JP2010206268A - 通信システム、及びノード - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のノードが差動通信線(バス10)を介して互いに送受信を行う通信システムにおいて、消費電力をより効率的に低減できるようにする。
【解決手段】ノードは、バス10の通信線31(Hライン)及び通信線32(Lライン)に電圧を印加する注入回路40と監視回路50とを有している。注入回路40は、トランジスタ41のオンオフ制御により、バス10への電圧の印加を制御する。この結果、バス10の平均電位が制御される。監視回路50は、バス10の平均電位を監視し、平均電位の大きさを表す信号を出力信号として出力する。監視回路50を備えたノードは、その出力信号に応じて自身の動作モードを制御する。監視回路50を備えることで、例えば必要最低限のノードのみウェイクアップするように構成することができ、消費電力が増大してしまうことを抑えることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数のノードが差動通信線を介して互いに送受信を行う通信システムに関する。
従来、例えば自動車内の通信システムとしてはCAN(Controller Area Network)が知られている。
ここで、CANの概要について、図12を用いて説明する。尚、図12において、CANプロトコルで通信を行うノードは、自動車の各部を制御する電子制御装置(以下、ECUという)101,102,103,104であり、そのECU101〜104が、バス10を介して相互に通信可能に接続されている。
図12に示すように、CANでは、CAN−Hライン(以下、Hラインともいう)と、CAN−Lライン(以下、Lラインともいう)とからなる2線式通信ラインが使用される。2線式通信ラインは、通信線21,22からなる幹線20と、通信線21,22からそれぞれ分岐する通信線31,32からなる支線30とから構成される。通信線21及び通信線31がHラインであり、通信線22及び通信線32がLラインである。ノードとしてのECU101〜104は、支線30に接続される。尚、幹線20の両端には終端回路5が接続される。
CANにおいて、データを送信するノードは、HラインとLラインとに反転信号を送出し、データを受信するノードは、HラインとLラインとの電圧差(2線式通信ラインの信号レベル)を判定する。2線式通信ラインの信号レベルにはドミナント(優性)とリセッシブ(劣性)とがあり、例えば、HラインとLラインとの電圧差が0.9[V]以上の場合、ドミナントと認識される。信号レベルがドミナントの場合、通信状態であると認識される。また、一般的に、ドミナントの理論値が「0」とされ、リセッシブの理論値が「1」とされる。
ここで、ECU101〜104の具体的構成例を説明する。ここでは、ECU101について説明するが、ECU102,103,104も同様の構成を備えている。
ECU101は、自動車の各部を制御するための制御処理や他のECU102,103,104と通信を行うための処理を実行するマイクロコンピュータ(以下、マイコンと記載する)17と、2線式通信ラインに接続されて、マイコン17から与えられる送信フレームTXを2線式通信ラインに出力すると共に、2線式通信ライン上のデータ(受信フレームRX)をマイコン17に入力するCANトランシーバ15と、外部のセンサ・スイッチ群12からの信号をマイコン17に入力すると共に、マイコン17からの信号を外部のアクチュエータ14に入力する入出力回路13と、外部のバッテリ電源(例えば12[V])を降圧した動作電圧(例えば5[V])を、マイコン17、CANトランシーバ15、入出力回路13に供給する電源回路11とを備えている。
マイコン17は、フレームの送受信(送信フレームTXをCANトランシーバ15に渡したり、受信フレームRXをCANトランシーバ15から受け取る)や、どのフレームを優先的に処理するかを決定する調停制御や、通信エラー処理等を実行するCANコントローラ19を備えている。また、周知のCPU7、ROM8、RAM9などを備えている。
また、CANトランシーバ15は、送信データが「0」の時に、Hラインの電圧をハイレベル(例えば3.5[V])にするとともにLラインの電圧をローレベル(例えば1.5[V])にし、送信データが「1」の時にHラインの電圧をローレベル(例えば2.5[V])にするとともにLラインの電圧をハイレベル(例えば2.5[V])にする。また、Hラインの電圧とLラインの電圧との差から、2線式通信ライン上のデータ(ひいては受信データ)を表す「1」か「0」かの二値信号からなる受信フレームRXを生成し、CANコントローラ19に入力する。
ところで、このようなCANにおいて、ECU101の消費電力を抑えるために、ECU101に組み込まれたアプリケーションから消費電力を抑えるための動作モードへの移行要求があった場合に、ECU101の動作モードを、消費電力を抑えるための省電力モードへ移行させることが行われている。例えば、ECU101が制御対象を制御しなくてもいい場合や、ECU101が通信を行う必要がない場合に、前記のような移行要求が出される。一方、ECU101は、省電力モードの時に、2線式通信ライン上の信号レベルをドミナントと認識(つまり、通信状態であると認識)すると、動作状態が省電力モードから通常モードに復帰する(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−74763号公報
しかしながら、上記のような特許文献1のシステムにおいては、ノードの動作モードを移行させようとすると、2線式通信ライン上のノードの全てが移行の対象となり、非効率であった。例えば、2線式通信ライン上の信号レベルがドミナントになった場合、2線式通信ライン上に接続されて省電力モードになっているノードの全てが起動することになるため、消費電力を効率的に低減させることはできなかった。また、例えばHライン及びLラインの何れかに断線や短絡等の異常が生じた場合にはそのHライン及びLラインの電位差が大きくなってしまうことも考えられる。この場合、ECU101〜104において、2線式通信ライン上の信号レベルはドミナントであると誤認識されてそのECU101〜104が誤って起動し、消費電力が不要に増大してしまうことも懸念される。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、複数のノードが差動通信線を介して互いに送受信を行う通信システムにおいて、消費電力をより効率的に低減できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、ネットワークを構成する通信線が、第一通信線と第二通信線とからなる作動2線式通信線であると共に、その通信線として、幹線と該幹線からそれぞれ分岐した複数の支線とを備え、更に、その各支線にノードが接続された通信システムにおいて、通信線への通電を制御することによりその通信線を構成する第一通信線及び第二通信線のそれぞれの電位を制御する電位制御手段、を少なくとも備えたノードと、第一通信線の電位と第二通信線の電位との平均である平均電位(以下、通信線の平均電位とも記載する)を検出して、その検出した平均電位に応じて、自ノードの動作モードを通常モード或いはスリープモードに移行させる動作制御手段、を少なくとも備えたノードと、を少なくとも有する。
尚、スリープモードとは、通常モードよりも消費電力が少ない動作モードである。
このような通信システムでは、動作制御手段を備えたノードにおいては、通信線の平均電位に応じて動作モードの制御がなされる。すると、例えば、ノードがスリープモードに移行するような際に、第一通信線と第二通信線との何れかに断線や短絡等の異常が生じてその第一通信線と第二通信線との電位差が大きくなってしまったような状況下でも、次のような利点がある。具体的に、前述のような状況の場合、電位差に基づき動作モードの制御をしていたならば誤って通常モードに復帰してしまうというようなことも懸念されるところ、本発明のように通信線の平均電位に応じて動作モードの制御を実行するようにすれば、上記のような電位差の変化というものに基づく影響が小さくなり、より正確に動作モードの制御を実行し得るようになる。つまり、電位差の変化があっても通信線の平均電位で制御したならば電位差の変化が無視される場合もある。言い換えると、第一通信線と第二通信線との間の電位差の変化が問題とならない場合があり、電位差が変化してしまうことに基づく誤動作が生じにくくなる。
また、電位制御手段を備えたノードにより通信線の平均電位を所望の値に制御することにより、動作モードの制御を、動作制御手段を備えたノードに対して選択的に行えるようになる。この選択的というところの趣旨としては、「全ノードのうち動作制御手段を備えたノード(のみ)を制御する」という意味と、「動作制御手段を備えたノードの中でも、平均電位に応じて所定のノードを制御する」という意味が含まれる。
このような通信システムでは、通常モードへの移行が必要なノードのみが起動する(通常モードに復帰する)ように制御することができ、スリープしていても良いノードは通常モードに移行しないように制御することができる。或いは、スリープしても良いノードをスリープさせることができる。このため、通信システム全体の消費電力を効率的に低減できるようになる。効率的というのは、即ち、通信システム全体の必要最低限の機能を維持しつつ、消費電力を低減できるということである。
そして、請求項1の通信システムでは、具体的に、請求項2のように構成すると良い。
請求項2の通信システムは、請求項1の通信システムにおいて、動作制御手段を備えたノード(以下、動作制御ノードと称する)は複数有り、動作制御ノードのそれぞれは、動作モードの制御と平均電位との関係を表す情報である制御情報を記憶する記憶手段を備え、動作制御手段は、自ノードの記憶手段に記憶された制御情報を参照して、その制御情報及び平均電位に基づき、自ノードの動作モードを通常モード或いはスリープモードに移行させる。
このような請求項2の通信システムでは、動作制御手段を備えたノード毎に、通常モードへの移行条件或いはスリープモードへの移行条件を変更することができる。具体的に、通常モードに移行すべき平均電位の値、スリープモードに移行すべき平均電位の値、をノード毎に設定することができる。
このような通信システムでは、平均電位を所望の値に制御することによって、動作制御手段を備えたノードの中でも、平均電位に応じて所定のノードが通常モードに移行したりスリープモードに移行したりするように構成することができる。例えば、必要最低限のノードのみ通常モードで動作させ、その他はスリープモードに移行させることができるようになる。従って、通信システム全体の消費電力を効率的に低減できるようになる。
次に、請求項3の通信システムは、請求項1,2の通信システムにおいて、動作制御手段を備えたノードは、ノードそれぞれについての動作モードの設定情報を受信する設定情報受信手段を備え、動作制御手段は、自ノードにおいて設定情報受信手段により設定情報が受信されたならば、その受信された設定情報のうち自ノードに関する設定情報に従って、自ノードの動作モードを制御する。
例えば、何らかの異常が原因で、ノードが誤って通常モードに移行したり誤ってスリープモードに移行したりしたような場合でも、設定情報受信手段により設定情報を受信してその設定情報に従って動作モードが制御されるようにすれば、上記のような誤動作を是正し得る。従って、消費電力の効率的な低減をより確実に実現し得る。
次に、請求項4の発明は、ネットワークを構成する通信線が、第一通信線と第二通信線とからなる作動2線式通信線であると共に、その通信線として、幹線と該幹線からそれぞれ分岐した複数の支線とを備え、更に、その各支線にノードが接続された通信システムにおけるノードであって、通信線への通電を制御することによりその通信線を構成する第一通信線及び第二通信線のそれぞれの電位を制御する電位制御手段と、第一通信線の電位と第二通信線の電位との平均である平均電位を検出して、その検出した平均電位に応じて、自ノードの動作モードを通常モード或いはスリープモードに移行させる動作制御手段と、の少なくとも何れかを有するノードである。
このようなノードによれば、請求項1の通信システムを構成することができ、請求項1について述べたような効果を得ることができる。ただし、通信システムを構成する場合には、電位制御手段を少なくとも備えたノードと、動作制御手段を少なくとも備えたノードとを少なくとも用いて通信システムを構成する必要がある。
次に、請求項5のノードは、請求項4のノードにおいて、動作制御手段を少なくとも備え、動作モードの制御と平均電位との関係を表す情報である制御情報を記憶する記憶手段を備え、動作制御手段は、自ノードの記憶手段に記憶された制御情報を参照して、その制御情報及び平均電位に基づき、自ノードの動作モードを通常モード或いはスリープモードに移行させる。
このようなノードによれば、請求項2について述べたように、ノード毎に通常モードへの移行条件或いはスリープモードへの移行条件を変更することができ、所望のノードのみが通常モードに移行したり、或いは所望のノードのみがスリープモードに移行したりするように構成することができる。従って、通信システム全体の消費電力を効率的に低減できるようになる。
次に、請求項6のノードは、請求項4,5のノードにおいて、動作制御手段を少なくとも備え、ノードそれぞれについての動作モードの設定情報を受信する設定情報受信手段を備え、動作制御手段は、設定情報受信手段により設定情報が受信されると、その受信された設定情報のうち自ノードに関する設定情報に従って、自ノードの動作モードを制御する。
このようなノードによれば、請求項3について述べたように、何らかの異常が原因でノードが誤って通常モードに移行したり誤ってスリープモードに移行したりしたような場合でも、その誤動作を是正し得る。従って、消費電力の効率的な低減をより確実に実現し得る。
本実施形態の通信システム1の構成図である。 通信システム1におけるECU101の具体的構成を表す図である。 CANトランシーバ15の構成図である。 第1の動作モード制御処理を表すフローチャートである。 バス10の平均電位の変化を示す図である。 第2の動作モード制御処理を表すフローチャートである。 第3の動作モード制御処理を表すフローチャートである。 情報テーブルを表す図面である。 情報テーブルの他の例を表す図面である。 第4の動作モード制御処理を表すフローチャートである。 通信システム1において送受信される通信フレームの構成例を表す図面である。 CANの概要を説明するための図である。 ECU101の具体的構成を表す図である。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明が適用された通信システム1の概略構成図である。また、図2は通信システム1におけるECU101〜104の具体的構成を表す図面である。
図1の通信システム1は、図12の通信システム1と同様の構成であり、また、図2に示す構成は図13に示す構成と同じであるため、ここでは説明を省略する。
図3は、本実施形態のECU101〜104が有するCANトランシーバ15(図2参照)の具体的構成を表す図である。
図3において、CANトランシーバ15は、注入回路40と、監視回路50と、送信バッファ60と、受信バッファ70とを備えている。尚、注入回路40は、少なくともECU101〜104の何れかのCANトランシーバ15において設けられていれば良い。また、監視回路50は、詳しくは後述するが、ECU101〜104のうち、バス10の平均電位によって動作モードが制御されるようにしたいECUのCANトランシーバ15においては少なくとも設けられる必要がある。
注入回路40は、トランジスタ41と、抵抗43と、抵抗45と、抵抗47とを備えて構成される。
抵抗43は、一端がバッテリ電位に接続され、他端がトランジスタ41のエミッタ端子に接続される。
抵抗45は、一端が通信線31(Hライン)に接続され、他端がトランジスタ41のコレクタ端子に接続される。
抵抗47は、一端が通信線32(Lライン)に接続され、他端がトランジスタ41のコレクタ端子に接続される。
このような注入回路40では、トランジスタ41がオンするとエミッタ−コレクタ間に電流が流れる。即ち、通信線31,32にそれぞれ電圧が印加され、通信線31,32の電位がそれぞれ上がる。
監視回路50は、オペアンプ51と、抵抗53と、抵抗55とを備えて構成される。
抵抗53は、一端が接地され、他端がオペアンプ51の反転入力端子に接続される。
抵抗55は、一端がバッテリ電位に接続され、他端がオペアンプ51の反転入力端子に接続される。
このような監視回路50では、通信線31の電位と通信線32の電位との平均である平均電位(以下、バス10の平均電位と記載する)と、所定の基準電位との差分が検出される。即ち、これによりバス10の平均電位が検出される。
送信バッファ60は、マイコン17から与えられる送信フレームTXをバス10に出力するためのものである。
受信バッファ70は、バス10上からの受信フレームRXを受信するためのものである。
図4は、注入回路40が設けられたECU(以下、制御ECUと記載する)において実行される第1の動作モード制御処理を表すフローチャートである。具体的に、マイコン17(図2参照)が備えるCPU7が実行する。
図4の処理は、制御ECUに車両の図示しないバッテリが接続されて通電がなされると開始され、まず、S110で通電開始時(起動時)に実行すべき初期化処理を実行する。
次に、S120に移行し、通常モードへの移行のトリガーとなるウェイクアップ要因が発生したか否かを判定する。ウェイクアップ要因としては、イグニションスイッチ(図示省略)のオン、車両のドアの開閉、といったような各種イベントの発生が挙げられる。
S120でウェイクアップ要因が発生していないと判定すると(S120:NO)、再びS120の処理を実行する。この趣旨は、ウェイクアップ要因が発生するまで待機する、というものである。
一方、S120でウェイクアップ要因が発生したと判定すると(S120:YES)、S130に移行する。
S130では、注入回路40のトランジスタ41をオンする。即ち、トランジスタ41のベース端子に電圧を印加する。これにより、バス10の平均電位が閾値よりも大きい値まで変化する。この点について図5を用いて説明する。
図5は、バス10の平均電位の変化を示す図である。
CANにおいては、図5(a)に示すが、例えば、送信データが「0」の時に、Hラインの電圧がハイレベル(例えば3.5[V])にされるとともにLラインの電圧がローレベル(例えば1.5[V])にされ、送信データが「1」の時にHラインの電圧がローレベル(例えば2.5[V])されるとともにLラインの電圧がハイレベル(例えば2.5[V])にされる。このような場合、バス10の平均電位は2.5[V]となる。
そして、注入回路40のトランジスタ41(図3参照)がオンすると、エミッタ端子からコレクタ端子にバッテリからの電流が流れ、抵抗45,47を介して、Hライン及びLラインのそれぞれに同じ大きさの電圧が印加される。図5(b)に示すが、HラインとLラインとに同じ大きさの電圧が印加されることで、Hラインの電位とLラインの電位との差(電位差)自体は保持されたまま(換言すれば、変化することなく)Lラインの電位とHラインの電位とが共に上がり、それに伴って平均電位も所定値まで(例えばX[V]まで)上がる。
図4に説明を戻し、S130の次はS140に進み、通常モードへの移行処理(以下、ウェイクアップ処理と記載する)を実行する。
次に、S150に移行し、フレーム送受信処理を実行する。このフレーム送受信処理は、起動時において規定の処理として実行される趣旨のものであり、例えば通常モードに移行した旨の情報を送信したり、その他各種情報の送受信を行ったりする。
次に、S160に移行し、スリープモードへの移行のトリガーとなるスリープ要因が発生したか否かを判定する。スリープ要因としては、自身のECUにおいて実行すべき処理が終了すること、などが挙げられる。
S160でスリープ要因が発生していないと判定すると(S160:NO)、再びS160の処理を実行する。この趣旨は、スリープ要因が発生するまで待機する、というものである。
一方、S160でスリープ要因が発生したと判定すると(S160:YES)、後述するS170に移行する。
S170では、注入回路40のトランジスタ41をオフする。この場合、バス10の平均電位は図5(b)のX[V]から図5(a)の2.5[V]に低下することとなる。
次に、S180に移行し、スリープモードへの移行処理(以下、スリープ処理と記載する)を実行する。
次に、S190に移行し、スリープモードへの移行が完了したか否かを判定し、移行が完了していないと判定すると(S190:NO)、再びS190の処理を実行する。
一方、S190でスリープモードへの移行が完了したと判定すると(S190:YES)、S120に戻る。
次に、図6は、監視回路50が設けられたECU(以下、被制御ECUと記載する)において実行される第2の動作モード制御処理を表すフローチャートである。具体的に、マイコン17が備えるCPU7が実行する。
図6の処理は、被制御ECUに車両の図示しないバッテリが接続されて通電がなされると開始される。尚、ECUにおいて注入回路40と監視回路50とが備えられている場合は、そのECUのマイコン17は、図4の処理及び図6の処理の双方を、それぞれの処理に応じた所定のタイミングで実行する。
図6の処理では、まず、S210で通電開始時(起動時)に実行すべき初期化処理を実行する。尚、注入回路40と監視回路50とが備えられたECUにおいて、仮に図4の処理が先に実行されていれば初期化処理は既に実行されていることになるため、この場合S210の初期化処理は省略される。
次に、S220に移行し、ウェイクアップ信号が出力されたか否かを判定する。具体的には、オペアンプ51から出力される出力信号が表す電位(バス10の平均電位)が閾値よりも大きいか否かを判断し、閾値よりも大きいと判断すると、ウェイクアップ信号が出力されたと判定する。換言すれば、オペアンプ51から出力される出力信号が表す電位が閾値より大きい場合、その出力信号はウェイクアップ信号とみなされる。
S220でウェイクアップ信号が出力されていないと判定すると(S220:NO)、再びS220の処理を実行する。
一方、S220においてウェイクアップ信号が出力されたと判定すると(S220:YES)、S230に移行し、ウェイクアップ処理を実行して通常モードに移行する。
次に、S240に移行し、フレーム送受信処理を実行する。このフレーム送受信処理は、起動時において規定の処理として実行される趣旨のものである。
次に、S250に移行し、ウェイクアップ信号がオフしたか否か否かを判定する。具体的には、オペアンプ51から出力される出力信号が表す電位が閾値以下か否かを判断し、閾値以下であると判断すると、ウェイクアップ信号がオフしたと判定する。
S250においてウェイクアップ信号がオフしていないと判定すると(S250:NO)、再びS250の処理を実行する。
一方、S250においてウェイクアップ信号がオフしたと判定すると(S250:YES)、S260に移行し、スリープ処理を実行してスリープモードに移行する。
次に、S270に進み、スリープモードへの移行が完了したか否かを判定し、移行が完了していないと判定すると(S270:NO)、再びS270の処理を実行する。
一方、S270でスリープモードへの移行が完了したと判定すると(S270:YES)、S220に戻る。
以上のように、本実施形態においては、注入回路40を備えた制御ECUによってバス10の平均電位の制御がなされ、監視回路50を備えた被制御ECUにおいて、バス10の平均電位に応じて動作モードが移行する。
このような本実施形態の通信システム1が奏する効果について説明する。
例えば、被制御ECUがスリープモードに移行するような際に、Hライン(通信線21、通信線31)とLライン(通信線22、通信線32)との何れかに断線や短絡等の異常が生じてしまってそのHラインとLラインとの電位差が大きくなってしまったような状況下でも、次のような利点がある。具体的に、前述のような状況の場合、電位差に基づき動作モードの制御をしていたならば誤って通常モードに復帰してしまうようなことも懸念されるところ、本実施形態のようにHラインとLラインとの平均電位に応じて動作モードの制御が実行されるならば、前述のような何らかの異常による電位差の変化というものに基づく影響が小さくなり、より正確に動作モードの制御を実行し得るようになる。つまり、平均電位で動作モードが制御される以上、たまたまHライン或いはLラインにおける電位の変化があって両ライン間の電位差の変化があっても、平均電位で制御したならばその電位差の変化が無視される場合もあり得る。言い換えると、電位差の変化が問題とならない場合があり、電位差が変化してしまうことに基づく誤動作が生じにくくなる。
また、注入回路40を備えた制御ECUによりバス10の平均電位を所望の値に制御することにより、動作モードの制御を、監視回路50を備えた被制御ECUに対して行うことができるようになる。
すると、このような本実施形態の通信システム1では、ECU101〜104のうち通常モードへの移行が必要なECUのみがウェイクアップする(通常モードに復帰する)ように制御することができ、逆にスリープしていても良いECUは通常モードに移行しないように制御することができる。具体的に、ECU101〜104のうち所望のECUに監視回路50を設けるようにすれば、バス10の平均電位を閾値よりも大きい値に変化させることによって監視回路50を備えたECUのみウェイクアップするように制御することができる。また或いは、スリープしても良いECUをスリープモードに移行させることができる。これによれば、通信システム1全体の消費電力を効率的に低減できるようになる。
尚、本実施形態において、バス10が作動2線式通信線に相当し、例えばHライン(通信線21、31)が第一通信線に相当するとともにLライン(通信線22、32)が第二通信線に相当し、注入回路40、S130及び170の処理が電位制御手段に相当し、監視回路50、S220〜S230の処理、及びS250〜S260の処理が動作制御手段に相当している。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態の通信システム1について説明する。第2実施形態の通信システム1は、第1実施形態と比較して、ハード構成は同じである。つまり、第2実施形態の通信システム1は、図1に示す第1実施形態の通信システム1と同じ構成を有している。
一方、本第2実施形態の通信システム1では、監視回路50を備えた被制御ECUにおいて、図6の処理に代えて図7の処理(第3の動作モード制御処理)が実行されるようになっている。具体的に、マイコン17のCPU7が実行する。
図7の処理は、制御ECUに車両の図示しないバッテリが接続されて通電がなされると開始され、まず、S310で、初期化処理を実行する。
次に、S320に移行し、バス10の平均電位に基づき、自身(被制御ECU)がウェイクアップすべきか否かを判定する。具体的に、被制御ECUは、バス10の平均電位の大きさとウェイクアップの是非との関係を表す情報テーブル(例えば図8参照)を例えばROM8に記憶しており、バス10の平均電位の大きさを検出するとともにその情報テーブルを参照して、自身がウェイクアップすべきであるか否かを判定する。
ここで、図8に示す情報テーブルは、バス10の平均電位が2.5[V]以上の場合、ECU101〜104のうちECU101、ECU102がウェイクアップすべきことを表している。尚、図8の情報テーブルはECU101〜104のそれぞれが監視回路50を備えていることを前提としたものである。
S320で自身がウェイクアップすべきでないと判定すると(S320:NO)、再びS320の処理を繰り返す。
一方、S320で自身がウェイクアップすべきであると判定すると(S320:YES)、S330に移行し、ウェイクアップ処理を実行して通常モードに移行する。
次に、S340に進み、フレームの送受信処理を実行する。このフレーム送受信処理は、起動時において規定の処理として実行される趣旨のものである。
次に、S350に移行し、バス10の平均電位及び図8の情報テーブルに基づき自身はスリープすべきか否かを判定し、スリープすべきでないと判定すると(S350:NO)、再びS350の処理を繰り返す。
一方、S350で自身はスリープすべきと判定すると(S350:YES)、S360に移行し、スリープ処理を実行してスリープモードに移行する。
次に、S370に移行し、スリープモードへの移行が完了したか否かを判定し、スリープモードへの移行が完了していないと判定すると(S370:NO)、再びS370の処理を繰り返す。
一方、S370でスリープモードへの移行が完了したと判定すると(S370:YES)、再びS320の処理に戻る。
このような第2実施形態の通信システム1では、平均電位に応じて、監視回路50を備えた被制御ECUにおいてウェイクアップするECUとウェイクアップしないECU(或いは、スリープするECUとスリープしないECU)とが存在するように構成することができる。
換言すれば、バス10の平均電位を所望の値に制御することによって、監視回路50を備えた被制御ECUの中でも所望の被制御ECUが通常モードに移行したりスリープモードに移行したりするように構成することができる。
例えば、第1実施形態では、通信システム1を構成するECU101〜104のうち、監視回路50を備えた被制御ECUのみが通常モードに移行したり或いはスリープモードに移行したりするように構成することができた。第2実施形態では、さらに、監視回路50を備えた被制御ECUのうち、所望のECUのみが通常モードに移行したり或いはスリープモードに移行したりするように構成することができる。
このような第2実施形態の通信システム1によれば、通信システム1全体の消費電力をより効率的に低減できるようになる。
尚、本第2実施形態において、図8の情報テーブルが特許請求の範囲の制御情報に相当し、ROM8が記憶手段に相当している。
〈変形例〉
次に、上記第2実施形態の変形例について説明する。
上記第2実施形態においては、図8の情報テーブルに代え、図9に示すような情報テーブルが用いられても良い。尚、図9の情報テーブルは、ECU101〜104のそれぞれが監視回路50を備えていることを前提としたものである。また、図9の情報テーブルは例えばROM8に記憶される。
図9に示す情報テーブルは、具体的に、バス10の平均電位が2.5[V]以上X[V]未満の場合は、ECU101〜104のうちECU101,102がウェイクアップすべきことを表し(パターン1)、バス10の平均電位がX[V]以上の場合は、ECU101〜104のうちECU102,103がウェイクアップすべきことを表している(パターン2)。このような情報テーブルを利用すれば、注入回路40を備えた制御ECUにより、バス10の平均電位を2.5[V]以上X[V]未満の範囲に設定することにより、ECU101〜104のうちECU101,102のみウェイクアップするようにできる。また、注入回路40を備えた制御ECUによりバス10の平均電位をX[V]以上の範囲に設定することにより、ECU101〜104のうちECU102,103のみウェイクアップするようにできる。
このような変形例によれば、ECU101〜104の動作モードの制御をよりきめ細やかに行うことができるようになる。
尚、本変形例において、図9の情報テーブルが特許請求の範囲の制御情報に相当し、ROM8が記憶手段に相当している。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態の通信システム1について説明する。第3実施形態の通信システム1は、第1実施形態と比較して、ハード構成は同じである。つまり、第3実施形態の通信システム1は、図1に示す第1実施形態の通信システム1と同じ構成を有している。
一方、本第3実施形態の通信システム1では、注入回路40を備えた制御ECU、及び監視回路50を備えた被制御ECUにおいて、図10の処理(第4の動作モード制御処理)が実行される点が異なっている。具体的には、図4の処理及び図6の処理に代え、図10の処理が実行される。また、図10の処理はマイコン17のCPU7が実行する。
図10の処理は、ECUに車両の図示しないバッテリが接続されて通電がなされると開始され、まず、S410で初期化処理を実行する。
次に、S420に移行し、ウェイクアップ要因が発生したか否かを判定する。ここで、注入回路40を備えた制御ECUにとってのウェイクアップ要因は、イグニションスイッチ(図示省略)のオン、車両のドアの開閉、といったような各種イベントの発生である。一方、監視回路50を備えた被制御ECUにとってのウェイクアップ要因は、ウェイクアップ信号が出力されることである。
S420でウェイクアップ要因が発生したと判定すると(S420:YES)、S430に移行し、ウェイクアップ処理を実行して通常モードに移行する。ここで、注入回路40を備えた制御ECUは、このS430の処理で、注入回路40のトランジスタ41をオンするという処理を合わせて行う。つまり、バス10に電圧を印加し、そのバス10の平均電位を閾値よりも大きい値まで変化させる。
次に、S440に移行し、フレームの送受信処理を実行する。このフレーム送受信処理は、起動時において規定の処理として実行される趣旨のものである。
ここで、本第3実施形態においては、図11に示すような通信フレームが送受信されるようになっている。図11に示す通信フレームは、ノード(ECU)の識別情報を表すIDと、データと、ノード情報とを格納して構成される。このうち、ノード情報は、各ノード毎のウェイクアップの要否を表す情報である。図11の例では、例えば格納領域A〜Dが、順に、ECU101〜104に対応する。具体的に、格納領域Aに記憶される情報はECU101のウェイクアップの要否を表すものであり、格納領域Bに記憶される情報はECU102のウェイクアップの要否を表すものであり、格納領域Cに記憶される情報はECU103のウェイクアップの要否を表すものであり、格納領域Dに記憶される情報はECU104のウェイクアップの要否を表すものである。そして、格納領域A〜Dの情報について、「1」はウェイクアップが必要であることを表し、「0」はウェイクアップが不要であることを表す。
図10に説明を戻し、S440の次はS450に進む。S450では、自身のノード(ECU)に対応するノード情報が「0」であるか否かを判定する。換言すれば、自身はウェイクアップが不要なノード(ECU)であるか否かを判定する。
S450で自身のノード(ECU)に対応するノード情報が「0」である(つまり、ウェイクアップが不要である)と判定すると(S450:YES)、S460に移行し、スリープ処理を実行してスリープモードに移行する。
一方、S450で自身のノード(ECU)に対応するノード情報が「0」でない(つまり、ウェイクアップが必要である)と判定すると(S450:NO)、S470に移行し、スリープ要因が発生したか否かを判定する。
ここで、注入回路40を備えた制御ECUにとってのスリープ要因は、例えば自身の制御ECUにおいて実行すべき処理が終了すること、などである。また、監視回路50を備えた被制御ECUにとってのスリープ要因は、ウェイクアップ信号がオフすることである。
S470でスリープ要因が発生していないと判定すると(S470:NO)、再びS470の処理を繰り返し、一方、S470でスリープ要因が発生したと判定すると(S470:YES)、S460に移行する。
S460の次はS480に進み、スリープモードへの移行が完了したか否かを判定し、完了していないと判定すると(S480:NO)再びS480の処理を繰り返し、完了したと判定すると(S480:YES)S420に戻る。
このような第3実施形態の通信システム1によれば、例えば、何らかの異常が原因で、ECUが誤って通常モードに移行したり誤ってスリープモードに移行したりしたような場合でも、ノード情報を含む通信フレーム(図11参照)を受信してそのノード情報に従って動作モードが制御されるため、上記のような誤動作が是正されるようになる。従って、消費電力の効率的な低減をより確実に実現し得る。
尚、本第3実施形態において、図11のノード情報が、特許請求の範囲の設定情報に相当し、図10のS440の処理が設定情報受信手段に相当している。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術範囲内において種々の形態をとることができる。
上記実施形態の通信システム1においては、注入回路40を少なくとも備えたECUと、監視回路50を少なくとも備えたECUと、が少なくとも存在すれば良い。逆に言えば、通信システム1において、監視回路50を備えていないECUが含まれていても良く、この場合、そのECUでは、バス10の電位差に基づき動作モードが制御されるようにすれば良い。
1…通信システム、5…終端回路、10…バス、11…電源回路、12…センサ・スイッチ群、13…入出力回路、14…アクチュエータ、15…CANトランシーバ、17…マイコン、19…CANコントローラ、20…幹線、21,22…通信線、30…支線、31,33…通信線、40…注入回路、41…トランジスタ、43,45,47…抵抗、50…監視回路、51…オペアンプ、53,55…抵抗、60…送信バッファ、70…受信バッファ。

Claims (6)

  1. ネットワークを構成する通信線が、第一通信線と第二通信線とからなる作動2線式通信線であると共に、その通信線として、幹線と該幹線からそれぞれ分岐した複数の支線とを備え、更に、その各支線にノードが接続された通信システムにおいて、
    前記通信線への通電を制御することによりその通信線を構成する前記第一通信線及び前記第二通信線のそれぞれの電位を制御する電位制御手段、を少なくとも備えたノードと、
    前記第一通信線の電位と前記第二通信線の電位との平均である平均電位を検出して、その検出した平均電位に応じて、自ノードの動作モードを通常モード或いはスリープモードに移行させる動作制御手段、を少なくとも備えたノードと、
    を少なくとも有することを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムにおいて、
    前記動作制御手段を備えたノード(以下、動作制御ノードと称する)は複数有り、
    前記動作制御ノードのそれぞれは、動作モードの制御と前記平均電位との関係を表す情報である制御情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記動作制御手段は、自ノードの前記記憶手段に記憶された前記制御情報を参照して、その制御情報及び前記平均電位に基づき、自ノードの動作モードを通常モード或いはスリープモードに移行させることを特徴とする通信システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の通信システムにおいて、
    前記動作制御手段を備えたノードは、ノードそれぞれについての動作モードの設定情報を受信する設定情報受信手段を備え、
    前記動作制御手段は、自ノードにおいて前記設定情報受信手段により前記設定情報が受信されたならば、その受信された設定情報のうち自ノードに関する設定情報に従って、自ノードの動作モードを制御することを特徴とする通信システム。
  4. ネットワークを構成する通信線が、第一通信線と第二通信線とからなる作動2線式通信線であると共に、その通信線として、幹線と該幹線からそれぞれ分岐した複数の支線とを備え、更に、その各支線にノードが接続された通信システムにおける前記ノードであって、
    前記通信線への通電を制御することによりその通信線を構成する前記第一通信線及び前記第二通信線のそれぞれの電位を制御する電位制御手段と、
    前記第一通信線の電位と前記第二通信線の電位との平均である平均電位を検出して、その検出した平均電位に応じて、自ノードの動作モードを通常モード或いはスリープモードに移行させる動作制御手段と、
    の少なくとも何れかを有することを特徴とするノード。
  5. 請求項4に記載のノードにおいて、
    前記動作制御手段を少なくとも備え、
    動作モードの制御と前記平均電位との関係を表す情報である制御情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記動作制御手段は、自ノードの前記記憶手段に記憶された前記制御情報を参照して、その制御情報及び前記平均電位に基づき、自ノードの動作モードを通常モード或いはスリープモードに移行させることを特徴とするノード。
  6. 請求項4又は請求項5に記載のノードにおいて、
    前記動作制御手段を少なくとも備え、
    ノードそれぞれについての動作モードの設定情報を受信する設定情報受信手段を備え、
    前記動作制御手段は、前記設定情報受信手段により前記設定情報が受信されると、その受信された設定情報のうち自ノードに関する設定情報に従って、自ノードの動作モードを制御することを特徴とするノード。
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