JP7306413B2 - 鋼板の製造設備及び製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、鋼板の製造設備及び製造方法に関する。
鋼板の製造に際しては、鋼板に要求される機械的性質、特に強度と靱性を確保する必要がある。これを達成するために、熱間圧延後の高温の鋼板をそのままオンラインで冷却を行ったり、あるいは熱間圧延をした後、一旦室温まで空冷してオフラインで再加熱後、冷却を行ったりしている。これらの冷却で重要なことは、冷却が鋼板の全長及び全幅に亘って均一に行われることである。冷却が十分でない場合、鋼板の全面に亘って要求される材質上の特性を確保できないだけでなく、鋼板内の温度偏差に伴う平面形状の悪化を引き起こす。
鋼板の冷却を行う冷却設備としては、熱間圧延ライン上の圧延機の出側に配置され、熱間圧延後の鋼板を直接冷却するオンライン冷却設備と、熱間圧延ラインとは別の場所にある加熱炉の出側に配置され、当該加熱炉で再加熱された鋼板を冷却するオフライン冷却設備とがある。
オンライン冷却設備は、特許文献1に記載されたように、鋼板の搬送方向に所定のピッチで配置される上下対になった複数の水切りロール対により鋼板を上下に拘束した状態で搬送し、搬送方向に隣接する水切りロール対間に配置される上部ノズル及び下部ノズルにより冷却水を鋼板に向けて噴射して冷却する方法が一般的となっている。その際、搬送方向に隣接する水切りロール対間に水冷ゾーンが設定され、区切られている。オンライン冷却設備では、要求されている鋼板の板厚、冷却速度、冷却停止温度等に応じて冷却水量を、区切られた水冷ゾーン間で調整するとともに、鋼板の搬送速度を適切に設定することで要求を満たす鋼板温度履歴を実現している。したがって、精緻な冷却開始・冷却停止温度と冷却速度の制御をする水冷装置としては、オンライン冷却設備は好適である。このようなオンライン冷却方法として、例えば、特許文献2に示す熱間圧延鋼板の制御冷却方法が従来知られている。特許文献2に示す熱間圧延鋼板の制御冷却方法は、高温鋼板に対する制御冷却を、前段冷却と後段冷却との2段階に分け、前段冷却を全面膜沸騰冷却で行い、後段冷却を所定の冷却停止温度まで全面核沸騰冷却によって行うものである。
しかし、オンライン冷却設備を用いる場合、圧延直後から冷却開始までの放冷時間は、鋼板先端よりも鋼板尾端の方が長い。したがって、圧延後の鋼板温度が均一だった場合でも、鋼板尾端は放冷時間差だけ余分に放冷されるため、鋼板の先尾端の冷却開始温度に差が生じてしまい、特に鋼板長手方向に特性が均質な鋼板を得られない。
一方、オフライン冷却設備は、加熱炉と冷却装置が近接しているため、鋼板の先尾端の放冷時間差を低減させることができる。
オフライン冷却設備は、焼入れに用いられることがほとんどであるため、冷却速度が高くなるように大流量の水を流すことができるハイクエンチゾーンと、内部からの復熱を防止する程度の水を噴射するロークエンチゾーンとで構成されている。鋼板を拘束する水切りロール対は上下についているものの、オンライン冷却設備のように各水切りロール対間で冷却水量を調整するといった機能は持っていないのが一般的である。
このようなオンライン冷却設備及びオフライン冷却設備のいずれの場合であっても、鋼板全面の均一冷却を実現するためには、冷却設備から鋼板上下面に冷却水を均一に供給すること、及び冷却設備から鋼板に供給される冷却水が鋼板上面で冷却設備入側の上流側や冷却設備出側の下流側に流出することを防止することが重要となる。
ここで、冷却設備から鋼板に供給される冷却水が冷却設備出側の下流側に流出し、鋼板の上面に滞留する滞留水を排出するものとして、従来、例えば、特許文献3に示すものが知られている。
特許文献3に示す高温鋼板の水切り方法は、上面冷却装置の下流側に水噴射装置を、更に、その下流側に空気噴射装置を配設し、水噴射装置に設けられたノズルから水を、空気噴射装置に設けられたノズルから空気を噴射可能に構成する。そして、それぞれのノズルから鋼板の上面及び上面冷却装置側の方向であって、且つ、鋼板の側方の縁部の方向に向けて流体を噴射して、鋼板上面の滞留水をノズルから噴射された流体と随伴させて鋼板上から排出するようにしている。
これにより、鋼板の側方の縁部から滞留水が排出され、鋼板を幅方向に沿って均一に冷却することができ、材質のばらつきや鋼板の変形が少なくすることができる。
ところで、特許文献3に示す高温鋼板の水切り方法における噴射装置のノズル等の従来の水切りに用いられる流体を噴出するノズルは、搬送方向に沿って設けられた各水切りロール対において上側水切りロールに付随して設けられるのが一般的である。
これについて説明すると、例えば、図2に示すように、鋼板の冷却設備101において、鋼板Sの搬送方向に沿って複数(n個)の上下で対をなす水切りロール対102~102(図2には、102k-1~102k+4のみ図示)が設置されている。そして、各水切りロール対102~102は、鋼板Sに対し上側に配置される上側水切りロール103と鋼板Sに対し下側に配置される下側水切りロール104とを備え、このうち上側水切りロール103は、昇降可能な筐体105に取り付けられている。
また、鋼板Sの搬送方向に隣接する水切りロール対102,102・・・102n-1,102間には、冷却水Wが噴射される複数の上下に対をなす冷却水噴射ノズル対106が設けられている。各冷却水噴射ノズル対106は、鋼板Sに対し上側に配置される上側冷却水噴射ノズル107と鋼板Sに対し下側に配置される下側冷却水噴射ノズル108とを備えている。
また、要求されている鋼板Sの板厚、冷却速度、冷却停止温度等に応じて決定された複数の冷却水噴射ノズル対106のうちの特定の冷却水噴射ノズル対106から冷却水Wが噴射された鋼板Sの搬送方向に隣接する水切りロール対(図2では、102k-1,102及び102,102k+1)間が水冷ゾーン(図2では、WSk-1、WS)として設定される。また、鋼板Sの搬送方向の最も出側の水冷ゾーンWSの出側の水切りロール対102k+1とその水切りロール対102k+1の出側の水切りロール対102k+2との間に水切りゾーンCTが設定される。
そして、複数の水切りロール対102~102の各々の上側水切りロール103を支持する筐体105には、当該水切りロール対(図2では、102k-1)と当該水切りロール対102k-1の出側の水切りロール対102との間の水冷ゾーンWSk-1の入側に流体Rを噴射して水切りを行う水切りロール入側ノズル109が設置されている。また、各水切りロール対102~102の上側水切りロール103を支持する筐体105には、当該水切りロール対(図2では、102k+1)と当該水切りロール対102k+1の入側の水切りロール対102との間の水冷ゾーンWSの出側に流体Rを噴射して水切りを行う水切りロール出側ノズル110が設置されている。各水切りロール入側ノズル109は配管111を介して入側ヘッダ112に接続され、各水切りロール出側ノズル110は配管113を介して出側ヘッダ114に接続されている。
そして、鋼板Sを冷却する時には、該当する水冷ゾーンWSk-1、WSの冷却水噴射ノズル対106から冷却水Wを噴射する。また、このとき、水冷ゾーンWSk-1、WSのうち最も入側の水冷ゾーンWSk-1の入側にある上側水切りロール103を支持する筐体105に設けられた水切りロール入側ノズル109から流体Rを当該水冷ゾーンWSk-1の入側に噴射して当該上側水切りロール103の上流側(入側)に流出して鋼板Sの上面に滞留する滞留水を排出する。
また、このとき、水切りゾーンCTの入側にある、即ち水冷ゾーンWSk-1、WSのうち最も出側の水冷ゾーンWSの出側にある上側水切りロール103を支持する筐体105に設けられた水切りロール出側ノズル110から流体Rを当該水冷ゾーンWSの出側に噴射して当該上側水切りロール103の下流側(出側)に流出して鋼板Sの上面に滞留する滞留水を排出する。
そして、鋼板Sの尾端部が水冷ゾーンWSk-1、WSのうち最も出側の水冷ゾーンWSの出側の水切りロール対102k+1を抜けて水切りゾーンCTに進入するときには、水切りゾーンCTの出側にある上側水切りロール103は上昇するようになっている。
このため、冷却された鋼板Sの尾端部が水切りゾーンCTに進入するときには、水冷ゾーンWSk-1、WSのうち最も出側の水冷ゾーンWSの出側の水切りロール対102k+1による鋼板Sの拘束状態が解放されるとともに、水切りゾーンCTの出側の水切りロール対102k+2による鋼板Sの拘束状態も解放されることになる。このとき、冷却された鋼板Sに座屈が発生した場合には、図2に示すように、鋼板Sの尾端部が跳ね上がり、水切りゾーンCTの入側にある水切りロール出側ノズル110に衝突し、その水切りロール出側ノズル110が損傷するおそれがある。
一方、圧延の途中で鋼板に上反りが発生した場合において、冷却装置の破損を効果的に回避するものとして、従来、例えば、特許文献4に示すものが知られている。
特許文献4に示す鋼板の冷却装置は、厚板圧延機の入側および/または出側に設置され、被圧延材に対し冷却水を射出する冷却ヘッダを備える冷却装置を、厚板圧延機に対し接近・退避移動が可能な配置とするものである。
また、熱間圧延機の直近の位置に冷却装置を設置した場合に、圧延材に上反りが発生しても、鋼板を適切に冷却することができるものとして、従来、例えば、特許文献5に示すものが知られている。
特許文献5に示す鋼板の冷却装置は、鋼板の上面に向けて熱間圧延機から離れる方向に冷却水を斜めに噴射する第1上ヘッダと、それに対向して鋼板の上面に向けて熱間圧延機に近づく方向に冷却水を斜めに噴射する第2上ヘッダとを備えている。また、当該冷却装置は、第1上ヘッダの下側を覆って、第2上ヘッダの冷却水が鋼板に衝突する位置の上方まで伸びる第1ガイドと、第1ガイドの後方に位置し、第2上ヘッダの下側を覆う第2ガイドとを備えている。そして、第2ガイドと第2上ヘッダは一体化しており、第2上ヘッダの冷却水の噴射方向に沿って昇降可能になっている。
特開平10-166023号公報 特開2000-42621号公報 特開2001-353515号公報 特開2010-42432号公報 特開2009-72815号公報
しかしながら、この従来の特許文献4に示す鋼板の冷却装置及び特許文献5に示す鋼板の冷却装置にあっては、以下の問題点があった。
即ち、特許文献4に示す鋼板の冷却装置の場合、冷却装置において冷却ヘッダはレール上を前進・鋼帯移動可能に設置されている台車に実装されている。前述したような水切りロール出側ノズルをこの台車に設置してレール上を前進・鋼帯移動可能に設置しようとすると、水切りゾーンとなりうるべき全てのゾーンにこのような台車を設置する必要があり、構造が複雑になるという問題がある。
また、特許文献5に示す鋼板の冷却装置の場合、鋼板の先端部に上反りがあったとしても、第2ガイド及び第1ガイドに鋼板が案内されて第1上ヘッダ及び第2上ヘッダに鋼板が接触するのを回避するようにしてある。このような第1ガイド及び第2ガイドによって前述したような水切りロール出側ノズルを保護する場合、水切りロール出側ノズルからの水やエアーの噴射が第1ガイド及び第2ガイドによって阻害されるおそれがある。
従って、本発明はこれら従来の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、水切りロール出側ノズルからの流体の噴射を阻害することなく、簡単な構成及び構造によって、鋼板の尾端部が水切りゾーンに進入したときに水切りロール出側ノズルへの鋼板の衝突を回避し、安定的に鋼板を製造することができる鋼板の製造設備及び製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、鋼板の搬送方向に沿って設置された複数の上下で対をなす水切りロール対であって、各水切りロール対のうちの上側水切りロールが筐体に支持されて昇降可能となっている複数の水切りロール対と、前記筐体を昇降させて前記各水切りロール対のうちの上側水切りロールを昇降させる上側水切りロール昇降装置と、前記鋼板の搬送方向に隣接する水切りロール対間に設置された冷却水を噴射する複数の上下で対をなす冷却水噴射ノズル対とを備え、前記複数の冷却水噴射ノズル対のうちの任意の冷却水噴射ノズル対から冷却水が噴射された鋼板の搬送方向に隣接する水切りロール対間が水冷ゾーンとして設定されるとともに、前記鋼板の搬送方向の最も出側の水冷ゾーンの出側の水切りロール対とその水切りロール対の出側の水切りロール対との間に水切りゾーンを設定した冷却設備を有する鋼板の製造設備であって、前記複数の水切りロール対の各々の上側水切りロールを支持する筐体には、当該水切りロール対の入側の水切りロール対とこの入側の水切りロール対のさらに入側の水切りロール対との間の水冷ゾーンの出側に向けて流体を噴射して水切りを行う水切りロール出側ノズルが設置され、前記上側水切りロール昇降装置は、前記鋼板の尾端部が前記鋼板の搬送方向の最も出側の水冷ゾーンの出側の水切りロール対を抜けて前記水切りゾーンに進入する際に、前記水切りゾーンの出側の水切りロール対のうちの上側水切りロールを降下させて下側水切りロールとともに前記鋼板を上下に拘束した状態で搬送することを要旨とする。
また、本発明の別の態様に係る鋼板の製造方法は、前述の鋼板の製造設備を用いて鋼板を製造することを要旨とする。
本発明に係る鋼板の製造設備及び製造方法によれば、鋼板の搬送方向の最も出側の水冷ゾーンの出側に流体を噴射して水切りを行うための水切りロール出側ノズルからの流体の噴射を阻害することなく、簡単な構成及び構造によって、鋼板の尾端部が水切りゾーンに進入したときに水切りロール出側ノズルへの鋼板の衝突を回避し、安定的に鋼板を製造することができる鋼板の製造設備及び製造方法を提供できる。
本発明の一実施形態に係る鋼板の製造設備の概略構成図である。 一般的な鋼板の冷却設備の概略構成図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記の実施形態に特定するものではない。また、図面は模式的なものである。そのため、厚みと平面寸法との関係、比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
図1には、本発明の一実施形態に係る鋼板の製造設備の概略構成が示されており、製造設備1は、100℃以下の鋼板Sをオーステナイト温度域の所定温度まで加熱する加熱炉2と、加熱炉2で加熱された鋼板Sを冷却するオフライン型の冷却設備3とを備えている。本実施形態においては、鋼板として、厚さ4.5mm以上の厚鋼板に適用できる。
加熱炉2には、製造設備1とは別の熱間圧延ラインで所定の厚み(例えば80mm)及び幅(例えば2000mm)にあらかじめ熱間圧延され、室温まで冷却された鋼板Sが装入される。鋼板Sは加熱炉2によって、オーステナイト温度域の所定の加熱温度(例えば、910℃程度)に加熱される。
加熱炉2から抽出された鋼板Sは、加熱炉2の出側に設置されているテーブルロール22によって搬送されながら、冷却設備3で冷却される。
冷却設備3は、加熱炉2で加熱された鋼板Sを冷却するものであり、鋼板Sの搬送方向に沿って所定間隔で設置された複数(n個)の上下で対をなす水切りロール対4~4(図1には、4k-1~4k+4のみ図示)を備えている。各水切りロール対4~4は、鋼板Sに対し上側に配置される上側水切りロール5と、鋼板Sに対し下側に配置される下側水切りロール6とを備えている。各水切りロール対4~4は、上側水切りロール5と下側水切りロール6とで上下から鋼板Sを挟み込んで鋼板Sを搬送方向に搬送する。各水切りロール対4~4のうち上側水切りロール5は、筐体7に支持されて昇降可能となっている。
上側水切りロール5及び下側水切りロール6のそれぞれは、溝なしロールに限らず、通常の溝付きロールであってもよい。溝付きロールの場合の溝の幅は、例えば、6mm、13mmである。溝付きロールの場合、溝が延びる方向は水切りロールの円周方向であり、溝は水切りロールの軸方向に沿って適宜間隔を置いて複数形成されている。
また、冷却設備3は、筐体7を昇降させて各水切りロール対4~4のうちの上側水切りロール5を昇降させる上側水切りロール昇降装置19を備えている。この上側水切りロール昇降装置19は、例えば油圧シリンダにより構成され、後述する冷却制御装置20にその駆動を制御されて上側水切りロール5を昇降させる。上側水切りロール5は、上側水切りロール昇降装置19により個別に昇降可能である。
また、冷却設備3は、鋼板Sの搬送方向に隣接する水切りロール対4,4・・・4n-1,4間に設置された冷却水Wを噴射する複数の上下で対をなす冷却水噴射ノズル対8を備えている。この冷却水噴射ノズル対8は、鋼板Sの幅方向に沿って複数設けられている。各冷却水噴射ノズル対8は、鋼板Sに対し上側に配置されて鋼板Sの上面に冷却水Wを噴射する上側冷却水噴射ノズル9と、鋼板Sに対し下側に配置されて鋼板Sの下面に冷却水Wを噴射する下側冷却水噴射ノズル10とを備えている。上側冷却水噴射ノズル9は、鋼板Sの搬送方向に隣接する2つの水切りロール対4,4・・・4n-1,4のうち出側の水切りロール対4・・・4n-1、の上側水切りロール5を支持する筐体7に設置された上側冷却水ヘッダ18に配管17を介して接続されている。また、下側冷却水噴射ノズル10は、図示しない筐体7に設置された下側冷却水ヘッダ(図示せず)に配管(図示せ)を介して接続されている。上側冷却水ヘッダ18及び下側冷却水ヘッダは、図示はしないが、後述の冷却制御装置20に接続され、上側冷却水噴射ノズル9及び下側冷却水噴射ノズル10から噴射される冷却水量が制御される。
そして、鋼板Sの搬送ラインにおいて、複数の冷却水噴射ノズル対8のうちの任意の冷却水噴射ノズル対8から冷却水Wが噴射された鋼板Sの搬送方向に隣接する水切りロール対(図1では、4k-1,4及び4,4k+1)間が水冷ゾーン(図1では、WSk-1、WS)として設定されるとともに、冷却水Wが噴射されない水切りロール対4,4・・・4n-1,4間が空冷ゾーンに設定される。図1においては、空冷ゾーンは設定されていない。鋼板Sの搬送方向に隣接する水切りロール対4,4・・・4n-1,4間を水冷ゾーンとするか、空冷ゾーンとするかは、要求された鋼板Sの材質特性に応じて決定される。
また、鋼板Sの搬送ラインにおいて、鋼板Sの搬送方向の最も出側の水冷ゾーン(図1では、WS)の出側の水切りロール対4k+1とその水切りロール対4k+1の出側の水切りロール対4k+2との間に水切りゾーンCTが設定される。水切りゾーンCTを形成する鋼板Sの搬送方向の最も出側の水冷ゾーンWSの出側の水切りロール対4k+1とその水切りロール対4k+1の出側の水切りロール対4k+2との間にも、冷却水噴射ノズル対8が備えられているが、この冷却水噴射ノズル対8から冷却水Wは噴射されない。
そして、この冷却設備3において、各水切りロール対4~4の上側水切りロール5を支持する筐体7には、当該水切りロール対4k-1と当該水切りロール対4k-1の出側の水切りロール対4との間に設定される水冷ゾーンWSk-1の入側に向けて流体Rとしての空気を噴射して水切りを行う水切りロール入側ノズル11が設置されている。水切りロール入側ノズル11は、鋼板Sの幅方向に沿って複数設けられている。各水切りロール入側ノズル11は、筐体7に設置された入側空気ヘッダ14に配管13を介して接続される。
また、冷却設備3において、各水切りロール対4~4の上側水切りロール5を支持する筐体7には、当該水切りロール対4k+2の入側の水切りロール対4k+1とこの入側の水切りロール対4k+1のさらに入側の水切りロール対4との間に設定される水冷ゾーンWSの出側に向けて流体Rとしての空気を噴射して水切りを行う水切りロール出側ノズル12が設置されている。つまり、最も出側の水冷ゾーンWSの出側の水切りを行う水切りロール出側ノズル12は、この水冷ゾーンWSの出側の水切りロール対4k+1のさらに出側の水切りロール対4k+2の上側水切りロール5を支持する筐体7に設置される。水切りロール出側ノズル12は、鋼板Sの幅方向に沿って複数設置されている。そして、各水切りロール出側ノズル12は、筐体7に設置された出側空気ヘッダ16に配管15を介して接続される。
また、冷却設備3は、鋼板Sの冷却を制御する冷却制御装置20を備えている。冷却制御装置20は、鋼板Sを搬送するテーブルロール22、各水切りロール対4、各冷却水噴射ノズル対8に接続された上側冷却水ヘッダ18及び下側冷却水ヘッダ、及び上位コンピュータ21に接続されている。
この冷却制御装置20は、上位コンピュータ21から要求された材質特性に基づいて、水冷ゾーンWSk-1、WSの数、空冷ゾーンの数、各水冷ゾーンWSk-1、WSにおける冷却開始温度、冷却停止温度及び板厚中心位置における平均冷却速度、空冷ゾーンの空冷時間を決定する。そして、冷却制御装置20は、決定された各各水冷ゾーンWSk-1、WSにおける冷却停止温度等に基づいて水冷ゾーンWSk-1、WSで使用する冷却水噴射ノズル対8の数及び噴射水量、空冷ゾーンのゾーン長、及び鋼板Sの搬送速度を制御する。これにより、各冷却水噴射ノズル対8から所定の流量の冷却水Wが噴射される。同時に鋼板Sが所定の搬送速度で搬送される。
また、冷却制御装置20は、この鋼板Sの冷却を行う際に、水切りロール入側ノズル11及び水切りロール出側ノズル12による水切りの制御をも行い、上側水切りロール昇降装置19、入側空気ヘッダ14及び出側空気ヘッダ16にも接続されている。
この冷却制御装置20は、鋼板Sの冷却を行う際に、鋼板Sの搬送方向の最も入側の水冷ゾーンWSk-1の入側の水切りロール対4k-1の筐体7に設置された水切りロール入側ノズル11から当該水冷ゾーンWSk-1の入側に向けて流体Rとしての空気を噴射して水切りを行うよう制御する。
また、冷却制御装置20は、鋼板Sの冷却を行う際に、入側と同時に、鋼板Sの搬送方向の最も出側の水冷ゾーンWSの出側の水切りロール対4k+1のさらに出側の水切りロール対4k+2(水切りゾーンCTの出側の水切りロール対4k+2)の筐体7に設置された水切りロール出側ノズル12から当該水冷ゾーンWSの出側に向けて流体Rとしての空気を噴射して水切りを行うよう制御する。
そして、冷却制御装置20は、鋼板Sの冷却を行う際には、鋼板Sの搬送方向の最も入側の水冷ゾーンWSk-1の入側の水切りロール対4k-1の筐体7から水切りゾーンCTの出側の水切りロール対4k+2の筐体7に至るまでの全ての筐体7を降下させるよう制御して、当該筐体7に設置された上側水切りロール5を降下させるように制御する。
また、冷却制御装置20は、鋼板Sの尾端部が鋼板Sの搬送方向の最も出側の水冷ゾーンWSの出側の水切りロール対4k+1を抜けて水切りゾーンCTに進入する際には、上側水切りロール昇降装置19が、水切りゾーンCTの出側の水切りロール対4k+2のうちの上側水切りロール5を降下させて下側水切りロール6とともに鋼板Sを上下に拘束した状態で搬送するよう制御する。
これにより、水冷ゾーンWSk-1、WSで冷却された鋼板Sの尾端部が鋼板Sの搬送方向の最も出側の水冷ゾーンWSの出側の水切りロール対4k+1を抜けて水切りゾーンCTに進入した際に、冷却された鋼板Sに座屈が発生していたとしても、水切りゾーンCTの出側の水切りロール対4k+2によって鋼板Sが拘束されているため、鋼板Sの尾端部が図1に示すように大きく跳ね上がらない。従って、鋼板Sの尾端部が水切りロール出側ノズル12に衝突することを回避することができる。また、鋼板Sの尾端部が上側冷却水噴射ノズル9に衝突することも回避することができる。
これに対して、図2に示す一般的な鋼板の冷却設備101においては、冷却された鋼板Sの尾端部が水切りゾーンCTに進入するときには、水冷ゾーンWSk-1、WSのうち最も出側の水冷ゾーンWSの出側の水切りロール対102k+1による鋼板Sの拘束状態が解放されるとともに、水切りゾーンCTの出側の水切りロール対102k+2による鋼板Sの拘束状態も解放されることになる。このとき、冷却された鋼板Sに座屈が発生した場合には、鋼板Sの尾端部が跳ね上がり、水切りゾーンCTの入側にある水切りロール出側ノズル110に衝突し、その水切りロール出側ノズル110が損傷するおそれがある。
ここで、本実施形態の鋼板の製造設備1においては、上側水切りロール昇降装置19が水切りゾーンCTの出側の水切りロール対4k+2のうちの上側水切りロール5をも降下させて下側水切りロール6とともに鋼板Sを上下に拘束した状態で搬送するようにするだけで、鋼板Sが水切りロール出側ノズル12に衝突することを回避できる。このため、特許文献4に示す鋼板の冷却装置のように、台車などは不要となり、簡単な構成及び構造によって、鋼板Sの尾端部が水切りゾーンCTに進入したときに水切りロール出側ノズル12への鋼板Sの衝突を回避することができる。
また、水切りロール出側ノズル12を保護するために特許文献5に示すようなガイド部材が存在しないため、水切りロール出側ノズル12からの水やエアーの流体Rの噴射が当該ガイド部材によって阻害されるおそれはない。
また、本実施形態の冷却設備3においては、冷却制御装置20は、鋼板Sの尾端部が水切りゾーンCTの出側の水切りロール対4k+2を抜けるときに、上側水切りロール昇降装置19を次のように制御する。つまり、冷却制御装置20は、上側水切りロール昇降装置19が、水切りゾーンCTの出側の水切りロール対4k+2よりもさらに出側の複数の水切りロール対4k+3,・・・,4のうちの上側水切りロール5を支持する筐体7を上昇させるよう制御する。これにより、当該筐体7に支持されている上側水切りロール5及び水切りロール出側ノズル12を上昇させ、上側水切りロール5と下側水切りロール6との間のロール開度を鋼板Sの板厚よりも大きくして鋼板Sを搬送する。
鋼板Sの尾端部が水切りゾーンCTの出側の水切りロール対4k+2を抜けて水切りゾーンCTの出側のゾーンに進入した際に、冷却された鋼板Sに座屈が発生していると、水切りゾーンCTの出側のゾーンの出側の水切りロール対4k+3によって鋼板Sが拘束されていないため、鋼板Sの尾端部が大きく跳ね上がることになる。しかし、水切りロール出側ノズル12は上側水切りロール5とともに上昇しているため、鋼板Sの尾端部が水切りロール出側ノズル12に衝突するおそれはない。
また、上側冷却水噴射ノズル9は、鋼板Sの搬送方向に隣接する2つの水切りロール対4,4・・・4n-1,4のうち出側の水切りロール対4・・・4n-1、の上側水切りロール5を支持する筐体7に設置された上側冷却水ヘッダ18に配管17を介して接続されている。このため、上側水切りロール昇降装置19が筐体7を上昇させると、上側冷却水噴射ノズル9も上昇する。これにより、鋼板Sの尾端部が水切りゾーンCTの出側の水切りロール対4k+2を抜けて水切りゾーンCTの出側のゾーンに進入した際に、鋼板Sの尾端部が上側冷却水噴射ノズル9に衝突するおそれはない。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに種々の変更、改良を行うことができる。
例えば、図1に示す冷却設備3は、オフライン型の冷却設備に用いられているが、オンライン型の冷却設備に用いられてもよい。
また、水切りロール入側ノズル11及び水切りロール出側ノズル12からは流体Rとしての空気を噴射するようになっているが、空気以外の水などの他の流体を噴射するようにしても良い。
1 鋼板の製造設備
2 加熱炉
3 冷却設備
~4 水切りロール対
5 上側水切りロール
6 下側水切りロール
7 筐体
8 冷却水噴射ノズル対
9 上側冷却水噴射ノズル
10 下側冷却水噴射ノズル
11 水切りロール入側ノズル
12 水切りロール出側ノズル
13 配管
14 入側空気ヘッダ
15 配管
16 出側空気ヘッダ
17 配管
18 上側冷却水ヘッダ
19 上側水切りロール昇降装置
20 冷却制御装置
21 上位コンピュータ
22 テーブルロール
W 冷却水
WSk-1、WS 水冷ゾーン
CT 水切りゾーン
S 鋼板

Claims (3)

  1. 鋼板の搬送方向に沿って設置された複数の上下で対をなす水切りロール対であって、各水切りロール対のうちの上側水切りロールが筐体に支持されて昇降可能となっている複数の水切りロール対と、前記筐体を昇降させて前記各水切りロール対のうちの上側水切りロールを昇降させる上側水切りロール昇降装置と、前記鋼板の搬送方向に隣接する水切りロール対間に設置された冷却水を噴射する複数の上下で対をなす冷却水噴射ノズル対とを備え、前記複数の冷却水噴射ノズル対のうちの任意の冷却水噴射ノズル対から冷却水が噴射された鋼板の搬送方向に隣接する水切りロール対間が水冷ゾーンとして設定されるとともに、前記鋼板の搬送方向の最も出側の水冷ゾーンの出側の水切りロール対とその水切りロール対の出側の水切りロール対との間に水切りゾーンを設定した冷却設備を有する鋼板の製造設備であって、
    前記複数の水切りロール対の各々の上側水切りロールを支持する筐体には、当該水切りロール対の入側の水切りロール対とこの入側の水切りロール対のさらに入側の水切りロール対との間の水冷ゾーンの出側に向けて流体を噴射して水切りを行う水切りロール出側ノズルが設置され、
    前記上側水切りロール昇降装置は、前記鋼板の尾端部が前記鋼板の搬送方向の最も出側の水冷ゾーンの出側の水切りロール対を抜けて前記水切りゾーンに進入する際に、前記水切りゾーンの出側の水切りロール対のうちの上側水切りロールを降下させて下側水切りロールとともに前記鋼板を上下に拘束した状態で搬送することを特徴とする鋼板の製造設備。
  2. 前記上側水切りロール昇降装置は、前記鋼板の尾端部が前記水切りゾーンの出側の水切りロール対を抜けるときに、前記水切りゾーンの出側の水切りロール対よりもさらに出側の水切りロール対のうちの上側水切りロールを支持する筐体を上昇させて上側水切りロール及び水切りロール出側ノズルを上昇させ、下側水切りロールとの間のロール開度を前記鋼板の板厚よりも大きくして前記鋼板を搬送することを特徴とする請求項1に記載の鋼板の製造設備。
  3. 請求項1又は2に記載の鋼板の製造設備を用いて鋼板を製造することを特徴とする鋼板の製造方法。
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