JP5962628B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和装置、特に、デマンド制御を行うことが可能な空気調和装置に関する。
従来より、特許文献1(特開2011−149572号公報)に示すように、電力情報に基づいてデマンド制御を行う空気調和装置がある。この空気調和装置の制御部は、通常の空調制御を行う空調制御部と、デマンド制御を行うデマンド制御部とを有している。
また、特許文献2、3(特開2005−69582号公報、特開2002−106887号公報)に示すように、制御部を構成する制御基板を2分割して電装品アセンブリを小型化した空気調和装置がある。
上記従来のデマンド制御を行う空気調和装置において、デマンド制御機能をオプション機能とする場合には、デマンド制御部を制御部から切り離してデマンドアダプタの形にして、後付けで空気調和装置に取り付けることが考えられる。このとき、デマンドアダプタは、取り付け後の操作性を確保できる位置に設けることが好ましいが、後付け部品であるため、設置箇所は限定される。
本発明の課題は、デマンド制御を行うことが可能な空気調和装置において、デマンド制御を行うためのデマンドアダプタを、操作性を確保しつつ後付けできるようにすることにある。
第1の観点にかかる空気調和装置は、開口部が形成された側板を有するユニットケーシングと、開口部からアクセス可能にユニットケーシング内に設けられた電装品アセンブリと、を有している。そして、ここでは、デマンド制御を行うためのデマンドアダプタを、電装品アセンブリの外方でかつ開口部からアクセス可能な位置に着脱可能に設けている。
ここでは、上記のように、デマンドアダプタを、ユニットケーシング内に設けられた電装品アセンブリの外方で、かつ、側板に形成された開口部からアクセス可能な位置に着脱可能に設けるようにしている。ここで、「外方」とは、ユニットケーシングを前面側から見た際に、側板からユニットケーシング外に離れる側の横方向を意味する。
これにより、ここでは、空気調和装置にデマンド制御機能をオプション機能として付加する際に、デマンドアダプタを、空気調和装置に取り付けられた状態での操作性を確保しつつ後付けすることができる。
しかも、電装品アセンブリは、開口部に面する位置に端子台を有しており、デマンドアダプタを、端子台の外方に設けている。
ここでは、上記のように、電装品アセンブリの開口部に面する位置に端子台が配置されており、これにより、ユニットケーシングを取り外すことなく電源線等の電気配線を電装品アセンブリに接続できるようになっている。しかし、ここでは、開口部に面する位置に端子台を配置するだけでなく、デマンドアダプタも開口部からアクセス可能な位置に設ける必要がある。
そこで、ここでは、上記のように、デマンドアダプタを端子台の外方に設けるようにしている。これにより、ここでは、開口部に面する位置に端子台を配置するとともに、デマンドアダプタを開口部からアクセス可能な位置に設けることができる。
さらに、電装品アセンブリは、端子台の前方及び後方の位置に外方に向かって延びる壁部を有しており、デマンドアダプタを、壁部に設けている。
ここでは、上記のように、電装品アセンブリに、端子台の前方及び後方の位置に外方に向かって延びる壁部を設けて、この壁部にデマンドアダプタを設けるようにしている。ここで、「前方」とは、ユニットケーシングを前面側から見た際の手前方向を意味し、「後方」とは、ユニットケーシングを前面側から見た際の奥方向を意味する。
これにより、ここでは、例えば、端子台に接続された電気配線とデマンドアダプタとの干渉を防ぐ等のように、端子台とデマンドアダプタとの間に適切な間隔を空けた状態で、容易にデマンドアダプタを設けることができる。
の観点にかかる空気調和装置は、第の観点にかかる空気調和装置において、デマンドアダプタは、デマンド制御基板と、デマンド制御基板が取り付けられるアダプタケースとを有しており、デマンドアダプタを、デマンド制御基板と端子台との間にアダプタケースが介在するように設けている。
デマンドアダプタを端子台の外方に設ける場合には、強電部品である端子台からデマンドアダプタ側へのノイズの低減を図ることが好ましい。
そこで、ここでは、上記のように、デマンドアダプタを、デマンド制御基板とアダプタケースとを有する構成にして、デマンド制御基板と端子台との間にアダプタケースが介在するようにデマンドアダプタを設けるようにしている。
これにより、ここでは、端子台からデマンドアダプタ側へのノイズを低減しつつ、デマンドアダプタを端子台の外方に設けることができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の観点にかかる空気調和装置は、空気調和装置にデマンド制御機能をオプション機能として付加する際に、デマンドアダプタを、空気調和装置に取り付けられた状態での操作性を確保しつつ後付けすることができる。しかも、開口部に面する位置に端子台を配置するとともに、デマンドアダプタを開口部からアクセス可能な位置に設けることができる。さらに、端子台とデマンドアダプタとの間に適切な間隔を空けた状態で、容易にデマンドアダプタを設けることができる。
の観点にかかる空気調和装置では、端子台からデマンドアダプタ側へのノイズを低減しつつ、デマンドアダプタを端子台の外方に設けることができる。
本発明の一実施形態にかかる空気調和装置の概略構成図である。 空気調和装置の制御ブロック図である。 室外ユニットの外観を示す斜視図である。 室外ユニットの天板を取り外した状態を示す平面図である。 室外ユニットの閉鎖弁カバーを取り外した状態の外観を示す斜視図である。 室外ユニットの閉鎖弁カバーを取り外した状態を示す右側面図(上部のみ)である。 室外ユニットの右側面寄りの上部を示す前面断面図(機械室内の他の部材を図示を省略)である。 電装品アセンブリの外観を室外ユニットの右側面側から見た斜視図である。 閉鎖弁カバーを室外ユニットの右側面外方側から見た図である。 閉鎖弁カバーを室外ユニットの前面側から見た図である。 閉鎖弁カバーを室外ユニットの右側面内方側から見た図である。 室外ユニットにデマンドアダプタを設けた状態を示す図であって、図6に対応する図である。 室外ユニットにデマンドアダプタを設けた状態を示す図であって、図7に対応する図である。 室外ユニットにデマンドアダプタを設けた状態を示す図であって、図8に対応する図である。 閉鎖弁カバーの上部を室外ユニットの右側面内方側から見た斜視図である。
以下、本発明にかかる空気調和装置の実施形態及びその変形例について、図面に基づいて説明する。尚、本発明にかかる空気調和装置の具体的な構成は、下記の実施形態及びその変形例に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(1)空気調和装置の構成
図1は、本発明の一実施形態にかかる空気調和装置1の概略構成図である。
空気調和装置1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行うことによって、建物等の室内の冷房及び暖房を行うことが可能な装置である。空気調和装置1は、主として、室外ユニット2と、室内ユニット4とが接続されることによって構成されている。ここで、室外ユニット2と室内ユニット4とは、液冷媒連絡管5及びガス冷媒連絡管6を介して接続されている。すなわち、空気調和装置1の蒸気圧縮式の冷媒回路10は、室外ユニット2と、室内ユニット4とが冷媒連絡管5、6を介して接続されることによって構成されている。
<室内ユニット>
室内ユニット4は、室内に設置されており、冷媒回路10の一部を構成している。室内ユニット4は、主として、室内熱交換器41を有している。
室内熱交換器41は、冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能して室内空気を冷却し、暖房運転時には冷媒の放熱器として機能して室内空気を加熱する熱交換器である。室内熱交換器41の液側は液冷媒連絡管5に接続されており、室内熱交換器41のガス側はガス冷媒連絡管6に接続されている。
室内ユニット4は、室内ユニット4内に室内空気を吸入して、室内熱交換器41において冷媒と熱交換させた後に、供給空気として室内に供給するための室内ファン42を有している。すなわち、室内ユニット4は、室内熱交換器41を流れる冷媒の加熱源又は冷却源としての室内空気を室内熱交換器41に供給するファンとして、室内ファン42を有している。ここでは、室内ファン42として、回転数制御が可能な室内ファン用モータ42aによって駆動される遠心ファンや多翼ファン等が使用されている。
室内ユニット4は、室内ユニット4を構成する各部の動作を制御する室内側制御部40を有している。そして、室内側制御部40は、室内ユニット4の制御を行うために設けられたマイクロコンピュータやメモリ等を有しており、室内ユニット4を個別に操作するためのリモコン(図示せず)との間で制御信号等のやりとりを行ったり、室外ユニット2との間で伝送線を介して制御信号等のやりとりを行うことができるようになっている。
<室外ユニット>
室外ユニット2は、室外に設置されており、冷媒回路10の一部を構成している。室外ユニット2は、主として、圧縮機21と、四路切換弁22と、室外熱交換器23と、膨張弁26と、液側閉鎖弁27と、ガス側閉鎖弁28とを有している。
圧縮機21は、冷凍サイクルの低圧の冷媒を高圧になるまで圧縮する機器である。圧縮機21は、ロータリ式やスクロール式等の容積式の圧縮要素(図示せず)を圧縮機用モータ21aによって回転駆動する密閉式構造となっている。圧縮機21は、吸入側に吸入管31が接続されており、吐出側に吐出管32が接続されている。吸入管31は、圧縮機21の吸入側と四路切換弁22とを接続する冷媒管である。吐出管32は、圧縮機21の吐出側と四路切換弁22とを接続する冷媒管である。
四路切換弁22は、冷媒回路10における冷媒の流れの方向を切り換えるための切換弁である。四路切換弁22は、冷房運転時には、室外熱交換器23を圧縮機21において圧縮された冷媒の放熱器として機能させ、かつ、室内熱交換器41を室外熱交換器23において放熱した冷媒の蒸発器として機能させる冷房サイクル状態への切り換えを行う。すなわち、四路切換弁22は、冷房運転時には、圧縮機21の吐出側(ここでは、吐出管32)と室外熱交換器23のガス側(ここでは、第1ガス冷媒管33)とが接続される(図1の四路切換弁22の実線を参照)。しかも、圧縮機21の吸入側(ここでは、吸入管31)とガス冷媒連絡管6側(ここでは、第2ガス冷媒管34)とが接続される(図1の四路切換弁22の実線を参照)。また、四路切換弁22は、暖房運転時には、室外熱交換器23を室内熱交換器41において放熱した冷媒の蒸発器として機能させ、かつ、室内熱交換器41を圧縮機21において圧縮された冷媒の放熱器として機能させる暖房サイクル状態への切り換えを行う。すなわち、四路切換弁22は、暖房運転時には、圧縮機21の吐出側(ここでは、吐出管32)とガス冷媒連絡管6側(ここでは、第2ガス冷媒管34)とが接続される(図1の四路切換弁22の破線を参照)。しかも、圧縮機21の吸入側(ここでは、吸入管31)と室外熱交換器23のガス側(ここでは、第1ガス冷媒管33)とが接続される(図1の四路切換弁22の破線を参照)。ここで、第1ガス冷媒管33は、四路切換弁22と室外熱交換器23のガス側とを接続する冷媒管である。第2ガス冷媒管34は、四路切換弁22とガス側閉鎖弁28とを接続する冷媒管である。
室外熱交換器23は、冷房運転時には室外空気を冷却源とする冷媒の放熱器として機能し、暖房運転時には室外空気を加熱源とする冷媒の蒸発器として機能する熱交換器である。室外熱交換器23は、液側が液冷媒管35に接続されており、ガス側が第1ガス冷媒管33に接続されている。液冷媒管35は、室外熱交換器23と液側閉鎖弁27とを接続する冷媒管である。
膨張弁26は、冷房運転時には、室外熱交換器23において放熱した冷凍サイクルの高圧の冷媒を冷凍サイクルの低圧まで減圧する弁である。また、膨張弁26は、暖房運転時には、室内熱交換器41において放熱した冷凍サイクルの高圧の冷媒を冷凍サイクルの低圧まで減圧する弁である。膨張弁26は、液冷媒管35に設けられている。ここでは、膨張弁26として、開度制御が可能な電動膨張弁が使用されている。
室外ユニット2は、室外ユニット2内に室外空気を吸入して、室外熱交換器23において冷媒と熱交換させた後に、外部に排出するための室外ファン36を有している。すなわち、室外ユニット2は、室外熱交換器23を流れる冷媒の冷却源又は加熱源としての室外空気を室外熱交換器23に供給するファンとして、室外ファン36を有している。ここでは、室外ファン36は、回転数制御が可能な室外ファン用モータ36aによって駆動されるようになっている。
室外ユニット2は、室外ユニット2を構成する各部の動作を制御する室外側制御部20を有している。そして、室外側制御部20は、室外ユニット2の制御を行うために設けられたマイクロコンピュータやメモリ等を有しており、室内ユニット4との間で伝送線を介して制御信号等のやりとりを行うことができるようになっている。また、ここでは、室外側制御部20には、デマンド制御を行うためのデマンド制御部30が接続できるようになっている。デマンド制御部30は、電力メータ(図示せず)からの電力情報に基づいて電力抑制信号を生成して、室外側制御部20に電力抑制信号を送る制御部であり、後付けで室外ユニット2に取り付けられるように構成されている。
<冷媒連絡管>
冷媒連絡管5、6は、空気調和装置1を建物等の設置場所に設置する際に、現地にて施工される冷媒管であり、設置場所や室外ユニットと室内ユニットとの組み合わせ等の設置条件に応じて種々の長さや管径を有するものが使用される。
以上のように、室外ユニット2と、室内ユニット4と、冷媒連絡管5、6とが接続されることによって、空気調和装置1の冷媒回路10が構成されている。そして、冷媒回路10は、四路切換弁22を冷房サイクル状態に切り換えることで、圧縮機21、室外熱交換器23、膨張弁26、室内熱交換器41の順に冷媒を循環させる冷房運転を行い、四路切換弁22を暖房サイクル状態に切り換えることで、圧縮機21、室内熱交換器41、膨張弁26、室外熱交換器23の順に冷媒を循環させる暖房運転を行うことが可能になっている。
<制御部>
空気調和装置1は、主として、室内側制御部40と室外側制御部20とから構成される制御部8によって、室外ユニット2及び室内ユニット4の各機器の制御を行うことができるようになっている。すなわち、室内側制御部40と室外側制御部20との間を接続する伝送線とによって、空気調和装置1全体の運転制御を行う制御部8が構成されている。また、ここでは、上記のように、デマンド制御部30を後付けで室外ユニット2に取り付け、そして、室外側制御部20にデマンド制御部30を接続できるようになっている。これにより、デマンド制御部30を含む制御部8は、電力メータ(図示せず)からの電力情報に基づいて電力抑制信号を生成し、この電力抑制信号に基づいてデマンド制御を行うことができるようになっている。すなわち、ここでは、デマンド制御部30を後付けで空気調和装置1に取り付けることによって、オプション機能としてのデマンド制御機能を制御部8に付加することができるようになっている。尚、制御部8は、図2に示すように、空気調和装置1に設けられる各種センサ(図示せず)等の検出信号を受けることができるように接続されるとともに、これらの検出信号(デマンド制御部30が後付けされる場合には電力抑制信号も含む)等に基づいて各種機器及び弁21a、22、26、36a、42a等を制御することができるように接続されている。
(2)空気調和装置の動作
次に、空気調和装置1の動作について説明する。空気調和装置1は、まず、冷房運転及び暖房運転を行うことが可能である。
<冷房運転>
冷房運転時には、四路切換弁22が冷房サイクル状態(図1の実線で示される状態)に切り換えられる。
冷媒回路10において、冷凍サイクルの低圧のガス冷媒は、圧縮機21に吸入され、冷凍サイクルの高圧になるまで圧縮された後に吐出される。
圧縮機21から吐出された高圧のガス冷媒は、四路切換弁22を通じて、室外熱交換器23に送られる。
室外熱交換器23に送られた高圧のガス冷媒は、室外熱交換器23において、室外ファン36によって冷却源として供給される室外空気と熱交換を行って放熱して、高圧の液冷媒になる。
室外熱交換器23において放熱した高圧の液冷媒は、膨張弁26に送られる。
膨張弁26に送られた高圧の液冷媒は、膨張弁26によって冷凍サイクルの低圧まで減圧されて、低圧の気液二相状態の冷媒になる。膨張弁26で減圧された低圧の気液二相状態の冷媒は、液冷媒連絡管5を通じて、室内熱交換器41に送られる。
室内熱交換器41に送られた低圧の気液二相状態の冷媒は、室内熱交換器41において、室内ファン42によって加熱源として供給される室内空気と熱交換を行って蒸発する。これにより、室内空気は冷却され、その後に、室内に供給されることで室内の冷房が行われる。
室内熱交換器41において蒸発した低圧のガス冷媒は、ガス冷媒連絡管6及び四路切換弁22を通じて、再び、圧縮機21に吸入される。
このように、空気調和装置1において、圧縮機21、室外熱交換器23、膨張弁26、室内熱交換器41の順に冷媒を循環させる冷房運転が行われる。
<暖房運転>
暖房運転時には、四路切換弁22が暖房サイクル状態(図1の破線で示される状態)に切り換えられる。
冷媒回路10において、冷凍サイクルの低圧のガス冷媒は、圧縮機21に吸入され、冷凍サイクルの高圧になるまで圧縮された後に吐出される。
圧縮機21から吐出された高圧のガス冷媒は、四路切換弁22及びガス冷媒連絡管6を通じて、室内熱交換器41に送られる。
室内熱交換器41に送られた高圧のガス冷媒は、室内熱交換器41において、室内ファン42によって冷却源として供給される室内空気と熱交換を行って放熱して、高圧の液冷媒になる。これにより、室内空気は加熱され、その後に、室内に供給されることで室内の暖房が行われる。
室内熱交換器41で放熱した高圧の液冷媒は、液冷媒連絡管5を通じて、膨張弁26に送られる。
膨張弁26に送られた高圧の液冷媒は、膨張弁26によって冷凍サイクルの低圧まで減圧されて、低圧の気液二相状態の冷媒になる。膨張弁26で減圧された低圧の気液二相状態の冷媒は、室外熱交換器23に送られる。
室外熱交換器23に送られた低圧の気液二相状態の冷媒は、室外熱交換器23において、室外ファン25によって加熱源として供給される室外空気と熱交換を行って蒸発して、低圧のガス冷媒になる。
室外熱交換器23で蒸発した低圧の冷媒は、四路切換弁22を通じて、再び、圧縮機21に吸入される。
このように、空気調和装置1において、圧縮機21、室内熱交換器41、膨張弁26、室外熱交換器23の順に冷媒を循環させる暖房運転が行われる。
<デマンド制御>
また、空気調和装置1にデマンド制御部30を後付けする場合には、上記の冷房運転や暖房運転時において、デマンド制御を行うことが可能である。
具体的には、ここでは、デマンド制御部30が、電力メータ(図示せず)からの電力情報を受信し、この電力情報に基づいて電力抑制信号を生成する。例えば、電力メータから受信した電力値が大きく空気調和装置1における電力の抑制が要求される場合には、空気調和装置1の運転能力を抑制させるための電力抑制信号を生成する。そして、デマンド制御部30が、制御部8(室外側制御部20及び室内側制御部40)に電力抑制信号を送信し、電力抑制信号を受信した制御部8が、空気調和装置1の運転能力を抑制する制御を行う。例えば、空気調和装置1の室内設定温度をシフトさせる制御を行う。すなわち、冷房運転時においては、室内設定温度を現在値よりも少し上げ、暖房運転時においては、室内設定温度を現在値よりも少し下げるのである。また、室内設定温度をシフトさせる制御ではなく、圧縮機21の周波数(回転数)を現在値よりも下げる制御を行うことも考えられる。これにより、空気調和装置1の電力を抑制することができる。
このように、空気調和装置1にデマンド制御部30を後付けする場合には、冷房運転お及び暖房運転時において、デマンド制御を行うことができる。
(3)室外ユニットの構造
次に、図3〜図15を用いて、空気調和装置1の室外ユニット2の構造について説明する。ここで、図3は、室外ユニット2の外観を示す斜視図である。図4は、室外ユニット2の天板56を取り外した状態を示す平面図である。図5は、室外ユニット2の閉鎖弁カバー60を取り外した状態の外観を示す斜視図である。図6は、室外ユニット2の閉鎖弁カバー60を取り外した状態を示す右側面図(上部のみ)である。図7は、室外ユニット2の右側面寄りの上部を示す前面断面図(機械室S2内の他の部材を図示を省略)である。図8は、電装品アセンブリ70の外観を室外ユニット2の右側面側から見た斜視図である。図9〜図11は、閉鎖弁カバー60を示す図であって、それぞれ室外ユニット2の右側面外方側、前面側、右側面内方側から見た図である。図12〜図14は、室外ユニット2にデマンドアダプタ80を設けた状態を示す図であって、それぞれ図6〜図8に対応する図である。図15は、閉鎖弁カバー60の上部を室外ユニット2の右側面内方側から見た斜視図である。尚、以下の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」や「前面」、「側面」、「背面」、「天面」、「底面」等の方向や面を示す文言は、特にことわりのない限り、ファン吹出グリル55b側の面を前面とした場合における方向や面を意味する。また、「外方」とは、ユニットケーシング51を前面側から見た際に、側板(ここでは、機械室側側板54)からユニットケーシング51外に離れる側の横方向を意味し、「内方」とは、ユニットケーシング51を前面側から見た際に、側板(ここでは、機械室側側板54)からユニットケーシング51内に向かう側の横方向を意味する。
<基本構造>
室外ユニット2は、ユニットケーシング51の内部が上下方向に延びる仕切板57によって送風機室S1と機械室S2とに仕切られた構造(いわゆる、トランク型構造)を有するものである。室外ユニット2は、ユニットケーシング51の背面及び側面の一部から室外空気を内部へと吸い込んだ後に、ユニットケーシング51の前面から空気を排出するように構成されている。室外ユニット2は、主として、ユニットケーシング51と、圧縮機21、四路切換弁22、室外熱交換器23、膨張弁26、閉鎖弁27、28、及び、これらの機器を接続する冷媒管31〜35を含む冷媒回路構成部品(図1参照)と、室外ファン36及び室外ファン用モータ36aと、電装品アセンブリ70と、閉鎖弁カバー60とを有している。尚、ここでは、送風機室S1がユニットケーシング51の左側面寄りに形成され、機械室S2がユニットケーシング51の右側面寄りに形成された例を説明するが、左右が逆であってもよい。
ユニットケーシング51は、略直方体状に形成されており、主として、圧縮機21、四路切換弁22、室外熱交換器23、膨張弁26、閉鎖弁27、28、及び、これらの機器を接続する冷媒管31〜35を含む冷媒回路構成部品と、室外ファン36及び室外ファン用モータ36aと、電装品アセンブリ70とが設けられている。ユニットケーシング51は、冷媒回路構成部品や室外ファン36等の各種部品が載置される底フレーム52と、送風機室側側板53と、機械室側側板54と、前板55と、天板56と、仕切板57と、据付脚58、59とを有している。
底フレーム52は、ユニットケーシング51の底面部分を構成する板状部材である。
送風機室側側板53は、ユニットケーシング51の送風機室S1寄りの側面部分(ここでは、左側面部分)を構成する板状部材である。送風機室側側板53は、その下部が底フレーム52に固定されている。送風機室側側板53には、室外ファン36によってユニットケーシング51の側面側からユニットケーシング51内に室外空気を吸入するための側面ファン吸入口53aが形成されている。
機械室側側板54は、ユニットケーシング51の機械室S2寄りの側面部分(ここでは、右側面部分)と、ユニットケーシング51の機械室S2寄りの背面部分とを構成する板状部材である。機械室側側板54は、その下部が底フレーム52に固定されている。機械室側側板54の上部には、開口部54aが形成されており、開口部54aを通じて電装品アセンブリ70へのアクセスが可能になっている。機械室側側板54の下部には、切り欠き部54bが形成されており、切り欠き部54bを通じて閉鎖弁27、28が外方に突出している。すなわち、機械室側側板54には、開口部54aよりも下方に閉鎖弁27、28が設けられている。機械室側側板54には、閉鎖弁カバー60を固定するためのネジ孔54c、及び、係止孔54dが形成されている。送風機室側側板53の背面側の端部と機械室側側板54の送風機室S1側の端部との間には、室外ファン36によってユニットケーシング51の背面側からユニットケーシング51内に室外空気を吸入するための背面ファン吸入口53bが形成されている。
前板55は、ユニットケーシング51の送風機室S1及び機械室S2の前面部分を構成する板状部材である。前板55は、その下部が底フレーム52に固定され、その左側面側の端部が送風機室側側板53の前面側の端部に固定され、その右側面側の端部が機械室側側板54の前面側の端部に固定されている。前板55には、室外ファン36によってユニットケーシング51内に吸入された室外空気を外部に吹き出すためのファン吹出口55aが設けられている。前板55の前面側には、ファン吹出口55aを覆うファン吹出グリル55bが設けられている。
天板56は、ユニットケーシング51の天面部分を構成する板状部材である。天板56は、送風機室側板53や機械室側側板54、前板55に固定されている。
仕切板57は、底フレーム52上に配置される上下方向に延びる鋼製の板状部材である。仕切板57は、ここでは、ユニットケーシング51の内部を左右に分割することによって、左側面寄りの送風機室S1と、右側面寄りの機械室S2とを形成している。仕切板57は、その下部が底フレーム52に固定され、その前面側の端部が前板55に固定され、その背面側の端部が室外熱交換器23の機械室S2寄りの側端部まで延びている。
据付脚58、59は、ユニットケーシング51の前後方向に延びる板状部材である。据付脚58、59は、室外ユニット2の据付面に固定される部材である。
室外ファン36は、複数の翼を有するプロペラファンであり、送風機室S1内において、室外熱交換器23の前面側の位置に、ユニットケーシング51の前面(ここでは、ファン吹出口55a)に対向するように配置されている。室外ファン用モータ36aは、送風機室S1内において、室外ファン36と室外熱交換器23との前後方向間に配置されている。
室外熱交換器23は、平面視略L字形状の熱交換器パネルであり、送風機室S1内において、ユニットケーシング51の側面(ここでは、左側面)及び背面に対向するように底フレーム52に載置されている。ここでは、室外熱交換器23として、円管や扁平管からなる伝熱管と、伝熱フィンとにより構成されたフィンアンドチューブ型熱交換器が使用されている。
圧縮機21は、ここでは、縦型円筒形状の密閉式圧縮機であり、機械室S2内において、底フレーム52に載置されている。
電装品アセンブリ70は、制御部8の一部である室外側制御部20を構成する電装品の集合体である。電装品アセンブリ70は、略直方体形状の電装品箱71と、電装品箱71に収容される制御基板(図示せず)等の各種電装品と、電源線等の電気配線を接続するための端子台72とを有している。電装品アセンブリ70は、ユニットケーシング51の機械室S2寄りの上部に配置されており、その機械室S2側の面(ここでは、右側面)が機械室側側板54の開口部54aに対向している。電装品アセンブリ70(すなわち、電装品箱71)の機械室S2側の面には、端子台72が設けられており、開口部54aを通じて電源線等の電気配線を接続することができるようになっている。このように、電装品アセンブリ70は、ユニットケーシング51(ここでは、機械室側側板54)に形成された開口部54aからアクセス可能にユニットケーシング51内に設けられている。また、電装品アセンブリ70は、開口部54aに面する位置に端子台72を有している。
閉鎖弁カバー60は、機械室側側板54に形成された開口部54a、及び、機械室側側板54から外方に突出した閉鎖弁27、28を外方から覆うように機械室側側板54に取り付けられる樹脂製の部材である。閉鎖弁カバー60は、主として、カバー周縁部61と、膨出部62とを有している。カバー周縁部61は、機械室側側板54に略平行であり、機械室側側板54に当接する略四角環状の部分である。カバー周縁部61には、機械室側側板54に形成されたネジ孔54cに対向する位置にネジ孔61aが形成されており、機械室側側板54に形成された係止孔54dに対向する位置に係止爪61bが形成されている。そして、閉鎖弁カバー60は、係止爪61bを対応する係止孔54dに係止し、ネジ孔61a及びネジ孔54cにネジ(図示せず)を螺挿することによって、機械室側側板54に取り付けることができるようになっている。膨出部62は、カバー周縁部61の基面から外方に膨出する部分であり、開口部54aを覆う開口カバー部63と、閉鎖弁27、28を覆う弁カバー部64とを有している。開口カバー部63は、カバー周縁部61の上部の内周縁から外方に向かって突出する上面63a、前面63b及び後面63cと、面63a、63b、63cの外方縁を覆う外方面63dとを有している。開口カバー部63は、その一部(ここでは、外方面63dの一部)が内方に凹むことによって形成された取っ手部63eを有している。弁カバー部64は、カバー周縁部61の下部(ここでは、開口カバー部63よりも下側の部分)の内周縁から外方に向かって突出する下面64a、前面64b及び後面64cと、面64a、64b、64cの外方縁を覆う外方面64dとを有している。弁カバー部64は、その一部(ここでは、後面64cの一部)が開口することによって形成された配管引き出し部64eを有している。ここで、閉鎖弁カバー60の膨出部62(開口カバー部63、弁カバー部64)の「前後面」とは、膨出部62(開口カバー部63、弁カバー部64)を構成する面のうち機械室側側板54から外方に向かって突出した面63b、63c、64b、64cを意味し、ユニットケーシング51を前面側から見た際の手前側の面63b、64bが「前面」であり、奥側の面63c、64cが「後面」である。
<デマンドアダプタ及びその周辺の詳細構造>
−構造−
上記の空気調和装置1において、デマンド制御機能をオプション機能とする場合には、上記のデマンド制御を行うためのデマンド制御部30を制御部8から切り離して、デマンド制御部30を構成する電装品の集合体であるデマンドアダプタの形にして、後付けで空気調和装置1に取り付けることが考えられる。このとき、デマンドアダプタは、取り付け後の操作性を確保できる位置に設けることが好ましいが、後付け部品であるため、設置箇所は限定される。
そこで、ここでは、上記のような基本構造を有する空気調和装置1の室外ユニット2において、デマンド制御部30としてのデマンドアダプタ80を、電装品アセンブリ70の外方で、かつ、機械室側側板54に形成された開口部54aからアクセス可能な位置に着脱可能に設けている。
具体的には、デマンドアダプタ80は、主として、デマンド制御基板81と、デマンド制御基板81が取り付けられるアダプタケース82とを有している。ここで、アダプタケース82は、樹脂製である。そして、デマンドアダプタ80を端子台72の外方に設けている。ここでは、電装品アセンブリ70(すなわち、電装品箱71)は、端子台72の前方及び後方の位置に外方に向かって延びる壁部73、74を有している。壁部73、74は、端子台72よりも外方に突出している。そして、壁部73、74にデマンドアダプタ80を設けている。ここでは、壁部74にネジ孔74aを形成し、アダプタケース82にネジ孔74aに対向するネジ孔82aを形成し、ネジ孔82a及びネジ孔74acにネジ(図示せず)を螺挿することによって、デマンド制御基板81と端子台72との間にアダプタケース82が介在した状態で、デマンドアダプタ80を端子台72の外方に設けている。ここで、ネジ孔74aは、開口部54aに面する位置に形成されており、開口部54aを通じてドライバー等の工具を使用することができるようになっている。尚、デマンドアダプタ80の壁部73、74への取り付けは、ネジ止めに限定されるものではなく、開口部54aを通じてデマンドアダプタ80を取り付ける方法であれば、別の取り付け方法であってもよい。
−特徴−
そして、上記のデマンドアダプタ80及びその周辺構造を有する空気調和装置1の室外ユニット2には、以下のような特徴がある。
まず、ここでは、上記のように、デマンドアダプタ80を、ユニットケーシング51内に設けられた電装品アセンブリ70の外方で、かつ、側板(ここでは、機械室側側板54)に形成された開口部54aからアクセス可能な位置に着脱可能に設けるようにしている。
これにより、ここでは、空気調和装置1の室外ユニット2にデマンド制御機能をオプション機能として付加する際に、デマンドアダプタ80を、空気調和装置1の室外ユニット2に取り付けられた状態での操作性を確保しつつ後付けすることができる。
また、ここでは、上記のように、電装品アセンブリ70の開口部54aに面する位置に端子台72が配置されており、これにより、ユニットケーシング51を取り外すことなく電源線などの電気配線を電装品アセンブリ70に接続できるようになっている。しかし、ここでは、開口部54aに面する位置に端子台72を配置するだけでなく、デマンドアダプタ80も開口部54aからアクセス可能な位置に設ける必要がある。
そこで、ここでは、上記のように、デマンドアダプタ80を端子台72の外方に設けるようにしている。これにより、ここでは、開口部54aに面する位置に端子台72を配置するとともに、デマンドアダプタ80を開口部54aからアクセス可能な位置に設けることができる。
また、ここでは、上記のように、デマンドアダプタ80を端子台72の外方に設けているため、強電部品である端子台72からデマンドアダプタ側へのノイズの低減を図ることが好ましい。
そこで、ここでは、上記のように、デマンドアダプタ80を、デマンド制御基板81とアダプタケース82とを有する構成にして、デマンド制御基板81と端子台72との間にアダプタケース82が介在するようにデマンドアダプタ80を設けるようにしている。
これにより、ここでは、端子台72からデマンドアダプタ80側へのノイズを低減しつつ、デマンドアダプタ80を端子台72の外方に設けることができる。
さらに、ここでは、上記のように、電装品アセンブリ70に、端子台72の前方及び後方の位置に外方に向かって延びる壁部73、74を設けて、この壁部73、74にデマンドアダプタ80を設けるようにしている。
これにより、ここでは、例えば、端子台72に接続された電気配線とデマンドアダプタ80との干渉を防ぐ等のように、端子台72とデマンドアダプタ80との間に適切な間隔を空けた状態で、容易にデマンドアダプタ80を設けることができる。
<閉鎖弁カバーの詳細構造>
−構造−
上記の空気調和装置1において、開口部54aを通じてユニットケーシング51内に水が侵入することを抑制するために、閉鎖弁カバー60の開口部54aを覆う部分である開口カバー部63に水侵入抑制リブを形成することが考えられる。このとき、開口部54aに後付けの電装品(ここでは、デマンドアダプタ80)を配置可能にする等の目的で閉鎖弁カバー60と側板(ここでは、機械室側側板54)との間の空間の奥行き、すなわち、閉鎖弁カバー60の膨出部62の外方への膨出の程度を大きくすると、水侵入抑制リブの内方への突出の程度が大きくなり、水侵入抑制リブが細長い形状になってしまう。これにより、閉鎖弁カバー60の金型成形にあたり、金型の水侵入抑制リブに対応する部分に破損が発生したり、水侵入抑制リブの成形不良が発生するおそれがある。
そこで、ここでは、上記のような基本構造を有する空気調和装置1の室外ユニット2において、膨出部62の前後面63b、63c、64b、64cに段差65a、65bを形成することによって、少なくとも開口カバー部63の前後面63b、63cの幅を弁カバー部64の前後面64b、64cの幅よりも小さくし、開口カバー部63の前後面63b、63cを内方に連続的に延長することによって、開口部54aを通じてユニットケーシング51内に水が侵入することを抑制する水侵入抑制リブ63f、63gを形成している。
具体的には、開口カバー部63の前面63bと弁カバー部64の前面64bとの間に前面63bが前面64bよりも後方に位置するように段差65aを形成し、開口カバー部63の後面63cと弁カバー部64の後面64cとの間に後面63cが後面64cよりも前方に位置するように段差65bを形成することによって、開口カバー部63の前後面63b、63cの幅を弁カバー部64の前後面64b、64cの幅よりも小さくするようにしている。尚、段差は、前面63b、64b及び後面63c、64cの両方に形成するものに限定されず、前面63b、64b又は後面63c、64cに形成することによって(すなわち、段差65a又は段差65bを形成することによって)、開口カバー部63の前後面63b、63cの幅を弁カバー部64の前後面64b、64cの幅よりも小さくするようにしてもよい。また、段差65a、65bを形成する位置は、開口カバー部63と弁カバー部64との境界位置に限定されるものではなく、弁カバー部64に段差65a、65bを形成してもよい。そして、ここでは、段差65a、65bによって前後幅が小さくなった開口カバー部63の前面63bの内端及び前面63cの内端を内方に連続的に延長することによって、水侵入抑制リブ63f、63gを形成するようにしている。ここで、水侵入抑制リブ63f、63gは、カバー周縁部61の基面よりも内方に延びている。また、水侵入抑制リブ63f、63gの上端は、カバー周縁部61まで達している。そして、カバー周縁部61には、水侵入抑制リブ63f、63gの上端間を結ぶリブ63hが形成されており、ユニットケーシング51内への水の侵入の抑制に寄与している。
−特徴−
そして、上記の閉鎖弁カバー60を有する空気調和装置1の室外ユニット2には、以下のような特徴がある。
まず、ここでは、上記のように、カバー周縁部61の基面から外方に膨出する膨出部62の前後面63b、63c、64b、64cに段差65a、65bを形成することによって、少なくとも開口カバー部63の前後面63b、63cの幅を弁カバー部64の前後面64b、64cの幅よりも小さくし、開口カバー部63の前後面63b、63cを内方に連続的に延長することによって、閉鎖弁カバー60に水侵入抑制リブ63f、63gを形成するようにしている。
これにより、ここでは、内方への突出の程度が小さい水侵入抑制リブ63f、63gを形成することができ、閉鎖弁カバー60の金型成形にあたり、金型の水侵入抑制リブ63f、63gに対応する部分の破損や水侵入抑制リブ63f、63gの成形不良を抑えることができる。
また、ここでは、上記のように、開口カバー部63に取っ手部63eが形成されており、開口カバー部63の外方への膨出の程度が大きくなっているため、水侵入抑制リブ63f、63gの内方への突出の程度が大きくなり、閉鎖弁カバー60の金型成形にあたり、金型の水侵入抑制リブ63f、63gに対応する部分の破損や水侵入抑制リブ63f、63gの成形不良が発生しやすい傾向にある。しかも、ここでは、上記のように、開口部54aに後付けの電装品であるデマンドアダプタ80を配置可能にしており、取っ手部63eを後付けのデマンドアダプタ80に干渉しないように形成しているため、金型の破損や水侵入抑制リブ63f、63gの成形不良がさらに発生しやすい傾向にある。
しかし、ここでは、上記のように、内方への突出の程度が小さい水侵入抑制リブ63f、63gを形成することができるため、開口カバー部63に取っ手部63eが形成される場合であっても、金型の水侵入抑制リブ63f、63gに対応する部分の破損や水侵入抑制リブ63f、63gの成形不良を抑えることができる。
さらに、ここでは、上記のように、水侵入抑制リブ63f、63gがカバー周縁部61の基面よりも内方に延びているため、開口部54aを通じてユニットケーシング51内に水が侵入することを確実に抑制することができる。
(4)変形例
上記の実施形態では、空気調和装置1を構成する室外ユニット2にデマンドアダプタ80を設ける構成を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記の実施形態では、デマンドアダプタ80を設ける位置が閉鎖弁カバー60で覆われる開口部54aであったが、これに限定されるものではない。
本発明は、デマンド制御を行うことが可能な空気調和装置に対して、広く適用可能である。
1 空気調和装置
51 ユニットケーシング
54 機械室側側板
54a 開口部
70 電装品アセンブリ
72 端子台
73、74 壁部
80 デマンドアダプタ
81 デマンド制御基板
82 アダプタケース
特開2011−149572号公報 特開2005−69582号公報 特開2002−106887号公報

Claims (2)

  1. 開口部(54a)が形成された側板(54)を有するユニットケーシング(51)と、
    前記開口部からアクセス可能に前記ユニットケーシング内に設けられた電装品アセンブリ(70)と、
    を備えており、
    デマンド制御を行うためのデマンドアダプタ(80)を、前記電装品アセンブリの外方でかつ前記開口部からアクセス可能な位置に着脱可能に設けており、
    前記電装品アセンブリは、前記開口部に面する位置に端子台(72)を有しており、
    前記デマンドアダプタを、前記端子台の外方に設けており、
    前記電装品アセンブリは、前記端子台の前方及び後方の位置に外方に向かって延びる壁部(73、74)を有しており、
    前記デマンドアダプタを、前記壁部に設けている、
    空気調和装置(1)。
  2. 前記デマンドアダプタ(80)は、デマンド制御基板(81)と、前記デマンド制御基板が取り付けられるアダプタケース(82)とを有しており、
    前記デマンドアダプタを、前記デマンド制御基板と前記端子台(72)との間に前記アダプタケースが介在するように設けている、
    請求項に記載の空気調和装置(1)。
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