JP7283412B2 - 通信システム - Google Patents

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Description

本開示は、通信システムに関する。
車両に搭載される複数の通信装置は、CAN(登録商標)やLINといった通信プロトコルに従い通信を行い、通信システムを構築している。
例えば、CANでは、通信バスに接続された複数の通信装置であるノードのうち、通信が必要なものを選択的にウェイクアップさせるためのセレクティブウェイクアップ機能について規定されている。これにより、通信バスに接続された一部のノードがウェイクアップした状態で通信を行うパーシャルネットワークが実現される。
具体的には、スリープ状態のノードが、特定の起動情報が含まれた通信フレームを受信することで、ウェイクアップするように構成される。
特許文献1には、通信バスに接続された複数のノードのうちスリープ状態のノードが、適度に頻繁に繰り返される対称なデータパターンを受信した場合にウェイクアップするように構成されたシステムが記載されている。
特表2005-529517号公報
しかしながら、発明者の詳細な検討の結果、以下の課題が見出された。すなわち、車両が出荷された後であっても、新たな機能を車両に追加したい場合がある。例えば、当初はエンジン始動中のみ動作するドライブレコーダ用として設置していたカメラを、セキュリティカメラとして駐車中にも使用できるように機能を追加する場合が挙げられる。通常、カメラをドライブレコーダ用として使用する場合、関連するECUは、カメラが使用されていない状況、例えば駐車中には、消費電力を抑制するためスリープ状態となるように設定されている。一方、カメラをセキュリティカメラとして使用する場合、関連するECUは、駐車中にも状況に応じてウェイクアップする必要がある。つまり、新たな機能を車両に追加する場合、関連するECUがウェイクアップするタイミング、換言すれば、スリープ状態からノーマル状態へ遷移させるための条件である起動条件を変更する必要が生じ得る。しかし、特許文献1に記載のシステムでは、機能の追加に応じてECUがウェイクアップするタイミングを変更すること、つまり、あらかじめ設定された起動条件を事後的に変更することが想定されていなかった。仮に起動条件を事後的に変更する場合、特許文献1に記載のシステムでは、関連するECUそのものを交換するか、関連するECUごとにプログラムを書き換える必要があることが判明した。
本開示の一局面は、起動条件を簡易に変更することができる通信システムを提供する。
本開示の一態様は、特定の起動情報が含まれた通信フレームが通信バス(9)に発生した場合に複数のノード(1)のうち一部のノードがウェイクアップするように規定された通信プロトコルに従い、複数のノードが通信バスを介して通信を行う通信システムである。複数のノードは少なくとも1つのマスタノード(1a)と少なくとも1つのスレーブノード(1b~1e)とを備える。少なくとも1つのマスタノードは、決定部(212)と、条件送信部(213)と、を備える。決定部は、通信システムを構成するノード及び通信システムで実行されるアプリケーションの少なくとも一方が変化したと判定した場合、少なくとも1つのスレーブノードのそれぞれについて、スリープ状態からノーマル状態へ遷移させるための条件である起動条件を決定するように構成される。条件送信部は、決定部により決定された起動条件を通信バスに送信するように構成される。少なくとも1つのスレーブノードは、記憶処理部(217)と、起動部(44)と、を備える。記憶処理部は、少なくとも1つのマスタノードから送信された起動条件を照合用記憶部(43)に記憶するように構成される。起動部は、スリープ状態において、通信フレームに含まれた起動情報と、照合用記憶部に記憶されている起動条件と、を比較してウェイクアップ条件が成立した場合、自ノードをスリープ状態からノーマル状態へ遷移させるように構成される。
このような構成によれば、起動条件を簡易に変更することができる。
第1実施形態における通信システムの構成を示すブロック図である。 引き当て用テーブルの一例である。 起動条件テーブルの一例である。 第1実施形態における通信システムの構成を示す概略図である。 新たなノードが通信バスに接続された場合におけるシーケンス図である。 マスタ処理のフローチャートである。 スレーブ処理のフローチャートである。 第2実施形態における通信システムの構成を示す概略図である。 第3実施形態における通信システムの構成を示す概略図である。
以下、本開示の例示的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
[1.第1実施形態]
[1-1.全体構成]
図1に示す通信システム10は、車両に搭載された複数の電子制御装置(以下「ECU」という。)1a,1b,1c,1d(以下、個々のECUを区別しない場合はECU1ともいう。)を備える。これら複数のECU1は、通信バス9に接続されて車載ネットワークを構築し、通信バス9を介してCANプロトコルに従った相互通信を行う。つまり、この通信システム10において、複数のECU1のそれぞれがノード、つまり通信装置として機能する。以下、ECU1a,1b,1c,1dを、それぞれノード1a,1b,1c,1d(以下、個々のノードを区別しない場合はノード1ともいう。)ともいう。
各ECU1は、通信処理を実行するノーマル状態と、通信処理を停止して消費電力を低減するスリープ状態と、を含む複数の状態を有する。本実施形態の通信システム10は、通信バス9に接続された一部のECU1がウェイクアップした状態で通信を行うパーシャルネットワークを実現することにより、通信システム10全体としての消費電力を低減する。
なお、本実施形態の通信システム10では、各ECU1はスリープ状態においても、少なくともNMフレームの受信は可能である。NMフレームとは、ネットワークの管理のためのデータをやりとりするためのものである。NMフレームとしては、例えば、スリープ状態であるECU1をノーマル状態に遷移させる、つまりウェイクアップさせるためのものや、自ノードについて所定のスリープ条件が成立した状態であるか否かを示すものなどが挙げられる。所定のスリープ条件は、例えば、アクセサリスイッチがオフになって所定の時間以上経過した場合など、ECU1ごとに設定されている。自ノードについてスリープ条件が成立した状態であるか否かを示すためのNMフレームは、例えば、あらかじめ設定された一定周期で、各ECU1により送信される。通信システム10を構成するすべてのECU1についてスリープ条件が成立した状態になった場合、各ECU1は後述するスリープ許可状態に遷移した後、スリープ状態に遷移する。
[1-2.マスタECUの構成]
ECU1のうち、マスタECUであるECU1aの構成について図1を用いて説明する。
ECU1aは、車両各部の制御処理や他のECU1との通信処理を実行するマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という。)2と、電源制御部3と、マイコン2と通信バス9との間を仲介するインタフェース用ICであるトランシーバ4と、を備える。
マイコン2は、図示しない、CPU、ROM、RAM、IOポート等を備える周知の構成の他、通信コントローラ21を備える。
通信コントローラ21は、送受信部211と、決定部212と、条件送信部213と、アプリ管理部214と、スリープ管理部215と、を備える。
送受信部211は、CANプロトコルに従った通信処理、例えばフレームの送受信、調停制御、通信エラー処理等を実行する。送受信部211は、ロウレベル又はハイレベルの送信信号をトランシーバ4へ出力し、通信バス9から入力されたバス信号の内容を表すロウレベル又はハイレベルの受信信号をトランシーバ4から入力する。
決定部212は、通信システム10を構成するECU1及び通信システム10で実行されるアプリケーションの少なくとも一方が変化したと判定した場合、複数のECU1のそれぞれについて、スリープ状態からノーマル状態へ遷移させるための条件である起動条件を新たに決定するように構成されている。本実施形態では、決定部212は、通信システム10を構成するECU1の接続状況が変化した場合、通信システム10を構成するECU1が変化したと判定する。例えば、通信システム10に新たなECU1が接続され、通信システム10を構成するECU1の数が増えた場合や、通信システム10を構成するECU1の数は変わらないが既存のECU1と新たなECU1とが交換された場合等に、決定部212は、通信システム10を構成するECU1が変化したと判定する。
決定部212は、引き当て用テーブルと起動条件テーブルとを用いて、複数のECU1のそれぞれについて起動条件を決定する。具体的には、決定部212は、あらかじめ保持する1つの引き当て用テーブルと、あらかじめ保持する複数の起動条件テーブルのうち引き当て用テーブルにより引き当てられた1つの起動条件テーブルと、を用いて、複数のECU1のそれぞれについて起動条件を決定する。
引き当て用テーブルは、通信バス9に接続されているECU1及び実行されるアプリケーションの組み合わせと、起動条件テーブルと、を紐付けるためのテーブルである。具体的には、引き当て用テーブルは、通信バス9に接続されているECU1のノードID及び実行されるアプリケーションのアプリIDの各組み合わせと、引き当てる起動条件テーブルと、を紐付けるように設計されている。ノードIDとは、ノードごとに割り振られたユニークなIDである。アプリIDとは、アプリケーションごとに割り振られたユニークなIDである。なお、アプリIDには、後述するバージョン情報が付加されていてもよい。
起動条件テーブルは、複数のECU1のそれぞれと、各ECU1をウェイクアップさせる条件と、を紐付けるためのテーブルである。具体的には、起動条件テーブルは、各ノードIDと起動条件とを紐付けるように設計されている。
図2を用いて、本実施形態における引き当て用テーブルについて説明する。便宜上、ノードIDは「ノードn」と表記し、アプリIDは「APPn」と表記する。なお、nには1~3の数字が入る。通信バス9に接続されているECU1については、「ノードn」に「×」がついている。実行されるアプリケーションについては、「APPn」に「×」がついている。例えば、通信バス9に接続されているECU1が「ノード1」及び「ノード2」であって、加えて、「APP1」が実行されている場合、起動条件テーブルのうち「テーブル3」の起動条件テーブルが割り当てられる。なお、通信バス9に接続されているECU1及び実行されるアプリケーションの組み合わせが、引き当て用テーブルに記載されたいずれの組み合わせにも合致しなかった場合は、「設定無」とする。図2の引き当て用テーブルは、通信バス9に接続されているECU1及び実行されるアプリケーションの組み合わせの一例であり、他のノードID及びアプリIDについての組み合わせとしてもよい。
続いて、図3を用いて、本実施形態における起動条件テーブルについて説明する。「ノード1」は、「条件1」、「条件2」及び「条件3」においてウェイクアップするよう規定されている。また、「ノード2」は、「条件3」においてウェイクアップするよう規定されている。また、「ノード3」は、「条件2」においてウェイクアップするよう規定されている。換言すれば、「条件1」においては、「ノード1」がウェイクアップするよう規定されている。また、「条件2」においては、「ノード1」及び「ノード3」がウェイクアップするよう規定されている。また、「条件3」においては、「ノード1」及び「ノード2」がウェイクアップするよう規定されている。つまり、起動条件テーブルからは、同時にウェイクアップすべきECU1のグループも分かる。なお、例えば、「条件1」は駐車中、「条件2」はEV充電中、「条件3」はイグニッションオン中を示す。図3の起動条件テーブルは、複数のECU1のそれぞれと、各ECU1をウェイクアップさせる条件との組み合わせの一例であり、他のノードID及び条件についての組み合わせとしてもよい。
図1に戻り、決定部212は、各ECU1について決定した起動条件を出力する。本実施形態では、決定部212は、各ECU1について決定した起動条件が載っている起動条件テーブルを出力する。
条件送信部213は、決定部212により決定された起動条件を送受信部211を介してトランシーバ4に送信するように構成されている。本実施形態では、条件送信部213は、起動条件テーブルに基づき、起動条件を通信フレームのデータフィールドに設定する。図3が示す起動条件テーブルを例にとり、データフィールドに設定する値について説明する。例えば、「条件1」の成立でウェイクアップさせる場合に、データフィールドの6ビット目に1を設定し、「条件2」の成立でウェイクアップさせる場合に、データフィールドの4ビット目に1を設定し、「条件3」の成立でウェイクアップさせる場合に、データフィールドの2ビット目に1を設定するよう設計されているとしたら、条件送信部213は、「ノード1」には0x2A、「ノード2」には0x02、「ノード3」には0x08を受信させるように、起動条件に対応する値である条件設定値をデータフィールドに設定する。条件送信部213は、各ECU1に、各ECU1に応じた起動条件を受信させるように通信フレームを送信する。
図1に戻り、アプリ管理部214は、自ノードで実行されるアプリケーションに追加又は変更があったか否かを判定する。本実施形態では、アプリ管理部214は、アプリ管理部214があらかじめ保持するアプリリストと、通信コントローラ21が有する記憶領域以外であってマイコン2が有する図示しない記憶領域から取得した最新のアプリリストと、を比較し、差分があると判定した場合、アプリケーションの追加又は変更があったと判定する。アプリリストとは、自ノードで実行されるアプリケーションに割り振られたアプリID及びアプリケーションのバージョンを示すバージョン情報の一覧である。最新のアプリリストは、例えば、OTA等によりソフトウェアが更新された場合に合わせて更新される。最新のアプリリストでは、アプリケーションの追加があった場合にはアプリIDが追加され、アプリケーションの変更があった場合にはアプリケーションのバージョン情報が更新されている。また、アプリ管理部214があらかじめ保持するアプリリストは、アプリケーションの追加又は変更があったと判定された後、適宜最新のアプリリストに更新される。これにより、アプリ管理部214は、同一のアプリケーションについて、追加又は変更があったと何度も判定することを回避できる。なお、OTAは、Over The Airの略である。
スリープ管理部215は、スリープ状態への遷移が許可されているスリープ許可状態へ自ノードが遷移可能か否かを判定する。スリープ管理部215は、スリープ許可状態へ自ノードが遷移可能であると判定した場合、自ノードをスリープ許可状態へ遷移させる。本実施形態では、スリープ管理部215は、すべてのECU1からスリープ条件が成立した状態である旨を示すNMフレームを受信した場合、自ノードがスリープ許可状態へ遷移可能であると判定する。一方、スリープ管理部215は、通信システム10を構成するECU1のうち少なくとも1つのECU1からスリープ条件が成立した状態でない旨のNMフレームを受信した場合、スリープ状態への遷移が禁止されているスリープ禁止状態であると判定する。
スリープ管理部215は、スリープ禁止状態からスリープ許可状態へ自ノードが遷移した場合、自ノードが実際にスリープ状態になる前に、任意の起動情報が含まれたNMフレームを受信することで自ノードをスリープ状態からノーマル状態へ遷移させるフェール値を、起動条件として照合用記憶部43に記憶する。具体的には、スリープ管理部215は、ドミナントを受信した場合にウェイクアップするようにフェール値を照合用記憶部43に記憶する。なお、ECU1は、スリープ許可状態に遷移してから、所定の時間経過後、スリープ状態に遷移する。
また、マイコン2は、CPUが動作するための動作クロックを生成する図示しないクロック回路を備え、クロック回路への電源供給が停止することで、クロック回路の動作、ひいてはCPU自身の動作が停止する。前述したノーマル状態とは、マイコン2のクロック回路が動作している状態であり、スリープ状態とは、マイコン2のクロック回路が動作を停止している状態である。なお、クロック回路がメインクロック回路とメインクロック回路よりも消費電力の少ないサブクロック回路とを備えている場合、ノーマル状態においてはメインクロック回路を動作させ、スリープ状態においてはメインクロック回路に代えてサブクロック回路を動作させることとしてもよい。
電源制御部3は、マイコン2への電源供給を制御する。ECU1aは、マイコン2への電源供給が途絶えると、スリープ状態へ遷移し、マイコン2への電源供給が開始されると、ノーマル状態へ遷移、つまりウェイクアップする。
トランシーバ4は、送信回路41と、受信回路42と、照合用記憶部43と、比較回路44と、を備える。
送信回路41は、マイコン2から入力した論理値を示す送信信号を、通信バス9を介して送受信されるバス信号に変換して、通信バス9へ出力する。具体的には、送信回路41は、マイコン2から「1」を表すハイレベルの送信信号を入力した場合には、レセッシブを表すバス信号を通信バス9へ出力し、マイコン2から「0」を表すロウレベルの送信信号を入力した場合には、ドミナントを表すバス信号を通信バス9へ出力する。
受信回路42は、通信バス9から入力したバス信号を、論理値を示す受信信号に変換して、マイコン2へ出力する。具体的には、受信回路42は、通信バス9からレセッシブを表すバス信号を入力した場合には、「1」を表すハイレベルの受信信号をマイコン2へ出力し、通信バス9からドミナントを表すバス信号を入力した場合には、「0」を表すロウレベルの受信信号をマイコン2へ出力する。
照合用記憶部43は、自ノードの起動条件を記憶するレジスタである。
比較回路44は、スリープ状態において通信バス9に発生したNMフレームに含まれる起動情報と、照合用記憶部43に書き込まれている起動条件と、を1ビットごとに比較する。そして、比較回路44は、ウェイクアップ条件が成立している場合に、マイコン2への電源供給を電源制御部3に行わせるための電源供給信号を電源制御部3へ出力する。本実施形態では、比較回路44は、スリープ状態において通信バス9から入力したNMフレームに含まれる起動情報と、照合用記憶部43に書き込まれている起動条件と、の論理積を1ビットごとに算出し、いずれかのビットでその結果が真であった場合、ウェイクアップ条件が成立しているとする。例えば、照合用記憶部43に起動条件として0x2Aの条件設定値が設定されていた場合、スリープ状態において通信バス9から入力したNMフレームに起動情報として2ビット目、4ビット目及び6ビット目の少なくとも1つに「1」が設定されていた場合に、比較回路44は、ウェイクアップ条件が成立しているとして電源供給信号を出力する。これにより、前述したように、当該ECU1がスリープ状態からノーマル状態へ遷移、つまりウェイクアップする。なお、本実施形態では、ECU1aの照合用記憶部43にはフェール値が記憶されているため、比較回路44は、何ビット目であってもドミナントを受信すればウェイクアップ条件が成立しているとする。
[1-3.スレーブECUの構成]
ECU1のうち、スレーブECUであるECU1bの構成について図1を用いて説明する。
ECU1bは、マイコン2と、電源制御部3と、トランシーバ4と、を備える。なお、電源制御部3と、トランシーバ4と、の構成はECU1aと同様である。
マイコン2は、図示しない、CPU、ROM、RAM、IOポート等を備える周知の構成の他、通信コントローラ21と、保管用記憶部22と、を備える。
通信コントローラ21は、送受信部211と、アプリ確認部216と、記憶処理部217と、を備える。なお、送受信部211の構成はECU1aと同様である。
アプリ確認部216は、ECU1aのアプリ管理部214と同様に、自ノードで実行されるアプリケーションに追加又は変更があったか否かを判定する。アプリ確認部216は、アプリケーションに追加又は変更があったと判定した場合、追加又は変更があったと判定したアプリケーションのアプリIDを送受信部211を介してトランシーバ4に出力する。
記憶処理部217は、マスタECUであるECU1aから送信された起動条件を、照合用記憶部43に記憶する前に、保管用記憶部22に記憶する。そして記憶処理部217は、スリープ禁止状態からスリープ許可状態へ自ノードが遷移した場合、自ノードが実際にスリープ状態になる前に、保管用記憶部22に記憶された起動条件を照合用記憶部43に記憶する。記憶処理部217は、ECU1aのスリープ管理部215と同様に、スリープ許可状態へ自ノードが遷移可能か否かを判定する。そして記憶処理部217は、スリープ許可状態へ自ノードが遷移可能であると判定した場合、自ノードをスリープ許可状態へ遷移させる。
保管用記憶部22は、データの書き換えが可能な不揮発性のメモリである。保管用記憶部22には、自ノードの起動条件が記憶される。
なお、ECU1c及びECU1dもECU1bと同様の構成である。
[1-4.処理]
[1-4-1.通信システム10を構成するECU1が変化した場合]
図4に示すように、通信バス9に後付けECU1eが新たに接続された場合における処理を、図5のシーケンス図を用いて説明する。なお、後付けECU1eはECU1b~1dと同様の構成である。以下、後付けECU1eを、ECU1eともいう。
[1-4-1-1.スリープ状態への遷移]
まず、後付けECU1eは、S1で、通信バス9に新たに接続されると、直ちに特定フレームを送信する。本実施形態で、特定フレームとは、認証情報と、ノードID又はアプリIDと、を含んだフレームである。この例で送信される特定フレームには、認証情報とノードIDとが含まれる。認証情報は、機器認証のための情報であって、新たに接続されたECU1について接続が許可されている有効なECU1であるか否かの判定に用いられる。本実施形態では、認証情報として、各ECU1に割り振られたMACアドレスが特定フレームに設定される。つまり、後付けECU1eは、後付けECU1eに割り振られたMACアドレスと、自ノードのノードIDと、を含んだ特定フレームを送信する。
続いて、ECU1aは、S2で、受信した特定フレームに含まれる認証情報に基づき、後付けECU1eについて接続が許可されている有効なECU1であるか否かを判定する。本実施形態では、ECU1aは、あらかじめ保持する接続許可リストと、受信した特定フレームが含むMACアドレスと、に基づき、後付けECU1eについて接続が許可されている有効なECU1であるか否かを判定する。接続許可リストとは、接続が許可された有効なECU1に割り振られたMACアドレスの一覧である。具体的には、ECU1aは、接続許可リストの中に、受信した特定フレームが含むMACアドレスがあれば、後付けECU1eについて接続が許可されている有効なECU1であると判定する。
続いて、ECU1aは、後付けECU1eについて接続が許可されている有効なECU1であると判定した場合、S3で、通信システム10を構成する複数のECU1のそれぞれについて起動条件を決定し、決定した起動条件を複数のECU1のそれぞれに受信させるように送信する。受信した特定フレームに含まれるノードIDは、引き当て用テーブルを参照する際に用いられる。
続いて、ECU1b~1dは、ECU1aから送信された起動条件をメモリに格納する。また、後付けECU1eも、ECU1aから送信された起動条件をメモリに格納する。なお、ここでいうメモリとは、保管用記憶部22である。
続いて、ECU1a~1eは、S5で、スリープ許可状態へ自ノードが遷移可能か否かを判定する。
ECU1a~1eは、スリープ許可状態へ自ノードが遷移可能であると判定した場合、S6で、自ノードをスリープ許可状態へ遷移させる。
続いて、ECU1a~1d及び後付けECU1eは、S7で、トランシーバ4のレジスタに起動条件を記憶する。このとき、ECU1aは、フェール値を起動条件としてレジスタに記憶する。ECU1b~1dは、S4でメモリに格納した起動条件をレジスタに記憶する。なお、ここでいうレジスタとは、照合用記憶部43である。
続いて、ECU1a~1d及び後付けECU1eは、S8で、スリープ状態に遷移する。
[1-4-1-2.ノーマル状態への遷移]
続いて、図示されていないが、ECU1a~ECU1eのうち一部のECU1がスリープ状態からノーマル状態へ遷移する場合の一例を説明する。
例えばECU1bは、ECU1bとイグニッションスイッチとをつなぐジカ線を介して、イグニッションスイッチの信号を取得し、当該信号がアクティブになったらスリープ状態からノーマル状態へ遷移するようにマイコン2に設定されていたとする。また、他のECU1は、イグニッションスイッチと接続されていないとする。
この場合、ECU1bは、当該信号がアクティブになることでスリープ状態からノーマル状態へ遷移したら、ECU1bと同様にイグニッションオン中にウェイクアップすべきECU1が受信できるように特定の起動情報が含まれたNMフレームを送信する。具体的には、前述の例だと「条件3」の成立でウェイクアップさせる場合に該当するので、ECU1bは、データフィールドの2ビット目に1を設定、つまり起動情報として0x02を設定したNMフレームを送信する。これにより、ECU1bと同じく「条件3」の成立でウェイクアップするグループに属するECU1は、スリープ状態からノーマル状態へ遷移することができる。一方、「条件3」の成立でウェイクアップする必要がないグループに属するECU1は、スリープ状態のままである。
[1-4-2.通信システム10で実行されるアプリケーションが変化した場合]
続いて、図示されていないが、通信システム10で実行されるアプリケーションが変化した場合における処理を説明する。
例えばECU1bに新たなアプリケーションが追加又はECU1bのアプリケーションが変更されると、ECU1bは、特定フレームを直ちに送信する。この例で送信される特定フレームには、認証情報とアプリIDとが含まれる。なお、アプリIDには、バージョン情報が付加されていてもよい。
続いて、ECU1aは、受信した特定フレームに含まれる認証情報に基づき、ECU1bについて接続が許可されている有効なECU1であるか否かを判定する。
続いて、ECU1aは、通信システム10を構成する複数のECU1のそれぞれについて起動条件を決定し、決定した起動条件を複数のECU1のそれぞれに受信させるように送信する。受信した特定フレームに含まれるアプリIDは、引き当て用テーブルを参照する際に用いられる。
以降の処理は、図5のS4~S8と同様である。
[1-4-3.マスタ処理]
続いて、ECU1aのコントローラ21が実行するマスタ処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。マスタ処理は、所定の開始条件が成立した場合に開始される。本実施形態では、次の2とおりのうちいずれかの開始条件が成立した場合にマスタ処理が開始される。1つ目は、ECU1aの電源がオンになった場合である。2つ目は、ECU1aがウェイクアップした場合である。マスタ処理は、開始後ノーマル状態である間、所定の周期で繰り返し実行される。これにより、例えば複数のノードが新たに接続された場合でも、コントローラ21はその都度起動条件を決定し送信することができる。
まず、S101で、コントローラ21は、特定フレームを受信したか否かを判定する。
コントローラ21は、S101で特定フレームを受信したと判定した場合には、S102へ移行し、特定フレームに含まれる認証情報に基づき、特定フレームを送信したノード1が有効なノード1であるか否かを判定する。
コントローラ21は、S102で、特定フレームを送信したノード1が有効なノード1であると判定した場合には、S103へ移行し、複数のノード1のそれぞれについて起動条件を決定する。なお、S103が、決定部212としての処理に相当する。
続いて、S104で、コントローラ21は、複数のノード1のそれぞれについて決定した起動条件を複数のノード1のそれぞれに受信させるように送信する。その後、コントローラ21は、S105へ移行する。なお、S104が、条件送信部213としての処理に相当する。
コントローラ21は、S101で特定フレームを受信していないと判定した場合にも、S105へ移行する。
コントローラ21は、S102で、特定フレームを送信したノード1が有効なノード1でないと判定した場合にも、S105へ移行する。
S105で、コントローラ21は、ECU1aに新たに追加されたアプリケーション又は変更されたアプリケーションがあるか否かを判定する。
コントローラ21は、S105でECU1aに新たに追加されたアプリケーション又は変更されたアプリケーションがあると判定した場合には、S106へ移行し、自ノードの認証情報及び新たに追加されたアプリケーション又は変更されたアプリケーションのアプリIDを含んだ特定フレームを送信した後、S101に戻り、マスタ処理を繰り返す。なお、S105,S106が、アプリ管理部214としての処理に相当する。
一方、コントローラ21は、S105でECU1aに新たに追加されたアプリケーション及び変更されたアプリケーションがないと判定した場合には、S107へ移行し、スリープ許可状態へ自ノードが遷移可能であるか否かを判定する。
コントローラ21は、S107でスリープ許可状態へ自ノードが遷移可能でないと判定した場合には、S101に戻り、マスタ処理を繰り返す。
一方、コントローラ21は、S107でスリープ許可状態へ自ノードが遷移可能であると判定した場合には、S108へ移行し、フェール値を起動条件としてレジスタに記憶する。なお、S107,S108が、スリープ管理部215としての処理に相当する。
続いて、S109で、コントローラ21は、マイコン2をスリープ状態に遷移させた後、図6のマスタ処理を終了する。
[1-4-4.スレーブ処理]
続いて、ECU1b~1eのコントローラ21が実行するスレーブ処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。なお、本説明では、ECU1bについて説明するが、他のECU1c~1eについても同様である。スレーブ処理は、所定の開始条件が成立した場合に開始される。本実施形態では、次の3とおりのうちいずれかの開始条件が成立した場合にスレーブ処理が開始される。1つ目は、ECU1bの電源がオンになった場合である。2つ目は、ECU1bがウェイクアップした場合である。3つ目は、ECU1bが通信バス9に新たに接続された場合である。スレーブ処理は、開始後ノーマル状態である間、所定の周期で繰り返し実行される。これにより、例えば複数回にわたり起動条件が送信された場合でも、コントローラ21はその都度最新の起動条件に更新することができる。
まず、S201で、コントローラ21は、メモリに起動条件が記憶されているか否かを判定する。
コントローラ21は、S201でメモリに起動条件が記憶されていないと判定した場合には、S202へ移行し、特定フレームを送信する。このときに送信される特定フレームには、認証情報とノードIDとが含まれる。これにより、一度もECU1aから起動条件を受信していない場合や、ノイズの影響等によりメモリに記憶された起動条件が消失した場合等にも、ECU1aから起動条件を送信してもらうことができる。その後、コントローラ21は、S203へ移行する。
一方、コントローラ21は、S201でメモリに起動条件が記憶されていると判定した場合には、S202をとばして、S203へ移行する。
続いて、S203で、コントローラ21は、ECU1aから起動条件を新たに受信したか否かを判定する。
コントローラ21は、S203でECU1aから起動条件を新たに受信したと判定した場合には、S204へ移行し、ECU1aから新たに受信した起動条件をメモリに記憶する。その後、コントローラ21は、S205へ移行する。
一方、コントローラ21は、S203でECU1aから起動条件を新たに受信していないと判定した場合には、S204をとばして、S205へ移行する。
続いて、S205で、コントローラ21は、ECU1bに新たに追加されたアプリケーション又は変更されたアプリケーションがあるか否かを判定する。
コントローラ21は、S205でECU1bに新たに追加されたアプリケーション又は変更されたアプリケーションがあると判定した場合には、S202に戻り、特定フレームを送信する。このときに送信される特定フレームには、認証情報と新たに追加されたアプリケーション又は変更されたアプリケーションのアプリIDとが含まれる。その後、コントローラ21は、S203以降の処理を繰り返す。なお、S205が、アプリ確認部216としての処理に相当する。
一方、コントローラ21は、S205でECU1bに新たに追加されたアプリケーション及び変更されたアプリケーションがないと判定した場合には、S206へ移行し、スリープ許可状態へ自ノードが遷移可能であるか否かを判定する。
コントローラ21は、S206でスリープ許可状態へ自ノードが遷移可能でないと判定した場合には、S203に戻り、以降の処理を繰り返す。
一方、コントローラ21は、S206でスリープ許可状態へ自ノードが遷移可能であると判定した場合には、S207へ移行し、メモリに起動条件が記憶されているか否かを判定する。
コントローラ21は、S207でメモリに起動条件が記憶されていると判定した場合には、S208へ移行し、メモリに記憶されている起動条件をレジスタに記憶する。
一方、コントローラ21は、S207でメモリに起動条件が記憶されていないと判定した場合には、S209へ移行し、フェール値を起動条件としてレジスタに記憶する。具体的には、コントローラ21は、ドミナントを受信した場合にウェイクアップするようにフェール値をレジスタに記憶する。これは、例えば、コントローラ21がS202で特定フレームを送信したが、ECU1aから起動条件をまだ受信していない状態においてスリープ許可状態へ遷移した場合等におけるフェール処理である。ECU1は、レジスタに起動条件を記憶せずにスリープ状態に遷移してしまうと、ウェイクアップできなくなってしまうからである。なお、S204,S206~S209が、記憶処理部217としての処理に相当する。
続いて、S210で、コントローラ21は、マイコン2をスリープ状態に遷移させた後、図7のスレーブ処理を終了する。
[1-5.効果]
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)ECU1aは、通信システム10を構成するECU1及び通信システム10で実行されるアプリケーションの少なくとも一方が変化したと判定した場合、複数のECU1のそれぞれについて、起動条件を決定し、決定した起動条件を通信バス9に送信する。また、ECU1は、ECU1aから送信された起動条件を照合用記憶部43に記憶し、スリープ状態において、NMフレームに含まれた起動情報と、照合用記憶部43に記憶されている起動条件と、を比較してウェイクアップ条件が成立した場合、自ノードをスリープ状態からノーマル状態へ遷移させる。このような構成によれば、ECU1は、現在照合用記憶部43に記憶している起動条件を、ECU1aから送信された起動条件に更新するだけで、ウェイクアップする条件を事後的に変更することができる。よって、ECU1そのものを交換したり、ECU1ごとにプログラムを書き換えたりする場合と比較して、起動条件を簡易に変更することができる。
(1b)ECU1aは、通信バス9に新たにECU1が接続されたと判定した場合、複数のECU1のそれぞれについて起動条件を決定する。このような構成によれば、通信バス9に新たにECU1が接続されたタイミングで、起動条件を変更することができる。
(1c)ECU1aは、複数のECU1のうち少なくとも1つについてアプリケーションが新たに追加された又はアプリケーションが変更されたと判定した場合、複数のECU1のそれぞれについて起動条件を決定する。このような構成によれば、新たにアプリケーションが追加されたタイミング又はアプリケーションが変更されたタイミングで、起動条件を変更することができる。
(1d)ECU1は、ECU1aから送信された起動条件を照合用記憶部43に記憶する前に、保管用記憶部22に起動条件を記憶し、スリープ禁止状態からスリープ許可状態へ自ノードが遷移した場合、自ノードが実際にスリープ状態になる前に、保管用記憶部22に記憶された起動条件を照合用記憶部43に記憶する。通常、照合用記憶部43はバッテリバックアップのため給電されなくなると記憶していた起動条件を消失するが、このような場合でも、ECU1は、不揮発性である保管用記憶部22に記憶された起動条件を照合用記憶部43に再度書き込むことができる。よってECU1は、起動条件を照合用記憶部43に記憶する前に保管用記憶部22に記憶しておくことで、ECU1aに再度起動条件を送信してもらわなくても済む。
また、ECU1は、起動条件を受信してすぐに照合用記憶部43に記憶せず、自ノードが実際にスリープ状態になる直前で起動条件を記憶する。よって、ECU1は、自ノードが実際にスリープ状態になる直前での最新の起動条件のみを照合用記憶部43に書き込むことになる。したがって、ECU1は、自ノードが実際にスリープ状態になる直前であるか否かに関わらず起動条件を受信する度に照合用記憶部43に起動条件を記憶する構成と比較して、照合用記憶部43に起動条件を書き込む回数を抑制することができる。
(1e)ECU1は、保管用記憶部22に記憶された起動条件を照合用記憶部43に記憶するタイミングにおいて、起動条件が保管用記憶部22に記憶されていない場合、フェール値を起動条件として照合用記憶部43に記憶する。このような構成によれば、例えばECU1aが故障する等して、ECU1aから起動条件を受信できなかったとしても、ECU1は、ウェイクアップできないという事態を回避できる。
なお、本実施形態では、比較回路44が起動部としての処理に相当する。
[2.第2実施形態]
[2-1.第1実施形態との相違点]
第2実施形態は、基本的な構成及び処理は第1実施形態と同様であるため、共通する構成及び処理については説明を省略し、相違点を中心に説明する。
第1実施形態では、ECU1aは、あらかじめ保持する引き当て用テーブルと、あらかじめ保持する起動条件テーブルと、を用いて起動条件を決定した。引き当て用テーブル及び起動条件テーブルを参照する際にはノードID及びアプリIDが用いられる。
ここで、例えば、車両の出荷時には実際に通信バス9に接続されていなくても、今後接続されることが想定されていれば、そのECU1のノードIDを、車両の出荷時にあらかじめ引き当て用テーブルや起動条件テーブルに記載しておくことができる。しかし、車両の出荷時に想定されていないECU1やアプリケーションが後から追加されることも考えられる。このような場合、第1実施形態では、あらかじめ保持する引き当て用テーブルや起動条件テーブルに、新たに追加されたノードIDやアプリIDが載っていないため、当該ノードIDやアプリIDについての起動条件を決定することができない。
そこで、第2実施形態では、ECU1aは、車両の外部から起動条件を取得可能に構成されている。具体的には、図8に示すように、ECU1aは、外部装置100との間で無線通信を行うように構成されている通信部5を備える。本実施形態では、通信部5は、サービスセンタに設置された外部装置100との間で無線通信を行うように構成されている。ECU1aは、例えば、ECU1やアプリケーションが追加されたタイミングで、OTA等により、サービスセンタが保持する引き当て用テーブル及び起動条件テーブルの最新のセットを受信する。ECU1aは、仮に、現在保持している引き当て用テーブル及び起動条件テーブルのセットがあれば、受信した最新のセットで上書きする。つまりECU1aは、常に最新の起動条件を保持している。
[2-2.効果]
(2a)ECU1aは、外部装置100との間で無線通信を行うように構成された通信部5を備える。通信部5は、外部装置100から起動条件を受信可能である。このような構成によれば、例えば車両の出荷時に想定されていないECU1やアプリケーションが追加された場合でも、ECU1aは、新たなノードIDやアプリIDについての起動条件を取得することができる。加えて、このような場合でも、ECU1そのものを交換したり、ECU1ごとにプログラムを書き換えたりすることなく、ECU1は、ECU1aから新たな起動条件を取得することができる。よって、このような構成によれば、外部装置100から起動条件を受信できない構成と比較して、起動条件を簡易に変更することができる。
[3.第3実施形態]
[3-1.第1実施形態との相違点]
第3実施形態は、基本的な構成及び処理は第1実施形態と同様であるため、共通する構成及び処理については説明を省略し、相違点を中心に説明する。
第1実施形態では、図1に示すように、1本の通信バス9を介して複数のECU1が相互通信を行っていた。一方、第3実施形態では、図9に示すように、通信システム10は、ゲートウェイECU1zを備える。ゲートウェイECU1zは、複数のECU1間、つまり複数のノード1間の通信フレームの送受信を中継するために、複数の通信バス9を相互に接続する。また、ゲートウェイECU1zは、マスタECUとして機能する。つまり、ゲートウェイECU1zが、前述したECU1aの決定部212と、条件送信部213と、を備える。
[3-2.効果]
(3a)ゲートウェイECU1zがマスタECUとして機能するため、起動条件の更新に支障を来しにくくすることができる。すなわち、仮に、複数の通信バス9のうちいずれか1つの通信バス9にマスタECUが接続されている場合、その通信バス9が例えば断線やショートにより通信不能になると、マスタECUは決定した起動条件を複数の通信バス9のいずれにも送信できなくなる。つまり、他のECU1は、マスタECUから起動条件を受信できないことにより、起動条件を更新することができない。しかし、ゲートウェイECU1zにマスタECUの機能が備わっていれば、いずれの通信バス9が通信不能になったとしても、通信不能でないその他の通信バス9には決定した起動条件を送信することができる。つまり、通信不能でない通信バス9に接続するECU1は、起動条件を受信することができるため、起動条件を更新することができる。
[4.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(4a)上記第2実施形態では、ECU1aは、サービスセンタから引き当て用テーブル及び起動条件テーブルの最新のセットを受信した。しかし例えば、サービスセンタから受信するデータは、引き当て用テーブルのみでもよいし起動条件テーブルのみでもよい。また、引き当て用テーブル又は起動条件テーブルのうちの、必要な部分のデータのみでもよい。
(4b)上記実施形態では、1つのマスタECUと複数のスレーブECUとにより通信システム10が構成されていた。しかし、通信システム10を構成するマスタECUの個数及びスレーブECUの個数はこれに限定されるものではない。例えば、通信システム10は、複数のマスタECUを備える構成でもよいし、1つのスレーブECUを備える構成でもよい。
(4c)上記実施形態では、マスタECUであるECU1aが、通信システム10を構成する複数のECU1のそれぞれについて起動条件を決定していた。しかし例えば、サービスセンタ、つまりサーバ側において、複数のECU1のそれぞれについて起動条件が決定されてもよい。具体的には、ECU1aは、例えば後付けECU1eが接続された場合、無線通信によりサービスセンタに問い合わせる。このとき、ECU1aは、後付けECU1eから受信した後付けECU1eのノードIDをサービスセンタに送信する。サービスセンタは、通信システム10の構成を管理しており、通信システム10を構成する複数のECU1のそれぞれについて起動条件を決定する。つまり、ECU1aの代わりに、サービスセンタが引き当て用テーブル及び起動条件テーブルを保持している。サービスセンタは、決定した起動条件をECU1aに送信する。ECU1aは、サービスセンタから受信した起動条件を各ECU1にそれぞれ受信させるように通信バス9に送信する。
ECU1aは、通信システム10を構成するECU1の接続状況が変化したり、通信システム10で実行されるアプリケーションが変化したりする度に、サービスセンタに問い合わせてもよいし、ノードIDやアプリIDが未知のものである場合のみサービスセンタに問い合わせることとしてもよい。
(4d)上記実施形態では、通信システム10で実行されるアプリケーションが変化した場合、新たなアプリケーションの追加又はアプリケーションの変更があったECU1bが認証情報とアプリIDとを含む特定フレームを送信した。そして、ECU1aは、受信した特定フレームに含まれる認証情報に基づき、ECU1bについて接続が許可されている有効なECU1であるか否かを判定した。しかし例えば、通信システム10で実行されるアプリケーションが変化した場合、ECU1bはノードIDとアプリIDとが含まれる特定フレームを送信してもよい。そして、ECU1aは、受信した特定フレームに含まれるノードIDに基づき、ECU1bについて接続が許可されている有効なECU1であるか否かを判定してもよい。この時点では、ECU1bは、認証情報に基づき接続が許可されている有効なECU1であると既に判定されているからである。
(4e)上記実施形態では、認証情報として、各ECU1に割り振られたMACアドレスが特定フレームに設定された。しかし認証情報はこれに限定されるものではない。認証情報として、例えば、あらかじめ設定しておいた所定の合い言葉や暗号等が用いられてもよい。また、上記実施形態では、ECU1aにおいて、認証情報に基づき有効なECU1であるか否かが判定されたが、例えば、サービスセンタにおいて、認証情報に基づき有効なECU1であるか否かが判定されてもよい。この場合、例えば、ECU1aが無線通信でサービスセンタに後付けECU1e等から受信した認証情報を送信し、サービスセンタから判定の結果を受信する。
(4f)上記実施形態では、ECU1aは、フェール値を照合用記憶部43に記憶していた。しかし例えば、S103で自ノードについても起動条件を決定し、S108で当該起動条件を照合用記憶部43に記憶してもよい。さらに、ECU1aは、保管用記憶部22を備えていてもよく、当該起動条件を照合用記憶部43に記憶する前に、保管用記憶部22に記憶し、スリープ禁止状態からスリープ許可状態へ自ノードが遷移した場合、自ノードが実際にスリープ状態になる前に、保管用記憶部22に記憶された当該起動条件を照合用記憶部43に記憶してもよい。
(4g)上記実施形態では、保管用記憶部22として不揮発性メモリが用いられた。しかしメモリの種類はこれに限定されるものではない。保管用記憶部22として、例えば、バッテリバックアップRAMが用いられてもよい。
(4h)上記実施形態では、通信システム10ではCANプロトコルに従った通信を行っていた。しかし、通信プロトコルはこれに限定されるものではなく、他の通信プロトコルが用いられてもよい。
(4i)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。
1,1a~1e…ECU、9…通信バス、10…通信システム、43…照合用記憶部、44…比較回路、212…決定部、213…条件送信部、217…記憶処理部。

Claims (7)

  1. 特定の起動情報が含まれた通信フレームが通信バス(9)に発生した場合に複数のノード(1)のうち一部のノードがウェイクアップするように規定された通信プロトコルに従い、前記複数のノードが前記通信バスを介して通信を行う通信システムであって、
    前記複数のノードは少なくとも1つのマスタノード(1a)と少なくとも1つのスレーブノード(1b~1e)とを備え、
    前記少なくとも1つのマスタノードは、
    前記通信システムを構成するノード及び前記通信システムで実行されるアプリケーションの少なくとも一方が変化したと判定した場合、前記少なくとも1つのスレーブノードのそれぞれについて、スリープ状態からノーマル状態へ遷移させるための条件である起動条件を決定するように構成された決定部(212)と、
    前記決定部により決定された前記起動条件を前記通信バスに送信するように構成された条件送信部(213)と、を備え、
    前記少なくとも1つのスレーブノードは、
    前記少なくとも1つのマスタノードから送信された前記起動条件を照合用記憶部(43)に記憶するように構成された記憶処理部(217)と、
    前記スリープ状態において、前記通信フレームに含まれた前記起動情報と、前記照合用記憶部に記憶されている前記起動条件と、を比較してウェイクアップ条件が成立した場合、自ノードを前記スリープ状態から前記ノーマル状態へ遷移させるように構成された起動部(44)と、
    を備える、通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムであって、
    前記決定部は、前記通信バスに新たにノードが接続されたと判定した場合、前記少なくとも1つのスレーブノードのそれぞれについて前記起動条件を決定する、通信システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の通信システムであって、
    前記決定部は、前記複数のノードのうち少なくとも1つについてアプリケーションが新たに追加又は変更されたと判定した場合、前記少なくとも1つのスレーブノードのそれぞれについて前記起動条件を決定する、通信システム。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の通信システムであって、
    前記記憶処理部は、前記少なくとも1つのマスタノードから送信された前記起動条件を前記照合用記憶部に記憶する前に、前記照合用記憶部とは異なる記憶領域である保管用記憶部(22)に前記起動条件を記憶し、前記スリープ状態への遷移が禁止されているスリープ禁止状態から、前記スリープ状態への移行が許可されているスリープ許可状態へ自ノードが遷移した場合、自ノードが実際に前記スリープ状態になる前に、前記保管用記憶部に記憶された前記起動条件を前記照合用記憶部に記憶する、通信システム。
  5. 請求項4に記載の通信システムであって、
    前記記憶処理部は、前記保管用記憶部に記憶された前記起動条件を前記照合用記憶部に記憶するタイミングにおいて、前記起動条件が前記保管用記憶部に記憶されていない場合、任意の前記起動情報が含まれた前記通信フレームを受信することで自ノードを前記スリープ状態から前記ノーマル状態へ遷移させるフェール値を前記起動条件として前記照合用記憶部に記憶する、通信システム。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の通信システムであって、
    前記少なくとも1つのマスタノードは、
    外部装置(100)との間で無線通信を行うように構成された通信部(5)を更に備え、
    前記通信部は、前記外部装置から前記起動条件を受信可能である、通信システム。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の通信システムであって、
    前記複数のノード間の前記通信フレームの送受信を中継するノードである少なくとも1つのゲートウェイ(1z)が前記少なくとも1つのマスタノードとして機能する、通信システム。
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