JP2009255483A - インクジェット記録ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】加工コストが低く形状自由度のある支持部材を用い、記録素子基板の変形や破損を抑制して、印字品位の信頼性が高いインクジェット記録ヘッド及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明のインクジェット記録ヘッドは、記録液を吐出するためのエネルギー発生素子を備えた記録素子基板と、記録液を格納するためのインク供給部材と、前記インク供給部材と前記記録素子基板との線膨張率差を緩和するための支持部材とを備え、前記支持部材が、前記記録素子基板と接合される側の表面を構成する、第1のフィラを50wt%以上含有するPPSで形成された第1の層と、前記インク供給部材と接合される側の表面を構成する、第2のフィラを含有する熱可塑性樹脂で形成されている第2の層とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録液室内に気泡を発生させ、記録液室に体積変化を与えることにより、記録液を記録媒体に押し出して記録を行うインクジェット記録装置に搭載される、インクジェット記録ヘッド及びその製造方法に関するものである。
図7に示すように、従来のインクジェット記録ヘッドでは、記録液を吐出する記録素子基板H1100が、インクを格納し、インク供給口H1200からインクを供給するインク供給部材H1500に、接着剤g1で接合されている。その他、インク吸収体及び蓋部材、さらには吐出信号を記録素子基板H1100に伝達するための電気配線テープ等で構成される。
ここで、記録素子基板は、線膨張率が5ppm/K以下の低線膨張性を有する部材で形成されるのに対し、インク供給部材は、線膨張率が20ppm/K以上の熱可塑性樹脂で形成されることから、両部材間には、線膨張率の差が存在する。この線膨張率の差が大きいと、記録素子基板の変形や破損が生じて、インク漏れによる印字不良を引き起こしてしまう。さらに、高速印刷を行うために長尺化された記録素子基板を用いた場合は、記録素子基板への応力の増大によって、上記の問題が起きやすくなる。
上記の問題を解決するためには、インク供給部材の記録素子基板接合面を低線膨張率化して、記録素子基板とインク供給部材との間の線膨張率差を小さくする必要がある。そこで、特許文献1及び2では、インク供給部材の記録素子基板接合面に、支持部材として、Al23等のセラミックスやAl等の金属を配置することとし、支持部材とインク供給部材とを一体成形する手法が開示されている。
しかしながら、セラミックスや金属を用いた支持部材を、所望の部品精度に仕上げるためには、加工コストが高くなったり、選択できる支持部材の形状の自由度が低くなったりする等の問題があった。
セラミックや金属の代替材料としては、PPS等の熱可塑性樹脂が考えられる。特許文献3には、高熱伝導性、低線膨張性等の機能性を有したPPS(ポリフェニレンサルファイド)をインクジェットプリンタヘッド部品に用いることが開示されている。
特開平10−119292号公報 特開平10−44420号公報 特開2005−53964号公報
しかしながら、特許文献3には、PPSをどのようにインクジェットプリンタヘッド部品用樹脂組成物として用いるかは記載されていない。このPPSを単に支持部材に用いても、インク漏れによる印字不良は抑制できないことが分かった。
そこで、本発明の目的は、加工コストが低く、形状自由度の高い支持部材を用い、記録素子基板の変形や破損を抑制して、印字品位の信頼性が高いインクジェット記録ヘッド及びその製造方法を提供することにある。
本発明は、記録液を吐出するためのエネルギー発生素子を備えた記録素子基板と、記録液を格納するためのインク供給部材と、前記インク供給部材と前記記録素子基板との線膨張率差を緩和するための支持部材とを備え、前記支持部材が、前記記録素子基板と接合される側の表面を構成する、第1のフィラを50wt%以上含有するPPSで形成された第1の層と、前記インク供給部材と接合される側の表面を構成する、第2のフィラを含有する熱可塑性樹脂で形成されている第2の層とを有することを特徴とするインクジェット記録ヘッドである。
また、本発明は、前記のインクジェット記録ヘッドの製造方法であって、前記支持部材を作製する工程と、射出成形用金型の内面に、前記支持部材を、その第1の層側の表面が当接するように固定する工程と、前記インク供給部材を形成するための材料を射出成形して、前記支持部材と前インク供給部材とが一体化したインク供給接合体を得る工程と、前記インク供給接合体の前記支持部材と前記記録素子基板とを接合する工程とを有することを特徴とするインクジェット記録ヘッドの製造方法である。
本発明では、支持部材をPPS等の熱可塑性樹脂で形成することから、加工コストが低く、形状自由度も高い。また、本発明により、記録素子基板とインク供給部材との間の線膨張率差に起因する熱応力を低減され、記録素子基板の破損や変形を抑制することができる。したがって、印字品位の信頼性が高いインクジェット記録ヘッド及びその製造方法を提供できる。
以下に、本発明を実施するための最良の実施形態について説明する。なお、本実施形態は、ブラックインク用(単色型)のインクジェット記録ヘッドを用いて表記しているが、カラー用(YMC一体型)のインクジェット記録ヘッドにも適用可能である。
まず、本発明のインクジェット記録ヘッドの構成について、図1及び図4を用いて説明する。図1(b)は本発明の実施形態におけるインクジェット記録ヘッドの断面模式図であり、図1(a)はその一部を拡大した詳細図である。また、図4は、本発明の実施形態におけるインクジェット記録ヘッドの分解斜視図である。
図1及び図4に示すインクジェット記録ヘッドは、記録素子基板H1100と、記録液を格納するためのインク供給部材H1500と、インク供給部材H1500と記録素子基板H1100との線膨張率差を緩和するための支持部材H3500とを備えている。記録素子基板H1100にはインク供給口H1200、支持部材H3500にはインク供給口H2000sが形成されており、これらが連通していて、インク供給部材H1500から記録素子基板H1100にインクが供給される。記録素子基板H1100は、記録液を吐出するためのエネルギー発生素子(不図示)により、インクを吐出することができる。
支持部材H3500は、記録素子基板H1100と接合される側の表面を構成する第1の層H2000と、インク供給部材H1500と接合される側の表面を構成する第2の層H1を有している。また、支持部材H3500とインク供給部材H1500とは、一体化したインク供給接合体H2500を構成している。記録素子基板H1100は、支持部材H3500の第1の層H2000の記録素子基板接着面H2000mと、接着剤g1で接合されている。なお、図1に示すように、支持部材H3500の端面とインク供給部材H1500との間には、空間s1が設けられている。
第1の層は、低線膨張性を有する記録素子基板と接着されるため、可能な限り低線膨張性を有する材料で形成されることが求められ、フィラを高い割合で含有する樹脂を選ぶ必要がある。また、第1の層は、記録液に接触するため、耐薬品性も要求される。このような観点から、第1の層を形成する基材樹脂としては、PPSが最も好適である。
ここで、フィラの含有率について検討すると、以下の表1に示すように、PPSにフィラを50wt%以上含有させることで、記録素子基板の変形や破損を防止することができることが分かった。
Figure 2009255483
そこで、本発明では、第1の層には、第1のフィラを50wt%以上含有するPPSを選択する。第1のフィラの含有量は、50wt%以上、90wt%以下が好ましい。第1のフィラとしては、低線膨張性、耐薬品性の観点から、カーボン、グラファイト、Al23やZrO2等のセラミックス、酸化珪素を含むガラスなどから選択することができる。なかでも、カーボン、酸化珪素が好ましい。
また、第1の層と、第2の層及びインク供給部材との間に存在する線膨張率差から、第1の層と第2の層との界面には応力が発生する。この応力に由来する第1の層の変形を低減するため、第1の層を構成する材料の弾性率は高い方が好ましい。その観点から、第1の層の曲げ弾性率は10GPa以上が好ましい。
第1の層と記録素子基板との間の応力緩和、及び第1の層と第2の層との間の応力緩和の観点から、第1の層を形成する材料の線膨張係数は、3ppm/K以上、20ppm/Kが好ましい。
第2の層は、インク供給部材と一体化する際に、インク供給部材を形成する樹脂の熱によって溶融して、インク供給部材と密着することが求められる。そして、前述のように、第1の層と、第2の層及びインク供給部材との間の線膨張率差が大きいと、その界面に生じる応力も増大するため、第2の層及びインク供給部材の線膨張率は、できる限り第1の層に近い方が良い。さらに、第2の層は、第1の層と同様に記録液に接触するため、耐薬品性も要求される。このような観点から、本発明では、第2の層は、第2のフィラを含有する熱可塑性樹脂で形成する。熱可塑性樹脂は、例えば、変性PPE、PSF、PP、PE等から選択することができ、変性PPEが最も好適である。
第2のフィラとしては、低線膨張性、耐薬品性の観点から、カーボン、グラファイト、Al23やZrO2等のセラミックス、酸化珪素を含むガラスなどから選択することができる。なかでも、酸化珪素が好ましい。第2のフィラは15wt%以上含有していることが好ましく、15wt%以上、35wt%以下含有していることがより好ましい。
第1の層と第2の層との間の応力緩和の観点から、第2の層を形成する材料の線膨張係数は、20ppm/K以上、50ppm/Kが好ましい。
インク供給部材は、第2の層とインク供給部材との密着性を高める観点から、第2の層と同じ材料で形成されていることが好ましい。
次に、上記のインクジェット記録ヘッドの好適な製造方法について、以下に述べる。本発明のインクジェット記録ヘッドの製造方法は、以下の工程を有する。
・前記支持部材を作製する工程。
・射出成形用金型の内面に、前記支持部材を、その第1の層側の表面が当接するように固定した後、前記インク供給部材を形成するための材料を射出成形して、前記支持部材と前インク供給部材とが一体化したインク供給接合体を得る工程。
・前記インク供給接合体の前記支持部材と前記記録素子基板とを接合する工程。
第1の層と第2の層とから構成される支持部材は、射出成形によって成形することができる。この際、成形順序としては、第2の層を成形した後、第1の層を成形して一体化することが好ましい。具体的には、図2(a)に示すように、第2の層H1、第1の層H2000の順に2色成形することで、支持部材H3500を作製することができる。また、図5(a)及び(b)に示すように、第2の層H1を射出成形により形成した後、第1の層H2000をインサート成形することで、支持部材H3500を作製することができる。
成形の際には、第2の層と第1の層を充分に密着させるために、第1の層を構成するPPSの樹脂温度及び保圧はできるだけ高く設定するのが好ましい。また、型温度についても、上記の密着性の観点から可能な限り高い方が良いが、離型時に懸念される第2の層の変形を考慮すると、第2の層の部材を構成する樹脂の荷重たわみ温度よりも低温に抑えることが好ましい。
次いで、得られた支持部材を、射出成形用金型の内面に、第1の層側の表面が当接するように固定する。そして、射出成形用金型内に、インク供給部材を形成するための材料を射出成形することで、図2(b)及び図5(c)に示すように、支持部材H3500とインク供給部材H1500とが一体化したインク供給接合体H2500を作製することができる。
そして、図3に示すように、インク供給接合体H2500における第1の層H2000上に接着剤g1を配置し、記録素子基板H1100と接合することで、インクジェット記録ヘッドを得ることができる。
<実施例1:第2の層及びインク供給部材にフィラ35wt%変性PPEを使用>
記録素子基板としては、主にSi(シリコン)から成り、線膨張率3ppmを有するものを使用した。記録素子基板について、図9を用いて説明する。この記録素子基板H1100のサイズは、幅2〜3mm、長さ(吐出口方向)25〜35mm、厚さ0.5〜0.8mmである。また、記録素子基板H1100は、インクを吐出する吐出口H1107を備えており、図9のように配列されている。そして、記録素子基板H1100は、インク供給口H1102を、第1の層のインク供給口へ連通させる位置に、接着剤で接合固定される。なお、H1103は電気熱変換素子、H1104は電極部、H1105はバンプ、H1106はインク流路壁、H1108は吐出口群、H1110はSi基板をそれぞれ示している。
第1の層を形成する材料としては、カーボンフィラを70wt%含有するPPS(出光興産社製、商品名:T121J1)を使用した。形成した第1の層の線膨張率は、10ppm(TD方向:樹脂の流れと垂直方向)であり、曲げ弾性率は31GPaであった。
第2の層及びインク供給部材を形成する熱可塑性樹脂は、密着性を向上させるために同一樹脂とし、耐薬品性の観点から変性PPEを採用することとした。これにより、第1の層を構成するPPSの溶融温度は、第2の層及びインク供給部材を構成する変性PPEの溶融温度よりも高くなる。また、前述の通り、インク供給部材及び第2の層と、第1の層との間の線膨張率差が小さい程、その界面に生じる応力は小さくなり、接合信頼性が上がる。そこで、第2の層及びインク供給部材を形成する材料としては、低線膨張率化をするため、ガラスファイバーを25wt%、無機系フィラを10wt%(合計35wt%)含有する変性PPE(SABIC社製、商品名:PCN2910)を用いた。
寸法としては、第1の層は、厚さ0.7〜1.5mmの長方形型で、中央部にはインク供給口が具備されており、このインク供給口はインク供給部材から記録素子基板へのインクの流路となる。第2の層の厚さは0.3〜0.7mmとし、第2の層にも、第1の層のインク供給口に対応するよう、中央部にインク供給口が具備されている。
上記インクジェット記録ヘッドの製造方法について、以下に述べる。
第1の層及び第2の層から構成される支持部材は、射出成形によって成形した。具体的には、フィラ含有変性PPEにより第2の層を成形した後、第1の層を形成するためのフィラ含有PPSを、第2の層が配置された金型内に流し込み、両部材を一体的に成形することで支持部材を得た。成形条件としては、第2の層と第1の層を充分に密着させるために、第1の層を構成するPPSの樹脂温度を320〜350℃とし、型温度を、変性PPEの荷重たわみ温度である125℃を上限とした。
次に、得られた支持部材を、インク供給部材を射出成形する金型内に投入し、両部材を一体的に成形した。具体的には、記録素子基板が接着される面となる第1の層を金型に当接させた状態で固定し、この状態で、インク供給部材を形成するためのフィラ含有変性PPEを射出成形し、支持部材とインク供給部材を一体的に成形することでインク供給接合体を得た。この成形における樹脂温度は、280℃〜300℃とした。
そして、得られたインク供給接合体に組み込まれた第1の層の面に対して、図3のように、0.01〜0.1mmの厚みの接着剤により記録素子基板を接着する工程を経て、インクジェット記録ヘッドを完成した。インクジェット記録ヘッドとしての品質評価結果を表1に記載した。
本構成では、第1の層をカーボンフィラが70wt%添加されたPPSを用いて成形し、第2の層及びインク供給部材を、フィラが35wt%充填された変性PPEを用いて成形した。本構成のインクジェット記録ヘッドでは、表1に示すように、記録素子基板の変形や破損は起きず、インク保持性も良好であった。
なお、本実施形態における、第1の層における記録素子基板の接着面の線膨張率は、5ppm(TD方向:樹脂の流れと垂直方向)であった。
<実施例2:第2の層及びインク供給部材にフィラ15wt%変性PPEを使用>
実施例2の構成では、第1の層を実施例1と同じPPSを用いて成形した。また、第2の層及びインク供給部材を、ガラスフィラが10wt%、無機系フィラが5wt%(合計15wt%)充填された変性PPE(SABIC社製、商品名:RN1300)を用いて成形した。本構成のインクジェット記録ヘッドでは、表1に示すように、記録素子基板の変形や破損は起きず、インク保持性も良好であった。
なお、本実施形態における、第1の層における記録素子基板の接着面の線膨張率は、18ppm(TD方向:樹脂の流れと垂直方向)であった。
<比較例1:インク供給接合体全体にフィラ35wt%変性PPEを使用>
比較例1の構成では、第1の層、第2の層及びインク供給部材を別部材化せず、インク供給接合体全体を、フィラを35wt%含有する変性PPE(SABIC社製、商品名:PCN2910)で成形した。本構成のインクジェット記録ヘッドでは、表1に示すように、記録素子基板に変形や破損が生じてしまい、良好な印字性を得ることはできなかった。
なお、本実施形態における、第1の層に相当する位置における記録素子基板の接着面の線膨張率は、33ppm(TD方向:樹脂の流れと垂直方向)であった。
<比較例2:第2層なし、インク供給部材にフィラ35wt%変性PPEを使用>
比較例2の構成では、第2の層は形成せず、第1の層のみからなる支持部材全体を実施例1と同じPPSを用いて成形した。なお、本実施形態によるインクジェット記録ヘッドの分解斜視図を図6に示す。本構成のインクジェット記録ヘッドは、表1に示すように、インク保持性が無く、インク供給接合体からインクが漏出した。
<比較例3:第2の層及びインク供給部材にフィラ非含有変性PPEを使用>
比較例3の構成では、第1の層を実施例1と同じPPSを用いて成形した。また、第2の層及びインク供給部材を、フィラが充填されていない変性PPE(SABIC社製、商品名:SE1X)を用いて成形した。本構成のインクジェット記録ヘッドでは、表1に示すように、記録素子基板に変形や破損が生じてしまい、良好な印字性を得ることはできなかった。
Figure 2009255483
本発明のインクジェット記録ヘッドの断面の模式図である。 本発明のインクジェット記録ヘッドの製造方法において、インク供給接合体を作製する方法を示す模式図である(2色成形+インサート成形)。 本発明のインクジェット記録ヘッドの製造方法において、インク供給接合体と記録素子基板とを接着剤で接合する方法を示す模式図である。 本発明のインクジェット記録ヘッドの分解斜視図である。 本発明のインクジェット記録ヘッドの製造方法において、インク供給接合体を作製する方法を示す模式図である(インサート成形+インサート成形)。 比較例2で作製したインクジェット記録ヘッドの分解斜視図である。 従来のインクジェット記録ヘッドの分解斜視図である。 記録素子基板を示す模式図である。
符号の説明
H1100 記録素子基板
H1102 インク供給口
H1103 電気熱変換素子
H1104 電極部
H1105 バンプ
H1106 インク流路壁
H1107 吐出口
H1108 吐出口群
H1110 Si基板
H1200 インク供給口
H1500 インク供給部材
H2000 第1の層
H2000m 記録素子基板接着面
H2000s インク供給口
H2500 インク供給接合体
H3500 支持部材
g1 接着剤
H1 第2の層
s1 空間

Claims (9)

  1. 記録液を吐出するためのエネルギー発生素子を備えた記録素子基板と、記録液を格納するためのインク供給部材と、前記インク供給部材と前記記録素子基板との線膨張率差を緩和するための支持部材とを備え、前記支持部材が、
    前記記録素子基板と接合される側の表面を構成する、第1のフィラを50wt%以上含有するPPSで形成された第1の層と、
    前記インク供給部材と接合される側の表面を構成する、第2のフィラを含有する熱可塑性樹脂で形成されている第2の層と
    を有することを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  2. 前記第1の層が、前記第1のフィラとしてカーボンを含有することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録ヘッド。
  3. 前記第1の層が、前記第1のフィラとして酸化珪素を含有することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録ヘッド。
  4. 前記第2の層が、前記第2のフィラを15wt%以上含有する変性PPEで形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のインクジェット記録ヘッド。
  5. 前記第2の層が、前記第2のフィラとして酸化珪素を含有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジェット記録ヘッド。
  6. 前記インク供給部材が、前記第2の層と同じ材料で形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のインクジェット記録ヘッド。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法であって、
    前記支持部材を作製する工程と、
    射出成形用金型の内面に、前記支持部材を、その第1の層側の表面が当接するように固定した後、前記インク供給部材を形成するための材料を射出成形して、前記支持部材と前インク供給部材とが一体化したインク供給接合体を得る工程と、
    前記インク供給接合体の前記支持部材と前記記録素子基板とを接合する工程と
    を有することを特徴とするインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  8. 前記支持部材を、前記第2の層、前記第1の層の順に2色成形することで作製することを特徴とする請求項7に記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  9. 前記支持部材を、前記第2の層を射出成形により形成した後、前記第1の層をインサート成形することで作製することを特徴とする請求項7に記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
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