JP7283632B2 - 乗客コンベアの補助ブレーキ - Google Patents

乗客コンベアの補助ブレーキ Download PDF

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Description

本開示は、乗客コンベアの補助ブレーキに関する。
特許文献1は、乗客コンベアの補助ブレーキを開示する。これにより、乗客コンベアの主ブレーキに不具合が生じた場合でも、ステップを停止させることができる。
日本特開2013-163558号公報
しかしながら、特許文献1に記載の乗客コンベアの補助ブレーキは、制動動作を行った後、作業者が補助ブレーキの動きを確認しながら解除操作を行う必要がある。このため、補助ブレーキを容易に解除することができない。
本開示は、上述の課題を解決するためになされた。本開示の目的は、容易に解除することができる乗客コンベアの補助ブレーキを提供することである。
本開示に係る乗客コンベアの補助ブレーキは、回転軸方向に窪み、一端に回転軸と平行な面を有する溝を一側面に備え、乗客コンベアのスプロケットの主軸と同期して回転するよう設けられた制動ホイールと、棒状の形状を備え、前記制動ホイールの回転軸方向へ移動自在に設けられ、前記溝のいずれかの面に接する第1位置と前記溝のいずれの面とも接しない第2位置との間で変位するポールと、を備えた。
本開示によれば、乗客コンベアの補助ブレーキは、制動ホイールの回転軸方向へ移動自在に設けられたポール、を備えた。このため、補助ブレーキを容易に解除することができる。
実施の形態1における乗客コンベアの構成図である。 実施の形態1における乗客コンベアの補助ブレーキを示す図である。 実施の形態1における乗客コンベアの補助ブレーキを示す図である。 実施の形態1における乗客コンベアの制動ホイールを示す図である。
本開示を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化ないし省略される。
実施の形態1.
図1は実施の形態1における乗客コンベアの構成図である。図1(B)は、図1(A)のX矢視図である。
図1において、乗客コンベア1は、エスカレーターである。
乗客コンベア1は、第1乗降口2aと第2乗降口2bと複数のステップ3と主枠4と一対のステップスプロケット5と一対のステップチェーン6と主軸7と駆動スプロケット8とモータ9と減速機10とドライブチェーン11と補助ブレーキ20と図示されない制御盤とを備える。
乗客コンベア1は、図示されない建築物の上階と下階との間に掛け渡される。乗客コンベア1は、上階と下階との間で乗客を輸送する。
第1乗降口2aは、建築物の上階に設けられる。利用者は、第1乗降口2aを通過して乗客コンベア1を利用する。第2乗降口2bは、建築物の下階に設けられる。利用者は、第2乗降口2bを通過して乗客コンベア1を利用する。
複数のステップ3の全体は、リング状に連結される。複数のステップ3は、第1乗降口2aと第2乗降口2bとの間に設けられる。
主枠4は、上部機械室4aと下部機械室4bとを備える。主枠4は、第1乗降口2aと第2乗降口2bとの間に掛け渡される。
上部機械室4aは、主枠4の上端部に設けられる。上部機械室4aは、第1乗降口2aの下方に設けられる。下部機械室4bは、主枠4の下端部に設けられる。下部機械室4bは、第2乗降口2bの下方に設けられる。
例えば、一対のステップスプロケット5の各々は、上部機械室4aに設けられる。
一対のステップチェーン6の各々は、無端状のチェーンである。例えば、一対のステップチェーン6の各々は、ローラーチェーンである。一対のステップチェーン6の一方は、複数のステップ3の各々の一側を連結する。一対のステップチェーン6の他方は、複数のステップ3の各々の他側を連結する。一対のステップチェーン6の各々は、一対のステップスプロケット5の各々の回転に追従して移動し得るように、一対のステップスプロケット5に巻き掛けられる。
例えば、主軸7は、上部機械室4aに設けられる。主軸7は、同期して回転し得るように、一対のステップスプロケット5に接続される。
駆動スプロケット8は、同期して回転し得るように、主軸7に接続される。
モータ9は、駆動プーリー9aを備える。例えば、モータ9は、上部機械室4aに設けられる。モータ9は、駆動プーリー9aを回転させる駆動力を発生させる装置である。
減速機10は、従動プーリー10aと出力軸10bと主ブレーキ10cとを備える。減速機10は、モータ9に隣接して設けられる。減速機10は、従動プーリー10aの回転を出力軸10bに伝達させる装置である。
例えば、従動プーリー10aは、無端状のベルトを介して、駆動プーリー9aと接続される。無端状のベルトは、駆動プーリー9aの回転駆動力を従動プーリー10aに回転駆動力として伝達する。
主ブレーキ10cは、出力軸10bの回転を制動する。
ドライブチェーン11は、無端状のチェーンである。例えば、ドライブチェーン11は、ローラーチェーンである。ドライブチェーン11の一側は、出力軸10bの回転に追従して移動し得るように、出力軸10bに巻き掛けられる。ドライブチェーン11の他側は、出力軸10bの回転駆動力を伝達し得るように、駆動スプロケット8に巻き掛けられる。
補助ブレーキ20は、制動ホイール30と制動器40とを備える。
例えば、制動ホイール30は、円盤の形状を備える。制動ホイール30は、一側面に複数の溝31を備える。例えば、制動ホイール30は、4つの溝31を備える。制動ホイール30は、一対のステップスプロケット5の一方の一側方に設けられる。制動ホイール30は、他側面が一対のステップスプロケット5の一方の一側面と対向するよう設けられる。制動ホイール30は、同期して回転し得るように、主軸7に接続される。
複数の溝31は、制動ホイール30の一側表面から制動ホイール30の回転軸方向に窪むような形状を備える。複数の溝31の各々は、一端に停止部31aを備える。例えば、複数の溝31の各々は、制動ホイール30の円周近傍に設けられた一端と制動ホイール30の中心近傍に設けられた他端とを両端部とする円弧形状を備える。
例えば、停止部31aは、溝31の底面と制動ホイール30の一側表面との間に、制動ホイール30の回転軸と平行な停止面を備える。
制動器40は、ポール41を備える。例えば、制動器40は、制動ホイール30の一側方に設けられる。
制動器40は、ポール41の位置を変位させる。制動器40は、ポール41を制動ホイール30の一側面近傍の第1位置へ変位させる。制動器40は、第1位置よりも制動ホイール30から離れた第2位置へポール41を変位させる。
例えば、ポール41は、棒状の形状を備える。ポール41は、突起体42を備える。
ポール41は、制動ホイール30の回転軸方向へ移動自在に設けられる。ポール41は、突起体42が制動ホイール30の一側面に対向するよう設けられる。ポール41は、第1位置に存在する場合、突起体42が複数の溝31のいずれかの面に接し得るよう設けられる。ポール41は、第1位置に存在する場合、突起体42を制動ホイール30の一側表面へ密着させる。
例えば、突起体42は、円筒形状を備える。ポール41が第1位置に存在する場合、突起体42は、制動ホイール30の一側表面に密着している状態または複数の溝31のいずれかの面に接している状態のいずれか一方の状態にある。ポール41が第2位置に存在する場合、突起体42は、制動ホイール30と接しない。
例えば、図示されない制御盤は、上部機械室4aに設けられる。制御盤は、モータ9の動作を制御する。例えば、制御盤は、主ブレーキ10cの動作を制御する。例えば、制御盤は、補助ブレーキ20の動作を制御する。
例えば、定常運行において移動中の複数のステップ3が停止される場合、主ブレーキ10cは、主軸7の回転を制動することで、複数のステップ3を停止させる。
例えば、乗客コンベア1において、ドライブチェーン11が破断する、運行速度または運行方向が制御盤の制御に従わない、停電により電力が供給されない、等の異常事態が発生する場合がある。例えば、異常事態が発生した場合、補助ブレーキ20は、主軸7の回転を制動することで、複数のステップ3を停止させる。例えば、異常事態が発生した場合、補助ブレーキ20は、主ブレーキ10cと共に主軸7の回転を制動することで、複数のステップ3を停止させる。この際、複数のステップ3が急減速することを抑制するため、補助ブレーキ20は、主ブレーキ10cが制動動作を行った後、一定時間が経過した後に主軸7の回転の制動を開始する。
異常状態が発生した場合、補助ブレーキ20は、作動する。補助ブレーキ20が作動した場合、制動器40は、ポール41を第2位置から第1位置へ変位させる。
その後、例えば、突起体42は、制動ホイール30の一側表面に密着する。制動ホイール30が回転することで、突起体42と制動ホイール30との密着位置は変化する。突起体42と制動ホイール30との密着位置が複数の溝31のいずれか1つと一致した場合、突起体42は、当該溝31のいずれかの面と接する。
その後、制動ホイール30が回転することで、突起体42は、当該溝31の内側領域を移動する。突起体42は、停止面と接触するまで当該溝31の内側領域を移動する。
突起体42と停止面とが接触した場合、制動ホイール30は、停止面が突起体42に引っかかることで、制動器40に回転を制動される。制動ホイール30は、主軸7の回転を制動する。
補助ブレーキ20が作動してから一定の調整時間が経過した後、主軸7は回転を制動される。当該調整時間の長さは、複数の溝31の形状によって変化する。
その後、制動器40がポール41を第1位置から第2位置へ変化させることで、補助ブレーキ20は、制動を解除する。
次に、図2と図3とを用いて、補助ブレーキ20の構成を説明する。
図2は実施の形態1における乗客コンベアの補助ブレーキを示す図である。図3は実施の形態1における乗客コンベアの制動器を示す図である。図2(B)は、図2(A)のY矢視図である。
図2と図3とに示されるように、制動器40は、ポール41と突起体42と変位部材43とソレノイド50とを備える。
例えば、変位部材43は、第1支持部材44aと第2支持部材44bとポール回転軸45と複数のコイルばね46とを備える。変位部材43は、ポール41と接続される。
変位部材43は、ポール41に第1位置へ向かう方向の外力を与える。
例えば、第1支持部材44aは、板状の形状を備える。例えば、第1支持部材44aは、中央に円形の穴を備える。第1支持部材44aは、制動ホイール30の上方に設けられる。第1支持部材44aは、当該円形の穴の中心軸が制動ホイール30の回転軸と平行になるよう設けられる。第1支持部材44aの一側面は、制動ホイール30の一側面と同一平面上に存在する。
例えば、第2支持部材44bは、板状の形状を備える。例えば、第支持部材44bは、中央に円形の穴を備える。第2支持部材44bは、第1支持部材44aの一側方に設けられる。第2支持部材44bの円形の穴の中心軸は、第1支持部材44aの穴と同軸である。
例えば、ポール回転軸45は、円筒形状を備える。ポール回転軸45は、ポール41に接続される。例えば、ポール回転軸45は、長手方向がポール41の長手方向と垂直になるよう設けられる。
ポール回転軸45は、第1支持部材44aの穴と第2支持部材44bの穴とに挿通される。ポール回転軸45は、第1支持部材44aと第2支持部材44bとに回転自在に支持される。
複数のコイルばね46は、弾性を有する。例えば、複数のコイルばね46は、ポール41と第2支持部材44bとの間に設けられる。例えば、複数のコイルばね46の一端は、ポール41に接続される。例えば、複数のコイルばね46の他端は、第2支持部材44bに対向する。例えば、複数のコイルばね46は、弾性力によって、ポール41に第1位置へ向かう方向の外力を与える。
ソレノイド50は、可動軸50aを備える。例えば、ソレノイド50は、第2支持部材44bの他側方に設けられる。ソレノイド50は、図示されない電源に接続される。
ソレノイド50は、電磁力を用いて可動軸50aに外力を与える。例えば、ソレノイド50は、電流が流された場合、可動軸50aに一方向への外力を与える。ソレノイド50は、電流が流されない場合、可動軸50aに外力を与えない。
例えば、可動軸50aは、円筒形状を備える。可動軸50aは、ポール回転軸45に接続される。例えば、可動軸50aは、中心軸がポール回転軸45の回転軸と同軸になるよう設けられる。
制動器40は、変位部材43とソレノイド50とを用いて、ポール41の位置を変位させる。
変位部材43は、ポール41に第1位置へ向かう方向の外力を常に与える。
ソレノイド50に電流が流された場合、ソレノイド50は、ポール回転軸45を介して、ポール41に第2位置に変位する方向の外力を与える。ポール41は、ソレノイド50によって、第2位置に保持される。第2位置は、ポール41が変位部材43から受ける外力とソレノイド50から受ける外力の釣合い位置である。
ソレノイド50に電流が流されない場合、ソレノイド50は、ポール41に外力を与えない。ポール41は、変位部材43によって第1位置に保持される。例えば、第1位置は、ポール41と第1支持部材44aとが接触する位置である。
次に、図4を用いて、複数の溝31が備える傾斜を説明する。
図4は実施の形態1における乗客コンベアの制動ホイールを示す図である。図4において、制動ホイール30のZ-Z断面が示される。
図4において、上昇方向は、主軸7を中心とした時計回りの回転方向である。下降方向は、主軸7を中心とした反時計回りの回転方向である。
図4に示されるように、複数の溝31の各々は、傾斜面32を備える。
傾斜面32は、複数の溝31の各々の底面と制動ホイール30の一側表面との間に設けられる。例えば、傾斜面32は、複数の溝31の各々の底面と制動ホイール30の一側表面とを滑らかに接続する。例えば、傾斜面32は、複数の溝31の各々の他端に設けられる。
制動ホイール30が上昇方向へ回転している状態で図4においては図示されない突起体42が複数の溝31のうちのいずれかの面と接した場合、突起体42は、当該溝31の底面から傾斜面32へと位置を移動する。その後、突起体42は、傾斜面32から制動ホイール30の一側表面へと位置を移動する。補助ブレーキ20は、主軸7の回転を制動しない。
制動ホイール30が下降方向へ回転している状態で図4においては図示されない突起体42が複数の溝31のうちのいずれかの面と接した場合、突起体42は、当該溝31の停止部31aにおいて、停止面に引っかかる。突起体42は、停止部31aにおいて停止する。補助ブレーキ20は、主軸7の回転を制動する。
以上で説明した実施の形態1によれば、補助ブレーキ20は、制動ホイール30とポール41とを備える。制動ホイール30は、回転軸方向へ窪んだ複数の溝31を一側面に備える。複数の溝31の各々は、一端に回転軸と平行な面を有する。制動ホイール30は、乗客コンベア1の一対のステップスプロケット5の一方の側方に設けられる。制動ホイール30は、主軸7と同期して回転するよう設けられる。ポール41は、棒状の形状を備える。ポール41は、制動ホイール30の一側面に対向する突起体42を備える。ポール41は、制動ホイール30の回転軸方向へ移動自在に設けられる。ポール41は、第1位置と第2位置との間で変位するよう設けられる。第1位置において、ポール41は、突起体42を介して、複数の溝31のいずれかの面に接する。第2位置において、ポール41は、突起体42を介して、複数の溝31のいずれの面とも接しない。このため、補助ブレーキ20は、ポール41を第1位置から第2位置へ変位させることで、制動を解除されることができる。補助ブレーキ20は、制動ホイール30の回転状態に関わらず、解除されることができる。その結果、補助ブレーキ20を容易に解除することができる。
また、制動ホイール30は、制動ホイール30の円周側から制動ホイール30の中心側にかけて繋がった形状の複数の溝31を備える。このため、例えば、突起体42は、複数の溝31の各々の他端部において、常に溝31の各々と初めに接する。突起体42が複数の溝31のいずれか1つの面と接してから突起体42が停止部31aで停止するまでの時間は、常に同じ長さにすることができる。その結果、複数の溝31の形状を変化させることで、補助ブレーキ20が作動してから主軸7の回転を制動するまでの時間を変化させることができる。
また、補助ブレーキ20は、変位部材43とソレノイド50とを備える。変位部材43は、ポール41に対して第1位置に変位する方向の外力を与える。ソレノイド50は、電流を流されることで、ポール41に対して第2位置に変位する方向の外力を与える。このため、ソレノイド50への通電の有無によって、補助ブレーキ20は、制動の動作と解除とを切り替えることができる。その結果、停電した場合に補助ブレーキ20を使用することができる。また、作業員を介さずに、補助ブレーキ20を自動で解除することができる。
また、制動ホイール30は、複数の溝31各々の底面と制動ホイール30の一側表面との間に設けられる傾斜面32を備える。このため、制動ホイール30が上昇方向に回転している場合、補助ブレーキ20は、主軸7を制動しない。その結果、制動の動作を1方向のみに限定することができる。
なお、ポール41は、制動ホイール30の回転軸方向に変位することで制動が作動するのであれば、制動ホイール30の一側方に設けられなくてもよい。例えば、ポール41は、制動ホイール30の他側方に設けられる。この場合、複数の溝31は、制動ホイール30の他側面に設けられる。変位部材43は、ポール41に対して一方向へ向かう方向に外力を与える。ソレノイド50は、ポール41に対して他方向へ向かう方向に外力を与える。
なお、補助ブレーキ20が主軸7を制動し得る制動ホイール30の回転方向は、下降方向に限らない。複数の溝31の形状を変えることで、補助ブレーキ20は、主軸7を制動し得る回転方向を変える。例えば、複数の溝31の各々は、一端と他端とに停止部31aを備える。この場合、補助ブレーキ20は、制動ホイール30の回転方向によらず主軸7を制動する。
以上のように、本開示に係る乗客コンベアの補助ブレーキは、乗客コンベアに利用できる。
1 乗客コンベア、 2a 第1乗降口、 2b 第2乗降口、 3 ステップ、 4 主枠、 4a 上部機械室、 4b 下部機械室、 5 ステップスプロケット、 6 ステップチェーン、 7 主軸、 8 駆動スプロケット、 9 モータ、 9a 駆動プーリー、 10 減速機、 10a 従動プーリー、 10b 出力軸、 10c 主ブレーキ、 11 ドライブチェーン、 20 補助ブレーキ、 30 制動ホイール、 31 溝、 31a 停止部、 32 傾斜面、 40 制動器、 41 ポール、 42 突起体、 43 変位部材、 44a 第1支持部材、 44b 第2支持部材、 45 ポール回転軸、 46 コイルばね、 50 ソレノイド、 50a 可動軸

Claims (4)

  1. 回転軸方向に窪み、一端に回転軸と平行な面を有する溝を一側面に備え、乗客コンベアのスプロケットの主軸と同期して回転するよう設けられた制動ホイールと、
    棒状の形状を備え、前記制動ホイールの回転軸方向へ移動自在に設けられ、前記溝のいずれかの面に接する第1位置と前記溝のいずれの面とも接しない第2位置との間で変位するポールと、
    を備えた乗客コンベアの補助ブレーキ。
  2. 前記制動ホイールは、円周側から中心側にかけて繋がった形状の前記溝を備えた請求項1に記載の乗客コンベアの補助ブレーキ。
  3. 前記ポールに対して前記第1位置に変位する方向の外力を与える変位部材と、
    電流を流されることで、前記ポールに対して前記第2位置に変位する方向の外力を与えるソレノイドと、
    を備えた請求項1または請求項2のいずれかに記載の乗客コンベアの補助ブレーキ。
  4. 前記制動ホイールは、前記溝の底面と前記制動ホイールの一側面との間に設けられた傾斜面を備えた請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の乗客コンベアの補助ブレーキ。
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