JP4686285B2 - スイッチング制御回路、dc−dcコンバータ - Google Patents

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本発明は、スイッチング制御回路、DC−DCコンバータに関する。
DC−DCコンバータは、電子機器に組み込まれるローカルなスイッチング電源であり、他励型と自励型に大別される。DC−DCコンバータは、インダクタンスと、そのインダクタンスに対して直流の入力電圧Vinを印加して磁気エネルギーを充電する際にオフからオンへと切り替える充電用スイッチング素子と、そのインダクタンスに充電された磁気エネルギーを放電する際にオフからオンへと切り替える放電用スイッチング素子と、そのインダクタンスと接続され、出力電圧Voutを平滑する平滑用コンデンサと、を有しており、充電用スイッチング素子及び放電用スイッチング素子と、を相補的にオンオフさせることで、入力電圧Vinのレベルとは異なった目的レベルの出力電圧Voutを得るスイッチング電源である。このような仕組みによって、DC−DCコンバータは、自身と接続された負荷に必要な電源電圧を供給することができる。
図7は、降圧型DC−DCコンバータの概念的な構成ならびにその主要信号の波形を示す図である。
降圧型DC−DCコンバータは、充電用スイッチング素子M1をオン且つ放電用スイッチング素子M2をオフさせることで、インダクタンスL1に対して入力電圧Vinに応じた磁気エネルギーを充電させる。インダクタンスL1に充電された磁気エネルギーは、平滑用コンデンサC1により充電且つ平滑化されるとともに出力端子に向けて放出される。つぎに、充電用スイッチング素子M1をオフ且つ放電用スイッチング素子M2をオンさせることで、放電用スイッチング素子M2、インダクタンスL1、平滑用コンデンサC1による閉ループを形成し、当該閉ループにおいて紙面時計回りに電流が流れる結果、インダクタンスL1に充電された磁気エネルギーが放電される。以上の動作の繰り返しにより、降圧型DC−DCコンバータは、入力電圧Vinのレベルよりも低い目的レベルの出力電圧Voutを得る。
なお、降圧型DC−DCコンバータの起動開始時に平滑用コンデンサC1を急速に充電させることに伴って、過大な充電電流が流れて充電用スイッチング素子M1、放電用スイッチング素子M2が破壊されることを防止すべく、起動開始時において出力電圧Voutのレベルを徐々に上昇させる、いわゆる「ソフトスタート」が一般的になされる。このソフトスタートは、起動開始より一定期間(以下、ソフトスタート期間と称する。)、充電用スイッチング素子M1のオン期間を徐々に長くしていくことで実現される。ここで、降圧型DC−DCコンバータの入出力電圧の関係をつぎの式(1)で表現しておく。なお、D(M1)は、充電用スイッチング素子M1のオン期間比率を表す。
Vout = Vin × D(M1) ・・・式(1)
図8は、昇圧型DC−DCコンバータの概念的な構成ならびにその主要信号の波形を示す図である。
昇圧型DC−DCコンバータは、充電用スイッチング素子M3をオン且つ放電用スイッチング素子M4をオフさせることで、インダクタンスL2に対して入力電圧Vinに応じた磁気エネルギーを充電させる。つぎに、充電用スイッチング素子M3をオフ且つ放電用スイッチング素子M4をオンさせることで、インダクタンスL2に充電された磁気エネルギーが、放電用スイッチング素子M4を介して出力端子に向けて放電されるとともに、平滑用コンデンサC2によって平滑化される。この磁気エネルギーの放電の際に、インダクタンスL2の電圧方向は、入力電圧Vinと同方向であるため、入力電圧Vinのレベルよりも高い目的レベルの出力電圧Voutを得る。なお、降圧型DC−DCコンバータと同様に、いわゆるソフトスタートがなされる。この場合、ソフトスタート期間の間、放電用スイッチング素子M4のオン期間を徐々に短くしていくことで実現される。ここで、昇圧型DC−DCコンバータの入出力電圧の関係をつぎの式(2)で表現しておく。なお、D(M4)は、放電用スイッチング素子M4のオン期間比率を表す。
Vout = Vin ÷ D(M4) ・・・式(2)
ところで、図7と図8を対比した場合、降圧型ならびに昇圧型DC−DCコンバータは、入力と出力を入れ替えれば、表裏一体の関係にあることが分かる。例えば、図7に示す放電用スイッチング素子M2は図8に示す充電用スイッチング素子M3に対応し、図7に示す充電用スイッチング素子M1は図8に示す放電用スイッチング素子M4に対応する。この場合、降圧型DC−DCコンバータの出力端子側から電圧を印加すれば、その入力端子側には出力端子側に印加された電圧を昇圧させた電圧が発生することになる。
かかる事象を図7に対応した図9の降圧型DC−DCコンバータをもとに説明する。まず、降圧型DC−DCコンバータの起動開始前、その出力端子側に、理想のゼロレベルではないプレバイアス電圧Vpbが出現する場合がある。なお、プレバイアス電圧Vpbとは、例えば、前回のDC−DCコンバータ動作終了時に、平滑用コンデンサC1が放電しきれずに残存していた充電電圧や、出力端子に接続されたその他のDC−DCコンバータや負荷側の回路よりリークされたリーク電圧等である。以下では、出力端子にプレバイアス電圧Vpbが発生している状態を「プレバイアス状態」と称する。
降圧型DC−DCコンバータは、起動開始直後、まず、充電用スイッチング素子M1をオフ且つ放電用スイッチング素子M2をオンさせて、平滑用コンデンサC1、インダクタンスL1、放電用スイッチング素子M2による閉ループの紙面時計反対回りに電流を流すことで、プレバイアス電圧Vpbのレベルを降下させる方向に制御をかける。このとき、インダクタンスL1に対してプレバイアス電圧Vpbに応じた磁気エネルギーが充電されるため、放電用スイッチング素子M2は、充電用のスイッチング素子として機能する。つぎに、充電用スイッチング素子M1をオン且つ放電用スイッチング素子M2をオフさせることで、インダクタンスL1に充電された磁気エネルギーが、充電用スイッチング素子M1を介して入力端子に向けて放電される。なお、この磁気エネルギーの放電の際、インダクタンスL1の電圧方向は、プレバイアス電圧Vpbと同方向である。このため、降圧型DC−DCコンバータの入力端子には、プレバイアス電圧Vpbのレベルよりも高い電圧が現れる。
このように、DC−DCコンバータにおいて、出力端子から入力端子に向けてエネルギーが戻される動作を、以下では「回生動作」と称することとする。例えば、降圧型DC−DCコンバータの起動開始時に、プレバイアス電圧Vpbによる回生動作が生じた場合を考える。この場合、前述したソフトスタートによって、起動開始当初、充電用スイッチング素子M1のオン期間(D(M1))が短く且つ放電用スイッチング素子M2のオン期間が長いため、プレバイアス電圧Vpbと対比して非常に高い電圧が入力端子に現れる。この結果、DC−DCコンバータを破損したり、あるいは、DC−DCコンバータの入力電圧を監視するための過電圧保護回路が用いられた場合、その過電圧保護回路が誤動作して起動不具合が生じることとなる。
そこで、回生動作に起因した不具合を解消すべく、DC−DCコンバータの起動開始時には、充電用スイッチング素子M1、放電用スイッチング素子M2を共にオフとし、回生動作を抑える仕組みが提案されている(例えば、以下に示す非特許文献1を参照)。
図10は、ソフトスタート機能ならびに回生動作を防止する機能を併せ持った、他励型・降圧型のDC−DCコンバータ60の構成を示すものである。
DC−DCコンバータ60では、入力電圧Vinの電源ラインと接地ラインとの間に、充電用スイッチング素子M1及び放電用スイッチング素子M2が直列接続される。充電用スイッチング素子M1及び放電用スイッチング素子M2を、駆動回路130によって相補的にオンオフさせることで、その接続点には、Hレベル又はLレベルを示す矩形波信号が出現し、平滑用コイルL1と平滑用コンデンサC1で構成されるLC平滑回路へと供給される。この結果、入力電圧Vinよりも降圧され且つ平滑化された出力電圧Voutが生成される。
出力電圧Voutは、その目的レベルを調整するための抵抗素子R1、R2によって分圧された後に、誤差増幅器100へと帰還される。誤差増幅器100は、分圧電圧Vf、参照電圧Vref、ソフトスタート電圧Vssが、それぞれ印加される。そして、誤差増幅器100は、参照電圧Vref又はソフトスタート電圧Vssのうちレベルの低い方と、分圧電圧Vfとの誤差電圧Veを積分出力する。なお、ソフトスタート電圧Vssとは、DC−DCコンバータ60の起動開始時、ソフトスタート用コンデンサCssに対して定電流Issを充電させていくことで徐々に上昇する、ソフトスタート用コンデンサCssの充電電圧である。
PWM比較器120は、三角波発振器110より発振出力された三角波電圧Vtと、誤差増幅器100より出力された誤差電圧Veと、を比較することで、充電用スイッチング素子M1、放電用スイッチング素子M2をオンオフさせるPWM(Pulse Width Modulation)信号Dを生成する。なお、充電用スイッチング素子M1は、PWM信号DがHレベル期間のときオンし(放電用スイッチング素子M2はオフし)、PWM信号DがLレベル期間のときオフする(放電用スイッチング素子M2はオンする)。
なお、誤差増幅器100より出力される誤差電圧Veは、DC−DCコンバータ60の起動開始より、三角波電圧Vtのボトムレベルよりも低いレベルから徐々に上昇していき、やがて、三角波電圧Vtのボトムレベルと交差することとなる。すなわち、ソフトスタート期間、PWM比較器120より出力されるPWM信号Dは、Hレベルのパルス幅が徐々に長くなる。よって、充電用スイッチング素子M1のオン期間が徐々に長くなり且つ放電用スイッチング素子M2のオン期間が徐々に短くなるので、出力電圧Voutのレベルは徐々に上昇する。このようにして、ソフトスタート機能が実現される。
回生防止回路200は、分圧電圧Vfとソフトスタート電圧Vssとを比較器210において比較する。分圧電圧Vfがソフトスタート電圧Vssより高レベル(プレバイアス状態)の場合、回生防止回路200は、駆動回路130に対して、充電用スイッチング素子M1及び放電用スイッチング素子M2を結果的に共にオフとさせる制御をかける。この結果、プレバイアス電圧Vpbに起因した回生動作が防止される。なお、充電用スイッチング素子M1は、かかる制御をかけなくても、自ずとオフを継続するため、回生防止回路200は、放電用スイッチング素子M2のみを強制的にオフさせる。なお、かかる状態は、放電用スイッチング素子M2をダイオードとして機能させるとともに、充電用スイッチング素子M1、インダクタンスL1、平滑用コンデンサC1による整流動作が行われるため、一般的に、「ダイオード整流」と称される。
その後、ソフトスタート電圧Vssのレベルが上昇し、分圧電圧Vfがソフトスタート電圧Vssより低レベルとなる場合、回生防止回路200は、回生充電用スイッチング素子M1及び放電用スイッチング素子M2を結果的にともにオフさせる回生防止用の制御を解除する。この結果、PWM信号Dによる充電用スイッチング素子M1及び放電用スイッチング素子M2の相補的なオンオフ動作が開始されるともに、インダクタンスL1、平滑用コンデンサC1による整流動作が行われる。なお、かかる状態は、一般的に、「同期整流」と称される。
"低入力電圧モード同期整流式バック・コントローラ(TPS40000,TPS40001,TPS40002,TPS40003,TPS40004,TPS40005、データシート)"、9頁、詳細説明、[online]、テキサス・インスツルメンツ、掲載場所、[平成17年6月○日検索]、インターネット(URL:http://www.tij.co.jp/jsc/ds/SLUS585A.pdf)
ところで、ソフトスタート機能と回生防止機能を併せ持ったDC−DCコンバータの場合、図11に示すように、回生防止解除により、ダイオード整流から同期整流へと切り替わるタイミングで、出力電圧Voutの波形に電圧降下が生じる。
図10に示したDC−DCコンバータ60をもとに詳述すると、分圧電圧Vfがソフトスタート電圧Vssよりも高レベル(プレバイアス状態)の場合、誤差増幅器100より出力される誤差電圧VeはLレベルに張り付いており、三角波電圧Vtのボトムレベルよりも低レベルである。なお、この状態は、回生防止制御がかかっていない場合、充電用スイッチング素子M1がオフ且つ放電用スイッチング素子M2がオンの状態に相当する。
その後、ソフトスタート電圧Vssのレベルが次第に上昇し、分圧電圧Vfがソフトスタート電圧Vssよりも低レベルとなったとき、回生充電用スイッチング素子M1及び放電用スイッチング素子M2を共にオフさせる回生防止が解除されて、同期整流が開始される。この結果、出力電圧Vout、ひいては、誤差増幅器100より出力される誤差電圧Veは、何ら支障がなくレベル上昇し、定常状態へと移行するはずである。
しかしながら、誤差増幅器100は、抵抗素子RrとコンデンサCrによる積分回路構成となっているため、自身の出力である誤差電圧Veのレベルを急激に変化させることはできない。よって、回生防止解除によって、ダイオード整流から同期整流へと切り替わる直後、誤差増幅器100より出力される誤差電圧VeはLレベルの状態をひきずっている。このため、充電用スイッチング素子M1がオフ且つ放電用スイッチング素子M2がオンの状態を継続してしまい、出力電圧Voutの波形に電圧降下が生じるという課題があった。なお、このような出力電圧Voutの電圧降下を看過すると、一般的に電源電圧を単調増加しながら印加することを要請されるFPGAやDSP等の負荷にとっては問題となる恐れがある。
前述した課題を解決するための主たる本発明は、インダクタンスと、前記インダクタンスに対して直流の入力電圧を印加して磁気エネルギーを充電する際にオフからオンへと切り替える第1のスイッチング素子と、前記インダクタンスに充電された前記磁気エネルギーを放電する際にオフからオンへと切り替える第2のスイッチング素子と、前記インダクタンスと接続され、出力電圧を平滑する平滑用コンデンサと、を有しており、前記第1及び前記第2のスイッチング素子を相補的にオンオフさせることで、前記入力電圧のレベルとは異なった目的レベルの前記出力電圧を発生するDC−DCコンバータに設けられるスイッチング制御回路において、前記出力電圧の変化を検出すべく、前記出力電圧を帰還させた帰還電圧と、前記DC−DCコンバータの起動開始を契機としてレベル上昇する第1の参照電圧と、前記目的レベルに応じた第2の参照電圧と、が印加され、前記第1又は前記第2の参照電圧のうちレベルが低い方と前記帰還電圧との誤差電圧を生成する誤差増幅器と、前記出力電圧のレベルを前記目的レベルへと追従させるべく、前記誤差電圧に基づいて前記第1及び前記第2のスイッチング素子の相補的なオンオフを制御するスイッチング制御信号を生成するスイッチング制御信号生成回路と、前記帰還電圧と前記第1の参照電圧とを比較し、前記帰還電圧が前記第1の参照電圧を超える場合、前記第2のスイッチング素子をオフさせるべく前記スイッチング制御信号を制御し、前記帰還電圧が前記第1の参照電圧を超えない場合、前記第1のスイッチング素子を最初にオンさせるべく前記スイッチング制御信号を制御するスイッチング制御信号制御回路と、を有することとする。
本発明によれば、ソフトスタート機能と回生防止機能を併せ持ったDC−DCコンバータにおいて回生防止解除後に起こり得る出力電圧の電圧降下を抑制することができる。
<他励型・降圧型DC−DCコンバータの場合>
===全体構成・動作===
図1は、本発明の一実施形態に係るソフトスタート機能ならびに回生防止機能を併せ持ったスイッチング制御回路300に対して、降圧用の外付け部品を接続して構成された他励型・降圧型のDC−DCコンバータ10の構成を示す図である。なお、図10に示したDC−DCコンバータ60と同一の構成要素に関しては同一の符号を付する。
なお、本実施形態において、スイッチング制御回路300の外付け部品は、充電用スイッチング素子M1と放電用スイッチング素子M2の直列接続体と、インダクタンスL1と、平滑用コンデンサC1と、抵抗素子R1、R2の直列接続体である分圧回路と、ソフトスタート機能用の定電流源Issならびにソフトスタート用コンデンサCssと、誤差増幅器100に対して積分動作させるべくコンデンサCrと抵抗素子Rrを直列接続した積分回路である。なお、一般的に集積化が困難である、インダクタンスL1、平滑用コンデンサC1、ソフトスタート用コンデンサCss、さらに、積分回路以外の外付け部品は、スイッチング制御回路300に内蔵させる実施形態でもよい。
DC−DCコンバータ10は、インダクタンスL1と、そのインダクタンスL1に対して直流の入力電圧Vinを印加して磁気エネルギーを充電する際にオフからオンへと切り替える充電用スイッチング素子M1(本発明に係る『第1のスイッチング素子』)と、そのインダクタンスL1に充電された磁気エネルギーを放電する際にオフからオンへと切り替える放電用スイッチング素子M2(本発明に係る『第2のスイッチング素子』)と、そのインダクタンスL1と接続され、出力電圧Voutを平滑する平滑用コンデンサC1と、を有する。
充電用スイッチング素子M1をオン且つ放電用スイッチング素子M2をオフさせることで、インダクタンスL1に対して入力電圧Vinに応じた磁気エネルギーを充電させる。インダクタンスL1に充電された磁気エネルギーは、平滑用コンデンサC1により充電且つ平滑化されるとともに出力端子に向けて放出される。つぎに、充電用スイッチング素子M1をオフ且つ放電用スイッチング素子M2をオンさせることで、放電用スイッチング素子M2、インダクタンスL1、平滑用コンデンサC1による閉ループを形成し、当該閉ループにおいて紙面時計回りの向きに電流が流れる結果、インダクタンスL1に充電された磁気エネルギーが放電される。以上の動作により、DC−DCコンバータ10は、入力電圧Vinのレベルよりも低い目的レベルの出力電圧Voutを得る。
抵抗素子R1、R2による分圧回路は、それぞれの抵抗値を変えることで、出力電圧Voutの目的レベルを調整するものである。なお、出力電圧Voutは、抵抗素子R1、R2による分圧比(=R2/(R1+R2))によって分圧電圧Vf(本発明に係る『帰還電圧』)へと変換される。そして、分圧電圧Vfは、スイッチング制御回路300の入力側へと帰還される。
誤差増幅器100は、本発明に係る『誤差増幅器』の一実施形態である。誤差増幅器100は、分圧電圧Vfが反転入力端子に印加され、ソフトスタート電圧Vss(本発明に係る『第1の参照電圧』)と、参照電圧Vref(本発明に係る『第2の参照電圧』)、が、二入力の非反転入力端子へと印加される。また、誤差増幅器100は、参照電圧Vref又はソフトスタート電圧Vssのうちレベルの低い方と、分圧電圧Vfとの誤差電圧Veを積分出力する。よって、誤差電圧Veは、“ソフトスタート電圧Vss−分圧電圧Vf”もしくは“参照電圧Vref−分圧電圧Vf”となる。
なお、ソフトスタート電圧Vssは、DC−DCコンバータ60の起動開始時、ソフトスタート用コンデンサCssに対して定電流Issを充電させていくことで徐々に上昇する、ソフトスタート用コンデンサCssの充電電圧である。
PWM比較器120及び駆動回路130は、本発明に係る『スイッチング制御信号生成回路』の一実施形態である。すなわち、出力電圧Voutのレベルをその目的レベルへと追従させるべく、誤差増幅器100の誤差電圧Veに基づいて、充電用スイッチング素子M1、放電用スイッチング素子M2の相補的なオンオフを制御するためのスイッチング制御信号を生成する。
PWM比較器120は、三角波発振器110より発振出力された三角波電圧Vtが反転入力端子へと印加され、誤差増幅器100より出力された誤差電圧Veが非反転入力端子へと印加される。そして、PWM比較器120は、三角波電圧Vtと誤差電圧Veを比較することで、充電用スイッチング素子M1、放電用スイッチング素子M2をオンオフさせるPWM信号Dを生成する。
駆動回路130は、PWM比較器120において生成されたPWM信号Dを、バッファ131とインバータ素子132へと分離させて入力させる。バッファ131は、PWM信号Dと同一の論理レベルであるスイッチング制御信号D(本発明に係る『第1のスイッチング制御信号』)を、充電用スイッチング素子M1のゲート電極へと供給させる。インバータ素子132は、PWM信号Dの論理レベルを反転させたスイッチング制御信号/D(Dの否定を示す。本発明に係る『第2のスイッチング制御信号』)を、放電用スイッチング素子M2のゲート電極へと供給させる。すなわち、充電用スイッチング素子M1と放電用スイッチング素子M2は、スイッチング制御信号D、/Dによって、相補的にオンオフする。
いま、DC−DCコンバータ10において、出力電圧Voutが外乱等で定常状態よりも高レベルとなった場合とする。この場合、出力電圧Voutに追従して分圧電圧Vfも高レベルとなるため、誤差増幅器100より出力される誤差電圧Veは徐々に低下する。この結果、PWM比較器120より出力されるPWM信号DのHレベルのパルス幅が短くなる。そして、充電用スイッチング素子M1のオン期間が短くなるので、出力電圧Voutがレベル低下して、出力電圧Voutを定常状態へと復帰させる方向へと制御がかかる。一方、出力電圧Voutが参照電圧Vrefよりも低レベルとなった場合には、上述とは逆の動作となるが、同様に、出力電圧Voutを定常状態へと復帰させる方向へと制御がかかる。
なお、誤差増幅器100より出力される誤差電圧Veは、DC−DCコンバータ10の起動開始より、三角波電圧Vtのボトムレベルよりも低いレベルから徐々に上昇していき、やがて、三角波電圧Vtのボトムレベルと交差することとなる。すなわち、ソフトスタート期間、PWM比較器120より出力されるPWM信号Dは、Hレベルのパルス幅が徐々に長くなる。よって、充電用スイッチング素子M1のオン期間が徐々に長くなり且つ放電用スイッチング素子M2のオン期間が徐々に短くなるので、出力電圧Voutのレベルは徐々に上昇する。このようにして、ソフトスタート機能が実現される。
回生防止回路140は、本発明に係る『スイッチング制御信号制御回路』の一実施形態である。すなわち、回生防止回路140は、分圧電圧Vfとソフトスタート電圧Vssとを比較し、分圧電圧Vfがソフトスタート電圧Vssよりも高レベルの場合、充電用スイッチング素子M1及び放電用スイッチング素子M2をともにオフさせるべく制御する。この結果、DC−DCコンバータ10の起動開始時において、出力端子に現れるプレバイアス電圧Vpbに起因した回生動作が防止される。なお、充電用スイッチング素子M1は、前述した回生防止用の制御をかけなくても、自ずとオフとなるため、回生防止回路140は、放電用スイッチング素子M2のみをオフさせるべく制御する。よって、DC−DCコンバータ10は、ダイオード整流がなされる状態となる。
一方、ソフトスタート電圧Vssのレベルが上昇し、分圧電圧Vfがソフトスタート電圧Vssよりも低レベルとなるとき、スイッチング制御信号Dに応じて充電用スイッチング素子M1が最初にオンするまでの間、回生防止回路140は、放電用スイッチング素子M2のオフを継続させるべくスイッチング制御信号/Dを制御する。すなわち、放電用スイッチング素子M2のオフが継続されるため、出力電圧Voutの電圧降下が発生しない。
また、回生防止回路140は、充電用スイッチング素子M1が最初にオンとなったとき、当該制御を解除する。そして、スイッチング制御信号D、/Dによって、充電用スイッチング素子M1、放電用スイッチング素子M2の相補的なオンオフ動作が開始する。よって、DC−DCコンバータ10は、同期整流がなされる状態となる。
このように、回生防止回路140は、プレバイアス状態時の回生動作を防止するとともに、回生防止解除に伴うダイオード整流から同期整流への切り替わりのタイミングで、必ず、充電用スイッチング素子M1の方を最初にオンさせる制御を行う。この結果、回生防止解除の際に起こり得る出力電圧Voutの電圧降下が抑制される。
===回生防止回路の詳細な構成・動作===
回生防止回路140は、図1に示すように、比較回路141、否定論理和回路142、セットリセットフリップフロップ回路143、論理積回路144を有する。
比較回路141は、分圧電圧Vfが反転入力端子に印加され、ソフトスタート電圧Vssが非反転入力端子へと印加される。また、比較回路141は、分圧電圧Vfとソフトスタート電圧Vssを比較し、分圧電圧Vfがソフトスタート電圧Vssよりも高レベルとなる場合にはHレベルを出力するとともに、分圧電圧Vfがソフトスタート電圧Vssよりも低レベルの場合にはLレベルを継続出力する。なお、ソフトスタート電圧Vssが参照電圧Vrefを超えるようになった後(起動期間終了後)、もしプレバイアス電圧Vpbが出力電圧Voutの目標レベル以上の状態であったとしても、DC−DCコンバータ10の出力側から入力側に向けて電流吸い込みされて、出力電圧Voutは目標レベルに維持される。
否定論理和回路142は、比較回路141の出力Sと、インバータ素子132より出力されるスイッチング制御信号/Dが入力され、それらの否定論理和を演算して出力する。
セットリセットフリップフロップ回路143は、比較回路141の出力がセット入力端子へと入力され、否定論理和回路142の出力Rがリセット入力端子へと入力され、反転論理出力が論理積回路144へと入力される。すなわち、セットリセットフリップフロップ回路143は、比較回路141の出力Sをセットするとともに、否定論理和回路142の出力Rにより当該セットされた状態をリセットし、更に、当該セットされた状態の反転論理レベルを出力する。
論理積回路144は、インバータ素子132より出力されるスイッチング制御信号/Dと、セットリセットフリップフロップ回路143の出力/Q(Qの否定を示す)が入力され、それらの論理積を演算する。論理積回路144の出力は、放電用スイッチング素子M2のゲート電極へと供給され、放電用スイッチング素子M2のオンオフを制御する。
図2は、回生防止回路140の動作を中心としたDC−DCコンバータ10の動作を示すタイミングチャートである。
いま、DC−DCコンバータ10の起動開始時に、出力端子にプレバイアス電圧Vpbが現れている場合とする(図2(a)参照)。なお、充電用スイッチング素子M1及び放電用スイッチング素子M2は共にオフの状態にある。
まず、DC−DCコンバータ10の起動開始を契機として、定電流源Issによってソフトスタート用コンデンサCssが充電されるため、ソフトスタート電圧Vssが徐々にレベル上昇する。また、DC−DCコンバータ10の起動開始により、セットリセットフリップフロップ回路143の状態を最初にリセットしておく。
プレバイアス電圧Vpbに応じた分圧電圧Vfは、起動開始当初、ソフトスタート電圧Vssよりも高レベルであるため、誤差増幅器100より出力される誤差電圧Veは“Lレベル”に張り付いており、三角波電圧Vtのボトムレベルよりも低レベルである。また、起動開始当初、バッファ131より出力されるスイッチング制御信号D及びインバータ素子132より出力されるスイッチング制御信号/Dは共に“Lレベル”である(図2(d)参照)。
また、プレバイアス電圧Vpbに応じた分圧電圧Vfはソフトスタート電圧Vssよりも高レベルのため、比較回路141の出力Sは“Hレベル”である。さらに、スイッチング制御信号/Dが“Hレベル”であり且つ比較回路141の出力Sが“Hレベル”であるため、否定論理和回路142の出力Rは“Lレベル”である(図2(f)参照)。この結果、セットリセットフリップフロップ回路143はHレベルにセットされるとともに(図2(e)参照)、論理積回路144に対して“Lレベル”を出力する。ゆえに、論理積回路144の出力は“Lレベル”であり、放電用スイッチング素子M2はオフを継続するため、ダイオード整流がなされ、プレバイアス電圧Vpbに起因した回生動作が防止される。
その後、定電流源Issによるソフトスタート用コンデンサCssの充電がすすみ、ソフトスタート電圧Vssが上昇した結果、プレバイアス電圧Vpbに応じた分圧電圧Vfは、ソフトスタート電圧Vssよりも低レベルとなる。このとき、比較回路141の出力Sは“Hレベル”から“Lレベル”へと切り替わる(図2(e)参照)。
しかしながら、この段階では、誤差増幅器100より出力される誤差電圧Veのレベルは、三角波電圧Vtのボトムレベルと比べてまだ低い状態である。このため、PWM比較器120において生成されるPWM信号Dは“Lレベル”を保ったままであり、さらに、インバータ素子132より出力されるスイッチング制御信号/Dは“Hレベル”を保ったままである(図2(d)参照)。ゆえに、否定論理和回路142の出力Rは“Hレベル”となり、セットリセットフリップ回路143の出力/Qならびに論理積回路144の出力は“Lレベル”に保たれ(図2(g)参照)、放電用スイッチング素子M2はさらにオフを継続する(図2(c)参照)。
この結果、平滑用コンデンサC1に充電された電荷が、インダクタンスL1、放電用スイッチング素子M2を介して放電されることがないので、出力電圧Voutの電圧降下が抑制されることになる(図2(a)参照)。なお、ソフトスタート電圧Vssが参照電圧Vrefを超えるようになった後(起動期間終了後)、もしプレバイアス電圧Vpbが出力電圧Voutの目標レベル以上の状態であったとしても、DC−DCコンバータ10の出力側から入力側に向けて電流吸い込みがされて、出力電圧Voutは目標レベルに維持される。
やがて、誤差増幅器100より出力される誤差電圧Veのレベルは、三角波電圧Vtのボトムレベルと交差することになるので、PWM比較器120において生成されるPWM信号Dは“Hレベル”を示すようになり、さらには、インバータ素子132より出力されるスイッチング制御信号/Dは“Lレベル”を示すようになる(図2(d)参照)。ここで、比較回路141の出力Sは“Lレベル”を継続するため(図2(e)参照)、否定論理和回路142の出力Rは“Lレベル”から“Hレベル”へと切り替わり(図2(f)参照)、セットリセットフリップフロップ回路143の状態はリセットされる。この結果、セットリセットフリップフロップ回路143の出力/Qは“Lレベル”から“Hレベル”へと切り替わり、放電用スイッチング素子M2のオンオフが可能な状態となる。すなわち、充電用スイッチング素子M1、放電用スイッチング素子M2の相補的なオンオフ、いわゆる同期整流へと切り替わる。そして、比較的長期のスイッチング・サイクル(図2の例では4サイクルの場合を示す。)に渡って充電用スイッチング素子M1のオン期間が徐々に長くなっていき、出力電圧Voutが徐々に定常状態に達することになる。なお、図2では、出力電圧Voutが定常状態の場合として、例えば、充電用スイッチング素子M1、放電用スイッチング素子M2のオンデューティが“50%”の場合を示す。
<他励型・昇圧型DC−DCコンバータの場合>
図3は、前述したスイッチング制御回路300に対して、昇圧用の外付け部品を接続して構成された、本発明に係る他励型・昇圧型のDC−DCコンバータ20の構成を示す図である。すなわち、スイッチング制御回路300は、降圧型DC−DCコンバータ用としても昇圧型DC−DCコンバータ用としても用いることができる。なお、図1に示したDC−DCコンバータ10と同一の構成要素に関しては同一の符号を付する。また、昇圧型のDC−DCコンバータ20の動作を示すタイミングチャートは、充電用スイッチング素子M3を充電用スイッチング素子M1へと対応づけ、放電用スイッチング素子M4を放電用スイッチング素子M2へと対応づけることで、図2に示されるとおりである。
昇圧型のDC−DCコンバータ20は、入力電圧Vinの電源ラインと接地ラインとの間にインダクタンスL2と充電用スイッチング素子M3(本発明に係る『第1のスイッチング素子』)が直列接続され、その接続部に放電用スイッチング素子M4(本発明に係る『第2のスイッチング素子』)が接続され、さらに、放電用スイッチング素子M4に平滑用コンデンサC2が接続されることで構成される。
昇圧型のDC−DCコンバータ20は、まず、充電用スイッチング素子M3をオン且つ放電用スイッチング素子M4をオフさせることで、インダクタンスL2に対して入力電圧Vinに応じた磁気エネルギーを充電させる。つぎに、充電用スイッチング素子M3をオフ且つ放電用スイッチング素子M4をオンさせることで、インダクタンスL2に充電された磁気エネルギーが、放電用スイッチング素子M4を介して出力端子に向けて放電されるとともに、平滑用コンデンサC2によって平滑化される。この磁気エネルギーの放電の際に、インダクタンスL2の電圧方向は、入力電圧Vinと同方向であるため、直流の入力電圧Vinのレベルよりも高い直流の目的レベルの出力電圧Voutを得る。
ところで、従来、昇圧型も降圧型と同様に、回生防止解除に伴うダイオード整流から同期整流への切り替わりタイミングで、出力電圧Voutに電圧降下が生じていた。しかしながら、本発明に係る昇圧型のDC−DCコンバータ20は、回生防止回路140の前述した動作によって、回生防止解除のタイミングで、同期整流による誤差電圧Veの自然なレベル上昇により充電用スイッチング素子M3がオンするまでの期間、放電用スイッチング素子M4のオフを継続させる。
すなわち、出力電圧Voutの電圧降下が生じるということは、負荷に対して供給すべきエネルギーが不足しているということを表す。よって、本発明に係る昇圧型のDC−DCコンバータ20は、当該エネルギーを増やすべく、回生防止解除のタイミングで、インダクタンスL2の充電期間を延ばす方向、すなわち、充電用スイッチング素子M3を最初に必ずオンさせる方向へと制御をかける。この結果、回生防止解除のタイミングで起こり得る、出力電圧Voutの電圧降下が抑制される。
<リップルコンバータの場合>
===リップルコンバータの概要===
図4は、一般的なリップルコンバータの構成を示す図である。なお、図1に示したDC−DCコンバータ10と同様の構成要素については同一の符号を付する。
リップルコンバータ30は、自励型DC−DCコンバータの一つであり、出力電圧Voutの変動(すなわち、リップル)が、そのまま、充電用スイッチング素子M1、放電用スイッチング素子M2のオンオフ制御に用いられるため、制御応答性が早いことが知られている。
リップル比較器150は、リップル状の出力電圧Voutを分圧した分圧電圧Vfが反転入力端子へと印加され、出力電圧Voutの目的レベルに応じた、分圧電圧Vfの比較対象とする参照電圧Vrefが非反転入力端子へと印加される。また、リップル比較器150は、分圧電圧Vfと参照電圧Vrefとのレベル比較結果により、駆動回路40を介して、充電用スイッチング素子M1、放電用スイッチング素子M2をオンオフさせるスイッチング制御信号Dを出力する。なお、遅延回路160経由後のスイッチング制御信号D’が、Hレベル期間のとき充電用スイッチング素子M1がオンし、Lレベル期間のとき放電用スイッチング素子M2がオンする。
遅延回路160は、リップル比較器150より出力されたスイッチング制御信号Dが、充電用スイッチング素子M1、放電用スイッチング素子M2へと供給されるまでの間で、スイッチング制御信号Dを所定の遅延時間Td分遅延させる。よって、遅延時間Tdを変化させれば、スイッチング素子M1、M2のオンオフ期間も追従して変化するので、遅延回路30は、スイッチング素子M1、M2のスイッチング周波数を所望の値に設定するためのものといえる。ところで、遅延回路160の遅延時間Td以外にも、リップル比較器150や駆動回路40自体の遅れや、スイッチング素子M1、M2のスイッチングの遅れがある。しかしながら、これらの遅れは、遅延回路160の遅延時間Tdと比べて極めて短いという前提に基づき、以下の説明では無視する。
図5は、降圧比“1/2”としたリップルコンバータ30の主要信号の波形図である。
リップル比較器150は、分圧電圧Vfが参照電圧Vrefを超えない場合に“Hレベル”のスイッチング制御信号Dを出力し、分圧電圧Vfが参照電圧Vrefを超える場合に“Lレベル”のスイッチング制御信号Dを出力する(図5(a)、(b)参照)。また、このスイッチング制御信号Dが、遅延回路160を介することで、遅延時間Td分遅延させたスイッチング制御信号D’となる(図5(b)、(c)参照)。そして、スイッチング制御信号D’が、充電用スイッチング素子M1、放電用スイッチング素子M2へと供給される。
このため、分圧電圧Vfが参照電圧Vrefを上回った時点では充電用スイッチング素子M1がオフ(放電用スイッチング素子M2がオン)せず、分圧電圧Vfが参照電圧Vrefを超えた時点から遅延時間Tdを経過した時点で、充電用スイッチング素子M1がオフ(放電用スイッチング素子M2がオン)する。同様に、分圧電圧Vfが参照電圧Vrefよりも下回った時点から遅延時間Tdを経過した時点で、充電用スイッチング素子M1がオン(放電用スイッチング素子M2がオフ)する(図5(a)、(d)、(e)参照)。この結果、分圧電圧Vfの波形は、立ち上がりと立ち下がりが同一の傾きであるオン期間比率“50%”の三角波を形成し、分圧電圧Vrの直流成分(平均レベル)と参照電圧Vrefが一致する。
ここで、出力電圧Voutが外乱等で定常状態よりも高レベルとなった場合とする。この場合、出力電圧Voutに追従して分圧電圧Vfも高レベルとなるため、リップル比較器150より出力されるスイッチング制御信号DのHレベルのパルス幅が短くなる。この結果、充電用スイッチング素子M1のオン期間が短くなるので、出力電圧Voutのレベルが降下し、出力電圧Voutを定常状態へと復帰させる方向へと制御がかかる。一方、出力電圧Voutが基準電圧Vfよりも低レベルとなった場合には、前述とは逆の動作となるが、同様に、出力電圧Voutを定常状態へと復帰させる方向へと制御がかかる。
===本発明に係るリップルコンバータの構成===
図6は、スイッチング制御回路320に対して、降圧用の外付け部品を接続して構成された、本発明に係る降圧型のリップルコンバータ40の構成を示す図である。
スイッチング制御回路320は、他励型のDC−DCコンバータ10用のスイッチング制御300と対比して、三角波発振器110、PWM比較器120の代わりに、リップル比較器150、遅延回路160が新たに設けられる。なお、それ以外の構成は、スイッチング制御300と同様である。また、リップルコンバータ40の動作を示すタイミングチャートは、図2に示されるとおりである。
かかる構成のスイッチング制御回路320、さらには、リップルコンバータ40は、回生防止回路140の前述した動作によって、回生防止解除のタイミングで、同期整流による誤差電圧Veの自発的なレベル上昇により充電用スイッチング素子M3がオンするまでの期間、放電用スイッチング素子M4のオフを継続させる。この結果、回生防止解除の際に起こり得る出力電圧Voutの電圧降下が抑制される。
なお、スイッチング制御回路320は、図3に示したような、昇圧用の外付け部品を接続すれば、昇圧型のリップルコンバータ40を実現できる。昇圧型のリップルコンバータは、入力電圧Vinの電源ラインと接地ラインとの間にインダクタンスL2と充電用スイッチング素子M3が直列接続され、その接続部に放電用スイッチング素子M4が接続され、さらに、放電用スイッチング素子M4に平滑用コンデンサC2が接続されることで構成される。かかる構成の昇圧型のリップルコンバータの場合であっても、回生防止解除の際に起こり得る出力電圧Voutの電圧降下が抑制される。
以上、本実施の形態について説明したが、前述した実施例は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るととともに、本発明にはその等価物も含まれる。
本発明の一実施形態に係る他励型・降圧型のDC−DCコンバータの構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る他励型・降圧型のDC−DCコンバータの動作を示すタイミングチャートである。 本発明の一実施形態に係る他励型・昇圧型のDC−DCコンバータの構成を示す図である。 本発明に係る一般的なリップルコンバータの構成を示す図である。 本発明に係る一般的なリップルコンバータの動作を示すタイミングチャートである。 本発明の一実施形態に係るリップルコンバータの構成を示す図である。 降圧型DC−DCコンバータの一般的な構成ならびに動作の概要を説明する図である。 昇圧型DC−DCコンバータの一般的な構成ならびに動作の概要を説明する図である。 降圧型DC−DCコンバータが昇圧型DC−DCコンバータとして動作する現象を説明する図である。 従来の他励型・降圧型のDC−DCコンバータの構成を示す図である。 従来の他励型・降圧型のDC−DCコンバータの動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
10、20 DC−DCコンバータ
30、40 リップルコンバータ
100 誤差増幅器
110 三角波発振器
120 PWM比較器
130 駆動回路
131 バッファ
132 インバータ素子
140 回生防止回路
141 比較回路
142 否定論理和回路
143 セットリセットフリップフロップ回路
144 論理積回路
150 リップル比較器
160 遅延回路
300、320 スイッチング制御回路

Claims (11)

  1. インダクタンスと、前記インダクタンスに対して直流の入力電圧を印加して磁気エネルギーを充電する際にオフからオンへと切り替える第1のスイッチング素子と、前記インダクタンスに充電された前記磁気エネルギーを放電する際にオフからオンへと切り替える第2のスイッチング素子と、前記インダクタンスと接続され、出力電圧を平滑する平滑用コンデンサと、を有しており、前記第1及び前記第2のスイッチング素子を相補的にオンオフさせることで、前記入力電圧のレベルとは異なった目的レベルの前記出力電圧を発生するDC−DCコンバータに設けられるスイッチング制御回路において、
    前記出力電圧の変化を検出すべく、前記出力電圧を帰還させた帰還電圧と、前記DC−DCコンバータの起動開始を契機としてレベル上昇する第1の参照電圧と、前記目的レベルに応じた第2の参照電圧と、が印加され、前記第1又は前記第2の参照電圧のうちレベルが低い方と前記帰還電圧との誤差電圧を生成する誤差増幅器と、
    前記出力電圧のレベルを前記目的レベルへと追従させるべく、前記誤差電圧に基づいて前記第1及び前記第2のスイッチング素子の相補的なオンオフを制御するスイッチング制御信号を生成するスイッチング制御信号生成回路と、
    前記帰還電圧と前記第1の参照電圧とを比較し、前記帰還電圧が前記第1の参照電圧を超える場合、前記第2のスイッチング素子をオフさせるべく前記スイッチング制御信号を制御し、前記帰還電圧が前記第1の参照電圧を超えない場合、前記第1のスイッチング素子を最初にオンさせるべく前記スイッチング制御信号を制御するスイッチング制御信号制御回路と、
    を有することを特徴とするスイッチング制御回路。
  2. 前記スイッチング制御信号生成回路は、
    前記第1のスイッチング素子のオンオフを制御する第1のスイッチング制御信号と、前記第2のスイッチング素子のオンオフを制御する第2のスイッチング制御信号と、を生成し、
    前記スイッチング制御信号制御回路は、
    前記帰還電圧と前記第1の参照電圧とを比較し、前記帰還電圧が前記第1の参照電圧を超える場合、前記第2のスイッチング素子をオフさせるべく前記第2のスイッチング制御信号を制御し、前記帰還電圧が前記第1の参照電圧を超えない場合、前記第1のスイッチング制御信号に応じて前記第1のスイッチング素子が最初にオンするまでの間、前記第2のスイッチング素子のオフを継続させるべく前記第2のスイッチング制御信号を制御すること、
    を特徴とする請求項1に記載のスイッチング制御回路。
  3. 前記スイッチング制御信号制御回路は、
    前記帰還電圧と前記第1の参照電圧とを比較し、前記帰還電圧が前記第1の参照電圧を超える場合にはHレベルを出力するとともに前記帰還電圧が前記第1の参照電圧を超えない場合にはLレベルを継続出力する比較回路と、
    前記比較回路の出力と前記第2のスイッチング素子をオンさせる場合にHレベルを示すとともに前記第2のスイッチング素子をオフさせる場合にLレベルを示す前記第2のスイッチング制御信号との否定論理和を演算する否定論理和回路と、
    前記比較回路の出力をセットするとともに前記否定論理和回路の出力により当該セットされた状態をリセットし、更に、当該セットされた状態の反転論理レベルを出力するセットリセットフリップフロップ回路と、
    前記第2のスイッチング制御信号と前記セットリセットフリップフロップ回路の出力との論理積を演算してその演算結果により前記第2のスイッチング素子をオンオフさせる論理積回路と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載のスイッチング制御回路。
  4. 三角波状の電圧を発振出力する三角波発振器を有しており、
    前記スイッチング制御信号生成回路は、前記三角波状の電圧と前記誤差電圧との比較により前記スイッチング制御信号を生成するものであること、を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のスイッチング制御回路。
  5. 前記スイッチング制御信号生成回路は、前記帰還電圧と前記誤差電圧との比較により前記スイッチング制御信号を生成するものであること、を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のスイッチング制御回路。
  6. インダクタンスと、
    前記インダクタンスに対して直流の入力電圧を印加して磁気エネルギーを充電する際にオフからオンへと切り替える第1のスイッチング素子と、
    前記インダクタンスに充電された前記磁気エネルギーを放電する際にオフからオンへと切り替える第2のスイッチング素子と、
    前記インダクタンスと接続され、前記第1及び前記第2のスイッチング素子を相補的にオンオフさせて発生する電圧を平滑して、前記入力電圧のレベルとは異なった目的レベルの出力電圧を得る平滑用コンデンサと、
    前記出力電圧の変化を検出すべく、前記出力電圧を帰還させた帰還電圧と、前記DC−DCコンバータの起動開始を契機としてレベル上昇する第1の参照電圧と、前記目的レベルに応じた第2の参照電圧と、が印加され、前記第1又は前記第2の参照電圧のうちレベルが低い方と前記帰還電圧との誤差電圧を生成する誤差増幅器と、
    前記出力電圧のレベルを前記目的レベルへと追従させるべく、前記誤差電圧に基づいて前記第1及び前記第2のスイッチング素子の相補的なオンオフを制御するスイッチング制御信号を生成するスイッチング制御信号生成回路と、
    前記帰還電圧と前記第1の参照電圧とを比較し、前記帰還電圧が前記第1の参照電圧を超える場合、前記第2のスイッチング素子をオフさせるべく前記スイッチング制御信号を制御し、前記帰還電圧が前記第1の参照電圧を超えない場合、前記第1のスイッチング素子を最初にオンさせるべく前記スイッチング制御信号を制御するスイッチング制御信号制御回路と、
    を有することを特徴とするDC−DCコンバータ。
  7. 前記入力電圧の電源ラインと接地ラインとの間に前記第1及び前記第2のスイッチング素子が直列接続され、当該直列接続の接続部に前記インダクタンスが接続され、前記インダクタンスに前記平滑用コンデンサが接続されることで構成され、前記第1及び前記第2のスイッチング素子を相補的にオンオフさせることで、前記入力電圧のレベルよりも低い前記目的レベルの前記出力電圧を生成する降圧型DC−DCコンバータであり、
    前記スイッチング制御信号生成回路は、
    前記第1のスイッチング素子のオンオフを制御する第1のスイッチング制御信号と、前記第2のスイッチング素子のオンオフを制御する第2のスイッチング制御信号と、を生成し、
    前記スイッチング制御信号制御回路は、
    前記帰還電圧と前記第1の参照電圧とを比較し、前記帰還電圧が前記第1の参照電圧を超える場合、前記第2のスイッチング素子をオフさせるべく前記第1及び前記第2のスイッチング制御信号を制御し、前記帰還電圧が前記第1の参照電圧を超えない場合、前記第1のスイッチング制御信号に応じて前記第1のスイッチング素子が最初にオンするまでの間、前記第2のスイッチング素子のオフを継続させるべく前記第2のスイッチング制御信号を制御すること、
    を特徴とする請求項6に記載のDC−DCコンバータ。
  8. 前記入力電圧の電源ラインと接地ラインとの間に前記インダクタンスと前記第1のスイッチング素子が直列接続され、当該直列接続の接続部に前記第2のスイッチング素子が接続され、前記第2のスイッチング素子に前記平滑用コンデンサが接続されることで構成され、前記第1及び前記第2のスイッチング素子を相補的にオンオフさせることで、前記入力電圧のレベルよりも高い前記目的レベルの前記出力電圧を生成する昇圧型DC−DCコンバータであり、
    前記スイッチング制御信号生成回路は、
    前記第1のスイッチング素子のオンオフを制御する第1のスイッチング制御信号と、前記第2のスイッチング素子のオンオフを制御する第2のスイッチング制御信号と、を生成し、
    前記スイッチング制御信号制御回路は、
    前記帰還電圧と前記第1の参照電圧とを比較し、前記帰還電圧が前記第1の参照電圧を超える場合、前記第2のスイッチング素子をオフさせるべく前記第2のスイッチング制御信号を制御し、前記帰還電圧が前記第1の参照電圧を超えない場合、前記第1のスイッチング制御信号に応じて前記第1のスイッチング素子が最初にオンするまでの間、前記第2のスイッチング素子のオフを継続させるべく前記第2のスイッチング制御信号を制御すること、
    を特徴とする請求項6に記載のDC−DCコンバータ。
  9. 前記スイッチング制御信号制御回路は、
    前記帰還電圧と前記第1の参照電圧とを比較し、前記帰還電圧が前記第1の参照電圧を超える場合にはHレベルを出力するとともに前記帰還電圧が前記第1の参照電圧を超えない場合にはLレベルを継続出力する比較回路と、
    前記比較回路の出力と前記第2のスイッチング素子をオンさせる場合にHレベルを示すとともに前記第2のスイッチング素子をオフさせる場合にLレベルを示す前記第2のスイッチング制御信号との否定論理和を演算する否定論理和回路と、
    前記比較回路の出力をセットするとともに前記否定論理和回路の出力により当該セットされた状態をリセットし、更に、当該セットされた状態の反転論理レベルを出力するセットリセットフリップフロップ回路と、
    前記第2のスイッチング制御信号と前記セットリセットフリップフロップ回路の出力との論理積を演算してその演算結果により前記第2のスイッチング素子をオンオフさせる論理積回路と、
    を有することを特徴とする請求項7又は8に記載のDC−DCコンバータ。
  10. 三角波状の電圧を発振出力する三角波発振器を有しており、
    前記スイッチング制御信号生成回路において、前記三角波状の電圧と前記誤差電圧との比較により前記スイッチング制御信号を生成させる他励型DC−DCコンバータであること、を特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載のDC−DCコンバータ。
  11. 前記スイッチング制御信号生成回路において、前記帰還電圧と前記誤差電圧との比較により前記スイッチング制御信号を生成させる自励型DC−DCコンバータであること、を特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載のDC−DCコンバータ。

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