JP7291609B2 - 熱可塑性ポリウレタンエラストマー組成物 - Google Patents
熱可塑性ポリウレタンエラストマー組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7291609B2 JP7291609B2 JP2019202637A JP2019202637A JP7291609B2 JP 7291609 B2 JP7291609 B2 JP 7291609B2 JP 2019202637 A JP2019202637 A JP 2019202637A JP 2019202637 A JP2019202637 A JP 2019202637A JP 7291609 B2 JP7291609 B2 JP 7291609B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mass
- parts
- tpu
- polyurethane elastomer
- thermoplastic polyurethane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
しかし、金属水酸化物系難燃剤の添加により充分な難燃性を得るためには、エラストマー樹脂の総質量に対して比較的多量の難燃剤を添加する必要がある。一方、多量の難燃剤を添加すると、硬度が高くなり過ぎて成形が困難になったり、引張強度等の機械的特性が低下したりする問題がある。このため、高い難燃性と、良好な機械的特性の両立を図ることが困難であった。
[2] 引張強さが30MPa以上である、[1]に記載の熱可塑性ポリウレタンエラストマー組成物。
[3] 硬度が90以下である、[1]又は[2]に記載の熱可塑性ポリウレタンエラストマー組成物。
[4] 前記熱可塑性ポリウレタンエラストマー100質量部のうち、カーボネート系ポリウレタンエラストマーの占める割合が50質量部以上である、[1]~[3]の何れか一項に記載の熱可塑性ポリウレタンエラストマー組成物。
本発明のTPU組成物は、熱可塑性ポリウレタンエラストマーと、水酸化アルミニウムと、ヒンダードアミン系難燃剤と、フォスフィン酸金属塩とを含む。
その配合量は、熱可塑性ポリウレタンエラストマー100質量部に対して、水酸化アルミニウム10~40質量部、ヒンダードアミン系難燃剤0.5~5質量部、フォスフィン酸金属塩0.5質量部以上2質量部以下である。
本発明のTPU組成物は、引張強さをより一層向上させる観点から、ポリリン酸アンモニウム塩を含まないか、含んだとしてもその含有量が、前記熱可塑性ポリウレタンエラストマー100質量部に対して、1質量部以下であることが好ましい。
以下、各成分について説明する。
熱可塑性ポリウレタンエラストマー(略称:TPU)としては、ハードセグメントブロックとソフトセグメントブロックとを繰り返し単位とするブロック共重合体が好ましい。
ジイソシアネートとしては、例えば1,6-ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、1,5-ナフチレンジイソシアネート(NDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、キシレンジイソシアネート(XDI)、水素添加XDI、トリレンジイソシアネート(TDI)、トリイソシアネート、テトラメチルキシレンジイソシアネート(TMXDI)、1,3,6-ヘキサメチレントリイソシアネート等が挙げられる。
ジイソシアネートとしては、ハードセグメントブロックの説明において先に例示したジイソシアネート等が挙げられる。
ポリオールとしては、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネートポリオール等が挙げられる。
ジオール類としては、ハードセグメントブロックの説明において先に例示したジオール類等が挙げられる。
ジカルボン酸としては、例えばコハク酸、アジピン酸、セバシン酸、フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸等が挙げられる。
ジカルボン酸としては、ポリエステルポリオールの説明において先に例示したジカルボン酸等が挙げられる。
グリコールとしては、ジエチレングリコール、プロピレンオキサイド付加物等が挙げられる。
ジオール類としては、ハードセグメントブロックの説明において先に例示したジオール類等が挙げられる。
カーボネート類としては、例えばジエチレンカーボネート、ジエチルカーボネート等が挙げられる。
ここで、TPU100質量部のうち、上記含有割合で含まれるカーボネート系TPU以外の残部は、エーテル系TPUであることが好ましい。
ここで、TPUの硬度は、JIS K 6253-3:2012に準拠して測定されるショアA硬度である。TPUの硬度は、TPUの分子量、ハードセグメントブロックの量等によって調整できる。
[水酸化アルミニウム]
水酸化アルミニウムの含有量は、TPU100質量部に対して、10~40質量部であり、10~30質量部が好ましく、15~25質量部がより好ましい。水酸化アルミニウムの含有量が上記範囲の下限値以上であれば、TPU組成物の難燃性をより高めることができる。水酸化アルミニウムの含有量が上記範囲の上限値以下であれば、TPU組成物の硬度や脆性が高まることを抑制しつつ、引張強さを向上させることができる。
本発明のTPU組成物に含まれるヒンダードアミン系難燃剤としては、公知のヒンダードアミン系難燃剤を適用することができる。なかでも、ピペリジン骨格を有するものが好ましく、下記式(1)で示される骨格を有するものがより好ましく、下記式(2)で示される骨格を有するものがさらに好ましい。ここで「骨格」の用語は、構造式中の任意の水素原子が、他の化学構造(原子団)によって置換されていてもよいことを意味する。
前記式(2)で表される骨格を有する化合物としては、例えば、下記式(3)で表される化合物、下記式(4)で表される化合物が挙げられる。
下記式(3),(4)中、Zが前記式(2)で表される骨格を表す。前記式(2)のトリアジン環の水素原子を置換しているメチル基がメチレン基となって、Zが結合する窒素原子に結合しているものが好ましい。
本発明のTPU組成物に含まれるフォスフィン酸金属塩は、公知の化合物である。なかでも、下記式(5)で表されるフォスフィン酸金属塩が好ましい。
{[R11-P(-O)(=O)-R12]m - + Mm+} ・・・(5)
式中、R11、R12は、それぞれ独立に、炭素数1~6のアルキル基または炭素数12以下のアリール基であり、Mは、カルシウム、アルミニウム又は亜鉛であり、Mがアルミニウムの場合はm=3、それ以外の場合はm=2である。
なかでも、本発明のTPU組成物が優れた難燃性と優れた引張強さとを両立して発揮するために、R11及びR12が炭素数1~3の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基であるものが好ましく、R11及びR12が炭素数1~3の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基であり、かつ、Mがアルミニウムであるものがより好ましい。
また、TPU組成物の引張強さをより向上させる観点から、フォスフィン酸金属塩の含有量は、ヒンダードアミン系難燃剤の含有量よりも少ないか又は同じが好ましい。
本発明のTPU組成物は、必要に応じて、TPU、水酸化アルミニウム、ヒンダードアミン系難燃剤、及びフォスフィン酸金属塩以外の成分(任意成分)を含有していてもよい。
任意成分としては、例えば、溶剤、可塑剤、プロセスオイル等の軟化剤、タルク、カーボンブラック、炭酸カルシウム等の充填剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、加工安定剤、着色剤等の各種の添加剤が挙げられる。
本発明のTPU組成物の引張強さは、TPUの硬度、水酸化アルミニウム及び難燃剤の含有量等によって調整することができる。
本発明のTPU組成物の硬度は、TPUの硬度、水酸化アルミニウム及び難燃剤の含有量等によって調整することができる。
本発明のTPU組成物は、難燃剤として水酸化アルミニウムと、ヒンダードアミン系難燃剤と、フォスフィン酸金属塩とを特定の量で含む。これらの相対的な含有量が、優れた難燃性を発揮し、かつ、引張強さを向上させる要因であると考えられる。
本発明のTPU組成物は、プレス成形、射出成形、押出成形等の公知の成形法により成形して成形品とすることができる。
成形品としては、特に限定されず、例えば自動車部品、パーソナルコンピュータ、コピー機等の電子・電気機器部品(例えばキーボード、トナーシール材、クリーニングブレード等)、レインコート等のフィルム材、放水ホース材、時計用バンド、フィギュア(人間やキャラクター等の立体的な模型)、工具グリップ(ドライバーのハンドル等)等が挙げられる。
本発明のTPU組成物の成形品は、難燃性だけでなく引張強さにも優れ、また、硬度も広い用途で実用可能な範囲である。
「T-9280」:DICコベストロポリマー社製、硬度80、カーボネート系TPU
「T-7275」:DICコベストロポリマー社製、硬度75、エーテル系TPU
「1175A10W」:BASF社製、硬度75、エーテル系V-0TPU
「BF013」:日本軽金属社製、水酸化アルミニウム
「FR-2200」:ADEKA社製、イントメッセント系難燃剤
「EXOLIT432」:CLARIANT社製、ポリリン酸アンモニウム
「EXOLIT930」:CLARIANT社製、フォスフィン酸金属塩
「Flamestab NOR 116 FF」:BASF社製、ヒンダードアミン系難燃剤
「FP-T80」:ADEKA社製、ヒンダードアミン系難燃剤
「Pekoflam STC」:ARCHROMA社製、フォスフィン酸金属塩
「C-7」:日東化工社製、滑剤
表1~2に記載の量(質量部)で各原材料を配合した配合物を得た。例えば、試験例1においては、「T-9280」の100質量部に対して「C-7」の2質量部を配合し、TPU組成物を得た。
各試験例において、調製したTPU組成物65gをラボプラストミル(東洋精機社製:型番:4C150、ローター:R30)に投入し、160℃設定で30回転にて7分混錬した。得られた混練物を1分以内に155℃設定の6インチロールにて1分素通して、約0.5mm厚のシートを作成した。
各試験例で得たシートについて、ロールに通した方向(投げ入れ方向)と、それに直交する方向を区別することができる。複数のシートを準備し、各シートの投げ入れ方向が互いに交差(クロス)した状態で重ねて、170℃にて4分間予熱、4分間加熱圧縮成形後、加圧のまま冷却を行い、1mm厚の試験片を作製した。
試験片を23±1℃の環境に24時間静置した後、硬度と引張強さを測定した。
硬度はJIS Z 2246:2000に従い、シュアA硬度系にて測定した。
引張強さは、試験片をJIS K 6251:2010に規定された5号ダンベルにて打ち抜き、JIS K 7161-2に基づいて測定した。その結果を表1~2に示す。
試験片を20mm×120mmの大きさに切り出し、短辺を2つ折りにした。これを80#の金網からなる直径1cmの円筒の外周に1重で巻き付けて、ホッチキスにて止めたものを試験サンプルとした。
次に、試験サンプルの下部にバーナーの炎を側方から垂直に当て、10秒間燃焼させ、バーナーの炎を離した後に消えた場合には、再度バーナーの炎を当てて10秒間燃焼させ、バーナーの炎を離した後に消えた場合には、再々度バーナーの炎を当てて10秒間燃焼させた後、バーナーの炎を離し、試験サンプルの燃焼状態を確認した。
その結果を表1~2に示す。表1~2中、「燃える」は、1回目の燃焼後に消えなかったことを意味し、「消える」は、3回目の燃焼後にも消えたことを意味する。
Claims (4)
- 熱可塑性ポリウレタンエラストマー100質量部と、水酸化アルミニウム10~40質量部と、ヒンダードアミン系難燃剤0.5~5質量部と、フォスフィン酸金属塩0.5質量部以上2質量部以下と、を含む、熱可塑性ポリウレタンエラストマー組成物。
- 前記熱可塑性ポリウレタンエラストマー組成物からなる1mm厚の試験片を23±1℃の環境に24時間静置した後、JIS K 6251:2010に規定された5号ダンベルにて打ち抜き、JIS K 7161-2に基づいて測定した引張強さが30MPa以上である、請求項1に記載の熱可塑性ポリウレタンエラストマー組成物。
- 前記熱可塑性ポリウレタンエラストマー組成物からなる1mm厚の試験片を23±1℃の環境に24時間静置した後、JIS Z 2246:2000に従い測定したショアA硬度が90以下である、請求項1又は2に記載の熱可塑性ポリウレタンエラストマー組成物。
- 前記熱可塑性ポリウレタンエラストマー100質量部のうち、カーボネート系ポリウレタンエラストマーの占める割合が50質量部以上である、請求項1~3の何れか一項に記載の熱可塑性ポリウレタンエラストマー組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019202637A JP7291609B2 (ja) | 2019-11-07 | 2019-11-07 | 熱可塑性ポリウレタンエラストマー組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019202637A JP7291609B2 (ja) | 2019-11-07 | 2019-11-07 | 熱可塑性ポリウレタンエラストマー組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021075612A JP2021075612A (ja) | 2021-05-20 |
JP7291609B2 true JP7291609B2 (ja) | 2023-06-15 |
Family
ID=75900002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019202637A Active JP7291609B2 (ja) | 2019-11-07 | 2019-11-07 | 熱可塑性ポリウレタンエラストマー組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7291609B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023069383A (ja) * | 2021-11-05 | 2023-05-18 | 信越ポリマー株式会社 | 熱可塑性ポリウレタンエラストマー組成物 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015521666A (ja) | 2012-06-22 | 2015-07-30 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | ポリカーボネートジオールに基づく難燃性熱可塑性ポリウレタン |
JP2016527352A (ja) | 2013-07-26 | 2016-09-08 | クラリアント・インターナシヨナル・リミテツド | 熱可塑性ポリマー及び所定のアミノエーテル及び微細に分割したホスフィナートからなる相乗作用性混合物を含む組成物 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62151457A (ja) * | 1985-12-26 | 1987-07-06 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 難燃性樹脂組成物及び電線 |
-
2019
- 2019-11-07 JP JP2019202637A patent/JP7291609B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015521666A (ja) | 2012-06-22 | 2015-07-30 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | ポリカーボネートジオールに基づく難燃性熱可塑性ポリウレタン |
JP2016527352A (ja) | 2013-07-26 | 2016-09-08 | クラリアント・インターナシヨナル・リミテツド | 熱可塑性ポリマー及び所定のアミノエーテル及び微細に分割したホスフィナートからなる相乗作用性混合物を含む組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021075612A (ja) | 2021-05-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2046889B1 (en) | Toughened halogen free flame retardant polyester composition | |
US8017676B2 (en) | Halogen-free flame retardant thermoplastic polyurethanes | |
JP5143724B2 (ja) | 非ハロゲン性難燃性熱可塑性ポリウレタン | |
CN101835832B (zh) | 用于电子设备的柔性阻燃绝缘线 | |
TW200813198A (en) | Flame retardant thermoplastic composition and moulded part made thereof | |
JP2009545127A (ja) | 絶縁電線および電子機器でのその使用 | |
KR20050016159A (ko) | 황변이 억제된 카르보디이미드 조성물, 가수분해에 대한안정화제 및 열가소성 수지 조성물 | |
CN102803368A (zh) | 颜色稳定的无卤素阻燃组合物 | |
KR20140007816A (ko) | 난연성 열가소성 조성물 | |
CN115135720B (zh) | 聚酯弹性体树脂组合物 | |
TWI715547B (zh) | 無鹵素阻燃性組成物及其製造方法 | |
ES2691638T3 (es) | Retardante de llama libre de halógeno de TPU con LOI muy alto | |
JP7291609B2 (ja) | 熱可塑性ポリウレタンエラストマー組成物 | |
JP7088003B2 (ja) | ポリエステルエラストマー樹脂組成物 | |
JP7288840B2 (ja) | 熱可塑性ポリウレタンエラストマー組成物の製造方法 | |
JP5481916B2 (ja) | 難燃性ポリエステルエラストマー組成物 | |
JP4930209B2 (ja) | フレキシブルブーツ | |
JP5135789B2 (ja) | 電線 | |
WO2023080194A1 (ja) | 熱可塑性ポリウレタンエラストマー組成物 | |
JP2024076677A (ja) | 熱可塑性ポリウレタンエラストマー組成物 | |
JP2024076523A (ja) | 熱可塑性ポリウレタンエラストマー組成物 | |
JP2020041111A (ja) | 熱可塑性ポリウレタンエラストマー組成物及び電線 | |
JP4633288B2 (ja) | 樹脂組成物 | |
JP2011184535A (ja) | 樹脂組成物および樹脂成形体 | |
KR20170045473A (ko) | 유연성과 난연성이 우수한 절연 전선케이블용 공중합체 조성물 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220518 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230222 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230307 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230427 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230516 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230605 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7291609 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |