JP7293900B2 - 印刷画像生成装置、印刷画像生成方法、プログラム - Google Patents

印刷画像生成装置、印刷画像生成方法、プログラム Download PDF

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Description

本明細書の開示は、印刷画像生成装置、印刷画像生成方法、プログラムに関する。
近年、外国から日本への旅行者数の増加に伴い、いわゆるインバウンドの外国人向けサービスへの需要が高まっている。外国人向けのサービスの典型的なものとしては、案内標識などの外国語表示が挙げられる。外国語表示に関連する技術は、例えば、特許文献1に記載されている。
特許文献1には、スマートフォン等で撮影した商品の画像に利用者によって選択された言語の画像を重畳する多言語表示システムが記載されている。特許文献1に記載の多言語表示システムを用いることで、商品案内を利用者自らが選択した言語で表示することができる。
しかしながら、サービス利用者である外国人からすると、当初から案内が外国語で表示されていることがより望ましい。このため、外国人向けのサービスの拡充のため、印刷装置の分野においても、外国語の文字列が印刷された印刷物を作成する機会がこれまで以上に増加すると見込まれている。
特開2016-206973号公報
外国語の文字列が印刷された印刷物は、外国人にとっては非常に有益であるが、その一方で、その外国語を母国語としない者にとっては、印刷内容を把握することが難しい。このため、例えば、印刷物を作成した時点では印刷内容を把握していたものの、その後、その印刷物を利用する際には、印刷内容が分からないといった事態が起こり得る。
なお、印刷物に外国語の文字列が印刷された場合を例に説明したが、印刷内容の把握が困難になる事態は、外国語の文字列に限らず起こり得る。
以上のような実情を踏まえ、本発明の一側面に係る目的は、サービス利用者とサービス提供者の両者にとって利便性の高い印刷物の作成を支援する技術を提供することである。
本発明の一態様に係る印刷画像生成装置は、主印字データと、前記主印字データに関連する付加情報と、被印刷媒体のサイズ情報と、印刷ヘッドのサイズ情報と、を取得し、前記主印字データと前記被印刷媒体のサイズ情報と前記印刷ヘッドのサイズ情報とに基づいて、第1の印刷画像を生成する取得部と、前記第1の印刷画像の中から前記付加情報を挿入すべき挿入領域を検出する検出部と、前記第1の印刷画像の前記挿入領域に前記付加情報が挿入された第2の印刷画像を生成する画像生成部と、を備える。
本発明の一態様に係る印刷画像生成方法は、主印字データと、前記主印字データに関連する付加情報と、被印刷媒体のサイズ情報と、印刷ヘッドのサイズ情報と、を取得し、前記主印字データと前記被印刷媒体のサイズ情報と前記印刷ヘッドのサイズ情報とに基づいて、第1の印刷画像を生成することと、前記第1の印刷画像の中から前記付加情報を挿入すべき挿入領域を検出することと、前記第1の印刷画像の前記挿入領域に前記付加情報が挿入された第2の印刷画像を生成することと、含む。
本発明の一態様に係るプログラムは、印刷画像生成装置に、主印字データと、前記主印字データに関連する付加情報と、被印刷媒体のサイズ情報と、印刷ヘッドのサイズ情報と、を取得し、前記主印字データと前記被印刷媒体のサイズ情報と前記印刷ヘッドのサイズ情報とに基づいて、第1の印刷画像を生成し 前記第1の印刷画像の中から前記付加情報を挿入すべき挿入領域を検出し、前記第1の印刷画像の前記挿入領域に前記付加情報が挿入された第2の印刷画像を生成する処理を実行させる。
上記の態様によれば、サービス利用者とサービス提供者の両者にとって利便性の高い印刷物の作成を支援することができる。
第1の実施形態に係る印刷装置1の蓋4を閉じた状態における平面図である。 印刷装置1の蓋4を開けた状態における平面図である。 被印刷媒体40の構成を説明するための図である。 印刷装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。 印刷装置1の機能的構成を示すブロック図である。 印刷装置1が行う処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る印刷画像生成処理のフローチャートである。 図7に示す印刷画像生成処理で生成された第1の印刷画像の一例を示した図である。 図7に示す印刷画像生成処理で生成された第2の印刷画像の一例を示した図である。 図7に示す印刷画像生成処理で生成された第1の印刷画像の別の例を示した図である。 図7に示す印刷画像生成処理で生成された第2の印刷画像の別の例を示した図である。 第2の実施形態に係る印刷画像生成処理のフローチャートである。 図12に示す印刷画像生成処理における挿入領域の検出方法を説明するための図である。 図12に示す印刷画像生成処理で生成された第2の印刷画像の一例を示した図である。 第3の実施形態に係る印刷画像生成処理のフローチャートである。 図15に示す印刷画像生成処理で生成された第2の印刷画像の一例を示した図である。 第2の印刷画像の更に別の例を示した図である。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態に係る印刷装置1の蓋4を閉じた状態における平面図である。図2は、印刷装置1の蓋4を開けた状態における平面図である。図3は、印刷装置1で使用される被印刷媒体40の構成を説明するための図である。以下、図1から図3を参照しながら、印刷装置1の構成について説明する。
印刷装置1は、被印刷媒体40に印刷を行うラベルプリンタである。以降では、感熱方式のラベルプリンタを例にして説明するが、印刷方式は特に限定しない。印刷装置1は、インクリボンを使用する熱転写方式のラベルプリンタであってもよい。また、印刷装置1は、インクジェットプリンタ、レーザプリンタなどであってもよい。また、印刷装置1は、シングルパス(ワンパス)方式で印刷を行ってもよく、マルチパス(スキャン)方式で印刷を行ってもよい。
なお、被印刷媒体40は、長尺状のテープ部材である。被印刷媒体40は、特に限定しないが、例えば、図3に示すような5層構造を有している。即ち、セパレータL1と、粘着層L2と、基材L3と、発色層L4と、保護層L5とがこの順に積層されている。セパレータL1は粘着層L2を覆うように剥離可能に基材L3に貼り付けられている。セパレータL1の材料は、例えば、紙であるが、紙に限らず、PET(ポリエチレンテレフタレート)であってもよい。粘着層L2は、基材L3に塗布された粘着材である。基材L3の材料は、例えば、有色のPETである。発色層L4は、熱エネルギーの加熱により発色する感熱発色層である。保護層L5の材料は、例えば、透明なPETである。
印刷装置1は、図1に示すように、装置筐体2と、入力部3と、開閉自在な蓋4と、窓5と、表示部6と、を備えている。また、図示しないが、装置筐体2には、電源コード接続端子、外部機器接続端子、記憶媒体挿入口等が設けられている。
入力部3は、装置筐体2の上面に設けられている。入力部3は、入力キー、十字キー、変換キー、決定キーなどの種々のキーを備える。利用者は、入力部3を用いることで印刷装置1に文字列等を入力することができる。さらに、利用者は、入力部3を用いることで印刷装置1に印刷を指示することができる。
蓋4は、装置筐体2上に配置されている。利用者は、ボタン4aを押下してロック機構を解除することで、図2に示すように、蓋4を開けることができる。蓋4には、蓋4が閉じた状態でも印刷装置1に被印刷媒体40が収容されているか否かを目視で確認可能とするために、窓5が形成されている。また、蓋4は、表示部6を有している。
表示部6は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(electro-luminescence)ディスプレイなどである。表示部6はタッチパネル付きのディスプレイであってもよく、入力部3の一部として機能しても良い。表示部6は、編集画面、印刷プレビュー画面などの種々の情報を表示する。
装置筐体2は、図2に示すように、蓋4の下方に、媒体アダプタ収容部2aと、プラテンローラ7と、サーマルヘッド8を備えている。媒体アダプタ収容部2aには、被印刷媒体40を収容した媒体アダプタ20が収容される。また、装置筐体2は、さらに、被印刷媒体40が排出される排出口2bとサーマルヘッド8の間に、フルカッター9と、ハーフカッター10と、を備えている。ハーフカッター10、フルカッター9は、排出口2b側から、この順番で配設されている。
プラテンローラ7は、被印刷媒体40を搬送する搬送ローラである。プラテンローラ7は、搬送用モータ32(図4参照)の回転により回転する。搬送用モータ32は、例えば、ステッピングモータ、直流(DC)モータなどである。プラテンローラ7は、媒体アダプタ20から繰り出された被印刷媒体40をサーマルヘッド8との間に狭持しながら回転することで、被印刷媒体40を搬送方向に搬送する。
サーマルヘッド8は、被印刷媒体40に印刷を行う印刷ヘッドである。サーマルヘッド8は、被印刷媒体40の搬送方向に直交する主走査方向に配列された複数の発熱素子8a(図4参照)を有し、発熱素子8aで被印刷媒体40を加熱することにより一ラインずつ印刷を行う。
フルカッター9は、被印刷媒体40を切断する第1の切断装置であり、被印刷媒体40にフルカットを行うことでテープ片を作成する。なお、フルカットとは、被印刷媒体40を構成する層の全てを被印刷媒体40の幅方向に沿って切断する動作のことである。
ハーフカッター10は、被印刷媒体40を切断する第2の切断装置であり、被印刷媒体40にハーフカットを行うことで被印刷媒体40に切れ目を入れる。なお、ハーフカットとは、被印刷媒体40のうちのセパレータL1(図3参照)以外の層であるラベルを幅方向に沿って切断する動作のことである。
図4は、印刷装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。印刷装置1は、上述した構成要素に加えて、図4に示すように、制御回路12、ROM(Read Only Memory)13、RAM(Random Access Memory)14、表示駆動回路15、ヘッド駆動回路16、サーミスタ17、通信モジュール18、搬送用モータ駆動回路31、搬送用モータ32、カッターモータ駆動回路34、カッターモータ35、テープ幅検出スイッチ36を備える。
制御回路12は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサを含む。制御回路12は、ROM13に格納されているプログラムをRAM14に展開し実行することで、印刷装置1の各部(例えば、表示部6、プラテンローラ7、サーマルヘッド8)を制御する。
ROM13は、後述する図6に示す処理を行うためのプログラム、プログラムの実行に必要な各種データ(例えば、フォント等)が格納されたメモリである。RAM14は、プログラムの実行に用いられるワークメモリである。なお、印刷装置1での処理に用いられるプログラム及びデータを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体には、ROM13のような非一時的な記録媒体が含まれる。
表示駆動回路15は、例えば、液晶表示ドライバ回路、有機EL表示ドライバ回路である。表示駆動回路15は、RAM14に格納されている表示データに基づいて表示部6を制御する。
ヘッド駆動回路16は、制御回路12の制御下において、印刷データと制御信号に基づいてサーマルヘッド8が有する発熱素子8aへの通電を制御する。サーマルヘッド8は、主走査方向に配列された複数の発熱素子8aを有する印刷ヘッドである。サーマルヘッド8は、発熱素子8aで被印刷媒体40を加熱することにより被印刷媒体40に一ラインずつ印刷を行う。つまり、制御回路12は、ヘッド駆動回路16を介して発熱素子8aへの通電を制御することで、サーマルヘッド8を制御する。
サーミスタ17は、サーマルヘッド8に埋め込まれている。サーミスタ17は、サーマルヘッド8の温度を測定する。
通信モジュール18は、有線通信のためのモジュールであってもよく、無線通信のためのモジュールであってもよい。印刷装置1は、通信モジュール18を用いて外部の通信端末と通信する。
搬送用モータ駆動回路31は、制御回路12の制御下で、搬送用モータ32を駆動する。搬送用モータ32は、例えばステッピングモータであってもよく、直流(DC)モータであってもよい。搬送用モータ32は、プラテンローラ7を回転させる。プラテンローラ7は、搬送用モータ32の駆動力によって回転し、被印刷媒体40の長手方向(副走査方向、搬送方向)に沿って、被印刷媒体40を搬送する搬送ローラである。
カッターモータ駆動回路34は、制御回路12の制御下において、カッターモータ35を駆動する。フルカッター9は、カッターモータ35の動力によって動作し、被印刷媒体40の全ての層を切断し、テープ片を作成する。ハーフカッター10は、カッターモータ35の動力によって動作し、被印刷媒体40のうちのセパレータL1以外の層であるラベル(L2-L5)を切断する。
テープ幅検出スイッチ36は、媒体アダプタ20に収容されている被印刷媒体40の幅を検出するためのスイッチであり、媒体アダプタ収容部2aに設けられている。媒体アダプタ収容部2aには、例えば、媒体アダプタ20の形状に基づいて被印刷媒体40の幅を検出するために、複数のテープ幅検出スイッチ36が設けられてもよい。この場合、異なるテープ幅に対応する媒体アダプタ20は、複数のテープ幅検出スイッチ36をそれぞれ異なる組み合わせで押下するように構成されている。これにより、制御回路12が、押下されたテープ幅検出スイッチ36の組み合わせから、媒体アダプタ20の種類を特定し、媒体アダプタ20に収容されている被印刷媒体40の幅(テープ幅)を検出することができる。
図5は、印刷装置1の機能的構成を示すブロック図である。図6は、印刷装置1が行う処理の一例を示すフローチャートである。以下、図5及び図6を参照しながら、印刷装置1を用いて行われる印刷画像生成方法について説明する。
印刷装置1は、図5に示すように、取得部200と検出部300と画像生成部400とを含む印刷画像生成部100を備えている。従って、印刷装置1は、印刷画像生成装置の一例である。印刷画像生成部100は、例えば、図4に示す制御回路12がROM13に記憶されているプログラムをRAM14に展開して実行することによって実現される。印刷装置1は、さらに、印刷部500を備えてもよい。印刷部500は、例えば、図4に示すヘッド駆動回路16及びサーマルヘッド8によって実現される。
印刷画像生成部100は、図6に示すように、サービス利用者とサービス提供者の各々に有益な情報を含む印刷画像を生成する(ステップS1からステップS3)。具体的には、取得部200は、まず、被印刷媒体40の幅に対応する第1の印刷画像と、第1の印刷画像に含まれている主印字データに関連する付加情報と、を取得する(ステップS1)。ここで、“取得する”とは、例えば、通信モジュール18を用いて印刷装置1の外部から情報を受信することによってその情報を取得すること、RAM14から情報を読み出すことによってその情報を取得すること、制御回路12自身が情報を生成することによってその情報を取得すること、などを含んでいる。
また、“主印字データ”とは、印刷物を用いたサービスの利用者に向けた情報である。主印字データは、例えば、第1の言語の第1の文字列を含んでいる。印刷装置1で外国人向けの印刷物を生成する場合であれば、第1の言語は、サービス利用者である外国人が理解可能な言語である。具体的には、特に限定しないが、例えば、英語、中国語などである。
“第1の印刷画像”とは、主印字データを含む画像であり、被印刷媒体40へ印刷することができるように、例えば、被印刷媒体40の幅に対応した大きさを有している。印刷装置1がラベルプリンタである場合には、第1の印刷画像は、被印刷媒体40に印刷可能なラベルイメージである。例えば、被印刷媒体40が9mmテープであれば、第1の印刷画像は、9mmテープに対応する大きさのラベルイメージである。
“付加情報”とは、印刷物を用いたサービスの提供者に向けた情報である。付加情報は、例えば、主印字データに含まれる第1の文字列に対応する情報を含んでいる。具体的には、付加情報は、例えば、図形、又は、第1の言語とは異なる第2の言語の第2の文字列の少なくとも一方を含んでもよい。印刷装置1で外国人向けの印刷物を生成する場合であって、第1の言語をサービス提供者が理解することが難しい場合には、第2の言語は、少なくともサービス提供者が理解可能な言語である。第2の文字列は、例えば、第1の文字列の第2の言語への翻訳であってもよい。また、第2の文字列は、第1の文字列の一部分の第2の言語への翻訳であってもよく、第1の文字列を要約した第2の言語の文字列であってもよい。なお、付加情報に含まれる図形、又は、第2の文字列を構成する文字の少なくとも一方のサイズは、第1の文字列を構成する文字のサイズよりも小さいことが望ましい。
検出部300は、第1の印刷画像の中から付加情報を挿入すべき挿入領域を検出する(ステップS2)。検出部300は、取得部200が取得した第1の印刷画像と付加情報に基づいて、挿入領域を検出する。ここで、“挿入領域”とは、第1の印刷画像中の領域である。
画像生成部400は、第2の印刷画像を生成する(ステップS3)。画像生成部400は、第1の印刷画像の挿入領域に付加情報が挿入された第2の印刷画像を生成する。具体的には、画像生成部400は、第1の印刷画像の挿入領域に付加情報を挿入することで、第1の印刷画像を第2の印刷画像に変換する。ここで、“第2の印刷画像”とは、主印字データと付加情報の両方を含む画像であり、被印刷媒体40へ印刷することができるように、例えば、被印刷媒体40の幅に対応した大きさを有している。印刷装置1がラベルプリンタである場合には、第2の印刷画像は、第1の印刷画像と同様に、被印刷媒体40に印刷可能なラベルイメージである。例えば、被印刷媒体40が9mmテープであれば、第2の印刷画像は、9mmテープに対応する大きさのラベルイメージである。なお、画像生成部400は、付加情報を主印字データとは異なる色又は濃度で第1の印刷画像に挿入してもよい。付加情報を主印字データとは異なる色又は濃度で挿入することで、付加情報が過度に目立ってしまうことを回避することができる。
印刷部500は、第2の印刷画像を被印刷媒体40に印刷する(ステップS4)。印刷部500は、被印刷媒体40に第2の印刷画像を印刷することで、主印字データと付加情報とが印刷された印刷物を作成する。
以上のように、印刷装置1では、ステップS1からステップS3の処理を行うことで、サービス利用者のための主印字データと、サービス提供者のための付加情報とを含む、第2の印刷画像を得ることができる。そして、印刷装置1は、第2の印刷画像を被印刷媒体40に印刷することで、主印字データと付加情報が印刷された、サービス利用者とサービス提供者の両者にとって利便性の高い印刷物を作成することができる。従って、印刷画像生成部100によれば、サービス利用者とサービス提供者の両者にとって利便性の高い印刷物の作成を支援することができる。
図7は、本実施形態に係る印刷画像生成処理のフローチャートである。図8は、図7に示す印刷画像生成処理で生成された第1の印刷画像の一例を示した図である。図9は、図7に示す印刷画像生成処理で生成された第2の印刷画像の一例を示した図である。以下、図7から図9を参照しながら、外国人向けの印刷物を作成する場合を例に、印刷装置1によって行われる印刷画像生成処理について具体的に説明する。なお、印刷画像生成処理は、図6のステップS1からステップS3の処理に相当する。
図7に示す印刷画像生成処理が開始されると、印刷装置1の取得部200は、まず、主印字データを取得する(ステップS11)。ここでは、制御回路12は、例えば、利用者が入力部3を用いて入力した文字列“Hello!”を取得する。文字列“Hello!”は、第1の言語の一例である英語の文字列であり、第1の文字列の一例である。ステップS11では、制御回路12は、第1の文字列を含む主印字データM1を取得する。制御回路12は、さらに、第1の文字列のフォント情報、文字サイズ情報などを取得してもよい。
次に、印刷装置1の取得部200は、付加情報を取得する(ステップS12)。ここでは、制御回路12は、例えば、利用者が入力部3を用いて入力した文字列“こんにちは”を取得する。文字列“こんにちは”は、第2の言語の一例である日本語の文字列であり、第1の文字列“Hello!”の日本語への翻訳である第2の文字列の一例である。ステップS12では、制御回路12は、第2の文字列を含む付加情報A1を取得する。制御回路12は、さらに、第2の文字列のフォント情報、文字サイズ情報などを取得してもよい。
さらに、印刷装置1の取得部200は、テープ幅情報を取得する(ステップS13)。ここでは、制御回路12は、テープ幅検出スイッチ36からの情報に基づいて、被印刷媒体40のテープ幅Wを検出してテープ幅情報を取得する。なお、ステップS11からステップS13の処理順は、特にこの例に限らない。また、これらの処理は、時間的に並列に行われてもよい。また、ステップS12の処理は、後述するステップS16の処理前に行われればよい。
印刷装置1は、主印字データとテープ幅情報とに基づいて、第1の印刷画像を生成する(ステップS14)。ここでは、制御回路12は、例えば、図8に示すように、主印字データM1を含むテープ幅Wに対応する第1の印刷画像FP1を生成する。これにより、被印刷媒体40のサイズに対応するラベルイメージ(第1の印刷画像)を生成することが可能であり、被印刷媒体40を有効に利用することができる。主印字データM1に含まれる第1の文字列の文字サイズCは、例えば、ステップS11で取得した文字サイズ情報に基づいて決定されてもよい。また、文字サイズCが指定されていない場合には、例えば、ステップS13で取得したテープ幅Wに基づいて、第1の文字列の文字サイズCは自動的に決定されてもよい。
第1の印刷画像を生成すると、印刷装置1は、余白領域を検出する(ステップS15)。ここでは、制御回路12は、ステップS11で文字サイズ情報を取得した場合であれば、図8に示すように、第1の文字列の文字サイズCとテープ幅Wとに基づいて、被印刷媒体40の幅方向の上下に生じる余白の大きさを算出し、算出結果に基づいて余白領域を検出してもよい。なお、“余白領域”とは、第1の印刷画像中の領域であり、サーマルヘッド8によって印字される予定のない領域のことである。
余白領域を検出すると、印刷装置1は、挿入領域を検出する(ステップS16)。ここでは、制御回路12は、ステップS15で検出した余白領域の中から挿入領域を検出する。制御回路12は、例えば、ステップS12で第2の文字列の文字サイズ情報を取得した場合であれば、その文字サイズの第2の文字列が収まる領域を余白領域の中から検出して挿入領域に決定してもよい。また、第2の文字列が収まる領域が見つからない場合には、文字サイズを縮小して改めて余白領域を探索し挿入領域を決定してもよい。なお、縮小後の文字サイズは、サービス提供者が視認できるサイズであればよく、例えば、予めサービス提供者によって設定された下限サイズ以上であればよい。また、第2の文字列の文字サイズは、例えば、予め設定されている文字サイズに決定してもよく、第1の文字列の文字サイズに対して所定の比率で縮小した文字サイズに決定してもよい。なお、第2の文字列の文字サイズは、少なくとも第1の文字列の文字サイズよりも小さいことが望ましい。
印刷装置1は、さらに、付加情報の濃度を決定する(ステップS17)。付加情報A1は、主印字データよりも目立たないことが望ましい。そのため、ここでは、制御回路12は、付加情報A1の濃度を、主印字データM1の濃度以下に決定する。
最後に、印刷装置1は、挿入領域に付加情報を挿入して第2の印刷画像を生成する(ステップS18)。ここでは、制御回路12は、第1の印刷画像FP1中の挿入領域の情報を、ステップS17で決定した濃度の付加情報A1に置き換える。これにより、図8に示す第1の印刷画像FP1を、図9に示す第2の印刷画像SP1に変換する。
印刷装置1は、図7に示す印刷画像生成処理を行うことで、図9に示すように、サービス利用者である外国人向けの主印字データM1とサービス提供者である日本人向けの付加情報A1を含む、第2の印刷画像SP1を生成することができる。そして、第2の印刷画像SP1を用いることで、サービス利用者とサービス提供者の各々に向けた情報が印刷された印刷物を容易に作成することができる。このため、印刷装置1によれば、サービス利用者とサービス提供者の両者にとって利便性の高い印刷物の作成を支援することができる。
また、印刷装置1は、図7に示す印刷画像生成処理を行うことで、主印字データを含む第1の印刷画像の余白領域に付加情報を追加することが可能である。余白領域に付加情報を追加することで、主印字データに付加情報が重なって主印字データが視認しづらくなるといった事態を回避することができる。特に、文字サイズを用いることで、簡単な計算で余白領域を検出することが可能なため、印刷装置1に高い計算負荷を課すことなく余白領域を検出することができる。
また、印刷装置1では、主印字データとともに第2の印刷画像に含まれる付加情報が、主印字データに含まれる第1の言語の第1の文字列に対応する情報であり、且つ、図形若しくは第1の言語と異なる第2の言語の第2の文字列を含んでいる。これにより、サービス利用者に応じた言語(第1の言語)の主印字データを含む印刷画像に、サービス提供者が理解できる付加情報が埋め込むことができるため、インバウンドの外国人向けサービスに利用することができる。特に、付加情報に含まれる第2の文字列が第1の文字列の翻訳であれば、例えば、インターネット情報の翻訳装置を利用することで、第2の文字列の入力を省略することも可能である。従って、印刷装置1に手動で入力すべき情報を少なくすることが可能であり、印刷画像の生成作業を簡素化することができる。
図10は、図7に示す印刷画像生成処理で生成された第1の印刷画像の別の例を示した図である。図11は、図7に示す印刷画像生成処理で生成された第2の印刷画像の別の例を示した図である。以上では、文字サイズに基づいて余白領域を検出する例を示したが、制御回路12は、ステップS11で文字間隔情報を取得した場合であれば、文字間隔に基づいて余白領域を検出してもよい。図10に示すように、第1の言語が例えば中国語や日本語の場合であれば、英語の場合と比較して比較的大きな文字間隔Sが設定され得る。このような場合には、図11に示すように、文字と文字の間に付加情報A2を挿入してもよい。即ち、図10に示す主印字データM2を含む第1の印刷画像FP2に付加情報A2を挿入することで、図11に示す主印字データM2と付加情報A2の両方を含む第2の印刷画像SP2を生成してもよい。この場合も、文字サイズを用いた場合と同様に、簡単な計算で余白領域を検出することが可能なため、印刷装置1に高い計算負荷を課すことなく余白領域を検出することができる。なお、第2の文字列は、縦書きで挿入する例を示したが、横書きで挿入してもよい。
なお、余白領域の検出方法は上述した方法に限らない。例えば、文字サイズC又は文字間隔Sに基づいて計算によって余白領域を検出する代わりに、制御回路12は、第1の印刷画像を所定の閾値を用いて二値化する画像処理によって、余白領域を検出してもよい。この場合、第1の文字列の内容によって異なる余白領域を正確に認識して有効に活用することが可能となる。
また、印刷装置1は、付加情報の濃度を主印字データの濃度よりも低く設定することが可能であり、サーマルプリンタの場合であれば、発熱素子8aへの通電時間を制御することで印刷濃度を調整することができる。印刷物の本来の目的はサービス利用者に必要な情報を正しく提供することであるため、サービス提供者向けの情報が過度に目立ってしまうことは望ましくない。付加情報の濃度を主印字データの濃度よりも低く設定することで、付加情報が必要以上に目立ってしまうことを回避することができる。
なお、以上では、付加情報の濃度を主印字データの濃度と異ならせることで、付加情報を目立ちにくくする例を示したが、付加情報を目立ちにくくする方法はこの例に限らない。例えば、カラー印刷が行われる場合であれば、付加情報の色を主印字データの色と異ならせることで、付加情報を目立ちにくくしてもよい。
また、印刷装置1は、付加情報に含まれる第2の文字列の文字サイズを、主印字データに含まれる第1の文字列の文字サイズよりも小さくしてもよい。サイズを調整することによって、色や濃度を調整する場合と同様に、付加情報が必要以上に目立ってしまうことを回避することができる。
[第2の実施形態]
図12は、本実施形態に係る印刷画像生成処理のフローチャートである。図13は、図12に示す印刷画像生成処理における挿入領域の検出方法を説明するための図である。図14は、図12に示す印刷画像生成処理で生成された第2の印刷画像の一例を示した図である。以下、図12から図14を参照しながら、本実施形態に係る印刷装置によって行われる印刷画像生成処理について具体的に説明する。なお、本実施形態に係る印刷装置は、図7に示す印刷画像生成処理の代わりに、図12に示す印刷画像生成処理を行う点を除き、印刷装置1と同様である。
図12に示す印刷画像生成処理が開始されると、印刷装置の取得部200は、主印字データ、付加情報、テープ幅情報を取得し(ステップS21からステップS23)、主印字データとテープ幅情報に基づいて第1の印刷画像を生成する(ステップS24)。なお、ステップS21からステップS24の処理は、図7に示すステップS11からステップS14の処理と同様である。
その後、印刷装置の検出部300は、第1の印刷画像に付加情報を挿入する位置に応じて変化する重なりの程度に基づいて、第1の印刷画像の中から挿入領域を検出する(ステップS25、ステップS26)。
より具体的には、検出部300は、まず、付加情報の挿入位置に応じた付加情報と主印字データとの重なりを評価する(ステップS25)。例えば、図13に示すように、付加情報に相当する大きさの注目領域ROIを用いて、主印字データM3を含む第1の印刷画像FP3をスキャンしてもよい。そして、スキャン中の各位置における注目領域ROIと主印字データM3の重なりの程度を算出してもよい。重なりの程度は、注目領域ROI内に存在する主印字データM3の黒画素の数で評価してもよい。なお、注目領域ROIの代わりに付加情報A3のそのものを用いて、第1の印刷画像FP3をスキャンしてもよい。この場合、重なりの程度は、付加情報A3の黒画素と主印字データM3の黒画素が重なった画素数で評価してもよい。
重なりの程度が評価されると、検出部300は、重なりの程度に基づいて、挿入領域に検出する(ステップS26)。ここでは、検出部300は、重なりの程度が最も小さいときの注目領域ROIの位置を特定し、特定した位置における注目領域ROIの範囲を挿入領域として検出してもよい。または、検出部300は、重なりの程度が最も小さいときの付加情報A3の位置を特定し、その位置に対応する付加情報A3の範囲を挿入領域として検出してもよい。
挿入領域が検出されると、画像生成部400は、付加情報の濃度を決定し(ステップS27)、挿入領域に付加情報を挿入して第2の印刷画像を生成する(ステップS28)。これにより、図14に示すような、主印字データM3と付加情報A3を含む第2の印刷画像SP3が生成される。なお、ステップS27とステップS28の処理は、図7のステップS17とステップS18の処理と同様である。
本実施形態に係る印刷装置は、図12に示す印刷画像生成処理を行うことで、図7に示す印刷画像生成処理を行った場合と同様に、サービス利用者向けの主印字データとサービス提供者向けの付加情報を含む、第2の印刷画像を生成することができる。このため、本実施形態に係る印刷装置によっても、印刷装置1と同様に、サービス利用者とサービス提供者の両者にとって利便性の高い印刷物の作成を支援することができる。
さらに、本実施形態に係る印刷装置は、主印字データと付加情報の重なりに基づいて挿入領域を検出する。このため、付加情報を挿入可能な余白領域が存在しない場合であっても、重なりが少なくなるように、つまり、主印字データの表示をできる限り妨げないように付加情報を挿入することができる。従って、本実施形態に係る印刷装置によれば、主印字データの視認性に与える悪影響を抑えながら、確実に付加情報を印刷画像に含めることが可能となる。
[第3の実施形態]
図15は、本実施形態に係る印刷画像生成処理のフローチャートである。図16は、図15に示す印刷画像生成処理で生成された第2の印刷画像の一例を示した図である。以下、図15及び図16を参照しながら、本実施形態に係る印刷装置によって行われる印刷画像生成処理について具体的に説明する。なお、本実施形態に係る印刷装置は、図7に示す印刷画像生成処理の代わりに、図15に示す印刷画像生成処理を行う点を除き、印刷装置1と同様である。
図15に示す印刷画像生成処理が開始されると、印刷装置の取得部200は、主印字データ、付加情報、テープ幅情報を取得し(ステップS31からステップS33)、主印字データとテープ幅情報に基づいて第1の印刷画像を生成する(ステップS34)。なお、ステップS31からステップS34の処理は、図7に示すステップS11からステップS14の処理と同様である。
その後、印刷装置の検出部300は、第1の印刷画像内の印字領域を検出する(ステップS35)。ここでは、検出部300は、第1の印刷画像内の主印字データを表す領域を印字領域として検出する。
さらに、検出部300は、印字領域の中から挿入領域を検出する(ステップS36)。ここでは、印字領域の中から付加情報を埋め込むスペースがある領域を挿入領域として検出する。
挿入領域が検出されると、画像生成部400は、付加情報の濃度を決定し(ステップS37)、挿入領域に付加情報を挿入して第2の印刷画像を生成する(ステップS38)。これにより、図16に示すような、主印字データM4内に付加情報A4が埋め込まれた第2の印刷画像SP4が生成される。なお、ステップS37とステップS38の処理は、図7のステップS17とステップS18の処理と同様である。ただし、ステップS37では、主印字データM4内に付加情報A4が埋め込まれたときに、付加情報A4を主印字データM4と区別して認識できる濃度に設定する。具体的には、主印字データM4の濃度がある程度高い場合には、付加情報A4はある程度低い濃度に設定すればよく、例えば、濃度0、つまり、付加情報A4を白画素として設定してもよい。
本実施形態に係る印刷装置は、図15に示す印刷画像生成処理を行うことによっても、図7に示す印刷画像生成処理を行った場合と同様に、サービス利用者向けの主印字データとサービス提供者向けの付加情報を含む、第2の印刷画像を生成することができる。このため、本実施形態に係る印刷装置によっても、印刷装置1と同様に、サービス利用者とサービス提供者の両者にとって利便性の高い印刷物の作成を支援することができる。
さらに、本実施形態に係る印刷装置では、付加情報は、主印字データ内に埋め込まれる。このため、付加情報が主印字データ外に挿入される場合と比較して、印刷画像全体のデザインに及ぼす影響を小さく抑えることができる。従って、好ましく設計したデザインが付加情報を追加することによって崩されてしまうことを回避することができる。
上述した実施形態は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。印刷画像生成装置、印刷画像生成方法、及び、プログラムは、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
上述した実施形態では、被印刷媒体のサイズの一例として被印刷媒体40のテープ幅を例示したが、被印刷媒体のサイズは、テープ幅に限らない。例えば、被印刷媒体がカット紙の場合であれば、用紙サイズなどであってもよい。印刷装置1は、被印刷媒体のサイズに対応する第1の印刷画像及び第2の印刷画像を生成してもよい。
また、上述した実施形態では、印刷装置1が第1の印刷画像を生成する例を示したが、第1の印刷画像は、印刷装置1ではない外部装置によって生成されてもよく、印刷装置1は、外部装置から受信した第1の印刷画像を用いて、第2の印刷画像を生成してもよい。例えば、印刷装置1は、中国語の入力が可能なコンピュータで生成された中国語の文字列を含む第1の印刷画像を用いて、日本語の文字列を含む第2の印刷画像を生成してもよい。
また、上述した実施形態では、印刷装置1が主印字データと被印刷媒体のサイズ情報に基づいて第1の印刷画像を生成する例を示したが、第1の印刷画像は、主印字データと被印刷媒体のサイズ情報と印刷ヘッドのサイズ情報に基づいて生成されてもよい。印刷ヘッドのサイズ情報を用いることで、被印刷媒体のサイズに比べて印刷ヘッドのサイズが小さい場合には、印刷ヘッドのサイズに対応する第1の印刷画像を生成することができる。これにより、実際に印刷可能な大きさの印刷画像をより確実に生成することが可能となる。
また、上述した実施形態では、印刷装置1が第2の印刷画像を生成する例を示したが、第2の印刷画像を生成する装置は、印刷装置に限らない。第2の印刷画像は、印刷部を備えていないコンピュータによって生成されてもよい。この場合、第2の印刷画像を生成するコンピュータは、印刷画像生成装置であり、コンピュータと通信可能に接続された印刷装置によって第2の印刷画像が印刷されてもよい。
また、上述した実施形態では、検出部300が挿入領域を検出する例を示したが、検出部300によって挿入領域の複数の候補が検出された場合には、検出された複数の候補の位置に基づいて、複数の候補から挿入領域を選択してもよい。例えば、第2の実施形態において、重なりの程度が同じ複数の領域が挿入領域の候補として検出された場合であれば、それらの領域のうち、最も四隅に近いものを挿入領域として決定してもよい。位置を考慮して挿入領域を決定することで、第2の印刷画像内において、付加情報を目立ちにくいすることができる。また、例えば、検出された複数の候補の位置と第1の文字列の書字方向に基づいて挿入領域を決定してもよい。書字方向を用いることで、例えば、第1の文字列の後方の位置を、優先的に挿入領域を決定してもよい。なお、書字方向とは、文字列を書き進める方向のことである。
また、上述した実施形態では、付加情報に第2の文字列が含まれる例を示したが、付加情報は、第1の文字列に対応する情報を含んでいればよい。例えば、図17に示すように、印刷装置1は、第1の文字列を含む主印字データM5と、図形を含む付加情報A5と、を含む第2の印刷画像SP5を生成してもよい。この場合も、付加情報A5に含まれるリンゴの図形によって、主印字データM5に含まれる“Apple”の内容を把握することが可能である。
また、上述した実施形態では、主印字データに含まれる第1の文字列と付加情報に含まれる第2の文字列が異なる言語の文字列である例を示したが、第1の文字列と第2の文字列は、同一言語の文字列であってもよい。例えば、第1の文字列が難読漢字である場合には、第2の文字列はその難読漢字の振り仮名であってもよい。難読漢字とは、読むことが難しい漢字のことである。常用漢字表にない漢字、読み方が常用漢字表の付表に記載されている熟字訓などいわゆる表外読みの漢字などは、難読漢字である。例えば、主印字データに含まれる第1の文字列が“蒲公英”の場合は、付加情報に含まれる第2の文字列は“たんぽぽ”であってもよい。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
第1の印刷画像と、前記第1の印刷画像に含まれている主印字データに関連する付加情報と、を取得する取得部と、
前記第1の印刷画像の中から前記付加情報を挿入すべき挿入領域を検出する検出部と、
前記第1の印刷画像の前記挿入領域に前記付加情報が挿入された第2の印刷画像を生成する画像生成部と、を備える
ことを特徴とする印刷画像生成装置。
[付記2]
付記1に記載の印刷画像生成装置において、
前記検出部は、前記第1の印刷画像内の余白領域の中から前記挿入領域を検出する
ことを特徴とする印刷画像生成装置。
[付記3]
付記2に記載の印刷画像生成装置において、
前記検出部は、前記主印字データの文字サイズ又は文字間隔に基づいて、前記第1の印刷画像の中から前記余白領域を検出する
ことを特徴とする印刷画像生成装置。
[付記4]
付記1に記載の印刷画像生成装置において、
前記検出部は、前記付加情報を前記第1の印刷画像に挿入する位置に応じて変化する前記主印字データと前記付加情報との重なりに基づいて、前記第1の印刷画像の中から前記挿入領域を検出する
ことを特徴とする印刷画像生成装置。
[付記5]
付記1に記載の印刷画像生成装置において、
前記検出部は、前記第1の印刷画像内の前記主印字データを表す領域の中から前記挿入領域を検出する
ことを特徴とする印刷画像生成装置。
[付記6]
付記1乃至付記5のいずれか1つに記載の印刷画像生成装置において、
前記検出部は、前記挿入領域の複数の候補が検出されたときに、前記第1の印刷画像内における前記複数の候補の位置に基づいて、前記複数の候補から前記挿入領域を選択する
ことを特徴とする印刷画像生成装置。
[付記7]
付記1乃至付記6のいずれか1つに記載の印刷画像生成装置において、
前記画像生成部は、前記付加情報を前記主印字データとは異なる色又は濃度で前記第1の印刷画像に挿入する
ことを特徴とする印刷画像生成装置。
[付記8]
付記1乃至付記7のいずれか1つに記載の印刷画像生成装置において、
前記主印字データは、第1の言語の第1の文字列を含み、
前記付加情報は、前記第1の文字列に対応する情報であって、図形、又は、前記第1の言語とは異なる第2の言語の第2の文字列の少なくとも一方を含む
ことを特徴とする印刷画像生成装置。
[付記9]
付記8に記載の印刷画像生成装置において、
前記主印字データは、第1の言語の第1の文字列を含み、
前記第2の文字列は、前記第1の文字列の第2の言語への翻訳である
ことを特徴とする印刷画像生成装置。
[付記10]
付記8又は付記9に記載の印刷画像生成装置において、
前記図形、又は、前記第2の文字列を構成する文字の少なくとも一方のサイズは、前記第1の文字列を構成する文字のサイズよりも小さい
ことを特徴とする印刷画像生成装置。
[付記11]
付記1乃至付記10のいずれか1つに記載の印刷画像生成装置において、
前記取得部は、
前記主印字データと、被印刷媒体のサイズ情報と、を取得し、
前記主印字データと前記被印刷媒体のサイズ情報に基づいて、前記第1の印刷画像を生成する
ことを特徴とする印刷画像生成装置。
[付記12]
付記1乃至付記10のいずれか1つに記載の印刷画像生成装置において、
前記取得部は、
前記主印字データと、被印刷媒体のサイズ情報と、印刷ヘッドのサイズ情報を取得し、
前記主印字データと前記被印刷媒体のサイズ情報と前記印刷ヘッドのサイズ情報に基づいて、前記第1の印刷画像を生成する
ことを特徴とする印刷画像生成装置。
[付記13]
付記1乃至付記12のいずれか1つに記載の印刷画像生成装置において、さらに、
前記第2の印刷画像を被印刷媒体に印刷する印刷部を備える
ことを特徴とする印刷画像生成装置。
[付記14]
第1の印刷画像と、前記第1の印刷画像に含まれている主印字データに関連する付加情報と、を取得することと、
前記第1の印刷画像の中から前記付加情報を挿入すべき挿入領域を検出することと、
前記第1の印刷画像の前記挿入領域に前記付加情報が挿入された第2の印刷画像を生成することと、含む
ことを特徴とする印刷画像生成方法。
[付記15]
印刷画像生成装置に、
第1の印刷画像と、前記第1の印刷画像に含まれている主印字データに関連する付加情報と、を取得し、
前記第1の印刷画像の中から前記付加情報を挿入すべき挿入領域を検出し、
前記第1の印刷画像の前記挿入領域に前記付加情報が挿入された第2の印刷画像を生成する
処理を実行させることを特徴とするプログラム。
1 印刷装置
2 装置筐体
2a 媒体アダプタ収容部
2b 排出口
3 入力部
4 蓋
4a ボタン
5 窓
6 表示部
7 プラテンローラ
8 サーマルヘッド
8a 発熱素子
9 フルカッター
10 ハーフカッター
12 制御回路
13 ROM
14 RAM
15 表示駆動回路
16 ヘッド駆動回路
17 サーミスタ
18 通信モジュール
20 媒体アダプタ
31 搬送用モータ駆動回路
32 搬送用モータ
34 カッターモータ駆動回路
35 カッターモータ
36 テープ幅検出スイッチ
40 被印刷媒体
100 印刷画像生成部
200 取得部
300 検出部
400 画像生成部
500 印刷部
A1~A5 付加情報
FP1~FP3 第1の印刷画像
L1 セパレータ
L2 粘着層
L3 基材
L4 発色層
L5 保護層
M1~M5 主印字データ
SP1~SP5 第2の印刷画像

Claims (13)

  1. 主印字データと、前記主印字データに関連する付加情報と、被印刷媒体のサイズ情報と、印刷ヘッドのサイズ情報と、を取得し、前記主印字データと前記被印刷媒体のサイズ情報と前記印刷ヘッドのサイズ情報とに基づいて、第1の印刷画像を生成する取得部と、
    前記第1の印刷画像の中から前記付加情報を挿入すべき挿入領域を検出する検出部と、
    前記第1の印刷画像の前記挿入領域に前記付加情報が挿入された第2の印刷画像を生成する画像生成部と、を備える
    ことを特徴とする印刷画像生成装置。
  2. 請求項1に記載の印刷画像生成装置において、
    前記検出部は、前記第1の印刷画像内の余白領域の中から前記挿入領域を検出する
    ことを特徴とする印刷画像生成装置。
  3. 請求項2に記載の印刷画像生成装置において、
    前記検出部は、前記主印字データの文字サイズ又は文字間隔に基づいて、前記第1の印刷画像の中から前記余白領域を検出する
    ことを特徴とする印刷画像生成装置。
  4. 請求項1に記載の印刷画像生成装置において、
    前記検出部は、前記付加情報を前記第1の印刷画像に挿入する位置に応じて変化する前記主印字データと前記付加情報との重なりに基づいて、前記第1の印刷画像の中から前記挿入領域を検出する
    ことを特徴とする印刷画像生成装置。
  5. 請求項1に記載の印刷画像生成装置において、
    前記検出部は、前記第1の印刷画像内の前記主印字データを表す領域の中から前記挿入領域を検出する
    ことを特徴とする印刷画像生成装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の印刷画像生成装置において、
    前記検出部は、前記挿入領域の複数の候補が検出されたときに、前記第1の印刷画像内における前記複数の候補の位置に基づいて、前記複数の候補から前記挿入領域を選択することを特徴とする印刷画像生成装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の印刷画像生成装置において、
    前記画像生成部は、前記付加情報を前記主印字データとは異なる色又は濃度で前記第1の印刷画像に挿入する
    ことを特徴とする印刷画像生成装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の印刷画像生成装置において、
    前記主印字データは、第1の言語の第1の文字列を含み、
    前記付加情報は、前記第1の文字列に対応する情報であって、図形、又は、前記第1の言語とは異なる第2の言語の第2の文字列の少なくとも一方を含む
    ことを特徴とする印刷画像生成装置。
  9. 請求項8に記載の印刷画像生成装置において、
    前記主印字データは、第1の言語の第1の文字列を含み、
    前記第2の文字列は、前記第1の文字列の第2の言語への翻訳である
    ことを特徴とする印刷画像生成装置。
  10. 請求項8又は請求項9に記載の印刷画像生成装置において、
    前記図形、又は、前記第2の文字列を構成する文字の少なくとも一方のサイズは、前記第1の文字列を構成する文字のサイズよりも小さい
    ことを特徴とする印刷画像生成装置。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の印刷画像生成装置において、さらに、
    前記第2の印刷画像を被印刷媒体に印刷する印刷部を備える
    ことを特徴とする印刷画像生成装置。
  12. 主印字データと、前記主印字データに関連する付加情報と、被印刷媒体のサイズ情報と、印刷ヘッドのサイズ情報と、を取得し、前記主印字データと前記被印刷媒体のサイズ情報と前記印刷ヘッドのサイズ情報とに基づいて、第1の印刷画像を生成することと、
    前記第1の印刷画像の中から前記付加情報を挿入すべき挿入領域を検出することと、
    前記第1の印刷画像の前記挿入領域に前記付加情報が挿入された第2の印刷画像を生成することと、含む
    ことを特徴とする印刷画像生成方法。
  13. 印刷画像生成装置に、
    主印字データと、前記主印字データに関連する付加情報と、被印刷媒体のサイズ情報と、印刷ヘッドのサイズ情報と、を取得し、前記主印字データと前記被印刷媒体のサイズ情報と前記印刷ヘッドのサイズ情報とに基づいて、第1の印刷画像を生成し
    前記第1の印刷画像の中から前記付加情報を挿入すべき挿入領域を検出し、
    前記第1の印刷画像の前記挿入領域に前記付加情報が挿入された第2の印刷画像を生成する
    処理を実行させることを特徴とするプログラム。
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