JP7288799B2 - 電源制御装置、降圧型dc/dcコンバータ、および昇圧型dc/dcコンバータ - Google Patents

電源制御装置、降圧型dc/dcコンバータ、および昇圧型dc/dcコンバータ Download PDF

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Description

本発明は、降圧型DC/DCコンバータ用または昇圧型DC/DCコンバータ用の電源制御装置に関する。
従来から、熱損失が少なく、且つ、入出力差が比較的大きい場合に効率が良い安定化電源手段の一つとして、トランジスタのスイッチング制御によって入力電圧から所望の出力電圧を生成する所謂スイッチングレギュレータが広く用いられている。スイッチングレギュレータには、降圧型DC/DCコンバータや昇圧型DC/DCコンバータが含まれる。
特許文献1には、従来の降圧型DC/DCコンバータの一例が開示されている。
特開2012-114987号公報
特許文献1を含め従来の降圧型DC/DCコンバータでは、出力電圧を分圧抵抗により分圧することによって帰還電圧を生成し、当該帰還電圧に基づいてデューティ制御を行うものが多い。このような降圧型DC/DCコンバータでは、分圧抵抗同士の接続ノードと出力電圧の出力ラインとの間の導通状態が非導通となる異常が生じた場合、帰還電圧は常に接地電圧(=0V)となる。これにより、スイッチング制御は、最大デューティでの制御となり、出力電圧が持ち上がってしまう(出力電圧=入力電圧×最大デューティ)。すると、出力電圧が出力ラインに接続されるデバイスの耐圧を超えてしまい、当該デバイスが破壊される虞があった。
また、降圧型DC/DCコンバータに含まれる電源ICは、帰還電圧が印加される帰還端子(FB端子)を備えることが多く、FB端子の電圧を監視することにより、過電圧保護を行うことはできる。しかしながら、上記のような分圧抵抗同士の接続ノードと出力ラインとの間の導通状態が非導通となる異常の場合は、FB端子の電圧は0Vとなるので、過電圧保護を行うことができない。そのため、電源ICに出力電圧の生成される出力端子を追加して、当該出力端子の電圧を監視することが考えられるが、電源ICにおける端子の追加は望ましくない。
上記状況に鑑み、本発明は、帰還電圧の異常が生じた場合に過電圧保護を行う機能を出力端子の追加を必要とせずに実現できる電源制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1態様に係る電源制御装置は、
装置外部においてインダクタの第1端と接続可能な第1端子と、
前記第1端子と第1接続ノードにおいて接続される第1端を有するトランジスタと、
スイッチング電源装置の出力電圧に基づいて生成される帰還電圧に基づいてPWM信号を生成する帰還制御部と、
前記PWM信号に基づいて前記トランジスタをスイッチング制御するスイッチング制御部と、
前記第1接続ノードに生じるスイッチング電圧を監視して過電圧保護信号を生成する過電圧保護部と、
を備えており、
前記スイッチング制御部は、前記過電圧保護信号に基づいて前記トランジスタをオフとしてスイッチングを停止させる構成としている(第1の構成)。
また、上記第1の構成において、前記過電圧保護部は、前記スイッチング電圧に基づく電圧を平滑化する平滑部を有することとしてもよい(第2の構成)。
また、上記第2の構成において、前記平滑部は、前記第1端子と接続される第1端を有する第1抵抗と、前記第1抵抗の第2端と接続される第1端を有する第1キャパシタと、を有することとしてもよい(第3の構成)。
また、上記第2または第3の構成において、前記過電圧保護部は、前記平滑部から出力される第1電圧を第2電圧に変換するバッファをさらに有することとしてもよい(第4の構成)。
また、上記第4の構成において、前記バッファは、前記第1電圧が印加されるベースと、接地端に接続されるコレクタと、を有するpnpトランジスタと、前記入力電圧が印加される第1端と、前記pnpトランジスタのエミッタに接続される第2端と、を有する第2抵抗と、前記入力電圧が印加されるコレクタと、前記pnpトランジスタのエミッタが接続されるベースと、を有するnpnトランジスタと、を有することとしてもよい(第5の構成)。
また、上記第2から第5のいずれかの構成において、前記過電圧保護部は、前記平滑部から出力される第1電圧に基づいた電圧を分圧して第1分圧電圧を生成する第1分圧抵抗と、前記第1分圧電圧と第1基準電圧とを比較する第1コンパレータと、をさらに有することとしてもよい(第6の構成)。
また、上記第6の構成において、前記過電圧保護部は、前記第1コンパレータの出力に基づいてオンオフされるスイッチと、前記第1分圧抵抗に含まれる第3抵抗と、をさらに有し、前記第3抵抗の両端間には前記スイッチが接続されることとしてもよい(第7の構成)。
また、上記第1から第7のいずれかの構成において、前記帰還電圧を監視して帰還電圧検知信号を出力する帰還電圧検知部と、前記過電圧保護信号と前記帰還電圧検知信号とに基づき、前記スイッチング制御部へ出力するシャットダウン信号を生成するシャットダウン信号生成部と、をさらに備えることとしてもよい(第8の構成)。
また、上記第8の構成において、前記帰還電圧検知部は、前記帰還電圧と第2基準電圧とを比較して前記帰還電圧検知信号を生成する第2コンパレータを有することとしてもよい(第9の構成)。
また、上記第9の構成において、前記第2基準電圧は、前記帰還制御部に含まれるソフトスタート部により生成されるソフトスタート電圧よりも低いこととしてもよい(第10の構成)。
また、上記第8から第10のいずれかの構成において、前記シャットダウン信号生成部は、前記帰還電圧検知信号に基づいた信号が入力されるD入力端と、前記過電圧保護信号が入力されるクロック端と、を有するDフリップフロップを有することとしてもよい(第11の構成)。
また、上記第11の構成において、保護回路部をさらに備え、前記シャットダウン信号生成部は、前記Dフリップフロップの出力に基づく信号と、前記保護回路部から出力される保護信号とが入力されるAND回路をさらに有することとしてもよい(第12の構成)。
また、本発明の第2態様に係る降圧型DC/DCコンバータは、前記トランジスタの第2端と接続されて装置外部において入力電圧の印加端と接続可能な第2端子をさらに備える上記いずれかの構成である電源制御装置と、
前記第1端子に接続される第1端を有するインダクタと、
前記インダクタの第2端に接続される第1端を有する出力キャパシタと、を備える(第13の構成)。
また、本発明の第3態様に係る昇圧型DC/DCコンバータは、前記トランジスタの第2端と接続されて装置外部において接地端と接続可能な第2端子と、第3端子と、をさらに備える上記いずれかの構成である電源制御装置と、
前記第1端子に接続される第1端と、入力電圧の印加端が接続される第2端と、を有するインダクタと、
前記第3端子と接続されるアノードを有するダイオードと、
前記ダイオードのカソードと接続される第1端を有する出力キャパシタと、を備える(第14の構成)。
また、上記第13の構成の降圧型DC/DCコンバータにおいて、前記出力電圧を分圧して前記帰還電圧を生成する第2分圧抵抗をさらに備えることとしてもよい(第15の構成)。
また、上記第14の構成の昇圧型DC/DCコンバータにおいて、前記出力電圧を分圧して前記帰還電圧を生成する第2分圧抵抗をさらに備えることとしてもよい(第16の構成)。
本発明の電源制御装置によれば、帰還電圧の異常が生じた場合に過電圧保護を行う機能を出力端子の追加を必要とせずに実現できる。
本発明の例示的な実施形態に係る降圧型DC/DCコンバータの構成を示す図である。 過電圧保護部の一構成例を示す図である。 帰還電圧検知部およびシャットダウン信号生成部の一構成例を示す図である。 参照電圧、ソフトスタート電圧、および基準電圧の時間的推移を示す図である。 本発明の例示的な実施形態に係る降圧型DC/DCコンバータにおいて異常が生じたことを示す図である。 異常状態が発生した場合の電源ICの起動動作を示すタイミングチャートである。 過電圧保護機能を有さない電源ICを用いた場合に異常状態が発生した場合の起動時の波形図である。 降圧型DC/DCコンバータの変形例の構成を示す図である。 本発明の例示的な実施形態に係る昇圧型DC/DCコンバータの構成を示す図である。
以下に本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。
<1.降圧型DC/DCコンバータの全体構成>
図1は、本発明の例示的な実施形態に係る降圧型DC/DCコンバータの構成を示す図である。図1に示す降圧型DC/DCコンバータは、電源IC(電源制御装置)1と、電源IC1に対して外付けされるディスクリート素子として出力キャパシタC1、インダクタL1、および分圧抵抗R1,R2を有する。
電源IC1は、上側トランジスタM1と、下側トランジスタM2と、ドライバ2と、ロジック部3と、PWMコンパレータ4と、スロープ信号生成部5と、エラーアンプ6と、参照電圧生成部7と、ソフトスタート部8と、帰還電圧検知部9と、過電圧保護部10と、保護回路部11と、シャットダウン信号生成部12と、UVLO部13と、を有する。なお、PWMコンパレータ4と、スロープ信号生成部5と、エラーアンプ6と、参照電圧生成部7と、ソフトスタート部8と、から帰還制御部FBC1が構成される。
下側トランジスタM2は、同期整流トランジスタである。すなわち、図1に示す降圧型DC/DCコンバータは、同期整流型コンバータである。また、電源IC1は、外部との電気的接続を確立するための外部端子として、端子T1(IN端子)、端子T2(SW端子)、端子T3(GND端子)、および端子T4(FB端子)を有する。
pチャネルMOSFETで構成される上側トランジスタM1のソースは、端子T1に接続される。電源IC1の外部において、端子T1には、入力電圧Vinの印加端が接続される。上側トランジスタM1のドレインは、nチャネルMOSFETで構成される下側トランジスタM2のドレインと接続ノードN1で接続される。接続ノードN1は、端子T2に接続される。電源IC1の外部において、端子T2は、インダクタL1の一端に接続される。インダクタL1の他端には、出力キャパシタC1の一端が接続される。出力キャパシタC1の他端は、接地端に接続される。下側トランジスタM2のソースは、端子T3に接続される。電源IC1の外部において、端子T3は、接地端に接続される。
ドライバ2は、上側ゲート信号G1を上側トランジスタM1のゲートに印加させることで、上側トランジスタM1をスイッチング駆動する。また、ドライバ2は、下側ゲート信号G2を下側トランジスタM2のゲートに印加させることで、下側トランジスタM2をスイッチング駆動する。
ロジック部3は、ドライバ2を介して上側トランジスタM1および下側トランジスタM2の駆動を制御する。
ここで、インダクタL1の他端と出力キャパシタC1の一端とが接続される接続ノードN3には、出力ライン14の一端が接続される。出力ライン14には、分圧抵抗R1の一端が接続される。分圧抵抗R1の他端は、分圧抵抗R2の一端に接続ノードNR1において接続される。分圧抵抗R2の他端は、接地端に接続される。接続ノードNR1は、端子T4に接続される。
これにより、出力ライン14に生成される出力電圧Voutを分圧抵抗R1,R2により分圧した帰還電圧Fbが端子T4に印加される。
端子T4は、エラーアンプ6の反転入力端に接続される。エラーアンプ6の第1非反転入力端には、参照電圧生成部7により生成される参照電圧Refが印加される。エラーアンプ6の第2非反転入力端には、ソフトスタート部8により生成されるソフトスタート電圧Ssが印加される。
エラーアンプ6は、第1非反転入力端に印加される参照電圧Refと第2非反転入力端に印加されるソフトスタート電圧Ssのうち低い方の電圧と、反転入力端に印加される帰還電圧Fbとの誤差を増幅して、誤差信号Errを生成する。
スロープ信号生成部5は、所定周波数の三角波信号Slを生成する。PWMコンパレータ4は、非反転入力端に印加される誤差信号Errと、反転入力端に印加される三角波信号Slとを比較し、PWM信号Pwmを生成する。すなわち、帰還制御部FBC1は、帰還電圧Fbに基づいてPWM信号Pwmを生成する。
ロジック部3は、入力されるPWM信号Pwmに基づいてドライバ2を介して上側トランジスタM1および下側トランジスタM2を相補的(排他的)にオンオフ制御する。なお、本明細書中で用いる「相補的(排他的)」という文言は、上側トランジスタおよび下側トランジスタのオン/オフが完全に逆転している場合のほか、貫通電流防止の観点から上側トランジスタおよび下側トランジスタの同時オフ期間(デッドタイム)を設けている場合をも含むものとする。
帰還電圧検知部9は、帰還電圧Fbを監視し、帰還電圧Fbの正常/異常を示す帰還電圧検知信号Fbdetを生成する。
過電圧保護部10は、端子T2に発生するスイッチング電圧Swを監視し、過電圧保護信号Ovpを生成する。
保護回路部11は、温度異常を監視するサーマルシャットダウン部や帰還電圧Fbに基づく出力電圧Voutの監視を行う過電圧保護部などを含み、保護信号Prtを生成する。
シャットダウン信号生成部12は、帰還電圧検知信号Fbdet、過電圧保護信号Ovp、および保護信号Prtに基づいてシャットダウン信号Sdnを生成する。ロジック部3は、シャットダウン信号Sdnに基づいてシャットダウン制御を行う。
なお、帰還電圧検知部9、過電圧保護部10、およびシャットダウン信号生成部12の詳細な構成については後述する。
次に、上記のように構成される図1に示す降圧型DC/DCコンバータの降圧動作について説明する。
まず、ドライバ2によって上側ゲート信号G1がLowレベルとされて上側トランジスタM1がオンとされ、ドライバ2によって下側ゲート信号G2がLowレベルとされて下側トランジスタM2が上側トランジスタM1に対して相補的にオフとされた状態では、端子T1から上側トランジスタM1を介して端子T2へ向けて流れる電流によってインダクタL1にエネルギーが蓄えられる。このとき、スイッチング電圧Swは、ほぼ入力電圧Vinとなる。
その後、ドライバ2によって下側ゲート信号G2がHighレベルとされて下側トランジスタM2がオンとされ、ドライバ2によって上側ゲート信号G1がHighレベルとされて上側トランジスタM1が下側トランジスタM2に対して相補的にオフとされた状態では、インダクタL1は電流を流し続けようとして、端子T3から下側トランジスタM2を介して端子T2へ向けて流れる電流が発生する。このとき、スイッチング電圧Swは、接地電圧よりも低い負電圧となる。
このような動作が繰り返されることで、出力ライン14に接続された不図示のデバイスには、出力キャパシタC1による平滑により生成される出力電圧Voutが供給される。
<2.過電圧保護部の構成>
図2は、過電圧保護部10の一構成例を示す図である。図2に示すように、過電圧保護部10は、平滑部10Aと、バッファ10Bと、を有する。
平滑部10Aは、抵抗101とキャパシタ102から構成されるRCフィルタ(ローパスフィルタ)である。より具体的には、抵抗101の一端は、接続ノードN1(端子T2)と接続ノードN2において接続される。抵抗101の他端は、キャパシタ102の一端に接続される。キャパシタ102の他端は、接地端に接続される。
これにより、抵抗101の一端に印加されるスイッチング電圧Swが平滑部10Aによって平滑化されて、抵抗101とキャパシタ102とが接続される接続ノードN10Aに電圧V101が生成される。
バッファ10Bは、pnpトランジスタ103と、抵抗104と、npnトランジスタ105と、を有する。pnpトランジスタ103のベースは、接続ノードN10Aに接続される。pnpトランジスタ103のコレクタは、接地端に接続される。pnpトランジスタ103のエミッタは、抵抗104の一端に接続される。抵抗104の他端は、入力電圧Vinの印加端に接続される。npnトランジスタ105のコレクタは、入力電圧Vinの印加端に接続される。npnトランジスタ105のベースは、pnpトランジスタ103のエミッタに接続される。
これにより、バッファ10Bは、pnpトランジスタ103のベースに入力される電圧V101に基づき、npnトランジスタ105のエミッタに生じる電圧V102を生成する。電圧V101が高いほど、電圧V102は高くなる。
また、過電圧保護部10は、平滑部10Aおよびバッファ10Bの他にも、分圧抵抗106~108と、コンパレータ109と、インバータ110~113と、スイッチ114と、分圧抵抗115,116と、を有する。
抵抗106の一端は、npnトランジスタ105のエミッタに接続される。抵抗106の他端は、抵抗107の一端に接続される。抵抗107の他端は、抵抗108の一端に接続される。抵抗108の他端は、接地端に接続される。
抵抗106の他端と抵抗107の一端とが接続される接続ノードN101は、コンパレータ109の反転入力端に接続される。
抵抗115の一端は、所定の電源電圧VLの印加端に接続される。抵抗115の他端は、抵抗116の一端に接続される。抵抗116の他端は、接地端に接続される。抵抗115の他端と抵抗116の一端とが接続される接続ノードN102は、コンパレータ109の非反転入力端に接続される。
これにより、コンパレータ109は、バッファ10Bの出力である電圧V102を分圧抵抗106~108により分圧することで得られる電圧V103と、電源電圧VLを分圧抵抗115,116により分圧することで得られる基準電圧REF10とを比較する。
コンパレータ109の出力端は、インバータ110の入力端に接続される。インバータ110の出力端は、インバータ111の入力端とともにインバータ113の入力端に接続される。インバータ111の出力端は、インバータ112の入力端に接続される。コンパレータ109から出力される比較結果は、インバータ110~112を介して過電圧保護信号Ovpとなってインバータ112から出力される。
抵抗108の両端間には、nチャネルMOSFETで構成されるスイッチ114が接続される。スイッチ114は、インバータ113の出力に応じてオンオフ制御される。スイッチ114は、コンパレータ109のヒステリシス制御のために設けられる。具体的には、電圧V103が基準電圧REF10より高くなってコンパレータ109の出力がLowレベルとなると、スイッチ114がオフとされる。すると、抵抗108のバイパスが解除されるので、分圧比の変化によって電圧V103は高めに変更される。すなわち、コンパレータ109の閾値である基準電圧REF10が低めに変更されることと同等となる。これにより、電圧V103のノイズによりコンパレータ109の出力が変化することが抑えられる。
なお、上記構成の代わりに、基準電圧REF10を生成する分圧比を変更する構成を採用してもよい。
<3.帰還電圧検知部およびシャットダウン信号生成部の構成>
図3は、帰還電圧検知部9およびシャットダウン信号生成部12の一構成例を示す図である。
帰還電圧検知部9は、コンパレータ91と、基準電圧源92と、を有する。接続ノードNR1に接続される端子T4は、コンパレータ91の非反転入力端に接続される。基準電圧源92は、基準電圧REF9を生成してコンパレータ91の反転入力端に印加させる。これにより、コンパレータ91は、端子T4に生じる帰還電圧Fbと、基準電圧REF9とを比較し、比較結果としての帰還電圧検知信号Fbdetを生成する。
シャットダウン信号生成部12は、インバータ121と、Dフリップフロップ122と、インバータ123と、AND回路124と、を有する。インバータ121の入力端は、コンパレータ91の出力端に接続される。インバータ121の出力端は、Dフリップフロップ122のD入力端に接続される。Dフリップフロップ122のクロック端には、過電圧保護部10(図2)から出力される過電圧保護信号Ovpが入力される。Dフリップフロップ122のQ出力端は、インバータ123の入力端に接続される。インバータ123の出力端は、AND回路124の第1入力端に接続される。AND回路124の第2入力端には、保護回路部11から出力される保護信号Prtが入力される。AND回路124からシャットダウン信号Sdnが出力される。
<4.過電圧保護部および帰還電圧検知部の動作>
次に、上述した構成である過電圧保護部10および帰還電圧検知部9の動作について説明する。ここでは、電源IC1の起動を含めた動作を併せて説明する。
まず、入力電圧Vinの端子T1への印加の開始により、入力電圧Vinが0Vから立ち上がる。このとき、入力電圧Vinが所定電圧まで達したことがUVLO部13により検知されると、UVLOが解除される。
すると、図4に示すように、参照電圧生成部7による所定の一定電圧である参照電圧Refの生成が開始されるとともに、ソフトスタート部8による0Vから緩やかに上昇するソフトスタート電圧Ssの生成が開始される。このとき、エラーアンプ6が起動されることにより誤差信号Errが上昇する。誤差信号Errが上昇により三角波信号Slに達すると、PWM信号Pwmの生成が開始され、上側トランジスタM1および下側トランジスタM2の相補的なスイッチング制御が開始される。これにより、出力電圧Voutは0Vから上昇を開始する。
図4に示すようなソフトスタート電圧Ssが参照電圧Refに達するまでの期間であるソフトスタート期間Tssにおいては、帰還電圧Fbがソフトスタート電圧Ssと一致するようにPWM信号Pwmによるデューティ制御が行われる。これにより、出力電圧Voutは緩やかに上昇し、出力電圧Voutのオーバーシュートを抑えることができる。
ソフトスタート期間Tss以降は、帰還電圧Fbが参照電圧Refと一致するようにPWM信号Pwmによるデューティ制御が行われる。これにより、出力電圧Voutは、目標値で一定となるように制御される。
上側トランジスタM1および下側トランジスタM2の相補的なスイッチング制御により、スイッチング電圧Swは、ほぼ入力電圧Vinと、負電圧とを繰り返す波形となる。通常であれば、ソフトスタート期間Tssおよびそれ以降も、スイッチング制御のデューティは適正であるので、平滑部10Aによりスイッチング電圧Swを平滑化して得られる電圧V101は、0Vから上昇しても設定値以上とならない。これにより、バッファ10Bから出力される電圧V102を分圧抵抗106と107により分圧して得られる電圧V103は、基準電圧REF10以上とならない。なお、初期には、コンパレータ109の出力がHighレベルであるので、スイッチ104がオンとなり、抵抗108は無効とされる。
従って、コンパレータ109の出力はHighレベルを維持し、過電圧保護信号OvpはLowレベルを維持される。これにより、シャットダウン信号生成部12におけるDフリップフロップ122のQ出力は、初期値であるLowレベルを維持し、保護信号Prtが異常を示すLowレベルとならない限りは、AND回路124から出力されるシャットダウン信号SdnはHighレベルを維持される。ロジック部3は、シャットダウン信号Sdnを監視しており、シャットダウン信号Sdnが正常状態を示すHighレベルの場合は、上側トランジスタM1および下側トランジスタM2の相補的なスイッチング制御を継続する。
また、帰還電圧検知部9の基準電圧源92により生成される基準電圧REF9は、図4に示すように、ソフトスタート期間Tssではソフトスタート電圧Ssを分圧した電圧、それ以降には参照電圧Refを分圧した電圧として生成される。先述したように帰還電圧Fbはソフトスタート期間Tssではソフトスタート電圧Ssに、それ以降には参照電圧Refと一致するように制御されるので、帰還電圧Fbは基準電圧REF9以下とはならず、帰還電圧検知信号FbdetはHighレベルを維持される。従って、Dフリップフロップ122のD入力端に印加される信号はLowレベルを維持される。これにより、仮に過電圧保護信号Ovpが誤ってHighレベルに切替わった場合でも、Q出力からはLowレベルが出力されるので、シャットダウン信号SdnはHighレベルを維持される。すなわち、過電圧保護信号Ovpが誤ったレベルとなっても、通常のスイッチング制御を継続できる。
一方、図5に示すように、接続ノードNR1と出力ライン14との導通状態が非導通となる異常が発生した場合は、次のような動作となる。この場合、帰還電圧Fbが接地電圧(=0V)に維持されることで、コンパレータ91から出力される帰還電圧検知信号FbdetはLowレベルを維持される。一方、帰還電圧Fbが接地電圧で維持されるので、スイッチング制御のデューティは最大デューティが維持される。これにより、スイッチング電圧Swを平滑化した電圧V101は上昇して設定値以上となる。すると、電圧V103が基準電圧REF10以上となり、コンパレータ109の出力はLowレベルに切替わる。これにより、過電圧保護信号OvpはHighに切替えられる。
従って、Dフリップフロップ122のQ出力はHighレベルへ切替えられ、シャットダウン信号SdnはLowレベルとなる。ロジック部3はこれを受けて、ドライバ2を介して上側トランジスタM1および下側トランジスタM2ともにオフとしてスイッチング駆動を停止させる。
図6は、上述のような異常状態が発生した場合の電源IC1の起動動作を示すタイミングチャートである。図6に示すように、入力電圧Vinが立ち上がって所定電圧に達することでUVLOが解除されると、タイミングt1でスイッチング制御が開始される。そして、最大デューティでのスイッチング制御により電圧V101が上昇してタイミングt2で設定値以上となると、過電圧保護信号OvpがHighに切替わる。これにより、シャットダウン信号SdnがLowレベルに切替わり、スイッチングが停止される。これにより、スイッチング電圧Swはほぼ入力電圧Vinと負電圧との間の電圧から低下し、出力電圧Voutも低下する。
このように、本実施形態によれば、接続ノードNR1と出力ライン14との導通状態が非導通となる異常が発生することにより帰還電圧Fbが異常となった場合に、出力電圧Voutが過電圧となることを回避し、出力ライン14に接続された不図示のデバイスの破壊を抑制できる。特に、本実施形態では、スイッチング電圧Swに基づき過電圧保護信号Ovpを生成することにより過電圧保護を行うので、出力電圧Voutを監視するために出力電圧Voutが生成される出力端子を電源IC1に追加する必要が無い。
ここで、参考として、図7には、本実施形態のような過電圧保護機能を有さない電源ICを用いた場合の上述のような異常状態が発生した場合の起動時の波形図を示す。図7に示すように、入力電圧Vinが立ち上がってUVLOが解除されることにより、スイッチング制御が開始されるが、最大デューティでのスイッチング制御が維持され、出力電圧Voutは入力電圧Vin付近まで立ち上がってしまっている。なお、帰還電圧Fbを監視する構成としても、帰還電圧Fbは0Vで維持されるので、過電圧保護を行えない。
<5.降圧型DC/DCコンバータの変形例>
図8は、降圧型DC/DCコンバータの変形例を示す図である。図8に示す降圧型DC/DCコンバータの構成の先述した図1に示す構成との相違点は、電源IC1Xである。電源IC1Xでは、電源IC1(図1)との相違点として、同期整流トランジスタである下側トランジスタM2と端子T3の代わりに、ダイオードD1が接続される端子T5を設けられる。
より具体的には、上側トランジスタM1のドレインに接続される端子T5は、電源IC1X外部において、ダイオードD1のカソードに接続される。ダイオードD1のアノードは、接地端に接続される。従って、図8に示す降圧型DC/DCコンバータは、非同期整流型コンバータである。
このような変形例によっても、先述した図1に示す降圧型DC/DCコンバータと同様の効果を奏することができる。
<6.昇圧型DC/DCコンバータの実施形態>
図9は、本発明の例示的な実施形態に係る昇圧型DC/DCコンバータの構成を示す図である。図9に示す降圧型DC/DCコンバータは、電源IC20と、電源IC20に対して外付けされるディスクリート素子としてダイオードD20、出力キャパシタC20、インダクタL20、および分圧抵抗R21,R22を有する。図9に示す昇圧型DC/DCコンバータは、ダイオードD20を用いるため、非同期整流型コンバータである。
電源IC20は、トランジスタ21と、ドライバ22と、ロジック部23と、PWMコンパレータ24と、スロープ信号生成部25と、エラーアンプ26と、参照電圧生成部27と、ソフトスタート部28と、帰還電圧検知部29と、過電圧保護部30と、保護回路部31と、シャットダウン信号生成部32と、UVLO部33と、インバータ部34と、を有する。
nチャネルMOSFETとして構成されるトランジスタ21のドレインは、端子T11と接続ノードN21において接続される。電源IC20外部において、端子T11は、ダイオードD20のアノードに接続される。ダイオードD20のカソードは、出力キャパシタC20の一端に接続ノードN23において接続される。出力キャパシタC20の他端は、接地端に接続される。
接続ノードN21は、端子T12に接続される。電源IC20外部において、端子T12は、インダクタL20の一端に接続される。インダクタL20の他端は、入力電圧Vinの印加端に接続される。
トランジスタ21のソースは、端子T13に接続される。電源IC20外部において、端子T13は、接地端に接続される。
UVLO部33は、端子T15に印加される入力電圧Vinを監視する。
ドライバ22は、トランジスタ21のゲートにゲート信号を印加させることで、トランジスタ21をスイッチング駆動する。
接続ノードN23に接続される出力ライン35に生じる出力電圧Voutを抵抗R21,R22により分圧することにより、端子T14(接続ノードNR2)に帰還電圧Fbが生成される。
PWMコンパレータ24、スロープ信号生成部25、エラーアンプ26、参照電圧生成部27、およびソフトスタート部28により構成される帰還制御部FBC20により帰還電圧FbからPWM信号Pwmを生成することは、先述した降圧型DC/DCコンバータと同様である。ロジック部23は、PWM信号Pwmに基づいてドライバ22を介してトランジスタ21をオンオフ制御する。
トランジスタ21がオンとされると、端子T12からトランジスタ21を介して端子T13ヘ向けて流れる電流によりインダクタL20にエネルギーが蓄えられる。このとき、接続ノードN21に生じるスイッチング電圧Swは、ほぼ接地電圧(=0V)となる。
そして、トランジスタ21がオフとされると、インダクタL20は電流を維持しようとし、端子T12から端子T11およびダイオードD20を介して流れる電流が、出力ライン35および出力キャパシタC20に流れ込む。
このような動作の繰り返しにより、出力キャパシタC20による平滑によって出力ライン35に出力電圧Voutが生成される。
ここで、帰還電圧検知部29、過電圧保護部30、保護回路部31、およびシャットダウン信号生成部32は、先述した降圧型DC/DCコンバータにおける構成と同様であるが、電源IC20では、インバータ部34を設けている。電源IC20では、トランジスタ21のオン期間ではスイッチング電圧Swは、ほぼ0Vとなるので、スイッチング電圧Swをインバータ部34によってレベル反転させた電圧V34を過電圧保護部30へ入力させている。
このような構成によれば、接続ノードNR2と出力ライン35との間の導通状態が非導通となる異常が発生した場合、帰還電圧Fbは0Vに維持される。これにより、電源IC20の起動時に最大デューティでのスイッチング制御が行われ、インバータ部34から出力される電圧V34を過電圧保護部30において平滑化した電圧(電圧V101に相当)は上昇して設定値以上となる。すると、過電圧保護部30から出力される過電圧保護信号Ovpのレベル切替と、帰還電圧検知部29から出力される帰還電圧検知信号Fbdetに基づき、シャットダウン信号Sdnが生成される。ロジック部23は、これを受けてドライバ22を介してトランジスタ21をオフとしてスイッチングを停止させる。
従って、出力電圧Voutが過電圧となることを回避し、出力ライン35に接続された不図示のデバイスが破壊されることを抑制できる。また、スイッチング電圧Swを監視することにより過電圧保護を行うので、出力電圧Voutの監視のために出力電圧Voutが生じる出力端子を電源IC20に追加する必要が無い。
本発明は、各種用途の降圧型DC/DCコンバータまたは昇圧型DC/DCコンバータに利用することができる。
1、20 電源IC
2、22 ドライバ
3、23 ロジック部
4、24 PWMコンパレータ
5、25 スロープ信号生成部
6、26 エラーアンプ
7、27 参照電圧生成部
8、28 ソフトスタート部
9、29 帰還電圧検知部
10、30 過電圧保護部
10A 平滑部
10B バッファ
11、31 保護回路部
12、32 シャットダウン信号生成部
13、33 UVLO部
14、35 出力ライン
21 トランジスタ
34 インバータ
M1 上側トランジスタ
M2 下側トランジスタ
L1、L20 インダクタ
C1、C20 出力キャパシタ
R1、R2、R21、R22 分圧抵抗
D1、D20 ダイオード

Claims (14)

  1. 装置外部においてインダクタの第1端と接続可能な第1端子と、
    前記第1端子と第1接続ノードにおいて接続される第1端を有するトランジスタと、
    スイッチング電源装置の出力電圧に基づいて生成される帰還電圧に基づいてPWM信号を生成する帰還制御部と、
    前記PWM信号に基づいて前記トランジスタをスイッチング制御するスイッチング制御部と、
    前記第1接続ノードに生じるスイッチング電圧を監視して過電圧保護信号を生成する過電圧保護部と、
    を備えており、
    前記スイッチング制御部は、前記過電圧保護信号に基づいて前記トランジスタをオフとしてスイッチングを停止させ
    前記過電圧保護部は、前記スイッチング電圧に基づく電圧を平滑化する平滑部を有し、
    前記平滑部は、
    前記第1端子と接続される第1端を有する第1抵抗と、
    前記第1抵抗の第2端と接続される第1端を有する第1キャパシタと、を有する、電源制御装置。
  2. 装置外部においてインダクタの第1端と接続可能な第1端子と、
    前記第1端子と第1接続ノードにおいて接続される第1端を有するトランジスタと、
    スイッチング電源装置の出力電圧に基づいて生成される帰還電圧に基づいてPWM信号を生成する帰還制御部と、
    前記PWM信号に基づいて前記トランジスタをスイッチング制御するスイッチング制御部と、
    前記第1接続ノードに生じるスイッチング電圧を監視して過電圧保護信号を生成する過電圧保護部と、
    を備えており、
    前記スイッチング制御部は、前記過電圧保護信号に基づいて前記トランジスタをオフとしてスイッチングを停止させ
    前記過電圧保護部は、前記スイッチング電圧に基づく電圧を平滑化する平滑部を有し、
    前記過電圧保護部は、前記平滑部から出力される第1電圧を第2電圧に変換するバッファをさらに有する、電源制御装置。
  3. 前記バッファは、
    前記第1電圧が印加されるベースと、接地端に接続されるコレクタと、を有するpnpトランジスタと、
    力電圧が印加される第1端と、前記pnpトランジスタのエミッタに接続される第2端と、を有する第2抵抗と、
    前記入力電圧が印加されるコレクタと、前記pnpトランジスタのエミッタが接続されるベースと、を有するnpnトランジスタと、を有する、請求項2に記載の電源制御装置。
  4. 装置外部においてインダクタの第1端と接続可能な第1端子と、
    前記第1端子と第1接続ノードにおいて接続される第1端を有するトランジスタと、
    スイッチング電源装置の出力電圧に基づいて生成される帰還電圧に基づいてPWM信号を生成する帰還制御部と、
    前記PWM信号に基づいて前記トランジスタをスイッチング制御するスイッチング制御部と、
    前記第1接続ノードに生じるスイッチング電圧を監視して過電圧保護信号を生成する過電圧保護部と、
    を備えており、
    前記スイッチング制御部は、前記過電圧保護信号に基づいて前記トランジスタをオフとしてスイッチングを停止させ
    前記過電圧保護部は、前記スイッチング電圧に基づく電圧を平滑化する平滑部を有し、
    前記過電圧保護部は、
    前記平滑部から出力される第1電圧に基づいた電圧を分圧して第1分圧電圧を生成する第1分圧抵抗と、
    前記第1分圧電圧と第1基準電圧とを比較する第1コンパレータと、をさらに有する、電源制御装置。
  5. 前記過電圧保護部は、
    前記第1コンパレータの出力に基づいてオンオフされるスイッチと、
    前記第1分圧抵抗に含まれる第3抵抗と、をさらに有し、
    前記第3抵抗の両端間には前記スイッチが接続される、請求項に記載の電源制御装置。
  6. 前記帰還電圧を監視して帰還電圧検知信号を出力する帰還電圧検知部と、
    前記過電圧保護信号と前記帰還電圧検知信号とに基づき、前記スイッチング制御部へ出力するシャットダウン信号を生成するシャットダウン信号生成部と、
    をさらに備える、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の電源制御装置。
  7. 前記帰還電圧検知部は、前記帰還電圧と第2基準電圧とを比較して前記帰還電圧検知信号を生成する第2コンパレータを有する、請求項に記載の電源制御装置。
  8. 装置外部においてインダクタの第1端と接続可能な第1端子と、
    前記第1端子と第1接続ノードにおいて接続される第1端を有するトランジスタと、
    スイッチング電源装置の出力電圧に基づいて生成される帰還電圧に基づいてPWM信号を生成する帰還制御部と、
    前記PWM信号に基づいて前記トランジスタをスイッチング制御するスイッチング制御部と、
    前記第1接続ノードに生じるスイッチング電圧を監視して過電圧保護信号を生成する過電圧保護部と、
    を備えており、
    前記スイッチング制御部は、前記過電圧保護信号に基づいて前記トランジスタをオフとしてスイッチングを停止させ
    前記帰還電圧を監視して帰還電圧検知信号を出力する帰還電圧検知部と、
    前記過電圧保護信号と前記帰還電圧検知信号とに基づき、前記スイッチング制御部へ出力するシャットダウン信号を生成するシャットダウン信号生成部と、
    をさらに備え、
    前記帰還電圧検知部は、前記帰還電圧と第2基準電圧とを比較して前記帰還電圧検知信号を生成する第2コンパレータを有し、
    前記第2基準電圧は、前記帰還制御部に含まれるソフトスタート部により生成されるソフトスタート電圧よりも低い、電源制御装置。
  9. 装置外部においてインダクタの第1端と接続可能な第1端子と、
    前記第1端子と第1接続ノードにおいて接続される第1端を有するトランジスタと、
    スイッチング電源装置の出力電圧に基づいて生成される帰還電圧に基づいてPWM信号を生成する帰還制御部と、
    前記PWM信号に基づいて前記トランジスタをスイッチング制御するスイッチング制御部と、
    前記第1接続ノードに生じるスイッチング電圧を監視して過電圧保護信号を生成する過電圧保護部と、
    を備えており、
    前記スイッチング制御部は、前記過電圧保護信号に基づいて前記トランジスタをオフとしてスイッチングを停止させ
    前記帰還電圧を監視して帰還電圧検知信号を出力する帰還電圧検知部と、
    前記過電圧保護信号と前記帰還電圧検知信号とに基づき、前記スイッチング制御部へ出力するシャットダウン信号を生成するシャットダウン信号生成部と、
    をさらに備え、
    前記シャットダウン信号生成部は、前記帰還電圧検知信号に基づいた信号が入力されるD入力端と、前記過電圧保護信号が入力されるクロック端と、を有するDフリップフロップを有する、電源制御装置。
  10. 保護回路部をさらに備え、
    前記シャットダウン信号生成部は、前記Dフリップフロップの出力に基づく信号と、前記保護回路部から出力される保護信号とが入力されるAND回路をさらに有する、請求項に記載の電源制御装置。
  11. 前記トランジスタの第2端と接続されて装置外部において入力電圧の印加端と接続可能な第2端子をさらに備える請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の電源制御装置と、
    前記第1端子に接続される第1端を有するインダクタと、
    前記インダクタの第2端に接続される第1端を有する出力キャパシタと、
    を備える降圧型DC/DCコンバータ。
  12. 装置外部においてインダクタの第1端と接続可能な第1端子と、
    前記第1端子と第1接続ノードにおいて接続される第1端を有するトランジスタと、
    スイッチング電源装置の出力電圧に基づいて生成される帰還電圧に基づいてPWM信号を生成する帰還制御部と、
    前記PWM信号に基づいて前記トランジスタをスイッチング制御するスイッチング制御部と、
    前記第1接続ノードに生じるスイッチング電圧を監視して過電圧保護信号を生成する過電圧保護部と、
    を備えており、
    前記スイッチング制御部は、前記過電圧保護信号に基づいて前記トランジスタをオフとしてスイッチングを停止させ、
    前記トランジスタの第2端と接続されて装置外部において接地端と接続可能な第2端子と、第3端子と、をさらに備える源制御装置と、
    前記第1端子に接続される第1端と、入力電圧の印加端が接続される第2端と、を有するインダクタと、
    前記第3端子と接続されるアノードを有するダイオードと、
    前記ダイオードのカソードと接続される第1端を有する出力キャパシタと、
    を備える昇圧型DC/DCコンバータ。
  13. 前記出力電圧を分圧して前記帰還電圧を生成する第2分圧抵抗をさらに備える、請求項11に記載の降圧型DC/DCコンバータ。
  14. 前記出力電圧を分圧して前記帰還電圧を生成する第2分圧抵抗をさらに備える、請求項12に記載の昇圧型DC/DCコンバータ。
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