JP7295477B2 - 空気調和機 - Google Patents
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Description
底板を有するケーシングと、
前記ケーシングの内部に収容され、内部に冷媒流路が形成された冷媒流路ユニットと、
前記底板に設置される圧縮機と、を備え、
前記冷媒流路ユニットは、前記底板から離間した状態で、前記圧縮機以外の固定側部材に支持されている。
このような構成によって、冷媒流路ユニットを支持する専用の部品を設ける必要がないので、空気調和機の構成を簡素化することができる。
このような構成によって、冷媒流路ユニットは、圧縮機以外の容器に支持されるので、底板に設置された圧縮機の運転振動が冷媒流路ユニットに伝わるのを抑制することができる。
このような構成によって、底板から冷媒流路ユニットを可及的に離間した状態で容器に支持することができるので、底板に設置された圧縮機の運転振動が冷媒流路ユニットに伝わるのを効果的に抑制することができる。
前記固定側部材は、前記管板を含んでいてもよい。
このような構成によって、冷媒流路ユニットは、圧縮機以外の管板に支持されるので、底板に設置された圧縮機の運転振動が冷媒流路ユニットに伝わるのを抑制することができる。
このような構成によって、冷媒流路ユニットは、圧縮機以外の側板又は仕切板に支持されるので、底板に設置された圧縮機の運転振動が冷媒流路ユニットに伝わるのを抑制することができる。
このような構成によって、冷媒流路ユニットを固定側部材に支持しても、互いの接触によって電食が生じるのを抑制することができる。
[第1実施形態]
図1は、本開示の第1実施形態に係る空気調和機の斜視図である。空気調和機1は、例えばビルに設置されるビル形マルチタイプの空気調和機である。空気調和機1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクル運転を行うことによって、空調対象である室内の冷房および暖房を行うことが可能である。空気調和機1は、室外に配置される室外機2と、室内に配置される室内機と、を備える。図1には、空気調和機1の室外機2が示されている。
底板4と冷媒流路ユニット10との間に介在する部品は、冷媒流路ユニット10を支持する固定側部材60であってもよいし、冷媒流路ユニット10を実質的に支持しない軟質の部品であってもよい。
本実施形態の空気調和機1によれば、冷媒流路ユニット10は、底板4から離間した状態で、圧縮機61以外の固定側部材60であるアキュムレータ62に支持されている。これにより、底板4に設置された圧縮機61の運転振動が冷媒流路ユニット10に伝わるのを抑制することができる。その結果、冷媒流路ユニット10が前記運転振動により損傷するのを抑制することができる。また、冷媒流路ユニット10は底板4から離間しているので、底板4上に溜まったドレン水等が凍結しても、冷媒流路ユニット10の下端部において、凍結した氷が過度に成長するアイスアップ現象が発生するのを抑制することができる。
図6は、本開示の第2実施形態に係る空気調和機の室外機2の概略正面図である。図6では、ケーシング3の前面パネル6の図示を省略して示している。本実施形態における室外機2の冷媒流路ユニット10は、固定側部材60である熱交換器63に支持されている。熱交換器63は、冷媒が流れる複数の伝熱管63aと、これらの伝熱管63aを支持する一対の管板63b(図1も参照)とを有する。複数の伝熱管63aは、上下方向に所定間隔をあけて配置され、それぞれ水平方向に長く形成されている。一対の管板63bは、互いに水平方向に間隔をあけて底板4の上面に設置され、上下方向に長く形成されている。
本実施形態の空気調和機1によれば、冷媒流路ユニット10は、底板4から離間した状態で、圧縮機61以外の固定側部材60である熱交換器63の管板63bに支持されている。これにより、底板4に設置された圧縮機61の運転振動が冷媒流路ユニット10に伝わるのを抑制することができる。その結果、冷媒流路ユニット10が前記運転振動により損傷するのを抑制することができる。また、冷媒流路ユニット10は底板4から離間しているので、第1実施形態と同様にアイスアップ現象が発生するのを抑制することができる。
図7は、本開示の第3実施形態に係る空気調和機の室外機2の概略正面図である。図7では、ケーシング3の前面パネル6の図示を省略するとともに、熱交換器63を簡略化して示している。本実施形態における室外機2の冷媒流路ユニット10は、スペーサ69に支持されている。スペーサ69は、例えば直方体形状に形成されている。スペーサ69は、冷媒流路ユニット10を支持する専用の部品である。スペーサ69は、ケーシング3の底板4の上面に設置された状態で、当該上面に固定されている。スペーサ69は、ケーシング3に固定されている部品であるため、固定側部材60となる。
本実施形態の空気調和機1によれば、冷媒流路ユニット10は、底板4から離間した状態で、圧縮機61以外の固定側部材60であるスペーサ69に支持されている。これにより、底板4に設置された圧縮機61の運転振動が冷媒流路ユニット10に伝わるのを抑制することができる。その結果、冷媒流路ユニット10が前記運転振動により損傷するのを抑制することができる。また、冷媒流路ユニット10は底板4から離間しているので、第1実施形態と同様にアイスアップ現象が発生するのを抑制することができる。
図8は、本開示の第4実施形態に係る空気調和機の室外機2の概略正面図である。本実施形態における室外機2は、いわゆるトランク型の室外機である。室外機2は、ケーシング3の内部空間を送風機室S1と機械室S2とに仕切る仕切板8を備えている。仕切板8は、上下方向に長く形成されている。
本実施形態の空気調和機1によれば、冷媒流路ユニット10は、底板4から離間した状態で、圧縮機61以外の固定側部材60である仕切板8に支持されている。これにより、底板4に設置された圧縮機61の運転振動が冷媒流路ユニット10に伝わるのを抑制することができる。その結果、冷媒流路ユニット10が前記運転振動により損傷するのを抑制することができる。また、冷媒流路ユニット10は底板4から離間しているので、第1実施形態と同様にアイスアップ現象が発生するのを抑制することができる。
図9は、本開示の第5実施形態に係る空気調和機の室外機2の概略正面図である。図9では、図8と同様にケーシング3の前面パネルの図示を省略している。本実施形態は、第4実施形態の変形例である。本実施形態における冷媒流路ユニット10は、底板4から離間した状態で、ケーシング3の側板7に支持されている。本実施形態では、ユニット本体11における第3方向の一方側の第1側面11bが、側板7における機械室S2に面する板面7aに当接した状態で、図示しない固定具(ねじ等)により側板7にしっかりと固定されている。
本実施形態の空気調和機1によれば、冷媒流路ユニット10は、底板4から離間した状態で、圧縮機61以外の固定側部材60であるケーシング3の側板7に支持されている。これにより、底板4に設置された圧縮機61の運転振動が冷媒流路ユニット10に伝わるのを抑制することができる。その結果、冷媒流路ユニット10が前記運転振動により損傷するのを抑制することができる。また、冷媒流路ユニット10は底板4から離間しているので、第1実施形態と同様にアイスアップ現象が発生するのを抑制することができる。
図10は、本開示の第6実施形態に係る空気調和機の室外機2の概略正面図である。図10では、ケーシング3の前面パネル6の図示を省略するとともに、熱交換器63を簡略化して示している(図11~図19も同様)。本実施形態は、第1実施形態(図5参照)の変形例である。本実施形態における室外機2の冷媒流路ユニット10は、ユニット本体11の板面(一面)を水平方向に沿わせた倒伏姿勢で、ケーシング3の内部に収容されている。
図11は、本開示の第7実施形態に係る空気調和機の室外機2の概略正面図である。本実施形態は、第1実施形態(図5参照)の他の変形例である。本実施形態における室外機2の冷媒流路ユニット10は、アキュムレータ62の上面62aから上方に離間した位置において、倒伏姿勢で配置されている。
図12は、本開示の第8実施形態に係る空気調和機の室外機2の概略正面図である。本実施形態は、第2実施形態(図6参照)の変形例である。本実施形態における室外機2の冷媒流路ユニット10は、倒伏姿勢で熱交換器63に支持されている。
図13は、本開示の第9実施形態に係る空気調和機の室外機2の概略正面図である。本実施形態は、第3実施形態(図7参照)の変形例である。本実施形態における室外機2の冷媒流路ユニット10は、倒伏姿勢でケーシング3の内部に収容されている。
図14は、本開示の第10実施形態に係る空気調和機の室外機2の概略正面図である。本実施形態は、第4実施形態(図8参照)の変形例である。本実施形態における室外機2の冷媒流路ユニット10は、機械室S2において底板4から離間した位置において、倒伏姿勢で室外機2の仕切板8に支持されている。
図15は、本開示の第11実施形態に係る空気調和機の室外機2の概略正面図である。本実施形態は、第5実施形態(図9参照)の変形例である。本実施形態における室外機2の冷媒流路ユニット10は、機械室S2において底板4から離間した位置において、倒伏姿勢でケーシング3の側板7に支持されている。
図16は、本開示の第12実施形態に係る空気調和機の室外機2の概略正面図である。本実施形態における室外機2のケーシング3内には、所定数(図16では2つ)の閉鎖弁71が収容されている。閉鎖弁71は、冷媒配管50に接続されている。閉鎖弁71は、開けることによって冷媒の流れを許容し、閉じることによって冷媒の流れを遮蔽する。
図17は、本開示の第13実施形態に係る空気調和機の室外機2の概略正面図である。本実施形態は、第12実施形態(図16参照)の変形例である。本実施形態における室外機2の冷媒流路ユニット10は、取付板72から第1方向に離間した位置において、起立姿勢で配置されている。
図18は、本開示の第14実施形態に係る空気調和機の室外機2の概略正面図である。本実施形態は、第12実施形態(図16参照)の他の変形例である。本実施形態における室外機2の冷媒流路ユニット10は、倒伏姿勢で取付板72を介して支持板73に支持されている。本実施形態では、ユニット本体11における第2方向の一方側の端面11fが、取付板72における一方の板面72aの上部に当接している。この状態で、ユニット本体11は、図示しない固定具(ねじ等)により取付板72にしっかりと固定されている。
図19は、本開示の第15実施形態に係る空気調和機の室外機2の概略正面図である。本実施形態は、第13実施形態(図17参照)の変形例である。本実施形態における室外機2の冷媒流路ユニット10は、取付板72よりも上方に離間した位置において、倒伏姿勢で配置されている。
空気調和機1は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば冷房専用の空気調和機であってもよいし、ルームエアコンであってもよい。ルームエアコンの場合、冷媒流路ユニット10を、室外機のケーシングの天板に吊り下げて支持してもよい。冷媒流路ユニット10は、複数の固定側部材60(例えばアキュムレータ62の側面と管板63b)によって支持されていてもよい。
3 ケーシング
4 底板
7 側板
8 仕切板
10 冷媒流路ユニット
15 冷媒流路
60 固定側部材
61 圧縮機
62 アキュムレータ(容器)
63 熱交換器
63a 伝熱管
63b 管板
Claims (8)
- 底板(4)を有するケーシング(3)と、
前記ケーシング(3)の内部に収容され、内部に冷媒流路(15)が形成された冷媒流路ユニット(10)と、
前記底板(4)に設置される圧縮機(61)と、
冷媒の流れを許容及び遮蔽するために開閉される閉鎖弁(71)と、を備え、
前記冷媒流路ユニット(10)は、前記底板(4)から離間した状態で、前記圧縮機(61)以外の固定側部材(60)に支持され、
前記固定側部材(60)は、前記閉鎖弁(71)が固定される取付板(72)、又は当該取付板(72)が固定される支持板(73)を含む、空気調和機。 - 底板(4)を有するケーシング(3)と、
前記ケーシング(3)の内部に収容され、内部に冷媒流路(15)が形成された冷媒流路ユニット(10)と、
前記底板(4)に設置される圧縮機(61)と、
前記冷媒流路ユニット(10)に接続される冷媒配管(50)と、を備え、
前記冷媒流路ユニット(10)は、前記底板(4)から離間した状態で、前記冷媒配管(50)を介して、前記圧縮機(61)以外の固定側部材(60)に支持されている、空気調和機。 - 前記固定側部材(60)は、前記空気調和機の既存の構成部品(7,8,62,63b)である、請求項2に記載の空気調和機。
- 前記固定側部材(60)は、前記底板(4)に設置されているとともに内部に冷媒が流れる容器(62)を含む、請求項2又は請求項3に記載の空気調和機。
- 前記冷媒流路ユニット(10)は、前記容器(62)の上面(62a)に、又は当該上面(62a)の上方に離間した位置に、配置されている、請求項4に記載の空気調和機。
- 冷媒が流れる伝熱管(63a)と、前記伝熱管を支持する管板(63b)と、を有する熱交換器(63)をさらに備え、
前記固定側部材(60)は、前記管板(63b)を含む、請求項2又は請求項3に記載の空気調和機。 - 前記固定側部材(60)は、前記ケーシング(3)の側板(7)、又は前記ケーシング(3)の内部空間を仕切る仕切板(8)を含む、請求項2又は請求項3に記載の空気調和機。
- 前記冷媒流路ユニット(10)及び前記固定側部材(60)は、互いの接触による電食を抑制する素材からなる、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の空気調和機。
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