JP7297416B2 - 液体吐出ヘッドおよび液体吐出ヘッドの製造方法 - Google Patents

液体吐出ヘッドおよび液体吐出ヘッドの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、供給口から供給された液体を吐出する吐出口を備えた液体吐出ヘッドおよびその液体吐出ヘッドの製造方法に関する。
液体吐出ヘッドに用いられる基板には、液体を吐出する吐出口とその吐出口に液体を供給する貫通孔である供給口とが形成されている。供給口が形成される部分はシリコン基板で形成されている。近年、装置のコストダウンのために基板を小型化することが求められている。
特許文献1にはインクジェット用の記録ヘッドの製造方法として、貫通孔であるインク供給口の開口径のばらつきを防ぐため、基板材料に対して選択的にエッチングが可能な犠牲層を用いてインク供給口を所定寸法に形成可能な方法が記載されている。
特開平10-181032号公報
しかし、基板を小型化すると、シリコン基板の供給口の周囲の壁の厚さが薄くなり、シリコン基板の剛性が低下してしまう。例えば、シリコン基板は、樹脂で形成された支持部材と接合されるが、シリコン基板と支持部材との接合時に掛かる応力により、供給口の開口端コーナー部で割れが生じることがある。割れが生じた場合、所望の吐出を行うことができなくなる虞がある。
よって本発明は、基板における割れの発生を抑制した信頼性の高い液体吐出ヘッドおよび液体吐出ヘッドの製造方法を提供することを目的とする。
そのため本発明の液体吐出ヘッドは、液体を吐出可能な複数の吐出口が列を成した吐出口列と、複数の前記吐出口と連通し、前記吐出口が設けられた表面と反対の裏面に開口する供給口と、有した基板を備えた液体吐出ヘッドにおいて、前記供給口は、前記吐出口列に沿って設けられており、前記供給口の前記吐出口列の列方向における端部の少なくとも一方の、前記列方向と交差する幅方向の開口幅は、前記供給口の前記列方向における中央部の、前記幅方向の開口幅よりも狭い幅を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、基板における割れの発生を抑制した信頼性の高い液体吐出ヘッドおよび液体吐出ヘッドの製造方法を実現することができる。
液体吐出ヘッドを示した斜視図である。 記録素子基板を示した斜視図である。 記録素子基板の断面を示した図である。 記録素子基板の表面と裏面とを示した図である。 記録素子基板の製造工程を示した図である。 液体吐出ヘッドを示した概略斜視図である。 記録素子基板の裏面を示した図である。 記録素子基板の裏面を示した図である。 記録素子基板の裏面を示した図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態を適用可能な液体吐出ヘッド1を示した斜視図である。液体吐出ヘッド1は、記録素子基板2と電気配線基板3と支持部材4とを備えている。記録素子基板2は支持部材4に支持され、電気配線基板3と接続されている。
図2は、記録素子基板2を示した斜視図である。記録素子基板2は、シリコン基板11と吐出口形成部材16とを備えている。吐出口形成部材16には、液体を吐出可能な複数の吐出口19と各吐出口に対応した流路とが形成されている。吐出口19は列を成して設けられている。シリコン基板11はシリコンで形成された基板であり、シリコン基板11には供給口18が設けられており、記録素子基板2の吐出口19が設けられた表面と反対の裏面に開口する貫通孔である供給口18が設けられている。供給口18は、エッチングによって形成され吐出口形成部材16の流路と連通する。また、シリコン基板11には、吐出口形成部材16の流路と対応してエネルギー発生素子12が形成されている。エネルギー発生素子12は、吐出口19と対向する位置に設けられている。エネルギー発生素子12は列を成して設けられており、供給口18を挟んで2列設けられている。供給口18は、面方位が(100)の単結晶シリコンのシリコン基板11をエッチングすることで形成された貫通孔である。
記録素子基板2は、吐出口面101と、吐出口面101と反対の面である裏面102と、吐出口面101の側部に設けられる4つの側面21aおよび21bと、を有している。側面21aは、記録素子基板2の短辺側の側面を形成し、側面21bは、記録素子基板2の長辺側の側面を形成している。シリコン基板11と吐出口形成部材16との接合面の少なくとも1辺(本実施形態では2辺)に沿って、後述するリード端子群24と電気接続され駆動信号と駆動電力を受け取るための接続端子群20が形成されている。接続端子群20に入力された駆動信号によってエネルギー発生素子12が駆動する。液体吐出ヘッド1は、供給口18を介して流路内に充填されたインク(液体)に、エネルギー発生素子12が発生する圧力を加えることによって、吐出口19から液滴を吐出させて記録媒体に付着させて記録を行う。
図3(a)は、図2の記録素子基板2のVb2e2-Vb2e2における断面を示した図であり、図3(b)は、図2の記録素子基板2のVb1e1-Vb1e1における断面を示した図である。記録素子基板2が備える供給口18は、図3(a)のように、記録素子基板2の裏面102の中央部では(吐出口列の列方向と交差する方向の幅方向の)開口幅が広く、図3(b)のように、供給口18の両端部では、開口幅が狭く形成されている。つまり、記録素子基板2の裏面102では、中央部よりも端部の方が、供給口18の両側の壁が厚くなっている。なお、供給口18の少なくとも一方の端部が、中央部よりも狭い幅を備えていてもよい。
図4は、シリコン基板11の表面と裏面とを示した図である。図4(a)は、シリコン基板11の表面を示した図であり、供給口18の開口は、シリコン基板11の長手方向(吐出口列の列方向、ここでは上下の方向)に亘り同一の開口幅を備えている。同一の開口幅とは、製造誤差による違いは含めずに同じ開口幅であるという意味であり、具体的には基準の開口幅をXとするとXに対して95%以上105%の範囲にある開口幅が、基準の開口幅に対して同一の開口幅となる。図4(b)は、シリコン基板11の裏面を示した図であり、供給口18の開口は、シリコン基板11の長手方向の中央部では、開口幅が広く、長手方向の両端部では開口幅が狭くなっている。このように供給口18は、シリコン基板11の表面と裏面とで開口形状が異なっている。
ここで、シリコン基板11に形成された供給口18の、長手方向と交差する方向の幅寸法であり、かつ供給口18の長手方向における中央部の幅寸法を、X1とする。また、吐出口列端部近傍に形成され、供給口18の長手方向における中央部より狭い開口の幅寸法をX2とする。このとき、X2≦X1×1/2の関係を満たすことで、吐出精度を低下させることなく、開口端コーナー部割れを抑制することができる。
また、シリコン基板11に形成された供給口18の長手方向の寸法をY1とする。また、吐出口列端部近傍に形成され、供給口18の長手方向における中央部の幅より狭い幅の開口の長手方向の寸法をY2とする。このとき、Y2≦Y1×1/10とすることで、吐出精度を低下させることなく、開口端コーナー部における割れを抑制することができる。例えば、Y2の寸法は0.5mm以下とすることが好ましい。
図5は、記録素子基板2の製造工程を示した図である。以下、工程順に記録素子基板2の製造方法を説明する。まず、図5(a)のように、母材として主面が[100]面であり、エネルギー発生素子12を有している面として、表面にあらかじめ成膜されパターニングにより不要部分が除去されているメンブレン膜13があるシリコン基板11を用意する。なお、メンブレン膜13はパターニングが可能なものであれば、特に材質は限定されるものではない。
図5(b-1)~(e-1)は、図2のVb1e1-Vb1e1に相当する位置における断面図であり、図5(b-2)~(e-2)は、図2のVb2e2-Vb2e2に相当する位置における断面図である。図5の(a)で示されたシリコン基板11の表面に、樹脂をスピンコート法、ダイレクトコート法やスプレー法等により塗布して、表面の密着層となる保護層14の所望のパターンを形成する。なお、パターン形成方法としては、レジストを塗布して、露光及び現像することによりレジストパターンを形成し、レジストをマスクとして保護層14をエッチングすることで行ってもよいし、感光性の材料を用いて直接パターニングを行ってもよい。
また、シリコン基板11の裏面に、保護層14をパターニングして、吐出口列端部近傍に中央部より狭い開口幅のエッチングパターンを形成する。エッチングパターンを形成する方法としては、保護層14を用いずに、裏面に直接レーザ光照射やドリル加工により異なる幅の開口のエッチングパターンを形成してもよい。続いて、シリコン基板11に先導孔17を形成する。先導孔17を形成する手段としては、レーザ光照射、ドリル等を用いることができる。また、加工はシリコン基板11の表面から行ってもよいし、裏面から行ってもよい。先導孔17は、貫通孔でも未貫通孔でもよい。また、表面のメンブレン膜13や保護層14の損傷を防ぐことを目的として、表面を環化ゴムやテープ等により保護した後に先導孔17の加工を行ってもよい。
その後、図5(c-1)、(c-2)に示すように、シリコン基板11にエッチング処理を行うことによって、シリコン基板11に、吐出口列端部近傍に中央部より狭い開口の貫通孔を形成する。シリコン基板11のエッチングは、所望のアルカリ性を示す液を使用したウェットエッチングでもよいし、所望の比率からなるガスを使用したドライエッチングでもよい。なお、エッチング処理は、シリコン基板11の表面を環化ゴムやテープ等により保護して処理してもよい。
次に、図5(d-1)、(d-2)に示すように、感光性樹脂による樹脂層15を形成する。この方法としては、供給口18内に穴埋め材を充てんしてから、スピンコート法、ダイレクトコート法やスプレー法等により塗布してもよいし、樹脂層15をフィルム化してから貼りつけてもよい。その後、露光及び現像することによって、樹脂層15に所望の流路パターンを形成する。
その後、図5(e-1)、(e-2)に示すように、樹脂層15上に吐出口形成部材16となる被覆樹脂をスピンコート法、ダイレクトコート法やスプレー法等により塗布する。その後、吐出口19に相当する部分を露光及び現像して除去することにより、吐出口19を有する吐出口形成部材16を形成する。続いて、裏面に形成した保護層14はドライエッチングによる除去を行う。更に、穴埋め材を使用した場合は、それを除去した後に、樹脂層15および吐出口形成部材16が形成されたシリコン基板11を樹脂層15が溶解する溶剤に浸漬させて、樹脂層15のシリコン基板11からの除去を行う。これによって、吐出口19および供給口18とこれらを連通する流路(供給路)を備えたシリコン基板11が得られる。そして、このシリコン基板11をレーザーソータやダイシングソータ等によって切断分離することにより記録素子基板2が得られる。
図6は、本実施形態の液体吐出ヘッド1を示した概略斜視図である。図6(a)は液体吐出ヘッド1の分解斜視図であり、図6(b)は斜視図である。支持部材4には、凹部が形成されており、その凹部に記録素子基板2の供給口と対応する流路26が設けられている。電気配線基板3は、支持部材4の凹部が形成された面上に、記録素子基板2にインクを供給するための電気信号を印加する目的で設けられている。電気配線基板3は、記録素子基板2を組み込むためのデバイスホール23を有し、デバイスホール23の2辺に記録素子基板2の接続端子群20に対応したリード端子群24が形成されている。リード端子群24は、吐出口面101の2辺に沿って形成された接続端子群20とともに、電気接続部(不図示)を形成している。電気配線基板3は、インクジェット記録装置から駆動信号と駆動電力を受け取る外部信号入力端子25を有している。
支持部材4の形成方法としては、樹脂材料やアルミナ材料により形成してもよいし、粉末材料を焼結して形成してもよい。なお、樹脂材料をモールド成形する場合は、形状的剛性を向上させるためにガラス等からなるフィラーを混入した樹脂材料を使用してもよい。支持部材4を構成する材料は、変性PPE(ポリフェニレンエーテル)などの樹脂材料、あるいはAl23に代表されるセラミック材料等を幅広く用いることができる。この支持部材4は、記録液を供給するための記録液供給路を有し、2つ以上の記録液を有する場合は、各記録液が混色しないように隔壁が形成されていることが好ましい。
次に、支持部材4の凹部に、流路26の開口周囲に沿って接着剤27を塗布し、記録素子基板2を支持部材4に接合する。接着剤27の塗布方法は、転写ピンによる転写であってもよいし、ディスペンサによる描画塗布であってもよい。これによって、支持部材4の流路26と記録素子基板2の供給口18とが連通する。記録素子基板2を支持部材4に接合する際は、接着剤27を塗布した後、接着剤27を記録素子基板2の裏面102で押し付けることが好ましい。その後、電気配線基板3を支持部材4の主平面に接着剤(不図示)を用いて接合する。これらの接合工程で用いられる接着剤は、耐インク性の良好なものが好ましく、例えば、エポキシ樹脂を主成分とした熱硬化性接着剤を使用することができる。
次に、記録素子基板2の側面21aと凹部の側壁との間の空間を封止材28によって封止する。その後、電気接続部を封止材28によって封止する。続いて、記録素子基板2の接続端子群20と電気配線基板3とのリード端子群24で形成される電気接続部(リード端子群24の上方)を封止し、封止材28を加熱硬化させる。
このように、記録素子基板2の供給口18において、長手方向の中央部における開口幅よりも狭い開口幅の開口を長手方向の両端部に設ける。これによって、歩留まりの低下を抑制することができる液体吐出ヘッドおよび液体吐出ヘッドの製造方法を実現することができる。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な構成についてのみ説明する。
図7は、本実施形態における記録素子基板30の裏面を示した図である。記録素子基板30の裏面における供給口18の開口は、長手方向の両端部は、開口幅が狭くなっており、その間(両端部以外)では、開口幅の広い部分と開口幅の狭い部分とが交互に配置された形状となっている。供給口18の開口をこのような形状とすることで、吐出精度を低下させることなく、開口端コーナー部で発生する記録素子基板2の割れの発生を抑制することができる。なお、供給口18は、両端部以外では、複数の幅方向の開口幅を備えていてもよい。
(第3の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第3の実施形態を説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な構成についてのみ説明する。
図8は、本実施形態における記録素子基板40の裏面を示した図である。記録素子基板40の裏面における供給口18の開口は、長手方向の両端部で、多段の異なる開口幅を備えており、両端部が最も開口幅が狭くなっている。本実施形態では、長手方向の両端部で、2段の異なる開口幅を備えている。つまり供給口18は、長手方向の両端部で最も狭い開口幅の開口であり、それと隣接して2番目に狭い開口幅の開口が設けられており、更に、2番目に狭い開口幅の開口と隣接して、最も広い開口幅の開口が設けられている。供給口18の開口をこのような形状とすることで、吐出精度を低下させることなく、開口端コーナー部で発生する記録素子基板2の割れの発生を抑制することができる。
(第4の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第4の実施形態を説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な構成についてのみ説明する。
図9は、本実施形態における記録素子基板50の裏面を示した図である。記録素子基板50の供給口18の開口は、表面と裏面とが同一の開口形状を備えた開口となっている。つまり、表面の供給口18の開口も、長手方向の両端部で開口幅が狭くなった形状を備えている。供給口18の開口をこのような形状とすることで、吐出精度を低下させることなく、開口端コーナー部で発生する記録素子基板2の割れの発生を抑制することができる。尚、製造誤差による開口形状の違いがあっても、その違いのみであれば、それらは同一の開口形状であると見なす。
2 記録素子基板
3 電気配線基板
4 支持部材
11 シリコン基板
12 エネルギー発生素子
15 樹脂層
16 吐出口形成部材
18 供給口
30 記録素子基板
40 記録素子基板
50 記録素子基板
101 吐出口面

Claims (12)

  1. 液体を吐出可能な複数の吐出口が列を成した吐出口列と、複数の前記吐出口と連通し、前記吐出口が設けられた表面と反対の裏面に開口する供給口と、有した基板を備えた液体吐出ヘッドにおいて、
    前記供給口は、前記吐出口列に沿って設けられており、前記供給口の前記吐出口列の列方向における端部の少なくとも一方の、前記列方向と交差する幅方向の開口幅は、前記供給口の前記列方向における中央部の、前記幅方向の開口幅よりも狭い幅を備え
    前記供給口の前記中央部における前記幅方向の開口幅をX1、前記供給口の前記端部における前記幅方向の開口幅をX2としたとき、X2≦X1×1/2の関係を満たすことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 液体を吐出可能な複数の吐出口が列を成した吐出口列と、複数の前記吐出口と連通し、前記吐出口が設けられた表面と反対の裏面に開口する供給口と、有した基板を備えた液体吐出ヘッドにおいて、
    前記供給口は、前記吐出口列に沿って設けられており、前記供給口の前記吐出口列の列方向における端部の少なくとも一方の、前記列方向と交差する幅方向の開口幅は、前記供給口の前記列方向における中央部の、前記幅方向の開口幅よりも狭い幅を備え、
    前記供給口の前記列方向における長さをY1とし、前記端部の、前記幅方向の開口幅が狭い部分の前記列方向の長さをY2としたとき、Y2≦Y1×1/10の関係を満たすことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  3. 液体を吐出可能な複数の吐出口が列を成した吐出口列と、複数の前記吐出口と連通し、前記吐出口が設けられた表面と反対の裏面に開口する供給口と、有した基板を備えた液体吐出ヘッドにおいて、
    前記供給口は、前記吐出口列に沿って設けられており、前記供給口の前記吐出口列の列方向における端部の少なくとも一方の、前記列方向と交差する幅方向の開口幅は、前記供給口の前記列方向における中央部の、前記幅方向の開口幅よりも狭い幅を備え、
    前記基板は、前記吐出口が形成された第1部材と、前記供給口が形成された第2部材と、が接合された基板であり、
    前記第2部材における前記第1部材と接合する側の面と、前記第2部材における前記接合する側の面と対向する面とは、前記供給口の開口形状が異なることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  4. 前記接合する側の面における前記供給口は、前記列方向において同一の開口幅を備えて
    いる請求項に記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記基板は、前記吐出口が形成された第1部材と、前記供給口が形成された第2部材と、が接合された基板であり、
    前記第2部材における前記第1部材と接合する側の面と、前記第2部材における前記接
    合する側の面と対向する面とでは、前記供給口の開口形状が同一である請求項1に記載の
    液体吐出ヘッド。
  6. 前記基板は、前記基板を支持する支持部材と接着されている請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  7. 前記第2部材は、シリコンで形成されている請求項に記載の液体吐出ヘッド。
  8. 前記支持部材は、樹脂で形成されている請求項に記載の液体吐出ヘッド。
  9. 前記接合する側の面と対向する面における前記供給口は、前記中央部に、複数の前記幅方向の開口幅を備えている請求項に記載の液体吐出ヘッド。
  10. 前記接合する側の面と対向する面における前記供給口は、前記列方向における両端部では、第1開口幅の開口を備え、前記中央部では、前記第1開口幅よりも幅の広い第2開口幅の開口と、前記第1開口幅の開口と、が交互に配置されている請求項に記載の液体吐出ヘッド。
  11. 前記接合する側の面と対向する面における前記供給口は、前記列方向における両端部では、第1開口幅の開口を備え、前記中央部の前記列方向における両端部では、前記第1開口幅よりも広い第2開口幅の開口を備え、前記中央部の前記両端部以外では、前記第2開口幅よりも広い第3開口幅の開口を備えている請求項に記載の液体吐出ヘッド。
  12. 液体を吐出可能な複数の吐出口が列を成した吐出口列と、複数の前記吐出口と連通し、前記吐出口が設けられた表面と反対の裏面に開口する供給口と、有した基板を備えた液体吐出ヘッドの製造方法において、
    前記吐出口列に沿って設けられており、前記供給口の前記吐出口列の列方向における端部の少なくとも一方の、前記列方向と交差する幅方向の開口幅は、前記供給口の前記列方向における中央部よりも狭い幅を備えている前記供給口を形成する工程を有し
    前記供給口の前記中央部における前記幅方向の開口幅をX1、前記供給口の前記端部における前記幅方向の開口幅をX2としたとき、X2≦X1×1/2の関係を満たす開口幅とすることを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法。
JP2018168178A 2018-09-07 2018-09-07 液体吐出ヘッドおよび液体吐出ヘッドの製造方法 Active JP7297416B2 (ja)

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