JP7307966B2 - 炊飯器 - Google Patents

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Description

本実施の形態は、炊飯器に関する。
近年、IH炊飯器が普及している。IHとは、電磁誘導加熱(Induction Heating)のことである。IH炊飯器は、底部に設置したIHコイルにより電磁波を発生させ、その電磁波で炊飯釜の底自体を発熱させて炊飯する方式の炊飯器である。
また、分離型の炊飯器も知られている(特許文献1)。特許文献1に開示される炊飯器では、多用途利用できるIH調理器の上に別設の炊飯器を搭載し、IH調理器側のIHコイルにより炊飯器側の炊飯釜を発熱させて炊飯するようになっている。
実用新案登録3103627号公報
しかしながら、特許文献1に開示される炊飯器によると、IH調理器の上に炊飯器を搭載した状態でIH調理器の操作ボタンが露出する(特許文献1の図2参照)。このIH調理器は多用途利用を前提としているため、IH調理器の上に炊飯器を搭載した状態で炊飯に必要のない操作ボタンが押されてしまう可能性がある。
本実施の形態は、操作性を向上させた上下分離型の炊飯器を提供する。
本実施の形態の一態様によれば、電磁調理器に炊飯器部を組み合わせることで炊飯を行う機能を備える炊飯器であって、前記電磁調理器は、被加熱物を電磁誘導加熱する加熱コイルと、当該電磁調理器の操作部である電磁調理器操作部と、当該電磁調理器の底部に設けられ、炊飯釜に収容された被炊飯物の重量を計量可能な重量センサーとを備え、前記炊飯器部は、蓋ヒンジを支点として開閉自在に回動する蓋部と、被炊飯物を収容する前記炊飯釜と、前記蓋部に設けられた当該炊飯器部の操作部である炊飯器操作部と、当該炊飯器部の前面に設けられると共に前記炊飯釜に収容された被炊飯物の重量を表示する計量表示部と、を備え、前記電磁調理器に前記炊飯器部を搭載した状態で前記電磁調理器操作部が前記炊飯器部に覆い隠され、前記電磁調理器は、天面にトッププレートが配置され、前方側には前記電磁調理器操作部が設けられ、前記トッププレートと前記電磁調理器操作部とは平面視で互いに重ならないように、かつ、互いに高さが異なるように配置され、前記トッププレートと前記電磁調理器操作部の段差と前記炊飯器部の底面の外縁部とが嵌合する構造である炊飯器が提供される。
本実施の形態によれば、操作性を向上させた上下分離型の炊飯器を提供することができる。
実施の形態に係るIH炊飯器の斜視図。 図1に示されるIH炊飯器が備える炊飯器部の斜視図。 図2に示される炊飯器部の断面図。 図1に示されるIH炊飯器が備えるIH調理器の斜視図。 図4に示されるIH調理器のトッププレートを取り外した状態の斜視図。 図4に示されるIH調理器の断面図。 実施の形態に係るIH炊飯器の断面図。 図7に示されるIH炊飯器の底面の斜視図。 図7に示される重量センサー部分を拡大した拡大図。 実施の形態に係るIH炊飯器の概略回路構成図。 実施の形態に係るIH炊飯器が備える操作部の説明図であり、(a)炊飯器操作部、(b)計量表示部。 図11(b)に示される計量表示部の画面遷移図。 実施の形態に係るIH炊飯器の計量炊飯動作を示すフローチャート。 実施の形態に係るIH炊飯器の計量炊飯動作を示すフローチャート。 実施の形態に係るIH炊飯器の計量炊飯動作を示すフローチャート。 実施の形態に係るIH炊飯器の計量炊飯動作を示すフローチャート。 実施の形態に係るIH炊飯器の計量炊飯動作を示すフローチャート。 実施の形態に係るIH炊飯器の重量センサーゼロ点調整動作を示すフローチャート。 実施の形態に係るIH炊飯器の重量センサー制御動作を示すフローチャート。 実施の形態に係るIH炊飯器が備えるIH調理器の動作を示すフローチャート。 実施の形態に係るIH炊飯器の側面図。 図17に示されるIH炊飯器の底面図。 実施の形態に係るIH炊飯器が備える重量センサーの回路構成図。 図19に示される単一ロードセルの回路構成図。
次に、図面を参照して、実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
また、以下に示す実施の形態は、技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この実施の形態は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
[IH炊飯器の全体構成例]
図1は、実施の形態に係るIH炊飯器(電磁炊飯器)1の斜視図である。このIH炊飯器1は、IHによる炊飯技術を使用し、無線通信・電力供給により本体とIH部の分離を可能とするIHジャー炊飯器である。
具体的には、図1に示すように、IH炊飯器1は、炊飯器部100とIH調理器200とに上下分離可能となっている。外観はジャー炊飯器であるが、炊飯器部100を取り外すと、IH調理器200の操作部が現れる。IH調理器200側は単独でIH調理に使用することができ、炊飯器部100側は御櫃として食卓に簡単に運ぶことができる。
また、実施の形態に係るIH炊飯器1は、自動計量機能を備える。これにより、炊飯量や米の銘柄に応じて「最適な水量をお知らせ」し、いつでも美味しいご飯を炊き上げ、お米の特色をより楽しむことができる。
また、実施の形態に係るIH炊飯器1は、米の銘柄炊き分け機能を備える。これにより、米の銘柄や各メニューの炊飯に対し、温度センサー情報から電力と炊飯工程の時間を制御し、美味しいご飯を炊き上げることができる。
[炊飯器部の構成例]
以下、炊飯器部100の構成を詳細に説明する。
図2は、図1に示されるIH炊飯器1が備える炊飯器部100の斜視図である。図2に示すように、炊飯器部100は、蓋部100Aと、炊飯器本体100Bと、底部100Cとを備える。蓋部100Aの天面には、炊飯器部100を操作するための炊飯器操作部101が設けられている。炊飯器本体100Bの前面には、米や水の重量を表示する計量表示部102が設けられている。炊飯器部100の外観は略直方体状である。使用者から計量表示部102が見えやすくするため、炊飯器本体100Bの前面をやや傾斜させるのが望ましい。
底部100Cの外縁部は、IH調理器200の天面の外縁部と嵌合する構造になっている。具体的には8.5mm程度、炊飯器部100側の筐体とIH調理器200側の筐体とがオーバーラップするようになっている。IH調理器200の設置面積と炊飯器部100の設置面積がほぼ等しいため、上下の筺体がぴったり一致し、外観がスマートであるとともに、省スペース化を図ることができる。上下嵌合の工夫として、IH調理器200の天面の外縁部と底部100Cの外縁部にテーパを付けてもよいし、前後の間違いをなくすため前後でRが異なるようにしてもよい。
図3は、図2に示される炊飯器部100の断面図である。図3に示すように、後方側に設けた蓋ヒンジ129を支点として蓋部100Aの前方側が上下方向に回動するようになっている。この前方側の蓋部100Aと炊飯器本体100Bとの対向位置に蓋ロック機構124を設けている。炊飯器本体100Bの上部開口から内釜(炊飯釜)121を収容する。内釜121の周囲に断熱材や保護枠を設け、内釜121の底に温度を計測するサーミスタ131を設けている。内釜121内で発生した蒸気は、内蓋127に設けた蒸気筒128を介して外部に排出される。炊飯器本体100Bの側壁部には、炊飯器部100を持ち運ぶためのハンドルが回動自在に設けられている。
炊飯器操作部101の近傍には、炊飯器操作部101を制御する炊飯器操作基板126が配置されている。計量表示部102の近傍には、計量表示部102を制御する計量表示基板123が配置されている。計量表示基板123の下方には、通信端子112や電力受給コイルが接続されたインターフェース基板122が配置されている。通信端子112は、IH調理器200と無線通信するための端子である。電力受給コイルは、IH調理器200側の電力供給コイルから電磁誘導により電力を受給するためのコイルである。
なお、ここでは、炊飯器部100の底にサーミスタ131を設けた場合を例示しているが、これに限定されるものではない。例えば、サーミスタ131は、炊飯器部100の側面に設けてもよいし、内蓋127に設けてもよい。
[IH調理器の構成例]
以下、IH調理器200の構成を詳細に説明する。
図4は、図1に示されるIH炊飯器1が備えるIH調理器200の斜視図である。図4に示すように、IH調理器200は、食卓などの上に置いて使用する卓上型の電磁調理器であり、外観は薄型の略直方体状である。IH調理器本体200Aの上部開口を塞ぐように、結晶化ガラス等で構成されたトッププレート200Bが配置されている。IH調理器200の天面の前方側には、電源ボタンや温度調整ボタンなどを有するIH操作部201が設けられている。トッププレート200BとIH操作部201とは平面視で互いに重ならないように配置される。IH調理器200の後方側には、マグネットで着脱自在に電源コードのプラグを装着する差し込み口が設けられている。
図5は、図4に示されるIH調理器200のトッププレート200Bを取り外した状態の斜視図である。図5に示すように、IH調理器本体200A上のトッププレート200Bを取り外すと、IHコイル211と、電力供給コイル212と、通信端子213と、リードスイッチ214が現れる。IHコイル211は、被加熱物を電磁誘導加熱する加熱コイルである。電力供給コイル212は、炊飯器部100側の電力受給コイルに電磁誘導により電力を供給するためのコイルである。通信端子213は、炊飯器部100と無線通信するための端子である。リードスイッチ214は、磁石を近づけると作動するスイッチである。これら部材の作用については後述する。
図6は、図4に示されるIH調理器200の断面図である。図6に示すように、IH調理器本体200Aのほぼ中央の上部にIHコイル211が配置されている。IH調理器本体200Aの内部で発生した熱はFAN221により外部に排気される構造になっている。IH調理器本体200Aの上部の前方側には、IH操作部201を制御するIH操作基板224が配置されている。その近傍には、IH加熱用のメイン基板225が配置されている。IH調理器本体200Aの底部の四隅から外表面に4つの台座部223が突き出している。台座部223は、金型入れ子対応で重量センサーを取り付け可能となっている。
[重量センサーの構成例]
以下、重量センサーの構成を詳細に説明する。
図7は、実施の形態に係るIH炊飯器1の断面図である。図8は、図7に示されるIH炊飯器1の底面の斜視図である。図9は、図7に示される重量センサー部分(台座部223)を拡大した拡大図である。
図7~図9に示すように、四隅の台座部223に歪ゲージ223Bを設け、重量測定を行う。具体的には、ベース部材223Aに歪ゲージ223B、重量センサー台座223C、ゴム足223Dを取り付け、重量センサーカバー223Eで固定している。IH調理器200に炊飯器部100が搭載されると、ゴム足223Dが重量センサー台座223C全体を押し上げ、歪ゲージ223Bを変形させる。これにより、各歪ゲージ223Bの歪に基づいて重量センサー基板224a(図10参照)が重量測定を行うようになっている。
[炊飯器の概略回路構成例]
図10は、実施の形態に係るIH炊飯器1の概略回路構成図である。
図10に示すように、IH調理器200のメイン基板225にはマグネットプラグ226を介して電源コードが接続される。IH調理器200に炊飯器部100が搭載されると、炊飯器部100側の検知用磁石111がIH調理器200側のリードスイッチ214をオンするようになっている。
この状態で、IH調理器200のメイン基板225は、IH操作基板224を介して駆動信号を電力供給コイル212に印加する。これにより、電磁誘導作用で炊飯器部100側の電力受給コイル113に電力信号が発生し、インターフェース基板122を介して計量表示基板123や炊飯器操作基板126等に印加される。その結果、IH調理器200側の通信端子213と炊飯器部100側の通信端子112を介して赤外線通信等の無線通信が可能となる。
この状態で炊飯器操作部101(図2参照)が操作されると、その操作信号が炊飯器操作基板126から通信端子112・213を介してIH調理器200側のメイン基板225に伝送される。メイン基板225は、受信した操作信号に基づいてIHコイル211への電流供給の開始や停止を制御したり、IHコイル211に流す高周波電流の電流値を制御したりする。この制御において、重量センサー基板224aから得られる被炊飯物(米や水など)の重量情報や、サーミスタ131から得られる内釜121の温度情報を利用することができる。重量情報は、炊飯器部100側の計量表示基板123を介して計量表示部102(図2参照)に表示することも可能である。
以上のように、実施の形態に係るIH炊飯器1は、IHによる炊飯技術を使用し、無線通信・電力供給により炊飯器部100とIH調理器200の分離を可能として、重量センサーでもって米・水の計量を行う。このような自動計量機能を備えているため、炊飯量や米の銘柄に応じて「最適な水量をお知らせ」し、いつでも美味しいご飯を炊き上げ、お米の特色をより楽しむことができる。
なお、IH調理器200に炊飯器部100が搭載されていない状態では、IH調理器200の天面が露出しているため、IH操作部201(図4参照)を操作することができる。IH操作部201が操作されると、その操作信号がIH操作基板224からメイン基板225に伝送されるようになっている。すなわち、IH調理器200から炊飯器部100を取り外すと、IH調理器200の操作部201が現れるため、IH調理器200側は単独でIH調理に使用することができる。
[操作部の構成例]
図11は、実施の形態に係るIH炊飯器1が備える操作部の説明図である。
具体的には、図11(a)は、炊飯器部100の天面に設けられた炊飯器操作部101を示している。炊飯器操作部101は、表示部D1に加え、メニューボタンB1、保温/取消ボタンB2、米銘柄ボタンB3、炊飯ボタンB4等の各種ボタンを備える。表示部D1は、IH炊飯器1の設定状況等を表示する表示装置である。メニューボタンB1は、炊き方等を選択するためのボタンである。保温/取消ボタンB2は、保温とその取り消しを指示するためのボタンである。米銘柄ボタンB3は、お米の銘柄を選択するためのボタンである。米銘柄ボタンB3を押すことにより、こしひかり、あきたこまち、つや姫、ゆめぴりか、ひとめぼれ、ヒノヒカリ等の銘柄を選択することができる。炊飯ボタンB4は、炊飯を指示するためのボタンである。
また、図11(b)は、炊飯器部100の前面に設けられた計量表示部102を示している。計量表示部102は、表示部D11に加え、計量ボタンB11を備える。表示部D11は、計量値等を表示する表示装置である。計量ボタンB11は、計量モードの使用等を指示するためのボタンである。
[計量操作例の概要]
以下、計量操作例の概要を説明する。
まず、使用者は、炊飯器操作部101においてメニュー・かたさ・米銘柄を選択し、炊飯器部100の蓋部100Aを開け、内釜121にお米を入れる。次いで、計量表示部102の計量ボタンB11を押し(表示で米重量がナビゲートされる)、内釜121を取り出し洗米したのち、炊飯器部100に内釜121をセットし、その後、内釜121に水を入れていく(表示と音で水量がナビゲートされる)。ここでは、使用者に計量モードの使用を認識させるために計量ボタンB11を押すこととしているが、蓋部100Aを開けたら自動で計量モードに移行するようにしてもよい。最後に、炊飯器部100の蓋部100Aを閉じ、炊飯器操作部101の炊飯ボタンB4を押すと、炊飯が開始される。
[計量操作例の詳細]
図12は、図11(b)に示される計量表示部102の画面遷移図である。
まず、使用者が計量モードにおいて内釜121にお米を入れると、米重量が測定される。ここで、米重量が規定範囲以下の場合、図12(a)に示すように、表示部D11に「米を入れて計量ボタンを押す」等と表示する(計量ボタンB11点滅)。なお、計量モードに入る前には内釜121を炊飯器本体100Bに装着した状態でゼロ点調整が行われているが、詳細は後述する。一方、米重量が許容重量より多い場合、図12(b)に示すように、表示部D11にエラーを表示する(計量ボタンB11消灯)。
次いで、使用者が計量ボタンB11を押すと、米重量が確定し、水計量モードに移行する。ただし、計測した米重量が仕様重量範囲外なら水計量モードに移行せず、米計量モードのままである。問題がなければ、図12(c)に示すように、表示部D11に「(洗米後、)水を入れる」等と表示する。このとき、表示部D11には、必要水量を表示するようになっている。
次いで、洗米(無洗米ならこのステップは不要である)し、図示しないカップなどにより水を追加していくと、水重量が測定され、図12(d)に示すように、水量の追加とともに、表示部D11に表示される必要水量は減少していく。水重量が最適範囲に入ったら「ピッ」と一度音を鳴らし、最適範囲から外れたら「ピッ、ピッ」と二度音を鳴らす。最適値範囲では、図12(e)に示すように、表示部D11に「0」等と表示し、最適値範囲を過ぎたら、図12(f)に示すように、表示部D11に「水を減らす」等と表示する。
最後に、蓋部100Aを閉じると、計量表示を消灯する。この状態で炊飯ボタンB4(または予約後に炊飯ボタンB4)を押すと、炊飯が開始される。
[計量炊飯動作例]
図13A~Eは、IH炊飯器1の計量炊飯動作を示すフローチャートである。
まず、炊飯器部100がIH調理器200の上に載っていない場合、炊飯器操作部101は時刻表示のみ、計量表示部102は消灯のままである(S1→S2→S3→S2)。炊飯器部100がIH調理器200の上に載ると、炊飯器操作部101のメニュー表示等は起動するが、計量表示部102は消灯のままである(S2→S4)。このとき、メニュー・銘柄・かたさについては以前の情報が維持されている(S5)。
次いで、使用者がメニューボタンB1を押すと、メニュー選択が切り替わる(S6→S7→S6)。例えば、(1)無洗米→(2)無洗米,新米→(3)無洗米,省エネ→(4)無洗米,早炊き→(5)白米→(6)白米,新米→(7)白米,省エネ→(8)白米,早炊き→(9)炊き込み→(10)おかゆ→(11)玄米→(12)煮込み/蒸し→(1)無洗米→・・・の順に切り替わるようになっている。
次いで、使用者が米銘柄ボタンB3を押すと、選択メニューが白米または無洗米でない場合、銘柄選択は消灯のままである(S8→S9→S10→S8)。一方、選択メニューが白米または無洗米である場合、銘柄選択が切り替わる(S8→S9→S11→S8)。例えば、(0)その他→(1)こしひかり→(2)あきたこまち→(3)つや姫→(4)ゆめぴりか→(5)ひとめぼれ→(6)ヒノヒカリ→(0)その他→・・・の順に切り替わるようになっている。
次いで、使用者がかたさボタンを押すと、選択メニューが白米または無洗米でない場合、かたさ選択は消灯のままである(S12→S13→S14→S12)。一方、選択メニューが白米または無洗米である場合、かたさ選択が切り替わる(S12→S13→S15→S12)。例えば、(1)標準→(2)かため→(3)やわらか→(1)標準→・・・の順に切り替わるようになっている。
次いで、蓋部100Aが開いており、重量が釜妥当重量以上になっており、保温が「切」になっている場合、計量表示をスタートする(S16→S18→S20→S24)。釜妥当重量とは、釜重量から所定値を引いた重量である。
一方、蓋部100Aが開いていないか、重量が釜妥当重量以上になっていないか、保温が「切」になっていない場合、そのままの状態とする(S16→S17,S18→S19,S20→S21)。ただし、保温/取消ボタンB2が押された場合、計量表示をスタートする(S21→S22→S24)。また、蓋部100Aが閉じられた場合(S23:YES)、ステップS16に戻る。
次いで、計量表示をスタートしてから10分以上放置されている場合、計量ボタンB11が押されない限り、計量表示を消灯する(S25→S26→S27→S26)。10分以上放置されていない場合でも、保温/取消ボタンB2が押されたときは、計量ボタンB11が押されない限り、省エネの観点から計量表示を消灯する(S25→S28→S29→S30→S29)。
一方、10分以上放置されることも保温/取消ボタンB2が押されることもなかった場合において、米重量が炊飯メニューの許容米重量・上限以下であるときは、「米を入れて計量ボタンを押す」等と表示する(S25→S28→S31→S33)。米重量が炊飯メニューの許容米重量・上限以下でないときは、エラーを表示する(S25→S28→S31→S32)。なお、本フローでは放置時間を10分としたが、これに限定されるものではない。
次いで、米重量が炊飯メニューの許容米重量内である場合、「米を入れて計量ボタンを押す」の表示を維持し、計量ボタンB11を点滅させる(S34→S35)。これにより、使用者が計量ボタンB11を押すと、米重量が許容米重量の範囲内である場合、米重量を記憶して、その米状量に最適な水量を表示させる。具体的には水計量モード「○○cc水を入れる(減らす)」等と表示する(S36→S37→S38)。なお、許容米重量「○合~○合」は、炊飯メニューごとに決められている。
ここで、メニューが「無洗米」である場合、「○○cc水を入れる」等と表示する(S39→S40)。一方、メニューが「無洗米」以外である場合、「○○cc洗米後、水を入れる」等と表示する(S39→S41)。
次いで、取消ボタンが押されなかった場合において、水(+米)重量が最適水量範囲内でないときは、「ピッ、ピッ」と音を鳴らし、炊飯ボタンB4と予約ボタンを消灯させる(S42→S43→S44→S43)。一方、水(+米)重量が最適水量範囲内であるときは、「ピッ」と音を鳴らし、炊飯ボタンB4と予約ボタンを点滅させ、蓋部100Aが閉じていれば、計量モードを解除して「時刻モード:00:00」等と表示する(S42→S43→S45→S46→S47)。なお、最適水量範囲「最適水量±○%」は、炊飯メニュー・銘柄・かたさ設定の組み合わせに基づいて決められている。さらに最適水量範囲になったら、蓋部100Aを閉じるように表示や音声等で促すことが望ましい。
次いで、使用者が予約ボタンを押すと、予約モードに移行して「00:00」等と表示し、「予約1」を点灯させて以前の登録時間を表示する(S48→S49→S50)。ここで、使用者が取消ボタンも予約ボタンも押すことなく時・分ボタンを押すと、予約1の登録時間を更新する(S51→S52→S58→S59)。一方、使用者が取消ボタンを押すことなく予約ボタンを押すと、「予約2」を点灯させて以前の登録時間を表示し、使用者が予約ボタンを押すことなく時・分ボタンを押すと、予約2の登録時間を更新する(S51→S52→S53→S54→S56→S57)。なお、ステップS54において使用者が予約ボタンを押した場合、予約モードを解除して「時刻モード:00:00」等と表示する(S54→S55)。
最後に、使用者が炊飯ボタンB4を押すと、蓋部100Aが閉じている場合、選択された炊飯メニュー・銘柄コースにて炊飯を開始する(S60→S61→S62)。その後、炊飯が完了したら保温を開始し(S63)、ステップS16に戻る。
[重量センサーゼロ点調整動作例]
図14は、重量センサーゼロ点調整動作を示すフローチャートである。
まず、蓋部100Aが開いていない場合、そのままの状態とする(S71→S72)。一方、蓋部100Aが開いている場合において、使用者が計量ボタンB11を長押ししたときは、重量が釜重量妥当範囲に入っていれば、ゼロ点調整を開始し、米計量モードに移行する(S71→S73→S74→S75→S76)。釜重量妥当範囲「釜重量±○%」は、釜重量に基づいて決められている。
[重量センサー制御動作例]
図15は、重量センサー制御動作を示すフローチャートである。
まず、4点の重量センサー(歪ゲージ)のセンサー値を計測し、次式に基づいて一定時間の値を平均する(S81→S82)。
センサー出力平均(電圧)=平均(センサー出力ALL(電圧))
次いで、次式に基づいて出力電圧を荷重(重量)に変換する(S83)。歪ゲージ係数は、現物確認・実験により決定する。
測定値[g]=(センサー出力平均(電圧))/(歪ゲージ係数[電圧/N])/g(重力加速度[m/s^2])
次いで、次式に基づいて計測重量を算出する(S84)。
計量重量[g]=測定値[g]-ゼロ点重量[g]
このとき、米計量モードである場合、米重量をg単位で記録する(S85→S86)。一方、水計量モードである場合、次式に基づいて水重量をcc単位で出力する(S87→S88)。
出力値[cc]=(記録した米重量・米の銘柄等から算出された必要水量[cc])-((計量重量[g])-(記録した米重量[g]))
[IH調理動作例]
図16は、IH調理器200の動作を示すフローチャートである。
まず、炊飯器部100がIH調理器200の上に載っている場合、IH操作部201の表示をオフにする(S91→S92→S93→S92)。また、炊飯器部100がIH調理器200の上に載っていない場合でも、使用者が「加熱スタート」または「揚げ物スタート」のボタン201aまたは201bを押すまでは、IH操作部201の表示をオフにする(S94→S95→S92)。
次いで、使用者が「加熱スタート」または「揚げ物スタート」のボタン201aまたは201bを押すと、最低火力で加熱をスタートする(S94→S96)。最低火力で加熱スタートする理由は、不用意な温度の上昇を防止して、安全性を確保するためである。また、使用者が「強く」のボタン201cを押すと、それに応じて火力をアップさせ(S97→S98)、「弱く」のボタン201dを押すと、それに応じて火力をダウンさせる(S99→S100)。最後に、使用者が「切」のボタン201eを押すと、電力をダウンさせる(S101→S102)。
[米の銘柄と食味について]
以下、米の銘柄と食味の関係について説明する。
銘柄「コシヒカリ」「ヒノヒカリ」「あきたこまち」は、食味に関して比較的もっちりで、米の硬さは比較的硬い部類に属する。また、銘柄「ゆめぴりか」「森のくまさん」「ひとめぼれ」「つや姫」は、食味に関して比較的もっちりで、米の硬さは比較的柔らかい部類に属する。また、銘柄「ななつぼし」「はえぬき」「まっしぐら」は、食味に関して比較的あっさりで、米の硬さは比較的硬い部類に属する。また、銘柄「ササニシキ」は、食味に関して比較的あっさりで、米の硬さは比較的柔らかい部類に属する。
このように、米の銘柄によって食味や物性が異なるため、IH調理器200のメイン基板225は、炊飯器操作部101の米銘柄ボタンB3で選択された米の銘柄に応じて、炊き上げ工程において付与する熱量(電力)を算出し、算出された熱量に基づいてIHコイル211等を制御する。これにより、銘柄ごとの炊き分けを的確に行うことが可能である。
以上のように、実施の形態に係るIH炊飯器1は、IH調理器200に炊飯器部100を搭載することにより炊飯可能となるIH炊飯器1である。IH調理器200は、被加熱物を電磁誘導加熱するIHコイル211と、当該IH調理器200の操作部であるIH操作部201とを備える。炊飯器部100は、被炊飯物を収容する内釜121と、当該炊飯器部100の操作部である炊飯器操作部101とを備える。IH調理器200に炊飯器部100を搭載した状態でIH操作部201が炊飯器部100に覆い隠される。これにより、IH調理器200の上に炊飯器部100を搭載した状態でIH操作部201を操作することができないため、操作ミスが防止され、操作性を向上させることができる。また、このようにIH操作部201が炊飯器部100に覆い隠される構成によれば、炊飯器部100の設置面積が小さい割に炊飯量を多くすることが可能である。上下を分離すると、IH調理器200側は単独でIH調理に使用することができ、炊飯器部100側は御櫃として食卓に簡単に運ぶことができるという効果もある。
また、IH調理器200の天面にIH操作部201を設け、IH調理器200の天面の外縁部と炊飯器部100の底面の外縁部とが嵌合する構造であってもよい。すなわち、IH調理器200の設置面積と炊飯器部100の設置面積がほぼ等しいため、上下の筺体がぴったり一致し、外観がスマートであるとともに、省スペース化を図ることができる。
また、実施の形態に係るIH炊飯器1は、自動計量機能を備える。これにより、炊飯量や米の銘柄に応じて「最適な水量をお知らせ」し、いつでも美味しいご飯を炊き上げ、お米の特色をより楽しむことができる。具体的には内釜121に収容された被炊飯物の重量を計量する重量センサーを備えてもよい。
また、重量センサーをIH調理器200側に設けてもよい。これにより、炊飯器部100側のスペースを確保することができる。
また、重量センサーをIH調理器200の底面の四隅に設け、四隅の重量センサーのセンサー値を平均することで被炊飯物の重量を算出してもよい。これにより、IH炊飯器1の設置場所が傾いている場合でも、四隅の重量センサーのセンサー値を平均化することができるため、より計量の精度を向上させることが可能である。
また、IH調理器200から炊飯器部100に非接触給電方式で電力が供給されてもよい。これにより、炊飯器部100には電源コード等を接続する必要がないため、炊飯器部100を取り外し、御櫃として持ち運ぶのが容易である。
また、内釜121の温度を計測するサーミスタ131を備え、炊飯器部100からIH調理器200に赤外線で内釜121の温度が伝送されてもよい。これにより、赤外線はIHの影響を受けないため、精度よく内釜121の温度を伝送することができる。
また、炊飯器部100の前面に傾斜部を設け、その傾斜部に重量センサーにより計量された重量を表示する計量表示部102を設けてもよい。これにより、使用者から計量表示部102が見えやすくなるため、より使い勝手のよいIH炊飯器1を提供することが可能となる。
また、実施の形態に係るIH炊飯器1は、銘柄炊き分け機能を備える。これにより、米の銘柄や各メニューの炊飯に対し、温度センサー情報から電力と炊飯工程の時間を制御し、美味しいご飯を炊き上げることができる。
また、本実施の形態に係るIH炊飯器1は、計量機能を備えているが、仮に計量機能を有さないIH炊飯器であっても各炊飯モードに応じて、炊飯する米の合数判定を行う制御を備えておいてもよい。これにより、各炊飯モード(炊き込み、おかゆ等の炊飯態様を含む)や米の合数に応じて、最適な炊き上がりを確保することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、操作性を向上させた上下分離型のIH炊飯器1を提供することができる。
[炊飯器の重心位置に対する重量検知脚の配置関係]
ところで、炊飯器でおいしいご飯を炊き上げるためには、お米の合数(重量)に対して最適な水量を投入することが重要である。そのため、重量センサーには、検知精度の高いもの(具体的にはグラムオーダーの精度のもの)を用いる必要がある。
実際に炊飯器において水量を精確に調整しようとする場合、いちいち蓋を閉めて重量測定すると時間がかかり、操作性も煩わしくなる。このような場合は、蓋を開けた状態で重量測定することが望ましい。
しかしながら、蓋を開けると、蓋の重量分が上方に移動する。そうすると、炊飯器の重心は、蓋を閉めた状態に比べて上方に移動するため不安定になりやすい。このような動作によるふらつき及び不安定さを抑えるためには、脚を多く備えることが好ましい。特に、ヒンジ側はその影響を受けやすいため、少なくとも脚を2つ備えておくべきである。さらに、炊飯器手前側とヒンジ側の前後方向だけではなく、直交する左右方向のふらつき(不安定さ)も抑えられれば、安定した重量測定が可能となる。
また、重量を検知するためには重量センサーを用いるが、以前から脚を重量検知脚として兼用する炊飯器や調理機器などが特許出願されている(例えば、特許第5231591号)。特許第5231591号は、蓋を閉じた状態の重量検知精度の向上と、蓋を開けた状態の安定性の向上とを両立させることを目的にして、炊飯器の重心位置に対する重量検知脚の配置関係を規定したものである。
しかしながら、特許第5231591号は、蓋を閉じて内容物を重量測定するものであり、そもそも安定した状態で重量測定することを前提としている。すなわち、蓋を開けた不安定状態で重量測定することについては何ら考慮されていない。
そこで、本実施の形態は、蓋を開けた状態でもグラムオーダーの高精度な重量測定を達成することが可能な炊飯器を提供する。
(実施技術)
重量検知脚1つで重量測定できれば、コスト面/設計面で理想である。しかし、例えば、設置面に凹凸があり、ちょうどその位置に重量検知脚がある場合は、設置面から重量検知脚が浮いてしまい、重量測定できないことが起こり得る。
また、脚が少なくとも3つあれば、基本的に本体安定性は得られる。しかし、3本脚では、蓋を開ける際や蓋を開けた状態で、炊飯器本体が安定性、特に左右方向に対して弱くなる。なお、そのうちの1つを重量検知脚にしたところで、上記と同様の不具合が発生するため、重量検知脚が2つ以上必要となる。
それら不安定要因をなくすために、脚を4つ以上用いる。そうすることで、3本脚に比べ、前後左右、特に左右方向のふらつき/不安定さを抑えられる。また、そのうち4つを重量検知脚としておけば(特にヒンジ側に少なくとも2つの重量検知脚を備えれば)、蓋開時のふらつき/不安定さを吸収しつつ、仮にある重量検知脚が設置面から離れたとしても残りの重量検知脚で重量測定をカバーできる。これにより、蓋が開いた状態でもグラムオーダーの高精度な重量測定を達成することが可能となる。
(重量測定構成例)
図17は、実施の形態に係るIH炊飯器1の側面図である。蓋ロック機構124(図3参照)によるロックを解除すると、蓋ヒンジ129の回転軸129aを支点として蓋部100Aの前方側が上方向に回動し、略垂直な状態で静止するようになっている。蓋部100Aを開けた状態のIH炊飯器1の重心をGとする。
図18は、図17に示されるIH炊飯器1の底面図である。ここでは、IH炊飯器1の底部の四隅に4つの台座部223を備えた場合を例示している。4つの台座部223の全てに重量センサーが取り付けられている。以下の説明では、台座部223を重量検知脚223と呼ぶ。また、4つの重量検知脚223を区別する場合は、重量検知脚223A,223B,223C,223Dと呼ぶ。
図18に示すように、2つの重量検知脚223C,223Dは、重心Gに対して蓋ヒンジ129側で回転軸129a方向に対して両端に位置する。一方、2つの重量検知脚223A,223Bは、重心Gに対して蓋ヒンジ129の反対側で回転軸129a方向に対して両端に位置する。重量検知脚223A,223B,223C,223Dで形成される四角形の2つの仮想対角線をL1,L2とし、2つの仮想対角線L1,L2の交点をPとする。この場合、重心Gは、2つの仮想対角線L1,L2の交点Pより蓋ヒンジ129側にあるのが望ましい。
具体的には、交点Pと重量検知脚223A,223Bとで形成される三角形の領域を「領域E1」とする。領域E1の内側に重心Gがある場合は、米の偏りや水投入による振動の影響を受けやすく、前後方向にふらつきやすくなる。
また、交点Pと重量検知脚223B,223Cとで形成される三角形の領域を「領域E2」とする。領域E2の内側に重心Gがある場合は、蓋部100Aを開ける際や蓋部100Aを開けた状態で左右方向にふらつきやすくなる。
また、交点Pと重量検知脚223D,223Aとで形成される三角形の領域を「領域E4」とする。領域E4の内側に重心Gがある場合も、蓋部100Aを開ける際や蓋部100Aを開けた状態で左右方向にふらつきやすくなる。
最後に、交点Pと重量検知脚223C,223Dとで形成される三角形の領域を「領域E3」とする。領域E3の内側に重心Gがある場合は、重心Gが2つの仮想対角線L1,L2の交点Pより蓋ヒンジ129側にあるため、前後方向にも左右方向にもふらつきにくくなる。
そこで、領域E3の内側に重心Gがくるように各構成部品を配置する。ここでは、重量物である内釜121やIHコイル211などをIH炊飯器1の後方寄りに配置している。これにより、蓋部100Aを開けた状態のIH炊飯器1の重心Gを内釜121の中心Oの直下近傍に配置することができる(図17参照)。ここで、内釜121の中心Oとは、内釜121の体積中心(空間中心)を意味する。
なお、ここでは4つの重量検知脚223を備えた場合を例示したが、5つ以上の重量検知脚223を備えた場合でも同様、2つのヒンジ側重量検知脚を頂点に含む三角形の領域の内側に重心Gがあればよい。2つのヒンジ側重量検知脚とは、重心Gに対して蓋ヒンジ129側で回転軸129a方向に対して両端に位置する重量検知脚である。この場合も、重心Gが仮想対角線の交点より蓋ヒンジ129側にある点は同様であるため、前後方向にも左右方向にもふらつきにくくなる。
(重量測定動作例)
重量測定動作例は、図13~図15において説明した通りである。すなわち、IH炊飯器1の操作開始に際し、蓋部100Aが開いている状態で重量センサーのゼロ点調整を行うようになっている(図14、S71→S73→S74→S75)。また、ゼロ点調整を行った後、蓋部100Aが開いている状態で内釜121に収容された被炊飯物の重量を計量するようになっている(図13BのS16→S18→S20→S24、図13DのS46→S47)。もちろん、蓋部100Aを閉めた状態で重量センサーのゼロ点調整を行ったり、内釜121に収容された被炊飯物の重量を計量することができるようにしてもよい。ただし、これらの処理は、蓋部100Aを開けた状態で行った方が時間がかからず操作も簡単である。
すなわち、使用者は、炊飯器部100の前面に設けられた計量表示部102(図2参照)を見ながら、炊飯器部100にセットした内釜121の水量を調整する。例えば、内釜121に水を入れ過ぎた場合は、計量表示部102を見ながら適当な水量になるまで内釜121から水をすくい出す。蓋部100Aが開いた状態でも、前後左右方向のふらつきをなくし、安定して重量を測定することができることは重要である。
(重量センサー回路構成例)
次に、重量センサー回路構成例について説明する。上記の説明では、四隅の重量センサーのセンサー値を平均することで被炊飯物の重量を算出することとしているが(図15のS81→S82)、これに限定されるものではない。すなわち、四隅の重量センサーのセンサー値の合計で被炊飯物の重量を算出することも可能である。
図19は、実施の形態に係るIH炊飯器1が備える重量センサーの回路構成図であり、図20は、図19に示される単一ロードセルの回路構成図である。この重量センサーは、図19に示すように、ロードセルSEL1~SEL4と、差動増幅回路11と、A/Dコンバータ(12bit)12と、CPU13と、RC平滑回路14とを備える。ロードセルSEL1~SEL4は、図20に示すような単一ロードセルを4個直列に繋いだものである。4個の単一ロードセルのトータルの微小電圧信号が出力されるようになっている。
まず、回路基本動作について説明する。ロードセルSEL1~SEL4のブリッジ結線から、印加重量(歪み量)に応じた微小電圧信号(アナログ小信号)が出力される。この微小電圧信号を差動増幅回路11で電圧増幅し、増幅させたアナログ電圧信号をA/Dコンバータ12でデジタル信号に変換し、その重畳データをI2C通信によりCPU13に伝達する。
次に、CPU13によるオフセット調整(マイコン制御)について説明する。重量計測の必要範囲は、「空の内釜121を入れた状態(約5kg)」~「内釜121に3合の米と水を入れた状態(約6kg)」である。そのため、歪ゲージを重量検知脚223に搭載する場合、ゼロgから6kgまで計測させる必要があり、5kg~6kg範囲の計測精度が低下してしまう。また、差動増幅回路11の出力ゼロV付近では、ノイズ等の影響を受け、計測精度が低下してしまう。
これらの問題を改善するため、CPU13は、「空の内釜121を入れた状態(約5kg)」時に、差動増幅回路11の出力電圧=1V~1.5Vの範囲になるよう、PWM信号を出力する。工場検査の工程で全数個別調整するようにしている。また、CPU13は、「内釜121に3合の米と水を入れた状態(約6kg)」時に、差動増幅回路11の出力電圧=Vcc-1V程度になるよう、差動増幅回路11のゲインを調整する。これにより、必要計測範囲(5kg~6kg)の計測精度を確保し、ノイズ等の影響も受けにくい重量センサーを実現することができる。
以上のように、実施の形態に係るIH炊飯器1は、着脱自在に内釜121が収容される本体と、本体に開閉可能に設けられた蓋部100Aと、蓋部100Aを開閉させるために本体上部に設けられる回転軸129aを有する蓋ヒンジ129と、本体の底面に設けられる4つ以上の脚とを備え、脚の少なくとも4つが重量を検知するための重量検知脚223であり、4つの重量検知脚223は、蓋部100Aを開けた状態のIH炊飯器1の重心Gに対して、蓋ヒンジ129側で回転軸129a方向に対して両端に位置する2つのヒンジ側重量検知脚223C,223Dと、蓋ヒンジ129の反対側で回転軸129a方向に対して両端に位置する2つの逆ヒンジ側重量検知脚223A,223Bとで構成され、蓋部100Aを開けた状態のIH炊飯器1の重心Gは、2つのヒンジ側重量検知脚223C,223Dと2つの逆ヒンジ側重量検知脚223A,223Bとで形成される2つの仮想対角線L1,L2の交点Pに対して蓋ヒンジ129側に位置し、蓋部100Aを開けた状態で4つの重量検知脚223を用いて重量を測定する。これにより、重量検知脚223が蓋ヒンジ129側に2つあり、重心Gが2つの仮想対角線L1,L2の交点Pより蓋ヒンジ129側にあるため、前後左右方向のふらつきをなくし、安定して重量を測定することができる。
また、蓋部100Aを開けた状態のIH炊飯器1の重心Gは、内釜121の中心の直下近傍に配置されてもよい。これにより、重心Gが内釜121の中心部に配置され、米の偏りや水投入による振動を殆ど受けない。
また、IH炊飯器1の操作開始に際し、蓋部100Aが開いている状態で重量センサーのゼロ点調整を行ってもよい。これにより、蓋部100Aが開いている状態で重量センサーの経時変化を吸収し、高精度の重量測定を維持することができる。
また、ゼロ点調整を行った後、蓋部100Aが開いている状態で内釜121に収容された被炊飯物の重量を計量してもよい。これにより、蓋部100Aが開いている状態で水量を精確に調整することができるため、いちいち蓋部100Aを閉めて重量測定する必要がなく、操作が簡単である。
なお、ここでは上下分離型のIH炊飯器1を例示して説明したが、上記したような炊飯器の重心位置に対する重量検知脚の配置関係は、上下に分離しない一般的な炊飯器に適用することもできるし、マイコン式の炊飯器に適用することもできる。
[その他の実施の形態]
上記のように、実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面は例示的なものであり、これに限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
このように、本実施の形態はここでは記載していない様々な実施の形態などを含む。例えば、重量センサーをIH調理器200側に設けた場合を例示したが、重量センサーは炊飯器部100側に設けることも可能である。また重量センサーとして歪ゲージ以外に、圧力センサーや他タイプのロードセルなどを用いることもできる。
本実施の形態の炊飯器は、操作性を向上させることが必要な上下分離型のIH炊飯器などに適用することができる。
1…IH炊飯器(炊飯器)
100…炊飯器部
101…炊飯器操作部
102…計量表示部
111…検知用磁石
112…通信端子
113…電力受給コイル
121…内釜(炊飯釜)
122…インターフェース基板
123…計量表示基板
124…蓋ロック機構
126…炊飯器操作基板
127…内蓋
128…蒸気筒
129…蓋ヒンジ
131…サーミスタ(温度計測部)
200…IH調理器(電磁調理器)
201…IH操作部(電磁調理器操作部)
211…IHコイル(加熱コイル)
212…電力供給コイル
213…通信端子
214…リードスイッチ
221…FAN
223…台座部(重量検知脚)
224…IH操作基板
224a…重量センサー基板
223A…ベース部材
223B…歪ゲージ
223C…重量センサー台座
223D…ゴム足
223E…重量センサーカバー
225…メイン基板
226…マグネットプラグ
D1,D11…表示部
B1…メニューボタン
B2…保温/取消ボタン
B3…米銘柄ボタン
B4…炊飯ボタン
B11…計量ボタン

Claims (4)

  1. 電磁調理器に炊飯器部を組み合わせることで炊飯を行う機能を備える炊飯器であって、
    前記電磁調理器は、
    被加熱物を電磁誘導加熱する加熱コイルと、
    当該電磁調理器の操作部である電磁調理器操作部と、
    当該電磁調理器の底部に設けられ、炊飯釜に収容された被炊飯物の重量を計量可能な重量センサーと
    を備え、
    前記炊飯器部は、
    蓋ヒンジを支点として開閉自在に回動する蓋部と、
    被炊飯物を収容する前記炊飯釜と、
    前記蓋部に設けられた当該炊飯器部の操作部である炊飯器操作部と、
    当該炊飯器部の前面に設けられると共に前記炊飯釜に収容された被炊飯物の重量を表示する計量表示部と、
    を備え、
    前記電磁調理器に前記炊飯器部を搭載した状態で前記電磁調理器操作部が前記炊飯器部に覆い隠され
    前記電磁調理器は、天面にトッププレートが配置され、前方側には前記電磁調理器操作部が設けられ、
    前記トッププレートと前記電磁調理器操作部とは平面視で互いに重ならないように、かつ、互いに高さが異なるように配置され、
    前記トッププレートと前記電磁調理器操作部の段差と前記炊飯器部の底面の外縁部とが嵌合する構造であることを特徴とする炊飯器。
  2. 前記計量表示部は、前記被炊飯物の重量の計量値を表示する表示部と、計量モードの使用を指示するための計量ボタンとを備える請求項1に記載の炊飯器。
  3. 前記電磁調理器から前記炊飯器部に非接触給電方式で電力が供給されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の炊飯器。
  4. 前記炊飯釜の温度を計測する温度計測部を備え、
    前記炊飯器部から前記電磁調理器に赤外線で前記炊飯釜の温度情報が伝送されることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の炊飯器。
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