JP6198175B2 - 通信回路 - Google Patents

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本発明は、通信回路、特に車両に搭載された電子制御装置に含まれる通信回路に関する。
車両における電子制御装置(ECU:Electronic Control Unitともいう)の多重通信プロトコルとして、エンジンなどを制御するパワートレイン制御系やステアリングなどを制御するシャシー制御系ではCAN(Controller Area Network)が用いられる。また、パワーウィンドウやミラー調整、電動シート、ドアロックなどのセンサやアクチュエータなどを制御する、パワートレイン制御系やシャシー制御系ほど通信速度、信頼性を必要としないボデー制御系では、シンプルかつ安価なLIN(Local Interconnect Network)が用いられる。
上述の多重通信では、通信バスに特定の信号が送出されることで、ECUは、通信を停止して消費電力を低減するスリープモードから、通信を実行可能な通常モードに遷移(ウエイクアップ)するように構成されている(特許文献1、2参照)。
通信バス上の信号レベルとしてドミナント(優性)とレセッシブ(劣性)とが規定されている。そして、バス上に信号が発生していないバスアイドル状態では、バス上の信号レベルはレセッシブとなり、複数の通信装置からドミナントとレセッシブとが同時に送信された場合、バス上の信号レベルはドミナントとなる。なお、一般的に、ドミナントの論理値を「0:Lレベル」、レセッシブの論理値を「1:Hレベル」として考える。
例えば、マスタECUとスレーブECUとを含むLINにおいて、スレーブECU側がLIN通信バスをウエイクアップさせたい場合、ウエイクアップフレームと呼ばれる一定時間のドミナント信号を送信する。このドミナント信号をマスタECUのLIN通信ドライバ(以降、「LINドライバ」と略記)が受信して、CPUの外部割込みや電源回路のイネーブル信号を制御し、ウエイクアップ動作を開始する仕組みとなっている。
特開2012−049885号公報 特表2009−532949号公報
図5に、従来技術による、LINドライバ(すなわち、通信回路)を用いたECUを示す。LINは、1つのマスタ装置(ECU1)と1以上のスレーブ装置(ECU100、200)が、同一の通信線50に接続されるデータ通信システムである。マスタ装置およびスレーブ装置の構成は、ほぼ同一である。そこで、マスタ装置であるECU1を例に挙げて説明する。
ECU1は、周知のCPU2、LINドライバ3、および、バッテリ(図示せず)から電源(12V)の供給を受けてCPU2などに電源(5V)を供給する電源部4を含む。LINドライバ3は、バッテリから直接電源の供給を受ける。LINドライバ3として、例えば、NXP Semiconductors社の、TJA1021がある。
CPU2の内部あるいはECU1内に設けられた記憶部21には、LIN通信を行うための制御プログラム群であるLINモジュールが格納される。CPU2は、LINモジュールを実行することで、LINドライバ3に対し、スレーブECUを識別するためのID、あるいはデータの送信指示(TX)、LINドライバ3が受信したデータの取得(RX)、スリープモードに移行するか否かを判定するスリープ制御(NSLP:NonSleep)、スレーブ装置からウエイクアップ信号を受信したときに通常モードに移行するか否かを判定するウエイクアップ制御等を行う。
LINドライバ3は、論理回路として構成され、全体の動作を司るコントローラ31、CPU2との間で信号の遣り取りを行う信号入出力部32を含む。LIN端子(送受信兼用)が、通信線50に接続されている。コントローラ31は、CPU2からのIDあるいはデータの送信指示(TXデータ)が入力されたとき、通信線50を介して、これをスレーブECUに送信する。また、スレーブECUからIDあるいはデータを受信したとき、これをRXデータとしてCPU2に出力する。さらに、CPU2からのNSLPに基づいて、INH出力の状態切替を行う。
ECU1は、通常の動作モードである通常モードでは、LINドライバ3のINH出力がオフ状態(Lレベル出力)で、電源部4からCPU2へ電源を供給する。CPU2のNSLP出力がオン状態(Hレベル出力)からオフ状態(Lレベル出力)に変化すると、LINドライバ3はINH出力をオン状態(Hレベル出力)とし、電源部4からCPU2への電源の供給を停止する。これにより、ECU1は、停止状態、あるいは消費電力の少ないスリープモードに遷移する。LINドライバ3は、バッテリから直接電源を供給されるので、ECU1がスリープモード中でも通常モードと同様の動作を行う。
LINドライバ3では、LIN端子で一定時間のドミナント信号を検出すると、これをウエイクアップフレームと判断してINH出力をオフ状態とし、電源部4からCPU2への電源の供給を許可する。これにより、CPU2は、スリープモードから通常モードに遷移する。
そして、スレーブECU(100、200)にIDあるいはデータ(例えば、「ID」のみのときは、IDに対応するスレーブECUに対する状態問合せのリクエスト信号)を送信する。スレーブECUの応答信号に基づき、ドミナント信号が、スレーブECUからのウエイクアップ要求か否かを判定する。例えば、ウエイクアップ状態であることを反映した応答信号を送信したスレーブECUがあるとき、該ドミナント信号がウエイクアップ要求であると判定する。その後、通常の処理を実行する。
一方、ウエイクアップ状態であることを反映した応答信号を送信したスレーブECUがなく、該ドミナント信号がウエイクアップ要求でないと判定したとき、CPU2は、NSLP出力をオン状態(Hレベル出力)からオフ状態に変化させる。この後、コントローラ31は、NSLP出力の変化(例えば、立下りエッジ)を検出すると、INH出力をオン状態(Hレベル出力)とし、電源部4からCPU2への電源の供給を停止する。これにより、スリープモードに戻る。
よって、ドミナント信号と類似した外来ノイズを、ドミナント信号と誤判断してウエイクアップ動作を開始すると、無駄にCPUが動作するので、マスタECUの消費電力が増大する。また、マスタECUからのリクエスト信号によってスレーブECUが無駄な通信を行うので、LIN全体の消費電力も増大する。さらに、システム構成上、LINに接続されている他のネットワークもウエイクアップさせることがある。この結果、車両システム全体の消費電流が増大し、バッテリ電力を想定よりも早く消費させてしまう原因になりかねない。
上記問題点を背景として、本発明は、不要なウエイクアップ動作を防止し、バッテリ電力の消費を抑えることができる通信回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための通信回路は、
通信線を介して通信を行う電子制御装置に含まれ、前記通信線との間でデータを送受信する通信回路であって、
前記電子制御装置は、動作モードとして、通常の動作状態である通常モードと、前記通常モードよりも消費電力の少ない動作状態であるスリープモードとを有しており、
前記電子制御装置は、前記通常モードで動作しているときに、前記通信回路による通信を制御するとともに、前記スリープモードでは動作が停止する制御部を備え、
前記通信回路は、
前記スリープモードで動作中のときに、前記通信線に接続された外部装置から第1データを受信したとき、前記制御部を起動させずに、前記外部装置に対して予め定められた送信データを出力するデータ出力部と、
前記送信データに応答して前記外部装置から送信される第2データを格納する今回データ格納部と、
今回の第2データを受信する前に、前記外部装置から送信された第2データを格納する前回データ格納部と、
前記制御部を起動させずに、前記今回データ格納部の内容と前記前回データ格納部の内容とを比較する比較部と、
前記比較部の比較結果に基づき、前記電子制御装置の動作モードを、前記スリープモードから前記通常モードへ遷移させるための起動信号を出力する起動信号出力部と、
を備える。
上記構成によって、ノイズによる不必要なウエイクアップ動作を抑制でき、かつ、ノイズ以外の確実なデータのみをECU(電子制御装置)間で送受信できる。
ECU1個あたりの、CPUのウエイクアップ時の消費電流は、100mA程度で、本発明の構成により、外来ノイズによる不要なウエイクアップ動作を抑制することで、バッテリ負荷を低減できる また、車両には、30個程度のLIN接続のECUが搭載されており、バッテリ消費電力の削減の効果は小さくないと考えられる。
バッテリ上がりの場合は、エンジン始動ができないことに加えて、車両に搭載された各システム(特に、セキュリティに関するシステム)が稼働しなくなる事態も引き起こす虞もある。つまり、意図的な電磁波(すなわち、ノイズ)照射によりECUをウエイクアップさせ、バッテリを消耗させて、車両の使用を妨害される可能性もある。本発明の構成では、上述のように、不必要なバッテリ電力の消費が抑制されるため、これらの事態は生じにくくなる。
本発明の通信回路を用いた電子制御装置の構成を示す図。 マスタ/スレーブ判定動作の流れを示す図。 マスタ装置として動作するときのウエイクアップ動作の流れを示す図。 スレーブ装置として動作するときのウエイクアップ動作の流れを示す図。 従来技術の通信回路を用いた電子制御装置の構成を示す図。
図1に、本発明の通信回路を用いたECU1(本発明の電子制御装置)の構成を示す。なお、本発明の構成のうち、上述の図5と同様の構成のものについては、同一の符号を付与し、ここでの詳細な説明は割愛する。図5と大きく異なる点は、CPU2で実行していたウエイクアップ判定、およびウエイクアップ判定時のデータの送信をLINドライバ3で実行することである。このため、記憶部21に記憶されるLINモジュールには、ウエイクアップ判定の処理は含まれない。
LINドライバ3(本発明の通信回路)は、コントローラ31(本発明の判別部、データ出力部、起動信号出力部)、信号入出力部32(本発明のデータ取得部)に加え、例えば、不揮発性記憶媒体で構成される送信データ格納部33、今回データ格納部34、前回データ格納部35、および、デジタル・コンパレータとも呼ばれる比較演算器36をさらに含む。
送信データ格納部33(本発明のデータ出力部)は、スリープモード時の通信に必要なID(スレーブECUを識別するためのもの)あるいはデータ、ECU1がマスタ装置/スレーブ装置のいずれであるかの情報、前回送受信したIDあるいはデータを格納する。
今回データ格納部34は、今回の通信で受信したデータを格納する。前回データ格納部35は、前回の通信で受信したデータを格納する。すなわち、新たにデータを受信したとき、今回データ格納部34に格納されているデータを前回データ格納部35に格納し、新たな受信データを今回データ格納部34に格納する。
比較演算器36(本発明の比較部)は、今回データ格納部34と前回データ格納部35との内容を比較して、その結果(一致/不一致)を出力する。
図2を用いて、コントローラ31における、マスタ/スレーブ判定の流れを説明する。まず、CPU2からTXデータが入力されたとき(S11:Yes)、TXデータの内容(データ長、データ構成等)を解析する(S12)。そして、解析結果に基づいて、LINドライバ3が含まれるECU1が、マスタ装置かスレーブ装置かを判定する(S13)。最後に、判定結果に基づいて、スリープモード時に送信するデータの構成(データ長あるいはデータ内容)を決定する(S14)。
図2の構成が、「外部装置へ送信するためのデータを取得するデータ取得部を備え、データ取得部が取得したデータの内容に基づいて、電子制御装置が、マスタ装置あるいはスレーブ装置のいずれとして動作するかを設定する設定部を備える」ものである。本構成によって、本発明の通信回路を、マスタ装置あるいはスレーブ装置のいずれにも用いることができ、回路の共通化を図ることができる。
図3を用いて、ECU1がマスタ装置であるときの、コントローラ31における、ウエイクアップ動作の流れを説明する。ECU1はスリープモードであることが前提で、ウエイクアップフレーム(本発明の第1データ)の待ち状態である。ECU1がマスタ装置であるとき、ECU100、200は、スレーブ装置(外部装置)である。
まず、ウエイクアップフレームを検出したとき(S31:Yes)、スレーブ装置に対しID(状態の送信要求、本発明の送信データ)を送信する。自身のIDを受信したスレーブ装置(LINドライバ)は、スレーブ装置の状態(ウエイクアップしているか否か、本発明の第2データ)を、ECU1に送信する。
ECU1は、スレーブ装置からのデータ(スレーブ装置の状態)を受信すると(S33:Yes)、今回データ格納部34に格納されているデータを前回データ格納部35に格納し、受信データを今回データ格納部34に格納する(S34)。これらのデータは、ID(すなわち、スレーブ装置)に関連付けて格納する。続いて、ID毎に、比較演算器36において、今回データ格納部34と前回データ格納部35との内容を比較する(S35)。
受信したデータには、スレーブ装置の状態すなわち動作モード(通常モード/スリープモード)を反映したデータが含まれている。データの比較では、動作モードに変化があったか(すなわち、スリープモードから通常モードに遷移したか)否かを調べる。
ECU1は、全てのスレーブ装置がスリープモードに遷移しないと、自身もスリープモードに遷移できない。つまり、前回データ格納部35には、スレーブ装置がスリープモードに遷移したことを反映した情報、あるいは、ECU1に対してスリープモードに遷移することを許可することを反映した情報が含まれる。
上述の構成が、「前回データ格納部には、電子制御装置がスリープモードに遷移する直前に、外部装置から受信したデータが格納される」ものである。本構成によって、今回データ格納部に外部装置がスリープ状態に遷移した旨のデータが格納されれば、外部装置の状態変化を検知できる。
比較の結果、両者が一致してデータ内容に変化がないとき、すなわち、全てのスレーブ装置がスリープモードを維持しているとき(S36:No)、判定動作を終了する。つまり、スリープモードを維持する。一方、データ内容に変化があったとき、すなわち、いずれかのスレーブ装置がウエイクアップして通常モードに遷移したと判定したとき(S36:Yes)、比較演算器36の出力をオン状態(Hレベル出力)とする(S37)。これにより、INH出力がオン状態(Hレベル出力)からオフ状態(Lレベル出力)となり、本発明の起動信号を出力する。
上述の構成が、「起動信号は、電子制御装置へ電源を供給する電源部に対し、電源の供給/遮断の指令を行う」ものである。本構成によって、電源の供給/遮断という比較的簡易な構成で、動作モードの切り替えを行うことができる。
この後、CPU2がウエイクアップし、ECU1は、スリープモードから通常モードに遷移する。以降は、CPU2からの指示(TXデータ)に基づいて、IDあるいはデータをスレーブ装置に送信する(S38)。
図3の構成が、「電子制御装置がマスタ装置のときは、第1データは、電子制御装置に対して、スリープモードから通常モードへの遷移を要求するものであり、送信データは、外部装置の状態の送信を要求するものであり、第2データは、外部装置の状態を反映したものであり、今回データ格納部と前回データ格納部は、外部装置の状態を、外部装置を識別する識別情報と関連付けて格納し、比較部は、外部装置ごとに、それぞれのデータ格納部に格納された外部装置の状態を比較する」ものである。本構成によって、マスタ装置がウエイクアップ要求を受信したとき、これがスレーブ装置からのものであるかノイズであるかを判別できるので、不必要なウエイクアップ動作を抑制できる。
図4を用いて、ECU1がスレーブ装置であるときの、コントローラ31における、ウエイクアップ動作の流れを説明する。ECU1はスリープモードであることが前提である。ECU1がスレーブ装置であるとき、ECU100、200のいずれか一方が、マスタ装置(外部装置)である。
図3のように、マスタ装置がウエイクアップフレームを検出すると、スレーブ装置に対しID(状態の送信要求、本発明の第1データ)を送信する。ECU1は、IDを受信すると(S51:Yes)、現在のECU1の動作モードを反映したデータ(本発明の送信データ)を、マスタ装置に送信する(S52)。ECU1がスリープモードか通常モードは、コントローラ31へのNSLPの入力状態によって判別できる。
この後、マスタ装置からIDあるいはデータ(本発明の第2データ)を受信しないとき(S53:No)、マスタ装置が検出したウエイクアップフレームはノイズであって、いずれのスレーブ装置もウエイクアップしていないので、判定動作を終了する。
一方、マスタ装置からIDあるいはデータを受信したとき(S53:Yes)、今回データ格納部34に格納されているデータを前回データ格納部35に格納し、受信データを今回データ格納部34に格納する(S54)。続いて、比較演算器36において、今回データ格納部34と前回データ格納部35との内容を比較する(S55)。
上述の構成が、「前回データ格納部には、電子制御装置がスリープモードに遷移する直前に、外部装置から受信したデータが格納される」ものである。本構成によって、今回データ格納部に外部装置がスリープ状態に遷移した旨のデータが格納されれば、外部装置の状態変化を検知できる。
比較の結果、両者が一致してデータ内容に変化がないとき、すなわち、マスタ装置からのウエイクアップ要求がないとき(S56:No)、判定動作を終了する。つまり、スリープモードを維持する。一方、データ内容に変化があったとき、すなわち、マスタ装置からのウエイクアップ要求があったとき(S56:Yes)、比較演算器36の出力をオン状態(Hレベル出力)とする(S57)。これにより、INH出力がオン状態(Hレベル出力)からオフ状態(Lレベル出力)となり、本発明の起動信号を出力する。
上述の構成が、「起動信号は、電子制御装置へ電源を供給する電源部に対し、電源の供給/遮断の指令を行う」ものである。本構成によって、電源の供給/遮断という比較的簡易な構成で、動作モードの切り替えを行うことができる。
この後、CPU2がウエイクアップし、ECU1は、スリープモードから通常モードに遷移する。以降は、CPU2からの指示(TXデータ)に基づいて、IDあるいはデータをマスタ装置に送信する。
図4の構成が、「電子制御装置がスレーブ装置のときは、第1データは、電子制御装置の状態の送信を要求するものであり、送信データは、電子制御装置の状態を反映したものであり、第2データは、外部装置からの予め定められたデータであり、比較部は、それぞれのデータ格納部に格納された、予め定められたデータの内容を比較する」ものである。本構成によって、スレーブ装置が第1データを受信したとき、これがマスタ装置からのものであるかノイズであるかを判別できるので、不必要なウエイクアップ動作を抑制できる。
さらに、図3および図4の構成が、「少なくとも一つのマスタ装置および複数のスレーブ装置が同一の通信線に接続されるデータ通信システムにおいて、電子制御装置がマスタ装置のときは、外部装置がスレーブ装置であり電子制御装置がスレーブ装置のときは、外部装置がマスタ装置である」ものである。本構成によって、本発明の通信回路を、マスタ装置あるいはスレーブ装置のいずれにも用いることができ、回路の共通化を図ることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
1 ECU(電子制御装置)
3 LINドライバ(通信回路)
31 コントローラ(判別部、データ出力部、起動信号出力部)
32 信号入出力部(データ取得部)
33 送信データ格納部(データ出力部)
34 今回データ格納部
35 前回データ格納部
36 比較演算器(比較部)

Claims (7)

  1. 通信線を介して通信を行う電子制御装置に含まれ、前記通信線との間でデータを送受信する通信回路であって、
    前記電子制御装置は、動作モードとして、通常の動作状態である通常モードと、前記通常モードよりも消費電力の少ない動作状態であるスリープモードとを有しており、
    前記電子制御装置は、前記通常モードで動作しているときに、前記通信回路による通信を制御するとともに、前記スリープモードでは動作が停止する制御部を備え、
    前記通信回路は、
    前記スリープモードで動作中のときに、前記通信線に接続された外部装置から第1データを受信したとき、前記制御部を起動させずに、前記外部装置に対して予め定められた送信データを出力するデータ出力部と、
    前記送信データに応答して前記外部装置から送信される第2データを格納する今回データ格納部と、
    今回の第2データを受信する前に、前記外部装置から送信された第2データを格納する前回データ格納部と、
    前記制御部を起動させずに、前記今回データ格納部の内容と前記前回データ格納部の内容とを比較する比較部と、
    前記比較部の比較結果に基づき、前記電子制御装置の動作モードを、前記スリープモードから前記通常モードへ遷移させるための起動信号を出力する起動信号出力部と、
    を備えることを特徴とする通信回路。
  2. 少なくとも一つのマスタ装置および複数のスレーブ装置が同一の前記通信線に接続されるデータ通信システムにおいて、
    前記電子制御装置が前記マスタ装置のときは、前記外部装置が前記スレーブ装置であり、
    前記電子制御装置が前記スレーブ装置のときは、前記外部装置が前記マスタ装置である請求項1に記載の通信回路。
  3. 前記通信回路は、
    前記外部装置へ送信するためのデータを取得するデータ取得部
    前記データ取得部が取得したデータの内容に基づいて、前記電子制御装置が、前記マスタ装置あるいは前記スレーブ装置のいずれとして動作するかを設定する設定部を備える請求項2に記載の通信回路。
  4. 前記電子制御装置が前記マスタ装置のときは、
    前記第1データは、前記電子制御装置に対して、前記スリープモードから前記通常モードへの遷移を要求するものであり、
    前記送信データは、前記外部装置の状態の送信を要求するものであり、
    前記第2データは、前記外部装置の状態を反映したものであり、
    前記今回データ格納部と前記前回データ格納部は、前記外部装置の状態を、前記外部装置を識別する識別情報と関連付けて格納し、
    前記比較部は、前記外部装置ごとに、それぞれのデータ格納部に格納された前記外部装置の状態を比較する請求項2または請求項3に記載の通信回路。
  5. 前記電子制御装置が前記スレーブ装置のときは、
    前記第1データは、前記電子制御装置の状態の送信を要求するものであり、
    前記送信データは、前記電子制御装置の状態を反映したものであり、
    前記第2データは、前記外部装置からの予め定められたデータであり、
    前記比較部は、それぞれのデータ格納部に格納された、前記予め定められたデータの内容を比較する請求項2または請求項3に記載の通信回路。
  6. 前記前回データ格納部には、前記電子制御装置が前記スリープモードに遷移する直前に、前記外部装置から受信したデータが格納される請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の通信回路。
  7. 前記制御部は、前記スリープモードに移行するか否かの判定を行い、その判定を反映したスリープ制御出力を前記通信回路に対して行い、
    前記通信回路は、前記スリープ制御出力が、前記スリープモードに移行することを示した出力の場合には、前記制御部へ電源を供給する電源部に対し、電源の遮断の指令を行い、
    前記起動信号は、前記電源部に対し、電源の供給の指令を行う信号である請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の通信回路。
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