにおける車高調整装置 |
JP2017078505A (ja) | 2015-10-22 | 2017-04-27 | オークマ株式会社 | ボールねじ支持装置における廃油回収装置 |
JP2018040491A (ja) | 2016-09-05 | 2018-03-15 | シュタビルス ゲーエムベーハーStabilus Gmbh | ばね装置 |
-
2019
- 2019-11-11 JP JP2019204030A patent/JP7308523B2/ja active Active
-
2021
- 2021-04-19 JP JP2021070507A patent/JP7388732B2/ja active Active
-
2023
- 2023-07-28 JP JP2023123448A patent/JP2023133442A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002234326A (ja) | 2001-02-08 | 2002-08-20 | Kazuo Yamaguchi | エアサスペンションにおける車高調整装置 |
JP2017078505A (ja) | 2015-10-22 | 2017-04-27 | オークマ株式会社 | ボールねじ支持装置における廃油回収装置 |
JP2018040491A (ja) | 2016-09-05 | 2018-03-15 | シュタビルス ゲーエムベーハーStabilus Gmbh | ばね装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7388732B2 (ja) | 2023-11-29 |
JP2021076195A (ja) | 2021-05-20 |
JP2023133442A (ja) | 2023-09-22 |
JP2021119315A (ja) | 2021-08-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2023133442A (ja) | ボールねじ軸サポート構造とアクチュエータ | |
KR101258706B1 (ko) | 공작 기계의 텔레스코픽 커버 | |
WO2015037155A1 (ja) | 工作機械 | |
KR101992638B1 (ko) | 개선된 방진 구조를 갖는 리니어 액추에이터 | |
JP4919719B2 (ja) | 対象物設置機構 | |
JP2023171511A (ja) | ボールねじ軸サポート構造とアクチュエータ | |
CN101512089B (zh) | 家具铰链 | |
US20240002201A1 (en) | Shock absorption pedal with adjustable resistance | |
JP5399786B2 (ja) | 工作機械 | |
JP2022159885A (ja) | ボールねじ軸サポート構造とアクチュエータ | |
JP2010173026A (ja) | 門型工作機械 | |
JP2023034370A (ja) | ボールねじ軸サポート構造とアクチュエータ | |
JP2008056003A (ja) | 電動シートスライド装置 | |
US8677583B2 (en) | Machine tool | |
JP5394831B2 (ja) | ボールねじ式駆動装置 | |
JP2008155794A (ja) | 可動部材のスライド機構 | |
JP2024093253A (ja) | ボールねじ軸サポート構造とアクチュエーター | |
JP4449583B2 (ja) | マシニングセンタおよびマシニングセンタのコラム支持方法 | |
JP6684666B2 (ja) | 外力吸収装置および駆動装置 | |
US20220063461A1 (en) | Spring element and vehicle seat having a spring element | |
EP2584223A1 (en) | Drive screw system comprising slide bearing and slide bearing | |
CN113056151B (zh) | 机架系统及其滑轨机构 | |
CN213776192U (zh) | 减震装置与轮组 | |
CN219176892U (zh) | 一种基于减振套管的滚珠丝杠副结构 | |
CN216991041U (zh) | 一种具有减震功能的数控立式车床 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220829 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230525 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230623 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230627 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7308523 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |