JP2012049885A - トランシーバ及び通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】指定の通信装置をウェイクアップさせることが可能な通信システムを実現しつつ、スリープモードにおける消費電力を抑制する。
【解決手段】複数のECU10,10,…が共通のバス90を介して通信を行う通信システムにおいて、各ECU10は、通信を実行可能な通常モードと、通信を停止して消費電力を低減するスリープモードとに動作モードを切替可能なものであり、マイコン11とバス90との間を仲介するトランシーバ15を備えている。トランシーバ15は、動作モードがスリープモードの状態においてバス90上の通信信号を監視し、自ECU10を指定したウェイクアップ信号を検出した場合に動作モードを通常モードへ切り替えるウェイクアップ信号出力判定部と、このウェイクアップ信号出力判定部への電源供給状態を切り替えるための電源供給回路とから構成されたビットパターン検出回路100を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の通信装置が共通のバスを介して通信を行う通信システムに用いられ、通信を実行可能な通常モードと、通信を停止して消費電力を低減するスリープモードとに動作モードを切替可能な通信装置に関し、特に、こうした通信装置が備えるトランシーバに関するものである。
従来、この種の通信装置が用いられた通信システムは、バスに特定の信号が送出されることで、スリープモードの通信装置が通常モードに遷移(ウェイクアップ)するように構成されている。
例えばCAN(Controller Area Network)プロトコルでは、バス上の信号レベルとしてドミナント(優性)とレセッシブ(劣性)とが規定されている。そして、バス上に信号が発生していないバスアイドル状態では、バス上の信号レベルはレセッシブとなり、複数の通信装置からドミナントとレセッシブとが同時に送信された場合、バス上の信号レベルはドミナントとなる。なお、一般的に、ドミナントの論理値を「0」、レセッシブの論理値を「1」として考える。
このようなCANプロトコルでは、スリープモードの通信装置は、バス上でドミナントを検出するとウェイクアップするように規定されている。したがって、CANプロトコルの通信システムでは、バス上に通信信号が発生すると、バスに接続されたすべての通信装置の動作モードが通常モードとなり、ウェイクアップさせる必要のない通信装置についてもウェイクアップしてしまうことになる。
これに対し、通信装置をウェイクアップさせる通信信号(ウェイクアップ信号)をすべての通信装置に共通のものにするのではなく、通信装置ごとに異ならせ、各通信装置が、自装置を指定したウェイクアップ信号であるか否かを判定し、自装置を指定したウェイクアップ信号でなければウェイクアップしないようにすることが考えられる。このようにすれば、ウェイクアップさせる必要のない通信装置についてはウェイクアップさせることなく、指定の通信装置をウェイクアップさせることが可能な通信システムを実現することができる。
ただし、このような通信システムに用いられる通信装置は、スリープモードにおいても、バスへ送出される通信信号をプロトコルレベルで解釈することのできる構成を備える必要がある。このような構成はクロックを用いるため必然的に消費電力が大きいものとなり、スリープモードにおいて常時動作させたのでは消費電力を十分に抑制することができない。
そこで、このような構成(スリープモードにおいて通信信号を解釈する構成)に対して必要時にのみ電源供給する通信装置が提案されている(特許文献1参照)。この通信装置は、アプリケーションを実行するアプリケーションユーザ(マイコン)と、このアプリケーションユーザとCANバスとの間を仲介するシステムチップユニットとを備えている。そして、この通信装置では、スリープモードにおいて通信信号を解釈するプロトコルコントローラユニットが、アプリケーションユーザ内に設けられている。
この通信装置においては、システムチップユニットが常時動作し、スリープモードにおいてCANバスにメッセージトラフィックが送出されると、システムチップユニットに設けられたトランシーバが、バッテリに接続された第1の電圧調整器をオン状態に切り替えることにより、アプリケーションユーザにおけるプロトコルコントローラユニットに対して部分的に電源を供給する。電源が供給されたプロトコルコントローラユニットは、トランシーバによって入力されたメッセージとあらかじめ記憶されている基準メッセージとを比較し、自装置宛のメッセージであると判定した場合にはシステムチップユニットのトランシーバに対してフィードバック信号を送信する。これにより、トランシーバが、バッテリに接続された第2の電圧調整器をオン状態に切り替えてアプリケーションユーザを完全に起動させる。
一方、トランシーバは、スリープモードにおいて第1の電圧調整器をオン状態に切り替えた後、CANバスのアイドル状態が所定時間継続した場合には、第1の電圧調整器をオフ状態に切り替えることにより、プロトコルコントローラユニットへの電源供給を停止する。つまり、CANバスにメッセージトラフィックが送出されている状況でプロトコルコントローラユニットへ電源を供給し、メッセージトラフィックが送出されていない状況ではプロトコルコントローラユニットへの電源供給を停止することで、消費電力の抑制を図ろうとしている。
特表2005−529393号公報
前述した特許文献1に記載の構成では、スリープモードにおいて、トランシーバを含むシステムチップユニットを常時動作させており、入力したメッセージの比較判定を行う際には、更に、システムチップとは別体のチップ(アプリケーションユーザ)に設けられたプロトコルコントローラユニットを起動させる必要がある。このため、消費電力を十分に抑制することができないという問題があった。
本発明は、こうした問題にかんがみてなされたものであり、指定の通信装置をウェイクアップさせることが可能な通信システムを実現しつつ、スリープモードにおける消費電力を抑制することのできるトランシーバ及び通信装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するためになされた本発明の請求項1に記載のトランシーバは、複数の通信装置が共通のバスを介して通信を行う通信システムに用いられ、通信を実行可能な通常モードと、通信を停止して消費電力を低減するスリープモードとに動作モードを切替可能な通信装置が備えるものである。
このような通信装置において、トランシーバは、通信コントローラから出力された送信信号をバスへ出力するための通信信号に変換するとともに、バスから入力した通信信号を通信コントローラへ出力するための受信信号に変換する。
また、このトランシーバは、次のような検出回路及び電源供給回路を備えている。すなわち、検出回路は、動作モードがスリープモードの状態においてバス上の通信信号を監視し、自装置を指定したウェイクアップ信号を検出した場合に動作モードを通常モードへ切り替える。また、電源供給回路は、バス上に通信信号が発生していない状態では検出回路への電源供給を停止し、バス上に通信信号が発生したことを条件として検出回路へ電源を供給する。
このようなトランシーバを備える通信装置によれば、動作モードがスリープモードの状態においても、トランシーバの備える検出回路によりバス上の通信信号を監視することで、自装置を指定したウェイクアップ信号を検出することができる。このような検出回路は消費電力が大きくなるが、バス上に通信信号が発生していない状態では電源供給回路により検出回路への電源供給が停止されるため、検出回路による消費電力を抑制することができる。
特に、検出回路がトランシーバに設けられているため、検出回路をトランシーバと別体で設ける構成に比べ、検出回路に電源を供給した状態での消費電力を抑制することができる。したがって、本発明のトランシーバによれば、指定の通信装置をウェイクアップさせることが可能な通信システムを実現しつつ、スリープモードにおける消費電力を抑制することができる。
ところで、自装置を指定したウェイクアップ信号を検出回路が即座に検出できるようにするためには、他の通信装置によって通信が行われている間は検出回路に電源を供給しておくことが好ましい。
そこで、例えば請求項2に記載のトランシーバでは、電源供給回路は、検出回路へ電源を供給した場合、バス上に通信信号が発生しない状態が一定期間以上継続するまでは検出回路への電源の供給を継続するように構成されており、一定期間は、他の通信装置により実行される定期送信の送信周期以上に設定されている。
このようなトランシーバによれば、他の通信装置により定期送信が実行されている間は検出回路に電源が供給されるため、他の通信装置によって通信が行われている間に出力されたウェイクアップ信号を即座に検出することができる。
また、本発明のトランシーバにおいて、電源供給回路は消費電力の低い簡素な構成で実現することができる。
例えば、請求項3に記載のトランシーバが備える電源供給回路は、充電電荷が徐々に放電されるように構成された蓄電手段と、蓄電手段を充電する充電ラインに設けられ、バス上に通信信号が発生している状態でオン状態となる充電スイッチ手段と、検出回路への電源供給ラインに設けられた電源スイッチ手段と、蓄電手段の充電電圧と基準電圧とを比較し、蓄電手段の充電電圧が基準電圧を上回っている間、電源スイッチ手段をオン状態にする比較手段とを備える。
この電源供給回路では、スリープモードにおいてバス上に通信信号が発生すると、充電スイッチがオン状態となり蓄電手段に充電され、その充電電圧が基準電圧を上回ることで電源スイッチ手段がオン状態となり、検出回路に電源が供給される。一方、スリープモードにおいてバス上に通信信号が発生しなくなると、充電スイッチがオフ状態となり蓄電手段の充電電荷が徐々に放電され、その充電電圧が基準電圧以下となることで電源スイッチ手段がオフ状態となり、検出回路への電源供給が停止される。このような電源供給回路であれば、クロック源を用いる必要がなく、消費電力を抑制することができる。
また例えば、請求項4に記載のトランシーバが備える電源供給回路は、クロック源と、クロック源から出力されるクロックのパルス数をカウントし、バス上に通信信号が発生している状態でカウント値をクリアするカウンタと、検出回路への電源供給ラインに設けられ、カウンタによるカウント値がしきい値未満の状態でオン状態となり、そのカウント値がしきい値以上の状態でオフ状態となる電源スイッチ手段とを備える。
この電源供給回路では、スリープモードにおいてバス上に通信信号が発生している状態では、カウンタのカウント値がクリアされることで電源スイッチ手段がオン状態に維持され、検出回路に電源が供給される。一方、スリープモードにおいてバス上に通信信号が発生しなくなると、カウンタのカウント値がクリアされず、カウント値がしきい値以上となることで電源スイッチがオフ状態となり、検出回路への電源供給が停止される。このような電源供給回路であれば、クロック源を用いるものの、極めて低速のクロックで実現することができるため、消費電力を抑制することができる。
一方、例えば請求項5に記載のトランシーバは、動作モードが通常モードの状態においてバスから入力した通信信号を受信信号に変換するレシーバとは別に、動作モードがスリープモードの状態においてバスから入力した通信信号を検出回路へ出力するための信号に変換する簡易レシーバを備え、動作モードがスリープモードの状態ではレシーバへの電源供給を停止する。このようなトランシーバによれば、通常モードで動作するレシーバをスリープモードで停止することで、スリープモードにおけるトランシーバの消費電力を抑制することができる。
ところで、検出回路は、例えば請求項6に記載のように構成することができる。すなわち、請求項6に記載のトランシーバが備える検出回路は、バス上の通信信号をビットパターンにデコードするデコーダ回路と、自装置を指定したウェイクアップ信号を判定するための登録ビットパターンを記憶する記憶装置と、デコーダ回路によって得られたビットパターンが自装置を指定したウェイクアップ信号であるか否かを、登録ビットパターンとを比較することにより判定し、自装置を指定したウェイクアップ信号であると判定した場合に動作モードをスリープモードから通常モードへ切り替えるための信号を出力する比較回路とを備える。このような検出回路によれば、スリープモードにおいても自装置を指定したウェイクアップ信号を精度よく検出することができる。
次に、請求項7に記載の通信装置は、複数の通信装置が共通のバスを介して通信を行う通信システムに用いられるものである。この通信装置は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のトランシーバと、トランシーバへ送信信号を出力するとともにトランシーバからの受信信号を入力する通信コントローラを有するマイクロコンピュータとを備えている。また、この通信装置は、マイクロコンピュータのクロック回路が動作している状態が通常モードの状態であり、マイクロコンピュータのクロック回路が動作を停止している状態がスリープモードの状態である。
そして、トランシーバの検出回路は、ウェイクアップ信号を検出した場合に起動信号を通信コントローラへ出力し、マイクロコンピュータは、クロック回路が動作を停止している状態においてトランシーバからの起動信号が通信コントローラに入力されると、クロック回路が起動する。
このような通信装置によれば、前述したトランシーバと同様の効果を得ることができる。
通信システムの構成を表すブロック図である。 第1実施形態のビットパターン検出回路の回路構成図である。 第1実施形態の電源供給回路に関する動作波形図である。 ウェイクアップ信号出力判定部での処理の流れを表すフローチャートである。 第2実施形態のビットパターン検出回路の回路構成図である。 第2実施形態の電源供給回路に関する動作波形図である。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
まず、第1実施形態の通信システムについて説明する。
[1−1.全体構成]
図1は、通信プロトコルとしてCAN(Controller Area Network)プロトコルが用いられた車載用の通信システムの構成を表すブロック図である。
この通信システムは、車両に搭載された複数の電子制御ユニット(以下「ECU」という。)10,10,…が、共通のバス90を介して相互に通信可能となるように接続されたものであり、各ECU10が通信装置(ノード)として機能する。なお、車両に搭載されたECU10,10,…としては、例えば、エンジン制御を行うエンジンECU、ブレーキ制御を行うブレーキECU、ステアリング制御を行うステアリングECU、サスペンション制御を行うサスペンションECU等、種々のECUが挙げられる。
この通信システムに用いられるECU10,10,…は、通信を実行可能な通常モードと、通信を停止して消費電力を低減するスリープモードとに動作モードを切替可能に構成されている。
また、バス90は、第1バス(Hライン)91及び第2バス(Lライン)92からなる二線式のものであり、二線間の電位差(差動電圧)によってドミナント又はレセッシブの信号レベルを表現した差動信号(通信信号)が伝送される。
[1−2.ECU10の構成]
次に、この通信システムに用いられるECU10の構成について説明する。
ECU10は、車両各部の制御処理や他のECU10との通信処理を実行するマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という。)11と、マイコン11とバス90との間を仲介するインタフェース用ICであるトランシーバ15とを備えている。
マイコン11は、CPU、ROM、RAM、IOポート等からなる周知の構成(図示せず)の他、CANプロトコルに従った通信処理(フレームの送受信、調停制御、通信エラー処理等)を実行する通信コントローラ12を備えている。通信コントローラ12のTxD出力端子及びRxD入力端子は、トランシーバ15のTxD入力端子及びRxD出力端子にそれぞれ接続されている。そして、通信コントローラ12は、ローレベル(「0」)又はハイレベル(「1」)の送信信号をTxD出力端子からトランシーバ15へ出力し、他のECU10からの差動信号の内容を表すローレベル又はハイレベルの受信信号をRxD入力端子で入力する。
また、マイコン11は、CPUが動作するための動作クロックを生成するクロック回路(図示せず)を備えており、クロック回路への電源供給を停止することで、クロック回路の動作(ひいてはCPU自身の動作)を停止させることができるように構成されている。なお、マイコン11のクロック回路が動作している状態が、ECU10の動作モードが通常モードの状態に相当し、マイコン11のクロック回路が動作を停止している状態が、ECU10の動作モードがスリープモードの状態に相当する。
そして、マイコン11は、スリープモードにおいて通信コントローラ12のRxD入力端子にトランシーバ15からマイコン11を起動させるための信号が入力されると、クロック回路が起動してCPUが動作を開始し、ECU10の動作モードが通常モードに遷移(ウェイクアップ)するように構成されている。
また、マイコン11は、通常モードにおいてはSTB出力端子(スタンバイ出力端子)からトランシーバ15のSTB入力端子へローレベルの信号を出力し、スリープモードにおいてはSTB出力端子からトランシーバ15のSTB入力端子へハイレベルの信号を出力する。
トランシーバ15は、TxD入力端子から入力した通信コントローラ12からの送信信号を差動信号に変換してバス90へ出力するとともに、バス90から入力した差動信号を受信信号に変換してRxD出力端子から通信コントローラ12へ出力する機能を有する。この機能を実現する基本構成として、トランシーバ15は、トランスミッタ(送信回路)21及びレシーバ(受信回路)22を備えている。なお、トランスミッタ21及びレシーバ22は、それぞれが第1バス91及び第2バス92の両方に接続されている。
トランスミッタ21は、通信コントローラ12のTxD出力端子からハイレベルの送信信号が出力された場合には、第1バス91及び第2バス92のそれぞれに接続された出力端子の電圧をいずれも基準電圧(例えば2.5V)にすることで、レセッシブの差動信号を出力する。一方、通信コントローラ12のTxD出力端子からローレベルの送信信号が出力された場合には、第1バス91に接続された出力端子の電圧を基準電圧よりも高い電圧(例えば3.5V)にするとともに、第2バス92に接続された出力端子の電圧を基準電圧よりも低い電圧(例えば1.5V)にすることで、ドミナントの差動信号を出力する。なお、バス90に接続された複数のECU10からドミナントとレセッシブとが同時に送信された場合、バス90上の信号レベルはドミナントとなる。
レシーバ22は、第1バス91及び第2バス92の電位差が、あらかじめ規定された差動信号復調用のしきい値(例えば0.9V)以上である場合には、ドミナントを表すローレベル(「0」)の受信信号を通信コントローラ12のRxD入力端子へ出力する。一方、第1バス91及び第2バス92の電位差が差動信号復調用のしきい値未満である場合には、レセッシブを表すハイレベル(「1」)の受信信号を通信コントローラ12のRxD入力端子へ出力する。
また、本実施形態のトランシーバ15は、レシーバ22と並列に簡易レシーバ23を備えている。簡易レシーバ23は、レシーバ22と同様の構成の受信回路であるが、レシーバ22のように差動信号を高精度に復調する必要がなく、レシーバ22に比べて多少の歪み等は許容されることから、レシーバ22よりも低い消費電力で動作するように構成されている。
また、レシーバ22は、通常モードにおいて電源電圧Vonが供給され、スリープモードにおいては電源電圧Vonの供給が停止されるのに対し、簡易レシーバ23は、電源電圧Vccが常時供給されるように構成されている。具体的には、電源電圧VccをVon系の回路へ供給する電源供給ラインに設けられたスイッチ24が、通常モード(トランシーバ15のSTB入力端子にローレベルの信号が入力されている状態)ではオン状態となり、スリープモード(トランシーバ15のSTB入力端子にハイレベルの信号が入力されている状態)ではオフ状態となる。したがって、Von系の回路は、スリープモードにおいては電力を消費しない。なお、第1バス91には電圧Vonを分圧抵抗26,27により分圧した電圧が印加され、第2バス92には電圧Vonを分圧抵抗28,29により分圧した電圧が印加される。
また、レシーバ22及び簡易レシーバ23の出力信号は、スイッチ25によって選択的にトランシーバ15のRxD出力端子から出力され、通信コントローラ12のRxD入力端子に入力される。スイッチ25は、通常モード(トランシーバ15のSTB入力端子にローレベルの信号が入力されている状態)ではレシーバ22の出力信号を選択し、スリープモード(トランシーバ15のSTB入力端子にハイレベルの信号が入力されている状態)では簡易レシーバ23の出力信号を選択する。
ただし、簡易レシーバ23はビットパターン検出回路100を介してスイッチ25に接続されているため、スリープモードではビットパターン検出回路100からの出力信号が通信コントローラ12のRxD入力端子に入力されることになる。
[1−3.ビットパターン検出回路100の構成]
次に、ビットパターン検出回路100の構成について説明する。
図2は、ビットパターン検出回路100の回路構成図である。ビットパターン検出回路100は、スリープモードにおいて自ECU10を指定したウェイクアップ信号を検出した場合に、マイコン11を起動させるための信号を出力するための回路であり、ウェイクアップ信号出力判定部110及び電源供給回路120によって構成されている。
ウェイクアップ信号出力判定部110は、スリープモードにおいてバス90上の通信信号を監視し、自ECU10を指定したウェイクアップ信号を検出した場合に、マイコン11を起動させるための信号を出力して、自ECU10の動作モードを通常モードへ切り替えるための回路である。具体的には、ウェイクアップ信号出力判定部110は、デコーダ回路111、比較器112及び登録ビットパターン記憶装置113を備えており、いずれも電源供給回路120からの電源供給により動作する。
デコーダ回路111は、マイコン11と同等の高速クロックを発生するクロック源(図示せず)を有しており、バス90上の通信信号を表す簡易レシーバ23の出力信号を入力してビットパターンにデコードする処理を行う。
登録ビットパターン記憶装置113には、自ECU10を指定したウェイクアップ信号のビットパターンが登録ビットパターンとして記憶されている。
比較器112は、デコーダ回路111によるデコード処理によって得られたビットパターンと、登録ビットパターン記憶装置113に記憶されている登録ビットパターンとを比較し、一致している(自ECU10を指定したウェイクアップ信号である)と判定した場合にマイコン11を起動させるための信号を出力する。
一方、電源供給回路120は、ウェイクアップ信号出力判定部110への電源供給状態を切り替えるための回路であり、バス90上に通信信号が発生していない状態(バスアイドル状態)ではウェイクアップ信号出力判定部110への電源供給を停止し、バス90上に通信信号(具体的にはフレームに含まれるドミナントの信号)が発生したことを条件としてウェイクアップ信号出力判定部110へ電源を供給する。
具体的には、電源供給回路120は、コンデンサ121と、コンデンサ121を充電する充電ラインに設けられたスイッチング用のトランジスタ122とを備えている。トランジスタ122は、エミッタが電源電圧Vccに接続され、コレクタがコンデンサ121及び抵抗125の並列回路を介してグランドに接続されている。また、トランジスタ122のベースは、電源電圧Vccと簡易レシーバ23の出力端子とを結ぶラインに直列に設けられた抵抗123,124の接続点に接続されている。このため、トランジスタ122は、簡易レシーバ23からローレベル(ドミナント)の信号が出力されている状態でオン状態となる。
また、電源供給回路120は、コンデンサ121の充電電圧と分圧抵抗126,127により生成される基準入力電圧とを比較し、充電電圧が基準入力電圧以下の状態では出力がローレベルとなり、充電電圧が基準入力電圧を上回った状態で出力がハイレベルとなるコンパレータ(比較器)128を備えている。さらに、電源供給回路120は、電源電圧Vccをウェイクアップ信号出力判定部110へ供給する電源供給ラインに設けられたスイッチ129を備え、スイッチ129は、コンパレータ128の出力がローレベルの間はオフ状態となり、コンパレータ128の出力がハイレベルの間はオン状態となるように構成されている。
[1−4.電源供給回路120の回路動作]
次に、電源供給回路120の回路動作について説明する。図3は、電源供給回路120に関する動作波形図である。
スリープモードにおいて、バス90上に通信信号が発生していないバスアイドル状態では、簡易レシーバ23の出力信号がハイレベル(レセッシブ)に維持される。この状態では、トランジスタ122がオフ状態に維持され、コンデンサ121には電荷が充電されないため、コンパレータ128の出力がローレベルであり、スイッチ129がオフ状態である。したがって、ウェイクアップ信号出力判定部110へ電源電圧Vccが供給されず、ウェイクアップ信号出力判定部110で電力が消費されない。
この状態から他のECU10によってバス90にフレームが送出されると(図3に示すタイミングTa)、このフレームに含まれるドミナントの信号が検出されている間は簡易レシーバ23の出力信号がローレベルとなり、トランジスタ122がオン状態となってコンデンサ121に電荷が急速に充電(蓄積)される。これにより、コンデンサ121の充電電圧が直ちに分圧抵抗126,127により生成される基準入力電圧を越え、コンパレータ128の出力がローレベルからハイレベルに変化する。この結果、スイッチ129がオフ状態からオン状態に変化し、ウェイクアップ信号出力判定部110へ電源電圧Vccが供給される。
その後、バス90上に通信信号が発生しない状態となり、簡易レシーバ23の出力信号がハイレベルに維持されると、トランジスタ122がオフ状態に維持され、コンデンサ121に蓄積された充電電荷が徐々に放電される。この状態が継続することによりコンデンサ121の充電電圧が分圧抵抗126,127により生成される基準入力電圧以下まで低下すると(図3に示すタイミングTb)、コンパレータ128の出力がハイレベルからローレベルに変化する。これにより、スイッチ129がオン状態からオフ状態に変化し、ウェイクアップ信号出力判定部110への電源電圧Vccの供給が停止される。
ここで、コンデンサ121の充電電圧が基準入力電圧以下に低下するまでの期間は、通常モードの他のECU10がフレームの定期送信を行う送信周期T以上に設定されている。つまり、電源供給回路120は、ウェイクアップ信号出力判定部110へ電源を供給した場合、バス90上に通信信号が発生しない状態が一定期間以上継続するまではウェイクアップ信号出力判定部110への電源の供給を継続するように構成されており、この一定期間は、他のECU10により実行される定期送信の送信周期T以上に設定されている。したがって、フレームの定期送信を行う通常モードのECU10が存在していれば、ウェイクアップ信号出力判定部110への電源の供給が継続されることになる。なお、ウェイクアップ信号出力判定部110による消費電力を抑制するという面では、この一定期間を短くすることが好ましいことから、例えば送信周期Tの3〜5倍程度とすることが考えられる。
[1−5.ウェイクアップ信号出力判定部110での処理の流れ]
次に、ウェイクアップ信号出力判定部110で行われる処理の流れについて、図4のフローチャートを用いて説明する。
ウェイクアップ信号出力判定部110においては、バス90上の通信信号を表す簡易レシーバ23の出力信号がデコーダ回路111に入力されると(S1)、デコーダ回路111によってビットパターンにデコードされ(S2)、比較器112へ出力される(S3)。
比較器112は、デコーダ回路111からビットパターンを入力すると(S4)、登録ビットパターン記憶装置113から登録ビットパターンを読み込み(S5)、これらが一致するか否かを判定する(S6)。そして、比較器112は、ビットパターンが一致すると判定した場合に、マイコン11を起動させるための信号を出力し、ビットパターンが一致しないと判定した場合には、この信号を出力しない。
[1−6.効果]
以上説明したように、第1実施形態のECU10によれば、動作モードがスリープモードの状態においても、トランシーバ15の備えるウェイクアップ信号出力判定部110によりバス90上の通信信号を監視することで、自ECU10を指定したウェイクアップ信号を検出することができる。しかも、バス90上に通信信号が発生していない状態では、電源供給回路120がウェイクアップ信号出力判定部110への電源供給を停止するため、ウェイクアップ信号出力判定部110による消費電力を抑制することができる。
また、ウェイクアップ信号出力判定部110をトランシーバ15と別体で設けた場合(特にマイコン11に内蔵した場合)、ウェイクアップ信号出力判定部110に電源を供給した状態での消費電力が大きくなってしまうが、本実施形態ではウェイクアップ信号出力判定部110がトランシーバ15に設けられているため、ウェイクアップ信号出力判定部110に電源を供給した状態での消費電力を抑制することができる。したがって、指定のECU10をウェイクアップさせることが可能な通信システムを実現しつつ、スリープモードにおける消費電力を抑制することができる。
さらに、電源供給回路120が、クロック源を用いない簡素な構成であるため、消費電力を抑制することができる。
加えて、スリープモードにおいてはレシーバ22への電源供給を停止するようにしているため、スリープモードにおけるトランシーバ15の消費電力を抑制することができる。
一方、他のECU10により定期送信が実行されている間はウェイクアップ信号出力判定部110に電源が供給されるため、他のECU10によって通信が行われている間に出力されたウェイクアップ信号を即座に検出することができる。
[1−7.特許請求の範囲との対応]
なお、第1実施形態では、ECU10が通信装置に相当し、ウェイクアップ信号出力判定部110が検出回路に相当し、比較器112が比較回路に相当し、登録ビットパターン記憶装置113が記憶装置に相当する。また、コンデンサ121が蓄電手段に相当し、トランジスタ122が充電スイッチ手段に相当し、コンパレータ128が比較手段に相当し、スイッチ129が電源スイッチ手段に相当する。
[2.第2実施形態]
次に、第2実施形態の通信システムについて説明する。
[2−1.第1実施形態との相違点]
第2実施形態の通信システムは、基本的な構成は第1実施形態の通信システムと同様であり、各ECU10のトランシーバ15が備えるビットパターン検出回路100が、第1実施形態で説明した電源供給回路120に代えて、図5に示す電源供給回路220を備えている点で相違する。その他、第1実施形態と共通する構成については符号を流用して説明を省略する。
[2−2.電源供給回路220の構成]
図5に示す第2実施形態の電源供給回路220は、ビットカウンタ221、クロック源222、ORゲート223及びスイッチ224を備えている。クロック源222は、デコーダ回路111の有するクロック源(図示せず)に比べてはるかに低速なクロックを発生するもので構わないため、デコーダ回路111のクロック源に比べて消費電力を抑制することができる。
ORゲート223には、クロック源222からの低速クロックと、ビットカウンタ221のカウント値の4ビット目(図5に示すQ3)の信号とが入力される。
ビットカウンタ221は、ORゲート223からの出力信号をクロックとして入力し、そのパルス数をカウントする。また、反転CLR端子にローレベル(ドミナント)の信号が入力されるとカウント値を0にクリアする。
スイッチ224は、電源電圧Vccをウェイクアップ信号出力判定部110へ供給する電源供給ラインに設けられている。このスイッチ224は、ビットカウンタ221のカウント値の4ビット目Q3が「0」(ローレベル)の状態でオン状態となり、「1」(ハイレベル)の状態でオフ状態となる。
[2−3.電源供給回路220の回路動作]
次に、電源供給回路220の回路動作について説明する。図6は、電源供給回路220に関する動作波形図である。
他のECU10によってバス90にフレームが送出されている状況においては、ビットカウンタ221のカウント値が頻繁にクリアされるため、Q3が0(ローレベル)の状態に保たれる。このため、スイッチ224がオン状態に維持され、ウェイクアップ信号出力判定部110へ電源電圧Vccが供給される。
その後、バス90にフレームが送出されないバスアイドル状態になると(図6に示すタイミングTa)、ビットカウンタ221のカウント値がクリアされない状態が継続し、カウント値が上昇する。これによりQ3が「0」から「1」に変化すると(図6に示すタイミングTb)、ORゲート223を介してビットカウンタ221のCLK端子に入力される信号がハイレベルに固定されるため、カウントアップが停止する。また、スイッチ224がオン状態からオフ状態に変化し、ウェイクアップ信号出力判定部110への電源電圧Vccの供給が停止される。
この状態からフレーム送信が再開されると(図6に示すタイミングTc)、カウント値がクリアされてQ3が「1」から「0」に変化するため、再びスイッチ224がオン状態となり、ウェイクアップ信号出力判定部110へ電源電圧Vccが供給される。
[2−4.効果]
以上説明したように、第2実施形態の通信システムでは、電源供給回路220にクロック源222を用いるものの、極めて低速のクロックで実現することができるため、第1実施形態と同様、消費電力を抑制することができる。
[2−5.特許請求の範囲との対応]
なお、第2実施形態では、ビットカウンタ221がカウンタに相当し、スイッチ224が電源スイッチ手段に相当する。
[3.他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態ではCANプロトコルの車載用通信システムを例示したが、これに限定されるものではなく、LIN(Local Interconnect Network)やその他の通信プロトコルが用いられた通信システムであっても本発明を適用することができる。
10…ECU、11…マイコン、12…通信コントローラ、15…トランシーバ、21…トランスミッタ、22…レシーバ、23…簡易レシーバ、90…バス、100…ビットパターン検出回路、110…ウェイクアップ信号出力判定部、111…デコーダ回路、112…比較器、113…登録ビットパターン記憶装置、120…電源供給回路、121…コンデンサ、122…トランジスタ、128…コンパレータ、129…スイッチ、220…電源供給回路、221…ビットカウンタ、222…クロック源、223…ORゲート、224…スイッチ

Claims (7)

  1. 複数の通信装置が共通のバスを介して通信を行う通信システムに用いられ、通信を実行可能な通常モードと、通信を停止して消費電力を低減するスリープモードとに動作モードを切替可能な通信装置において、通信コントローラから出力された送信信号を前記バスへ出力するための通信信号に変換するとともに、前記バスから入力した通信信号を前記通信コントローラへ出力するための受信信号に変換するトランシーバであって、
    前記動作モードが前記スリープモードの状態において前記バス上の通信信号を監視し、自装置を指定したウェイクアップ信号を検出した場合に前記動作モードを前記通常モードへ切り替える検出回路と、
    前記バス上に通信信号が発生していない状態では前記検出回路への電源供給を停止し、前記バス上に通信信号が発生したことを条件として前記検出回路へ電源を供給する電源供給回路と、
    を備えることを特徴とするトランシーバ。
  2. 前記電源供給回路は、前記検出回路へ電源を供給した場合、前記バス上に通信信号が発生しない状態が一定期間以上継続するまでは前記検出回路への電源の供給を継続するように構成されており、前記一定期間は、他の通信装置により実行される定期送信の送信周期以上に設定されていること
    を特徴とする請求項1に記載のトランシーバ。
  3. 前記電源供給回路は、
    充電電荷が徐々に放電されるように構成された蓄電手段と、
    前記蓄電手段を充電する充電ラインに設けられ、前記バス上に通信信号が発生している状態でオン状態となる充電スイッチ手段と、
    前記検出回路への電源供給ラインに設けられた電源スイッチ手段と、
    前記蓄電手段の充電電圧と基準電圧とを比較し、前記蓄電手段の充電電圧が前記基準電圧を上回っている間、前記電源スイッチ手段をオン状態にする比較手段と、を備えること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトランシーバ。
  4. 前記電源供給回路は、
    クロック源と、
    前記クロック源から出力されるクロックのパルス数をカウントし、前記バス上に通信信号が発生している状態でカウント値をクリアするカウンタと、
    前記検出回路への電源供給ラインに設けられ、前記カウンタによるカウント値がしきい値未満の状態でオン状態となり、そのカウント値が前記しきい値以上の状態でオフ状態となる電源スイッチ手段と、を備えること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトランシーバ。
  5. 前記動作モードが前記通常モードの状態において前記バスから入力した通信信号を前記受信信号に変換するレシーバとは別に、前記動作モードが前記スリープモードの状態において前記バスから入力した通信信号を前記検出回路へ出力するための信号に変換する簡易レシーバを備え、
    前記動作モードが前記スリープモードの状態では前記レシーバへの電源供給を停止すること
    を特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のトランシーバ。
  6. 前記検出回路は、
    前記バス上の通信信号をビットパターンにデコードするデコーダ回路と、
    自装置を指定したウェイクアップ信号を判定するための登録ビットパターンを記憶する記憶装置と、
    前記デコーダ回路によって得られたビットパターンが自装置を指定したウェイクアップ信号であるか否かを、前記登録ビットパターンとを比較することにより判定し、自装置を指定したウェイクアップ信号であると判定した場合に前記動作モードを前記スリープモードから前記通常モードへ切り替えるための信号を出力する比較回路と、を備えること
    を特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のトランシーバ。
  7. 複数の通信装置が共通のバスを介して通信を行う通信システムに用いられる通信装置であって、
    請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のトランシーバと、
    前記トランシーバへ送信信号を出力するとともに前記トランシーバからの受信信号を入力する通信コントローラを有するマイクロコンピュータと、
    を備え、
    前記マイクロコンピュータのクロック回路が動作している状態が前記通常モードの状態であり、前記マイクロコンピュータの前記クロック回路が動作を停止している状態が前記スリープモードの状態であって、
    前記トランシーバの前記検出回路は、前記ウェイクアップ信号を検出した場合に起動信号を前記通信コントローラへ出力し、
    前記マイクロコンピュータは、前記クロック回路が動作を停止している状態において前記トランシーバからの前記起動信号が前記通信コントローラに入力されると、前記クロック回路が起動すること
    を特徴とする通信装置。
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