JP3794428B1 - 空調制御システムおよび空調制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の課題は、子供や老齢者などが風邪を引きやすくなったり世帯主などに想定外の費用が発生したりするのを防止することができると共に、子供や老齢者に過度のストレスを与えることを防ぐことができる空調制御システムを提供することにある。
【解決手段】 空調制御システム10は、空気調和装置1、運転能力設定手段84、運転能力範囲変更手段84、第1認証情報入力手段82f、および運転能力範囲変更可否判断手段84を備える。運転能力設定手段84では、空気調和装置1の運転能力が第1範囲内において設定可能である。運転能力範囲変更手段84では、第1範囲が第2範囲に変更可能である。第1認証情報入力手段82fでは、第1認証情報が入力可能である。運転能力範囲変更可否判断手段84は、第1認証情報に基づいて第1範囲から第2範囲への変更を許可するか否かを判断する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、認証技術を応用した空調制御システムおよび空調制御装置に関する。
過去に、「設定された識別情報と入力された識別情報とが一致した場合にのみ、空気調和装置の操作を可能とするリモコン」の発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この発明によれば、特定のユーザ以外の者によるリモコン操作を禁止することができ、例えば、学校において統制された空調管理を行うことが可能となる。
特表2002−033328号公報
ところで、近年、例えば、家庭内において子供や温熱感覚が弱くなっている老齢者などが世帯主などの了解を得ずに勝手にリモコンによりエアコンを操作して居室を冷やし過ぎたり逆に暖めすぎたりしたりする結果、当の子供や老齢者などが風邪を引きやすくなったり世帯主などにとって想定外の費用が発生したりする等の問題が生じている。このような問題は世帯主などが上述の発明に係るリモコンにより子供や老齢者などのリモコン操作を禁止することにより容易に解決されるが、子供や老齢者などにとってはストレスの元となる。本発明の課題は、子供や老齢者などが風邪を引きやすくなったり世帯主などに想定外の費用が発生したりするのを防止することができると共に、子供や老齢者などに過度のストレスを与えることを防ぐことができる空調制御システムを提供することにある。
第1発明に係る空調制御システムは、空気調和装置、運転能力設定手段、運転能力範囲変更手段、第1認証情報入力手段、および運転能力範囲変更可否判断手段を備える。なお、これらの手段は、空気調和装置に設けられていてもよいしリモコン等の空調制御装置に設けられていてもよいし空気調和装置と空調制御装置とに分けて設けられてもよい。運転能力設定手段では、空気調和装置の運転能力が第1範囲内において設定可能である。運転能力範囲変更手段では、第1範囲が第2範囲に変更可能である。なお、ここにいう「第2範囲」は、第1範囲内であって第1範囲よりも狭い範囲である。また、この第2範囲は、予め規定されていてもよいし時々に設定できるようにしてもよい。また、ここにいう「範囲」とは、例えば、温度設定範囲、風量設定範囲、湿度設定範囲、および運転時間設定範囲などである。第1認証情報入力手段では、第1認証情報が入力可能である。なお、ここにいう「第1認証情報」とは、例えば、パスワード、識別番号、画像、および生体情報(音声、指紋、声紋、掌紋、および光彩など)である。運転能力範囲変更可否判断手段は、第1認証情報に基づいて第1範囲から第2範囲への変更を許可するか否かを判断する。なお、この運転能力範囲変更可否判断手段は、第2範囲が時々に設定可能である場合、第2範囲入力後に範囲変更の可否を判断してもよいし範囲変更の可否を判断した後に第2範囲入力画面を表示させる等してもよい。
この空調制御システムでは、運転能力設定手段で、空気調和装置の運転能力が第1範囲内において設定可能である。また、運転能力範囲変更手段で、第1範囲が第2範囲に変更可能である。さらに、第1認証情報入力手段で、第1認証情報が入力可能である。そして、運転能力範囲変更可否判断手段が、第1認証情報に基づいて第1範囲から第2範囲への変更を許可するか否かを判断する。このため、この空調制御システムでは、世帯主などのみが第1認証情報を認知していれば、世帯主などは、子供や老齢者などに対して第2範囲内でのみ空気調和装置を使用させることができる。したがって、この空調制御システムでは、世帯主などは、子供や老齢者などが空気調和装置を操作して居室を冷やし過ぎたり逆に暖めすぎたりすることを防ぐことができる。この結果、この空調制御システムでは、世帯主などは、子供や老齢者などが風邪を引きやすくなったり想定外の費用が発生したりすることを防止することができる。また、この空調制御システムでは、世帯主などは、子供や老齢者などに過度のストレスを与えない程度に第2範囲を設定することが可能である。この結果、この空調制御システムでは、子供や老齢者などが風邪を引きやすくなったり世帯主などに想定外の費用が発生したりするのを防止することができると共に、子供や老齢者などに過度のストレスを与えることを防ぐことができる。
第2発明に係る空調制御システムは、第1発明に係る空調制御システムであって、第1認証情報設定手段をさらに備える。第1認証情報設定手段では、第1認証情報が設定可能である。そして、運転能力範囲変更可否判断手段は、第1認証情報設定手段において設定された第1認証情報と第1認証情報入力手段において入力された第1認証情報とが一致した場合にのみ、第1範囲から第2範囲への変更を許可する。
この空調制御システムでは、第1認証情報設定手段で、第1認証情報が設定可能である。そして、運転能力範囲変更可否判断手段が、第1認証情報設定手段において設定された第1認証情報と第1認証情報入力手段において入力された第1認証情報とが一致した場合にのみ、第1範囲から第2範囲への変更を許可する。このため、この空調制御システムでは、世帯主などが第1認証情報を適宜選択することができる。したがって、この空調制御システムでは、範囲変更に対するセキュリティ度を向上させることができる。
第3発明に係る空調制御システムは、第2発明に係る空調制御システムであって、情報表示手段をさらに備える。そして、運転能力範囲変更可否判断手段は、第1認証情報設定手段において設定された第1認証情報と第1認証情報入力手段において入力された第1認証情報とが一致した場合にのみ、第2範囲を設定可能とする画面である第2範囲設定画面を情報表示手段に表示する。
この空調制御システムでは、運転能力範囲変更可否判断手段が、第1認証情報設定手段において設定された第1認証情報と第1認証情報入力手段において入力された第1認証情報とが一致した場合にのみ、第2範囲を設定可能とする画面である第2範囲設定画面を情報表示手段に表示する。このため、この空調制御システムでは、第2範囲を設定する前に範囲変更の可否が判断される。したがって、この空調制御システムでは、範囲変更におけるユーザ(例えば、世帯主など)の手間を省くことができる。
第4発明に係る空調制御システムは、第1発明から第3発明のいずれかに係る空調制御システムであって、運転能力範囲復元手段をさらに備える。運転能力範囲復元手段では、第2範囲が第1範囲に戻されることが可能である。
この空調制御システムでは、運転能力範囲復元手段で、第2範囲が第1範囲に戻されることが可能である。このため、この空調制御システムでは、ユーザ(例えば、世帯主など)は、範囲変更に対して臨機応変に対応することができる。
第5発明に係る空調制御システムは、第4発明に係る空調制御システムであって、運転能力範囲復元可否判断手段をさらに備える。運転能力範囲復元可否判断手段は、第2認証情報に基づいて第2範囲から第1範囲に戻すことを許可するか否かを判断する。なお、ここにいう「第2認証情報」とは、例えば、パスワード、識別番号、画像、および生体情報(音声、指紋、声紋、掌紋、および光彩など)である。また、この第2認証情報は、第1認証情報と同じものであってもよい。
この空調制御システムでは、運転能力範囲復元可否判断手段が、第2認証情報に基づいて第2範囲から第1範囲に戻すことを許可するか否かを判断する。このため、この空調制御システムでは、第三者(例えば、子供や老齢者など)の範囲変更に対するセキュリティ度を向上させることができる。
第6発明に係る空調制御システムは、第1発明から第5発明のいずれかに係る空調制御システムであって、第2範囲有効期間設定手段をさらに備える。第2範囲有効期間設定手段では、第2範囲の有効期間が設定可能である。なお、第2範囲の有効期間以外の期間は基本的には第1範囲となるように設計されるが、第2範囲の有効期間以外の期間において第1範囲が第1範囲内の所定の運転能力値に限定可能なように設計されてもよい。また、ここにいう「期間」は、週、日、および時間等、さらには曜日などにより規定される。
この空調制御システムでは、第2範囲有効期間設定手段で、第2範囲の有効期間が設定可能である。このため、この空調制御システムでは、世帯主などが第2範囲を第1範囲に戻す手間などを省くことができる。
第7発明に係る空調制御システムは、第6発明に係る空調制御システムであって、第2範囲有効期間設定手段では、第2範囲の有効期間が複数設定可能である。
この空調制御システムでは、第2範囲有効期間設定手段で、第2範囲の有効期間が複数設定可能である。このため、この空調制御システムでは、世帯主などは極め細やかに第2範囲の有効期間を設定することができる。
第8発明に係る空調制御システムは、第6発明または第7発明に係る空調制御システムであって、第1運転能力値限定手段をさらに備える。第1運転能力値限定手段では、第2範囲の有効期間以外の期間において第1範囲が、第1範囲内の所定の運転能力値に限定可能である。なお、ここにいう「運転能力値」は、デフォルト値であってもよいし設定値であってもよい。
この空調制御システムでは、運転能力値限定手段で、第2範囲の有効期間以外の期間において第1範囲が、第1範囲内の所定の運転能力値に限定可能である。このため、この空調制御システムでは、世帯主などは、必要に応じて子供や老齢者に対してさらに厳しい制限をかけることができる。
第9発明に係る空調制御システムは、第1発明から第5発明のいずれかに係る空調制御システムであって、24時間制限付き有効範囲時刻入力手段および24時間制限付き有効範囲設定手段をさらに備える。24時間制限付き有効範囲時刻入力手段では、第1範囲または第2範囲の有効期間の開始時刻と終了時刻とが24時間の制限下で設定可能である。24時間制限付き有効範囲設定手段では、24時間制限付き有効範囲時刻入力手段において第1範囲の有効期間の開始時刻と終了時刻とが入力された場合、0時から開始時刻までの期間および終了時刻から24時までの期間を第2範囲の有効期間に設定する。また、この24時間制限付き有効範囲設定手段では、24時間制限付き有効範囲時刻入力手段において第2範囲の有効期間の開始時刻と終了時刻とが入力された場合、0時から開始時刻までの期間および終了時刻から24時までの期間を第1範囲の有効期間に設定する。
この空調制御システムでは、24時間制限付き有効範囲時刻入力手段において第1範囲の有効期間の開始時刻と終了時刻とが入力された場合、24時間制限付き有効範囲設定手段で、0時から開始時刻までの期間および終了時刻から24時までの期間が第2範囲の有効期間に設定される。また、24時間制限付き有効範囲時刻入力手段において第2範囲の有効期間の開始時刻と終了時刻とが入力された場合、この24時間制限付き有効範囲設定手段で、0時から開始時刻までの期間および終了時刻から24時までの期間が第1範囲の有効期間に設定される。このため、この空調制御システムでは、世帯主などは、簡易なリモコン操作で第1範囲および第2範囲の有効期間を自由に設定することができる。
第10発明に係る空調制御システムは、第1発明から第5発明のいずれかに係る空調制御システムであって、24時間制限付き複数有効範囲時刻入力手段および24時間制限付き複数有効範囲設定手段をさらに備える。24時間制限付き複数有効範囲時刻入力手段では、複数の第1範囲または複数の第2範囲の有効期間を24時間の制限下で設定可能である。24時間制限付き複数有効範囲設定手段では、24時間制限付き複数有効範囲時刻入力手段において複数の第1範囲の有効期間が入力された場合、第1範囲の有効期間以外の期間を第2範囲の有効期間に設定し、24時間制限付き複数有効範囲時刻入力手段において複数の第2範囲の有効期間が入力された場合、第2範囲の有効期間以外の期間が第1範囲の有効期間に設定される。
この空調制御システムでは、24時間制限付き複数有効範囲時刻入力手段において複数の第1範囲の有効期間が入力された場合、24時間制限付き複数有効範囲設定手段で、第1範囲の有効期間以外の期間が第2範囲の有効期間に設定される。また、24時間制限付き複数有効範囲時刻入力手段において複数の第2範囲の有効期間が入力された場合、この24時間制限付き複数有効範囲設定手段で、第2範囲の有効期間以外の期間が第1範囲の有効期間に設定される。このため、この空調制御システムでは、世帯主などは簡易なリモコン操作で第1範囲および第2範囲の有効期間を自由に設定することができ、かつ、極め細やかに第1範囲または第2範囲の有効期間を設定することができる。
第11発明に係る空調制御システムは、第9発明または第10発明に係る空調制御システムであって、第2運転能力値限定手段をさらに備える。第2運転能力値限定手段では、第1範囲が、第1範囲内の所定の運転能力値に限定可能である。
この空調制御システムでは、第2運転能力値限定手段で、第1範囲が、第1範囲内の所定の運転能力値に限定可能である。このため、この空調制御システムでは、世帯主などは、必要に応じて子供や老齢者に対してさらに厳しい制限をかけることができる。
第12発明に係る空調制御システムは、第9発明から第11発明のいずれかに係る空調制御システムであって、曜日入力手段をさらに備える。曜日入力手段では、有効期間を設定する曜日が入力可能である。
この空調制御システムでは、曜日入力手段で、有効期間を設定する曜日が入力可能である。このため、この空調制御システムでは、世帯主などの利便性をさらに向上させることができる。
第13発明に係る空調制御システムは、第1発明に係る空調制御システムであって、空調制御装置をさらに備える。空調制御装置は、空気調和装置とは別体として用意される。そして、運転能力設定手段と、運転能力範囲変更手段と、認証情報入力手段と、運転能力範囲変更可否判断手段とは、空調制御装置に配置される。なお、空気調和装置と空調制御装置とは、通信線で接続されていてもよいしワイヤレス接続されていてもよい。
この空調制御システムでは、空調制御装置が、空気調和装置と別体として用意される。そして、運転能力設定手段と、運転能力範囲変更手段と、認証情報入力手段と、運転能力範囲変更可否判断手段とが、空調制御装置に配置される。このため、空調制御システムの供給者は、既存のユーザに対して空調制御装置のみを単独で販売することができる。
第14発明に係る空調制御システムは、第1発明に係る空調制御システムであって、空調制御装置をさらに備える。空調制御装置は、空気調和装置とは別体として用意される。そして、運転能力設定手段と、運転能力範囲変更手段と、認証情報入力手段とは、空調制御装置に配置される。また、運転能力範囲変更可否判断手段は、空気調和装置に配置される。なお、空気調和装置と空調制御装置とは、通信線で接続されていてもよいしワイヤレス接続されていてもよい。
この空調制御システムでは、空調制御装置が、空気調和装置と別体として用意される。そして、運転能力設定手段と、運転能力範囲変更手段と、認証情報入力手段とが、空調制御装置に配置される。また、運転能力範囲変更可否判断手段が、空気調和装置に配置される。このため、この空調制御システムでは、空調制御装置を簡易な構成とすることができる。
第15発明に係る空調制御システムは、第13発明または第14発明に係る空調制御システムであって、空気調和装置と空調制御装置とは、無線接続される。なお、ここにいう「無線接続」とは、例えば、赤外線接続などを含む。
この空調制御システムでは、空気調和装置と空調制御装置とが、無線接続される。このため、この空調制御システムでは、ユーザ(世帯主、子供、および老齢者などを含む)の利便性を向上させることができる。
第16発明に係る空調制御装置は、運転能力設定手段、運転能力範囲変更手段、第1認証情報入力手段、および運転能力範囲変更可否判断手段を備える。運転能力設定手段では、空気調和装置の運転能力が第1範囲内において設定可能である。運転能力範囲変更手段では、第1範囲が第2範囲に変更可能である。なお、ここにいう「第2範囲」とは、第1範囲内であって第1範囲よりも狭い範囲である。第1認証情報入力手段では、第1認証情報が入力可能である。運転能力範囲変更可否判断手段は、第1認証情報に基づいて第1範囲から第2範囲への変更を許可するか否かを判断する。
この空調制御装置では、運転能力設定手段で、空気調和装置の運転能力が第1範囲内において設定可能である。また、運転能力範囲変更手段で、第1範囲が第2範囲に変更可能である。さらに、第1認証情報入力手段で、第1認証情報が入力可能である。そして、運転能力範囲変更可否判断手段が、第1認証情報に基づいて第1範囲から第2範囲への変更を許可するか否かを判断する。このため、世帯主などのみが第1認証情報を認知していれば、世帯主などは、子供や老齢者などに対して第2範囲内でのみ空気調和装置を使用させることができる。したがって、世帯主などは、子供や老齢者などが空気調和装置を操作して居室を冷やし過ぎたり逆に暖めすぎたりすることを防ぐことができる。この結果、世帯主などは、子供や老齢者などが風邪を引きやすくなったり想定外の費用が発生したりすることを防止することができる。また、世帯主などは、子供や老齢者などに過度のストレスを与えない程度に第2範囲を設定することが可能である。この結果、世帯主などは、子供や老齢者などが風邪を引きやすくなったり世帯主などに想定外の費用が発生したりするのを防止することができると共に、子供や老齢者などに過度のストレスを与えることを防ぐことができる。
第17発明に係る空調制御システムは、空気調和装置、機能発現選択手段、第1認証情報入力手段、および機能選択可否判断手段を備える。空気調和装置は、複数の機能を有する。なお、ここにいう「機能」とは、例えば、冷房機能、暖房機能、除湿機能、換気機能、および送風機能などである。機能発現選択手段では、複数の機能を発現させるか否かがそれぞれ選択可能である。なお、機能の発現についてはデフォルトパターンが設けられていてもよい。また、デフォルトパターンがある場合は、デフォルトパターンに戻す手段がさらに設けられてもよい。第1認証情報入力手段では、第1認証情報が入力可能である。機能選択可否判断手段は、第1認証情報に基づいて選択を許可するか否か判断する。
この空調制御システムでは、空気調和装置が、複数の機能を有する。そして、機能発現選択手段で、複数の機能を発現させるか否かがそれぞれ選択可能である。また、第1認証情報入力手段で、第1認証情報が入力可能である。そして、機能選択可否判断手段が、第1認証情報に基づいて選択を許可するか否か判断する。このため、この空調制御システムでは、世帯主などのみが第1認証情報を認知していれば、世帯主などは、子供や老齢者などに対して特定の機能のみを使用させることができる。したがって、この空調制御システムでは、世帯主などは、例えば、パワフル冷房(あるいは暖房)機能などを停止して通常冷房(あるいは暖房)機能を可能としておく等すれば、子供や老齢者などが空気調和装置を操作して居室を冷やし過ぎたり逆に暖めすぎたりすることを防ぐことができる。この結果、この空調制御システムでは、世帯主などは、子供や老齢者などが風邪を引きやすくなったり想定外の費用が発生したりすることを防止することができる。また、この空調制御システムでは、世帯主などは、子供や老齢者などに過度のストレスを与えない程度に機能を選択することが可能である。この結果、この空調制御システムでは、子供や老齢者などが風邪を引きやすくなったり世帯主などに想定外の費用が発生したりするのを防止することができると共に、子供や老齢者などに過度のストレスを与えることを防ぐことができる。
第18発明に係る空調制御装置は、機能発現選択手段、第1認証情報入力手段、および機能選択可否判断手段を備える。機能発現選択手段では、空気調和装置の複数の機能を発現させるか否かがそれぞれ選択可能である。第1認証情報入力手段では、第1認証情報が入力可能である。機能選択可否判断手段は、第1認証情報に基づいて選択を許可するか否か判断する。
この空調制御装置では、機能発現選択手段で、空気調和装置の複数の機能を発現させるか否かがそれぞれ選択可能である。また、第1認証情報入力手段で、第1認証情報が入力可能である。そして、機能選択可否判断手段が、第1認証情報に基づいて選択を許可するか否か判断する。このため、世帯主などのみが第1認証情報を認知していれば、世帯主などは、子供や老齢者などに対して特定の機能のみを使用させることができる。したがって、世帯主などは、例えば、パワフル冷房(あるいは暖房)機能などを停止して通常冷房(あるいは暖房)機能を可能としておく等すれば、子供や老齢者などが空気調和装置を操作して居室を冷やし過ぎたり逆に暖めすぎたりすることを防ぐことができる。この結果、世帯主などは、子供や老齢者などが風邪を引きやすくなったり想定外の費用が発生したりすることを防止することができる。また、世帯主などは、子供や老齢者などに過度のストレスを与えない程度に機能を選択することが可能である。この結果、世帯主などは、子供や老齢者などが風邪を引きやすくなったり世帯主などに想定外の費用が発生したりするのを防止することができると共に、子供や老齢者などに過度のストレスを与えることを防ぐことができる。
第1発明に係る空調制御システムでは、世帯主などのみが第1認証情報を認知していれば、世帯主などは、子供や老齢者などに対して第2範囲内でのみ空気調和装置を使用させることができる。したがって、この空調制御システムでは、世帯主などは、子供や老齢者などが空気調和装置を操作して居室を冷やし過ぎたり逆に暖めすぎたりすることを防ぐことができる。この結果、この空調制御システムでは、世帯主などは、子供や老齢者などが風邪を引きやすくなったり想定外の費用が発生したりすることを防止することができる。また、この空調制御システムでは、世帯主などは、子供や老齢者などに過度のストレスを与えない程度に第2範囲を設定することが可能である。この結果、この空調制御システムでは、子供や老齢者などが風邪を引きやすくなったり世帯主などに想定外の費用が発生したりするのを防止することができると共に、子供や老齢者などに過度のストレスを与えることを防ぐことができる。
第2発明に係る空調制御システムでは、世帯主などが第1認証情報を選択することができる。したがって、この空調制御システムでは、範囲変更に対するセキュリティ度を向上させることができる。
第3発明に係る空調制御システムでは、第2範囲を設定する前に範囲変更の可否が判断される。したがって、この空調制御システムでは、範囲変更におけるユーザ(例えば、世帯主など)の手間を省くことができる。
第4発明に係る空調制御システムでは、ユーザ(例えば、世帯主など)は、範囲変更に対して臨機応変に対応することができる。
第5発明に係る空調制御システムでは、第三者(例えば、子供や老齢者など)の範囲変更に対するセキュリティ度を向上させることができる。
第6発明に係る空調制御システムでは、世帯主などが第2範囲を第1範囲に戻す手間などを省くことができる。
第7発明に係る空調制御システムでは、世帯主などは極め細やかに第2範囲の有効期間を設定することができる。
第8発明に係る空調制御システムでは、世帯主などは、必要に応じて子供や老齢者に対してさらに厳しい制限をかけることができる。
第9発明に係る空調制御システムでは、ユーザは、簡易なリモコン操作で第1範囲および第2範囲の有効期間を自由に設定することができる。
第10発明に係る空調制御システムでは、世帯主などは簡易なリモコン操作で第1範囲および第2範囲の有効期間を自由に設定することができ、かつ、極め細やかに第1範囲または第2範囲の有効期間を設定することができる。
第11発明に係る空調制御システムでは、世帯主などは、必要に応じて子供や老齢者に対してさらに厳しい制限をかけることができる。
第12発明に係る空調制御システムでは、ユーザの利便性をさらに向上させることができる。
第13発明に係る空調制御システムの供給者は、既存のユーザに対して空調制御装置のみを単独で販売することができる。
第14発明に係る空調制御システムでは、空調制御装置を簡易な構成とすることができる。
第15発明に係る空調制御システムでは、ユーザ(世帯主、子供、および老齢者などを含む)の利便性を向上させることができる。
第16発明に係る空調制御装置は、世帯主などにのみ第1認証情報が与えられている条件下において、世帯主などは、子供や老齢者などに対して第2範囲内でのみ空気調和装置を使用させることができる。したがって、世帯主などは、子供や老齢者などが空気調和装置を操作して居室を冷やし過ぎたり逆に暖めすぎたりすることを防ぐことができる。この結果、世帯主などは、子供や老齢者などが風邪を引きやすくなったり想定外の費用が発生したりすることを防止することができる。また、世帯主などは、子供や老齢者などに過度のストレスを与えない程度に第2範囲を設定することが可能である。この結果、世帯主などは、子供や老齢者などが風邪を引きやすくなったり世帯主などに想定外の費用が発生したりするのを防止することができると共に、子供や老齢者などに過度のストレスを与えることを防ぐことができる。
第17発明に係る空調制御システムでは、世帯主などのみが第1認証情報を認知していれば、世帯主などは、子供や老齢者などに対して特定の機能のみを使用させることができる。したがって、この空調制御システムでは、世帯主などは、例えば、パワフル冷房(あるいは暖房)機能などを停止して通常冷房(あるいは暖房)機能を可能としておく等すれば、子供や老齢者などが空気調和装置を操作して居室を冷やし過ぎたり逆に暖めすぎたりすることを防ぐことができる。この結果、この空調制御システムでは、世帯主などは、子供や老齢者などが風邪を引きやすくなったり想定外の費用が発生したりすることを防止することができる。また、この空調制御システムでは、世帯主などは、子供や老齢者などに過度のストレスを与えない程度に機能を選択することが可能である。この結果、この空調制御システムでは、子供や老齢者などが風邪を引きやすくなったり世帯主などに想定外の費用が発生したりするのを防止することができると共に、子供や老齢者などに過度のストレスを与えることを防ぐことができる。
第18発明に係る空調制御装置は、世帯主などにのみ第1認証情報が与えられていれる条件下において、世帯主などは、子供や老齢者などに対して特定の機能のみを使用させることができる。したがって、世帯主などは、例えば、パワフル冷房(あるいは暖房)機能などを停止して通常冷房(あるいは暖房)機能を可能としておく等すれば、子供や老齢者などが空気調和装置を操作して居室を冷やし過ぎたり逆に暖めすぎたりすることを防ぐことができる。この結果、世帯主などは、子供や老齢者などが風邪を引きやすくなったり想定外の費用が発生したりすることを防止することができる。また、世帯主などは、子供や老齢者などに過度のストレスを与えない程度に機能を選択することが可能である。この結果、世帯主などは、子供や老齢者などが風邪を引きやすくなったり世帯主などに想定外の費用が発生したりするのを防止することができると共に、子供や老齢者などに過度のストレスを与えることを防ぐことができる。
<空気調和装置の構成>
本発明の一実施形態に係る空気調和装置1の外観を図1に示す。
この空気調和装置1は、室内の壁面などに取り付けられる室内機2と、室外に設置される室外機3とに分かれて構成されている。室外機3は、室外熱交換器やプロペラファンなどを収納する室外空調ユニット5と加湿給排気ユニット4とを備えている。室内機2内には室内熱交換器が収納され、室外機3内には室外熱交換器が収納されている。そして、各熱交換器およびこれらの熱交換器を接続する冷媒配管6が、冷媒回路を構成している。また、室外機3と室内機2との間には、加湿給排気ユニット4からの室外空気や加湿空気等を室内機2側に供給するときや室内の空気を室外に排気するときに用いられる給排気管7が設けられている。さらに、この空気調和装置1にはリモコン8が備えられており、ユーザは、このリモコン8によって空気調和装置1の運転能力を適宜調節したり空気調和装置1に搭載されている種々の機能を利用したりすることができる。なお、本実施形態において、空気調和機1とリモコン8とを包含して、空調制御システム10という。
<冷媒回路の構成>
図2は、空気調和装置1で用いられる冷媒回路の系統図に空気の流れの概略を付加したものである。
室内機2には、室内熱交換器11が設けられている。この室内熱交換器11は、長さ方向両端で複数回折り返されてなる伝熱管と、伝熱管が挿通される複数のフィンとからなり、接触する空気との間で熱交換を行う。
また、室内機2内には、クロスフローファン12と、クロスフローファン12を回転駆動する室内ファンモータ13とが設けられている。クロスフローファン12は、円筒形状に構成され、周面には多数の羽根が設けられており、回転軸と交わる方向に空気流を生成する。このクロスフローファン12は、室内空気を室内機2内に吸い込ませるとともに、室内熱交換器11との間で熱交換を行った後の空気を室内に吹き出させる。
室外空調ユニット5には、圧縮機21と、圧縮機21の吐出側に接続される四路切換弁22と、圧縮機21の吸入側に接続されるアキュムレータ23と、四路切換弁22に接続された室外熱交換器24と、室外熱交換器24に接続された電動弁25とが設けられている。電動弁25は、フィルタ26および液閉鎖弁27を介して冷媒配管62に接続されており、この冷媒配管62を介して室内熱交換器11の一端と接続される。また、四路切換弁22は、ガス閉鎖弁28を介して冷媒配管61に接続されており、この冷媒配管61を介して室内熱交換器11の他端と接続されている。これらの冷媒配管61,62は、図1に示される冷媒配管6に相当し、上述した給排気管7とともに集合連絡管を形成する。
また、室外空調ユニット5内には、室外熱交換器24での熱交換後の空気を外部に排出するためのプロペラファン29が設けられている。このプロペラファン29は、室外ファンモータ30によって回転駆動される。
<室外機の構成>
室外機3は、図1に示すように下部の室外空調ユニット5および上部の加湿給排気ユニット4が一体となって構成されている。
まず、図3に基づいて室外空調ユニット5の構成について説明する。
〔室外空調ユニットに係る構成〕
室外空調ユニット5は、前面パネル51、側板52,53、保護金網(図示せず)、金属製の底板54等のケーシング部材や内部に収容される冷媒回路構成部品等により構成されている。
前面パネル51は、室外空調ユニット5の前面を覆う樹脂製の部材であり、室外熱交換器24に対して室外熱交換器24を通った空気の下流側に配置されている。前面パネル51には、複数のスリット状の開口からなる室外空調ユニット吹出口51aが設けられており、室外熱交換器24を通った空気は、室外空調ユニット5の内部からこの室外空調ユニット吹出口51aを通って室外機3の外部へと吹き出す。また、前面パネル51の後方には、ファン吹出口部材56と仕切板57とが取り付けられる。
側板52,53には右側板52および左側板53があり、これらは室外空調ユニット5の側方を覆う金属製の部材である。ここでは、室外機3の正面視において右側に右側板52、左側に左側板53が設けられている。なお、各側板52,53は、室外熱交換器24を通って室外空調ユニット吹出口51aから吹き出す空気の吹き出し方向に対して概ね平行に設けられている。また、右側板52には、液閉鎖弁27およびガス閉鎖弁28(図2参照)を保護するための閉鎖弁カバー55が取り付けられる。
冷媒回路構成部品には、室外熱交換器24、圧縮機21、アキュムレータ23、四路切換弁22、および電動弁25等(図2参照)がある。
室外熱交換器24は、平面視において略L字形状を有し、室外空調ユニット5の背面を覆う保護金網の前方に配置される。
室外熱交換器24の前方であって、仕切板57と左側板53との間の通気スペースには、室外ファンモータ30(図2参照)とプロペラファン29とが設けられている。室外ファンモータ30は、プロペラファン29を回転させる。プロペラファン29は、室外空調ユニット5内に取り入れた空気を室外熱交換器24と接触させ室外空調ユニット吹出口51aから前面パネル51の前方に排気させる。
圧縮機21、アキュムレータ23、四路切換弁22、電動弁25などの他の冷媒回路構成部品は、仕切板57と右側板52との間の機械室に配置されている。
また、室外空調ユニット5の上部には、電装品ユニット58が取り付けられる。この電装品ユニット58は、電装品箱と各部を制御するための回路部品を搭載したプリント基板とにより構成されている。電装品ユニット58の上方には防炎板59が取り付けられる。
〔加湿給排気ユニットに係る構成〕
次に加湿給排気ユニット4の構成について、主として図3に基づいて説明する。
(加湿給排気ユニットケーシング)
加湿給排気ユニット4は、加湿給排気ユニットケーシング40を有している。加湿給排気ユニットケーシング40は、加湿給排気ユニット4の前方、後方および両側方を覆っており、室外空調ユニット5の上部に接するように配置される。
加湿給排気ユニットケーシング40の前面には、複数のスリット状の開口からなる吸着用空気吹出口40aが設けられており、空気がこの吸着用空気吹出口40aを通って室外機3の外部へと吹き出す。
また、加湿給排気ユニットケーシング40の背面には、吸着用空気吸込口40bおよび給排気口40cが左右方向に並んで設けられている。吸着用空気吸込口40bは、吸加湿ロータ41に水分を吸着させるために室外から取り込まれる空気が通る開口である。給排気口40cは、室内機2へと送られるために取り込まれる空気が通る、または、室内機2から取り込まれて室外へと排気される空気が通る開口である。
なお、この給排気口40cの手前には、光触媒フィルタ90が配置される(図2参照)。この光触媒フィルタ90は、繊維から構成されており、その繊維に光触媒アパタイトが担持されている。
また、加湿給排気ユニットケーシング40の上部は、天板66により覆われている。
加湿給排気ユニットケーシング40内は、右側が吸加湿ロータ41等を収容する空間、左側が吸着用ファン46等を収容する吸着用ファン収納空間SP1となっている。この加湿給排気ユニットケーシング40内には、吸加湿ロータ41、ヒータ組立体42、ラジアルファン組立体43、切換ダンパ44、吸着側ダクト45、および吸着用ファン46などが配置されている。
(吸加湿ロータ)
吸加湿ロータ41は、概ね円板形状を有するハニカム構造のセラミックロータであり、空気が容易に通過できる構造となっている。吸加湿ロータ41は、平面視において円形を有するロータであり、水平面で切った断面において細かいハニカム(蜂の巣)状になっている。そして、これらの断面が多角形である吸加湿ロータ41の多数の筒部分を、空気が通過する。
吸加湿ロータ41の主たる部分は、ゼオライト、シリカゲル、あるいはアルミナといった吸着剤から焼成されている。このゼオライト等の吸着剤は、接触する空気中の水分を吸着し、加熱されることによって吸着して含有する水分を離脱する性質を有している。
この吸加湿ロータ41は、加湿給排気ユニットケーシング40側に設けられた支持軸40dに、図示しないロータガイドを介して回動可能に支持される。吸加湿ロータ41の周面には、ギヤが形成されており、ロータ駆動モータ47の駆動軸に取り付けられるロータ駆動ギヤ48と歯合している。
(ヒータ組立体)
ヒータ組立体42は、ヒータカバー42aと、その内部に収容されたヒータ本体(図示せず)とにより構成されており、室外から取り込まれて吸加湿ロータ41へ送られる空気を加熱する。また、ヒータ組立体42は、吸加湿ロータ41の上面の略半分(右側の半分)を覆うように配置されている。ヒータ組立体42の下面には、空気を吸入するための吸入口と、ヒータ組立体42で加熱された空気を吸加湿ロータ41側へ排出するための排出口とが形成されている。このヒータ組立体42は、ヒータ支持板49を介して吸加湿ロータ41の上方に取り付けられる。
(ラジアルファン組立体)
ラジアルファン組立体43は、吸加湿ロータ41の側方に配置されており、ラジアルファン(図示せず)と、ラジアルファンを回転させるラジアルファンモータ(図示せず)とを有する。また、ラジアルファン組立体43は、上蓋(図示せず)を切換ダンパ44と共有しており、上蓋は、ラジアルファン組立体43の底面を閉じている。上蓋には、空気吹出し口と空気取入れ口とが設けられている。空気吹出し口は、ラジアルファン組立体43から切換ダンパ44内へと送られる空気が通る開口である。空気取入れ口は、切換ダンパ44内からラジアルファン組立体43へと送られる空気が通る開口である。ラジアルファン組立体43は、給排気口40cから吸加湿ロータ41および切換ダンパ44を経て室内へと到る空気の流れを生成して、室外から取り入れた空気を室内機2へと送る。また、ラジアルファン組立体43は、室内機2から取り入れた空気を室外へと排出することもできる。ラジアルファン組立体43は、切換ダンパ44が切り換わることにより、これらの動作を切り換える。
ラジアルファン組立体43は、室外から取り入れた空気を室内機2へと送る場合には、吸加湿ロータ41を通過して吸加湿ロータ41の右側の略半分の部分のうち手前側の部分から降りてきた空気を、切換ダンパ44を経て給排気ダクト71へと送り出す。給排気ダクト71は、給排気管7(図1参照)に接続されており、ラジアルファン組立体43は、給排気ダクト71と給排気管7とを介して空気を室内機2へと供給する。
ラジアルファン組立体43は、室内機2から取り入れた室内の空気を室外へと排出する場合には、給排気ダクト71から送られてきた空気を加湿給排気ユニットケーシング40の背面に設けられた給排気口40cから室外へと排出する。
(切換ダンパ)
切換ダンパ44は、ラジアルファン組立体43の下方に配置される回転式の空気流路切換手段であり、第1状態、第2状態及び第3状態に切り替わる。
第1状態においては、ラジアルファン組立体43から吹き出された空気は、給排気ダクト71を経て給排気管7を通って室内機2へと供給されるようになる。これにより、第1状態では、図2の実線矢印A1で示す矢印の向きに空気が流れ、加湿空気あるいは室外空気が給排気管7を通って室内機2へと供給されるようになる。
第2状態では、図2の破線矢印A2で示す矢印の向きに空気が流れ、室内機2から給排気管7及び給排気ダクト71を通ってきた空気が、ラジアルファン組立体43から給排気口40cを経て室外へと排気される。
第3状態では、切換ダンパ44と給排気ダクト71とを繋ぐ経路が閉じられ、室外機3と室内機2との間の空気の流れが遮断される。
(吸着側ダクトおよび吸着用ファン)
吸着側ダクト45は、吸加湿ロータ41の上面のうちヒータ組立体42が位置しない部分(左側の略半分の部分)を覆っている。この吸着側ダクト45は、後述する吸着側ベルマウス63とともに、吸加湿ロータ41の左半分の部分の上面から以下に説明する吸着用ファン収納空間SP1の上部へと通じる空気流路を形成する。
吸着用ファン収納空間SP1に収容される吸着用ファン46は、吸着用ファンモータ65によって回転する遠心ファンであり、上部に配置される吸着側ベルマウス63の開口部63aから空気を吸込むことで、吸着用空気吸込口40bから吸加湿ロータ41を介して、開口部63aへ流れる気流を生成する。そして、吸着用ファン46は、吸加湿ロータ41を通る際に水分を吸着された乾燥空気を吸着用空気吹出口40aから加湿給排気ユニットケーシング40の前方へ向けて排気する。吸着側ベルマウス63は、吸着用ファン収納空間SP1の上部に設けられており、吸着側ダクト45によって形成される空気流路を通ってくる空気を吸着用ファン46へと導く役割を果たす。
<加湿給排気ユニットの動作および制御内容>
本実施形態にかかる空気調和装置1における空気の流れを説明するために、以下、加湿給排気ユニット4の動作を説明する。また、ここでは、加湿運転等の制御内容に関する制御を説明する。
〔加湿給排気ユニットの動作〕
本実施形態にかかる空気調和装置1において加湿運転を行うときには、上記の切換ダンパ44は第1状態に切り換えられる。以下、加湿運転や給気運転を行う際の加湿給排気ユニット4の動作について図2及び図3に基づいて説明する。
加湿給排気ユニット4は、吸着用ファン46を回転駆動することによって、室外からの空気を吸着用空気吸込口40bから加湿給排気ユニットケーシング40内に取り入れる。加湿給排気ユニットケーシング40内に入ってきた空気は、吸加湿ロータ41の左側の略半分の部分を通過して、吸着側ダクト45および吸着側ベルマウス63により形成される空気流路および吸着用ファン46を介して、吸着ファン収納空間SP1から吸着用空気吹出口40aを通って室外機3の前方へと排出される(図2の矢印A4及び図3参照)。加湿給排気ユニットケーシング40内に室外から取り入れられた空気が吸加湿ロータ41の左側の略半分の部分を通過する際に、吸加湿ロータ41は、空気中に含まれている水分を吸着する。
この吸着工程で水分を吸着した吸加湿ロータ41の左側の略半分の部分は、吸加湿ロータ41が回転することによって、吸加湿ロータ41の右側の略半分の部分となる。すなわち、吸着された水分は、吸加湿ロータ41の回転に伴い、ヒータ組立体42の下方に位置する吸加湿ロータ41の部分に移動してくる。そして、ここに移動してきた水分は、ヒータ組立体42からの熱により、ラジアルファン組立体43によって生成される空気流中に離脱していく。
ラジアルファン組立体43を駆動すると、給排気口40cから加湿給排気ユニットケーシング40内に室外の空気が取り込まれ、その空気が吸加湿ロータ41の右側の略半分の部分のうち奥の部分の下方から上方に向けて通過し、ヒータ組立体42の下面の吸入口からヒータ組立体42内に導入される。そして、ヒータ組立体42内に入った空気は、ヒータ組立体42の下面の排出口から排出され、吸加湿ロータ41の右側の略半分の部分のうち手前の部分を上方から下方に通過し、切換ダンパ44のケーシング側部開口(図示せず)から切換ダンパ44の内部を通ってラジアルファン組立体43へと至る(図2の矢印A5及び図3参照)。このような空気流は、ラジアルファン組立体43が生成するものである。ラジアルファン組立体43は、上記のように吸加湿ロータ41および切換ダンパ44を通り抜けてきた空気を、切換ダンパ44、給排気ダクト71及び給排気管7を介して室内機2へと送る。この室内機2へと送られる空気は、吸加湿ロータ41に吸着されていた水分を含むようになっている。
このようにして加湿給排気ユニット4から室内機2に供給された空気は、室内熱交換器11を経て室内に吹き出される。なお、この空気調和装置1は、吸着用ファンモータ65やヒータ組立体42を作動させないことにより、加湿を行わずに室外の空気を取り入れて室内機2へと送る給気換気のみを行うこともできる。
〔加湿給排気ユニットの制御〕
次に、本体制御部100(後述)による加湿給排気ユニット4の制御について説明する。制御内容としては、上述した加湿運転時の制御や給気運転、排気運転及び解凍運転に関する制御がある。
(加湿運転)
本体制御部100は、リモコン8からの加湿指令を受けた場合やリモコン8からの加湿自動運転指令に応じて加湿運転の必要があると判断した場合に、加湿運転を行う。この加湿運転は、暖房運転とともに行われることも多い。加湿運転においては、加湿給排気ユニット4内のロータ駆動モータ47、ヒータ本体、ラジアルファンモータ、および吸着用ファンモータ65が駆動する。この加湿運転では、上述したように、吸着用ファン46の回転によって外部から加湿給排気ユニット4内に導入した空気中に含まれる水分を吸加湿ロータ41に吸着させるとともに、ヒータ本体により加熱された空気をラジアルファンの回転によって吸加湿ロータ41に通し、吸加湿ロータ41から離脱した水分を含む空気を給排気管7を介して室内機2へと供給させる。
(給気運転及び排気運転)
室内の換気を行う必要があると判断した場合に、本体制御部100は、給気運転あるいは排気運転を行う。給気運転は、加湿給排気ユニット4に室外空気を取り込ませ、その室外空気を給排気管7から室内機2へと供給させる運転である。排気運転は、加湿給排気ユニット4のラジアルファン組立体43により給排気管7内の空気を吸い込ませ、すなわち室内空気を、室内機2を介して給排気管7へと吸い込ませ、それをラジアルファン組立体43から室外機3の外へと排出させる運転である。給気運転および排気運転における空気の流れは、切換ダンパ44の詳細構成と共に上述した第1状態および第2状態の説明にある通りである。給気運転時には、切換ダンパ44が第1状態とされ、室外空気が給排気管7を通って室内機2へと給気される。一方、排気運転時には、切換ダンパ44が第2状態とされ、室内機2から給排気管7を通ってきた空気が、ラジアルファン組立体43の空気吹出し口から切換ダンパ44のケーシング側部開口を通って機外へと排気される。なお、これらの給気運転および排気運転においては、加湿給排気ユニット4の吸着用ファン46やロータ駆動モータ47は作動させずに、ラジアルファンだけを回転させる。
また、空調しながら新鮮な室外の空気も取り入れて緩やかに換気を行いたい場合には、給気運転を選択することができる。
なお、空気調和装置1の運転停止時には、本体制御部100は、切換ダンパ44を、上記の第1状態及び第2状態とは異なる第3状態とする。第3状態では、室内と室外とが連通しない状態となる。
<室内機の構成>
室内機2は、上述した構成部品11,12,13以外に、本体制御部100、センサ101、入力ポート102、超音波発生ユニット9等を備えている(図4参照)。本体制御部100は、具体的にはマイクロコンピュータ等であり、室内ファンモータ13、室内温度サーミスタなどの各種のセンサ101、室外機2内の電装品20、およびリモコン8からの信号を受信する入力ポート102等と第1通信線105を介して接続され、空気調和装置1の冷暖房、除湿、加湿、給排気、および解凍などの空気調和機能の制御や超音波発生ユニット9の制御等を行う。
<リモコン>
リモコン8は、制御信号を空気調和装置1に送信することにより、空気調和装置1の運転能力を調節したり、空気調和装置1に対して冷暖房、除湿、および加湿などの空気調和機能や超音波発生ユニット9の超音波発生機能を発現させたりすることができる。
リモコン8は、図5に示すように、リモコン本体80、出力ポート83、液晶パネル81、および操作ボタン82を備えている。
出力ポート83は、リモコン本体80の上端に設けられており、空気調和装置1に設けられた入力ポート102へ制御信号を送信する。
液晶パネル81は、リモコン8の前面に設けられている。液晶パネル81には、操作内容の表示画面や、設定温度、設定湿度、風量、超音波機能の設定などの各種設定画面が表示される。
操作ボタン82は、リモコン8の前面であって、液晶パネル81の下方に設けられている。居住者は、操作ボタン82を押すことにより、空気調和装置1本体や超音波発生ユニット9の制御内容の選択を行うことができる。操作ボタン82には、運転・停止ボタン82a、冷房ボタン82b、暖房ボタン82c、除湿ボタン82d、加湿ボタン82e、矢印ボタン82f、およびいやしボタン82g等がある。居住者は、これらのボタンを押すことにより、各種の操作を行うことができる。例えば、ユーザは、運転・停止ボタン82aを押すことにより、空気調和装置1の運転又は停止を簡単に選択することができる。ユーザは、冷房ボタン82bを押すことにより、空気調和装置1に冷房運転を行わせることができる。また、ユーザは、暖房ボタン82cを押すことにより、空気調和装置1に暖房運転を行わせることができる。また、ユーザは、除湿ボタン82dを押すことにより、空気調和装置1に除湿運転を行わせることができる。また、ユーザは、加湿ボタン82を押すことにより、空気調和装置1に加湿運転を行わせることができる。また、ユーザは、矢印ボタン82fを押すことにより、設定温度や設定湿度の調節を行うことができる。また、ユーザは、いやしボタン82gを押すことにより、癒しの超音波の発生のオン又はオフを簡単に選択することができる。
なお、リモコン8の出力ポート83、液晶パネル81、および操作ボタン82は、図6に示されるように、リモコン本体80に内蔵されるリモコン制御部84に第2通信線85を介して接続されている。リモコン制御部84は、操作ボタン82が押されることにより送信されてくる命令を解釈してその命令に対応する情報を液晶パネル81に表示すると共に、その命令に対応する制御信号を出力ポート83を介して空気調和装置1の入力ポート102に送信する。
また、タッチパネル方式の液晶パネルを採用することにより、操作ボタン82に代えて、液晶パネル上に現れるボタン上の表示を押すことにより、各種の操作を行ってもよい。
また、このリモコン8は、上述の機能に加えて、ユーザが第三者に対して操作範囲および機能選択を制限することができる操作制限機能を有する。以下、この操作制限機能について図7〜10に表されるフローチャートを用いて説明する。
〔操作制限機能〕
(メイン処理)
図7において、ステップS1では、リモコン制御部84が、ユーザによるボタン操作があったか否かを判断する。ステップS1のリモコン制御部84の判断の結果、ユーザによるボタン操作があった場合、処理はステップS2に移る。ステップS1のリモコン制御部84の判断の結果、ユーザによるボタン操作がなかった場合、処理はステップS1に戻る。ステップS2では、リモコン制御部84が、ユーザによるボタン操作が制御範囲変更/機能選択のボタン操作であるか否かを判断する。なお、ここで、制御範囲変更/機能選択のボタン操作とは、例えば、いやしボタン82gを押しながら冷房ボタン82bを押す操作を意味する。ステップS2のリモコン制御部84の判断の結果、ユーザによるボタン操作が制御範囲変更/機能選択のボタン操作である場合、処理は制御範囲変更/機能選択ルーチンR1に移る。ステップS2のリモコン制御部84の判断の結果、ユーザによるボタン操作が制御範囲変更/機能選択のボタン操作でない場合、処理はステップS3に移る。ステップS3では、リモコン制御部84が、ユーザによるボタン操作が制御範囲解除/デフォルト機能復元のボタン操作であるか否かを判断する。なお、ここで、制御範囲解除/デフォルト機能復元のボタン操作とは、例えば、いやしボタン82gを押しながら暖房ボタン82cを押す操作を意味する。また、ここで、デフォルトとは、リモコン80に備えられている全ての機能が有効とされている状態を意味する。ステップS3のリモコン制御部84の判断の結果、ユーザによるボタン操作が制御範囲解除/デフォルト機能復元のボタン操作である場合、処理は制御範囲解除/デフォルト機能復元ルーチンR2に移る。ステップS3のリモコン制御部84の判断の結果、ボタン操作が制御範囲解除/デフォルト機能復元のボタン操作でない場合、処理はステップS4に移る。ステップS4では、リモコン制御部84が、ユーザによるボタン操作が制御許容範囲内でのボタン操作であるか否か又はユーザによるボタン操作が有効とされている機能に対応するものであるか否かを判断する。ステップS4のリモコン制御部84の判断の結果、ユーザによるボタン操作が制御許容範囲内でのボタン操作である又はユーザによるボタン操作が有効とされている機能に対応するものである場合、処理はステップS5に移る。ステップS4のリモコン制御部84の判断の結果、ユーザによるボタン操作が制御許容範囲外でのボタン操作である又はユーザによるボタン操作が無効とされている機能に対応するものである場合、処理はステップS6に移る。ステップS5では、リモコン制御部84が、ボタン操作に対応する制御信号(リモコンコード)を出力ポート83を介して空気調和装置1の入力ポート102に送信する。ステップS6では、リモコン制御部84が、液晶パネル81上に「制御範囲ロック中」あるいは「機能ロック中」という文字を表示あるいは点灯させる。なお、ステップS5あるいはステップS6の処理が終了すれば、処理はステップS1に戻る。
(制御範囲変更/機能選択ルーチン)
図8において、パスワードチェックルーチンR3では、リモコン制御部84が、パスワードチェック処理を行う(パスワードチェック処理については後に詳述する)。ステップS11では、リモコン制御部84が、パスワードチェックルーチンR3においてパスワードが認証されたか否かを判断する。ステップS11のリモコン制御部84の判断の結果、パスワードチェックルーチンR3においてパスワードが認証された場合、処理はステップS12に移る。ステップS11のリモコン制御部84の判断の結果、パスワードチェックルーチンR3においてパスワードが拒否された場合、処理はステップS16に移る。ステップS12では、リモコン制御部84が、ユーザによる項目選択が終了したか否かを判断する。ステップS12のリモコン制御部84の判断の結果、ユーザによる項目選択が終了した場合、処理を終了する。ステップS12のリモコン制御部84の判断の結果、ユーザによる項目選択が終了していない場合、処理はステップS13に移る。ステップS13では、選択された項目においてユーザによる制御範囲設定又は機能選択が行われる。なお、ここで、ユーザが設定可能な制御範囲はデフォルト制御範囲内であってデフォルト制御範囲よりも狭い範囲である。また、ここで、設定可能な制御範囲は、温度設定範囲、風量設定範囲、湿度設定範囲、およびスリープタイマー設定範囲である。また、ここで、選択可能な機能は、冷房機能、暖房機能、加湿機能、除湿機能、送風機能、パワフル冷房機能、パワフル暖房機能、および超音波発生機能である(運転/停止機能は選択肢から外される)。また、制御範囲設定および機能選択は、主に、矢印ボタン82fを操作することによって行われる。また、この制御範囲設定又は機能選択は、室内機2側に設けられているスイッチによるデフォルト運転にも反映される。ステップS14では、ユーザによる制御範囲設定および機能選択の有効期間の設定が行われる。なお、ここで、ユーザは、日および時間を用いて1又は複数の有効期間を登録することができる。しかし、ここで、ユーザが有効期間を入力しない場合、有効期間は設定されない(つまり、リモコン8の電池が切れるまでその制御範囲設定又は機能選択が有効となる)。また、ユーザは、曜日を利用して定期的な有効期間を登録することもできる。ステップS15では、ユーザによる次制御項目又は次機能項目の選択が行われる。なお、次制御項目および次機能項目の選択は、主に、冷房ボタン82bおよび暖房ボタン82cを操作することによって行われる。また、ステップS15の処理が終わると、処理はステップS12に戻る。ステップS16では、リモコン制御部84が、液晶パネル81上に「パスワードエラー」という文字を表示あるいは点灯させる。
(制御範囲解除/デフォルト機能復元ルーチン)
図9において、パスワードチェックルーチンR3では、リモコン制御部84が、パスワードチェック処理を行う(パスワードチェック処理については後に詳述する)。ステップS21では、リモコン制御部84が、パスワードチェックルーチンR3においてパスワードが認証されたか否かを判断する。ステップS21のリモコン制御部84の判断の結果、パスワードチェックルーチンR3においてパスワードが認証された場合、処理はステップS22に移る。ステップS21のリモコン制御部84の判断の結果、パスワードチェックルーチンR3においてパスワードが拒否された場合、処理はステップS23に移る。ステップS22では、リモコン制御部84が、制御範囲をデフォルト制御範囲に復元する又は機能をデフォルト機能に復元する。ステップS23では、リモコン制御部84が、液晶パネル81上に「パスワードエラー」という文字を表示あるいは点灯させる。
(パスワードチェックルーチン)
図10において、ステップS31では、リモコン制御部84が、パスワードが未設定であるか否かを判断する。ステップS31のリモコン制御部84の判断の結果、パスワードが未設定である場合、処理はステップS34に移る。ステップS31のリモコン制御部84の判断の結果、パスワードが既に設定されている場合、処理はステップS32に移る。ステップS32では、リモコン制御部84が、液晶パネル81上に認証用パスワード入力受付画面を表示する。ここで、ユーザによりパスワードが入力されると、処理がステップS33に移る。ステップS33では、リモコン制御部84が、ステップS32において入力されたパスワードと既に設定されているパスワードとが一致するか否かを判断する。ステップS33のリモコン制御部84の判断の結果、ステップS32において入力されたパスワードと既に設定されているパスワードとが一致する場合、パスワードが認証されたとする。ステップS33のリモコン制御部84の判断の結果、ステップS32において入力されたパスワードと既に設定されているパスワードとが一致しない場合、パスワードが拒否されたとする。ステップS34では、リモコン制御部84が、液晶パネル81上にパスワード設定入力画面を表示する。ステップS35では、ユーザによるパスワードの設定が行われる。
〔パスワード変更機能〕
ユーザが加湿ボタン82eを押しながら除湿ボタンを押すと、リモコン制御部84が、液晶パネル81上にパスワード変更画面を表示する。なお、このパスワード変更画面において、ユーザは、現在のパスワードを入力した後でなければ、新パスワードの設定画面に進めない。
<空気調和システムの特徴>
(1)
本実施の形態に係る空気制御システム10では、ユーザが制御範囲変更/機能選択のボタン操作を行えば、ユーザは、制御範囲の制限または利用機能の制限を行うことできる。また、この制御範囲の制限および利用機能の制限は、パスワード認証により保護されている。このため、この空調制御システム10では、ユーザは、例えば、子供や老齢者などに対して限られた温度設定範囲内でのみ空気調和装置1を利用させることができる。したがって、この空調制御システム10では、ユーザは、子供や老齢者などが空気調和装置1を操作して居室を冷やし過ぎたり逆に暖めすぎたりすることを防ぐことができる。この結果、この空調制御システム10では、ユーザは、子供や老齢者などが風邪を引きやすくなったり想定外の費用が発生したりすることを防止することができる。また、この空調制御システム10では、ユーザは、子供や老齢者などに過度のストレスを与えない程度に温度設定範囲を制限することが可能である。この結果、この空調制御システム10では、ユーザは、子供や老齢者などが風邪を引きやすくなったりユーザに想定外の費用が発生したりするのを防止することができると共に、子供や老齢者などに過度のストレスを与えることを防ぐことができる。
(2)
本実施の形態に係る空気制御システム10では、ユーザが制御範囲解除/デフォルト機能復元のボタン操作を行えば、ユーザは、制御範囲の制限の解除(デフォルト制御範囲の復元)または利用機能の制限の解除(デフォルト機能の復元)を行うことができる。また、この制御範囲の制限の解除および利用機能の制限の解除は、パスワード認証により保護されている。このため、この空調制御システム10では、第三者(例えば、子供や老齢者など)の制御範囲変更や機能復元に対して高いセキュリティ機能を有している。
(3)
本実施の形態に係る空気制御システム10では、ユーザは、制御範囲の制限または利用機能の制限の有効期間を設定することができる。このため、ユーザは、制御範囲の制限を解除する手間や利用機能の制限を解除する手間などを省くことができる。
<変形例>
(A)
先に示した実施の形態に係る空調制御システム10では、リモコン8としてワイヤレスリモコンが採用されたが、これに代えて、ワイヤードリモコンが採用されてもよい。
(B)
先に示した実施の形態に係る空調制御システム10では、空気調和装置1としてセパレート式のルームエアコンが採用されたが、これに代えて、セパレート式の天井埋設型エアコンや天井吊下型エアコン、あるいはマルチ式空気調和装置などが採用されてもよい。なお、空気調和装置がマルチ式空気調装置である場合は、各室内機に対して設けられる複数のリモコンそれぞれに操作制限機能が搭載されるのが好ましい。
(C)
先に示した実施の形態に係る空調制御システム10では、空気調和装置1として加湿機能や給排気機能を備えた空気調和装置が採用されたが、これらの機能を備えない空気調和装置や冷房専用空気調和装置などが採用されてもよい。
(D)
先に示した実施の形態に係る空調制御システム10では、制御範囲または利用機能が制限されている場合、制限されている制御範囲外に対応する制御信号(リモコンコード)は室内機2の入力ポート102へ送信されないようになっていたが、これに代えて、リモコン8から室内機2の本体制御部100に制御範囲を送信し本体制御部100にその制御範囲を記憶させて、リモコン8から送信される制御信号がその制御範囲外である場合に本体制御部100がその制御信号を無効と判断するようにしてもよい。
(E)
先に示した実施の形態に係る空調制御システム10では、制御範囲の制限とその制限解除とに用いられるパスワードが同一であったが、制御範囲の制限とその制限解除とそれぞれに異なるパスワードが設けられるようにソフトウェアを設計するようにしてもよい。
(F)
先に示した実施の形態に係る空調制御システム10では、制御範囲の制限操作においてユーザは制御範囲を自由に設定することができたが、制御範囲の制限操作においてユーザが予め定められた制御範囲を選択するようにしてもよい。
(G)
先に示した実施の形態に係る空調制御システム10では、認証情報としてパスワードが採用されたが、認証情報として識別番号、画像、および生体情報(音声、指紋、声紋、掌紋、および光彩など)などが採用されてもかまわない。
(H)
先に示した実施の形態に係る空調制御システム10では、ユーザは、日および時間を用いて有効期間を設定することができた。しかし、ユーザに対して、時間のみを用いて有効期間を設定させるようにしてもよい。かかる場合、ユーザは、24時間において有効期間の開始時間および終了時間を設定することとなる。なお、開始時間から終了時間までをデフォルトの制御範囲に設定し、それ以外の期間を制限された制御範囲に設定したい場合が想定される。このような場合は、リモコン8を、ユーザが開始時間および終了時間を設定した後にその期間をデフォルトの制御範囲に設定するのか制限された制御範囲に設定するのかの選択できるように設計すればよい。もちろん、この場合、設定期間外の期間は、選択されなかった制御範囲に設定される。また、このとき、ユーザが曜日指定を行うことができるように設計してもよい。
(I)
先に示した実施の形態に係る空調制御システム10では、ユーザは、日および時間を用いて有効期間を設定することができた。しかし、ユーザに対して、時間のみを用いて有効期間を設定させるようにしてもよい。かかる場合、ユーザは、24時間において有効期間を設定することとなる。なお、ユーザが複数のデフォルトの制御範囲の有効期間を設定し、それ以外の期間を制限された制御範囲に設定したい場合が想定される。このような場合は、リモコン8を、ユーザが複数のデフォルトの制御範囲の有効期間を設定した後にその期間をデフォルトの制御範囲に設定するのか制限された制御範囲に設定するのかの選択できるように設計すればよい。もちろん、この場合、設定期間外の期間は、選択されなかった制御範囲に設定される。また、このとき、ユーザが曜日指定を行うことができるように設計してもよい。
(J)
先に示した実施の形態に係る空調制御システム10では、ユーザは日および時間を用いて有効期間を設定することができ、有効期間以外の期間ではデフォルトの制御範囲が適用されるようになっていた。しかし、有効期間以外の期間においてユーザがデフォルトの制御範囲を所定の制御値に制限できるように設計してもかまわない。
(K)
先に示した実施の形態に係る空調制御システム10では、ユーザが制御範囲を制限する場合、ユーザはパスワードを入力しなければならなかったが、ユーザが特定の複数の操作ボタンを同時に押す等することにより認証を行うようにしてもよい。
本発明に係る空調制御システムは、子供や老齢者などが風邪を引きやすくなったり世帯主などに想定外の費用が発生したりするのを防止することができると共に、子供や老齢者などに過度のストレスを与えることを防ぐことができるという特徴を有しており、家庭用の空気調和装置などとして有用である。
本発明に係る空気調和装置の外観斜視図。 本発明に係る空気調和装置の冷媒回路図。 本発明に係る空気調和装置の室外機の分解斜視図。 本発明に係る空気調和装置の室内機に設けられる本体制御部を示すブロック図。 本発明に係る空気調和装置のリモコンの正面図。 本発明に係る空気調和装置のリモコンの制御ブロック図。 本発明に係る空気調和装置のリモコン操作を表すフローチャート。 本発明に係る空気調和装置のリモコンにおいて実行される制御範囲変更/機能選択ルーチンを表すフローチャート。 本発明に係る空気調和装置のリモコンにおいて実行される制御範囲解除/デフォルト機能復元ルーチンを表すフローチャート。 本発明に係る空気調和装置のリモコンにおいて実行されるパスワードチェックルーチンを表すフローチャート。
符号の説明
1 空気調和装置
8 リモコン(空調制御装置)
81 液晶パネル(情報表示手段)
82f 矢印ボタン(第1認証情報入力手段)
84 リモコン制御部(運転能力設定手段、運転能力範囲変更手段、運転能力範囲変更可否判断手段、第1認証情報設定手段、運転能力範囲復元手段、運転能力範囲復元可否判断手段、機能発現選択手段、機能選択可否判断手段、範囲変更期間設定手段)

Claims (18)

  1. 空気調和装置(1)と、
    前記空気調和装置の運転能力を第1範囲内において設定可能である運転能力設定手段(84)と、
    前記第1範囲を、前記第1範囲内であって前記第1範囲よりも狭い範囲である第2範囲に変更可能である運転能力範囲変更手段(84)と、
    第1認証情報を入力可能である第1認証情報入力手段(82f)と、
    前記第1認証情報に基づいて前記第1範囲から前記第2範囲への変更を許可するか否かを判断する運転能力範囲変更可否判断手段(84)と、
    を備える、空調制御システム(10)。
  2. 前記第1認証情報を設定可能である第1認証情報設定手段(84)をさらに備え、
    前記運転能力範囲変更可否判断手段は、前記第1認証情報設定手段において設定された前記第1認証情報と前記第1認証情報入力手段において入力された前記第1認証情報とが一致した場合にのみ、前記第1範囲から前記第2範囲への変更を許可する、
    請求項1に記載の空調制御システム。
  3. 情報表示手段(81)をさらに備え、
    前記運転能力範囲変更可否判断手段は、前記第1認証情報設定手段において設定された前記第1認証情報と前記第1認証情報入力手段において入力された前記第1認証情報とが一致した場合にのみ、前記第2範囲を設定可能とする画面である第2範囲設定画面を前記情報表示手段に表示する、
    請求項2に記載の空調制御システム。
  4. 前記第2範囲を前記第1範囲に戻すことが可能である運転能力範囲復元手段(84)をさらに備える、
    請求項1から3のいずれかに記載の空調制御システム。
  5. 第2認証情報に基づいて前記第2範囲から前記第1範囲に戻すことを許可するか否かを判断する運転能力範囲復元可否判断手段(84)をさらに備える、
    請求項4に記載の空調制御システム。
  6. 前記第2範囲の有効期間を設定可能である第2範囲有効期間設定手段(84)をさらに備える、
    請求項1から5のいずれかに記載の空調制御システム。
  7. 前記第2範囲有効期間設定手段では、前記第2範囲の有効期間を複数設定可能である、
    請求項6に記載の空調制御システム。
  8. 前記第2範囲の有効期間以外の期間において前記第1範囲を、前記第1範囲内の所定の運転能力値に限定可能である第1運転能力値限定手段をさらに備える、
    請求項6または7に記載の空調制御システム。
  9. 前記第1範囲または前記第2範囲の有効期間の開始時刻と終了時刻とを24時間の制限下で設定可能である24時間制限付き有効範囲時刻入力手段と、
    前記24時間制限付き有効範囲時刻入力手段において前記第1範囲の有効期間の開始時刻と終了時刻とが入力された場合、0時から前記開始時刻までの期間および前記終了時刻から24時までの期間を前記第2範囲の有効期間に設定し、前記24時間制限付き有効範囲時刻入力手段において前記第2範囲の有効期間の開始時刻と終了時刻とが入力された場合、0時から前記開始時刻までの期間および前記終了時刻から24時までの期間を前記第1範囲の有効期間に設定する24時間制限付き有効範囲設定手段と、
    をさらに備える、請求項1から5のいずれかに記載の空調制御システム。
  10. 複数の前記第1範囲または複数の前記第2範囲の有効期間を24時間の制限下で設定可能である24時間制限付き複数有効範囲時刻入力手段と、
    前記24時間制限付き複数有効範囲時刻入力手段において複数の前記第1範囲の有効期間が入力された場合、前記第1範囲の有効期間以外の期間を前記第2範囲の有効期間に設定し、前記24時間制限付き複数有効範囲時刻入力手段において複数の前記第2範囲の有効期間が入力された場合、前記第2範囲の有効期間以外の期間を前記第1範囲の有効期間に設定する24時間制限付き複数有効範囲設定手段と、
    をさらに備える、請求項1から5のいずれかに記載の空調制御システム。
  11. 前記第1範囲を、前記第1範囲内の所定の運転能力値に限定可能である第2運転能力値限定手段をさらに備える、
    請求項9または10に記載の空調制御システム。
  12. 前記有効期間を設定する曜日を入力可能である曜日入力手段をさらに備える、
    請求項9から11のいずれかに記載の空調制御システム。
  13. 前記空気調和装置とは別体として用意される空調制御装置(8)をさらに備え、
    前記運転能力設定手段と、前記運転能力範囲変更手段と、前記認証情報入力手段と、前記運転能力範囲変更可否判断手段とは、前記空調制御装置に配置される、
    請求項1に記載の空調制御システム。
  14. 前記空気調和装置とは別体として用意される空調制御装置をさらに備え、
    前記運転能力設定手段と、前記運転能力範囲変更手段と、前記認証情報入力手段とは、前記空調制御装置に配置され、
    前記運転能力範囲変更可否判断手段は、前記空気調和装置に配置される、
    請求項1に記載の空調制御システム。
  15. 前記空気調和装置と前記空調制御装置とは、無線接続される、
    請求項13または14に記載の空調制御システム。
  16. 空気調和装置の運転能力を第1範囲内において設定可能である運転能力設定手段と、
    前記第1範囲を、前記第1範囲内であって前記第1範囲よりも狭い範囲である第2範囲に変更可能である運転能力範囲変更手段と、
    第1認証情報を入力可能である第1認証情報入力手段と、
    前記第1認証情報に基づいて前記第1範囲から前記第2範囲への変更を許可するか否かを判断する運転能力範囲変更可否判断手段と、
    を備える、空調制御装置(8)。
  17. 複数の機能を有する空気調和装置(1)と、
    前記複数の機能を発現させるか否かをそれぞれ選択可能である機能発現選択手段(84)と、
    第1認証情報を入力可能である第1認証情報入力手段(82f)と、
    前記第1認証情報に基づいて前記選択を許可するか否か判断する機能選択可否判断手段(84)と、
    を備える、空調制御システム(10)。
  18. 空気調和装置の複数の機能を発現させるか否かをそれぞれ選択可能である機能発現選択手段と、
    第1認証情報を入力可能である第1認証情報入力手段と、
    前記第1認証情報に基づいて前記選択を許可するか否か判断する機能選択可否判断手段と、
    を備える、空調制御装置(8)。
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