JP4466786B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、加湿空気を供給することができるマルチタイプの空気調和機に関する。
従来より、複数の部屋を1台の換気装置を用いて換気することができる多室換気装置や多室換気システムがある。
例えば、特許文献1(特開平11−311435号公報)に開示されている多室換気装置は、送風機を有する本体(換気装置に相当)と、本体に接続されているチャンバーとを備える。チャンバーには、部屋内の空気を吸引するための吸込口が、換気を行う部屋の数に相当する数だけ設けられている。また、チャンバーは、複数の吸込口を独立して開閉可能なダンパを有している。この多室換気装置では、それぞれのダンパを独立して稼働させることで、それぞれの部屋内の換気を独立して行うことができる。このようにして、この多室換気装置では、1台の本体を用いて複数の部屋の換気を行っている。
また、特許文献2(特開平5−223298号公報)に開示されている多室換気システムは、換気装置と、換気装置に接続されている主ダクトと、主ダクトから複数の部屋内に分岐して配置されている複数の分岐ダクトとを備える。また、各分岐ダクトは、各部屋内から空気を取り込むための空気取込口を開閉するダンパをそれぞれ有している。この多室換気システムでは、各ダンパの稼働台数に基づいて必要な換気風量が決定されており、この決定された換気風量に応じて換気装置を稼働させている。このようにして、この多室換気システムでは、1台の換気装置を用いて複数の部屋の換気を行っている。
ところで、室内機に加湿空気を供給する加湿機能を有する加湿装置に複数の室内機が接続されている空気調和機の場合、上述のような多室換気装置や多室換気システムを利用して、複数の部屋内に加湿空気を供給することが考えられる。
しかしながら、1つの部屋を加湿するために必要な加湿能力を有しているが複数の部屋を加湿するために必要な加湿能力を有していないような加湿装置に、上述のような多室換気装置や多室換気システムを対応させた場合、複数の部屋に居るユーザから同時に加湿空気の供給が要求されると、加湿空気を各部屋に分散して供給することになる。このため、加湿空気が各部屋に十分に供給されないために、ユーザに対して不快感を与えるおそれがある。
そこで、本発明の課題は、ユーザに対して不快感を与えることが少ない空気調和機を提供することにある。
第1発明に係る空気調和機は、1台の加湿装置と、複数台のエリア別室内機と、受信部と、制御部とを備えている。エリア別室内機には、加湿装置から加湿空気が供給される。受信部は、ユーザからの各エリア別室内機への加湿空気の供給指示を受信可能である。制御部は、複数のエリア別室内機のうちのいずれか1台にのみ加湿空気が供給されるように、加湿装置を制御する。また、制御部は、第1制御と、第2制御と、第3制御とを行う。第1制御では、制御部が、受信部が供給指示を最初に受信したエリア別室内機である第1供給機に加湿空気が供給されるように、加湿装置を制御する。第2制御は、第1制御が行われた後であって、受信部が第1供給機以外のエリア別室内機である第2室内機に対する供給指示を受信し、かつ、少なくとも第1供給機によって加湿される第1エリアの加湿環境が第1条件を満たしている場合に行われる。また、第2制御では、制御部が、第2供給機に加湿空気が供給されるように、加湿装置を制御する。第3制御では、制御部が、第1供給機に加湿空気が供給されるように、加湿装置を制御する。また、第3制御は、第2制御が行われた後であって、少なくとも第1エリアの加湿環境が第2条件を満たしている場合に行われる。
第1発明に係る空気調和機では、制御部によって第1制御、第2制御または第3制御が行われることによって、複数のエリア別室内機のうちのいずれか1台にのみ加湿空気が供給される。このため、1つのエリアを加湿するために必要な加湿能力を有しているが複数のエリアを加湿するために必要な加湿能力を有していないような加湿装置に対応させた場合でも、各エリア別室内機に十分な加湿空気を供給することができる。
これによって、ユーザに対して不快感を与えるおそれを減らすことができる。
第2発明に係る空気調和機は、第1発明の空気調和機であって、第2条件では、第1エリアの加湿環境が、第2供給機によって加湿される第2エリアの加湿環境よりも優先される。このため、この空気調和機では、第1エリアを優先して加湿することができる。
発明に係る空気調和機は、第1発明又は第2発明の空気調和機であって、制御部は、算出部を有する。算出部は、第1エリア湿度センサの計測値に基づいて、第1エリアにおける加湿環境に対応する第1加湿環境値を算出可能である。第1エリア湿度センサとは、第1エリアの湿度を測定するためのセンサである。また、第1条件には、第1加湿環境値が第1所定値未満であるという第1切り換え条件が含まれる。さらに、第2条件には、第1加湿環境値が第2所定値以上であるという第2切り換え条件が含まれる。
発明に係る空気調和機では、第1条件として第1切り換え条件が含まれており、第2条件として第2切り換え条件が含まれている。このため、第1供給機によって加湿空気が供給される第1エリアにおける加湿環境値に基づいて、第2制御および第3制御が行われる。
これによって、第1エリアの加湿が不十分となるおそれを減らすことができる。
発明に係る空気調和機は、第発明の空気調和機であって、算出部は、第2エリア湿度センサの計測値に基づいて、第2エリアにおける加湿環境に対応する第2加湿環境値を更に算出する。第2エリア湿度センサとは、第2供給機によって加湿される第2エリアの湿度を測定するためのセンサである。また、第1条件には、前記第1切り換え条件の他に、第3切り換え条件、または、第4切り換え条件の少なくともいずれか1つの条件が含まれる。第3切り換え条件とは、第2加湿環境値が第3所定値以上であるという条件である。また、第4切り換え条件とは、第1供給機によって第1エリアの加湿が開始されてから所定の第1時間を経過しているという条件である。
発明に係る空気調和機では、第1条件には、第1切り換え条件の他に、第3切り換え条件、または、第4切り換え条件の少なくともいずれか1つの条件が含まれる。このため、例えば、第1条件に、第1切り換え条件および第3切り換え条件が含まれる場合、第1加湿環境値および第2加湿環境値に基づいて、第2制御が行われる。また、例えば、第1条件に、第1切り換え条件および第4切り換え条件が含まれる場合、第1加湿環境値および第1エリアが加湿された時間に基づいて、第2制御が行われる。さらに、第1条件に、第1切り換え条件、第3切り換え条件、および、第4切り換え条件が含まれる場合、第1加湿環境値、第2加湿環境値、および、第1エリアが加湿された時間に基づいて、第2制御が行われる。したがって、この空気調和機では、各エリアに加湿空気を供給することができる。
発明に係る空気調和機は、第発明の空気調和機であって、第2条件には、第2切り換え条件の他に、第5切り換え条件を含む。第5切り換え条件とは、第2供給機によって第2エリアの加湿が開始されてから所定の第2時間を経過しているという条件である。このため、例えば、第2切り換え条件を満たしている場合にのみ第3制御が行われる場合と比較して、第2供給機に加湿空気を供給することができる。
発明に係る空気調和機は、第1発明から第発明のいずれかの空気調和機であって、第2供給機は、第1供給機に加湿空気が供給されていることを報知するための報知部を有する。このため、第1供給機以外のエリア別室内機に対して加湿空気の供給指示を出したユーザに対して、第1供給機に加湿空気が供給されていることを認識させやすくすることができる。
これによって、ユーザに不快感を与えるおそれを減らすことができる。
発明に係る空気調和機は、第1発明から第発明のいずれかの空気調和機であって、加湿装置は、切り換え部を有する。切り換え部は、第1供給機のみに加湿空気が供給される第1状態と、第2供給機にのみ加湿空気が供給される第2状態とに状態を切り換え可能である。また、制御部は、切り換え部の状態を切り換える切り換え制御を行うことで、第1制御、第2制御、または、第3制御を行う。このため、この空気調和機では、1台のエリア別室内機にのみ加湿空気が供給されるため、エリア毎に加湿が不十分となるおそれを減らすことができる。
これによって、ユーザに対して不快感を与えるおそれを減らすことができる。
発明に係る空気調和機は、第発明の空気調和機であって、切り換え部の状態が切り換わるように、ユーザからの切り換え指示を受け付ける受付部を更に備える。このため、例えば、受付部において、第1供給機にのみ加湿空気が供給されるように、ユーザからの切り換え指示が受け付けられた場合、切り換え部の状態は第1供給機にのみ加湿空気が供給されるように切り換えられる。したがって、ユーザの都合に応じた切り換え部の状態を設定することができる。
発明に係る空気調和機は、第発明の空気調和機であって、受付部において切り換え指示を受け付けている場合には、切り換え部において、制御部による切り換え制御に応じた切り換え部の状態よりも、切り換え指示に基づく切り換え部の状態が優先される。このため、例えば、受付部が切り換え指示を受け付けている場合には、第1条件または第2条件が満たされたとしても、切り換え部の状態は、切り換え指示に基づく切り換え部の状態が維持される。したがって、ユーザの都合に応じた切り換え部の状態を維持することができる。
10発明に係る空気調和機は、第1発明から第発明のいずれかの空気調和機であって、制御部は、受信部が供給指示を受信したタイミングに基づいて、第2供給機を決定する決定部を更に有する。このため、この空気調和機では、第2供給機を決定することができる。
第1発明に係る空気調和機では、ユーザに対して不快感を与えるおそれを減らすことができる。
第2発明に係る空気調和機では、第1エリアを優先して加湿することができる。
発明に係る空気調和機では、第1エリアの加湿が不十分となるおそれを減らすことができる。
発明に係る空気調和機では、各エリアに加湿空気を供給することができる。
発明に係る空気調和機では、第2供給機に加湿空気を供給することができる。
発明に係る空気調和機では、ユーザに不快感を与えるおそれを減らすことができる。
発明に係る空気調和機では、ユーザに対して不快感を与えるおそれを減らすことができる。
発明に係る空気調和機では、ユーザの都合に応じた切り換え部の状態を設定することができる。
発明に係る空気調和機では、ユーザの都合に応じた切り換え部の状態を維持することができる。
10発明に係る空気調和機では、第2供給機を決定することができる。
本発明の実施形態に係る室内機を備える空気調和機の概略冷媒回路図。 本発明の実施形態に係る室内機を備える空気調和機の概念図。 本発明の実施形態に係る室内機の正面図。 室外機の分解斜視図。 第1切り換え状態における空気流路切り換え部の(a)平面図、および、(b)給気時の空気の流れを示す断面図(図5(a)の V−V断面に相当)。 第2切り換え状態における空気流路切り換え部の(a)平面図、および、(b)給気時の空気の流れを示す断面図(図6(a)の VI−VI断面に相当)。 制御装置の制御ブロック図。 切り換え制御部による空気流路切り換え部の切り換え動作の流れを示すフローチャート。 切り換え制御部による空気流路切り換え部の切り換え動作の流れを示すフローチャート。 切り換え制御部による空気流路切り換え部の切り換え動作の流れを示すフローチャート。 本発明の変形例(B)に係る室内機を備える空気調和機の概念図。 本発明の変形例(B)における第2切り換え状態の空気流路切り換え部の(a)平面図、および、(b)給気時の空気の流れを示す断面図(図12(a)の XII−XII断面に相当)。 本発明の変形例(B)における切り換え制御部による空気流路切り換え部の切り換え動作の流れを示すフローチャート。 本発明の変形例(B)における切り換え制御部による空気流路切り換え部の切り換え動作の流れを示すフローチャート。 本発明の変形例(B)における切り換え制御部による空気流路切り換え部の切り換え動作の流れを示すフローチャート。 本発明の変形例(B)における切り換え制御部による空気流路切り換え部の切り換え動作の流れを示すフローチャート。 本発明の変形例(B)における切り換え制御部による空気流路切り換え部の切り換え動作の流れを示すフローチャート。 本発明の変形例(B)における切り換え制御部による空気流路切り換え部の切り換え動作の流れを示すフローチャート。 本発明の変形例(C)における制御装置の制御ブロック図。 本発明の変形例(C)における制御装置の制御ブロック図。
<空気調和機の構成概略>
本発明の一実施形態に係る空気調和機100について説明する。この空気調和機100は、図1に示すように、1台の室外機3と、2台の室内機(エリア別室内機に相当)2a,2bとが冷媒配管によって並列に接続されているマルチタイプの空気調和機である。また、この空気調和機100は、冷房運転および暖房運転を含む通常運転の他に、加湿運転等の運転を行うことができる。室外機3は、室外熱交換器24や室外ファン29などを内部に収容する室外空調ユニット5と、加湿ユニット4とを備えている。室内機2a,2bの内部には室内熱交換器11a,11bが収容されている。また、加湿ユニット4と室内機2a,2bとの間には、吸排気ホース6a,6bが設けられている。吸排気ホース6a,6bは、一端が加湿ユニット4に接続されており、他端が室内機2a,2bと接続されており、加湿ユニット4の内部空間と室内機2a,2bの内部空間と連通させることができる。
<室内機の構成>
第1室内機2aは、図2に示すように、第1室内機本体18aと第1リモコン80aとを備えている。第1室内機本体18aは、第1部屋1a内に配置されており、第1部屋1aの壁面等に設置される壁掛け型の室内機である。また、第2室内機2bは、第2室内機本体18bと第2リモコン80bとを備えている。第2室内機本体18bは、第2部屋1b内に配置されており、第1室内機本体18aと同様に第2部屋1b内の壁面等に設置される壁掛け型の室内機である。また、第1室内機本体18aおよび第2室内機本体18bは、図1に示すように、冷媒配管を介して室外機3に接続されている。
次に、第1室内機2aの構成について説明する。なお、第1室内機2aと第2室内機2bとは、同様の構成であるため、ここでは、第1室内機2aの構成のみを説明する。
第1室内機本体18aは、図3に示すように、第1室内機ケーシング10aを備えている。また、第1室内機ケーシング10a内には、第1室内ファン12aおよび上述の第1室内熱交換器11a等が収容されている(図1参照)。
第1室内熱交換器11aは、長手方向両端で複数回折り返されてなる伝熱管と、伝熱管から挿通される複数のフィンとからなり、接触する空気との間で熱交換を行う。
第1室内ファン12aは、円筒形状に構成され、周面には回転軸方向に羽根が設けられている。第1室内ファン12aは、回転駆動することによって、回転軸と交わる方向に空気流を生成する。第1室内ファン12aは、第1部屋1a内の空気を第1室内機本体18a内に吸い込ませるとともに、第1室内熱交換器11aとの間で熱交換を行った後の空気を第1部屋1a内に吹き出させる。
また、第1室内機本体18a内には、上述のように、加湿ユニット4から延びる第1吸排気ホース6aの一端が配置されている。また、第1吸排気ホース6aには開口が設けられており、この開口は第1室内熱交換器11aの表面と対向する位置に配置されている。具体的な開口の位置とは、第1室内ファン12aが回転し空気流が生成されている状態で、第1室内機本体18aの上部に設けられている空気取込口10bの下流側であり、かつ、第1室内熱交換器11aの上流側である。
さらに、第1室内機本体18aは、図3に示すように、空気調和機100の運転状況等をユーザに報知するための第1表示部17aを備えている。第1表示部17aは、第1窓部14a,15a,16aと、複数のLED発光素子と、を有している。第1窓部14a,15a,16aは、ユーザが視認可能なように、第1室内機ケーシング10aの前面下部に設けられている。また、第1窓部14a,15a,16aは、透過性材料によって構成されており、第1室内機ケーシング10aの内側に配置されているLED発光素子の光を第1室内機ケーシング10aの外側に透過させることができる。LED発光素子は、第1室内機ケーシング10aの内部に収容されており、第1窓部14a,15a,16a近傍に配置されている。また、LED発光素子には、第1他室加湿運転報知LED発光素子13a(図7参照)が含まれる。なお、図3では、第1他室加湿運転報知LED発光素子13aの光を第1室内機ケーシング10aの外部に透過させることができる窓部を符号16aで示している。
また、第1リモコン80aは、空気調和機100を遠隔操作するための装置であり、複数のスイッチを有している。第1リモコン80aは、これらのスイッチがユーザによって押されることで、空気調和機100に対してのユーザからの指示内容を制御信号として後述する制御装置60の通信部67に送信することができる。例えば、第1リモコン80aの有する複数のスイッチのうち、第1室内機本体18aにおいて行われる冷房運転等の運転を開始または停止させるためのスイッチである第1運転/停止スイッチがユーザによって押されることで、第1室内機本体18aにおいて冷房運転等の運転を開始または停止させるという指示が制御信号として、第1リモコン80aから制御装置60の通信部67に送信される。
<室外機の構成>
室外機3は、図1および図2に示すように、下部の室外空調ユニット5と、上部の加湿ユニット4とから構成されている。
室外空調ユニット5内には、図1に示すように、圧縮機21と、圧縮機21の吐出側に接続される四路切換弁22と、圧縮機21の吸入側に接続されるアキュムレータ23と、四路切換弁22に接続された室外熱交換器24と、室外熱交換器24に接続された室外膨張弁25a,25bとが収容されている。室外膨張弁25a,25bは、フィルタ26a,26bおよび液閉鎖弁27a,27bを介して液冷媒配管に接続されており、この液冷媒配管を介して室内熱交換器11a,11bの一端と接続されている。また、四路切換弁22は、ガス閉鎖弁28a,28bを介してガス冷媒配管に接続されており、このガス冷媒配管を介して室内熱交換器11a,11bの他端と接続されている。
加湿ユニット4は、図1に示すように、室外機3の上部に配置されている。また、加湿ユニット4は、部屋1a,1b内から取り込まれた空気を室外へと排気したり、室外から取り込まれた空気を部屋1a,1b内へと供給したりすることができる。また、室外から取り込まれた空気を加湿して部屋1a,1b内へと供給することもできる。なお、本実施形態における加湿ユニット4は、1つの部屋内を加湿するために必要な加湿能力を有しているが、複数の部屋内を加湿するために必要な加湿能力を有していないような小型の加湿ユニットである。
以下に、加湿ユニット4の構成について説明する。
<加湿ユニットの構成>
加湿ユニット4は、図1および図4に示すように、加湿ユニットケーシング7と、加湿ユニット本体6とを備えている。
加湿ユニットケーシング7は、図1および図4に示すように、加湿ロータ51、加熱装置52、加湿ファン54、吸排気切り換えダンパ53および吸着用送風装置55等を収納している。
加湿ユニットケーシング7の前面には、複数のスリット状の開口からなる吸着用空気吹き出し口7aが設けられている。また、加湿ユニットケーシング7の背面には、吸着用空気取込口7bおよび吸排気口7cが設けられている。吸着用空気取込口7bは、加湿ロータ51に水分を吸着させるために室外から取り込まれる空気が通る開口である。吸排気口7cは、吸気運転および加湿運転時に、室外から加湿ユニット4内に取り込まれ室内機2a,2bに送られる空気が通る開口である。また、吸排気口7cは、排気運転時に、室内機2a,2bから取り込まれ加湿ユニット4内から室外へと排気される空気が通る開口である。
加湿ユニット本体6は、図1および図4に示すように、加湿ロータ51、加熱装置52、吸排気切り換えダンパ53、加湿ファン54、吸着用送風装置55等を備えている。
加湿ロータ51は、ハニカム構造のセラミックロータであり、概ね円盤形状の外形を有している。また、加湿ロータ51は、回転可能に設けられており、ロータ駆動用モータによって回転駆動される。さらに、加湿ロータ51の主たる部分は、ゼオライト等の吸着剤から焼成されている。ゼオライト等の吸着剤は、接触する空気中の水分を吸着するとともに、吸着した水分を加熱されることによって脱着するという性質を有している。なお、本実施形態では、吸着剤としてゼオライトを用いているが、シリカゲルやアルミナ等を吸着剤として用いることも可能である。
加熱装置52は、加湿ロータ51の上方に位置しており、加湿ロータ51に対向して配置されている。また、加熱装置52は、加湿ロータ51へ送られる空気を加熱することにより、加湿ロータ51を加熱することができる。
加湿ファン54は、加湿ロータ51の側方に配置されており、室外から取り込まれ室内機2a,2bへと送られる空気の流れを生成するラジカルファン組立体である。加湿ファン54は、吸排気口7cから加湿ロータ51および吸排気切り換えダンパ53を経て部屋1a,1b内へと到る空気の流れを生成して、室外から取り入れた空気を室内機2a,2bへと送る。また、加湿ファン54は、室内機2a,2bから取り入れた部屋1a,1b内の空気を室外へと排出することもできる。なお、加湿ファン54は、吸排気切り換えダンパ53が切り換わることによって、これらの動作を切り換える。加湿ファン54は、図1に示すように、室外から取り入れた空気を室内機2a,2bへと送る場合には、加湿ロータ51のうちの加熱装置52と対向する部分を通過した空気を、吸排気切り換えダンパ53を経て吸排気ダクト58へと送り出す。吸排気ダクト58は、後述する空気流路切り換え部30を介して吸排気ホース6a,6bに接続されており、加湿ファン54は、吸排気ダクト58、空気流路切り換え部30および吸排気ホース6a,6bを介して室外の空気を室内機2a,2bへと供給する。なお、吸排気ホース6a,6bを通って室内機2a,2bへ送られる空気は、上述のように室内機2a,2b内部において室内熱交換器11a,11bの表面に吹き出される。
また、加湿ファン54は、室内機2a,2bから取り入れた部屋1a,1b内の空気を室外へと排出する場合には、吸排気ホース6a,6b、空気流路切り換え部30および吸排気ダクト58を通ってきた部屋1a,1b内の空気を吸排気口7cから室外へと排出する。
吸着用送風装置55は、吸着用ファンモータ59と、吸着用ファンモータ59によって回転駆動される吸着ファン56とを有し、加湿ロータ51のうちの加熱装置52と対向しない部分を通過する空気の流れを生成する。すなわち、吸着用送風装置55は、吸着用空気取込口7bから吸い込まれ、加湿ロータ51のうちの加熱装置52と対向しない部分を通過し、ベルマウス57の開口を通り、吸着用空気吹き出し口7aから室外へ排出される空気の流れを生成する。
吸排気切り換えダンパ53は、吸排気ダンパと、吸排気ダンパを回転させるための第1駆動モータ53a(図7参照)とを含む、回転式の空気流路切換機構である。また、吸排気切り換えダンパ53は、加湿ファン54の下方に配置される。さらに、吸排気切り換えダンパ53では、第1駆動モータ53aが吸排気ダンパを回転させることで、給気状態と排気状態とが切り換えられる。給気状態では、加湿ファン54によって、加湿ユニット4側から室内機本体18a,18b側に向かう空気流が生成される。また、排気状態では、加湿ファン54によって、室内機本体18a,18b側から加湿ユニット4側に向かう空気流が生成される。
また、加湿ユニット4は、吸排気ダクト58と吸排気ホース6a,6bとの間に配置される空気流路切り換え部30を備えている。以下に、空気流路切り換え部30について説明する。
<空気流路切り換え部の構成>
空気流路切り換え部30は、図1および図2に示すように、吸排気ダクト58および吸排気ホース6a,6bに接続される回転式の空気流路切り換え手段である。また、空気流路切り換え部30は、加湿ユニットケーシング7の内側に配置されている。
空気流路切り換え部30は、図5および図6に示すように、切り換え部ケーシング31と、ダンパ32とを有している。切り換え部ケーシング31は、第1切り換え部ケーシング33と第2切り換え部ケーシング34とから構成されている。第1切り換え部ケーシング33は、図5(b)および図6(b)に示すように、略円筒形状を有しており、上側および下側が開口している。なお、本実施形態における「上下」は、図5(b)および図6(b)における上下を意味している。また、第2切り換え部ケーシング34は、略円形状の部材であり、その面積は第1切り換え部ケーシング33の下側の開口の面積と略同一である。また、第2切り換え部ケーシング34には、第1開口35aと第2開口35bとが設けられている。なお、第1開口35aの面積と第2開口35bの面積とは同一である。また、第1開口35aおよび第2開口35bの面積は、第1切り換え部ケーシング33の上側の開口の面積よりも小さい。さらに、第1開口35aの周辺部から下方に第1接続部が延びており、第2開口35bの周辺部から下方に第2接続部が延びている。また、空気流路切り換え部30は、切り換え部ケーシング31の上側に設けられている開口を介して吸排気ダクト58と接続されている。さらに、空気流路切り換え部30は、第2切り換え部ケーシング34の第1開口35aを介して第1吸排気ホース6aと接続されており、第2切り換え部ケーシング34の第2開口35bを介して第2吸排気ホース6bと接続されている。
ダンパ32は、略半円形状の板状部材であり、第2切り換え部ケーシング34に回転可能に取り付けられている。なお、ダンパ32は、第2駆動モータ30a(図7参照)が駆動することによって回転する。また、空気流路切り換え部30は、ダンパ32が回転することによって、第1切り換え状態または第2切り換え状態に切り換わることが可能である。以下、第1切り換え状態および第2切り換え状態について図5および図6を用いて説明する。
第1切り換え状態とは、図5(a)に示すように、第2切り換え部ケーシング34に設けられている第2開口35bを覆うように、ダンパ32が配置されている状態である。また、第1開口35aは、開放された状態となる。このため、切り換え部ケーシング31は、上側で吸排気ダクト58と接続されており、下側で第1開口35aが開放されることで第1吸排気ホース6aと接続されている状態となる。したがって、吸排気ダクト58と、第1吸排気ホース6aとが連通している状態となる。
これによって、吸排気切り換えダンパ53が給気状態であり、かつ、空気流路切り換え部30が第1切り換え状態である場合には、図5(b)の矢印で示すように、吸排気ダクト58を通ってきた空気が、切り換え部ケーシング31内部を介して、第1開口35aから第1吸排気ホース6aに流れる。また、吸排気切り換えダンパ53が排気状態であり、かつ、空気流路切り換え部30が第1切り換え状態である場合には、第1室内機本体18aに吸い込まれた第1部屋1a内の空気が、第1吸排気ホース6aを通り、切り換え部ケーシング31内部を通って、吸排気ダクト58を介して吸排気口7cから室外に排出される。
第2切り換え状態とは、図6(a)に示すように、第2切り換え部ケーシング34に設けられている第1開口35aを覆うように、ダンパ32が配置されている状態である。また、第2開口35bは、開放された状態となる。このため、切り換え部ケーシング31は、上側で吸排気ダクト58と接続されており、下側で第2開口35bが開放されることで第2吸排気ホース6bと接続されている状態となる。したがって、吸排気ダクト58と、第2吸排気ホース6bとが連通している状態となる。
これによって、吸排気切り換えダンパ53が給気状態であり、かつ、空気流路切り換え部30が第2切り換え状態の場合には、図6(b)の矢印で示すように、吸排気ダクト58を通ってきた空気が、切り換え部ケーシング31内部を介して、第2開口35bから第2吸排気ホース6bに流れる。また、吸排気切り換えダンパ53が排気状態であり、かつ、空気流路切り換え部30が第2切り換え状態の場合には、第2室内機本体18bに吸い込まれた第2部屋2a内の空気が、第2吸排気ホース6bを通り、切り換え部ケーシング31内部を通って、吸排気ダクト58を介して吸排気口7cから室外に排出される。
また、第2駆動モータ30aの駆動は、切り換え制御部66によって制御されている。以下に、切り換え制御部66を備える制御装置60について説明する。
<制御装置>
制御装置60は、図7に示すように、室内ファン12a,12b、室内熱交換器11a,11b、他室加湿運転報知LED発光素子13a,13bを含むLED発光素子、圧縮機21、四路切換弁22、室外ファン29、室外熱交換器24、室外膨張弁25a,25b、加湿ロータ51、第1駆動モータ53a、吸着用送風装置55、加熱装置52および第2駆動モータ30a等の各種機器と接続されている。また、制御装置60は、通信部67を備えている。通信部67は、リモコン80a,80bから送信される冷房運転や暖房運転等の通常運転や加湿運転等の各種運転モードの制御信号を受信する。
また、制御装置60は、通常運転制御部61と、加湿運転制御部62とを備えている。通常運転制御部61は、リモコン80a,80bから送信される制御信号に基づいて、空気調和機100において冷房運転や暖房運転等を含む通常運転が行われるように、空気調和機100の各種機器の動作制御を行う。また、加湿運転制御部62は、リモコン80a,80bから送信される制御信号に基づいて、空気調和機100において加湿運転が行われるように、空気調和機100の各種機器の動作制御を行う。
さらに、加湿運転制御部62は、優先供給機決定部65を備えている。優先供給機決定部65は、ユーザによって第1リモコン80aの有する第1加湿空気供給スイッチ81aが押されることによって送信される第1部屋1a内に加湿空気を供給するという指示である第1加湿指示の制御信号、および、ユーザによって第2リモコン80bの有する第2加湿空気供給スイッチ81bが押されることによって送信される第2部屋1b内に加湿空気を供給するという指示である第2加湿指示の制御信号が通信部67において受信された順に応じて優先度を決定する。また、優先供給機決定部65は、優先度に基づいて、優先して加湿空気が供給される室内機本体である優先供給機(第1供給機に相当)を1台決定する。また、優先供給機決定部65は、優先供給機以外の室内機本体を非優先供給機(第2供給機に相当)に決定する。このため、第1室内機本体18aまたは第2室内機本体18bのうちのいずれか一方が優先供給機に決定され、他方が非優先供給機に決定される。
例えば、通信部67において第1加湿指示が受信された後に第2加湿指示が受信された場合、優先供給機決定部65は、第1加湿指示を優先度「高」と決定し、第2加湿指示を優先度「低」と決定する。そして、優先供給機決定部65は、優先度が「高」である第1室内機本体18aを優先供給機に決定し、優先度が「低」である第2室内機本体18bを非優先供給機に決定する。
また、例えば、通信部67において第2加湿指示が受信された後に第1加湿指示が受信された場合、優先供給機決定部65は、第2加湿指示を優先度「高」と決定し、第1加湿指示を優先度「低」と決定する。そして、優先供給機決定部65は、優先度が「高」である第2室内機本体18bを優先供給機に決定し、優先度が「低」である第1室内機本体18aを非優先供給機に決定する。
さらに、加湿運転制御部62は、切り換え制御部66を備えている。切り換え制御部66は、算出部68を有している。算出部68は、第1室内機2aにおいて、ユーザによって予め設定されている設定湿度値から第1部屋1a内の湿度を測定するための第1湿度センサ70aの計測値である第1計測値を差し引いた値である第1加湿環境値を算出する。また、算出部68は、第2室内機2bにおいて、ユーザによって予め設定されている設定湿度値から第2部屋1b内の湿度を測定するための第2湿度センサ70bの計測値である第2計測値を差し引いた値である第2加湿環境値を算出する。
また、切り換え制御部66は、判定部69を有している。判定部69は、第1条件および第2条件が満たされているか否かを判定する。第1条件には、第1非優先供給機切り換え条件(第1切り換え条件に相当)、第2非優先機切り換え条件(第3切り換え条件に相当)、および、第3非優先機切り換え条件(第4切り換え条件に相当)が含まれる。また、第2条件には、第1優先供給機切り換え条件(第2切り換え条件に相当)、および、第2優先機切り換え条件(第5切り換え条件に相当)が含まれる。なお、第1条件および第2条件は、制御装置60の備える記憶部63に記憶されている。
第1非優先供給機切り換え条件とは、優先供給機が設置されている部屋(第1エリアに相当、以下、優先供給部屋という)における加湿環境値ΔHaが第1判定値DHs(第1所定値に相当)未満であるという条件である。
第2非優先供給機切り換え条件とは、非優先供給機が設置されている部屋(第2エリアに相当、以下、非優先供給部屋という)における加湿環境値ΔHbが第1判定値DHsから所定値dDHを差し引いた値である第2判定値(第3所定値に相当)以上であるという条件である。
第3非優先供給機切り換え条件とは、優先供給部屋への加湿空気の供給が開始されてから、すなわち、優先供給機によって優先供給部屋の加湿が開始されてから所定の第1時間(例えば、10分)経過しているという条件である。
第1優先供給機切り換え条件とは、優先供給部屋における加湿環境値ΔHaが、第2判定値(第2所定値に相当)以上であるという条件である。
第2優先供給機切り換え条件とは、非優先供給部屋への加湿空気の供給が開始されてから、すなわち、非優先供給機によって非優先供給部屋の加湿が開始されてから所定の第2時間(例えば、1分)経過しているという条件である。
また、判定部69は、第1非優先供給機切り換え条件、第2非優先供給機切り換え条件および第3非優先供給機切り換え条件のうちのすべての条件が満たされた場合に、第1条件が満たされていると判定する。また、判定部69が第1条件を判定するタイミングとしては、優先供給部屋への加湿空気の供給が開始されてから所定の第1時間が経過したときに1度目の判定が行われ、第3非優先供給機切り換え条件が満たされていると判定されてからは所定の第3時間(例えば、1分)毎に判定が行われる。
さらに、判定部69は、第1優先供給機切り換え条件および第2優先供給機切り換え条件のいずれもが満たされていると判定された場合に、第2条件が満たされていると判定する。また、判定部69が第2条件を判定するタイミングとしては、非優先供給部屋への加湿空気の供給が開始されてから所定の第2時間が経過したときに1度目の判定が行われ、第2優先供給機切り換え条件が満たされていると判定されてからは所定の第4時間(例えば、30秒)毎に行われる。
なお、所定の第1時間と所定の第2時間とは、異なっていてもよく、同じでもよい。また、所定の第2時間を短時間にするほど、優先供給機に優先して加湿空気を供給することができる。さらに、所定の第3時間と所定の第4時間とは、異なっていてもよく、同じでもよい。また、所定の第4時間を短時間にすればするほど、優先供給機に優先して加湿空気を供給することができる。
さらに、切り換え制御部66は、第1優先供給機切り換え制御(第1制御に相当)と、非優先供給機切り換え制御(第2制御に相当)と、第2優先供給機切り換え制御(第3制御に相当)とを行う。
第1優先供給機切り換え制御とは、ユーザからの第1加湿指示または第2加湿指示のうち通信部67が先に受信した方の加湿指示が為された室内機、すなわち、優先供給機のみに加湿空気が供給されるように、空気流路切り換え部30の状態を切り換える制御のことである。
非優先供給機切り換え制御とは、第1優先供給機切り換え制御が行われた後であって、判定部69において第1条件が満たされていると判定された場合に、非優先供給機にのみ加湿空気が供給されるように、空気流路切り換え部30を切り換える制御のことである。
第2優先供給機切り換え制御とは、非優先供給機切り換え制御が行われた後であって、判定部69において第2条件が満たされていると判定された場合に、優先供給機にのみ加湿空気が供給されるように、空気流路切り換え部30の状態を切り換える制御のことである。
また、表示制御部64は、加湿空気が優先供給機に供給されているときは常に非優先供給機の他室加湿運転報知LED発光素子13a,13bが点灯するように、他室加湿運転報知LED発光素子13a,13bの動作を制御する。また、表示制御部64は、加湿空気が非優先供給機供給されているときは、非優先供給機の他室加湿運転報知LED発光素子13a,13bが消灯するように、他室加湿運転報知LED発光素子13a,13bの動作を制御する。
<加湿運転制御部による制御動作>
次に、加湿運転制御部62による制御動作について図8、図9および図10を用いて説明する。なお、以下の説明では、加湿空気供給スイッチ81a,81bがユーザによって押されておらず、加湿ユニット4から第1室内機本体18aまたは第2室内機本体18bに加湿空気が供給されていないものとする。
ユーザによって第1加湿空気供給スイッチ81aが押されると、第1室内機本体18aへの加湿空気の供給指示、すなわち、第1加湿指示の制御信号を通信部67が受信する。通信部67において第1加湿指示の制御信号が受信されると、加湿運転制御部62によって第1室内機本体18a、室外空調ユニット5および加湿ユニット4の各種機器が制御されるとともに、切り換え制御部66によって空気流路切り換え部30の状態が第1切り換え状態となるように空気流路切り換え部30が制御される第1優先供給機切り換え制御が行われる。そして、第1室内機本体18aに加湿空気が供給される。
その後、ユーザによって第2加湿空気供給スイッチ81bが押されると、第2室内機本体18bへの加湿空気の供給指示、すなわち、第2加湿指示の制御信号を通信部67が受信する。通信部67において第2加湿指示の制御信号が受信されると、優先供給機決定部65によって、第1室内機本体18aが優先供給機に決定され、第2室内機本体18bが非優先供給機に決定される(ステップS1)。また、優先供給機決定部65によって第2室内機本体18bが非優先供給機に決定されると、表示制御部64によって第2室内機本体18bの有する第2他室加湿運転報知LED発光素子13bが点灯するように、第2他室加湿運転報知LED発光素子13bの動作を制御される。
さらに、優先供給機決定部65によって優先供給機および非優先供給機が決定されると、切り換え制御部66の有する判定部69によって第1条件が満たされているか否かが判定される(ステップS2からステップS5)。判定部69による第1条件が満たされているか否かの判定は、第1非優先供給機切り換え条件、第2非優先供給機切り換え条件、および、第3非優先供給機切り換え条件のうちのすべての条件が満たされるまで繰り返される。また、判定部69によって第1条件が満たされていないと判定された場合、判定部69によって第1条件が満たされていると判定されるまで、空気流路切り換え部30において第1切り換え状態が維持される。なお、この場合、優先供給機が第1室内機本体18aであるため、第1部屋1aにおける第1加湿環境値が優先供給部屋における加湿環境値ΔHaに相当する。また、非優先供給機が第2室内機本体18bであるため、第2部屋1bにおける第2加湿環境値が非優先供給部屋における加湿環境値ΔHbに相当する。
判定部69によって第1条件が満たされていると判定された場合、切り換え制御部66は、空気流路切り換え部30の状態が第1切り換え状態から第2切り換え状態に切り換わるように空気流路切り換え部30を制御する非優先供給機切り換え制御を行う(ステップS6)。また、非優先供給機切り換え制御が行われると、表示制御部64によって第2室内機本体18bの有する第2他室加湿運転報知LED発光素子13bが消灯するように、第2他室加湿運転報知LED発光素子13bの動作が制御される。
さらに、非優先供給機切り換え制御が行われると、判定部69によって、第2条件が満たされているか否かが判定される(ステップS7からステップS9)。判定部69による第2条件が満たされているか否かの判定は、第1優先供給機切り換え条件、および、第2優先供給機切り換え条件が満たされるまで繰り返される。また、判定部69によって第2条件が満たされていないと判定された場合、判定部69によって第2条件が満たされていると判定されるまで、空気流路切り換え部30において第2切り換え状態が維持される。
判定部69によって第2条件が満たされていると判定された場合、切り換え制御部66は、空気流路切り換え部30の状態が第2切り換え状態から第1切り換え状態に切り換わるように空気流路切り換え部30を制御する第2優先供給機切り換え制御を行う(ステップS10)。また、第2優先供給機切り換え制御が行われると、表示制御部64によって第2室内機本体18bの有する第2他室加湿運転報知LED発光素子13bが点灯するように、第2他室加湿運転報知LED発光素子13bの動作が制御される。
さらに、第2優先供給機切り換え制御が行われると、加湿運転制御部62は、ステップS2からステップS10の制御を繰り返して行う。また、切り換え制御部66による空気流路切り換え部30の制御は、ユーザからリモコン80a,80b等を介して加湿運転停止の制御指令が送信されるまで継続される。
また、ユーザによって第2加湿空気供給スイッチ81bが押されると、第2室内機本体18bへの加湿空気の供給指示、すなわち、第2加湿指示の制御信号を通信部67が受信する。通信部67において第2加湿指示の制御信号が受信されると、加湿運転制御部62によって第2室内機本体18b、室外空調ユニット5および加湿ユニット4の各種機器が制御されるとともに、切り換え制御部66によって空気流路切り換え部30の状態が第2切り換え状態となるように空気流路切り換え部30が制御される第1優先供給機切り換え制御が行われる。そして、第2室内機本体18bに加湿空気が供給される。
その後、ユーザによって第1加湿空気供給スイッチ81aが押されると、第1室内機本体18aへの加湿空気の供給指示、すなわち、第1加湿指示の制御信号を通信部67が受信する。通信部67において第1加湿指示の制御信号が受信されると、優先供給機決定部65によって、第2室内機本体18bが優先供給機に決定され、第1室内機本体18aが非優先供給機に決定される(ステップS1)。また、優先供給機決定部65によって第1室内機本体18aが非優先供給機に決定されると、表示制御部64によって第1室内機本体18aの有する第1他室加湿運転報知LED発光素子13Aが点灯するように、第1他室加湿運転報知LED発光素子13aの動作を制御される。
さらに、優先供給機決定部65によって優先供給機および非優先供給機が決定されると、切り換え制御部66の有する判定部69によって第1条件が満たされているか否かが判定される(ステップS2からステップS5)。判定部69による第1条件が満たされているか否かの判定は、第1非優先供給機切り換え条件、第2非優先供給機切り換え条件、および、第3非優先供給機切り換え条件のうちのすべての条件が満たされるまで繰り返される。また、判定部69によって第1条件が満たされていないと判定された場合、判定部69によって第1条件が満たされていると判定されるまで、空気流路切り換え部30において第2切り換え状態が維持される。なお、この場合、優先供給機が第2室内機本体18bであるため、第2部屋1bにおける第2加湿環境値が優先供給部屋における加湿環境値ΔHaに相当する。また、非優先供給機が第1室内機本体18aであるため、第1部屋1aにおける第1加湿環境値が非優先供給部屋における加湿環境値ΔHbに相当する。
判定部69によって第1条件が満たされていると判定された場合、切り換え制御部66は、空気流路切り換え部30の状態が第2切り換え状態から第1切り換え状態に切り換わるように空気流路切り換え部30を制御する非優先供給機切り換え制御を行う(ステップS6)。また、非優先供給機切り換え制御が行われると、表示制御部64によって第1室内機本体18aの有する第1他室加湿運転報知LED発光素子13aが消灯するように、第1他室加湿運転報知LED発光素子13aの動作が制御される。
さらに、非優先供給機切り換え制御が行われると、判定部69によって、第2条件が満たされているか否かが判定される(ステップS7からステップS9)。判定部69による第2条件が満たされているか否かの判定は、第1優先供給機切り換え条件、および、第2優先供給機切り換え条件が満たされるまで繰り返される。また、判定部69によって第2条件が満たされていないと判定された場合、判定部69によって第2条件が満たされていると判定されるまで、空気流路切り換え部30において第1切り換え状態が維持される。
判定部69によって第2条件が満たされていると判定された場合、切り換え制御部66は、空気流路切り換え部30の状態が第1切り換え状態から第2切り換え状態に切り換わるように空気流路切り換え部30を制御する第2優先供給機切り換え制御を行う(ステップS10)。また、第2優先供給機切り換え制御が行われると、表示制御部64によって第1室内機本体18aの有する第1他室加湿運転報知LED発光素子13aが点灯するように、第1他室加湿運転報知LED発光素子13aの動作が制御される。
さらに、第2優先供給機切り換え制御が行われると、加湿運転制御部62は、ステップS2からステップS10の制御を繰り返して行う。また、切り換え制御部66による空気流路切り換え部30の制御は、ユーザからリモコン80a,80b等を介して加湿運転停止の制御指令が送信されるまで継続される。
<特徴>
(1)
従来より、複数の部屋を1台の換気装置を用いて換気することができる多室換気装置や多室換気システムがある。例えば、特開平11−311435号公報に開示されている多室換気装置では、送風機を有する本体(換気装置に相当)と、本体に接続されているチャンバーとを備えている。チャンバーには、部屋内の空気を吸引するための吸込口が、換気を行う部屋の数に相当する数だけ設けられている。また、チャンバーは、複数の吸込口を独立して開閉可能なダンパを有している。この多室換気装置では、それぞれのダンパを独立して稼働させることで、それぞれの部屋内の換気を独立して行うことができる。このようにして、この多室換気装置では、1台の本体を用いて、複数の部屋の換気を行っている。また、特開平5−223298号公報に開示されている多室換気システムでは、1台の換気装置と、換気装置に接続されている主ダクトと、主ダクトから複数の部屋内に分岐して配置されている複数の分岐ダクトとを備えている。この各分岐ダクトは、各部屋内から空気を取り込むための空気取込口を開閉するダンパをそれぞれ有している。この多室換気システムでは、各ダンパの稼働台数に基づいて必要な換気風量が決定されており、この決定された換気風量に応じて換気装置を稼働させている。このようにして、この多室換気システムでは、1台の換気装置を用いて、複数の部屋の換気を行っている。
ところで、室内機に加湿空気を供給する加湿機能を有する加湿装置に複数の室内機が接続されている空気調和機の場合、上述のような多室換気装置や多室換気システムを利用して、複数の部屋内に加湿空気を供給することが考えられる。
しかしながら、1つの部屋を加湿するために必要な加湿能力を有しているが複数の部屋を加湿するために必要な加湿能力を有していないような加湿装置に、上述のような多室換気装置や多室換気システムを対応させた場合、複数の部屋に居るユーザから同時に加湿空気の供給が要求されると、加湿空気を各部屋に分散して供給することになる。このため、加湿空気が各部屋に十分に供給されないために、ユーザに対して不快感を与えるおそれがある。
そこで、上記実施形態では、切り換え制御部66によって、第1優先供給機切り換え制御、非優先供給機切り換え制御、および、第2優先供給機切り換え制御が行われる。また、第1優先供給機切り換え制御、非優先供給機切り換え制御、および、第2優先供給機切り換え制御が行われることによって、加湿ユニット4から優先供給機または非優先供給機、すなわち、第1室内機本体18aまたは第2室内機本体18bのいずれか一方の室内機本体に加湿空気が供給されるように、空気流路切り換え部30の状態が切り換えられる。このため、1つの部屋内を加湿するために必要な加湿能力を有しているが複数の部屋内を加湿するために必要な加湿能力を有していないような小型の加湿ユニット4に対応させた場合でも、各室内機本体18a,18bに十分な加湿空気を供給することができる。したがって、各部屋1a,1bを加湿することができる。
これによって、ユーザに対して不快感を与えるおそれを減らすことができている。
また、上記実施形態では、切り換え制御部66によって、第1優先供給機切り換え制御と、非優先供給機切り換え制御と、第2優先供給機切り換え制御とが行われている。このため、先に加湿空気の加湿指示が為された室内機に対して優先的に加湿空気が供給される。したがって、優先供給機に対して優先的に加湿空気が供給されることで、ユーザに対して不快感を与えるおそれを減らすことができるため、ユーザに受け入れられやすい空気調和機を提供することができる。
さらに、上記実施形態では、1つの部屋内を加湿するために必要な加湿能力を有しているが、複数の部屋内を加湿するために必要な加湿能力を有していないような小型の加湿ユニット4が適用されているため、加湿ユニット4のサイズの増加を抑えることができている。このため、室外機3のサイズの増加を抑えることができている。
(2)
上記実施形態では、第1条件として優先供給部屋における加湿環境値に基づいて判断される第1非優先供給機切り換え条件が含まれており、第2条件として優先供給部屋における加湿環境値に基づいて判断される第1優先供給機切り換え条件が含まれている。このため、優先供給部屋内の加湿環境値に基づいて、空気流路切り換え部30の状態が切り換えられる。したがって、優先供給部屋の加湿が不十分となるおそれを減らすことができる。
これによって、ユーザに不快感を与えるおそれを減らすことができている。
(3)
上記実施形態では、第1条件として第1非優先供給機切り換え条件の他に、非優先供給部屋における加湿環境値に基づいて判断される第2非優先供給機切り換え条件、および、優先供給部屋への加湿空気の供給時間に基づいて判断される第3非優先供給機切り換え条件が含まれている。このため、優先供給部屋内および非優先供給部屋内の加湿環境値および優先供給部屋における加湿時間に基づいて、空気流路切り換え部30の状態が切り換えられる。
これによって、優先供給部屋および非優先供給部屋に対して、十分に加湿空気を供給することができる。
(4)
上記実施形態では、第2条件として、第1優先供給機切り換え条件の他に、非優先供給部屋への加湿空気の供給時間に基づいて判断される第2優先供給機切り換え条件が含まれている。このため、第2条件として第1優先供給機切り換え条件のみが含まれている場合と比較して、非優先供給部屋に対して加湿空気を供給することができている。
(5)
上記実施形態では、表示制御部64が、加湿空気が優先供給機に供給されているときは常に非優先供給機の他室加湿運転報知LED発光素子が点灯するように、他室加湿運転報知LED発光素子の動作を制御する。このため、非優先供給部屋内への加湿空気の供給指示をしたユーザに対して、優先供給部屋内に加湿空気が供給されていることを認識させやすくすることができる。したがって、優先供給部屋内に加湿空気が供給されているために非優先供給機内に加湿空気が供給されない場合でも、加湿指示をしたユーザに対して不快感を与えるおそれを少なくすることができている。
(6)
上記実施形態では、優先供給機決定部65は、第1加湿指示の制御信号、および、第2加湿指示の制御信号が通信部67において受信された順に応じて優先度を決定する。さらに、優先供給機決定部65は、優先度に基づいて、優先して加湿空気が供給される室内機である優先供給機を1台決定する。このため、この空気調和機100では、第1室内機本体18aまたは第2室内機本体18bのうちのいずれか一方を優先供給機に決定することができ、かつ、他方を非優先供給機に決定することができる。
<変形例>
(A)
上記実施形態では、優先供給機に加湿空気が供給されている時には、常に非優先供給機の他室加湿運転報知が点灯するように、表示制御部64がLED発光素子の動作を制御している。このようにして、この空気調和機100では、優先供給機に加湿空気が供給されている間は、優先供給機に加湿空気を供給中であることを非優先供給機の表示部17a,17bから報知している。
これに代えて、優先供給機に加湿空気を供給中であることが、非優先供給機の備えるリモコンや室内機本体等の有する液晶表示部によって、報知されてもよい。
例えば、制御装置の通信部から送信された情報の内容やメッセージ等を表示することができる液晶表示部を有するリモコンを備える空気調和機について説明する。なお、液晶表示部に表示されるメッセージ等の表示は、制御装置の有する表示制御部によって制御される。
表示制御部は、優先供給機に加湿空気が供給されている場合には、非優先供給機の液晶表示部に「他室加湿運転中」というメッセージが表示されるように、非優先供給機の液晶表示部の表示動作を制御する。また、表示制御部は、非優先供給機に加湿空気が供給されている場合には、非優先供給機の液晶表示部に「他室加湿運転中」というメッセージが表示されないように、非優先供給機の液晶表示部の表示動作を制御する。
このように、優先供給機に加湿空気を供給中であることをリモコンの液晶表示部にメッセージとして表示することによって、室内機本体の表示部において報知される場合と比較して、ユーザに認識させやすくすることができる。
(B)
上記実施形では、1台の室外機3と、2台の室内機2a,2bとが冷媒配管によって並列に接続されている。
これに代えて、1台の室外機に、冷媒配管によって複数台の室内機が並列に接続されていてもよい。
例えば、1台の室外機103と、3台の室内機102a,102b,102cとが冷媒配管によって並列に接続されている空気調和機200を例として説明する。なお、この空気調和機200において、室内機102a,102b,102c、加湿ユニット本体(図示せず)および室外空調ユニット105の構成は、上記実施形態と同様の構成であるため、説明を省略する。
この空気調和機200は、図11に示すように、それぞれの室内機本体118a,118b,118cと加湿ユニット104との間に、それぞれの室内機本体118a,118b,118cの内部空間と加湿ユニット104の内部空間とを連通させることが可能な吸排気ホース106a,106b,106cが設けられている。また、吸排気ホース106a,106b,106cは、空気流路切り換え部130を介して吸排気ダクト158に接続されている。
また、空気流路切り換え部30は、図11に示すように、吸排気ダクト158および吸排気ホース106a,106b,106cに接続される回転式の空気流路切り換え手段である。また、空気流路切り換え部130は、加湿ユニットケーシングの内側に配置されている。
空気流路切り換え部130は、図12に示すように、切り換え部ケーシング131と、ダンパ132とを有している。切り換え部ケーング131は、第1切り換え部ケーシング133と第2切り換え部ケーシング134とから構成されている。第1切り換え部ケーシング133は、図12(b)に示すように、略円筒形状を有しており、上側および下側が開口している。なお、本実施形態における「上下」は、図12(b)における上下を意味している。また、第2切り換え部ケーシング134は、略円形状の部材であり、その面積は第1切り換え部ケーシング133の下側の開口の面積と略同一である。また、第2切り換え部ケーシング134には、第1開口135aと第2開口135bと第3開口135cとが設けられている。なお、第1開口135aの面積と第2開口135bの面積と第3開口135cとはそれぞれ同一である。また、第1開口135a、第2開口135bおよび第3開口135cの面積は、第1切り換え部ケーシング133の上側の開口の面積よりも小さい。さらに、第1開口135aの周辺部から下方に第1接続部が延びており、第2開口135bの周辺部から下方に第2接続部が延びており、第3開口135cの周辺部から下方に第3接続部が延びている。また、切り換え部ケーシング131は、上側の開口を介して吸排気ダクト158と接続されており、下側の第1開口135aを介して第1吸排気ホース106aと接続されており、第2開口135bを介して第2吸排気ホース106bと接続されおり、第3開口135cを介して第3吸排気ホース106cと接続されている。
ダンパ132は、板状部材であり、第2切り換え部ケーシング134に回転可能に取り付けられている。なお、ダンパ132は、第2駆動モータ(図示せず)が駆動することによって回転する。また、空気流路切り換え部30は、ダンパ32が回転することによって、第1切り換え状態、第2切り換え状態および第3切り換え状態に切り換わることが可能である。以下、第1切り換え状態、第2切り換え状態および第3切り換え状態について説明する。
第1切り換え状態とは、第2切り換え部ケーシング134に設けられている第2開口135bおよび第3開口135cを覆うように、ダンパ132が配置されている状態である。また、第1開口135aは、開放された状態となる。このため、切り換え部ケーシング131は、上側で吸排気ダクト158と接続されており、下側で第1開口135aが開放されることで第1吸排気ホース106aと接続されている状態となる。したがって、吸排気ダクト158と、第1吸排気ホース106aとが連通している状態になる。
これによって、吸排気切り換えダンパが給気状態であり、かつ、空気流路切り換え部130が第1切り換え状態である場合には、吸排気ダクト158を通ってきた空気が、切り換え部ケーシング131内部を介して、第1開口135aから第1吸排気ホース106aに流れる。また、吸排気切り換えダンパが排気状態であり、かつ、空気流路切り換え部130が第1切り換え状態である場合には、第1室内機本体118aに吸い込まれた第1部屋101a内の空気が、第1吸排気ホース106aを通り、切り換え部ケーシング131内部を通って、吸排気ダクト158を介して吸排気口107cから室外に排出される。
第2切り換え状態とは、図12(a)に示すように、第2切り換え部ケーシング134に設けられている第1開口135aおよび第3開口135cを覆うように、ダンパ132が配置されている状態である。また、第2開口135bは、開放された状態となる。このため、切り換え部ケーシング131は、上側で吸排気ダクト158と接続されており、下側で第2開口135bが開放されることで第2吸排気ホース106bと接続されている状態となる。したがって、吸排気ダクト158と、第2吸排気ホース106bとが連通している状態になる。
これによって、吸排気切り換えダンパが給気状態であり、かつ、空気流路切り換え部130が第2切り換え状態である場合には、図12(b)の矢印で示すように、吸排気ダクト158を通ってきた空気が、切り換え部ケーシング131内部を介して、第2開口135bから第2吸排気ホース106bに流れる。また、吸排気切り換えダンパが排気状態であり、かつ、空気流路切り換え部130が第2切り換え状態である場合には、第2室内機本体118bに吸い込まれた第2部屋101b内の空気が、第2吸排気ホース106bを通り、切り換え部ケーシング131内部を通って、吸排気ダクト158を介して吸排気口107cから室外に排出される。
第3切り換え状態とは、第2切り換え部ケーシング134に設けられている第1開口135aおよび第2開口135bを覆うように、ダンパ132が配置されている状態である。また、第3開口135cは、開放された状態となる。このため、切り換え部ケーシング131は、上側で吸排気ダクト158と接続されており、下側で第3開口135cが開放されることで第3吸排気ホース106cと接続されている状態となる。したがって、吸排気ダクト158と、第3吸排気ホース106cとが連通している状態になる。
これによって、吸排気切り換えダンパが給気状態であり、かつ、空気流路切り換え部130が第3切り換え状態である場合には、吸排気ダクト158を通ってきた空気が、切り換え部ケーシング131内部を介して、第3開口135cから第3吸排気ホース106cに流れる。また、吸排気切り換えダンパが排気状態であり、かつ、空気流路切り換え部130が第3切り換え状態である場合には、第3室内機本体118cに吸い込まれた第3部屋101c内の空気が、第3吸排気ホース106cを通り、切り換え部ケーシング131内部を通って、吸排気ダクト158を介して吸排気口107cから室外に排出される。
また、第2駆動モータの駆動は、切り換え制御部によって制御されている。以下に、切り換え制御部を備える制御装置について説明する。
<制御装置>
制御装置は、室内ファン、室内熱交換器、他室加湿運転報知LED発光素子、圧縮機、四路切換弁、室外ファン、室外熱交換器、室外膨張弁、加湿ロータ、第1駆動モータ、吸着用送風装置、加熱装置および第2駆動モータ等の各種機器と接続されている。また、制御装置は、通信部を備えている。通信部は、リモコン180a,180b,180cから送信される冷房運転や暖房運転等の通常運転や加湿運転等の各種運転モードの制御信号を受信する。
また、制御装置は、通常運転制御部と、加湿運転制御部とを備えている。通常運転制御部は、リモコン180a,180b,180cから送信される制御信号に基づいて、空気調和機200において冷房運転や暖房運転等を含む通常運転が行われるように、空気調和機200の各種機器の動作制御を行う。また、加湿運転制御部は、リモコン180a,180b,180cから送信される制御信号に基づいて、空気調和機200において加湿運転が行われるように、空気調和機200の各種機器の動作制御を行う。
さらに、加湿運転制御部は、優先供給機決定部を備えている。優先供給機決定部は、ユーザによって第1リモコン180aの有する第1加湿空気供給スイッチが押されることによって送信される第1部屋101a内に加湿空気を供給するという指示である第1加湿指示の制御信号、ユーザによって第2リモコン180bの有する第2加湿空気供給スイッチが押されることによって送信される第2部屋101b内に加湿空気を供給するという指示である第2加湿指示の制御信号、および、ユーザによって第3リモコン180cの有する第3加湿空気供給スイッチが押されることによって送信される第3部屋101c内に加湿空気を供給するという指示である第3加湿指示の制御信号が通信部において受信された順に応じて優先度を決定する。
また、優先供給機決定部は、優先度に基づいて、最も優先して加湿空気が供給される室内機本体である最優先供給機(第1供給機に相当)を1台決定する。また、優先供給機決定部は、優先度に基づいて、最優先供給機以外の室内機本体から、優先供給機(第2供給機に相当)と非優先供給機とを決定する。このため、第1室内機本体118a、第2室内機本体118bおよび第3室内機本体118cのうちのいずれか1台が最優先供給機に決定され、最優先供給機以外の室内機本体が優先供給機に決定され、最優先供給機および優先供給機以外の室内機本体が非優先供給機に決定される。
例えば、通信部において第1加湿指示、第2加湿指示、第3加湿指示の順に受信された場合、優先供給機決定部は、第1加湿指示を優先度「高」と決定し、第2加湿指示を優先度「中」と決定し、第3加湿指示を優先度「低」と決定する。そして、優先供給機決定部は、決定した優先度に基づいて、優先度が「高」である第1室内機本体118aを最優先供給機に決定し、優先度が「中」である第2室内機本体118bを優先供給機に決定し、優先度が「低」である第3室内機本体118cを非優先供給機に決定する。
また、例えば、通信部において第1加湿指示、第3加湿指示、第2加湿指示の順に受信された場合、優先供給機決定部は、第1加湿指示を優先度「高」と決定し、第3加湿指示を優先度「中」と決定し、第2加湿指示を優先度「低」と決定する。そして、優先供給機決定部は、決定した優先度に基づいて、優先度が「高」である第1室内機本体118aを最優先供給機に決定し、優先度が「中」である第3室内機本体118cを優先供給機に決定し、優先度が「低」である第2室内機本体118bを非優先供給機に決定する。
また、例えば、通信部において、第2加湿指示、第1加湿指示、第3加湿指示の順に受信された場合、優先供給機決定部は、第2加湿指示を優先度「高」と決定し、第1加湿指示を優先度「中」と決定し、第3加湿指示を優先度「低」と決定する。そして、優先供給機決定部は、決定した優先度に基づいて、優先度が「高」である第2室内機本体118bを最優先供給機に決定し、優先度が「中」である第1室内機本体118aを優先供給機に決定し、優先度が「低」である第3室内機本体118cを非優先供給機に決定する。
また、例えば、通信部において、第2加湿指示、第3加湿指示、第1加湿指示の順に受信された場合、優先供給機決定部は、第2加湿指示を優先度「高」と決定し、第3加湿指示を優先度「中」と決定し、第1加湿指示を優先度「低」と決定する。そして、優先供給機決定部は、決定した優先度に基づいて、優先度が「高」である第2室内機本体118bを最優先供給機に決定し、優先度が「中」である第3室内機本体118cを優先供給機に決定し、優先度が「低」である第1室内機本体118aを非優先供給機に決定する。
また、例えば、通信部において、第3加湿指示、第1加湿指示、第2加湿指示の順に受信された場合、優先供給機決定部は、第3加湿指示を優先度「高」と決定し、第1加湿指示を優先度「中」と決定し、第2加湿指示を優先度「低」と決定する。そして、優先供給機決定部は、決定した優先度に基づいて、優先度が「高」である第3室内機本体118cを最優先供給機に決定し、優先度が「中」である第1室内機本体118aを優先供給機に決定し、優先度が「低」である第2室内機本体118bを非優先供給機に決定する。
また、例えば、通信部において、第3加湿指示、第2加湿指示、第1加湿指示の順に受信された場合、優先供給機決定部は、第3加湿指示を優先度「高」と決定し、第2加湿指示を優先度「中」と決定し、第1加湿指示を優先度「低」と決定する。そして、優先供給機決定部は、決定した優先度に基づいて、優先度が「高」である第3室内機本体118cを最優先供給機に決定し、優先度が「中」である第2室内機本体118bを優先供給機に決定し、優先度が「低」である第1室内機本体118aを非優先供給機に決定する。
さらに、加湿運転制御部は、切り換え制御部を備えている。切り換え制御部は、算出部を有している。算出部は、第1室内機102aにおいて、ユーザによって予め設定されている設定湿度値から第1部屋101a内の湿度を測定するための第1湿度センサの計測値である第1計測値を差し引いた値である第1加湿環境値を算出する。また、算出部は、第2室内機102bにおいて、ユーザによって予め設定されている設定湿度値から第2部屋101b内の湿度を測定するための第2湿度センサの計測値である第2計測値を差し引いた値である第2加湿環境値を算出する。さらに、算出部は、第3室内機102cにおいて、ユーザによって予め設定されている設定湿度値から第3部屋101c内の湿度を測定するための第3湿度センサの計測値である第3計測値を差し引いた値である第3加湿環境値を算出する。
また、切り換え制御部は、判定部を有している。判定部は、第1条件、第2条件、第3条件、第4条件および第5条件が満たされているか否かを判定する。第1条件には、第1優先供給機切り換え条件(第1切り換え条件に相当)、第2優先機切り換え条件(第3切り換え条件に相当)、および、第3優先機切り換え条件(第4切り換え条件に相当)が含まれる。また、第2条件には、第1最優先供給機切り換え条件(第2切り換え条件に相当)が含まれる。第3条件には、第1非優先供給機切り換え条件、第2非優先機切り換え条件(第5切り換え条件に相当)、および、第3非優先機切り換え条件が含まれる。第4条件には、第2最優先供給機切り換え条件が含まれる。第5条件には、第4優先供給機切り換え条件が含まれる。なお、第1条件、第2条件、第3条件、第4条件および第5条件は、制御装置の備える記憶部に記憶されている。
第1条件に含まれる第1優先供給機切り換え条件とは、最優先供給機が設置されている部屋(第1エリアに相当、以下、最優先供給部屋という)における加湿環境値ΔHaが第1判定値DHs(第1所定値に相当)未満であるという条件である。
また、第1条件に含まれる第2優先供給機切り換え条件とは、優先供給機が設置されている部屋(第2エリアに相当、以下、優先供給部屋という)における加湿環境値ΔHbが第1判定値DHsから所定値dDHを差し引いた値である第2判定値(第3所定値に相当)以上であるという条件である。
さらに、第1条件に含まれる第3優先供給機切り換え条件とは、最優先供給部屋への加湿空気の供給が開始されてから、すなわち、最優先供給機によって最優先供給部屋の加湿が開始されてから所定の第5時間(例えば、10分)経過しているという条件である。
判定部は、第1優先供給機切り換え条件、第2優先供給機切り換え条件および第3優先供給機切り換え条件のうちのすべての条件が満たされた場合に、第1条件が満たされていると判定する。また、判定部が第1条件を判定するタイミングとしては、最優先供給部屋への加湿空気の供給が開始されてから所定の第5時間が経過したときに1度目の判定が行われ、第3優先供給機切り換え条件が満たされていると判定されてからは所定の第6時間(例えば、1分)毎に判定が行われる。
また、第2条件に含まれる第1最優先供給機切り換え条件とは、最優先供給部屋における加湿環境値ΔHaが、第2判定値(第2所定値に相当)以上であるという条件である。
判定部は、第1最優先供給機切り換え条件が満たされていると判定された場合に、第2条件が満たされていると判定する。また、判定部は、所定の第7時間(例えば、30秒)毎に第2条件を判定する。
第3条件に含まれる第1非優先供給機切り換え条件とは、優先供給部屋における加湿環境値ΔHbが第1判定値DHs未満であるという条件である。
また、第3条件に含まれる第2非先供給機切り換え条件とは、優先供給部屋への加湿空気の供給が開始されてから、すなわち、優先供給機によって優先供給部屋の加湿が開始されてから所定の第8時間(例えば、5分)経過しているという条件である。
さらに、第3条件に含まれる第3非先供給機切り換え条件とは、非優先供給機が設置されている部屋(以下、非優先供給部屋という)における加湿環境値ΔHcが第2判定値以上であるという条件である。
判定部は、第1非優先供給機切り換え条件、第2非優先供給機切り換え条件および第3非優先供給機切り換え条件のうちのすべての条件が満たされた場合に、第3条件が満たされていると判定する。また、判定部が第3条件を判定するタイミングとしては、優先供給部屋への加湿空気の供給が開始されてから所定の第8時間が経過したときに1度目の判定が行われ、第2非優先供給機切り換え条件が満たされていると判定されてからは所定の第9時間(例えば、1分)毎に判定が行われる。
第4条件に含まれる第2最優先供給機切り換え条件とは、最優先供給部屋における加湿環境値ΔHaが、第2判定値以上であるという条件である。
判定部は、第2最優先供給機切り換え条件が満たされていると判定された場合に、第4条件が満たされていると判定する。また、判定部は、非優先供給部屋に加湿空気が供給されている場合に、所定の第10時間(例えば、30秒)毎に第4条件を判定する。
第5条件に含まれる第4優先供給機切り換え条件とは、優先供給部屋における加湿環境値ΔHbが、第2判定値以上であるという条件である。
判定部は、第4優先供給機切り換え条件が満たされていると判定された場合に、第5条件が満たされていると判定する。また、判定部は、非優先供給部屋に加湿空気が供給されている場合に、所定の第11時間(例えば、30秒)毎に第5条件を判定する。
さらに、切り換え制御部は、第1最優先供給機切り換え制御(第1制御に相当)と、第1優先供給機切り換え制御(第2制御に相当)と、非優先供給機切り換え制御(第3制御に相当)と、第2最優先供給機切り換え制御(第3制御に相当)と、第3最優先供給機切り換え制御と、第2優先供給機切り換え制御とを行う。
第1最優先供給機切り換え制御とは、ユーザからの第1加湿指示、第2加湿指示、または第3加湿指示のうち通信部が最初に受信した加湿指示が為された室内機、すなわち、最優先供給機のみに加湿空気が供給されるように、空気流路切り換え部130の状態を切り換える制御のことである。
第1優先供給機切り換え制御とは、第1最優先供給機切り換え制御が行われた後であって、判定部において第1条件が満たされていると判定された場合に、優先供給機にのみ加湿空気が供給されるように、空気流路切り換え部130の状態を切り換える制御のことである。
非優先供給機切り換え制御とは、第1優先供給機切り換え制御が行われた後であって、判定部において、第2条件が満たされておらず、かつ、第3条件が満たされていると判定された場合に、非優先供給機にのみ加湿空気が供給されるように、空気流路切り換え部130の状態を切り換える制御のことである。
第2最優先供給機切り換え制御とは、第1優先供給機切り換え制御が行われた後であって、判定部において、第2条件が満たされていると判定された場合に、最優先供給機にのみ加湿空気が供給されるように、空気流路切り換え部130の状態を切り換える制御のことである。
第3最優先供給機切り換え制御とは、非優先供給機切り換え制御が行われた後であって、判定部において第4条件が満たされていると判定された場合に、最優先供給機にのみ加湿空気が供給されるように、空気流路切り換え部130の状態を切り換える制御のことである。
第2優先供給機切り換え制御とは、非優先供給機切り換え制御が行われた後であって、判定部において第5条件が満たされていると判定された場合に、優先供給機にのみ加湿空気が供給されるように、空気流路切り換え部130の状態を切り換える制御のことである。
また、表示制御部は、加湿空気が最優先供給機に供給されているときは常に優先供給機の他室加湿運転報知LED発光素子が点灯するように、優先供給機の他室加湿運転報知LED発光素子の動作を制御する。また、表示制御部は、加湿空気が優先供給機供給されているときは、優先供給機の他室加湿運転報知LED発光素子が消灯するように、優先供給機の他室加湿運転報知LED発光素子の動作を制御する。
さらに、表示制御部は、加湿空気が最優先供給機または優先供給機に供給されているときは常に非優先供給機の他室加湿運転報知LED発光素子が点灯するように、非優先供給機の他室加湿運転報知LED発光素子の動作を制御する。また、表示制御部は、加湿空気が非優先供給機供給されているときは、非優先供給機の他室加湿運転報知LED発光素子が消灯するように、非優先供給機の他室加湿運転報知LED発光素子の動作を制御する。
<加湿運転制御部による制御動作>
次に、加湿運転制御部による制御動作の一例について、図13、図14、図15、図16、図17、図18を用いて説明する。なお、以下の説明では、加湿空気供給スイッチがユーザによって押されておらず、第1室内機本体118a、第2室内機本体118b、および第3室内機本体118cに加湿空気が供給されていないものとする。
ユーザによって第1加湿空気供給スイッチが押されると、第1室内機本体118aへの加湿空気の供給指示、すなわち、第1加湿指示を通信部が受信する。通信部において第1加湿指示が受信されると、加湿運転制御部によって第1室内機本体118a、室外空調ユニット105および加湿ユニット104の各種機器が制御されるとともに、切り換え制御部によって空気流路切り換え部130の状態が第1切り換え状態となるように空気流路切り換え部130が制御される第1最優先供給機切り換え制御が行われる。そして、第1室内機本体118aに加湿空気が供給される。
その後、ユーザによって第2加湿空気供給スイッチが押されると、第2室内機本体118bへの加湿空気の供給指示、すなわち、第2加湿指示を通信部が受信する。通信部において第2室内機本体118bへの加湿空気の加湿指示が受信されると、優先供給機決定部によって、第1室内機本体118aが最優先供給機に決定され、第2室内機本体118bが優先供給機に決定される。また、優先供給機決定部によって第2室内機本体118bが優先供給機に決定されると、表示制御部によって第2室内機本体118bの有する他室加湿運転報知LED発光素子が点灯するように、他室加湿運転報知LED発光素子の動作を制御される。
さらに、優先供給機決定部によって最優先供給機および優先供給機が決定されると、切り換え制御部の有する判定部によって第1条件が満たされているか否かが判定される(ステップS21からステップS24)。判定部による第1条件が満たされているか否かの判定は、第1優先供給機切り換え条件、第2優先供給機切り換え条件、および、第3優先供給機切り換え条件のうちのすべての条件が満たされるまで繰り返される。また、判定部によって第1条件が満たされていないと判定された場合、判定部によって第1条件が満たされていると判定されるまで、空気流路切り換え部130において第1切り換え状態が維持される。なお、この場合、最優先供給機が第1室内機本体118aであるため、第1部屋101aにおける第1加湿環境値が最優先供給部屋における加湿環境値ΔHaに相当する。また、優先供給機が第2室内機本体118bであるため、第2部屋101bにおける第2加湿環境値が優先供給部屋における加湿環境値ΔHbに相当する。
判定部によって第1条件が満たされていると判定された場合、切り換え制御部は、空気流路切り換え部130の状態が第1切り換え状態から第2切り換え状態に切り換わるように空気流路切り換え部130を制御する第1優先供給機切り換え制御を行う(ステップS25)。また、切り換え制御部によって第1優先供給機切り換え制御が行われると、表示制御部によって第2室内機本体118bの有する他室加湿運転報知LED発光素子が消灯するように、他室加湿運転報知LED発光素子の動作が制御される。
そして、第1優先供給機切り換え制御が行われると、判定部によって、第2条件が満たされているか否かが判定される(ステップS26およびステップS27)。判定部によって第2条件である第1最優先供給機切り換え条件が満たされていると判定された場合、切り換え制御部は、空気流路切り換え部130の状態が第2切り換え状態から第1切り換え状態に切り換わるように空気流路切り換え部130を制御する第2最優先供給機切り換え制御を行う(ステップS28)。また、切り換え制御部によって第2最優先供給機切り換え制御が行われると、表示制御部によって第2室内機本体118bの有する他室加湿運転報知LED発光素子が点灯するように、LED発光素子の動作が制御される。そして、第2最優先供給機切り換え制御が行われると、加湿運転制御部によって、ステップS21から後述するステップS40までの制御が繰り返し行われる。また、切り換え制御部による空気流路切り換え部130の制御は、ユーザからリモコン180a,180b,180c等を介して加湿運転停止の制御指令が送信されるまで継続される。
また、判定部によって、第2条件が満たされていないと判定された場合、切り換え制御部は、優先供給機決定部によって非優先供給機が決定されているか否かを判断する(ステップS29)。優先供給機決定部によって非優先供給機が決定されていないと判断した場合、判定部によって、第2条件が満たされているか否かが更に判定される(ステップS26)。このように、加湿運転制御部によって、ステップS26からの制御が継続される。
また、ユーザによって第3加湿空気供給スイッチが押されると、第3室内機本体118cへの加湿空気の供給指示、すなわち、第3加湿指示を通信部が受信する。優先供給機決定部によって最優先供給機および優先供給機が決定されている場合に、通信部において第3室内機本体118cへの加湿空気の加湿指示が受信されると、優先供給機決定部によって、第3室内機本体118cが非優先供給機に決定される。ここでは、最優先供給機として第1室内機本体118aが決定されており、優先供給機として第2室内機本体118bが決定されているため、優先供給機決定部によって、第3室内機本体118cが非優先供給機に決定される。また、優先供給機決定部によって第3室内機本体118cが非優先供給機に決定されると、最優先供給機または優先供給機に加湿空気が供給されている場合には、表示制御部によって第3室内機本体118cの有する他室加湿運転報知LED発光素子が点灯するように、他室加湿運転報知LED発光素子の動作を制御される。
そして、ステップS29において、切り換え制御部が優先供給機決定部によって非優先供給機が決定されていると判断した場合、判定部によって第3条件が満たされているか否かが判定される(ステップS30からステップS33)。なお、この場合、非優先供給機が第3室内機本体118cであるため、第3部屋101cにおける第3加湿環境値が非優先供給部屋における加湿環境値ΔHcに相当する。
判定部によって第3条件である第1非優先供給機切り換え条件、第2非優先供給機切り換え条件、および、第3非優先供給機切り換え条件が満たされていると判定された場合、切り換え制御部は、空気流路切り換え部130の状態が第2切り換え状態から第3切り換え状態に切り換わるように空気流路切り換え部130を制御する非優先供給機切り換え制御を行う(ステップS34)。また、切り換え制御部によって非優先供給機切り換え制御が行われると、表示制御部によって第3室内機本体118cの有する他室加湿運転報知LED発光素子が消灯するように、他室加湿運転報知LED発光素子の動作が制御される。
また、切り換え制御部によって非優先供給機切り換え制御が行われると、判定部によって、第4条件が満たされているか否かが判定される(ステップS35およびステップS36)。判定部によって第4条件が満たされていると判定された場合、切り換え制御部は、空気流路切り換え部の状態が第3切り換え状態から第1切り換え状態に切り換わるように空気流路切り換え部130を制御する第3最優先供給機切り換え制御を行う(ステップS37)。
また、切り換え制御部によって第3最優先供給機切り換え制御が行われると、表示制御部によって第2室内機本体118bおよび第3室内機本体118cの有する他室加湿運転報知LED発光素子がそれぞれ点灯するように、それぞれの他室加湿運転報知LED発光素子の動作が制御される。そして、第3最優先供給機切り換え制御が行われると、加湿運転制御部によって、ステップS21からの制御が継続して行われる。また、切り換え制御部による空気流路切り換え部130の制御は、ユーザからリモコン180a,180b,180c等を介して加湿運転停止の制御指令が送信されるまで継続される。
また、判定部によって第4条件が満たされていないと判定された場合、判定部は、第5条件を更に判定する(ステップS38およびステップS39)。
判定部によって、第5条件が満たされていると判定された場合、切り換え制御部は、空気流路切り換え部130の状態が第3状態から第2状態に切り換わるように空気流路切り換え部130を制御する第2優先供給機切り換え制御を行う(ステップS40)。また、切り換え制御部によって第2優先供給機切り換え制御が行われると、表示制御部によって第3室内機本体118cの有する他室加湿運転報知LED発光素子が点灯するように、LED発光素子の動作が制御される。そして、第2優先供給機切り換え制御が行われると、加湿運転制御部は、ステップS26からの制御を継続して行う。また、切り換え制御部による空気流路切り換え部130の制御は、ユーザからリモコン180a,180b,180c等を介して加湿運転停止の制御指令が送信されるまで継続される。
また、判定部によって、第5条件が満たされていないと判定された場合、判定部によって、第4条件が更に判定される(ステップS35)。そして、加湿運転制御部は、ステップS35からステップS40の制御を繰り返して行う。また、切り換え制御部による空気流路切り換え部130の制御は、ユーザからリモコン180a,180b,180c等を介して加湿運転停止の制御指令が送信されるまで継続される。
なお、上記では、優先供給機決定部によって、第1室内機本体118aが最優先供給機に決定され、第2室内機本体118bが優先供給機に決定され、第3室内機本体118cが非優先供給機に決定されている例を挙げているが、上述のように第1加湿指示、第2加湿指示、および、第3加湿指示が為された順に基づいて、最優先供給機、優先供給機、および、非優先供給機が決定される。このため、切り換え制御部による空気流路切り換え部130の状態の切り換えは、優先供給機決定部によって決定される最優先供給機、優先供給機、および、非優先供給機について適宜行われる。
(C)
上記実施形態では、優先供給機決定部65によって、優先して加湿空気が供給される室内機本体である優先供給機が決定されている。そして、決定された優先供給機に対して加湿空気が優先的に供給されるように、切り換え制御部66によって、空気流路切り換え部30の状態が切り換えられている。
これに代えて、上記実施形態のように、切り換え制御部によって優先供給機に対して加湿空気が優先的に供給されるように空気流路切り換え部の状態が切り換えられる制御(第1優先供給機切り換え制御、非優先供給機切り換え制御および第2優先供給機切り換え制御、以下、優先供給機自動切り換え制御という)が行われるか否かをユーザが設定するための設定部が設けられていてもよい。
例えば、設定部において、優先供給機自動切り換え制御が行われるように設定されている場合には、切り換え制御部によって優先供給機自動切り換え制御が行われる。また、設定部において、優先供給機自動切り換え制御が行われないように設定されている場合には、切り換え制御部によって優先供給機自動切り換え制御は行われない。また、設定部には、例えば、ユーザによって各種設定が行われるスイッチであるジャンパスイッチやディップスイッチ等のスイッチが含まれる。ユーザは、これらスイッチを操作することによって、切り換え制御部によって優先供給機自動切り換え制御が行われるか否かを設定することができる。
例えば、設定部292として、ディップスイッチ290,291が採用されている空気調和機について説明する。この空気調和機では、ユーザによってディップスイッチ290,291がオン、または、オフされることによって、切り換え制御部266による優先供給機自動切り換え制御が行われるか否かが設定される。また、図19に示すように、ディップスイッチ290,291には、第1ディップスイッチ290および第2ディップスイッチ291が含まれる。
ユーザによって、第1ディップスイッチ290および第2ディップスイッチ291がオンにされている場合には、切り換え制御部266による優先供給機自動切り換え制御が行われる。具体的には、第1ディップスイッチ290および第2ディップスイッチ291がオンにされている場合には、優先供給機決定部265によってユーザからの加湿空気の供給指示が最初に為された室内機が優先供給機に決定され、切り換え制御部266によって優先供給機に対して加湿空気が供給されるように空気流路切り換え部の状態が切り換えられる。その後、優先供給機以外の室内機に対して、ユーザからの加湿空気の供給指示が為された場合であって第1条件が満たされた場合にのみ、切り換え制御部266によって、ユーザからの加湿空気の供給指示が為された優先供給機以外の室内機に対して加湿空気が供給されるように、空気流路切り換え部の状態が切り換えられる。また、優先供給機以外の室内機に対して加湿空気が供給されている状態で第2条件が満たされた場合には、切り換え制御部266によって優先供給機に対して加湿空気が供給されるように、空気流路切り換え部の状態が切り換えられる。
また、ユーザによって第1ディップスイッチ290または第2ディップスイッチ291の少なくともいずれか一方がオフにされている場合には、切り換え制御部266による優先供給機自動切り換え制御が行われず、切り換え制御部266による優先供給機自動切り換え制御以外の制御が行われる。
例えば、ユーザによって、第1ディップスイッチ290がオンにされており、第2ディップスイッチ291がオフにされている場合には、第2室内機に優先して加湿空気が供給されるように、切り換え制御部266によって空気流路切り換え部が切り換えられる。具体的には、第1ディップスイッチ290がオンにされており、第2ディップスイッチ291がオフにされている場合に、ユーザによって、第1加湿空気供給スイッチ281aよりも先に第2加湿空気供給スイッチ281bが押された場合、空気流路切り換え部の状態が第2切り換え状態となるように空気流路切り換え部が制御される。そして、第2室内機本体に加湿空気が供給される。その後、ユーザによって第1加湿空気供給スイッチ281aが押された場合、空気流路切り換え部の状態は、第1切り換え状態には切り換わらずに、第2切り換え状態が維持される。
また、第1ディップスイッチ290がオンされており、第2ディップスイッチ291がオフされている状態で、ユーザによって、第2加湿空気供給スイッチ281bよりも先に第1加湿空気供給スイッチ281aが押された場合、空気流路切り換え部の状態が第1切り換え状態となるように空気流路切り換え部が制御される。そして、第1室内機本体に加湿空気が供給される。その後、ユーザによって第2加湿空気供給スイッチ281bが押された場合、空気流路切り換え部の状態は、第1切り換え状態から第2切り換え状態に切り換わる。
このように、第1ディップスイッチ290がオンされており、第2ディップスイッチ291がオフされている場合には、第2室内機に優先的に加湿空気が供給される。
また、ユーザによって、第1ディップスイッチ290がオフにされており、第2ディップスイッチ291がオンにされている場合には、第1室内機に優先して加湿空気が供給されるように、切り換え制御部266によって空気流路切り換え部が切り換えられる。具体的には、第1ディップスイッチ290がオフにされており、第2ディップスイッチ291がオンにされている場合に、ユーザによって、第1加湿空気供給スイッチ281aよりも先に第2加湿空気供給スイッチ281bが押された場合、空気流路切り換え部の状態が第2切り換え状態となるように空気流路切り換え部が制御される。そして、第2室内機本体に加湿空気が供給される。その後、ユーザによって第1加湿空気供給スイッチ281aが押された場合、空気流路切り換え部の状態は、第2切り換え状態から第1切り換え状態に切り換わるように、空気流路切り換え部が制御される。
また、第1ディップスイッチ290がオフされており、第2ディップスイッチ291がオンされている状態で、ユーザによって、第2加湿空気供給スイッチ281bよりも先に第1加湿空気供給スイッチ281aが押された場合、空気流路切り換え部の状態が第1切り換え状態となるように空気流路切り換え部が制御される。そして、第1室内機本体に加湿空気が供給される。その後、ユーザによって第2加湿空気供給スイッチ281bが押された場合、空気流路切り換え部の状態は、第2切り換え状態には切り換わらずに、第1切り換え状態が維持される。
このように、第1ディップスイッチ290がオフされており、第2ディップスイッチ291がオンされている場合には、第1室内機に優先的に加湿空気が供給される。
さらに、第1ディップスイッチ290および第2ディップスイッチ291がオフされている場合、すなわち、ユーザによって、第1室内機および第2室内機のいずれの室内機に対しても優先して加湿空気が供給されるように設定されている場合には、切り換え制御部266は、ユーザからの加湿空気の供給指示に基づいて、空気流路切り換え部の状態を適宜切り換える。このため、第1ディップスイッチ290および第2ディップスイッチ291がオフにされている場合には、ユーザからの加湿空気の供給指示がある毎に、空気流路切り換え部の状態が切り換えられる。
また、本変形例では、第1ディップスイッチ290および第2ディップスイッチ291がオフにされている場合には、空気流路切り換え部の状態はユーザからの加湿空気の供給指示に基づいて適宜切り換えられるが、これに限定されるものではない。例えば、第1ディップスイッチ290および第2ディップスイッチ291がオフにされている場合に、いずれの室内機からも加湿空気の供給指示があった場合には、切り換え制御部266によって、空気流路切り換え部の状態が、所定時間(例えば、10分)毎に自動的に切り換えられてもよく、各部屋の加湿環境値に基づいて自動的に切り換えられてもよい。
また、例えば、設定部392として、ジャンパスイッチ390,391が採用されている空気調和機について説明する。この空気調和機では、ユーザによってジャンパスイッチ390,391がオン、または、オフされることによって、切り換え制御部による優先供給機自動切り換え制御が行われるか否かが設定される。また、図20に示すように、ジャンパスイッチ390,391には、第1ジャンパスイッチ390および第2ジャンパスイッチ391が含まれる。
ユーザによって、第1ジャンパスイッチ390および第2ジャンパスイッチ391がオフにされている場合には、切り換え制御部366による優先供給機自動切り換え制御が行われる。具体的には、第1ジャンパスイッチ390および第2ジャンパスイッチ391がオフにされている場合に、優先供給機決定部365によってユーザからの加湿空気の供給指示が最初に為された室内機が優先供給機に決定され、切り換え制御部366によって優先供給機に対して加湿空気が供給されるように空気流路切り換え部の状態が切り換えられる。その後、優先供給機以外の室内機に対してユーザからの加湿空気の供給指示が為された場合であって第1条件が満たされた場合にのみ、切り換え制御部366によって、ユーザからの加湿空気の供給指示が為された優先供給機以外の室内機に対して加湿空気が供給されるように、空気流路切り換え部の状態が切り換えられる。また、優先供給機以外の室内機に対して加湿空気が供給されている状態で第2条件が満たされた場合には、切り換え制御部366によって優先供給機に対して加湿空気が供給されるように、空気流路切り換え部の状態が切り換えられる。
また、ユーザによって第1ジャンパスイッチ390または第2ジャンパスイッチ391の少なくともいずれか一方がオンにされている場合には、切り換え制御部366による優先供給機自動切り換え制御が行われず、切り換え制御部366による優先供給機自動切り換え制御以外の制御が行われる。また、第1ジャンパスイッチ390がユーザによってオンにされることで、第1室内機に加湿空気が優先的に供給されるように、加湿空気が優先的に供給される室内機である優先室内機が第1室内機に決定される。さらに、第2ジャンパスイッチ391がユーザによってオンにされることで、第2室内機に加湿空気が優先的に供給されるように、優先室内機が第2室内機に決定される。このため、ユーザは、第1ジャンパスイッチ390および第2ジャンパスイッチ391をオン、または、オフにすることで、優先して加湿空気が供給される室内機を設定することができる。したがって、ユーザによって第1ジャンパスイッチ390または第2ジャンパスイッチ391がオンにされている場合に、ユーザによって第1加湿空気供給スイッチ381aおよび第2加湿空気供給スイッチ381bが押されても、切り換え制御部366による優先供給機自動切り換え制御は行われない。言い換えると、第1ジャンパスイッチ390および第2ジャンパスイッチ391がオフにされている場合、すなわち、ユーザによって優先室内機が設定されていない場合に、ユーザによって第1室内機本体および第2室内機本体への加湿空気の供給指示が為されることで、切り換え制御部366による優先供給機自動切り換え制御が行われる。
具体的には、第1ジャンパスイッチ390がオンにされており、第2ジャンパスイッチ391がオフにされている場合、すなわち、ユーザによって第1室内機が優先室内機となるように設定されている場合には、空気流路切り換え部の状態が第1切り換え状態となるように、空気流路切り換え部が切り換えられる。このため、第1ジャンパスイッチ390がオンされており、第2ジャンパスイッチ391がオフされている場合には、第1室内機に優先的に加湿空気が供給される。
例えば、第1ジャンパスイッチ390がオンされており、第2ジャンパスイッチ391がオフされている状態で、ユーザによって、第1加湿空気供給スイッチ381aよりも先に第2加湿空気供給スイッチ381bが押された場合、空気流路切り換え部の状態が第2切り換え状態となるように、切り換え制御部366によって空気流路切り換え部の状態が切り換えられる。そして、第2室内機本体に加湿空気が供給される。その後、ユーザによって第1加湿空気供給スイッチ381aが押された場合、空気流路切り換え部の状態が、第2切り換え状態から第1切り換え状態に切り換えられる。
また、第1ジャンパスイッチ390がオンされており、第2ジャンパスイッチ391がオフされている状態で、ユーザによって、第2加湿空気供給スイッチ381bよりも先に第1加湿空気供給スイッチ381aが押された場合、空気流路切り換え部の状態が第1切り換え状態となるように空気流路切り換え部が制御される。そして、第1室内機本体に加湿空気が供給される。その後、ユーザによって第2加湿空気供給スイッチ381bが押された場合、空気流路切り換え部の状態は、第2切り換え状態には切り換わらずに、第1切り換え状態が維持される。
このように、第1ジャンパスイッチ390がオンにされており、第2ジャンパスイッチ391がオフにされている場合には、第1室内機に優先的に加湿空気が供給される。
また、第1ジャンパスイッチ390がオフされており、第2ジャンパスイッチ391がオンされている場合、すなわち、ユーザによって第2室内機が優先室内機となるように設定されている場合には、空気流路切り換え部の状態が第2切り換え状態となるように、空気流路切り換え部が切り換えられる。このため、第1ジャンパスイッチ390がオフされており、第2ジャンパスイッチ391がオンされている場合には、第2室内機に優先的に加湿空気が供給される。
例えば、第1ジャンパスイッチ390がオフされており、第2ジャンパスイッチ391がオンされている状態で、ユーザによって、第1加湿空気供給スイッチ381aよりも先に第2加湿空気供給スイッチ381bが押された場合、空気流路切り換え部の状態が第2切り換え状態となるように空気流路切り換え部が制御される。そして、第2室内機本体に加湿空気が供給される。その後、ユーザによって第1加湿空気供給スイッチ381aが押された場合、空気流路切り換え部の状態は、第1切り換え状態には切り換わらずに、第2切り換え状態が維持される。
また、第1ジャンパスイッチ390がオフされており、第2ジャンパスイッチ391がオンされている状態で、ユーザによって、第2加湿空気供給スイッチ381bよりも先に第1加湿空気供給スイッチ381aが押された場合、空気流路切り換え部の状態が第1切り換え状態となるように空気流路切り換え部が制御される。そして、第1室内機本体に加湿空気が供給される。その後、ユーザによって第2加湿空気供給スイッチ381bが押された場合、空気流路切り換え部の状態は、第1切り換え状態から第2切り換え状態に切り換わるように、空気流路切り換え部が制御される。
このように、第1ジャンパスイッチ390がオフされており、第2ジャンパスイッチ391がオンされている場合には、第2室内機に優先的に加湿空気が供給される。
さらに、第1ジャンパスイッチ390および第2ジャンパスイッチ391がオンされている場合、すなわち、ユーザによって第1室内機および第2室内機のいずれの室内機も優先室内機となるように設定されている場合には、第1室内機および第2室内機に対して加湿空気が供給されるように、切り換え制御部366によって、切り換え部の状態が所定時間毎に自動的に切り換えられる室内機自動切り換え制御が行われる。
例えば、第1ジャンパスイッチ390および第2ジャンパスイッチ391がオンにされている状態で、ユーザによって、第1加湿空気供給スイッチ381aよりも先に第2加湿空気供給スイッチ381bが押された場合、空気流路切り換え部の状態が第2切り換え状態となるように空気流路切り換え部が制御される。そして、第2室内機本体に加湿空気が供給される。その後、ユーザによって第1加湿空気供給スイッチ381aが押された場合、切り換え制御部366によって、第1加湿空気供給スイッチ381aが押された時から所定時間が経過するまで、空気流路切り換え部の状態は第2切り換え状態が維持される。そして、第1加湿空気供給スイッチ381aが押された時から所定時間が経過した場合、切り換え制御部366によって、空気流路切り換え部の状態が、第2切り換え状態から第1切り換え状態に切り換えられる。また、空気流路切り換え部の状態が第2切り換え状態から第1切り換え状態となるように空気流路切り換え部が制御されてから所定時間が経過した場合、切り換え制御部366によって、空気流路切り換え部の状態が、第1切り換え状態から第2切り換え状態に切り換えられる。このようにして、切り換え制御部366によって、空気流路切り換え部の状態が所定時間毎に切り換えられる。
なお、室内機自動切り換え制御が行われている場合、表示制御部364は、加湿空気が供給されていない側の室内機の他室加湿運転報知LED発光素子が点灯するように、他室加湿運転報知LED発光素子の動作を制御する。また、表示制御部364は、加湿空気が供給されている側の室内機の他室加湿運転報知LED発光素子が消灯するように、他室加湿運転報知LED発光素子の動作を制御する。
このように、切り換え制御部によって優先供給機自動切り換え制御が行われるか否かをユーザが設定することができる設定部を設けることで、ユーザの都合に応じた空気流路切り換え部の状態を設定することができる。また、切り換え制御部の制御に応じた空気流路切り換え部の状態よりも、ユーザがスイッチによって設定した空気流路切り換え部の状態が優先されているため、ユーザの都合に応じた空気流路切り換え部の状態を維持することができる。
これによって、切り換え部が自動的に切り換わることによるユーザの不快感を減らすことができる。
また、優先供給機自動切り換え制御が行われる場合、優先供給機の設置されている優先供給部屋における加湿環境値が第1判定値未満であるという第1非優先供給機切り換え条件が満たされない場合には、切り換え制御部によって非優先供給機切り換え制御が行われないことになる。例えば、優先供給機に加湿空気を供給しても優先供給部屋内の湿度が上昇しない場合には第1条件が満たされず、非優先供給機切り換え制御が行われないおそれがある。このため、非優先供給機に対して加湿空気が供給されないという不都合が生じる。
そこで、切り換え制御部によって優先供給機自動切り換え制御が行われるか否かをユーザが設定することができる設定部を設けることで、ユーザの都合に応じて、空気流路切り換え部の切り換え制御の制御内容を設定することができる。
なお、上記変形例では、室内機自動切り換え制御において、切り換え部の状態が切り換わってから所定時間が経過しているという条件(以下、第6条件という)が満たされた場合に、切り換え部の状態が切り換えられているが、これに限定されず、室内機自動切り換え制御における切り換え部の状態が切り換えられるための条件として、他の条件が含まれていてもよい。また、室内機自動切り換え制御において、第6条件および他の条件のうちのいずれか1つの条件が満たされた場合に、切り換え部の状態が切り換えられてもよい。また、他の条件には、ユーザによって予め設定されている設定湿度値から加湿空気の供給が行われている部屋内の湿度センサの計測値を差し引いた値である加湿環境値が、第3判定値以下であるという条件(以下、第7条件という)が含まれる。具体的には、第3判定値が「−5」である場合、例えば、設定温度値が40であり計測値が45である場合には、上記条件が満たされることになる。したがって、室内機自動切り換え制御において、第6条件および第7条件のうちのいずれか1つの条件が満たされた場合に、切り換え部の状態が切り換えられる。このため、例えば、切り換え部の状態が切り換わってから所定時間が経過していなくても、加湿空気が供給されている部屋内の加湿環境値が第3判定値以下であるという条件が満たされた場合には、切り換え部の状態が切り換えられる。
このように、室内機自動切り換え制御においても、加湿空気が供給されている部屋内の加湿環境値に応じて切り換え部の状態が切り換えられることで、加湿空気が供給されている部屋内の湿度が高くなりすぎるおそれを減らすことができる。
これによって、ユーザに不快感を与えるおそれを減らすことができる。
(D)
上記実施形態では、1台の室内機が1つの部屋に設置されているような構成となっているが、これに代えて、1つの部屋に複数の室内機が設置されていてもよい。
<参考例>
本発明では、空気流路切り換え部30が第1切り換え状態または第2切り換え状態によって切り換わることで、第1部屋1a内または第2部屋1b内のいずれか一方の部屋にのみ加湿空気が供給されている。
これに代えて、例えば、それぞれの加湿環境値に基づいて、複数の部屋内に加湿空気が分配して供給されてもよい。このように1部屋以上の部屋内に加湿空気が同時に供給されることによって、それぞれの部屋内のユーザに対して不快感を与えるそれを少なくすることができる。
本発明は、ユーザに対して不快感を与えることが少ない加湿ユニットを提供することができるため、空気調和機への適用が有効である。
1a 第1部屋(第1エリア/第2エリア)
1b 第2部屋(第1エリア/第2エリア)
13a 第1他室加湿運転報知LED発光素子(報知部)
13b 第2他室加湿運転報知LED発光素子(報知部)
62 加湿運転制御部(制御部)
65 優先供給機決定部(決定部)
67 通信部(受信部)
68 算出部
70a 第1湿度センサ(第1エリア湿度センサ/第2エリア湿度センサ)
70b 第2湿度センサ(第1エリア湿度センサ/第2エリア湿度センサ)
101a 第1部屋(第1エリア/第2エリア)
101b 第2部屋(第1エリア/第2エリア)
101c 第3部屋(第1エリア/第2エリア)
118c 第3室内機本体(エリア別室内機)
290 第1ディップスイッチ(受付部)
291 第2ディップスイッチ(受付部)
390 第1ジャンパスイッチ(受付部)
391 第2ジャンパスイッチ(受付部)
3,103 室外機(加湿装置)
18a,118a 第1室内機本体(エリア別室内機)
18b,118b 第2室内機本体(エリア別室内機)
30,130 空気流路切り換え部(切り換え部)
66,266,366 切り換え制御部
100,200 空気調和機
292,392 設定部
特開平11−311435号公報 特開平5−223298号公報

Claims (10)

  1. 1台の加湿装置(3,103)と、
    前記加湿装置から加湿空気が供給される複数台のエリア別室内機(18a,18b,118a,118b,118c)と、
    ユーザからの各前記エリア別室内機への加湿空気の供給指示を受信可能な受信部(67)と、
    複数の前記エリア別室内機のうちのいずれか1台にのみ加湿空気が供給されるように前記加湿装置を制御する制御部(62)と、を備え、
    前記制御部は、
    前記受信部が前記供給指示を最初に受信した前記エリア別室内機である第1供給機に加湿空気が供給されるように、前記加湿装置を制御する第1制御と、
    前記第1制御が行われた後であって、前記受信部が前記第1供給機以外の前記エリア別室内機である第2供給機に対する前記供給指示を受信し、かつ、少なくとも前記第1供給機によって加湿される第1エリア(1a,1b,101a,101b,101c)の加湿環境が第1条件を満たしている場合に、前記第2供給機に加湿空気が供給されるように、前記加湿装置を制御する第2制御と、
    前記第2制御が行われた後であって、少なくとも前記第1エリアの加湿環境が第2条件を満たしている場合に、前記第1供給機に加湿空気が供給されるように、前記加湿装置を制御する第3制御と、を行う、
    空気調和機(100,200)。
  2. 前記第2条件では、前記第1エリアの加湿環境が、前記第2供給機によって加湿される第2エリアの加湿環境よりも優先される、
    請求項1に記載の空気調和機(100,200)。
  3. 前記制御部は、前記第1エリアの湿度を測定するための第1エリア湿度センサ(70a,70b)の計測値に基づいて前記第1エリアにおける加湿環境に対応する第1加湿環境値を算出可能な算出部(68)を有し、
    前記第1条件には、前記第1加湿環境値が第1所定値未満であるという第1切り換え条件が含まれ、
    前記第2条件には、前記第1加湿環境値が第2所定値以上であるという第2切り換え条件が含まれる、
    請求項1又は2に記載の空気調和機。
  4. 前記算出部は、前記第2供給機によって加湿される第2エリア(1a,1b,101a,101b,101c)の湿度を測定するための第2エリア湿度センサ(70a,70b)の計測値に基づいて、前記第2エリアにおける加湿環境に対応する第2加湿環境値を更に算出し、
    前記第1条件には、前記第1切り換え条件の他に、前記第2加湿環境値が第3所定値以上であるという第3切り換え条件、または、前記第1供給機によって前記第1エリアの加湿が開始されてから所定の第1時間を経過しているという第4切り換え条件の少なくともいずれか1つの条件が含まれる、
    請求項に記載の空気調和機。
  5. 前記第2条件には、前記第2切り換え条件の他に、前記第2供給機によって前記第2エリアの加湿が開始されてから所定の第2時間を経過しているという第5切り換え条件が含まれる、
    請求項に記載の空気調和機。
  6. 前記第2供給機は、前記第1供給機に加湿空気が供給されていることを報知するための報知部(13a,13b)を有する、
    請求項1からのいずれかに記載の空気調和機。
  7. 前記加湿装置は、前記第1供給機にのみ加湿空気が供給される第1状態と、前記第2供給機にのみ加湿空気が供給される第2状態とに状態を切り換え可能な切り換え部(30,130)を有し、
    前記制御部は、前記切り換え部の状態を切り換える切り換え制御を行うことで、前記第1制御、前記第2制御、または、前記第3制御を行う、
    請求項1からのいずれかに記載の空気調和機。
  8. 前記切り換え部の状態が切り換わるようにユーザからの切り換え指示を受け付ける受付部(290,291)を更に備える、
    請求項に記載の空気調和機。
  9. 前記受付部において前記切り換え指示を受け付けている場合には、前記切り換え部において、前記制御部による前記切り換え制御に応じた前記切り換え部の状態よりも前記切り換え指示に基づく前記切り換え部の状態が優先される、
    請求項に記載の空気調和機。
  10. 前記制御部は、前記受信部が前記供給指示を受信したタイミングに基づいて、前記第2供給機を決定する決定部(65)を有する、
    請求項1からのいずれかに記載の空気調和機。
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