JP7300419B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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    • A61F13/496Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers in the form of pants or briefs

Description

本発明は、テープ型の吸収性物品としてもパンツ型の吸収性物品としても使用可能な吸収性物品に関する。
特許文献1には、テープ型の吸収性物品としてもパンツ型の吸収性物品としても使用可能な吸収性物品が提供されている。特許文献1の吸収性物品は、第1胴回り部材、第2胴回り部材、及び止着部材を有する締結片を重ね合わせた部が接合部によって接合されるとともに、接合部よりも内側に第1胴回り部材を第2胴回り部材から切り離すための切断線が設けられている。第1胴回り部材が切り離される前の状態では、第1胴回り部材及び第2胴回り部材が環状に連なり、パンツ型の吸収性物品として機能する。一方、第1胴回り部材が切り離された後の状態では、第1胴回り部材と第2胴回り部材とを、締結片の止着部材を介して止着可能であり、テープ型の吸収性物品として機能する。
特開平5-317356号公報
しかし、特許文献1の吸収性物品は、以下の問題があった。
特許文献1の吸収性物品をテープ型の吸収性物品として使用する際は、切断線を介して第1胴回り部材を切断する。このとき、重ね合わせた部分を接合する接合部と切断線が近接して配置されていると、両者の位置が近いため、製造誤差等によって部分的に重なり、接合部が切断線を介して意図せずに切断してしまったり、切断線に接合部が重なって円滑に切断できなかったりして、パンツ型の吸収性物品を適切にテープ型の吸収性物品に切り替えることができないおそれがあった。また、接合部と切断線が離れて配置されていると、締結片等を介して接合部に力をかけても当該力が切断線にかからず、パンツ型の吸収性物品を円滑にテープ型の吸収性物品に切り替えることができないおそれがあった。
また、特許文献1の吸収性物品の切断線は、間欠的に設けられた切り込み又は孔によって形成されている。そのため、パンツ型の吸収性物品を装着する際等に第1胴回り部材に幅方向に引っ張られる力がかかった際に、意図せずに切断線を介して切断されてしまい、適切なタイミングでパンツ型の吸収性物品をテープ型の吸収性物品に切り替えることができないおそれがあった。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、円滑かつ適切にパンツ型の吸収性物品をテープ型の吸収性物品に切り替えることが可能な吸収性物品を提供することを目的とする。
一態様に係る吸収性物品は、着用者の胴回り方向に沿う幅方向に延びる環状の胴回り部材と、前記胴回り部材の外面側に配置されたフラップ部材と、前記胴回り部材と前記フラップ部材の少なくとも一方に配置された止着部材と、前記胴回り部材及び前記フラップ部材が積層された積層領域において前記胴回り部材及び前記フラップ部材が溶着された接合部と、を有する。前記胴回り部材は、前記接合部から前記幅方向の一方側に延びる第1領域と、前記接合部から前記幅方向の他方側に延び、前記接合部を介して前記第1領域と連なる第2領域とを有する。前記接合部は、前記幅方向と直交する長手方向において前記積層領域の一端から他端まで延びている。前記第1領域は、前記接合部を介して前記接合部と分離可能である。前記第1領域と前記接合部が分離した状態で、前記接合部を介して前記フラップ部材と前記第2領域が連なっている。前記止着部材は、前記フラップ部材と前記第2領域が連なった連接領域と、前記第1領域と、を止着可能である。
他態様に係る吸収性物品は、着用者の胴回り方向に沿う幅方向に延びる環状の胴回り部材と、前記胴回り部材の外面側に配置されたフラップ部材と、前記胴回り部材と前記フラップ部材の少なくとも一方に配置された止着部材と、前記胴回り部材及び前記フラップ部材が積層された積層領域において前記胴回り部材及び前記フラップ部材が溶着された接合部と、を有する。前記胴回り部材は、前記接合部から前記幅方向の一方側に延びる第1領域と、前記接合部から前記幅方向の他方側に延び、前記接合部を介して前記第1領域と連なる第2領域とを有する。前記接合部は、前記幅方向と直交する長手方向において前記積層領域の一端から他端まで延びている。前記フラップ部材が前記幅方向に引っ張られることによって、前記接合部と前記第2領域が連なった状態で、前記接合部を介して前記第1領域が前記接合部と分離可能である。前記フラップ部材と前記第2領域が連なった連接領域と、前記第1領域と、を前記止着部材によって止着可能である。
図1は、吸収性物品の正面側から見た斜視図である。 図2は、図1に示す吸収性物品の第1分離状態を示した図である。 図3は、図1に示す吸収性物品の第2分離状態を示した図である。 図4は、吸収性物品の分離操作を説明するための図である。 図5は、変形例に係る接合部を示した図である。
(1)実施形態の概要
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
一態様に係る吸収性物品は、着用者の胴回り方向に沿う幅方向に延びる環状の胴回り部材と、前記胴回り部材の外面側に配置されたフラップ部材と、前記胴回り部材と前記フラップ部材の少なくとも一方に配置された止着部材と、前記胴回り部材及び前記フラップ部材が積層された積層領域において前記胴回り部材及び前記フラップ部材が溶着された接合部と、を有する。前記胴回り部材は、前記接合部から前記幅方向の一方側に延びる第1領域と、前記接合部から前記幅方向の他方側に延び、前記接合部を介して前記第1領域と連なる第2領域と、を有する。前記接合部は、前記幅方向と直交する長手方向において前記積層領域の一端から他端まで延びている。前記第1領域は、前記接合部を介して前記接合部と分離可能でいる。前記第1領域と前記接合部が分離した状態で、前記接合部を介して前記フラップ部材と前記第2領域が連なっている。前記止着部材は、前記フラップ部材と前記第2領域が連なった連接領域と、前記第1領域と、を止着可能である。本態様によれば、胴回り部材の第1領域と接合部は、接合部を介して分離可能である。接合部が積層領域の長手方向の一端から他端まで設けられ、接合部を介して第1領域と接合部を積層領域の長手方向の全域に亘って分離可能である。第1領域は、接合部と分離することにより、第2領域とも分離し、胴回り部材の形状が連続した環状から一部分断した展開した形状となる。第1領域と接合部が分離した状態で、前記接合部を介して前記フラップ部材と前記第2領域が連なっており、止着部材が、フラップ部材と第2領域が連なった連接領域と、第1領域と、を止着可能であるため、胴回り部材が展開した状態で、止着部材を止着することで連接領域と第1領域を止着でき、テープ型としての吸収性物品を着用者に装着できる。胴回り部材を分断するための切断線を別途設けずに、接合部を介して分離可能であるため、切断線によって意図せずに接合部が分離する不具合を抑制しつつパンツ型の吸収性物品を適切にテープ型の吸収性物品に切り替えることができる。
好ましい一態様によれば、前記第1領域と前記接合部の分離強度は、前記第2領域と前記接合部の分離強度よりも低い。本態様によれば、第1領域と接合部の分離強度が低く、第1領域と接合部を容易に分離できる。一方、第2領域と接合部の分離強度が高いため、第2領域と接合部が分離され難い。よって、第2領域と接合部が接合し、かつ第1領域と接合部が分離した状態を実現する。
好ましい一態様によれば、前記接合部の前記第1領域側の第1端辺は、前記長手方向に対して傾斜している。第1領域と接合部を分離させる際は、フラップ部材を介して接合部を幅方向に引っ張って分離させることができる。このとき、接合部の第1端辺が長手方向に平行な形態にあっては、接合部の全体に分離させる力がかかり、分離させにくいことがある。しかし、接合部の第1端辺が長手方向に傾斜している形態にあっては、接合部の全体に分離させる力がかからずに接合部の一部に力がかかる。そのため、局所的に接合部を分離させ、当該分離した箇所を徐々に広げることができる。よって、より円滑に第1領域と接合部を分離できる。
好ましい一態様によれば、前記接合部の前記第1端辺は、前記第1領域側に突出した頂点と、前記頂点から前記第2領域側に延びる側辺と、を有する。本態様によれば、第1領域と接合部を分離させる力を頂点にかけ、頂点において接合部を分離させ、当該分離した箇所を徐々に広げることができる。よって、より円滑に接合部と第1領域を分離できる。
好ましい一態様によれば、前記頂点は、前記第1端辺の前記長手方向の中央に位置している。前記側辺は、前記頂点から前記長手方向の両方の外側に向かってそれぞれ延びている。本態様によれば、幅方向に沿って分離する力がかけられた際に、第1端辺の長手方向の中央に頂点において接合部と第1領域を分離し、当該分離した箇所を長手方向の両側にそれぞれ広げることができる。
好ましい一態様によれば、前記頂点は、前記第1端辺の長手方向の両端部にそれぞれ設けられている。前記側辺は、前記頂点から前記長手方向の内側に向かってそれぞれ延びている。本態様によれば、幅方向に対して平行でなく幅方向に対して斜めに分離する力がかけられた際に、第1端辺の長手方向の端縁にそれぞれ頂点が設けられていると、いずれかの頂点に力がかかり易く、当該頂点で分離した箇所を徐々に広げることができる。また、第1領域の接合部と分離した側の端辺(接合部と分離した境界の辺)は、長手方向の端縁が幅方向の内側に突出してなく、着用者の腹部に第1領域の端辺の長手方向の端縁が肌に当たる違和感を抑制できる。
好ましい一態様によれば、前記接合部は、前記接合部の前記第1領域側の第1端辺と、前記接合部の前記第2領域側の第2端辺と、を有する。前記第1端辺における前記接合部の前記長手方向の合計長さは、前記第2端辺における前記接合部の前記長手方向の合計長さよりも長い。溶着による接合部が形成された部分の資材は、フィルム化し、接合部を境界として分離しやすくなる。第1端辺の長手方向の合計長さが長いため、第1端辺を介して接合部と第1領域が分離しやすく、円滑にフラップ部材を第1領域から分離できる。
好ましい一態様によれば、前記第1接合部は、前記接合部の前記長手方向に連続している。本態様によれば、第1接合部が前記接合部の前記長手方向に連続しているため、第1領域側の端辺が連続して第1領域と分離し易い。
好ましい一態様によれば、前記止着部材は、前記フラップ部材に配置されており、前記第1領域と前記接合部が分離する前の状態で、前記止着部材は、前記第1領域よりも非肌面側において前記第1領域に対向して配置されている。本態様によれば、分離する前の状態で、止着部材は、第1領域よりも非肌面側において第1領域に対向して配置されている。そのため、第1領域と接合部が分離した状態、すなわちフラップ部材が第1領域と分離し、かつフラップ部材が第2領域と連続した状態では、止着部材は、第1領域よりも非肌面に止着可能である。止着部材を第1領域に止着することにより、着用者の胴回りを覆うように吸収性物品を装着できる。
好ましい一態様によれば、前記胴回り部材には、伸縮性部材が配置されている。前記伸縮性部材は、前記接合部と重ならない領域に配置されている。本態様によれば、伸縮性部材が接合部に重なっていると、胴回り部材とフラップ部材の溶着時に伸縮性部材が溶着せず(フィルム化せず)に、接合部全体がフィルム化せず、接合部を介して分離し難くなるおそれがある。伸縮性部材が接合部と重ならない領域に配置されているため、接合部がフィルム化し、円滑に分離することができる。
好ましい一態様によれば、前記フラップ部材におけるシート部材の合計坪量は、前記胴回り部材におけるシート部材の合計坪量よりも10g/m2以上高い。本態様によれば、フラップ部材の合計坪量が高く、かつ胴回り部材の合計坪量が低く、その差が10g/m2以上であるため、接合部を介してフラップ部材を分離させずに胴回り部材を分離させることができる。
好ましい一態様によれば、前記フラップ部材は、前記接合部において前記胴回り部材に接合するフラップシートを有する。前記胴回り部材は、前記接合部において前記フラップ部材に接合する胴回りシートを有する。前記フラップシートと前記胴回りシートは、不織布であって、互いに異なる繊維を有する。本態様によれば、フラップシートと胴回りシートの繊維が同じ形態では、同じ繊維同士の融着が強くなり、分離しにくくなる。しかし、フラップシートと前記胴回りシートの繊維が異なる形態では、繊維同士の融着が比較的低く、分離し易くなる。また、繊維の種類や異なる繊維の配合を調整することにより、接合部の強度を調整できる。
好ましい一態様によれば、前記フラップ部材及び前記接合部は、前記吸収性物品の幅方向の中心を挟んで一対で設けられている。本態様によれば、吸収性物品の幅方向の両側に、フラップ部材を設け、着用者の胴回りの左右の両側で止着部材を止めて、着用者の胴回りを覆うように吸収性物品を装着できる。また、一方の接合部のみを介して第1領域を分離することにより、一方側がテープ型の使い捨ておむつであって、他方側がパンツ型の使い捨ておむつの形態として使用することができる。そのため、様々な使用態様に合わせることができる。
他態様に係る吸収性物品は、着用者の胴回り方向に沿う幅方向に延びる環状の胴回り部材と、前記胴回り部材の外面側に配置されたフラップ部材と、前記胴回り部材と前記フラップ部材の少なくとも一方に配置された止着部材と、前記胴回り部材及び前記フラップ部材が積層された積層領域において前記胴回り部材及び前記フラップ部材が溶着された接合部と、を有する。前記胴回り部材は、前記接合部から前記幅方向の一方側に延びる第1領域と、前記接合部から前記幅方向の他方側に延び、前記接合部を介して前記第1領域と連なる第2領域とを有する。前記接合部は、前記幅方向と直交する長手方向において前記積層領域の一端から他端まで延びている。前記フラップ部材が前記幅方向に引っ張られることによって、前記接合部と前記第2領域が連なった状態で、前記接合部を介して前記第1領域が前記接合部と分離可能である。前記フラップ部材と前記第2領域が連なった連接領域と、前記第1領域と、を前記止着部材によって止着可能である。使用者がフラップ部材を幅方向に引っ張ることにより、接合部と前記第2領域が連なった状態で、接合部を介して第1領域が前記接合部と分離する。第1領域と前記接合部が分離した状態で、前記接合部を介して前記フラップ部材と前記第2領域が連なっているため、胴回り部材が展開した状態で、第1領域側を前胴回り域として身体に当て、かつ第2領域側を後胴回り域として身体に当てた状態で、止着部材を止着することで、テープ型としての吸収性物品を装着できる。胴回り部材を分断するための切断線を別途設けずに、接合部を介して分離可能であるため、切断線によって意図せずに接合部が分離する不具合を抑制しつつパンツ型の吸収性物品を適切にテープ型の吸収性物品に切り替えることができる。
(2)実施形態に係る吸収性物品
以下、図面を参照して、実施形態に係る吸収性物品について説明する。吸収性物品は、着用者の胴回りを覆って装着される吸収性物品であればよい。着用対象は、乳幼児、高齢者等の人間に限定されず、動物であってもよい。吸収性物品は、尿等の排泄物を吸収する使い捨ておむつであってもよいし、経血を吸収するショーツ型ナプキンであってもよいし、排泄物を一時的に保持する水遊びパンツであってもよい。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なる場合があることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は、以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれる場合がある。
実施形態に係る吸収性物品1は、パンツ型の使い捨ておむつであり、着用対象は、人間である。図1は、吸収性物品の正面側から見た斜視図である。図2は、図1に示す吸収性物品の第1分離状態を示した図である。図3は、図1に示す吸収性物品の第2分離状態を示した図である。図4は、図1に示すA-A断面を基準とした模式断面図であり、吸収性物品1の分離操作を説明するための図である。吸収性物品1は、前胴回り域S1と、後胴回り域S2と、股下域S3と、を有する。前胴回り域S1は、着用対象の前胴回り(腹部)に対向する領域である。後胴回り域S2は、着用対象の後胴回り(背部)に対向する領域である。股下域S3は、着用対象の股下に位置し、前胴回り域S1と後胴回り域S2との間に配置された領域である。吸収性物品1は、長手方向L、及び長手方向Lに直行する幅方向Wを有する。長手方向Lは、身体前側と身体後側とに延びる方向によって規定される。言い換えると、長手方向Lは、後述するサイド接合部55が分離して展開された吸収性物品1において前後に延びる方向である。幅方向Wは、長手方向Lに直交し、着用者の胴回り方向に沿って配置される。胴回り方向は、着用者の胴回りを囲む周方向に延びる方向である。吸収性物品1は、長手方向Lと幅方向Wの両方の直交する厚さ方向Tを有する。厚さ方向Tは、図4に示すように、着用者側に向かう肌面側T1と、肌面側と反対側の非肌面側T2と、に延びる。
吸収性物品1は、胴回り部材50と、フラップ部材60と、止着部材62と、胴回り部材50及びフラップ部材60が溶着された接合部70と、を少なくとも有する。胴回り部材50は、図1に示す非分離状態、すなわち、接合部70を介して胴回り部材50が分離していない状態において、環状に連続している。図4に示すように、胴回り部材50は、接合部70が設けられた第3領域R3と、接合部70から幅方向Wの一方側に延びる第1領域R1と、接合部70から幅方向Wの他方側に延び、接合部70を介して第1領域R1と連なる第2領域R2と、を有する。接合部70が設けられた第3領域R3、第1領域R1及び第2領域R2は、同一の胴回りシート56が配置されており、互いに連続している。なお、全ての胴回りシート56が、第3領域R3、第1領域R1及び第2領域R2に連続してなくてよく、少なくとも一部の胴回りシート56が第3領域R3、第1領域R1及び第2領域R2に亘って連続していればよい。本実施の形態の第1領域R1は、前胴回り域S1の幅方向の中心に対する両側にそれぞれ配置されており、接合部70から幅方向Wの内側に延びている。第2領域R2は、前胴回り域S1の幅方向の中心に対する両側にそれぞれ配置されており、接合部70から幅方向Wの外側に延びている。
胴回り部材50は、少なくとも胴回りシート56を有する。胴回りシート56は、胴回り部材50を構成する部材のうち、フラップ部材60と接合部70を介して接合されているシートである。胴回り部材50は、胴回りシート56以外のシート部材、すなわち、フラップ部材60と接合部70を介して接合されていないシート部材を有してもよい。胴回りシート56は、不織布によって構成されてよい。本実施の形態の胴回りシートは、第1胴回りシート51と第2胴回りシート52を有している。第1胴回りシート51は、吸収性物品の非肌面側(外面側)T2に配置され、フラップ部材60に当接している。第2胴回りシート52は、第1胴回りシート51よりも肌面側(内面側)T1に位置し、着用者の肌に当接可能である。胴回りシート56は、フラップシート61よりも破断し易いことが好ましく、胴回りシート56の坪量は、フラップシート61の坪量よりも低くてよい。本実施の形態の胴回りシート56は、2枚のポリプロピレンのスパンボンド不織布によって構成されている。胴回り部材50におけるシート部材の合計坪量は、20~70g/m2であってよく、好ましくは、25~60g/m2であってよい。
胴回り部材50には、伸縮性部材53が配置されていてよい。伸縮性部材53は、少なくとも幅方向Wに伸縮し、着用者の胴回り方向に対するフィット性を向上させることができる。伸縮性部材53は、糸ゴム、又は伸縮シートを例示でき、第1胴回りシート51と第2胴回りシート52の間に配置されてよい。胴回り部材50は、フラップ部材60の止着部材62が止着するターゲットシート54を有してよい。ターゲットシート54は、止着部材62が引っかかるように構成されており、不織布によって構成されてよい。なお、変形例において、胴回り部材50は、ターゲットシート54を備えずに、胴回りシート56に止着部材62が止着するように構成されていてよい。また、胴回り部材50は、胴回りシート56以外のシート(例えば、ターゲットシート54や臀部を覆う臀部カバー)を有していてよい。当該胴回りシート以外のシートは、後述する第1領域R1と第2領域R2を跨がないように、すなわち接合部70と重ならない領域に設けられていることが好ましい。
図1に示すように、吸収性物品1は、前胴回り域S1に配置される胴回り部材50の外側部と、後胴回り域S2に配置される胴回り部材50の外側部と、を接合するサイド接合部55を有してよい。サイド接合部55は、長手方向Lに沿って延びていてよい。サイド接合部55が形成された状態で、吸収性物品1には、着用者の胴が通されるウエスト開口部17と、着用者の脚がそれぞれ挿入される一対の脚回り開口部18と、が形成される。ウエスト開口部17は、前胴回り域S1の前端縁S1Fと、後胴回り域S2の後端縁S2Rとによって規定されていてよい。吸収性物品1の股下域S3は、長手方向Lにおけるサイド接合部55の内端縁により規定されてよい。前胴回り域S1と股下域S3との境界は、前胴回り域S1におけるサイド接合部55の後端縁によって規定されてよい。後胴回り域S2と股下域S3との境界は、後胴回り域S2におけるサイド接合部55の前端縁によって規定されてよい。
なお、本発明における外側部とは、幅方向Wにおける外縁を含む幅方向Wに一定の範囲を占める部分であり、外側縁とは、幅方向Wにおける外縁である。本発明における内側部とは、幅方向Wにおける内縁を含む幅方向Wに一定の範囲を占める部分であり、内側縁とは、幅方向Wにおける内縁である。また、本発明における前端部及び後端部は、長手方向Lにおける縁を含む長手方向Lに一定の範囲を占める部分であり、前端縁及び後端縁は、長手方向Lにおける縁である。外端部は、前端部及び後端部を含んでおり、外端縁は、前端縁及び後端縁を含んでいる。
止着部材62は、フラップ部材60と胴回り部材50の少なくとも一方に配置されている。止着部材62は、フラップ部材60の胴回り部材50側の面(内面)及び胴回り部材のフラップ部材60側の面(外面)のうち少なくとも一方に設けられる。本実施の形態の止着部材62は、フラップ部材60の内面に設けられ、胴回り部材50の外面に着脱可能に構成されている。変形例において、止着部材62は、胴回り部材50の外面に設けられ、フラップ部材60の内面に着脱可能に構成されてもよいし、フラップ部材60の内面と胴回り部材50の外面の両方に設けられていてもよい。止着部材は、後述する連接領域(フラップ部材と第2領域が連なった領域)と、第1領域と、を止着可能である。止着部材62は、メカニカルファスナによって構成されてよい。止着部材62は、吸収性物品1の非分離状態において、吸収性物品1の外面に向かないように配置されてよい。より詳細には、止着部材62は、非分離状態において、胴回り部材50に対向して配置されてもよいし、フラップ部材60が折り畳まれた形態にあっては、折り畳まれた状態でフラップ部材60同士が向き合う部分に配置されてよい。当該態様によれば、テープ型おむつとして使用する前の状態で、止着部材62を保護できるとともに、意図せずに止着部材62が引っかかる不具合を抑制できる。
フラップ部材60は、胴回り部材50の外面側(非肌対向面側)に配置されている。フラップ部材60は、少なくともフラップシート61を有する。フラップシート61は、胴回り部材50と接合部70を介して接合されているシートである。フラップ部材60は、フラップシート61以外のシート部材、すなわち、胴回り部材50と接合部70を介して接合されていないシート部材を有していてよい。フラップシート61は、不織布によって構成されてよい。フラップシート61の内面側(肌面側)の面には、止着部材62が接合されている。フラップ部材60は、接合部70を介して胴回り部材50と接合されている。フラップ部材60における接合部70と重ならない領域では、フラップ部材60は、胴回り部材50に接合されてなく、胴回り部材50に対して離間可能である。フラップシート61は、胴回りシート56を分離する際に破断しない強度が必要である。フラップ部材60におけるシート部材の合計坪量は、50~95g/m2であってよく、好ましくは、60~85g/m2であってよい。
接合部70は、胴回り部材50及びフラップ部材60が積層された積層領域R60において胴回り部材50及びフラップ部材60を溶着している。接合部70は、胴回り部材50及びフラップ部材60が溶着した部分である。当該溶着は、熱による溶着、振動(超音波、レーザー、及びマイクロウエーブ等)による溶着及び加圧による溶着を例示できる。胴回り部材50及びフラップ部材60は、接合部70における溶着によって資材がフィルム化し、接合部70が設けられていない領域と比較して脆弱化している。
接合部70は、第1領域R1側の端辺である第1端辺75と、接合部70の第2領域側の第2端辺76と、を有してよい。第1端辺75は、接合部70の幅方向Wの外側縁に位置する外端辺のうち第1領域R1側に位置する辺であり、長手方向Lに延びている。第2端辺76は、接合部70の幅方向Wの外側縁に位置する外端辺のうち第2領域R2側に位置する辺であり、長手方向Lに延びている。第1端辺75は、第1領域R1に隣接し、第2端辺76は、第2領域R2に隣接している。第1端辺75と第2端辺76は、平行であってもよいし、平行でなくてもよい。本実施の形態の第1端辺75と第2端辺76は、平行である。なお、第1端辺75において接合部70が間隔を空けて配置されている形態(複数の接合構成部の集合体によって第1接合部が構成されている形態)にあっては、各接合部の第1領域R1側の端縁同士を繋ぐ仮想線を第1端辺として設定できる。同様に、第2端辺76において接合部70が間隔を空けて配置されている形態(複数の接合構成部の集合体によって第2接合部が構成されている形態)にあっては、各接合部の第2領域R2側の端縁同士を繋ぐ仮想線を第2端辺として設定できる。
積層領域R60は、平面視にて胴回り部材50及びフラップ部材60が重なって配置された領域である。図1において、正面視にて右側の積層領域R60に斜線を付して示す。接合部70は、長手方向Lにおいて積層領域R60の一端から他端まで延びている。接合部70は、積層領域R60の一端から他端まで延びていればよく、積層領域R60を越えて長手方向L延びていてもよい。接合部70は、積層領域R60の少なくとも一部に設けられていればよい。より詳細には、接合部70の幅方向Wの長さは、積層領域R60の幅方向Wの長さよりも短くてよい。好適には、積層領域R60には、接合部70が設けられた領域と、接合部70から幅方向Wに延びた延出領域と、が設けられてよい。延出領域は、胴回り部材50とフラップ部材60が接合されていない状態で、胴回り部材50とフラップ部材60が重なって配置された領域である。延出領域は、接合部70から幅方向Wに内側に延びる領域と、接合部70から幅方向Wの外側に延びた領域と、に設けられてよい。延出領域のフラップ部材60を把持して、胴回り部材50を分離する操作を行うことができる。胴回り部材50を分離する操作については、後述にて詳細に説明する。
吸収性物品1は、吸収性本体20を有してよい。吸収性本体20は、胴回り部材50とは別体として構成されていてよい。吸収性本体20は、少なくとも股下域S3に配置されている。吸収性本体20は、前胴回り域S1及び後胴回り域S2に配置されてよい。吸収性本体20は、前胴回り域S1及び後胴回り域S2において、胴回り部材50よりも肌面側T1に配置され、胴回り部材50に固定されている。吸収性本体20は、股下域S3から前胴回り域S1へ長手方向Lに延びてよく、股下域S3から後胴回り域S2へ長手方向Lに延びてよい。吸収性本体20は、吸収コア21と、トップシート22と、バックシート23と、を少なくとも有する。吸収コア21は、吸収コア21は、例えば粉砕パルプもしくは高吸収性ポリマー(SAP)、又はこれらの混合物を含んでいてよい。吸収コア21は、吸収コア21とは別体のコアラップによって覆われていてよい。トップシート22は、液透過性のシートであってよい。バックシート23は、液不透過性の防漏シートと、防漏シートよりも非肌面側に配置された外装シートと、を有してよい。
次いで、図4等に基づいて、このように構成された吸収性物品1の使用態様について説明する。より詳細には、本発明に係る吸収性物品1は、パンツ型の吸収性物品1として使用できるとともにテープ型の吸収性物品として使用できるように構成されている。パンツ型の吸収性物品をテープ型の吸収性物品に切り替える態様について説明する。図1及び図4(A)に示すように、吸収性物品1は、胴回り部材50が分離していない非分離状態において、一般的なパンツ型の吸収性物品1として使用できる。脚回り開口部18に着用者の脚を挿入するとともに、環状の胴回り部材50によって囲まれるウエスト開口部17に着用者の腰を挿入することで、吸収性物品1を着用できる。
吸収性物品1の第1領域R1は、接合部70を介して接合部70と分離可能に構成されている。すなわち、胴回り部材50の第1領域R1と、胴回り部材50の接合部70が設けられた部分と、が接合部70を介して分離可能である。そのため、接合部70を介して第1領域R1と接合部70を分離し、テープ型の吸収性物品1として使用したり、環状の胴回り部材50を破断して吸収性物品1を脱いだりできる。図2は、左右の第1領域R1のうち一方の第1領域R1と接合部70が分離した第1分離状態を示している。接合部70を介して第1領域R1と接合部70を分離する操作は、図4(B)に示すように、接合部70に接合されたフラップ部材60を幅方向Wに引っ張り、接合部70と第1領域R1を引き離す力をかけることができる。すなわち、吸収性物品1は、フラップ部材60が幅方向Wに引っ張られることによって、接合部70と第2領域R2が連なった状態で、接合部70を介して第1領域R1が第2領域と分離可能である。より詳細には、フラップ部材60を第2領域R2側に引っ張って、接合部70の第1端辺75を第1領域R1から離れる方向に引っ張る。これにより、図4(C)に示すように、接合部70の第1端辺75において、胴回り部材50が破断し、第1領域R1と接合部70が分離する。すなわち、胴回り部材の接合部70が設けられた第3領域R3と第1領域R1とが分離する。胴回り部材50の第1領域R1と接合部70は、接合部70を介して分離可能である。接合部70が積層領域R60の長手方向Lの一端から他端まで設けられ、接合部70を介して第1領域R1と接合部70を積層領域R60の長手方向Lの全域に亘って分離可能である。第1領域R1は、接合部70と分離することにより、第2領域R2とも分離し、胴回り部材50の形状が連続した環状から一部分断した展開した形状となる。よって、環状の胴回り部材50から非環状となり、ウエスト開口部17を分断し、吸収性物品1を容易に外すことができる。
また、第1領域R1と接合部70が分離した状態で、接合部70を介してフラップ部材60と第2領域R2が連なっている。胴回り部材50が展開した後に、胴回り部材50によって着用者の胴回りを覆い、図4(D)に示すように、フラップ部材60と第2領域R2が連なった領域が連接領域RSと、第1領域R1と、を止着部材62によって止着できる。連接領域RSは、図3に示すように、フラップ部材60の先端から接合部70を介して第2領域に延びる領域であり、少なくともフラップ部材60と第2領域R2を含んでいればよい。本実施の形態の止着部材62は、フラップ部材60に設けられており、第1領域R1に止着可能である。しかし、変形例において、止着部材62は、第1領域R1に設けられ、フラップ部材60又は第2領域R2に止着可能であってよい。すなわち、止着部材62は、互いに分離した第1領域R1と連接領域RSとを止着できればよい。このような構成によれば、胴回り部材50を分断するための切断線を別途設けずに、接合部70を介して分離可能であるため、切断線によって意図せずに接合部70が分離する不具合を抑制しつつパンツ型の吸収性物品1を適切にテープ型の吸収性物品1に切り替えることができる。
フラップ部材60及び接合部70は、吸収性物品1の幅方向Wの中心を挟んで一対で設けられてよい。図3は、左右の接合部70と第1領域R1をそれぞれ分離した第2分離状態を示している。吸収性物品1の幅方向Wの両側に、フラップ部材60を設け、着用者の胴回りの左右の両側で止着部材62を止めて、着用者の胴回りを覆うように吸収性物品1を装着できる。また、一方の接合部70のみを介して第1領域R1を分離した第1分離状態において、一方側がテープ型の使い捨ておむつであって、他方側がパンツ型の使い捨ておむつの形態として使用することができる。そのため、様々な使用態様に合わせることができる。
第1領域R1と接合部70の分離強度は、第2領域R2と接合部70の分離強度よりも低くてよい。第1領域R1と接合部70の分離強度が低く、第1領域R1と接合部70を容易に分離できる。一方、第2領域R2と接合部70の分離強度が高いため、第2領域R2と接合部70が分離され難い。よって、第2領域R2と接合部70が接合し、かつ第1領域R1と接合部70が分離した状態を実現する。例えば、第1領域R1側を身体の腹部に当て、かつ第2領域R2側を身体の側部及び臀部に当てた状態で、第2領域R2に連なるフラップ部材60の止着部材62を止着することで、テープ型としての吸収性物品を装着できる。
分離強度は、例えば、以下の方法によって測定できる。最大荷重容量が50Nであるロードセルを備えた引張試験機(島津製作所株式会社製:オートグラフ、AGS-1kNG)を使用する。第1領域R1の分離強度を測定する際は、一方のチャックでフラップ部材60の先端部を把持し、他方のチャックで第1領域R1を把持する。また、第2領域R2の分離強度を測定する際は、一方のチャックでフラップ部材60の根元部(接合部側の端部)を把持し、他方のチャックで第2領域R2を把持する。ただし、把持するときのチャック間の距離(初期値)は、20~50mmとする。引張試験機で、二つのチャックの間隔が拡がるよう、二つのチャックを一定速度(例示:500mm/min)で引っ張りつつ、二つのチャックに掛かる荷重を測定する。試料が破断したときの荷重を分離強度とする。ただし、5つの試料の破断強度の平均値を最終的な破断強度(N)として算出する。
接合部70の第1端辺75は、長手方向Lに対して傾斜してよい。第1端辺75の少なくとも一部が長手方向Lに対して平行でなく、長手方向Lに対して傾斜していればよい。図4に示すように、第1領域R1と接合部70を分離させる際は、フラップ部材60を介して接合部70を幅方向Wに引っ張って第1領域R1と接合部70を分離できる。このとき、接合部70の第1端辺75が長手方向Lに平行な形態にあっては、接合部70の全体に分離させる力がかかり、分離させ難いことがある。しかし、接合部70の第1端辺75が長手方向Lに傾斜している形態にあっては、接合部70の全体に分離させる力がかからずに接合部70の一部に力がかかる。そのため、局所的に接合部70と第1領域R1を分離させ、当該分離した箇所を徐々に広げることができる。よって、より円滑に第1領域R1と接合部70を分離できる。
接合部70の第1端辺75は、第1領域R1側に突出した頂点77と、頂点77から第2領域R2側に延びる側辺78と、を有してよい。頂点77は、第1端辺75において最も第1領域R1側(幅方向Wの一方側)に位置してよい。第1領域R1と接合部70を分離させる力を頂点77にかけ、頂点77において接合部70と第1領域R1を分離させ、当該分離した箇所を徐々に広げることができる。よって、接合部70と第1領域R1をより円滑に分離できる。頂点77は、第1端辺75の長手方向Lの中央に配置され、側辺78は、頂点77から長手方向Lの両側に向かってそれぞれ延びてよい。当該構成によれば、幅方向Wに沿って分離する力がかけられた際に、第1端辺75の長手方向Lの中央に頂点において接合部70と第1領域R1を分離し、当該分離した箇所を長手方向Lの両側にそれぞれ広げることができ、接合部70の長手方向Lの全域に亘って迅速に接合部70と第1領域R1を分離できる。本実施の形態の頂点77は、接合部70の長手方向の中心に位置しており、側辺78の形状は、頂点77を通り、かつ幅方向Wに延びる線に対して線対称である。しかし、変形例において、頂点77は、接合部70の長手方向の中心からずれていてもよいし、側辺78の形状は、頂点77を通り、かつ幅方向Wに延びる線に対して線対称でなく、非対称であってもよい。
第1端辺75は、接合部70の長手方向Lに連続してよい。第1端辺75が接合部70の長手方向Lに連続しているため、第1端辺75が連続して第1領域R1と分離し易い。本実施の形態の第1端辺75は、長手方向Lに連続した線状であり、第2端辺76は、長手方向Lに非連続に延びた破線状である。第1端辺75が連続した線状であるため、第1端辺75において破断し易く、また第1端辺75において一旦破断した箇所をより長手方向Lに広げ易く、接合部70の長手方向Lの全域に亘って迅速に接合部70と第1領域R1を分離できる。
図4(A)に示すように、非分離状態において、フラップ部材60の止着部材62は、第1領域R1よりも非肌面側T2において胴回り部材50の第1領域R1に対向して配置されてよい。本態様によれば、第1領域R1と接合部70が分離した状態、すなわちフラップ部材60が第1領域R1と分離し、かつフラップ部材60が第2領域と連続した状態では、止着部材62は、第1領域R1の非肌面に止着可能である。止着部材62を第1領域R1に止着することにより、着用者の胴回りを覆うように吸収性物品1を装着できる。
胴回り部材50の伸縮性部材53は、接合部70と重ならない領域に配置されてよい。本実施の形態の伸縮性部材53は、後胴回り域S2及び前胴回り域S1の一部(第2領域R2と重なる領域)に配置されている。伸縮性部材53が接合部70に重なっていると、伸縮性部材53が融着によってフィルム化せずに、接合部70を介して分離し難くなるおそれがある。伸縮性部材53が接合部70と重ならない領域に配置されているため、接合部70がフィルム化し、円滑に分離することができる。また、伸縮性部材53は、第1領域R1に設けられていなくてもよい。接合部70と第1領域R1を分離するために、接合部70を第1領域R1から離れる方向に引っ張った際に、第1領域R1が伸縮性部材53によって伸長し難く、接合部70と第1領域R1を容易に分離することができる。伸縮性部材53は、第2領域R2に設けられていてもよい。第2領域R2から接合部70にかけて伸縮性部材53が配置されている形態にあっては、第2接合部72によって伸縮性部材53の端部を押さえ、伸縮性部材が第1端辺75に到達しないように構成してよい。また、変形例において、伸縮性部材53は、胴回り部材50の全体に配置されていてもよい。より詳細には、胴回り部材を構成するシート部材の少なくとも1枚を伸縮性シートによって構成してもよい。
フラップ部材60におけるシート部材の合計坪量は、胴回り部材50におけるシート部材の合計坪量よりも10g/m2以上高くてよい。フラップ部材60におけるシート部材の合計坪量は、フラップ部材を構成する各シート部材の坪量を合計した値である。同様に、胴回り部材におけるシート部材の合計坪量は、胴回り部材を構成する各シート部材の坪量を合計した値である。より好適には、フラップシート61の坪量は、胴回りシート56の坪量よりも25g/m2以上高くてよい。本実施の形態のフラップ部材60におけるシート部材の合計坪量は、85g/m2であり、胴回り部材50におけるシート部材の合計坪量は、58g/m2であり、その差は、27g/m2である。当該構成によれば、フラップ部材60が破断し難く、胴回り部材50を破断し易く、その破断のし易さを異ならせることができる。よって、接合部70を介してフラップ部材を分離させずに胴回り部材50を分離させることができる。また、坪量の差が大きい程、フラップ部材60と胴回り部材50の強度差によってフラップ部材が破断し易くなる。
フラップシート61と胴回りシート56は、不織布であって、互いに異なる繊維を有してよい。フラップシート61と胴回りシート56の繊維が同じ形態では、同じ繊維同士の融着が強くなり、分離しにくくなる。しかし、フラップシート61と胴回りシート56の繊維が異なる形態では、繊維同士の融着が比較的低く、分離し易くなる。また、繊維の種類や異なる繊維の配合を調整することにより、接合部70の強度を調整できる。
接合部70は、本実施の形態の構成に限定されない。図5は、変形例に係る接合部70を示している。なお、以下の変形例の説明において、上述の吸収性物品と同様の構成については、同符号を用いて説明を省略する。図5(A)は、変形例1に係る接合部70Aを示している。変形例1に係る接合部70Aの接合部70Aの第1端辺75の頂点77は、第1端辺75の長手方向Lの端縁にそれぞれ設けられている。第1端辺75の側辺78は、頂点77からそれぞれ第2領域R2側に延びていてもよい。フラップ部材60を引っ張る力が幅方向Wに対して平行にかかる場合には、実施の形態のように、第1端辺75の長手方向の中央に1つの頂点が設けられていると、当該頂点に力がかかり易い。しかし、フラップ部材60を引っ張る力が幅方向Wに対して平行でなく斜めにかかる場合もある。当該場合には、第1端辺75の長手方向Lの端縁にそれぞれ頂点が設けられていると、いずれかの頂点に力がかかり易く、当該頂点で分離した箇所を徐々に広げることができる。また、第1領域R1の接合部と分離した側の端辺(接合部と分離した境界の辺)は、長手方向Lの端縁が幅方向Wの内側に突出してなく、着用者の腹に第1領域R1の端辺の長手方向Lの端縁が肌に当たる違和感を抑制できる。
図5(B)は、変形例2に係る接合部70Bを示している。図5(B)に係る接合部70Bの第1端辺75の頂点77は、第1端辺75の長手方向Lの一方の端縁のみに設けられている。側辺78は、頂点77から第1端辺75の長手方向Lの他方の端縁に延びている。変形例2に係る接合部70Bによっても、頂点77に力がかかり易く、当該頂点77で分離した箇所を徐々に広げることができる。また、第1端辺75及び第2端辺76は、いずれも長手方向Lに連続する線状である。第1端辺75及び第2端辺76は、1個の接合部70Bによって構成されている。
図5(C)は、変形例3に係る接合部70Cを示している。変形例3に係る接合部70Cは、第1端辺75に設けられた第1接合部71と、第2端辺76に設けられた第2接合部72と、を有する。第1接合部71と第2接合部72は、幅方向Wに離間している。互いに離間した複数の接合部(第1接合部と第2接合部)Cによって接合部70Cを形成することにより、1個の接合部によって接合部70C全体を形成する構成と比較して、超音波による溶着によっても接合部70Cの全域を適切に溶着しやすくなる。より詳細には、超音波によって溶着する場合には、接合部70Cの面積が大きくなりすぎると、当該接合部70C全域に超音波が伝播せずに、接合部70C全域を適切に溶着できないおそれがある。しかし、互いに離間した複数の接合部(第1接合部と第2接合部)70Cによって接合部を形成することにより、当該接合部70C全域に超音波を伝播させ、接合部70C全域を適切に溶着できる。第1接合部71の幅方向Wの長さは、第2接合部72の幅方向Wの長さよりも長くてよい。溶着による接合部70Cが形成された部分の資材は、フィルム化し、接合部70Cを境界として分離しやすくなる。第1接合部71の幅方向Wの合計長さが長いため、第1接合部71を介して第1端辺75と第1領域R1が分離しやすく、円滑にフラップ部材60を第1領域R1から分離できる。なお、第1接合部71の幅方向Wの長さ及び第2接合部72の幅方向Wの長さが変化する形態にあっては、各接合部の最大幅において比較してよい。
図5(D)は、変形例4に係る接合部70Dを示している。変形例4に係る接合部70Dを示している。第1接合部71の幅方向Wの長さと、第2接合部72の幅方向の長さと、は同じである。変形例4に係る接合部70Dの第1端辺75及び第2端辺76は、いずれも長手方向に連続する線状である。第1端辺75を含む第1接合部71と第2端辺76を含む第2接合部72は、幅方向Wに離間している。変形例3に係る接合部70Cの第1端辺75及び変形例4係る接合部70Dの第1端辺75は、いずれも長手方向に連続しているため、第1端辺75が連続して第1領域R1と分離し易い。
図5(E)は、変形例5に係る接合部70Eを示している。変形例5に係る接合部70Eは、第1端辺75の長手方向Lの合計長さが第2端辺76の長手方向Lの合計長さよりも長い。第1端辺75及び第2端辺76は、いずれも長手方向に非連続に延びた破線状である。第1端辺75を含む第1接合部と第2端辺76を含む第2接合部72は、幅方向Wに離間している。第1端辺75における接合部70Eの長手方向Lの合計長さは、第2端辺76における接合部70Eの長手方向Lの合計長さよりも長くてよい。第1端辺75における接合部70Eの長手方向Lの合計長さは、第1端辺75上の接合部70Eが長手方向Lに連続している形態にあっては、第1端辺75の長手方向Lの一端と他端の長手方向Lの距離であり、第1端辺75の接合部70Eが長手方向Lに連続してなく、接合構成部が間欠的に配置されている形態にあっては、第1端辺75に配置された接合構成部の長手方向Lの長さの合計である。第2端辺76の合計長さについても、第1端辺75の合計長さと同様である。溶着による接合部70Eが形成された部分の資材は、フィルム化し、接合部70Eを境界として分離しやすくなる。より円滑にフラップ部材60を第1領域R1から分離できる。すなわち、変形例5に係る接合部70Eは、第1接合部71の長手方向Lの合計長さが長いため、第1接合部71を介して接合部70Eの第1端辺75が分離しやすい。変形例5に係る接合部70Eは、第1端辺75の破線の長さが第2端辺76の破線の長さよりも長いことによって、第1端辺75の長手方向Lの合計長さが第2端辺76の長手方向Lの合計長さよりも長くてよい。または、変形例5に係る接合部70Eは、第1端辺75の破線の間隔が第2端辺76の間隔の長さよりも短いことによって、第1端辺75の長手方向Lの合計長さは、第2端辺76の長手方向Lの合計長さよりも長くてよい。
図5(F)は、変形例6に係る接合部70Fを示している。変形例6に係る接合部70Fは、1個の接合部70Fによって構成されている。1個の接合部70Fの幅方向Wの両側に第1端辺75と第2端辺76がそれぞれ設けられている。図5(G)は、変形例7に係る接合部70Gを示している。変形例7に係る接合部70Gは、頂点77が長手方向に間隔を空けて複数配置されており、複数の頂点77の間に、頂点77から第2領域R2側に延びる側辺78が設けられている。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
変形例において、フラップ部材60及び接合部70は、吸収性物品の幅方向Wの中心に対する一方側のみに設けられてもよい。すなわち、胴回り部材の幅方向のWに対する一方側のみにおいて第1領域R1が接合部70と分離可能に構成されてよい。また、変形例において、サイド接合部55は、左右のいずれか一方に設けられていてもよいし、設けられていなくてもよい。上述の実施形態では、サイド接合部55と接合部70が別々に設けられている。しかし、変形例において、サイド接合部55と接合部70が一体的に設けられてよい。すなわち、前胴回り域S1の胴回り部材と後胴回り域S2の胴回り部材とを接合する箇所において、フラップ部材60が共に接合されていてもよい。また、変形例において、第1領域R1を含む胴回り部材50と、第2領域R2を含む胴回り部材50と、が接合部を介して連続していなくてよい。より詳細には、第1端辺75において第1領域R1を含む胴回り部材50とフラップ部材60が接合され、第2端辺76において第2領域R2を含む胴回り部材50とフラップ部材60が接合されてよい。第1領域R1を含む胴回り部材50と第2領域R2を含む胴回り部材50は、離間しており、非連続であってよい。当該第1領域R1を含む胴回り部材50と第2領域R2を含む胴回り部材50が非連続の形態にあっては、フラップ部材60を厚さ方向Tに挟んで、第1領域R1を含む胴回り部材50と第2領域R2を含む胴回り部材50とがそれぞれ配置されていてよい。当該変形例によれば、第1領域R1を含む胴回り部材50と接合部70の接合のみをより分離し易くなる。
1 :吸収性物品
50 :胴回り部材
53 :伸縮性部材
56 :胴回りシート
60 :フラップ部材
61 :フラップシート
62 :止着部材
70、70A、70B、70C、70D、70E、70F、70G :接合部
71 :第1接合部
72 :第2接合部
75 :第1端辺
76 :第2端辺
77 :頂点
78 :側辺
R1 :第1領域
R2 :第2領域
R3 :第3領域
R60 :積層領域
RS :連接領域
S1 :前胴回り域
S2 :後胴回り域
S3 :股下域
L :長手方向
T :厚さ方向
T1 :肌面側
T2 :非肌面側
W :幅方向

Claims (9)

  1. 着用者の胴回り方向に沿う幅方向に延びる環状の胴回り部材と、
    前記胴回り部材の外面側に配置されたフラップ部材と、
    前記胴回り部材と前記フラップ部材の少なくとも一方に配置された止着部材と、
    前記胴回り部材及び前記フラップ部材が積層された積層領域において前記胴回り部材及び前記フラップ部材が溶着された接合部と、を有する吸収性物品であって、
    前記接合部は、前前記吸収性物品の幅方向の中心を挟んで一対で設けられており、
    前記胴回り部材は、前記一対の接合部によって挟まれた一方の領域である第1領域と、前記一対の接合部によって挟まれた他方の領域であって、前記接合部を介して前記第1領域と連なる第2領域と、を有し、
    前記接合部は、前記幅方向と直交する長手方向において前記積層領域の一端から他端まで延びており、
    前記第1領域は、前記接合部を介して前記接合部と分離可能であり、
    前記第1領域と前記接合部が分離した状態で、前記接合部を介して前記フラップ部材と前記第2領域が連なっており、
    前記止着部材は、前記フラップ部材と前記第2領域が連なった連接領域と、前記第1領域と、を止着可能であり、
    前記胴回り部材には、伸縮性部材が配置されており、
    前記伸縮性部材は、前記接合部と重ならない領域に配置されており、
    前記伸縮性部材は、前記第1領域に配置されず、前記第2領域に配置される、吸収性物品。
  2. 前記胴回り部材は、前胴回り域に配置される前胴回り部材の外側部と、後胴回り域に配置される胴回り部材の外側部と、がサイド接合部によって接合されて構成されており、
    前記接合部は、前記サイド接合部と前記幅方向に離間し、前記前胴回り域に配置されている、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 着用者の胴回り方向に沿う幅方向に延びる環状の胴回り部材と、
    前記胴回り部材の外面側に配置されたフラップ部材と、
    前記胴回り部材と前記フラップ部材の少なくとも一方に配置された止着部材と、
    前記胴回り部材及び前記フラップ部材が積層された積層領域において前記胴回り部材及び前記フラップ部材が溶着された接合部と、を有する吸収性物品であって、
    前記胴回り部材は、前記接合部から前記幅方向の一方側に延びる第1領域と、前記接合部から前記幅方向の他方側に延び、前記接合部を介して前記第1領域と連なる第2領域と、を有し、
    前記接合部は、前記幅方向と直交する長手方向において前記積層領域の一端から他端まで延びており、
    前記第1領域は、前記接合部を介して前記接合部と分離可能であり、
    前記第1領域と前記接合部が分離した状態で、前記接合部を介して前記フラップ部材と前記第2領域が連なっており、
    前記止着部材は、前記フラップ部材と前記第2領域が連なった連接領域と、前記第1領域と、を止着可能であり、
    前記フラップ部材及び前記接合部は、前記吸収性物品の前記幅方向の中心に対する一方側のみに設けられており、
    前記接合部の前記第1領域側の第1端辺は、前記長手方向に対して傾斜しており、
    前記接合部の前記第1端辺は、前記第1領域側に突出した頂点と、前記頂点から前記第2領域側に延びる側辺と、を有し、
    前記頂点は、前記接合部の前記長手方向の中央に位置する1点であり、
    前記側辺は、前記頂点から前記長手方向の両方の外側に向かってそれぞれ延びている、吸収性物品。
  4. 前記第1領域と前記接合部の分離強度は、前記第2領域と前記接合部の分離強度よりも低い、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記接合部の第2端辺は、前記長手方向に延びる直線状であり、
    前記接合部は、前記第1端辺及び前記第2端辺を含む1個の接合部によって構成されている、請求項3に記載の吸収性物品。
  6. 前記接合部は、前記接合部の前記第1領域側の第1端辺と、前記接合部の前記第2領域側の第2端辺と、を有し、
    前記第1端辺における前記接合部の前記長手方向の合計長さは、前記第2端辺における前記接合部の前記長手方向の合計長さよりも長い、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  7. 前記第1端辺は、前記接合部の前記長手方向に連続している、請求項に記載の吸収性物品。
  8. 前記フラップ部材におけるシート部材の合計坪量は、前記胴回り部材におけるシート部材の合計坪量よりも10g/m2以上高い、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  9. 前記フラップ部材は、前記接合部において前記胴回り部材に接合するフラップシートを有し、
    前記胴回り部材は、前記接合部において前記フラップ部材に接合する胴回りシートを有し、
    前記フラップシートと前記胴回りシートは、不織布であって、互いに異なる繊維を有する、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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