JP5617875B2 - 車載ネットワークシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ネットワークマネージメント機能を有する車載ネットワークシステムに関する。
従来、車両には、車載機器を制御するために多数の電子制御装置(所謂ECU)が搭載されており、これらECUが通信バス上に配置されることによって車載ネットワークシステムが構築されている。
このような車載ネットワークシステムでは、各ECUが、車両の状態を表す各種検出値や車載機器へのコマンド等を表す制御メッセージを通信バスに送出し、このような制御メッセージを他のECUとの間で共用することにより、効率的かつ統合的な車両制御を実現している。
また、車載ネットワークシステムにおいては、車両に搭載されるECUの数の増加に伴い、ネットワークマネージメント機能(以下「NM機能」という)の強化が進んでいる。なお、ここでのNM機能とは、各ECUが正常に動作しているかどうかを管理する機能であり、各ECUの動作には、所謂バススリープ動作が含まれる。バススリープ動作とは、システム全体の消費電力を抑えるために、通信バスを介して制御メッセージを送受信する必要がないときには、各ECUが例えば自ECUの通信コントローラおよびトランシーバを省電力モードに移行させることで通常状態から省電力状態に遷移する動作である。
また、バススリープ動作の仕組みとして、各ECUが、通常状態時には定期的に、省電力状態に遷移不可であることを表すNMメッセージを通信バスに送出し、省電力状態に遷移可能になるとこのNMメッセージの送出を中止するとともに、他のECUからもNMメッセージを受信しなくなると、通常状態から省電力状態に遷移する仕組みが知られている。
つまり、各ECUが、自ECUのために通信バスを使用する必要がなくなり、且つ、他のECUのためにも通信バスを使用する必要がなくなった場合に、制御メッセージを送受信する必要がなくなることになり、通常状態から省電力状態に遷移するのである。なお、場合によっては、通信コントローラおよびトランシーバを省電力モードにするだけでなく、マイコンに供給する電力を停止させることもある。このようにマイコンに供給する電力を停止させることをマイコンスリープと呼ぶ。
ちなみに、この種の車載ネットワークシステムにおいて、複数の通信バス間における制御メッセージの送受信を中継するECU(中継装置)が、他のECU(ノード)の動作状態を監視し、送信先のノードが通常状態および省電力状態のいずれであるかに応じて、NMメッセージの中継を行ったり停止したりするものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−87112号公報
しかし、従来の車載ネットワークシステムでは、NMメッセージの受信有無だけに基づいてノードの動作状態を判定しているため、そのノードが正常な動作によってNMメッセージの送出を中止しているのか、何らかの不具合(異常)があってNMメッセージを送出できなくなっているのかという両者の場合を判別できないという問題があった。つまり、後者の場合に、NM機能においてノードの異常な動作をうまく検出できないという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するために、NM機能を有する車載ネットワークシステムにおいて、システムの動作異常を効率よく検出することが可能な仕組みの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の車載ネットワークシステムは、車載機器の制御に伴う制御メッセージを共有するために通信バスを介して互いに通信可能に接続された複数の電子制御装置を備えて構成されている。なお、車載機器は、車両に搭載されている機器であり、電子制御装置もそのなかに含まれる。
そして、複数の電子制御装置は、予め設定されたスリープ条件に従って、制御メッセージを送受信可能な通常状態から制御メッセージを送受信不可な省電力状態へと遷移する状態遷移処理を行うノードと、各ノードについての状態遷移処理に係る異常を検出する異常検出処理を行うマスタとによって構成される。
このような構成において、各ノードは、自ノードが省電力状態に遷移不可であることを表すNMメッセージを通信バスに定期的に送出し、自ノードが省電力状態に遷移可能である場合に、NMメッセージの送出を中止するとともに、通信バスを介してNMメッセージを他の電子制御装置からも受信しない期間(以下「NM中止期間」という)が予め設定された待機期間を超えると、スリープ条件が満たされる。
そして、各ノードが行う状態遷移処理では、スリープ条件を満たすと、そのことを表すスリープ突入メッセージを通信バスに送出する。一方、マスタが行う異常検出処理では、スリープ突入メッセージの受信有無に基づき、ノードが行う状態遷移処理に係る異常を検出するように構成した。
このような構成では、状態遷移処理に伴うバススリープ動作時にノードが主体的に送信するメッセージ(スリープ突入メッセージ)の受信有無に応じて、例えばマスタがスリープ突入メッセージをノードの数だけ受信した場合には、全ノードが正常に動作していると判断でき、スリープ突入メッセージの受信数が足りない場合には、システム内のいずれかのノードに異常があると判断できる。
したがって、本発明の車載ネットワークシステムによれば、ノードの通常状態時における異常検出だけでなく、バススリープ動作時にも好適に異常検出を行うことが可能となることから、NM機能を有するシステムの動作異常を効率よく検出することができる。
本発明の車載ネットワークシステムにおける第1の構成例を示すブロック図である。 マスタおよびノードの第1の構成例を説明するための構成図である。 各ノードが行う状態遷移処理を例示するフローチャートである。 (a)は、ネットワーク構成テーブル31の第1例を示す説明図であり、(b)は、バッファ32の管理情報の第1例を示す説明図である。 バッファ更新処理における第1の手順例を示すフローチャートである。 バッファ初期化処理を行う第1のタイミング例を示すフローチャートである。 異常検出処理における第1の手順例を示すフローチャートである。 本発明の車載ネットワークシステムにおける第2の構成例を示すブロック図である。 (a)は、ネットワーク構成テーブル31の第2例を示す説明図であり、(b)は、バッファ32の管理情報の第2例を示す説明図である。 異常検出処理における第2の手順例を示すフローチャートである。 マスタの第2の構成例を説明するための構成図である。 ネットワーク構成学習処理の手順例を示すフローチャートである。
[第1実施形態]
以下に、本発明の第1実施形態である車載ネットワークシステム100を図面と共に説明する。
[全体構成]
図1に示すように、車載ネットワークシステム100は、車両に搭載された多数の電子制御装置(ECU)が通信バス100Aに接続されており、各ECUが通信バス100Aを介して互いに制御メッセージを送受信することにより、車両の状態を表す各種検出値や車載機器へのコマンド等を共有し、効率的かつ統合的な車両制御を実現するシステムである。なお、車載機器には、ECUと、ECU以外の車両を構成する装置や電装品(以下「制御対象機器」という)とが含まれる。
また、車載ネットワークシステム100は、ネットワークマネージメント機能(NM機能)を有しており、多数のECUのなかには、他のECU(ノード)が正常に動作しているかどうかを監視するマスタとしての監視ECU100Bが少なくとも1つ含まれている。
図2に示すように、各ノードおよび監視ECU100B(つまりECU)の構成は、いずれも、周知のマイクロコンピュータ(以下「マイコン」)11と、トランシーバ12と、不揮発性メモリ14と、電源制御部15とを備える点で共通する。
マイコン11は、CPU11Aと、RAM11Bと、通信コントローラ11Cとを備えて構成され、CPU11Aが、例えば不揮発性メモリ14に記憶されたプログラムに基づき、RAM11Bを作業エリアとして車両制御に係る各種処理を実行し、制御対象機器を動作させるためのコマンドを制御対象機器に出力したり、制御対象機器から入力した検出値や車載機器(他のECUを含む)へのコマンド等を表す制御メッセージを生成したりする。
通信コントローラ11Cは、CPU11Aが生成した制御メッセージを所定のプロトコルに従って通信バス100Aに送出したり、通信バス100Aを介して他のECUからの制御メッセージを受信し、CPU11Aに制御メッセージを伝送したりする。なお、プロトコルとは、ECU間で制御メッセージを送受信するための通信規則であり、例えば周知のCAN(Controller Area Network)が採用される。
トランシーバ12は、通信コントローラ11Cと通信バス100Aとに接続されており、通信バス100A上に流れている電圧信号(アナログ信号)をデジタルデータに変換して通信コントローラ11Cに伝送したり、通信コントローラ11Cによって送出される制御メッセージ(デジタルデータ)をアナログ信号に変換して通信バス100Aに送出したりする。
不揮発性メモリ14は、バッテリV1の供給が遮断された場合であっても保持すべきプログラムやデータが格納されている。
電源制御部15は、車両のバッテリV1に接続されており、バッテリV1からのマイコン11への電力供給を制御するものである。
具体的には、電源制御部15は、トランシーバ12を介して通信バス100Aにも接続されており、例えばマイコン11への電源供給を停止させているマイコンスリープ時に、通信バス100Aからトランシーバ12を介して所定の起動信号が入力されると、マイコン11への電力供給を再開するとともに、通信コントローラ11Cおよびトランシーバ12を省電力状態から通常状態に遷移させる。
本実施形態の車載ネットワークシステム100では、各ECUの電源制御部15が上記のように電力供給に係る制御を行うように構成されている。なお、各ECUは、自ECUのマイコン11が必要に応じて上記の起動信号を通信バス100Aに送出することにより、他のECUのバスウェイクアップ動作を開始させるようになっている。
一方、各ECUが制御メッセージを送信可能な状態(通常状態)から制御メッセージを送受信不可な状態(省電力状態)へとどのように遷移するかについて次に説明する。
[状態遷移処理]
各ECUのマイコン11は、図3に示す状態遷移処理を行う。即ち、通常状態においては、自ECUが省電力状態に遷移不可であることを表す制御メッセージ(NMメッセージ)を通信バス100Aに一定周期毎に送出する(S101)。つまり、自ECUが省電力状態に遷移すると制御に影響を及ぼす可能性がある旨を他のECUに伝達することになる。
そして、所定のトリガがあって、自ECUが通常状態から省電力状態に遷移可能であると判断すると(S102;YES)、NMメッセージの送出を停止する(S103)。つまり、自ECUが省電力状態に遷移しても制御に影響を及ぼさない旨を他のECUに伝達することになる。なお、S102において、省電力状態に遷移可能でないと判断すると(S102;NO)、S101の処理を続ける。
続いて、通信バス100A上の全ての他のECUからNMメッセージを受信しなくなるまで待機し(S104)、NMメッセージを全く受信しなくなると(S104;YES)、タイマをセットし、NMメッセージを全く受信しない期間(NM中止期間)が予め設定された待機期間を超えたか否かを判断し(S105)、NM中止期間が待機期間を超えると(S105;YES)、自ECUのスリープ条件を満たすことになる。つまり、自ECUだけでなく全ての他のECUも省電力状態に遷移することが可能な状態であることを確認することがスリープ条件となる。なお、S104において、いずれかのECUからNMメッセージを受信している場合には(S104;NO)、S102の処理を続ける。また、S105において、NM中止期間が待機期間を超えていない場合にも(S105;NO)、S102に戻る。
そして、NM中止期間が待機期間を超えると(S105;YES)、各ノードのマイコン11は、スリープ条件を満たしたことを表す制御メッセージ(スリープ突入メッセージ)を通信バス100Aに送出する(S106)。なお、このスリープ突入メッセージには、このメッセージの送出元であるECU(少なくともノード)を識別するためのノードIDが少なくとも含まれている。また、前述のNMメッセージにもノードIDが含まれている。ちなみに、ノードIDとして、CANIDを利用することもできる。
例えば、車載ネットワークシステム100にキーレスエントリシステムが含まれている構成を例にとって説明する。なお、キーレスエントリシステムは、車両のユーザが所持する電子キーK1からの無線信号(キーレス信号)を受信する信号センサS1が自ECUのマイコン11に接続されたノード1と、車両のドアをロック・アンロックするためのノード3と、車両のライトを点灯するためのノード5と、監視ECU100Bとを備えて構成される。
具体的には、キーレスエントリシステムでは、車両電源がオフ(但し、バックグランド電源は常時オン)のとき、信号センサS1およびノード1のマイコン11にだけ電力供給がなされている。このような車両電源オフ時に、信号センサS1がキーレス信号を受信すると、ノード1のマイコン11がキーレス信号に含まれているコードが正規のものであるかどうか照合し、正規のコードとして認証できた場合、自ノードのバスウェイクアップ動作を行って通常状態に復帰するとともに、起動信号を通信バス100Aに送出することにより、監視ECU100B、ノード3、ノード5、およびその他のノード10にバスウェイクアップ動作を開始させる。なお、ノード10は、車載ネットワークシステム100のうちキーレスエントリシステムに属さないノードを代表している。
そして、バスウェイクアップ動作が完了すると、ノード1からのコマンドを表す制御メッセージをノード3およびノード5が受信し、ノード3がドアのアンロックを行い、ノード5が車両のユーザへのアンサーバックとしてハザードランプを点灯させる。また、各ノードは、バスウェイクアップ動作が完了すると、NMメッセージを通信バス100Aに定期的に送出する。
一方、車両のイグニッションスイッチ(IGスイッチ)が電子キーK1によってオンされると、所定期間経過後にノード1がNMメッセージの送出を停止する。次いで、所定のトリガ毎に他のノードもNMメッセージの送出を停止することになる。例えばIGスイッチがオンからオフに切り替わると、ノード5およびノード10がNMメッセージの送出を停止し、電子キーK1によってドアロックされると、ノード3がNMメッセージの送出を停止する。
このように全てのECUがNMメッセージの送出を停止すると、スリープ条件が満たされることになり、各ノードが自ノードに対応するノードIDを含むスリープ突入メッセージを通信バス100Aに送出し、通常状態から省電力状態へと遷移する。
[監視ECUの構成]
次に、監視ECU100Bの構成について、ノードと異なる点を説明する。
図2に示すように、監視ECU100BのCPU11Aは、機能的に区分すると、通信コントローラ11Cとの間で制御メッセージの授受を行うネットワーク管理部21と、ノードの異常動作を検出する異常検出部22と、RAM11Bおよび不揮発性メモリ14を管理するメモリ管理部23とを備えて構成される。
また、不揮発性メモリ14には、図4(a)に示すように、RAM11Bにおけるメモリ内のアドレスを示すインデックスとノードIDとを対応づけたネットワーク構成テーブル31が格納されている。
一方、RAM11Bには、図4(b)に示すように、インデックス毎にスリープ突入メッセージの受信有無を表す管理情報を一時記憶するための領域としてのバッファ32が設けられている。
[バッファ更新処理]
ここで、監視ECU100BのCPU11Aがメモリ管理部23の一部機能として実行するバッファ更新処理について、図5のフローチャートに沿って説明する。
本処理が開始すると、まず、メモリ管理部23は、ネットワーク管理部21によって受信したスリープ突入メッセージに基づいて、このメッセージに含まれているノードIDを特定する(S201)。そして、ネットワーク構成テーブル31から、S201にて特定したノードIDに対応するインデックスを抽出する(S202)。次いで、バッファ32において、S202にて抽出したインデックスに対応する管理情報を、スリープ突入メッセージを受信していないことを表す0から、スリープ突入メッセージを受信したことを表す1に書き換えることにより、バッファ32を更新する(S203)。
[バッファ初期化処理]
なお、メモリ管理部23は、車載ネットワークシステム100のバススリープ時に備えて、バッファ32を初期化する処理(バッファ初期化処理)を行っている。この監視ECU100BのCPU11Aがメモリ管理部23の一部機能としてバッファ初期化処理を行うタイミングの判定について、図6のフローチャートに沿って説明する。
図6に示すように、メモリ管理部23は、マイコン11への電源供給直後か否かを判断し(S301)、マイコン11への電源供給直後の場合(S301;YES)、バッファ初期化処理を開始する。
また、前述のバッファ更新処理の結果に基づいて、車載ネットワークシステム100のバススリープ時を確認した後、NMメッセージの受信有無に基づいて、少なくとも1つのノードがバスウェイクアップ動作を行ったか否かを判断し(S302)、このようなバスウェイクアップを検出すると(S302;YES)、バッファ初期化処理を開始する。
また、スリープ突入メッセージの送信後に所定のトリガによって前述の状態遷移処理を中止する動作(バススリープキャンセル動作)を行うノードが存在するか否かを、例えば前述のNM中止期間内においてNMメッセージの再送を行うノードの有無に基づいて判断し(S303)、このようなバススリープキャンセルを検出すると(S303;YES)、バッファ初期化処理を開始する。
なお、バッファ初期化処理が開始されると、バッファ32内の全ての管理情報が0にリセットされることになる。
[異常検出処理]
次に、監視ECU100BのCPU11Aが異常検出部22の一部機能として実行する異常検出処理について、図7のフローチャートに沿って説明する。なお、本処理は、ネットワーク管理部21によって少なくとも1つのスリープ突入メッセージを受信した後に、全てのノードが状態遷移処理を完了するまでの時間として予め設定されたスリープ完了時間が経過すると開始する。
本処理が開始すると、まず、異常検出部22は、バッファ32において先頭のアドレスを示すインデックスの値(x=0)を設定する(S401)。次いで、インデックスの設定値xが全てのノード数に対応する値よりも小さいか否かを判断し(S402)、ここで肯定判断した場合にはS403に移行し、否定判断した場合にはS407に移行する。
S403では、バッファ32からインデックスの設定値xに対応する管理情報を抽出する。そして、S403にて抽出した管理情報が、スリープ突入メッセージを受信したことを表す1であるか否かを判断し(S404)、ここで肯定判断した場合にはS406に移行し、否定判断した場合にはS405に移行する。言い換えると、S403にて抽出した管理情報が、スリープ突入メッセージを受信していないことを表す0であると判断した場合に、S405に移行する。
S405では、ネットワーク構成テーブル31においてインデックスの設定値xに対応するノードIDを、少なくとも状態遷移処理に係る異常を有するノード(異常ノード)であることを示す情報(遷移異常情報)とともに不揮発性メモリ14に記録する。一方、S406では、インデックスの設定値xをインクリメントし、S402に戻る。
S407では、先のS401〜S406の処理において、異常ノードが検出されたか否かを判断し、ここで肯定判断した場合にはS408に移行し、否定判断した場合には本処理を終了する。
S408では、S405にて異常ノードとして記録したことを表す異常確認メッセージを該当するノードに送信する。次いで、S408にて送信した異常確認メッセージに対して何らかの応答メッセージを、異常確認メッセージの送信先であるノードから受信したか否かを判断し(S409)、ここで肯定判断した場合には、当該ノードを異常ノードとする遷移異常情報をノードIDとともに不揮発性メモリ14から削除し(S410)、本処理を終了する。
一方、S409にて応答メッセージを受信しなかったノードについては、通信機能に異常を有することを示す情報(通信異常情報)を、S405において該当するノードIDに付加し(S411)、本処理を終了する。
つまり、異常検出処理は、前述のスリープ完了時間が経過して処理が開始されると、スリープ突入メッセージに含まれているノードIDを利用して、スリープ突入メッセージの受信有無を確認し、このメッセージを受信したノードIDを正常ノード、このメッセージを受信しなかったノードIDを異常ノードとして、異常ノードを記録するようにしている。
[効果]
以上説明したように、本実施形態の車載ネットワークシステム100では、状態遷移処理に伴うバススリープ動作時に各ノードが主体的に送信するメッセージ(スリープ突入メッセージ)の受信有無に応じて、監視ECU100Bにおいてスリープ突入メッセージの受信数が全ノード数に満たない場合に、システム内に異常ノードが存在すると判断している。
したがって、車載ネットワークシステム100によれば、各ノードの通常状態時における異常検出だけでなく、バススリープ動作時にも好適に異常検出を行うことが可能となることから、システムの動作異常を効率よく検出することができる。
また、車載ネットワークシステム100において、スリープ突入メッセージにはノードIDが含まれており、監視ECU100Bが、これらのノードIDを管理するとともに、スリープ突入メッセージにおけるノードIDを用いて、スリープ突入メッセージを送出しないノードを異常ノードとして記録する。
よって、監視ECU100BがノードIDを管理することにより、システム内のどのノードに異常があるかを特定することができ、特定した異常ノードを記録することにより、システムの修復作業を容易にすることができる。
また、車載ネットワークシステム100において、監視ECU100Bは、スリープ突入メッセージの受信有無を表す管理情報を一時記憶するためのバッファ32を有し、マイコン11の電源ON時、複数のノードの少なくとも1つが省電力状態から通常状態へと遷移するバスウェイクアップ時、および複数のノードの少なくとも1つが状態遷移処理を中断するバススリープキャンセル時に、バッファ32を初期化する。
よって、バススリープ動作前に確実にバッファ32を初期化することができるため、バススリープ動作時に管理情報を用いてスリープ突入メッセージの受信有無を好適に確認することができる。
なお、車載ネットワークシステム100では、NM中止期間が、通信バス100A上の全ての他のECUからNMメッセージを受信しない期間であることから、例えば通信バス100A上の全てのノードについて一斉にバススリープ動作を行わせることができる。
また、車載ネットワークシステム100では、監視ECU100Bが、異常ノードに異常確認メッセージを送信し、この異常確認メッセージに対する応答メッセージの受信有無に応じて、その異常ノードの記録を更新または削除する。
このため、車載ネットワークシステム100によれば、スリープ突入メッセージの送信が遅れており、送信できていないだけなのか、通信異常により送信できていないのかを判断することができ、通信異常に対する検出の確度を高めることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態である車載ネットワークシステム100を図面と共に説明する。なお、本第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分を中心に説明し、特に説明がない限り、第1実施形態と同一の符号を用いることにより各構成要素の説明を省略する。
[全体構成]
図8に示すように、車載ネットワークシステム100では、各ECUが通信バス100A上において予め区分された複数のグループの少なくとも1つに属し、且つ複数のグループに属するノードが存在する点で第1実施形態と異なる。
[状態遷移処理]
そして、本実施形態において、各ノードのマイコン11は、図3に示す状態遷移処理において、S101では、自ノードを特定するためのノードIDに加えて、自ノードが属するグループを特定するための1ないし複数のグループIDのうち、どのグループIDを対象として発信するメッセージであるかを示す対象識別子を含むNMメッセージを通信バス100Aに定期的に送出する。つまり、NMメッセージに、送信先である1ないし複数のグループを特定するための情報(対象識別子)が含まれている点で第1実施形態と異なる。
そして、複数のグループに属するノードの場合、S102では、グループ毎に自ECUが通常状態から省電力状態に遷移可能であるか否かを判断し、S103では、S102で省電力状態に遷移可能であると判断したグループに対応する対象識別子を除外してNMメッセージを通信バス100Aに定期的に送出し続ける。なお、S102で自ECUが属する全てのグループにおいて省電力状態に遷移可能であると判断した場合には、S103においてNMメッセージの送出を停止する点で第1実施形態と異なる。
また、複数のグループに属するノードの場合、S104では、NMメッセージに含まれている対象識別子に基づいて、グループ毎に、そのグループに属する他の全てのノードから、そのグループに対する対象識別子を含むNMメッセージを受信しなくなるまで待機し、ここで肯定判断する毎に、S105では、NM中止期間が待機期間を超えたか否かを判断する。つまり、NM中止期間が、対象識別子毎のグループ(対象グループ)内の全ての他ノードからその対象識別子を含むNMメッセージを受信しない期間である点で第1実施形態と異なる。そして、自ノードが対象グループ内において省電力状態に遷移しても制御に影響を及ぼさない状態となり、且つ、対象グループ内の全ての他ノードも対象グループにおいて省電力状態に遷移することが可能な状態であることを確認することがスリープ条件となる点で第1実施形態と異なる。
さらに、複数のグループに属するノードの場合、S106では、自ノードを特定するためのノードIDに加えて、スリープ条件を満たす対象グループを表す対象識別子を含むスリープ突入メッセージを通信バス100Aに送出する点で第1実施形態とは異なる。
例えば、車載ネットワークシステム100において、第1実施形態で説明したキーレスエントリシステムを1つのグループとしてこれにPNC1という符号を付し、これとは別のグループとしての防犯システムにPNC2という符号を付して、これらキーレスエントリシステムPNC1および防犯システムPNC2を含む構成を例にとって説明する。なお、車載ネットワークシステム100では、車両のドアをロック・アンロックするためのノード3が、複数のグループ、即ちキーレスエントリシステムPNC1と防犯システムPNC2との両方に属するノードである。また、ノード5が、キーレスエントリシステムPNC1には属さず、防犯システムPNC2と、その他のグループの代表としてのシステムPNCnに属している点で第1実施形態と異なる。
ちなみに、防犯システムPNC2は、車両のドアやウインドウが破壊されそうな衝撃を検知する衝撃センサS2が自ECUのマイコンに接続されたノード3と、ノード5と、監視ECU100Bとを備えて構成される。なお、ノード5は、車両の外部に向けて発する防犯用の警告音を出力するためのノードである。また、監視ECU100Bは、全てのシステムPNC1〜PNCnに属している。
具体的には、車載ネットワークシステム100では、車両電源がオフのとき、信号センサS1とノード1のマイコン11に加えて、衝撃センサS2とノード3のマイコン11に電力供給がなされている。このような車両電源オフ時に、衝撃センサS2が例えば基準値を超える加速度を検出すると、ノード3のマイコン11が、自ノードのバスウェイクアップ動作を行って通常状態に復帰するとともに、防犯システムPNC2に対応する起動信号を通信バス100Aに送出することにより、監視ECU100B、ノード3、ノード5にバスウェイクアップ動作を開始させる。
そして、バスウェイクアップ動作が完了すると、ノード3からのコマンドを表す制御メッセージをノード5が受信し、ノード5が車両の外部に向かって警告音を発生させる。また、ノード3およびノード5は、バスウェイクアップ動作が完了すると、防犯システムPNC2に対応する対象識別子を含むNMメッセージを通信バス100Aに定期的に送出する。
一方、その後、信号センサS1が正規のキーレス信号を受信することにより、前述のようにキーレスエントリシステムPNC1(この場合、ノード1)が省電力状態から通常状態に復帰すると、ノード1は、キーレスエントリシステムPNC1に対応する対象識別子を含むNMメッセージを通信バス100Aに定期的に送出する。そして、例えばこれをトリガとして、ノード3およびノード5が、防犯システムPNC2に対応する対象識別子を含むNMメッセージの送出を停止する。
このように、ノード3およびノード5が、防犯システムPNC2に対応する対象識別子を含むNMメッセージの送出を停止すると、防犯システムPNC2に関するスリープ条件が満たされることになり、ノード3およびノード5が自ノードに対応するノードIDと防犯システムPNC2に対応する対象識別子とを含むスリープ突入メッセージを通信バス100Aに送出し、まずはノード5だけが通常状態から省電力状態へと遷移する。
これに対し、ノード3は、防犯システムPNC2だけでなく、キーレスエントリシステムPNC1にも属するため、前述のように電子キーK1によってドアロックされ、さらにキーレスエントリシステムPNC1関するスリープ条件を満たした後に、自ノードに対応するノードIDとキーレスエントリシステムPNC1に対応する対象識別子とを含むスリープ突入メッセージを通信バス100Aに送出し、通常状態から省電力状態へと遷移する。
つまり、ノード3は、複数のグループに属するため、自ノードが属する全てのグループについてスリープ条件を満たす場合に、通常状態から省電力状態に遷移することになる。なお、本実施形態では、自ノードが属する各グループについてスリープ条件を満たす度にスリープ突入メッセージを通信バス100Aに送出している例を説明するが、自ノードが属する全てのグループについてスリープ条件を満たした場合にスリープ突入メッセージを通信バス100Aに送出してもよい。
[監視ECUの構成]
次に、本実施形態の監視ECU100Bの構成について、第1実施形態と異なる点を説明する。
本実施形態の監視ECU100Bにおいて、不揮発性メモリ14には、図9(a)に示すように、RAM11Bにおけるメモリ内のアドレスを示すインデックスとノードIDとを対応づけてなり、さらにノードID毎に所属するグループIDを記述したネットワーク構成テーブル31が格納されている。
一方、RAM11Bには、図9(b)に示すように、インデックス毎にスリープ突入メッセージの受信有無を表す管理情報を一時記憶するための領域としてのバッファ32が設けられており、バッファ32には、管理情報が対象識別子毎にスリープ突入メッセージの受信有無を表すように一時記憶される。
[バッファ更新処理]
そして、図5に示すバッファ更新処理において、S203では、バッファ32において、S202にて抽出したインデックスに対応する管理情報のうち、ネットワーク管理部21によって受信したスリープ突入メッセージに含まれる対象識別子に関する管理情報を、スリープ突入メッセージを受信していないことを表す0から、スリープ突入メッセージを受信したことを表す1に書き換えることにより、バッファ32を更新する。
[バッファ初期化処理]
次に、図6に示すバッファ初期化処理を行うためのタイミング判定では、マイコン11への電源供給直後か否かを判断し(S301)、マイコン11への電源供給直後の場合(S301;YES)、バッファ初期化処理を開始する。そして、ここで、バッファ初期化処理が開始されると、バッファ32内の全ての管理情報が0にリセットされる。
また、前述のバッファ更新処理の結果に基づいて、あるグループのバススリープ状態を確認した後、NMメッセージの受信有無に基づいて、そのグループにおける少なくとも1つのノードがバスウェイクアップ動作を行ったか否かを判断し(S302)、このようなバスウェイクアップを検出すると(S302;YES)、バッファ初期化処理を開始する。そして、ここで、バッファ初期化処理が開始されると、S302にてバスウェイクアップを検出したNMメッセージの対象識別子についてのみバッファ32内の全ての管理情報が0にリセットされる。
また、スリープ突入メッセージの送信後に所定のトリガによって前述の状態遷移処理を中止する動作(バススリープキャンセル動作)を行うノードが存在するか否かを、例えば前述のNM中止期間内においてNMメッセージの再送を行うノードの有無に基づいて判断し(S303)、このようなバススリープキャンセルを検出すると(S303;YES)、バッファ初期化処理を開始する。そして、ここで、バッファ初期化処理が開始されると、S303にてバススリープキャンセルを検出したNMメッセージの対象識別子についてのみバッファ32内の全ての管理情報が0にリセットされる。
[異常検出処理]
そして、本実施形態の異常検出処理は、ネットワーク管理部21によって少なくとも1つのスリープ突入メッセージを受信した後に、そのメッセージに含まれている対象識別子に対応するグループ内の全てのノードが状態遷移処理を完了するまでの時間として予め設定されたスリープ完了時間が経過すると開始する。
図10に示すように、本処理が開始すると、まず、異常検出部22は、バッファ32において先頭のアドレスを示すインデックスの値(x=0)を設定する(S501)。次いで、インデックスの設定値xが全てのノード数よりも小さいか否かを判断し(S502)、ここで肯定判断した場合にはS503に移行し、否定判断した場合にはS507に移行する。
S503では、ネットワーク管理部21によって受信したスリープ突入メッセージの中で、どのグループが省電力状態に遷移するかを示す対象識別子をスリープ識別子とし、バッファ32からインデックスの設定値xに対応する対象識別子にスリープ識別子が含まれているか否かを判断し、ここで肯定判断した場合にはS504に移行し、否定判断した場合にはS506に移行する。
S504では、S503におけるスリープ識別子に関する管理情報をバッファ32から抽出するとともに、この抽出した管理情報がスリープ突入メッセージを受信したことを表す1であるか否かを判断し、ここで肯定判断した場合にはS506に移行し、否定判断した場合にはS505に移行する。言い換えると、バッファ32から抽出したスリープ識別子に関する管理情報が、スリープ突入メッセージを受信していないことを表す0であると判断した場合に、S505に移行する。
S505では、ネットワーク構成テーブル31においてインデックスの設定値xに対応するノードIDを、同じくネットワーク構成テーブル31においてインデックスの設定値xに対応するグループIDにおいて状態遷移処理に係る異常を有するノード(異常ノード)であることを示す情報(遷移異常情報)とともに不揮発性メモリ14に記録する。一方、S506では、インデックスの設定値xをインクリメントし、S502に戻る。
S507では、先のS501〜S506の処理において、異常ノードが検出されたか否かを判断し、ここで肯定判断した場合にはS508に移行し、否定判断した場合には本処理を終了する。
S508では、S505にて異常ノードとして記録したことを表す異常確認メッセージを該当するノードに送信する。次いで、S508にて送信した異常確認メッセージに対して何らかの応答メッセージを、異常確認メッセージの送信先であるノードから受信したか否かを判断し(S509)、ここで肯定判断した場合には、本処理を終了する。
一方、S509にて応答メッセージを受信しなかったノードについては、通信機能に異常を有することを示す情報(通信異常情報)を、S505において該当するノードIDに付加し(S510)、本処理を終了する。
つまり、本実施形態の異常検出処理は、前述のスリープ完了時間が経過して処理が開始されると、スリープ突入メッセージに含まれているノードIDおよび対象識別子(スリープ識別子)を利用して、スリープ識別子に関するスリープ突入メッセージの受信有無を確認する。そして、スリープ識別子に対応するグループIDにおいて、スリープ突入メッセージを受信したノードIDを正常ノード、スリープ突入メッセージを受信しなかったノードIDを異常ノードとして、異常ノードを記録するようにしている。言い換えると、グループID毎に異常検出処理を行うようにしている。
[効果]
以上説明したように、本実施形態の車載ネットワークシステム100では、NMメッセージおよびスリープ突入メッセージに対象識別子が含まれているため、各ノードは、自ノードが属する全てのグループについてスリープ条件を満たす場合に限り、通常状態から省電力状態に遷移することができ、監視ECU100Bは、グループ毎に各ノードの動作状態を監視することができる。
また、車載ネットワークシステム100において、監視ECU100Bは、ノードID毎に1ないし複数のグループIDが対応づけられたネットワーク構成テーブル31を参照し、スリープ突入メッセージに含まれているノードIDおよび対象識別子に基づいてグループID毎に異常検出処理を行うため、効率よく異常ノードを検出することができる。
また、車載ネットワークシステム100において、監視ECU100Bは、スリープ突入メッセージの受信有無を対象識別子毎に表す管理情報を一時記憶するためのバッファ32を有し、マイコン11への電源ON時にはバッファ32における全ての管理情報について初期化し、複数のグループの少なくとも1つが省電力状態から通常状態への遷移するバスウェイクアップ時、および複数のグループの少なくとも1つが状態遷移処理を中断するバススリープキャンセル時には、バッファ32のうちそのグループの対象識別子に対応する管理情報について初期化する。
これにより、必ずしもバッファ32における全ての管理情報を一斉に初期化するわけではないので、監視ECU100Bは、例えばある程度の数の管理情報がバッファ32に格納された状態でまとめて異常検出処理を行うことができ、効率よくスリープ突入メッセージの受信有無を確認することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態である車載ネットワークシステム100を図面と共に説明する。なお、本第3実施形態では、第2実施形態と異なる部分を中心に説明し、特に説明がない限り、第2実施形態と同一の符号を用いることにより各構成要素の説明を省略する。
[監視ECUの構成]
まず、本実施形態の監視ECU100Bの構成について、第2実施形態と異なる点を説明する。
図11に示すように、監視ECU100BのCPU11Aは、機能的に区分すると、通信コントローラ11Cとの間で制御メッセージの授受を行うネットワーク管理部21と、ノードの異常動作を検出する異常検出部22と、RAM11Bおよび不揮発性メモリ14を管理するメモリ管理部23とに加えて、車載ネットワークシステム100の構成を学習するネットワーク構成学習部24を備えて構成される。
[ネットワーク構成学習処理]
ここで、監視ECU100BのCPU11Aがネットワーク構成学習部24の一部機能として実行するネットワーク構成学習処理について、図12のフローチャートに沿って説明する。なお、本処理は、例えば工場で車両に各ノードを組み付け、出荷する前に、所定のタイミングで開始される。
本処理が開始すると、まず、ネットワーク構成学習部24は、RAM11Bに記憶されるネットワーク構成テーブル31において先頭のアドレスを示すインデックスの値(X=0)を設定する(S602)。次いで、インデックスの設定値xが、通信バス100Aに接続される可能性のある最大ノード数よりも小さいか否かを判断し(S603)、ここで肯定判断した場合にはS604に移行し、否定判断した場合にはS606に移行する。
S604では、RAM11Bに記憶されるネットワーク構成テーブル31において、インデックスの設定値xに対応する全ての要素を初期化し、S605に移行する。そして、S605では、インデックスの設定値xをインクリメントし、S603に戻る。
このように、S602〜S605の処理では、RAM11Bに記憶されるネットワーク構成テーブル31において、全てのインデックスについての要素を初期化することにより、ネットワーク構成テーブル31自体を初期化する。
そして、続くS606では、車載ネットワークシステム100の構成を学習するために予め設定された要求メッセージを通信バス100Aに送出し、S607に移行する。なお、この要求メッセージを受信した各ノードは、自ノードを特定するためのノードIDと自ノードが属するグループを特定するためのグループIDとを表すノード情報メッセージを通信バス100Aに送出する。
これに対し、S607では、通信バス100Aを介してノード情報メッセージを受信する毎に、受信したノード情報メッセージからノードIDとグループID(PNCn)を抽出し、続くS608では、S607での抽出結果に基づいて、RAM11Bに記憶されているネットワーク構成テーブル31において、ノードIDを書き込むとともに、そのノードIDに対応するPNCnの値を1に更新する。
そして、S609では、各ノードからのノード情報メッセージを受信するために予め設定された一定時間が経過したか否かを判断し、ここで肯定判断した場合にはS610に移行し、否定判断した場合にはS607に移行する。最後に、S610では、全てのノードIDについてPNCnの値が更新されてなるネットワーク構成テーブル31を、不揮発性メモリ14に記憶(更新)するとともに、RAM11Bからネットワーク構成テーブル31を削除し、本処理を終了する。
[効果]
以上説明したように、本実施形態の車載ネットワークシステム100では、ネットワーク構成学習処理によってネットワーク構成テーブル31が自動設定されるため、例えば、ノードの属するグループが変更する場合であっても、流動的に対応することができる。また例えば、ノードが増加する場合であっても、監視ECU100B内のプログラムにおいてその増加数だけを書き換えればよく、ネットワーク構成テーブル31を書き換える必要がなくなることから、ネットワークの設計変更を比較的容易にすることができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記第1・第2実施形態の異常検出処理では、異常ノードを検出した場合に、異常確認メッセージを送信しているが、このような処理を行うことに加えて、あるいはこのような処理に代えて、異常ノードが属するグループ内における1ないし複数の他ノードをバススリープキャンセルさせるための指令メッセージを通信バス100Aに送出してもよい。
また、上記第2実施形態では、自ノードが属する各グループについてスリープ条件を満たす度にスリープ突入メッセージを通信バス100Aに送出しているが、自ノードが属する全てのグループについてスリープ条件を満たした場合にスリープ突入メッセージを通信バス100Aに送出してもよい。
また、上記第2実施形態の異常検出処理では、スリープ識別子に基づいて異常ノードを検出しているが、これに限定されるものではなく、監視ECU100BがNMメッセージに基づいてグループ毎にバススリープ状態を把握し、少なくともスリープ突入メッセージに含まれている対象識別子に基づいて、グループ毎に異常ノードを検出してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、キーレスエントリシステムPNC1と防犯システムPNC2とにおける各ノードの状態遷移処理について説明したが、これらの説明はあくまでも本発明を説明する上での一具体例であり、必ずしもこれらの具体例に限定されるものではない。
1,3,5,10…ノード、11…マイコン、11A…CPU、11B…RAM、11C…通信コントローラ、12…トランシーバ、14…不揮発性メモリ、15…電源制御部、21…ネットワーク管理部、22…異常検出部、23…メモリ管理部、24…ネットワーク構成学習部、31…ネットワーク構成テーブル、32…バッファ、100…車載ネットワークシステム、100A…通信バス、100B…監視ECU。

Claims (9)

  1. 車載機器の制御に伴う制御メッセージを共有するために通信バス(100A)を介して互いに通信可能に接続された複数の電子制御装置(1,3,5,10,100B)のうち、予め設定されたスリープ条件に従って、通常状態から省電力状態へと遷移する状態遷移処理を行うノード(1,3,5,10)と、前記各ノードについての前記状態遷移処理に係る異常を検出する異常検出処理を行うマスタ(100B)とを備えてなり、
    前記ノードは、自ノードが前記省電力状態に遷移不可であることを表すNMメッセージを前記通信バスに定期的に送出し、
    前記スリープ条件は、自ノードが前記省電力状態に遷移可能である場合に、前記NMメッセージの送出を中止するとともに、前記通信バスを介して前記NMメッセージを他の電子制御装置からも受信しないNM中止期間が予め設定された待機期間を超えることであり、
    前記状態遷移処理では、前記スリープ条件を満たしたことを表すスリープ突入メッセージを前記通信バスに送出し、
    前記異常検出処理では、前記スリープ突入メッセージの受信有無に基づき、前記状態遷移処理に係る異常を検出することを特徴とする車載ネットワークシステム。
  2. 前記スリープ突入メッセージには、送出元のノードを識別するためのノードIDが含まれており、
    前記マスタは、前記ノードIDを管理しており、
    前記異常検出処理では、前記スリープ突入メッセージにおけるノードIDを用いて、前記スリープ突入メッセージの送出元であるノードを正常ノード、前記スリープ突入メッセージを送出しないノードを異常ノードとして、該異常ノードを記録することを特徴とする請求項1に記載の車載ネットワークシステム。
  3. 前記マスタは、前記スリープ突入メッセージの受信有無を表す管理情報を一時記憶するためのバッファ(32)を有し、当該マスタの電源ON時、前記ノードが前記省電力状態から前記通常状態へと遷移するバスウェイクアップ時、および前記ノードが前記状態遷移処理を中断するバススリープキャンセル時に、前記バッファを初期化することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車載ネットワークシステム。
  4. 前記NM中止期間は、前記通信バス上の全ての電子制御装置から前記NMメッセージを受信しない期間であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車載ネットワークシステム。
  5. 前記ノードは、前記通信バス上において予め区分された複数のグループの少なくとも1つに属し、
    前記NMメッセージには、送出元のノードを識別するためのノードIDと、該ノードが属するグループを識別するための1ないし複数のグループIDのうち、送信先のグループを特定するための対象識別子とが含まれており、
    前記NM中止期間は、前記対象識別子に対応するグループを対象グループとし、該対象グループ内の全てのノードから該対象識別子を含む前記NMメッセージを受信しない期間であり、
    前記スリープ突入メッセージには、前記スリープ条件を満たしたグループに対応する前記対象識別子が含まれており、
    前記状態遷移処理では、自ノードが属する全てのグループについて前記スリープ条件を満たす場合に、前記通常状態から省電力状態に遷移することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車載ネットワークシステム。
  6. 前記マスタは、前記ノードID毎に1ないし複数の前記グループIDが対応づけられたネットワーク構成テーブル(31)を参照し、前記スリープ突入メッセージに含まれている前記ノードIDおよび前記対象識別子に基づいて前記グループID毎に前記異常検出処理を行うことを特徴とする請求項5に記載の車載ネットワークシステム。
  7. 前記ノードは、予め設定された要求メッセージを受信すると、自ノードに対応する前記ノードIDと自ノードが属するグループに対応する前記グループIDとを表すノード情報メッセージを前記通信バスに送出し、
    前記マスタは、前記要求メッセージを前記通信バスに送出するとともに、前記ノードから受信した前記ノード情報メッセージに基づいて前記ネットワーク構成テーブルを設定することを特徴とする請求項6に記載の車載ネットワークシステム。
  8. 前記マスタは、前記スリープ突入メッセージの受信有無を前記対象識別子毎に表す管理情報を一時記憶するためのバッファ(32)を有し、当該マスタの電源ON時には前記バッファにおける全ての管理情報について初期化し、前記複数のグループの少なくとも1つが前記省電力状態から前記通常状態へと遷移するバスウェイクアップ時、および前記複数のグループの少なくとも1つが前記状態遷移処理を中断するバススリープキャンセル時には、前記バッファのうち該グループの前記対象識別子に対応する管理情報について初期化することを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれか1項に記載の車載ネットワークシステム。
  9. 前記スリープ突入メッセージには、送出元のノードを識別するためのノードIDが含まれており、
    前記マスタは、前記ノードIDを管理しており、
    前記異常検出処理では、前記スリープ突入メッセージにおけるノードIDを用いて、前記スリープ突入メッセージの送出元であるノードを正常ノード、前記スリープ突入メッセージを送出しないノードを異常ノードとして、該異常ノードを記録するとともに、該異常ノードに異常確認メッセージを送信し、該異常確認メッセージに対する応答メッセージの受信有無に応じて、該異常ノードの記録を更新または削除することを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の車載ネットワークシステム。
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