JP5434833B2 - 通信システムおよびノード - Google Patents
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Description
なお、休止ノードが通信路の信号レベルを無視するようにノードを構成すれば、休止ノードをスリープ状態にしたまま、起動ノード同士で通信を行うことが可能となる。
なお、通信路では、一対のバスで非対称な波形を有する信号を送信してもよいが、対称な波形を有する信号を送信することが望ましい。
このように構成された本発明のノードは、請求項1又は請求項2に記載の通信システムを構成する際に、通常モードおよびスリープモードへの遷移が可能なノードとして好適に用いることができる。
[第1実施形態]
<全体構成>
図1は、通信プロトコルとしてCAN(Controller Area Network)が用いられた車載用の通信システム1の構成を表すブロック図である。
図2は、ECU10の構成の一部、具体的には、通信路LNを介した通信に関わる構成を示したブロック図であり、いずれのECU10も共通の構成を有している。
トランシーバ12は、送信端子TXから入力された送信信号を差動信号に変換して入出力端子T1,T2から出力すると共に、入出力端子T1,T2から入力された差動信号を受信信号に変換して受信端子RXから出力する信号変換機能や、入出力端子T1,T2に入力される差動信号においてリセッシブが一定期間以上継続した後に、ドミナントを検出すると、マイコン11に対してフレーム検出信号FRを出力するフレーム検出機能を有する。
<切替スイッチ>
切替スイッチ13は、トランシーバ12の入出力端子T1を、一対のバスLN1,LN2のいずれかに接続する第1スイッチ131と、トランシーバ12の入出力端子T2を、一対のバスLN1,LN2のいずれかに接続する第2スイッチ132とからなり、両スイッチ131,132は、接続切替信号CHの信号レベルに応じて切り替わる。
まず、トランシーバ12から信号を送信する場合について説明する。
まず、接続切替信号CHが非アクティブ(正常接続)の時には、バスLN1上の信号波形と入出力端子T1に入力される信号の波形とが一致し、バスLN2上の信号波形と入出力端子T2に入力される信号の波形とが一致する。このため、入出力端子T1,T2に入力される差動信号の極性は、通信路LN上の差動信号の極性と一致する。
マイコン11は、CPU,ROM,RAM,IOポート等からなるマイコンにおける周知の構成の他、CANプロトコルに従って、フレームの送受信や、どのフレームを優先的に処理するかを決定する調停制御や、通信エラー処理等を実行する通信コントローラ111を備えている。
また、マイコン11は、スリープモードの時に、フレーム検出信号FRの入力があると、クロック回路が起動してCPUが動作を開始して、通常モードに遷移(ウェイクアップ)するように構成されている。
ここで、他のECUをウェイクアップさせる機能を有したECU10のマイコン11が実行する他ノード起動処理を、図4に示すフローチャートに沿って説明する。
本処理が起動すると、まず、通信路LNを介して他のECU10からフレームを受信中であるか否かを判断し(S110)、フレームを受信中であれば(S110:YES)、そのままS130に移行し、フレームを受信中でなければ(S110:NO)、ダミーフレームの送信を開始して(S120)、S130に進む。
次に、ECU10のマイコン11が実行するスリープ処理およびウェイクアップ処理を図5に示すフローチャートに沿って説明する。
このスリープ処理は、ECU10に割り当てられた車両制御を実行中(即ち、動作モードは通常モードの時)に、予め定められたスリープ条件が成立すると起動する。なお、通常モードの時には、上述した他ノード起動処理を実行する場合を除いて、接続切替信号CHは、非アクティブに設定されている。
更に、マイコン11のクロック回路への電源供給を遮断し、マイコン11自身を停止させることにより、ECU10をスリープモードに遷移させる(S230)。
このウェイクアップ処理は、トランシーバ12からのフレーム検出信号FRがマイコン11に入力されるか、外部イベントが入力される(ECU10aに限る)ことにより、クロック回路が起動されCPUが動作を開始すると、CPUが実行する初期化処理の中で起動される。なお、スリープモードのECU10では、切替スイッチ13が反転接続の状態にされているため、フレーム検出信号FRは、通常モードのECU10同士の通信に用いる通常極性の差動信号が通信路LN上に送出されても発生せず、通常極性とは逆極性の差動信号が用いられている起動信号が通信路LN上に送出されると発生する。
これにより、ECU10の動作モードは、通常モードになる。
このように構成された、通信システム1では、通常モードのECU10同士は、トランシーバ12の入出力端子T1,T2とバスLN1,LN2との接続状態を正常接続にした状態で、相互間の通信を実行する。
スリープモードのECU10は、差動信号を、通信路LN上とは逆極性で認識するため、動作モードのECU10同士の通信に使用される差動信号を受信しても、これをドミナントとして認識することはなく(即ち、フレーム検出信号FRが発生することがなく)、スリープモードの状態が保持される。
以上説明したように、通信システム1において、スリープモードのECU10は、トランシーバ12の入出力端子T1,T2とバスLN1,LN2との接続状態を、通常モードの時とは反転させている。
本実施形態において、起動信号を送出可能なECU10のトランシーバ12の入出力端子T1,T2が一対の出力端子、切替スイッチ13が第一反転手段、他ノード起動処理(S110〜S160)が他ノード起動手段に相当する。また、通常モードとスリープモードとで遷移可能なECU10のトランシーバ12の入出力端子T1,T2が一対の入力端子、切替スイッチ13が第二反転手段、スリープモードの時にフレーム検出信号FRが入力されるとマイコン11が実行するウェイクアップ処理(処理を起動する前に実行するクロック回路に電源供給を再開する制御も含む)が第一復帰手段に相当する。
次に、第2実施形態について説明する。
<全体構成>
図6は、本実施形態の通信システム2を構成するECU10,20の構成を示すブロック図である。
ECU20は、起動信号を送信する機能は持たないが、自身で通常モードからスリープモードに遷移し、通信路LNを介して起動信号を受信すると、スリープモードから通常モードに遷移する機能を有するものである。
ECU20は、マイコン21、トランシーバ22を備えると共に、切替スイッチ13の代わりに、通信路LNから分岐した支線に両端が接続された抵抗23と、抵抗23の両端電圧を比較し、バスLN2側の電圧が、バスLN1側の電圧より予め規定された閾値(例えば0.9V)以上である場合に、アクティブレベルとなる起動検出信号WKを、マイコン21に供給する比較回路24とを備えている。
<効果>
以上説明したように、通信システム2によれば、通信システム1の場合と同様に、スリープモードのECU20を起動させることなく、通常モードのECU10,20同士の通信を実現することができると共に、起動信号を用いることによって、スリープモードのECU20を簡単に起動させることができる。
<発明との対応>
本実施形態において、抵抗23,比較回路24が第一検出手段、比較回路24の出力である起動検出信号WKの入力によりマイコン21が実行するウェイクアップ処理(処理を起動する前に実行するクロック回路に電源供給を再開する制御も含む)が第二復帰手段に相当する。
次に、第3実施形態について説明する。
<全体構成>
図7は、本実施形態の通信システム3を構成するECU10,30の構成を示すブロック図である。
ECU30は、起動信号を送信する機能は持たないが、自身で通常モードからスリープモードに遷移し、通信路LNを介して起動信号を受信すると、スリープモードから通常モードに遷移する機能を有するものである。
ECU30は、マイコン31,トランシーバ32を備えると共に、抵抗23,比較回路24の代わりに、通信路LNを構成する一対のバスLN1,LN2の一方(ここではバスLN2)の電圧レベルを検出するレベル検出回路33を備えている。
このように構成された通信システム3では、第2実施形態の通信システム2と同様の効果を得ることができる。
本実施形態において、レベル検出回路33が第二検出手段、レベル検出回路33の出力である数値化された電圧レベルLVによりマイコン31が実行するウェイクアップ処理(処理を起動する前に実行する電圧レベルLVの判定やクロック回路に電源供給を再開する制御も含む)が第三復帰手段に相当する。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において様々な態様にて実施することが可能である。
Claims (7)
- 一対のバスで構成された通信路を有し、該通信路に接続されたノード間の通信に差動信号を用いる通信システムであって、
前記ノードは、前記通信路を介した通信を実行可能な動作モードである通常モードの時に、通信を停止して低消費電力状態とするスリープモードへの移行要求が発生すると、前記動作モードが通常モードからスリープモードに移行し、前記動作モードがスリープモードの時に、前記通信路に、前記通信に用いる極性である通常極性とは逆極性の差動信号が送出されると、前記動作モードがスリープモードから通常モードに復帰することを特徴とする通信システム。 - 前記通信路では、一方のバスに、予め設定された基準電圧と、該基準電圧よりも高い電圧とからなる2値信号が送出され、他方のバスに、前記基準電圧と、該基準電圧よりも低い電圧とからなる2値信号が送出され、これら二つの2値信号は前記基準電圧に対して対称な波形を有することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
- 請求項1又は請求項2に記載の通信システムを構成するノードであって、
前記通信路へ送出する信号を出力するために設けられた一対の出力端子と、
前記一対の端子と前記通信路を構成する一対のバスとの接続状態を、前記通信路上での前記差動信号の極性が前記通常極性となる接続状態から逆極性となる接続状態に反転させる第一反転手段と、
前記第一反転手段により接続状態を反転させた状態で信号を送信することにより、他のノードを起動する他ノード起動手段と、
を備えることを特徴とするノード。 - 前記他ノード起動手段は、前記通信システムにおいて予め規定された通信フレームの送出禁止期間中に信号を送信することを特徴とする請求項3に記載のノード。
- 請求項1又は請求項2に記載の通信システムを構成するノードであって、
前記通信路に送出された信号を入力するために設けられた一対の入力端子と、
前記動作モードがスリープモードの時に、前記通信路に予め設定された閾値以上の信号レベルを有する前記通常極性の差動信号が前記一対の入力端子に印加されると、前記動作モードをスリープモードから通常モードに復帰させる第一復帰手段と、
前記一対の入力端子と前記通信路を構成する一対のバスとの接続状態を、前記動作モードが前記通常モードの時と前記スリープモードの時とで反転させる第二反転手段と、
を備えることを特徴とするノード。 - 請求項1又は請求項2に記載の通信システムを構成するノードであって、
前記通信路の差動信号の信号レベルを検出する第一検出手段と、
前記検出手段により逆極性の差動信号が検出されると、前記動作モードをスリープモードから通常モードに復帰させる第二復帰手段と、
を備えることを特徴とするノード。 - 請求項2に記載の通信システムを構成するノードであって、
前記一対のバスのうち一方のバスの信号レベルを検出する第二検出手段と、
前記検出手段により前記基準電圧に対する極性が通常時とは逆極性である信号が検出されると、前記動作モードをスリープモードから通常モードに復帰させる第三復帰手段と、
を備えることを特徴とするノード。
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