JP7299638B2 - 粉粒体用紙袋 - Google Patents

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本発明は、特に、米、麦、コーンスターチなどの食品に由来する微粒子を含む粉粒体を収納するのに適した粉粒体用紙袋に関するものであり、より詳しくは、従来の紙袋(例えば下記特許文献1)の底部に用いられていた2種類のバルブに代えて、内側に熱溶融接着剤(ホットメルト)を塗布した一周弁を用いると共に、紙袋底部の重ね代部分を短めに構成することにより、材料の削減並びに内容物排出後の廃棄量を削減せしめ、さらに、上記多層紙袋の最外層を構成する紙層として、特定の透気度を有する紙層を用いることにより、内容物である粉粒体を充填する工程で同伴される余分な空気を速やかに系外に排出できるため、充填される粉粒体の劣化を抑制するとともに、製造時の作業工程におけるハンドリングを改良し、且つ輸送時等の激しい衝撃にあっても、内容物が紙袋から漏洩することのない密封構成を有する粉粒体用紙袋に関する。
包装袋に収納する内容物の外部への漏洩を防止する技術については、当業界において様々な提案がなされており、市場にも出回っているが、あらゆる製造時の作業条件、あるいは製造後の保存条件においても、完全に目的を達成し得ることは困難な状況にあるのが実情である。
本出願人も係る上記技術的課題の解決に向けて従来からさまざまな提案をしており、特開2003-26190号公報(特許文献1)にもその一例が開示されている。
前記特許文献1の請求項1には、「紙筒を平坦に折りつぶした包装袋本体の吹込口端部の片面を、両隅に三角形状の折り込み部を形成しながら、前記吹込口端部の端線と平行な第1折線に沿って谷折りすることにより矩形状の吹込口部を形成し、前記三角形状の折り込み部の端縁近辺に紙製のバルブやインナーパッチを重ねて貼り付け、前記第1折線を挟んで該第1折線と平行に2本形成された第2折線、第3折線に沿って前記吹込口端部の両面をそれぞれ山折りして折り返し、折り返し部を順に貼り付けて吹込口部を形成した粉体用包装袋であって、前記バルブやインナーパッチの坪量が、前記包装袋本体原紙の坪量の55%~95%であることを特徴とする粉体用包装袋。」が開示されている(以下、「先行発明1」という)。
またその請求項2には、「紙筒を平坦に折りつぶした包装袋本体の吹込口端部の片面を、両隅に三角形状の折り込み部を形成しながら、前記吹込口端部の端線と平行な第1折線に沿って谷折りすることにより矩形状の吹込口部を形成し、前記三角形状の折り込み部の端縁近辺に塞鎖紙片を貼り付け、該塞鎖紙片の上に筒体を平坦に折りつぶした形状の紙製のバルブを重ねて貼り付け、更に前記バルブの上に、前記一方の三角形状の折り込み部の吹込口部側の端縁近辺から他方の折り込み部の吹込口部側の端縁近辺にかけて紙製のインナーパッチを貼り付け、前記第1折線を挟んで該第1折線と平行に2本形成された第2折線、第3折線に沿って前記吹込口端部の両面をそれぞれ山折りして折り返し、折り返し部を順に貼り付けて吹込口部を形成した粉体用包装袋であって、前記塞鎖紙片、バルブ及びインナーパッチの坪量が、前記包装袋本体原紙の坪量の55%~95%であることを特徴とする粉体用包装袋。」の要件が規定されている(以下、「先行発明2」という。また先行発明1と先行発明2の両者をまとめて、「先行発明」という)。
これらの先行発明は、いずれも、袋本体に粉体等の内容物を充填する際に、吹込口底部が柔軟性を維持して、粉体充填時のハンドリングが良く、且つ、微粉体等の袋本体内容物が、作業工程や輸送中にもたらされる不意の衝撃によっても漏洩することがないように、漏洩が予測される個所に補強のために包装袋本体原紙の坪量の55%~95%の坪量を有する補強材を配設するものであり、その補強材として、先行発明1においては、紙製のバルブやインナーパッチを、先行発明2では、塞鎖紙片、バルブ及びインナーパッチを貼り付けるものである。
これらの補強材の坪量を特定せずにそのまま貼り付けたのでは、当該部分の坪量が高まり、袋本体を構成する坪量との差異が大きすぎて紙厚に大きな差が出来て、袋製造時のハンドリングに支障をきたすため、その解決策として、前記補強材全体の坪量を、袋本体原紙の坪量に近づけようとするものである。
袋本体原紙の坪量と、補強材全体の坪量を近づけることによって、紙厚の差異による製造時のハンドリングが改善されることのメリットは大きく現在も利用されている。
その後、本発明者らは、前記先行発明の効果を損なわずに、更に、使用後の廃棄量の減少並びにそれに伴う製造工程におけるハンドリングの軽減を目的に、構成を簡略化することの可能性について模索した結果、最外層として用いられる紙層の透気度を特定化し、かつ、前記先行発明では、補強材として用いる成分の坪量に制限があり、それらを規定通りに採択しなければ、袋本体と補強材の紙厚に差異が生じて製造時のハンドリングに支障が生じる点を重視して、係る坪量の規定をしなくとも、前記先行発明1,2と同様の特性を有し、且つ粉粒体充填時のみならず、袋製造時のハンドリングにも優れた紙袋を得ることを目的として実験を重ね本発明を完成させたものである。
特開2003-26190号公報
前述したように、上記特許文献1に開示された発明は、包装袋の内容物が微粉体であっても、高いレベルで漏洩を防止するものであるが、そのために用いられる成分の補強材の坪量に規定があり、その採択作業が付加されるために、袋製造時の作業工程ならびに内容物充填時におけるハンドリングの適否が影響を受ける可能性がある。
そこで本発明者らは、前記先行発明の構成を踏まえて、さらに実験を重ねた結果、前記先行発明において補強材として使用されている二種類のバルブに代えて紙筒状体の内面全体に溶融接着剤(ホットメルト)が塗布された一周弁を用い、それをインナーパッチの内側に配置すると共に、紙袋底部の重ね代の構成を考慮し、且つ、最外層を構成する紙質を特定の透気度を有するものに定めることにより、粉粒体充填時の作業工程を簡素化し、かつ、前記特許文献1のように、補強材の坪量に制限を設けなくても、更に前記先行発明における補強材としてのバルブまたはバルブと塞鎖紙片を用いなくても、使用後の廃棄量の減少をもたらし、且つ粉体等の内容物充填などの作業時のハンドリングが良好で、しかも内容物の漏洩をもたらさない包装袋が得られることを確認し、且つ、先行発明における二種類のバルブの併用に代えて、特定の一周弁を使用し、且つ、最外層の紙の材質を特定の透気度を有するものを採択することにより、製造時に使用される部材の削減による材料費の削減効果、粉粒体充填時に同伴される余分な空気を速やかに系外に排出し、二種類のバルブを組み込む先行発明における製造工程が、一周弁を組み込むだけで済む工程の簡略化等の効果を併せ持つ本発明を完成したものである。
この際、手順としては、一周弁を貼り付けてからインナーパッチを貼り付けることが作業上、スムーズに行われる点で好ましい。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであって、下記の構成からなることを特徴とするものである。
すなわち、本発明によれば、
少なくとも最外層が紙層で構成される多層筒状体の一方の端部が口封部であり、他方の端部が開封部である粉粒体用紙袋であって、
前記口封部および/または開封部の開口端部を押し潰し、両端が上紙及び下紙を含む三角形状にされ、上紙の横方向に、上紙を折り曲げた時に多層紙袋の開口端部を封鎖する大きさになるように上紙折れ線を定め、その折れ線から多層紙袋の開口部を覆うように上紙を折り込み、下紙も同様に折れ線から下紙を折り込んで、上紙端部に重ね折りされるその上から前記両端の上紙及び下紙を覆う大きさのインナーパッチが接合されると共に、前記インナーパッチと上紙及び下紙の間には、内周全面に熱溶融接着剤が塗布された一周弁が配設されてなり、且つ、前記最外層が、JIS-P8117に規定する透気度が12秒ないし18秒の紙層によって形成されていることを特徴とする粉粒体用紙袋が提供される。
また、本発明によれば、前記一周弁の外端は、前記インナーパッチの外端より外方に露出している上記粉粒体用紙袋が提供される。
以下に、本発明の構成について図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明における紙袋の特徴は、前記先行発明における必須要件である「補強材の坪量」の規定にとらわれることがなく、通常、インナーパッチ、および、一周弁として使用されている素材が何ら制限なく使用できることがあるため、先行発明における効果である粉体充填時におけるハンドリングだけではなく、素材選定の簡素化に伴う袋製造工程の簡素化によるハンドリングの向上も図れるものである。
前記先行発明と本発明の根本的な差異は種々挙げることができるが、なかでも、最外層として用いる紙層の透気度を特定化したこと、ならびに「補強材の材質」および「補強材の坪量」の規定の有無にあることが挙げられる。
本発明においては、最外層である紙層の透気度をJIS-P8117に規定する透気度を12秒ないし18秒に限定することも重要な特徴である。最外層を形成する紙層の透気度を前記範囲に限定した理由は、紙袋に粉粒体を充填するに際して、紙質が破損することなく、且つ、充填の際に粉粒体に紛れ込む余分な空気を速やかに排出される時間を計測した結果、導かれたものであり、本発明における重要な要件でもある。
ちなみに、従来最外層に使用されてきた紙層の透気度は、JIS-P8117の規定によって約40秒程度であり、粉粒体充填工程における紙層の破損を起こさずに、粉粒体の変質を防止し、且つ、充填時における時間短縮の効率化は、優れた効果というべきである。
また、本発明においては、先行発明における必須要件である「バルブ」(先行発明1)または「塞鎖紙片+バルブ」(先行発明2)に代えて、紙筒状体の内周前面に熱接着剤が塗布された「一周弁」を採択したことも大きな相違点ということができる。
前記先行発明において、インナーパッチとの組み合わせで用いられる「バルブ」としては、「内弁式バルブ」、「外弁式バルブ」、あるいは一部内面にホットメルト接着剤が塗布された「変形内弁式バルブ」が用いられるものであるが、本発明で用いる紙製の筒状体の内面全般に熱溶融接着剤(ホットメルト接着剤)が塗布された「一周弁」とインナーパッチとの組み合わせによれば、特に補強材の坪量を特定範囲に規定する配慮を要しないため、粉粒体の充填時におけるハンドリングを向上させることが出来ると共に、補強材の素材選定に際しての煩雑さを免れることができ、袋製造時のハンドリングが向上するものである。
また、本発明の紙袋は、図3に示した構成からも明らかなように、上紙、インナーパッチ、一周弁が特定の配設状態に規定されており、袋を構成する糊代部分が前記先行発明よりも浅くても優れた密封性を保持しており、これにより、材料の節減効果が優れていることが明らかである。
本発明において、補強材として一周弁とインナーパッチを組み合わせ、且つ、底部における上紙及び下紙の配設状態を特定の形状にすることにより、前記先行発明において技術的課題であった補強材の坪量を包装袋本体原紙の坪量との関連において採択する煩わしさがないばかりでなく、先行発明における必須の構成要件であった二種類のバルブに代えて一周弁を使用することにより、構成の簡略化に加えて、製品使用後の廃棄時においても重量を軽減することが出来るという特徴がある。本発明者の実験によれば、上記廃棄時の重量の軽減は、先行発明に比べて約5%減であることが確認されている。且つ、一周弁の内周前面に熱溶融接着剤が塗布されていることにより、前記先行発明よりも内容物充填後の密封性に優れているという特徴がある。
補強材として用いるインナーパッチは、前記開口端部と前記上紙及び下紙の間に配設され、且つ、その内側には前記一周弁が配設されてなるものであるが、前記インナーパッチの上紙及び下紙と接する側の大きさは、前記上紙及び下紙の折れ線よりも若干大きめに形成されていることにより、上紙及び下紙が折れ線から内側に折り込まれる際に、前記インナーパッチの当該端部も重ね折りされるため、密封効果の点で好ましいし、底部重ね代部分が短くなっているために材料の削減することが出来、廃棄時の重量削減に寄与することが明らかである。
なお、一周弁の外端は、前記インナーパッチの外端よりも外方に露出していることが好ましい。なぜならば、一周弁は内容物充填時のノズルの差し込み口となるものであり、内容物充填後には、ノズルを引き抜いて、当該部を外部から加熱することによって、密封状態を形成するものである。この充填操作において、ノズルがインナーパッチに直接接触したのでは、まれに、インナーパッチが変形して、内容物充填後の密封時に一周弁が正しく機能しない可能性もあるからである。
また、前記特許文献1における(1)第一バルブをセットするポジション、(2)第二バルブをセットするポジション、並びに、(3)インナーパッチをセットするポジションにおいてそれぞれの部材に対する準備を行う為の時間が必要とされるが、本発明においては第一バルブを動かす工程が省かれるため、作業時間の削減も大きなメリットになる。
本発明の紙袋の開口端部における、上紙、下紙の配設状態を示す平面図である。 本発明の紙袋の開口端部において、上紙の折れ線から折り曲げて開口部を封鎖した状態の平面図である。 本発明の紙袋における上紙、インナーパッチ、一周弁の配設状態を示す平面図である。 本発明における一周弁の配置状態を示す平面図である。
以下に、具体的に行った本発明の実施形態について説明する。
実施例においては、最外層と最内層がクラフト紙、中間層がポリエチレンフィルムからなる、3層構造の筒状体からなる多層紙袋を採択した。最外層を形成するクラフト紙の透気度(JIS-P8117に規定)は、12秒ないし19秒のもの8種類を用いた。この実施例における筒状体を平に潰した状態の開口端部の大きさは345mmである。
この実施例で用いた多層筒状体の一方の端部が口封部であり、他方の端部が開封部である紙袋であって、口封部(開封部も同一構造)の開口端部を押し潰し、両端が上紙及び下紙を含む三角形状に折り込んだ。上紙及び下紙の折れ線までの幅は91mmである。その上から前記両端の上紙及び下紙を覆う大きさのインナーパッチが接合されると共に、前記インナーパッチと開口端部の間には、内周全面に熱溶融接着剤が塗布された一周弁(長さが110mm)を配設して、紙袋を作成した。この実施例において、最外層として透気度が12秒の紙層を用いたものは空気排泄時に紙層の一部破損が認められたため、本発明における透気度の下限を13秒に限定し、透気度が19秒のものは空気排泄時間において格別の効果が認められなかったため透気度の上限を18秒に限定した。
本発明においては、この際、図2に示したように、上紙の横方向に、上紙を折り曲げた時に多層紙袋の開口端部を封鎖する大きさになるように上紙折れ線を定め、その折れ線から多層紙袋の開口部を覆うように上紙を折り込んだ。下紙も同様に折れ線から下紙を折り込んで、上紙端部に重ね折りされる。上紙と下紙の折り込みはどちらが先であってもよいのは当然である。
一周弁の外側の端部は、インナーパッチの外端よりも外側に10mm以上露出された状態で配設した。一周弁は、粉体等の内容物を充填する際の充填口として機能し、内容物充填後にノズルを抜き去った後に、当該部を外側から加熱してやることによって、一周弁は密閉されるものであり、一周弁の端部がインナーパッチの外端よりも外側に露出していることにより、ノズル先端によって前記インナーパッチが損傷されないようになっている。
この実施例においては、前記先行発明において補強材として使用されているバルブに代えて紙筒状体の内面全体に熱接着剤が塗布された一周弁を用い、それをインナーパッチの内側に配置することにより、先行発明のように、補強材の坪量に制限を設けなくても、粉体等の内容物充填などの作業時のハンドリングが良好で、且つ内容物の漏洩をもたらさない包装袋が得られる。
以上、本発明の実施例を説明したが、具体的な構成はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での変更は適宜可能であることは理解されるべきである。
本発明の紙袋は、最外層を特定の透気度を有する紙層で形成することにより、粉粒体充填時に混入する余分な空気を速やかに系外に排出させるばかりでなく、上紙、インナーパッチ、一周弁が特定の配設状態に規定されており、袋を構成する糊代部分が浅くて済むために材料の節減効果が優れており、かつ、補強材の坪量を配慮しなくてもよいために製造時のハンドリングが良く、且つ、開封時にミシン目を刻設した開封用アウターパッチを用いた場合には、微粉の発生を伴わずに、開封を容易且つ完全に行うことができ、利用可能性が極めて高くなる。
1 多層紙袋
2 上紙
3 下紙
4 上紙折れ線
5 下紙折れ線
6 インナーパッチ
7 一周弁
8 折り込み部
9 開口端部

Claims (2)

  1. 少なくとも最外層が紙層で構成される多層筒状体の一方の端部が口封部であり、他方の端部が開封部である粉粒体用紙袋であって、
    前記口封部および/または開封部の開口端部を押し潰し、両端が上紙及び下紙を含む三角形状にされ、上紙の横方向に、上紙を折り曲げた時に多層紙袋の開口端部を封鎖する大きさになるように上紙折れ線を定め、その折れ線から多層紙袋の開口部を覆うように上紙を折り込み、下紙も同様に折れ線から下紙を折り込んで、上紙端部に重ね折りされ、多層紙袋の開口端部と上紙及び下紙との間に配設され前記両端の上紙及び下紙を覆う大きさのインナーパッチが接合されると共に、前記インナーパッチと上紙及び下紙の間には、紙筒状体の内周全面に熱溶融接着剤が塗布された一周弁が配設されてなり、且つ、前記最外層が、JIS-P8117に規定する透気度が13秒ないし18秒の紙層によって形成されており、前記最外層の前記透気度に応じて空気排出時間が決まることを特徴とする粉粒体用紙袋。
  2. 前記一周弁の外端は、前記インナーパッチの外端より外方に露出している請求項1記載の粉粒体用紙袋。
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