JP7283821B2 - 電子部品製造装置 - Google Patents

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本発明は、治具に保持された複数の電子部品本体に導電性ペーストを塗布する電子部品製装置に関する。
本願出願人は、例えば積層セラミックコンデンサー・インダクタ・サーミスタ等の電子部品本体の端面に導電ペースト層を浸漬塗布して、電子部本体品に外部電極を形成して電子部品を製造する装置及び方法を提案している(特許文献1)。特許文献1の図1(B)には、電子部品本体の端面に導電ペースト層を浸漬塗布する塗布工程の前工程として、プリプレス方法が開示されている。図19に示すように、プリプレス工程では、主面1に導電ペーストが敷き詰められていない定盤2に対して、電子部品本体3を下降させ、電子部品本体3の端面4を定盤2の主面1に接触させる。その後、電子部品本体3は上昇される。同時にプリプレスされる複数の電子部品本体3を保持する治具(キャリアプレート)5は、例えばゴム製の治具本体6に電子部品本体3が嵌入される貫通孔7を有する。複数の電子部品本体3は、全長がL1、L2と異なり、全長差ΔLのばらつきを有する。プリプレス工程の実施により、複数の電子部品本体3の各々が貫通孔7より突出する長さL、つまり、治具本体6から複数の電子部品本体3の各々の端面4に至る高さLが均一になる。それにより、全長差ΔLの存在に拘わらず、複数の電子部品本体3の各々の端面4の位置を揃えることができる。
特許第6633829号公報
同時にバッチ処理される電子部品本体3の数が多くなると、図19に示す治具本体6の孔7に電子部品本体3が嵌入させることが困難となる。そこで、複数の電子部品本体3を保持する他の治具として、剛体である基材に形成された接着層に電子部品本体3を接着して保持することが考えられる。しかし、治具に接着保持された電子部品本体3の端面4を定盤2に接触させてプリプレスしても、図19に示す治具5の孔7の機能がないため、複数の電子部品本体3の各々の端面4の位置を揃えることができない。
本発明の幾つかの態様は、複数の電子部品本体を接着して保持しながら、複数の電子部品本体の各々の端面の位置を揃えるのに好適な治具を含む電子部品製装置を提供することを目的とする。
(1)本発明の一態様は、
複数の電子部品本体の各々にペーストを塗布する塗布工程と、前記塗布工程の前に実施されるプリプレス工程と、を含む電子部品の製造方法であって、
前記プリプレス工程は、
治具に設けられた平板材料の露出表面にある接着面に複数の電子部品本体の各々の第1端部を接着させる第1工程と、
前記治具を定盤に対して相対的に移動させる第2工程と、
前記平板材料を軟化状態にして、前記複数の電子部品本体の前記各々の前記第1端部とは反対側の各々の第2端部を前記定盤に接触させることにより、前記平板材料を変形させて前記各々の第2端部の端面の位置を揃える第3工程と、
前記各々の第2端部の端面の位置が揃えられた状態で前記平板材料を硬化状態とする第4工程と、
その後、前記治具を前記定盤に対して相対的に移動させて、前記端を有する電子部品の製造方法に関する。
本発明の一態様によれば、治具に設けられた平板材料が軟化状態にあるときに、定盤に接触される複数の電子部品本体の各々の第2端部の端面の位置を揃えられ、その後平板材料が硬化される。それにより、接着により治具に保持される複数の電子部品本体は、各々の第2端部の端面の位置を揃えられて治具に保持される。こうして、複数の電子部品本体を接着して保持しながら、複数の電子部品本体の各々の端面の位置を揃えることができる。このプリプレス工程後に塗布工程を実施すると、複数の電子部品本体の各々の端面に塗布されるペーストの膜厚を均一化することができる。軟化と硬化とに相変化する平板材料として、熱可塑性樹脂(熱可塑性接着剤)、熱硬化性樹脂、熱可塑性エストラマー、熱硬化性エストラマー等を用いることができる。また、これらの樹脂またはエストラマーのうち、特に、形状記憶樹脂や、軟化及び硬化が可能な刺激応答性材料(ゲル、樹脂、エストラマー等)等を用いることができる。
(2)本発明の一態様(1)では、前記塗布工程後に、前記治具に保持された前記複数の電子部品本体の各々の前記第2端部に塗布された前記ペーストから余分なペーストを除去してペースト層を形成するペースト除去工程をさらに有することができる。この工程の追加により、複数の電子部品本体に塗布形成されるペーストの膜厚の均一性を高めることができる。
(3)本発明の一態様(1)または(2)では、前記塗布工程または前記ペースト除去工程後に、前記治具から前記複数の電子部品本体を取り外す取外し工程をさらに有し、前記取外し工程は、前記第3工程で変形されかつ前記第4工程で硬化された前記平板材料を再度軟化させることで前記治具から前記複数の電子部品本体を取り外し可能な状態とすることができる。これにより、治具から複数の電子部品本体を取り外す時の負荷を低減できる。なお、取外し工程により軟化された平板材料を再利用するには、例えば、前回の第1工程で用いられる元の形状(例えば平板)に整形されて硬化させることができる。なお、熱硬化性樹脂のように軟化と硬化との可逆相を有しない場合では、電子部品本体の取外し後の平板材料をリユースせずに材料リサイクルしてもよい。このように平板材料が使い捨てであれば、平板材料を強制変形させて形状破壊しても良い。よって、取外し工程で平板材料を再度軟化させることは必須ではない。
(4)本発明の一態様(1)または(2)では、前記塗布工程または前記ペースト除去工程後に、前記治具から前記複数の電子部品本体を取り外す取外し工程をさらに有し、前記取外し工程は、前記第3工程で変形されかつ前記第4工程で硬化された前記平板材料を、前記治具から前記複数の電子部品本体を取り外し可能な状態であって、前記軟化状態及び前記硬化状態以外の保形状態に変形させることができる。こうすると、取外し工程後の平板材料をそのまま再利用することができる。
(5)本発明の一態様(4)では、前記平板材料は形状記憶樹脂とすることができ、前記第1工程、前記第2工程及び前記取外し工程では、前記形状記憶樹脂は形状記憶された一次賦形である平板形状に設定され、前記第3工程、前記第4工程及び前記第5工程では、前記形状記憶樹脂はそれぞれ前記各々の第2端部の端面の位置を揃える前記軟化状態または前記硬化状態である任意の二次賦形に設定することができる。形状記憶樹脂の形状記憶状態(一次賦形)を、軟化状態及び硬化状態(二次賦形)以外の保形状態として有効に利用することができる。
(6)本発明の一態様(5)では、前記第2工程では、前記形状記憶樹脂の前記軟化状態への移行が開始されてもよい。こうすると、電子部品本体が定盤と接触すると同時に形状記憶樹脂が変形するので、プリプレス工程を短縮できる。もちろん、第2工程の前の第1工程で形状記憶樹脂の軟化状態への移行が開始されてもよい。
(7)本発明の一態様(3)では、前記平板材料は熱可塑性樹脂とすることができ、前記第1工程及び前記第2工程では前記熱可塑性樹脂は硬化状態であり、前記第3工程及び前記取外し工程ではガラス転移点以上の温度に設定されて前記熱可塑性樹脂は軟化状態となり、前記第4工程及び前記第5工程では前記熱可塑性樹脂は硬化状態とすることができる。市場に提供されて入手しやすい熱可塑性樹脂を、治具中の変形可能な部材として有効に利用することができる。
(8)本発明の一態様(5)~(7)では、前記治具は、基材と、前記接着面を形成する接着層とを含み、前記平板材料が前記基材と前記接着層との間に介在配置され、前記第3工程は、前記平板材料の変形に倣って前記接着層を変形させることができる。こうして、接着層が変形することで、接着して保持される複数の電子部品本体の各々の端面の位置を揃えることができる。
(9)本発明の一態様(7)では、前記熱可塑性樹脂は、熱可塑性接着剤とすることができる。平板材料として熱可塑性接着剤を用いれば、平板材料と接着層との二層構造とする必要がない。
(10)本発明の一態様(7)または(9)では、前記取外し工程は、前記熱可塑性樹脂を型材内で軟化させることができる。こうすると、熱可塑性樹脂を再利用できる形状に確実に回復させることができる。
(11)本発明の一態様(1)~(10)では、前記治具、または前記治具を保持する基盤に設けられた温調部により、前記平板材料が前記軟化状態及び前記硬化状態に設定されてもよい。温調部は、加熱部と冷却部との双方を有しても良いし、例えばペルチェ素子のように加熱部と冷却部とに兼用されるものであってもよい。温調部を治具または基盤に設けることで平板材料を効率的に温調することができる。
(12)本発明の一態様(5)または(6)では、前記治具、または前記治具を保持する基盤に設けられた温調部により、前記形状記憶樹脂が前記一次賦形及び前記二次賦形の各状態に設定されてもよい。温調部を治具または基盤に設けることで、形状記憶樹脂を一次賦形及び二次賦形の双方に切り換えて設定するように温調することができる。
(13)本発明の一態様(1)~(10)では、前記治具、または前記治具を保持する基盤に設けられた加熱部により、前記平板材料が前記軟化状態に設定され、前記定盤に設けられた冷却部により、前記平板材料が前記硬化状態に設定されてもよい。加熱部を治具または基盤に設けることで平板材料を効率的に加熱することができ、冷却部を定盤に設けることで複数の電子部品本体を介して平板材料を冷却することができる。しかも、加熱部と冷却部とを離隔して配置することで、一方が他方に及ぼす悪影響を低減できる。
(14)本発明の一態様(5)または(6)では、前記治具、または前記治具を保持する基盤に設けられた加熱部により、前記形状記憶樹脂が前記軟化状態及び前記一次賦形に設定され、前記定盤に設けられた冷却部により、前記形状記憶樹脂が前記硬化状態に設定されてもよい。加熱部を治具または基盤に設けることで形状記憶樹脂を効率的に加熱して軟化状態または一次賦形に設定することができ、冷却部を定盤に設けることで複数の電子部品本体を介して形状記憶樹脂を冷却して硬化させることができる。
図1(A)及び図1(B)はプリプレス工程を示す図である。 図2(A)~図2(C)は塗布工程を示す図である。 図3(A)~図3(C)は余分なペーストを除去する工程を示す図である。 第1及び第3実施形態の第1工程を示す図である。 第1及び第3実施形態の第2工程を示す図である。 第1及び第3実施形態の第3及び第4工程を示す図である。 第1及び第3実施形態の第5工程を示す図である。 第1実施形態の取外し工程を示す図である。 図9(A)(B)は、第1実施形態により製造されるペースト層の膜厚を示す図である。 第1及び第3実施形態の第1工程を示す図である。 第2実施形態の第2工程を示す図である。 第2実施形態の第3及び第4工程を示す図である。 第2実施形態の第5工程を示す図である。 第2実施形態の取外し工程を示す図である。 治具の基材に温調部を設けた製造装置を示す図である。 治具を固定する基盤に温調部を設けた製造装置を示す図である。 治具の基材に加熱部を、定盤に冷却部を、それぞれ設けた製造装置を示す図である。 治具を固定する基盤に加熱部を、定盤に冷却部を、それぞれ設けた製造装置を示す図である。 従来のプリプレス方法を示す図である。
以下の開示において、提示された主題の異なる特徴を実施するための多くの異なる実施形態や実施例を提供する。もちろんこれらは単なる例であり、限定的であることを意図するものではない。さらに、本開示では、様々な例において参照番号および/または文字を反復している場合がある。このように反復するのは、簡潔明瞭にするためであり、それ自体が様々な実施形態および/または説明されている構成との間に関係があることを必要とするものではない。さらに、第1の要素が第2の要素に「接続されている」または「連結されている」と記述するとき、そのような記述は、第1の要素と第2の要素とが互いに直接的に接続または連結されている実施形態を含むとともに、第1の要素と第2の要素とが、その間に介在する1以上の他の要素を有して互いに間接的に接続または連結されている実施形態も含む。また、第1の要素が第2の要素に対して「移動する」と記述するとき、そのような記述は、第1の要素及び第2の要素の少なくとも一方が他方に対して移動する相対的な移動の実施形態を含む。
1.電子部品の製造方法
本実施形態に係る電子部品の製造方法は、治具に電子部品本体を保持して実施されるプリプレス工程と塗布工程とを含み、必要により、塗布工程後に実施されるペースト除去工程を含むことができる。塗布工程またはペースト除去工程後に、電子部品本体が治具から取り外される。以下、各工程について概説する。
図1~図3は、電子部品の製造方法として、コンデンサーの外部電極成形方法の主たる工程を模式的に示している。電子部品本体10のプリプレス工程、塗布工程およびペースト除去工程に兼用することができる定盤30は、例えばセラミック、御影石、金属等で形成される。定盤30上にはスキージユニット40が設けられる。スキージユニット40は、定盤30の表面31に沿って移動可能である。スキージユニット40は、導電ペーストのディップ層50を均一高さで敷き詰める例えば金属製のブレード42と、定盤30の表面31から導電ペーストを掻き取る例えばゴム製のブレード44とを、それぞれ独立して昇降可能に支持している。
定盤30の上方には、固定盤34に対して昇降可能な可動盤32が配置されている。治具20は可動盤32に着脱自在に支持されるため、可動盤32を基盤とも称する。固定盤34には昇降モーター36が支持され、昇降モーター36により回転駆動されるねじ軸38により可動盤32が昇降される。
1.1.プリプレス工程
図1(A)に示すように、予め複数の電子部品本体10が保持された治具20が、外部電極形成装置へ搬入される。電子部品本体10は、第1端部12Aが治具20に保持される固定端部となり、第2端部12Bが自由端となる。搬入された治具20は可動盤32に固定される。図1(B)は、電子部品本体10の端面高さの調整工程(プリプレス工程)を示している。図1(B)では、導電ペーストが敷き詰められていない定盤30に対して、可動盤32により電子部品本体10を相対的に下降させ、電子部品本体10の第2端部12Bの端面12B1を定盤30に接触させる。その後、可動盤32により電子部品本体10は相対的に上昇される。それにより、電子部品本体10の端面12B1の高さが均一になる。
1.2.塗布工程
図2(A)~図2(C)は、導電ペーストの塗布工程を示している。図2(A)では、所定高さに設定されたブレード42をスキージユニット40により水平移動させて、定盤30上に導電ペーストによる一定高さのディップ層50を形成する。図2(B)では、可動盤32により電子部品本体10を下降させ、電子部品本体10の第2端部12Bを定盤30上のディップ層50に浸漬させる。この際、電子部品本体10の端面12B1を定盤30の表面31に接触させても良く、あるいは接触させなくても良い。その後、可動盤32により電子部品本体10は上昇される。それにより、電子部品本体10の第2端部12Bに導電ペースト層14が形成される。
1.3.ペースト除去工程
図3(A)~図3(C)は、ペースト除去工程(ブロット工程)を示している。図3(A)は、定盤30の表面31と接触するように下降されたブレード44をスキージユニット40により水平移動させて、定盤30上の導電ペーストを掻き取る工程を示している。図3(B)では、可動盤32により電子部品本体10を下降させ、電子部品本体10の第2端部12Bに形成された導電ペースト層14を定盤30に接触させる。その後、可動盤32により電子部品本体10は上昇される。それにより、電子部品本体10の第2端部12Bの余分なペーストが定盤30に転写されて、平坦化された導電ペースト層14Aが形成される。なお、図3(A)~図3(C)に示す従来のペースト除去工程に代えて、本願出願人により提案された特許第6633829号(注:スライドブロット)、特願2019―125369(注:ヘリカルブロット)またはPCT/JP2020/010448等に記載されたペースト除去工程を用いると、導電ペースト層14Aがさらに改善される。
2.第1実施形態
次に、第1実施形態に係るプリプレス工程及び取り外し工程の詳細について、図4~図8を参照して説明する。図4において、治具20は、基材21と、平板材料22とを含む。基材21は保形性を有する剛体であり、図1(A)等に示す可動盤32に着脱自在に支持される。基材21は、平板材料22を支持する支持部としても機能する。基材21及び平板材料22は、定盤30の表面31と平行に配置される。平板材料22は例えば形状記憶樹脂とすることができる。形状記憶樹脂22が接着機能を有しない場合には、形状記憶樹脂22の露出表面に接着層23が形成される。接着層23は、電子部品本体10の第1端部12Aを接着する接着面を形成する。
形状記憶樹脂22は、形状記憶樹脂を型内にて成形した時の成形品の形状を固定する「固定相」と、温度変化に伴い軟化と硬化が可逆的に起こる「可逆相」の2相構造よりなる。以下、本明細書では、固定相を形状記憶状態、可逆相の一方を軟化状態、可逆相の他方を硬化状態と称する。また、固定相での形状を一次賦形と称し、軟化後に硬化したときの形状を二次賦形と称する。形状記憶樹脂22は、粉末状あるいはペレット状で供給された樹脂を加熱・溶融し、金型等に注入・賦形したのちに冷却工程を経て一次賦形の形に成形される。形状記憶樹脂22は、一次賦形されたものを、適切な二次賦形温度で任意の形状に変形し、応力を加えたまま、室温まで冷却すると二次賦形の形で固定される。形状記憶樹脂22は、二次賦形されたものを、再度適当な温度にまで加熱すると、一次賦形された時の形状に回復する。形状記憶樹脂は、例えば、色材,63[6]353-359.1990に記載されている。
2.1.第1工程
図4は、プリプレス工程中の第1工程を示している。第1工程では、電子部品本体10の第1端部12Aが、治具20の接着層23に接着される。なお、複数の電子部品本体10を一括して治具20の接着層23に接着するために、複数の電子部品本体10を整列して保持する整列治具が用いられる。ここで、本実施形態で用いられた形状記憶樹脂22は、市販されているJmade 形状記憶プラスチック(面状保持タイプ、平板の厚さは0.4mm、形状回復温度60℃)である。形状記憶樹脂22を常温として実施される第1工程では、形状記憶樹脂22の形状は、一次賦形された0.4mm厚の平板(形状記憶状態)である。治具20に保持される複数の電子部品本体10は、接着層23から端面12B1に至る長さがL1、L2と異なり、ばらつきΔL=L2-L1を有することがある。この場合、2つの電子部品本体10の端面12B1の位置が揃っていない。
2.2.第2工程
図5は、プリプレス工程中の第2工程を示している。第2工程では、治具20を定盤30に対して相対的に移動させる。図5では、固定された定盤30に対して治具20を下降させている。この第2工程でも、形状記憶樹脂22の形状は、一次賦形された0.4mm厚の平板(形状記憶状態)である。
2.3.第3工程及び第4工程
図6は、プリプレス工程中の第3工程及び第4工程を示している。第3工程では、形状記憶樹脂22をガラス転移点よりも高い例えば70~120℃に加熱して軟化状態として、電子部品本体10の第2端部12Bを定盤30に所定時間に亘って接触させる。軟化温度はガラス転移点以上で融点未満とすることができる。それにより、形状記憶樹脂22及び接着層23を加圧変形させる。形状記憶樹脂22の形状は二次賦形となる。なお、第2工程中に形状記憶樹脂22の強制加熱を開始しても良い。第4工程では、電子部品本体10の第2端部12Bを定盤30に接触させたまま、形状記憶樹脂22をガラス転移点未満から常温の範囲に例えば強制冷却して硬化状態とする。形状記憶樹脂22は二次賦形のままで硬化される。第3工程及び第4工程の実施により、電子部品本体10の第2端部12Bの端面12B1の位置は、定盤30の表面と面一に揃えることができる。
2.4.第5工程
図7は、プリプレス工程中の第5工程を示している。第5工程では、治具20を定盤30に対して相対的に移動させて、端面12B1の位置が揃えられた電子部品本体10を定盤30より引き離す。これにより、プリプレス工程は完了する。なお、図7では、固定された定盤30に対して治具20を上昇させている。また、この第5工程は、二次賦形された形状記憶樹脂22を常温として実施することができる。
2.5.取外し工程
プリプレス工程の完了後に、上述された塗布工程と、さらに必要によりペースト除去工程とが実施される。いずれにしろ、治具20に保持された電子部品本体10に対する処理が完了したら、電子部品本体10は治具20から取り外される。そのために、取外し工程では、治具20から電子部品本体10を取り外し可能な状態であって、軟化状態及び硬化状態の形状(二次賦形)以外の保形状態に、形状記憶樹脂22を変形させる。形状記憶樹脂22の場合、二次賦形以外の保形状態として一次賦形に回復させることができる。形状記憶樹脂22は、形状回復温度例えば60℃以上に再加熱することで二次賦形から一次賦形に回復することで、図8に示す通り平板となる。それにより、接着層23も平坦化されるので、接着層23から電子部品本体10を容易に取り外すことができる。
2.6.評価
第1実施形態の製造方法によって製造された電子部品本体10の第2端部12Bに形成されたペースト層14Aの膜厚を評価した。なお、塗布工程後に実施されるペースト除去工程は、本願出願人により提案された特許第6633829号に開示されたブロット工程を用いた。
評価にあたり、図4(A)に示す長さL1,L2に対応する規格長さが603mmのものを一対で2種類ずつ用意し、一対毎にペースト層14Aの膜厚のばらつきを評価した。各2種類の長さの電子部品本体10について、第1実施形態の製造方法を用いて形成されたペースト層14Aの膜厚(実施例)と、第1実施形態の製造方法を用いることなく形成されたペースト層14Aの膜厚(比較例)と、を比較した。比較例は、第1実施形態のプリプレス工程で第3及び第4工程で形状記憶樹脂22の加熱/冷却を停止した。図4(A)に示す長さL1の電子部品本体10を比較例1または実施例1とする。図4(A)に示す長さL2の電子部品本体10を比較例2または実施例2とする。一対の比較対象である比較例1、2では、図4(A)に示す電子部品本体10の長さL1,L2のばらつきΔLが、ペースト層14Aにも反映している。なお、電子部品本体10の長さL1,L2のばらつきΔLが大きいものを一対の評価対象とするために、異なるメーカーの製品を一対の評価対象とした。
ペースト層14Aの膜厚のばらつきは、比較例1、2間では39~88μmであったものが、実施例1、2間では2~18μmであった。つまり、図4(A)に示す電子部品本体10の長さL1,L2のばらつきΔLが39~88μmであっても、第1実施形態の方法によりペースト層14Aの膜厚のばらつきが2~18μmに抑えられることが分かった。
一例として、図4(A)の長さL1に相当する比較例1のペースト層14Aの最大膜厚が79μmであったものが、実施例1では図9(A)に示す通りペースト層14Aの最大膜厚は37μmであった。図4(A)の長さL2に相当する比較例2のペースト層14Aの最大膜厚が24μmであったものが、実施例2では図9(B)に示す通りペースト層14Aの最大膜厚は38μmであった。一対の比較例1,2間でのペースト層14Aのばらつきは55μm(79-24)であつたものが、一対の実施例1,2間でのペースト層14Aのばらつきはわずか1μm(38-37)まで抑えられた。
上述された評価は、図4(A)に示す電子部品本体10の第2端部12Bに形成されるペースト層14Aに関するものである。第2端部12Bにペースト層14Aが形成された電子部品本体10は、上述された取外し工程により治具20から取り外される。その後、ペースト層14Aが形成された第2端部12Bが治具20に保持されて、電子部品本体10の第1端部12Aに同様にしてペースト層14Aが形成される。
そこで、図4(A)に示す電子部品本体10の第1端部12Aに形成されるペースト層14Aについても評価した。その際、第1実施形態の方法によって製造された評価対象のうち、図4(A)の長さL1に相当する実施例1の電子部品本体10の第2端部12Bに形成されるペースト層14Aの膜厚が、32~40μmの範囲のものを選択した。この実施例1の電子部品本体10の第1端部12Aに、第1実施形態の方法によって形成されたペースト層14Aの膜厚は、32~45μmであった。つまり、第2端部12Bに形成されるペースト層14Aの膜厚のばらつきが8μm(40-32)であり、第1端部12Aに形成されるペースト層14Aの膜厚のばらつきが13μm(45-32)であり、両端部12A、12Bに形成されるペースト層14Aの膜厚のばらつきは同程度であった。
次に、図4(A)の長さL2に相当する実施例2の電子部品本体10の第2端部12Bに形成されるペースト層14Aの膜厚が、31~38μmの範囲のものを選択した。この実施例2の電子部品本体10の第1端部12Aに、第1実施形態の方法によって形成されたペースト層14Aの膜厚は、35~40μmであった。つまり、第2端部12Bに形成されるペースト層14Aの膜厚のばらつきが7μm(38-31)であり、第1端部12Aに形成されるペースト層14Aの膜厚のばらつきが5μm(40-35)であり、両端部12A、12Bに形成されるペースト層14Aの膜厚のばらつきは同程度であった。
以上の評価結果により、第1実施形態によれば、図4(A)に示す複数の電子部品本体10の長さL1,L2のばらつきΔLが、複数の電子部品本体10の第1、第2端部12A、12Bに形成されるペースト層14Aの膜厚差に反映される度合いを低減できることが分かる。それにより、複数の電子部品本体10の各ペースト層14Aの膜厚差を大幅に低減することができる。
3.第2実施形態
次に、第2実施形態に係るプリプレス工程及び取り外し工程の詳細について、図10~図14を参照して説明する。図10において、治具20は、基材21と、平板材料24とを含む。平板材料24は例えば熱可塑性樹脂とすることができる。熱可塑性樹脂24は、熱可塑性接着剤とすることができる。こうすると、図4に示すが接着層23は不要となり、熱可塑性接着剤24の露出表面が電子部品本体10の第1端部12Aを接着する接着面を形成する。
熱可塑性接着剤24は、温度変化に伴い軟化と硬化が可逆的に起こる「可逆相」を有する。熱可塑性接着剤24は、ガラス転移点以上の温度で任意の形状に変形し、応力を加えたまま、冷却すると硬化される。熱可塑性接着剤24は、主成分が熱可塑性樹脂の固形接着剤を溶融塗布するもので、冷えることにより固化し接着強さを発現する、例えば熱可塑性ポリエステル系ホットメルト接着剤等のホットメルト形を好適に用いることができる。
3.1.第1工程
図10は、プリプレス工程中の第1工程を示している。第1工程では、電子部品本体10の第1端部12Aが、治具20の熱可塑性接着剤24に接着される。第1工程で用いられる熱可塑性接着剤24は、常温であり、平板で固化されている。治具20に保持される複数の電子部品本体10は、接着層23から端面12B1に至る長さがL1、L2と異なり、ばらつきΔL=L2-L1を有することがある。この場合、2つの電子部品本体10の端面12B1の位置が揃っていない。
3.2.第2工程
図11は、プリプレス工程中の第2工程を示している。第2工程では、治具20を定盤30に対して相対的に移動させる。図5では、固定された定盤30に対して治具20を下降させている。この第2工程でも、熱可塑性接着剤24は、常温であり、平板で固化されている。
3.3.第3工程及び第4工程
図12は、プリプレス工程中の第3工程及び第4工程を示している。第3工程では、熱可塑性接着剤24をガラス転移点以上の温度に加熱して軟化状態として、電子部品本体10の第2端部12Bを定盤30に接触させる。それにより、熱可塑性接着剤24を圧力で変形させる。第4工程では、電子部品本体10の第2端部12Bを定盤30に接触させたまま、熱可塑性接着剤24をガラス転移点未満の常温に例えば強制冷却して硬化状態とする。熱可塑性接着剤24は第3工程で付与された形状のままで硬化される。第3工程及び第4工程の実施により、電子部品本体10の第2端部12Bの端面12B1の位置は、定盤30の表面と面一に揃えることができる。
3.4.第5工程
図13は、プリプレス工程中の第5工程を示している。第5工程では、治具20を定盤30に対して相対的に移動させて、端面12B1の位置が揃えられた電子部品本体10を定盤30より引き離す。これにより、プリプレス工程は完了する。なお、図7では、固定された定盤30に対して治具20を上昇させている。また、この第5工程は、第3工程及び第4工程で変形された熱可塑性接着剤24の形状を常温下で維持して実施することができる。
3.5.取外し工程
取外し工程では、治具20から電子部品本体10を取り外し可能とするために、熱可塑性接着剤24を軟化させる。このために、熱可塑性接着剤24をガラス転移点以上の温度に加熱する。その際、熱可塑性接着剤24の予期しない変形を防止するために、図14に示すように、型材60を用いることができる。型材60は、熱可塑性樹脂24の露出面、特に図14に示す熱可塑性接着剤24の下面を覆うことができる。型材60は、電子部品本体10との干渉を防止する孔61を有する。型材60内で軟化する熱可塑性接着剤24は、第3工程及び第4工程で付与された形状から元の平板に回復する。それにより、平坦化された熱可塑性接着剤24から電子部品本体10を容易に取り外すことができる。
4.第3実施形態
第3実施形態は、治具20中の平板材料として、熱可塑性接着剤24ではない熱可塑性樹脂25を用いる。図4~図9では、第1実施形態の形状記憶樹脂22に代えて、基材21と接着層23との間に熱可塑性樹脂25を配置したものを図示している。よつて、第1実施形態中の形状記憶樹脂22を熱可塑性樹脂25に変更すれば、第1工程~第5工程において熱可塑性樹脂25を第2実施形態と同様に相変化させてプリプレス工程を実施することができる。
取外し工程は、図14に示す型材60を図9の接着層23を覆うように配置して実施することができる。あるいは、型材60を配置しなくてもよく、接着層23が型材60の機能を果たしてもよい。
5.第4実施形態
次に、治具20中の平板材料22、24または25の温度調整部について説明する。なお、図15~図18は、第1実施形態について温度調整部を説明したものであるが、第2実視形態及び第3実施形態にも同様に適用可能である。
図15では、治具20の基材21に温調部100を設けている。温調部100は、加熱部と冷却部との双方を有しても良いし、例えばペルチェ素子のように加熱部と冷却部とに兼用されるものであってもよい。こうすると、温調部100は、例えば金属等の導電性の高い材料で形成できる基材21を介して、形状記憶樹脂22を効率よく加熱または冷却することができる。図16では、治具20を固定する基盤32に温調部100を設けている。こうすると、温調部100は、例えば金属等の導電性の高い材料で形成できる基盤32及び基材21を介して形状記憶樹脂22を効率よく加熱または冷却することができる。こうして、温調部100を治具20または基盤32に設けることで、形状記憶樹脂22を一次賦形及び二次賦形の双方に切り換えて設定するように温調することができる。
第2及び第3実施形態においては、治具20または基盤32に設けられた温調部100により、熱可塑性樹脂(熱可塑性接着剤)24,25を軟化状態及び硬化状態に設定することができる。
図17では、治具20の基材21に加熱部110を、定盤30に冷却部120を、それぞれ設けている。図18では、治具20を固定する基盤32に加熱部110を、定盤30に冷却部120を、それぞれ設けている。治具20または基盤32に設けられた加熱部110により、形状記憶樹脂22が軟化状態及び形状記憶状態に設定される。定盤30に設けられた冷却部120により、形状記憶樹脂22が複数の電子部品本体10を介して冷却されて硬化状態に設定される。しかも、加熱部110と冷却部120とを離隔して配置することで、一方が他方に及ぼす悪影響を低減できる。
第2及び第3実施形態においては、治具20または基盤32に設けられた加熱部110により、熱可塑性樹脂(熱可塑性接着剤)24,25を軟化状態に設定することができる。定盤30に設けられた冷却部120により、形状記憶樹脂22が複数の電子部品本体10を介して冷却されて硬化状態に設定される。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。
例えば、軟化と硬化とに相変化する平板材料として、形状記憶樹脂または熱可塑性樹脂(熱可塑性接着剤)の他に、熱硬化性樹脂や、軟化及び硬化が可能な刺激応答性材料等を用いることができる。刺激応答性樹脂については、例えば日本機械学会誌 2004.11Vol. 107 No.1032に記載されている。刺激応答性材料は、物理的刺激(温度、光、磁場、電流)によって性質が変化するゲル、樹脂またはエストラマー等であるが、近年、物理的刺激によって可逆的に軟化/硬化するものが、産業技術総合研究所、北海道大学、筑波大学、山形大学、慶応大学等から報告されている。よって、平板材料として可逆的に軟化/硬化する刺激応答性樹脂を用いても良い。この場合、図15~図18に示す温調部100、加熱部110及び冷却部120はそれぞれ物理的刺激部に変更される。
10…電子部品本体、12A…第1端部、12B…第2端部、12B1…端面、14,14A…ペースト層、…20…治具、21…基材、22…平板材料(形状記憶樹脂)、23…接着層、24…平板材料(熱可塑性接着剤)、25…平板材料(熱可塑性樹脂)、30…定盤、32…基盤(可動盤)、50…型材、100…温調部、110…加熱部、120…冷却部

Claims (8)

  1. 治具に保持された複数の電子部品本体の各々にペーストを塗布する電子部品製造装置であって、
    前記治具は、露出面を接着面とする平板材料を含み、前記複数の電子部品本体の各々の第1端部は前記平板材料の前記接着面に接着され、
    前記平板材料は、軟化状態および硬化状態に設定可能な、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、熱可塑性エラストマー、または熱硬化性エラストマーである電子部品製造装置
  2. 請求項1に記載の電子部品製造装置であって、
    前記治具は、基材と、前記接着面を形成する接着層と、を含み、
    前記平板材料が前記基材と前記接着層との間に介在配置されている電子部品製造装置
  3. 請求項1に記載の電子部品製造装置であって、
    前記熱可塑性樹脂は、熱可塑性接着剤であり、
    前記治具は、基材と、前記熱可塑性接着剤と、を有し、
    前記熱可塑性接着剤の前記露出面が前記接着面を形成する電子部品製造装置
  4. 請求項1~3のいずれか一項に記載の電子部品製造装置であって、
    前記治具、または前記治具を保持する基盤温調部を備え、
    前記温調部により、前記平板材料が前記軟化状態及び前記硬化状態に設定される電子部品製造装置
  5. 請求項1~3のいずれか一項に記載の電子部品製造装置であって、
    前記治具に保持された前記複数の電子部品本体の各々の第2端部が接触する定盤と、
    前記治具または前記治具を保持する基盤に配置された加熱部と、
    前記定盤に配置された冷却部と、
    をさらに備え、
    前記加熱部により、前記平板材料が前記軟化状態に設定され、
    前記冷却部により、前記平板材料が前記硬化状態に設定される電子部品製造装置。
  6. 請求項1に記載の電子部品製造装置であって、
    前記平板材料は形状記憶樹脂であり、
    前記形状記憶樹脂は、形状記憶された一次賦形と任意の二次賦形とに設定可能であり、前記二次賦形は前記軟化状態および前記硬化状態を含む電子部品製造装置
  7. 請求項6に記載の電子部品製造装置であって、
    前記治具、または前記治具を保持する基盤温調部を備え、
    前記温調部により、前記形状記憶樹脂が前記一次賦形と前記二次賦形の各状態に設定される電子部品製造装置
  8. 請求項6に記載の電子部品製造装置であって、
    前記治具に保持された前記複数の電子部品本体の各々の第2端部が接触する定盤と、
    前記治具または前記治具を保持する基盤に配置された加熱部と、
    前記定盤に配置された冷却部と、
    をさらに有し、
    前記加熱部により、前記形状記憶樹脂が前記軟化状態及び前記一次賦形に設定され、
    前記冷却部により、前記形状記憶樹脂が前記硬化状態に設定される電子部品製造装置
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