JP2019120449A - 冷凍装置の熱源ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】熱交換器を通過する空気を水平方向に吹き出すファンを備えた冷凍装置の熱源ユニットにおいて、閉鎖弁の操作等の作業を容易に行えるようにする。【解決手段】熱源ユニット(2)は、少なくとも1つの閉鎖弁(23、24)を有する。閉鎖弁(23、24)は、ケーシング(60)の正面側又は背面側に向かって開口する接続ポート(23b、24b)を有する。閉鎖弁(23、24)は、ケーシング(60)の天面、底面、正面、背面、左側面及び右側面で定義される仮想直方体(C)からはみ出さない状態で配置されている。ケーシング(60)の正面、背面、左側面及び右側面を形成する周囲板(63〜66)は、ケーシング(60)の左側面及び右側面のうち閉鎖弁(23、24)に近いほうの面を形成する第1部分(65a)の一部が切り欠かれている。熱源ユニット(2)は、第1部分(65a)の切り欠き(60a)を覆う部材を有しない。【選択図】図2
Description
熱交換器を通過する空気を水平方向に吹き出すファンを備えた冷凍装置の熱源ユニット
従来より、特許文献1(特開2009−24903号公報)に示すように、内部空間に熱交換器を通過する空気を水平方向に吹き出すファンが設けられた冷凍装置の熱源ユニットがある。熱源ユニットの側面には、側方に突出した状態で閉鎖弁及び閉鎖弁カバーが設けられている。
上記従来の熱源ユニットでは、閉鎖弁カバーを熱源ユニットの側面から取り外さなければ、閉鎖弁の操作等の作業を行うことができない。
第1の観点にかかる冷凍装置の熱源ユニットは、ケーシングと、冷媒と空気との熱交換を行う熱交換器と、熱交換器を通過する空気を水平方向に吹き出すファンと、少なくとも1つの閉鎖弁と、を有している。熱交換器及びファンは、ケーシングの内部空間に配置されている。閉鎖弁は、ケーシングの正面側又は背面側に向かって開口する接続ポートを有している。そして、閉鎖弁は、ケーシングの天面、底面、正面、背面、左側面及び右側面で定義される仮想直方体からはみ出さない状態で配置されている。ケーシングの正面、背面、左側面及び右側面を形成する周囲板は、ケーシングの左側面及び右側面のうち閉鎖弁に近いほうの面を形成する第1部分の一部が切り欠かれている。この熱源ユニットは、第1部分の切り欠きを覆う部材を有していない。
ここでは、閉鎖弁カバーのようなケーシングの側面から側方に突出した状態で設けられる部材を取り外すことなく、ケーシングの第1部分に形成された切り欠きから閉鎖弁にアクセスすることができるため、閉鎖弁の操作等の作業を容易に行うことができる。
第2の観点にかかる冷凍装置の熱源ユニットは、第1の観点にかかる熱源ユニットにおいて、周囲板が、ケーシングの正面及び背面のうち接続ポートに近いほうの面を形成する第2部分の一部が切り欠かれている。第2部分の切り欠きは、第1部分の切り欠きと連続している。
ここでは、ケーシングの第1部分及び第2部分にわたって形成された切り欠きから閉鎖弁の接続ポートにアクセスすることができるため、冷媒連絡管を閉鎖弁に接続する作業を容易に行うことができる。
第3の観点にかかる冷凍装置の熱源ユニットは、第1又は第2の観点にかかる熱源ユニットにおいて、周囲板が、第1部分及び第2部分の両方を形成する第1周囲板を有している。
第4の観点にかかる冷凍装置の熱源ユニットは、第1又は第2の観点にかかる熱源ユニットにおいて、周囲板が、第1部分を形成する第2周囲板と、第2部分を形成する第3周囲板と、を有している。
第5の観点にかかる冷凍装置の熱源ユニットは、第1〜第4の観点のいずれかにかかる熱源ユニットにおいて、ケーシングに設けられており、ケーシングの内部空間と閉鎖弁が配置される閉鎖弁配置空間とを仕切る空間形成部材をさらに有している。第1部分の切り欠きは、閉鎖弁配置空間に面している。
ここでは、第1部分の切り欠きから閉鎖弁配置空間にアクセスすることができ、閉鎖弁の操作等の作業を容易に行うことができる。
第6の観点にかかる冷凍装置の熱源ユニットは、第5の観点にかかる熱源ユニットにおいて、空間形成部材が、閉鎖弁を支持する閉鎖弁支持部材を有している。
第7の観点にかかる冷凍装置の熱源ユニットは、第6の観点にかかる熱源ユニットにおいて、閉鎖弁支持部材が、接続ポートがケーシングの正面側に向かって開口している場合には、ケーシングの背面と閉鎖弁との間に位置し、接続ポートがケーシングの背面側に向かって開口している場合には、ケーシングの正面と閉鎖弁との間に位置している。
ここでは、閉鎖弁支持部材によってケーシングの内部空間と閉鎖弁配置空間とを前後方向に仕切ることができる。
第8の観点にかかる冷凍装置の熱源ユニットは、第5〜第7の観点のいずれかにかかる熱源ユニットにおいて、空間形成部材が、閉鎖弁の上方に位置する閉鎖弁上方部材を有している。
ここでは、閉鎖弁上方部材によってケーシングの内部空間と閉鎖弁配置空間とを上下方向に仕切ることができる。
以下、冷凍装置の熱源ユニットの実施形態について、図面に基づいて説明する。
(1)空気調和装置の構成
図1は、本開示の一実施形態にかかる熱源ユニットとしての室外ユニット2が採用された冷凍装置としての空気調和装置1の概略構成図である。
図1は、本開示の一実施形態にかかる熱源ユニットとしての室外ユニット2が採用された冷凍装置としての空気調和装置1の概略構成図である。
<全体>
冷凍装置としての空気調和装置1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行うことによって、建物等の室内の冷房を行うことが可能な装置である。空気調和装置1は、主として、熱源ユニットとしての室外ユニット2と、利用ユニットとしての室内ユニット3と、室外ユニット2と室内ユニット3とを接続する液冷媒連絡管4及びガス冷媒連絡管5と、を有している。そして、空気調和装置1の蒸気圧縮式の冷媒回路10は、室外ユニット2と、室内ユニット3とが冷媒連絡管4、5を介して接続されることによって構成されている。
冷凍装置としての空気調和装置1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行うことによって、建物等の室内の冷房を行うことが可能な装置である。空気調和装置1は、主として、熱源ユニットとしての室外ユニット2と、利用ユニットとしての室内ユニット3と、室外ユニット2と室内ユニット3とを接続する液冷媒連絡管4及びガス冷媒連絡管5と、を有している。そして、空気調和装置1の蒸気圧縮式の冷媒回路10は、室外ユニット2と、室内ユニット3とが冷媒連絡管4、5を介して接続されることによって構成されている。
<室内ユニット>
室内ユニット3は、建物内に設置されている。室内ユニット3は、上記のように、液冷媒連絡管4及びガス冷媒連絡管5を介して室外ユニット2に接続されており、冷媒回路10の一部を構成している。室内ユニット3は、主として、室内膨張弁31と、室内熱交換器32と、を有している。
室内ユニット3は、建物内に設置されている。室内ユニット3は、上記のように、液冷媒連絡管4及びガス冷媒連絡管5を介して室外ユニット2に接続されており、冷媒回路10の一部を構成している。室内ユニット3は、主として、室内膨張弁31と、室内熱交換器32と、を有している。
室内膨張弁31は、運転時に冷媒を冷凍サイクルにおける低圧まで減圧しながら室内熱交換器32を流れる冷媒の流量を調節する電動膨張弁であり、液冷媒連絡管4と室内熱交換器32の液側端との間に接続されている。
室内熱交換器32は、運転時に冷凍サイクルにおける低圧の冷媒の蒸発器として機能して室内空気を冷却する熱交換器であり、その液側端が室内膨張弁31に接続され、ガス側端がガス冷媒連絡管5に接続されている。
また、室内ユニット3は、室内ユニット3内に室内空気を吸入して、室内熱交換器32において冷媒と熱交換させた後に、室内熱交換器32を通過する空気を供給空気として室内に供給するための室内ファン33を有している。すなわち、室内ユニット3は、室内熱交換器32を流れる冷媒の加熱源としての室内空気を室内熱交換器32に送るファンとして、室内ファン33を有している。室内ファン33は、室内ファンモータ33aによって駆動される。
さらに、室内ユニット3は、室内ユニット3を構成する各部の動作を制御する室内側制御部として機能する室内側電装品アセンブリ30を有している。室内側電装品アセンブリ30は、制御基板等の電装品を有しており、室外ユニット2との間で制御信号等の通信を行うことができるようになっている。
<室外ユニット>
室外ユニット2は、建物外に設置されている。室外ユニット2は、上記のように、液冷媒連絡管4及びガス冷媒連絡管5を介して室内ユニット3に接続されており、冷媒回路10の一部を構成している。室外ユニット2は、主として、圧縮機21と、室外熱交換器22と、第1閉鎖弁としての液側閉鎖弁23と、第2閉鎖弁としてのガス側閉鎖弁24と、を有している。
室外ユニット2は、建物外に設置されている。室外ユニット2は、上記のように、液冷媒連絡管4及びガス冷媒連絡管5を介して室内ユニット3に接続されており、冷媒回路10の一部を構成している。室外ユニット2は、主として、圧縮機21と、室外熱交換器22と、第1閉鎖弁としての液側閉鎖弁23と、第2閉鎖弁としてのガス側閉鎖弁24と、を有している。
圧縮機21は、運転時に冷凍サイクルにおける低圧の冷媒を高圧になるまで圧縮する機器である。ここでは、圧縮機21として、容積式の圧縮要素(図示せず)が圧縮機モータ21aによって回転駆動される密閉式構造の圧縮機が採用されている。圧縮機21の吐出側端は、室外熱交換器22のガス側端に接続されており、圧縮機21の吸入側端は、ガス側閉鎖弁24に接続されている。ここで、圧縮機21の吸入側端とガス側閉鎖弁24とは、室外側ガス冷媒管26によって接続されている。
室外熱交換器22は、運転時に冷凍サイクルにおける高圧の冷媒の放熱器として機能する熱交換器であり、そのガス側端が圧縮機21の吐出側端に接続されており、液側端が液側閉鎖弁23に接続されている。ここで、室外熱交換器22の液側端と液側閉鎖弁23とは、室外側液冷媒管25によって接続されている。
液側閉鎖弁23及びガス側閉鎖弁24は、外部の機器・配管(具体的には、液冷媒連絡管4及びガス冷媒連絡管5)との接続部に設けられた手動弁である。液側閉鎖弁23は、その室外側端である室外側接続ポート23aが室外側液冷媒管25に接続されており、室内側端である室内側接続ポート23bが液冷媒連絡管4に接続されている。ガス側閉鎖弁24は、その室外側端である室外側接続ポート24aが室外側ガス冷媒管26に接続されており、室内側端である室内側接続ポート24bがガス冷媒連絡管5に接続されている。また、液側閉鎖弁23及びガス側閉鎖弁24にはそれぞれ、冷媒充填時にチャージホースが接続されるサービスポート23c、24cが設けられている。
また、室外ユニット2は、室外ユニット2内に室外空気を吸入して、室外熱交換器22において冷媒と熱交換させた後に、室外熱交換器22を通過する空気を室外に吹き出すための室外ファン27を有している。すなわち、室外ユニット2は、室外熱交換器22を流れる冷媒の冷却源としての室外空気を室外熱交換器22に送るファンとして、室外ファン27を有している。室外ファン27は、室外ファンモータ27aによって駆動される。
さらに、室外ユニット2は、室外ユニット2を構成する各部の動作を制御する室外側制御部として機能する室外側電装品アセンブリ20を有している。室外側電装品アセンブリ20は、制御基板等の電装品を有しており、室内ユニット3(ここでは、室内側電装品アセンブリ30)との間で制御信号等の通信を行うことができるようになっている。
<冷媒連絡管>
冷媒連絡管4、5は、空気調和装置1を建物等の設置場所に設置する際に、現地にて施工される冷媒管である。液冷媒連絡管4の一端は、室外ユニット2の液側閉鎖弁23の室内側接続ポート23bに接続され、液冷媒連絡管4の他端は、室内ユニット3の室内膨張弁31に接続されている。ガス冷媒連絡管5の一端は、室外ユニット2のガス側閉鎖弁24の室内側接続ポート24bに接続され、ガス冷媒連絡管5の他端は、室内ユニット3の室内熱交換器32のガス側端に接続されている。
冷媒連絡管4、5は、空気調和装置1を建物等の設置場所に設置する際に、現地にて施工される冷媒管である。液冷媒連絡管4の一端は、室外ユニット2の液側閉鎖弁23の室内側接続ポート23bに接続され、液冷媒連絡管4の他端は、室内ユニット3の室内膨張弁31に接続されている。ガス冷媒連絡管5の一端は、室外ユニット2のガス側閉鎖弁24の室内側接続ポート24bに接続され、ガス冷媒連絡管5の他端は、室内ユニット3の室内熱交換器32のガス側端に接続されている。
(2)室外ユニットの構成
図2は、室外ユニット2の外観を示す斜視図である。図3は、室外ユニット2の平面図(閉鎖弁23、24を破線で図示)である。図4は、室外ユニット2の平面図(天板62を取り除いて図示)である。図5は、室外ユニット2の右側面図である。図6は、図5から天板62及び右側板65を取り除いた状態を示す図である。図7は、室外ユニット2の背面図(右側面寄りの部分のみを図示)である。図8は、図7から天板62及び右側板65を取り除いた状態を示す図である。図9は、ケーシング60の平面視における配線孔72a、72bと閉鎖弁23、24との位置関係を示す図である。図10は、閉鎖弁23を示す図(弁操作部23gが上方を向いた状態を図示)である。尚、以下の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「横」、「天面」、「底面」、「正面」、「背面」とは、特にことわりのない限り、図2に示される室外ユニット2の斜め左方を向く面を「正面」とした場合の方向や面を意味する。
図2は、室外ユニット2の外観を示す斜視図である。図3は、室外ユニット2の平面図(閉鎖弁23、24を破線で図示)である。図4は、室外ユニット2の平面図(天板62を取り除いて図示)である。図5は、室外ユニット2の右側面図である。図6は、図5から天板62及び右側板65を取り除いた状態を示す図である。図7は、室外ユニット2の背面図(右側面寄りの部分のみを図示)である。図8は、図7から天板62及び右側板65を取り除いた状態を示す図である。図9は、ケーシング60の平面視における配線孔72a、72bと閉鎖弁23、24との位置関係を示す図である。図10は、閉鎖弁23を示す図(弁操作部23gが上方を向いた状態を図示)である。尚、以下の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「横」、「天面」、「底面」、「正面」、「背面」とは、特にことわりのない限り、図2に示される室外ユニット2の斜め左方を向く面を「正面」とした場合の方向や面を意味する。
<基本構造>
まず、室外ユニット2の基本構造について説明する。
まず、室外ユニット2の基本構造について説明する。
室外ユニット2は、略直方体箱状のケーシング60と、ケーシング60の内部空間Sに配置されており冷媒と空気との熱交換を行う熱交換器としての室外熱交換器22と、ケーシング60の内部空間Sに配置されており室外熱交換器22を通過する空気を水平方向に吹き出すファンとしての室外ファン27と、を有する構造(いわゆる「トランク型構造」)の熱源ユニットである。室外ユニット2は、主として、ケーシング60と、室外ファン27と、圧縮機21や室外熱交換器22等の機器、閉鎖弁23、24等の弁及び冷媒管25、26等の冷媒管を含んでおり冷媒回路10の一部を構成する冷媒回路構成部品と、室外側電装品アセンブリ20と、を有している。
ケーシング60は、主として、底面板61と、天面板62と、ケーシング60の正面、背面、左側面及び右側面を形成する周囲板(正面板63、左側板64、右側板65、及び、背面板66)と、を有している。
底面板61は、ケーシング60の底面を形成する横長の板状部材である。底面板61は、ケーシング60の平面視において、左後側の角部及び右後側の角部が面取りされたような長方形状をなしている。底面板61の下面には、現地設置面に固定される固定脚67が設けられている。
天面板62は、ケーシング60の天面を形成する横長の板状部材である。天面板62は、底面板61と同様に、ケーシング60の平面視において、左後側の角部及び右後側の角部が面取りされたような長方形状をなしている。天面板62は、正面板63、左側板64、右側板65及び背面板66にネジ等により固定されている。
正面板63は、ケーシング60の周囲板の1つである。正面板63は、ケーシング60の正面、左側面の正面側端の部分及び右側面の正面側端の部分を形成する板状部材である。正面板63は、その下部が底面板61にネジ等により固定されている。正面板63の左側面寄りの部分には、室外ファン27によってケーシング60の背面側及び左側面側から内部空間Sに取り込まれた空気を外部に吹き出すための吹出口63aが設けられている。吹出口63aには、ファングリル63bが設けられている。
左側板64は、ケーシング60の左側面(ここでは、左側面の正面側端の部分を除く)及び背面の左側面側端の部分を形成する板状部材であり、ケーシング60の周囲板の一部を構成している。左側板64は、その下部が底面板61にネジ等により固定されている。左側板64には、室外ファン27によってケーシング60の内部空間Sに取り込まれる空気の吸入口64aが形成されている。
右側板65は、ケーシング60の右側面(ここでは、右側面の正面側端の部分を除く)及び背面の右側面側端の部分を形成する板状部材であり、ケーシング60の周囲板の一部を構成している。右側板65は、その下部が底面板61にネジ等により固定されている。
背面板66は、ケーシング60の背面(ここでは、背面の右側面側端の部分及び左側面寄りの部分を除く)を形成する板状部材であり、ケーシング60の周囲板の一部を構成している。背面板66は、その下部が底面板61にネジ等により固定されている。背面板66には、室外ファン27によってケーシング60の内部空間Sに取り込まれる空気の吸入口66aが形成されている。
ケーシング60内には、仕切板68が設けられている。仕切板68は、底面板61上を上下方向及び前後方向に延びる板状部材であり、ケーシング60の内部空間Sを左右2つの空間(ファン室S1、機械室S2)に仕切るように配置されている。仕切板68は、ケーシング60の平面視において、正面板63の吹出口63aの右側の部分から背面側に向かって延びており、ケーシング60の左側面から背面に沿うように配置された略L字形状の室外熱交換器22の右端部まで達している。仕切板68は、その下部が底面板61にネジ等により固定されており、前部が正面板63にネジ等により固定されており、後部が室外熱交換器22の右端部にネジ等により固定されている。
圧縮機21は、縦型円筒形状の圧縮機であり、機械室S2に配置されている。圧縮機21は、底面板61上に設けられている。
室外熱交換器22は、ケーシング60の平面視において、略L字形状を有する熱交換器であり、ファン室S1に配置されている。室外熱交換器22は、ケーシング60の左側面から背面に沿うように底面板61上に設けられている。
室外ファン27は、プロペラファンであり、ファン室S1に配置されている。室外ファン27は、室外熱交換器22の前側において、吹出口63aに対向するように設けられている。室外ファンモータ27aは、室外ファン27と室外熱交換器22との前後方向間に設けられている。
室外側電装品アセンブリ20は、制御基板等の電装品が集合した部品であり、機械室S2に配置されている。室外側電装品アセンブリ20は、機械室S2の上部に設けられている。
また、図4、図6及び図8では図示を省略するが、圧縮機21、室外熱交換器22及び閉鎖弁23、24以外の冷媒回路構成部品もケーシング60の内部空間Sに配置されている。
<閉鎖弁及びその周辺の構造>
次に、室外ユニット2の閉鎖弁23、24及びその周辺の構造について説明する。
次に、室外ユニット2の閉鎖弁23、24及びその周辺の構造について説明する。
液側閉鎖弁23は、主として、冷媒が流れる流路23eが形成された弁本体23dと、流路23eを開閉する弁体23fと、弁体23fを操作する弁操作部23gと、を有している。具体的には、弁操作部23gが上方を向いた状態を基準にすると、弁本体23dには、略水平方向を向く流路23eが形成されており、流路23eの一端に対応する開口である室外側接続ポート23aが形成され、流路23eの他端に対応する開口である室内側接続ポート23bが形成されている。また、弁本体23dには、流路23eの途中から上方向に突出する弁操作部23g、及び、流路23e及び弁操作部23gに交差する方向に突出するサービスポート23cが設けられている。弁操作部23g内には、弁体23fが上下方向に移動可能に螺合されている。弁体23fの上端には、六角レンチやドライバー等の工具が係合する凹部や溝部からなる係合部23hが形成されている。弁操作部23gには、弁蓋23iが着脱可能に螺合されている。サービスポート23cは、その先端がチャージホース等を接続可能なノズル部となっている。ここで、弁操作部23gの中心線を23pとし、サービスポート23cの中心線を23qとし、室内側接続ポート23bの中心線を23rとする。
ガス側閉鎖弁24は、液側閉鎖弁23よりも大径の閉鎖弁であり、その構造は液側閉鎖弁23と同様である。このため、ここでは、ガス側閉鎖弁24の構造については、液側閉鎖弁23の各部を示す符号23a〜23i、23p〜23rの代わりに符号24a〜24i、24p〜24rを付して、各部の説明を省略する。
液側閉鎖弁23及びガス側閉鎖弁24は、ケーシング60の天面、底面、正面、背面、左側面及び右側面で定義される仮想直方体Cからはみ出さない状態で配置されている。ここで、仮想直方体Cとは、ケーシング60の天面及び底面を前後方向及び左右方向に仮想的に延長した面(ここでは、ケーシング60の天面及び底面の左後側の角部及び右後側の角部の面取りを無視して延長した面)と、ケーシング60の正面及び背面を上下方向及び左右方向に仮想的に延長した面と、ケーシング60の左側面及び右側面を上下方向及び前後方向に仮想的に延長した面と、によって形成される直方体形状の空間領域である。
液側閉鎖弁23及びガス側閉鎖弁24は、室内側接続ポート23b、24bの開口がケーシング60の背面側を向いた状態で、ケーシング60の右側面の背面寄りの部分に配置されている。すなわち、液側閉鎖弁23及びガス側閉鎖弁24は、ケーシング60のうち右側面の背面寄りの部分を形成する右側板65に近い部分に配置されている。
右側板65は、液側閉鎖弁23及びガス側閉鎖弁24に近い部分が切り欠かれている。具体的には、右側板65のうちケーシング60の右側面を形成する部分である第1部分65aの背面寄りの下部60aが切り欠かれている。右側板65のうちケーシング60の背面を形成する部分である第2部分65bの右側面寄りの下部60bが切り欠かれている。第2部分65bの切り欠き60bは、第1部分65aの切り欠き60aと連続している。すなわち、右側板65は、ケーシング60の右側面を形成する第1部分65a及びケーシング60の背面を形成する第2部分65bの両方を形成する第1周囲板となっている。そして、第1周囲板としての右側板65の右後側の角部の下部には、右側面から背面にわたって切り欠き60a、60bが形成されている。ケーシング60は、右側板65の切り欠き60a、60bを覆う部材を有しておらず、室外ユニット2を現地に設置した後においては、ケーシング60から部材を取り外すことなく、切り欠き60a、60bから液側閉鎖弁23及びガス側閉鎖弁24が見える状態になっている。
ケーシング60には、ケーシング60の内部空間Sと液側閉鎖弁23及びガス側閉鎖弁24が配置される閉鎖弁配置空間Tとを仕切る空間形成部材70がさらに設けられている。そして、右側板65の切り欠き60a、60bは、閉鎖弁配置空間Tに面している。すなわち、ケーシング60は、閉鎖弁配置空間Tに面する部分が切り欠かれている。
空間形成部材70は、主として、ケーシング60の正面と液側閉鎖弁23及びガス側閉鎖弁24との前後方向間に位置する閉鎖弁支持部材71と、液側閉鎖弁23及びガス側閉鎖弁24の上方に位置する閉鎖弁上方部材72と、を有している。
閉鎖弁支持部材71は、右側板65の第1部分65aの切り欠き60aよりも正面寄りの位置において、液側閉鎖弁23及びガス側閉鎖弁24を支持する板状部材である。また、閉鎖弁支持部材71は、ケーシング60の内部空間Sと液側閉鎖弁23及びガス側閉鎖弁24が配置される閉鎖弁配置空間Tとを前後方向に仕切っている。閉鎖弁支持部材71は、その下部が底面板61にネジ等により固定され、右側部が右側板65にネジ等により固定されている。
閉鎖弁支持部材71には、液側閉鎖弁23の室外側接続ポート23aが前後方向に貫通する孔71a、及び、ガス側閉鎖弁24の室外側接続ポート24aが前後方向に貫通する孔71bが形成されている。そして、液側閉鎖弁23及びガス側閉鎖弁24は、孔71a、71bの周囲から背面側に向かって延びるブラケット73a、73bを介して閉鎖弁支持部材71に支持されている。
閉鎖弁支持部材71の左側部は、背面板66に固定されている。具体的には、背面板66は、ケーシング60の背面の右側面側端の部分から正面側に向かって延びる空間仕切部66bを有している。そして、閉鎖弁支持部材71の左側部は、空間仕切部66bの下部にネジ等により固定されている。このため、空間仕切部66bは、ケーシング60の内部空間Sと液側閉鎖弁23及びガス側閉鎖弁24が配置される閉鎖弁配置空間Tとを左右方向に仕切っている。
閉鎖弁上方部材72は、右側板65の第1部分65aの切り欠き60aよりも天面寄りの位置において、ケーシング60の内部空間Sと液側閉鎖弁23及びガス側閉鎖弁24が配置される閉鎖弁配置空間Tとを上下方向に仕切る板状部材である。閉鎖弁上方部材72は、背面板66の空間仕切部66bにネジ等により固定されている。
閉鎖弁上方部材72には、上下に貫通する配線孔72a、72bが形成されている。配線孔72a、72bは、ケーシング60の内部空間Sから電気配線8、9を外部に取り出すための孔である。ここで、電気配線8、9は、配線孔72a、72bの上方に位置する状態でケーシング60の内部空間Sに配置された室外側電装品アセンブリ20から延びている。具体的には、室外側電装品アセンブリ20の右側板65の第1部分65aに対向する部分には、端子台20aや配線孔20bが設けられており、端子台20aからは電源線等の強電の電気配線8が延びており、配線孔20bからは通信線等の弱電の電気配線9が延びている。ここで、電気配線8は、電気配線9よりも線径が太い。そして、配線孔72aからは、電気配線8が取り出され、配線孔72bからは、電気配線9が取り出されるようになっている。ここでは、配線孔72a、72bには、コンジット管8a、9aが取り付けられており、電気配線8、9は、コンジット管8a、9a内を通じて外部に取り出されるようになっている。また、背面板66の空間仕切部66bには、端子台20a及び配線孔20bよりの下側で、かつ、配線孔72a、72bの上側の位置に、電気配線8、9を端子台20a及び配線孔20bから配線孔72a、72bに導くための配線案内部66c、66dが、右側板65側に向かって突出するように形成されている。
閉鎖弁支持部材71の孔71bは、閉鎖弁支持部材71の孔71aの下方に配置されている。このため、ガス側閉鎖弁24は、液側閉鎖弁23の下方に配置されている。また、孔71a、71bは、ケーシング60の底面寄りの高さ位置にずらして配置されている。具体的には、液側閉鎖弁23及びガス側閉鎖弁24がケーシング60の底面から配線孔72a、72bの中心までの高さHの3/4倍以下の範囲内に配置されるように、孔71a、71bが配置されている。また、閉鎖弁上方部材72の配線孔72a、72bのうち配線孔72aは、ケーシング60の平面視において、液側閉鎖弁23に重ならない状態で配置されている。また、配線孔72bは、ケーシング60の平面視において、液側閉鎖弁23の一部に重なっているが、弁操作部23gには重ならない状態で配置されている。
液側閉鎖弁23及びガス側閉鎖弁24は、弁操作部23g、24gが斜め上方を向く傾斜状態で閉鎖弁配置空間Tに配置されている。ここでは、弁操作部23g、24gが、ケーシング60の正面視又は背面視において、ケーシング60の右側面側に傾斜した状態で斜め上方を向いている。ここでは、弁操作部23g、24gは、同じ傾斜角度で斜め上方を向いている。また、液側閉鎖弁23及びガス側閉鎖弁24は、弁操作部23g、24gの中心線23p、24pをケーシング60の外方(ここでは、右側面側)に向けて延長した場合に、弁操作部23g、24gの中心線23p、24pが閉鎖弁上方部材72に当たらない状態で閉鎖弁配置空間Tに配置されている。しかも、弁操作部23g、24gの中心線23p、24pは、ケーシング60の外方(ここでは、右側面側)に向けて延長した場合に、右側板65の第1部分65aに当たらないようになっており、弁操作部23g、24gを右側板65の第1部分65aの切り欠き60aから見通すことができる。また、液側閉鎖弁23及びガス側閉鎖弁24は、サービスポート23c、24cの中心線23q、24qをケーシング60の外方(ここでは、右側面側)に向けて延長した場合に、サービスポート23c、24cの中心線23q、24qが閉鎖弁上方部材72に当たらない状態で閉鎖弁配置空間Tに配置されている。ここでは、サービスポート23c、24cが、ケーシング60の正面視又は背面視において、ケーシング60の右側面側に傾斜した状態で斜め下方を向いている。しかも、サービスポート23c、24cの中心線23q、24qは、ケーシング60の外方(ここでは、右側面側)に向けて延長した場合に、右側板65の第1部分65aに当たらないようになっており、サービスポート23c、24cを右側板65の第1部分65aの切り欠き60aから見通すことができる。また、液側閉鎖弁23及びガス側閉鎖弁24は、室内側接続ポート23b、24bの中心線23r、24rをケーシング60の外方(ここでは、背面側)に向けて延長した場合に、室内側接続ポート23b、24bの中心線23r、24rが閉鎖弁上方部材72に当たらない状態で閉鎖弁配置空間Tに配置されている。ここでは、室内側接続ポート23b、24bが、ケーシング60の側面視において、ケーシング60の背面側に向かって水平方向を向いている。しかも、室内側接続ポート23b、24bの中心線23r、24rは、ケーシング60の外方(ここでは、背面側)に向けて延長した場合に、右側板65の第2部分65bに当たらないようになっており、右側板65の第2部分65bの切り欠き60bから見通すことができる。また、ガス側閉鎖弁24は、その弁操作部24gが液側閉鎖弁23の弁操作部23gよりも閉鎖弁支持部材71から遠い方向(ここでは、背面側)にずらして配置されている。また、閉鎖弁支持部材71の孔71bは、ケーシング60の平面視において、孔71aの左側、すなわち、ケーシング60の右側面から遠い方向にずらして配置されている。このため、液側閉鎖弁23とガス側閉鎖弁24とは、ケーシング60の平面視において、弁操作部23g、24gが向く方向(ここでは、右側面側)にずらして配置されている。具体的には、ガス側閉鎖弁24が、液側閉鎖弁23の左側、すなわち、ケーシング60の右側面から遠い方向にずらして配置されている。
(3)特徴
次に、空気調和装置1(冷凍装置)の室外ユニット2(熱源ユニット)の特徴について説明する。
次に、空気調和装置1(冷凍装置)の室外ユニット2(熱源ユニット)の特徴について説明する。
<A>
室外熱交換器22(熱交換器)を通過する空気を水平方向に吹き出す室外ファン27(ファン)を有するトランク型構造の熱源ユニット2においては、現地設置時の閉鎖弁23、24に関わる作業(冷媒連絡管4、5を室内側接続ポート23b、24bに接続する作業、閉鎖弁23、24の操作、サービスポート23c、24cにチャージホース等を接続する作業)を容易に行えることが望まれている。しかし、ケーシングの側面に側方に突出した状態で閉鎖弁及び閉鎖弁カバーが設けられた従来の熱源ユニットでは、閉鎖弁カバーを取り外さなければ、上記の閉鎖弁に関わる作業を行うことができず、また、熱源ユニットの設置スペースや梱包サイズが大きくなってしまう。
室外熱交換器22(熱交換器)を通過する空気を水平方向に吹き出す室外ファン27(ファン)を有するトランク型構造の熱源ユニット2においては、現地設置時の閉鎖弁23、24に関わる作業(冷媒連絡管4、5を室内側接続ポート23b、24bに接続する作業、閉鎖弁23、24の操作、サービスポート23c、24cにチャージホース等を接続する作業)を容易に行えることが望まれている。しかし、ケーシングの側面に側方に突出した状態で閉鎖弁及び閉鎖弁カバーが設けられた従来の熱源ユニットでは、閉鎖弁カバーを取り外さなければ、上記の閉鎖弁に関わる作業を行うことができず、また、熱源ユニットの設置スペースや梱包サイズが大きくなってしまう。
そこで、ここでは、閉鎖弁23、24の室内側接続ポート23b、24b(接続ポート)をそれぞれ、ケーシング60の背面側に向かって開口させている(図2、図3及び図5〜図9参照)。しかも、ここでは、閉鎖弁23、24を、ケーシング60の天面、底面、正面、背面、左側面及び右側面で定義される仮想直方体Cからはみ出さない状態で配置している(図2及び図3参照)。さらに、ケーシングの正面、背面、左側面及び右側面を形成する周囲板63〜66について、ケーシング60の左側面及び右側面のうち閉鎖弁23、24に近いほうの面(ここでは、右側面)を形成する第1部分65aの一部(ここでは、背面寄りの下部)を切り欠いて、第1部分65aの切り欠き60aを別部材で覆わないようにしている(図2及び図5参照)。
ここでは、閉鎖弁カバーのようなケーシング60の側面から側方に突出した状態で設けられる部材を取り外すことなく、ケーシング60の第1部分65aに形成された切り欠き60aから閉鎖弁23、24にアクセスすることができるため、閉鎖弁23、24の操作等の作業を容易に行うことができる。また、熱源ユニット2の設置スペースや梱包サイズを小さくすることができる。また、冷媒連絡管4、5を閉鎖弁23、24の接続ポート23b、24bに接続することでケーシング60の背面側に向けて容易に取り出すことができ、冷媒連絡管4、5の取り回し等の作業を容易に行うことができる。
また、ここでは採用していないが、閉鎖弁23、24の接続ポート23b、24bをケーシング60の正面側に向けて開口させるようにしてもよい。この場合には、閉鎖弁23、24をケーシング60の右前部寄りに配置して、閉鎖弁23、24及びその周辺の構造を、前後反対に配置すればよい。
また、ここでは、閉鎖弁23、24をケーシング60の右後部寄りに配置しているが、閉鎖弁23、24をケーシング60の左後部寄りや左前部寄りに配置してもよい。この場合には、熱源ユニット2の内部空間Sにおける機器や冷媒管の配置を左右逆にすればよい。
<B>
また、ここでは、周囲板63〜66が、ケーシング60の正面及び背面のうち接続ポート23b、24bに近いほうの面(ここでは、背面)を形成する第2部分66bの一部(ここでは、右側面寄りの下部)が切り欠かれており、第2部分65bの切り欠き60bが、第1部分65aの切り欠き60aと連続している(図2、図5及び図7参照)。
また、ここでは、周囲板63〜66が、ケーシング60の正面及び背面のうち接続ポート23b、24bに近いほうの面(ここでは、背面)を形成する第2部分66bの一部(ここでは、右側面寄りの下部)が切り欠かれており、第2部分65bの切り欠き60bが、第1部分65aの切り欠き60aと連続している(図2、図5及び図7参照)。
ここでは、ケーシング60の第1部分65a及び第2部分65bにわたって形成された切り欠き60a、60bから閉鎖弁23、24の接続ポート23b、24bにアクセスすることができるため、冷媒連絡管4、5を閉鎖弁23、24に接続する作業を容易に行うことができる。
また、閉鎖弁23、24の接続ポート23b、24bを、ケーシング60の背面側ではなく、正面側に向けて開口させるようにしてもよい。
また、ここでは、周囲板63〜66のうち、右側板65が、第1部分65a及び第2部分65bの両方を形成する第1周囲板を構成しているが、これに限定されるものではない。例えば、周囲板63〜66のうち、右側板65が、第1部分65aを形成する第2周囲板を構成し、背面板66が、第2部分65bを形成する第3周囲板を構成してもよい。
<C>
また、ここでは、ケーシング60の内部空間Sと閉鎖弁23、24が配置される閉鎖弁配置空間Tとを仕切る空間形成部材70がケーシング60に設けられており、第1部分65aの切り欠き60aが、閉鎖弁配置空間Tに面している(図2、図5及び図7参照)。
また、ここでは、ケーシング60の内部空間Sと閉鎖弁23、24が配置される閉鎖弁配置空間Tとを仕切る空間形成部材70がケーシング60に設けられており、第1部分65aの切り欠き60aが、閉鎖弁配置空間Tに面している(図2、図5及び図7参照)。
ここでは、第1部分65aの切り欠き60aから閉鎖弁配置空間Tにアクセスすることができ、閉鎖弁23、24の操作等の作業を容易に行うことができる。
また、ここでは、第2部分65bの切り欠き60bも、閉鎖弁配置空間Tに面している(図2、図5及び図7参照)。
ここでは、第2部分65bの切り欠き60bからも閉鎖弁配置空間Tにアクセスすることができ、閉鎖弁23、24の操作等の作業を容易に行うことができる。
<D>
また、ここでは、空間形成部材70が、閉鎖弁23、24を支持する閉鎖弁支持部材71を有しており、閉鎖弁支持部材71が、ケーシング60の正面と閉鎖弁23、24との間に位置している(図5及び図6参照)。
また、ここでは、空間形成部材70が、閉鎖弁23、24を支持する閉鎖弁支持部材71を有しており、閉鎖弁支持部材71が、ケーシング60の正面と閉鎖弁23、24との間に位置している(図5及び図6参照)。
ここでは、接続ポート23b、24bがケーシング60の背面側に向かって開口するように閉鎖弁23、24が配置される場合に、閉鎖弁支持部材71によってケーシング60の内部空間Sと閉鎖弁配置空間Tとを前後方向に仕切ることができる。
また、ここでは採用していないが、接続ポート23b、24bがケーシング60の正面側に向かって開口するように閉鎖弁23、24が配置される場合には、閉鎖弁支持部材71が、ケーシング60の背面と閉鎖弁23、24との間に位置させてもよい。
<E>
また、ここでは、空間形成部材70が、閉鎖弁23、24の上方に位置する閉鎖弁上方部材72を有している(図5〜図9参照)。
また、ここでは、空間形成部材70が、閉鎖弁23、24の上方に位置する閉鎖弁上方部材72を有している(図5〜図9参照)。
ここでは、閉鎖弁上方部材72によってケーシング60の内部空間Sと閉鎖弁配置空間Tとを上下方向に仕切ることができる。
以上、本開示の実施形態を説明したが、請求の範囲に記載された本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能であることが理解されるであろう。
本開示は、熱交換器を通過する空気を水平方向に吹き出すファンを備えた冷凍装置の熱源ユニットに対して、広く適用可能である。
1 空気調和装置(冷凍装置)
2 室外ユニット(熱源ユニット)
20 室外側電装品アセンブリ(電装品アセンブリ)
22 室外熱交換器(熱交換器)
23 液側閉鎖弁(第1閉鎖弁)
23b 室内側接続ポート(接続ポート)
24 ガス側閉鎖弁(第2閉鎖弁)
24b 室外側接続ポート(接続ポート)
27 室外ファン(ファン)
60 ケーシング
60a、60b 切り欠き
63 正面板(周囲板)
64 左側板(周囲板)
65 右側板(周囲板、第1周囲板、第2周囲板)
65a 第1部分
65b 第2部分
66 背面板(周囲板、第3周囲板)
70 空間形成部材
71 閉鎖弁支持部材
72 閉鎖弁上方部材
C 仮想直方体
S 内部空間
T 閉鎖弁配置空間
2 室外ユニット(熱源ユニット)
20 室外側電装品アセンブリ(電装品アセンブリ)
22 室外熱交換器(熱交換器)
23 液側閉鎖弁(第1閉鎖弁)
23b 室内側接続ポート(接続ポート)
24 ガス側閉鎖弁(第2閉鎖弁)
24b 室外側接続ポート(接続ポート)
27 室外ファン(ファン)
60 ケーシング
60a、60b 切り欠き
63 正面板(周囲板)
64 左側板(周囲板)
65 右側板(周囲板、第1周囲板、第2周囲板)
65a 第1部分
65b 第2部分
66 背面板(周囲板、第3周囲板)
70 空間形成部材
71 閉鎖弁支持部材
72 閉鎖弁上方部材
C 仮想直方体
S 内部空間
T 閉鎖弁配置空間
Claims (8)
- ケーシング(60)と、
前記ケーシングの内部空間(S)に配置されており、冷媒と空気との熱交換を行う熱交換器(22)と、
前記ケーシングの内部空間に配置されており、前記熱交換器を通過する前記空気を水平方向に吹き出すファン(27)と、
前記ケーシングの正面側又は背面側に向かって開口する接続ポート(23b、24b)を有する、少なくとも1つの閉鎖弁(23、24)と、
を備えており、
前記閉鎖弁は、前記ケーシングの天面、底面、正面、背面、左側面及び右側面で定義される仮想直方体(C)からはみ出さない状態で配置されており、
前記ケーシングの正面、背面、左側面及び右側面を形成する周囲板(63〜66)は、前記ケーシングの左側面及び右側面のうち前記閉鎖弁に近いほうの面を形成する第1部分(65a)の一部が切り欠かれており、
前記第1部分の切り欠き(60a)を覆う部材を有していない、
冷凍装置(1)の熱源ユニット(2)。 - 前記周囲板は、前記ケーシングの正面及び背面のうち前記接続ポートに近いほうの面を形成する第2部分(65b、66)の一部が切り欠かれており、
前記第2部分の切り欠き(60b)は、前記第1部分の切り欠きと連続している、
請求項1に記載の冷凍装置の熱源ユニット。 - 前記周囲板は、前記第1部分及び前記第2部分の両方を形成する第1周囲板を有している、
請求項1又は2に記載の冷凍装置の熱源ユニット。 - 前記周囲板は、前記第1部分を形成する第2周囲板と、前記第2部分を形成する第3周囲板と、を有している、
請求項1又は2に記載の冷凍装置の熱源ユニット。 - 前記ケーシングに設けられており、前記ケーシングの内部空間と前記閉鎖弁が配置される閉鎖弁配置空間(T)とを仕切る空間形成部材(70)をさらに備えており、
前記第1部分の切り欠きは、前記閉鎖弁配置空間に面している、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の冷凍装置の熱源ユニット。 - 前記空間形成部材は、前記閉鎖弁を支持する閉鎖弁支持部材(71)を有している、
請求項5に記載の冷凍装置の熱源ユニット。 - 前記閉鎖弁支持部材は、前記接続ポートが前記ケーシングの正面側に向かって開口している場合には、前記ケーシングの背面と前記閉鎖弁との間に位置し、前記接続ポートが前記ケーシングの背面側に向かって開口している場合には、前記ケーシングの正面と前記閉鎖弁との間に位置している、
請求項6に記載の冷凍装置の熱源ユニット。 - 前記空間形成部材は、前記閉鎖弁の上方に位置する閉鎖弁上方部材(72)を有している、
請求項5〜7のいずれか1項に記載の冷凍装置の熱源ユニット。
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