JP2010193126A - 通信装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワークを介して受信した信号によりスリープモードから起動し、既存のネットワークへの導入が容易であり、待機電力を低減できる。
【解決手段】プロセッサ40と、特定したIDが所定の起動用IDと一致するか否か判定する判定部31と、NIC20と、を備える通信装置の制御方法であって、プロセッサ40による待機状態への移行の決定に伴い、プロセッサ40及びNIC20への電力供給を停止し、判定部31へ電力を供給し、判定部31による判定結果が一致した時に、NIC20へ電力を供給し、前記判定結果が一致してから所定時間内にNIC20が所定の起動パケットを受信しない場合に、NIC20への電力供給を停止し、前記判定結果が一致してから所定時間内にNIC20が所定の起動パケットを受信した場合に、プロセッサ40へ電力を供給し、判定部31への電力供給を停止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、通信装置及びその制御方法に関するものである。
ネットワークを介してスリープモード(待機状態)にある通信機器(以下、被制御機器と呼ぶ)を起動する技術として、WOL(Wake On LAN)が知られている。WOLでは、制御機器が特定のデータ列を含むパケット(以下、WOL起動用パケットと呼ぶ)を送信することで、被制御機器を起動させる。被制御機器は、スリープモード時にパケットを受信し、それがWOL起動用パケットか否かの判定を行い、WOL起動用パケットであればスリープモードから復帰する。従って、被制御機器はスリープモード時に、ネットワークインターフェースカード(NIC)へ電力を供給する必要があり、その分の待機電力が発生するという問題があった。
上記の問題を解決するため、低消費電力で動作する高感度整流器と電源制御手段とを搭載し、高感度整流器がNICへ送られてきた起動用の電気信号を電圧へ変換し、それによって電源制御手段を作動させることで、主要部へ電力を供給して起動する通信装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。この手法ではパケットの解析は行わないため、NICへの電力供給を行う必要がなく、WOLよりも被制御機器の待機電力を減らして、ネットワークを介した起動を実現できる。
しかし、制御機器に、このような通信装置(被制御機器)を起動するための特殊な起動用の電気信号を送信する機能を実装させる必要がある。
また、上記のような通信装置は、制御機器と直接接続されていることが想定されている。従って、このような通信装置を既存のネットワークに導入するためには、制御機器との間に存在するスイッチングハブ等の機器にも、特殊な起動用の電気信号を送信する機能を実装させる必要がある。
このように、ネットワークを介して起動できる従来の通信装置は、既存のネットワークに導入することが困難であるという問題があった。
特開2007−259339号公報
本発明は、ネットワークを介して受信した信号によりスリープモードから起動し、既存のネットワークへの導入が容易であり、待機電力を低減できる通信装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様による通信装置は、プロセッサと、電気信号の電位レベルからIDを特定し、特定したIDが所定の起動用IDと一致するか否か判定する判定部と、電気信号を受信し、電力が供給されている時は前記電気信号を前記プロセッサへ出力し、電力が供給されていない時は前記電気信号を前記判定部へ出力するネットワークインタフェースカードと、短絡時に前記プロセッサ及び前記ネットワークインタフェースカードへ電力を供給し、開放時に電力供給を停止し、前記ネットワークインタフェースカードが所定の起動パケットを受信した時に短絡され、前記プロセッサによる待機状態への移行の決定に伴い開放される第1のスイッチと、短絡時にネットワークインタフェースカードへ電力を供給し、開放時に電力供給を停止し、前記判定部による判定結果が一致した時に短絡され、前記判定結果が一致してから所定時間内に前記ネットワークインタフェースカードが前記起動パケットを受信しない場合、又は前記第1のスイッチの短絡に伴い開放される第2のスイッチと、短絡時に前記判定部へ電力を供給し、開放時に電力供給を停止し、前記プロセッサによる待機状態への移行の決定に伴い短絡され、前記第1のスイッチの短絡に伴い開放される第3のスイッチと、を備えるものである。
また、本発明の一態様による通信装置の制御方法は、前記通信装置を制御できるものである。
本発明によれば、ネットワークを介して受信した信号によりスリープモードから起動し、既存のネットワークへの導入が容易であり、待機電力を低減できる。
本発明の第1の実施形態に係る通信システムの概略構成図である。 同第1の実施形態に係る通信装置の概略構成図である。 同第1の実施形態に係る通信装置の各動作モードにおけるスイッチの接続状態を示す表である。 通信モードからスリープモードへの移行処理を説明するフローチャートである。 スリープモード時の動作を説明するフローチャートである。 WOLモード時の動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る通信装置の概略構成図である。 スリープモード時の動作を説明するフローチャートである。 制御機器の送信データに対する各部の出力信号の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る通信装置の概略構成図である。 スリープモード時の受信電気信号の周波数と、コンパレータ及びXOR回路の出力レベルとの関係を示す表である。 変形例による通信装置の概略構成図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)図1に本発明の第1の実施形態に係る通信システムの概略構成を示す。本実施形態に係る通信装置である被制御機器10は、スイッチングハブ100、ネットワーク101、及びスイッチングハブ102を介して制御機器103に接続される。制御機器103は被制御機器10の起動を要求する。スイッチングハブ100、102は、例えばイーサネット(登録商標)の10BASE−Tと100BASE−TXを両方接続できるイーサネットスイッチである。
図1に示す通信システムは想定環境の一例であり、制御機器103と被制御機器10が直接接続されていてもよいし、スイッチングハブ100のみを介して接続されていてもよい。また、スイッチングハブの代わりにルータを用いてもよい。
図2に被制御機器10の概略構成を示す。被制御機器10は、スイッチ1、スイッチ2、スイッチ3、ネットワークインタフェースカード(以下NICと称する)20、起動部30、及びプロセッサ40を備え、主電源50から電力が供給される。
スイッチ1は、主電源50からの電力を、プロセッサ40及びNIC20に供給するか否か切り替える。スイッチ2は、主電源50からの電力を、NIC20に供給するか否か切り替える。従って、スイッチ1が開放されている場合、プロセッサ40には電力が供給されない。また、スイッチ1及びスイッチ2が開放されている場合、プロセッサ40及びNIC20には電力が供給されない。
スイッチ3は、主電源50からの電力を、起動部30に供給するか否か切り替える。スイッチ3が開放されている場合、起動部30には電力が供給されない。
NIC20は、コネクタ21、パルストランス部22、PHY部23、MAC部24、及びスイッチ4を有する。パルストランス部22は、コネクタ21を介して制御機器103から送信された電気信号を受信し、高電圧を遮断する。スイッチ4はパルストランス部22により高電圧が遮断された電気信号の出力先を、PHY部23、又は起動部30及びパルストランス部22の送信側(TX)に切り替える。
PHY部23は受信信号を整形する。MAC部24は、WOL(Wake On LAN)の機能を有し、受信信号がWOLパケットであった場合、スイッチ1を制御して、プロセッサ40及びNIC20へ主電源50からの電力が供給されるようにし、被制御機器10を起動させる。
起動部30はID判定部31を有する。ID判定部31は、スイッチ4を介して受信した電気信号のHi/LowからIDを特定する。具体的には、受信電気信号の電位のエッジを検知することで、受信電気信号のクロックを抽出し、電位がHiの場合は1、電位がLowの場合は0として、IDを特定する。このようなID判定部31は、例えば特開2008−136175号公報に記載されている回路構成により実現し得る。
そして、ID判定部31は、特定したIDがあらかじめID判定部31に設定されている起動用IDと等しい場合に、スイッチ2を制御して、NIC20へ電力が供給されるようにする。
例えば、ID判定部31は、起動用IDとして11001100という8桁のIDが設定されている場合、受信電気信号の電位がHi、Hi、Low、Low、Hi、Hi、Low、Lowという一連の変化を見せたときに、スイッチ2を制御して、NIC20へ電力が供給されるようにする。
ID判定部31はタイマー(図示せず)を有しており、起動用IDと等しい電気信号を受信してからの経過時間を計測する。
プロセッサ40は、NIC20のMAC部24から受信信号を受け取る。また、プロセッサ40は送信信号を生成して、MAC部24へ出力する。また、プロセッサ40はスイッチ3の制御を行い、起動部30への電力供給の有無を切り替える。スイッチ3の切り替えタイミングについては後述する。
被制御機器10は、制御機器103とのデータ通信を行うことができる通信モード、低消費電力状態であるスリープモード、及び起動するか否かの判断を行うWOLモードの3つの動作モードをとることができる。各動作モードにおけるスイッチ1〜4の接続状態を図3に示す。
通信モードでは、スイッチ1が短絡し、スイッチ2及びスイッチ3は開放している。従って、NIC20及びプロセッサ40は電力が供給され稼働しており、起動部30は電力が供給されず稼働していない。また、スイッチ4による受信信号の出力先はPHY部23になっており、制御機器103から送信された信号はPHY部23及びMAC部24によって処理され、プロセッサ40に与えられる。
スリープモードは、制御機器103からスイッチングハブ100を介して送られてくる電気信号(イーサネットフレーム)を待ち受ける状態である。スリープモードでは、スイッチ1及びスイッチ2が開放し、スイッチ3は短絡している。従って、起動部30は電力が供給され稼働しており、NIC20及びプロセッサ40は電力が供給されず稼働していない。
また、スイッチ4による受信信号の出力先は起動部30及びパルストランス部22の送信側(TX)となっている。
WOLモードでは、スイッチ1が開放し、スイッチ2及びスイッチ3は短絡している。従って、NIC20及び起動部30は電力が供給され稼働しており、プロセッサ40は電力が供給されず稼働していない。
通信モードからスリープモードへの移行動作について図4に示すフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)プロセッサ40が、通信モードからスリープモードへ移行することを決定する。例えば、被制御機器10のユーザからの明示的な操作があった場合や、一定時間ユーザから操作が行われない場合などに、スリープモードへの移行が決定される。
(ステップS402)プロセッサ40が、NIC20を操作し、スイッチングハブ100との間の通信規格を10BASE−Tに変更する。通信モード時には100BASE−TXや1000BASE−Tで通信を行っていたとしても、スリープモードへの移行に伴い10BASE−Tに変更する。
通信規格を10BASE−Tに変更するのは、アプリケーションからイーサネットフレームを表す電気信号を制御することが容易なためである。10BASE−Tは、アプリケーションが送信しようとするデータを、マンチェスター符号化し、その結果をそのまま電気信号に変換し、イーサネットフレームとして送る。
例えば、アプリケーションが“1101”というデータを送信する場合を考える。実際にはTCPやUDPのヘッダやIPヘッダが追加されるが、ここでは説明を省略する。マンチェスター符号は0を10、1を01に変換するため、送信データは“01011001”に変換される。従って、送信される電気信号の電位は、Low、Hi、Low、Hi、Hi、Low、Low、Hiになる。このように、10BASE−Tでは、アプリケーションから電気信号を制御できる。
一方、100BASE−TXや1000BASE−Tでは、アプリケーションが送信しようとするデータをランダマイズしてから符号化して電気信号に変換するため、アプリケーションから電気信号を制御することが困難である。
10BASE−Tへの通信規格の変更はスイッチングハブ100に通知される。
(ステップS403)プロセッサ40がスイッチ3を短絡し、起動部30へ電力を供給し、ID判定部31を稼動させる。
(ステップS404)ID判定部31がスイッチ4を操作し、受信電気信号がID判定部31及びパルストランス部22の送信側(TX)に与えられるようにする。
受信電気信号がパルストランス部22の送信側(TX)にも与えられるようにするのは、スイッチングハブ100に、被制御機器10のNIC20はリンクダウンしていないと判断させておくためである。
10BASE−Tで接続されている通信機器は、互いに一定間隔でリンクテストパルスを送信し、それにより通信相手がリンクダウンしていないことを確認している。スリープモードでは、NIC20への電力供給を停止するため、NIC20からスイッチングハブ100に対してリンクテストパルスを送信できない。
スイッチングハブ100は、「被制御機器10はリンクダウンした」と判断すると、それ以降、被制御機器10に対してイーサネットフレームを転送しなくなる。そうなると、制御機器103は被制御機器10を起動できなくなるため、スイッチングハブ100に、被制御機器10はリンクアップしていると判断させておく必要がある。
そのため、スイッチングハブ100から送信された電気信号をそのままスイッチングハブ100に返すような回路構成にしている。
(ステップS405)MAC部24がスイッチ1を開放し、NIC20及びプロセッサ40への電力供給を停止する。これにより被制御機器10はスリープモードとなる。スイッチ1の開放はプロセッサ40により行われてもよい。
次に、被制御機器10のスリープモード時の動作について図5に示すフローチャートを用いて説明する。
(ステップS501)制御機器103からスイッチングハブ100を介して送られてくる電気信号(イーサネットフレーム)を受信するとステップS502へ進む。
(ステップS502)受信した電気信号がスイッチ4を介してID判定部31に与えられる。ID判定部31は、電気信号の電位レベル(Hi/Low)からIDを特定する。
(ステップS503)ID判定部31が、ステップS502で特定したIDと、あらかじめID判定部31に設定されている起動用IDと比較する。比較結果が一致したと判定した場合はステップS504へ進み、不一致の場合はステップS501に戻る。
(ステップS504)ID判定部31がスイッチ2を短絡し、NIC20へ電力を供給する。また、ID判定部31がスイッチ4を操作し、受信電気信号がPHY部23へ与えられるようにする。つまり、被制御機器10の動作モードはWOLモードとなる。
このように、制御機器103は、起動用IDを表す電気信号列に変換されるようなデータを送信することで、被制御機器10をスリープモードからWOLモードへ移行させることができる。
例えば、被制御機器10の起動用IDが10100110である場合、制御機器103はデータ0010を送ることで被制御機器10をWOLモードへ移行させることができる。このデータはスイッチングハブ100によって、マンチェスター符号化されて10100110となり、電気信号に変換され、被制御機器10に与えられる。
続いて、被制御機器10のWOLモード時の動作について図6に示すフローチャートを用いて説明する。
(ステップS601)ID判定部31がタイマーを用いて、起動用IDを示す電気信号を受信してからの経過時間を測定する。経過時間が所定値を超えた場合はステップS605へ進み、超えていない場合はステップS602へ進む。
(ステップS602)MAC部24が、WOL起動用パケットを受信した場合はステップS603へ進み、受信していない場合はステップS601へ戻る。
(ステップS603)MAC部24が、スイッチ1を短絡し、プロセッサ40へ電力を供給する。また、ID判定部31が、スイッチ2を開放する。スイッチ2が開放しても、スイッチ1が短絡しているため、NIC20には電力が供給され続ける。
(ステップS604)プロセッサ40がスイッチ3を開放し、起動部30への電力供給を停止させる。つまり、被制御機器10の動作モードは通信モードとなる。
(S605)ID判定部31がスイッチ4を操作し、受信電気信号がID判定部31及びパルストランス部22の送信側(TX)に与えられるようにする。また、ID判定部31がスイッチ2を開放し、NIC20への電力供給を停止する。つまり、被制御機器10の動作モードはスリープモードとなる。
このように、被制御機器10は、スリープモードからWOLモードを経て、通信モードへ遷移する。スリープモード時における消費電力は、起動部30および各スイッチで発生する電力のみである。ID判定部31は電気信号の電位レベルを判定するだけであり、NIC20よりも低消費電力で稼動する。
また、被制御機器10は、WOLモードに遷移した場合でも、一定時間内にWOL起動用パケットを受信しなければスリープモードに戻る。従って、ブロードキャストイーサネットフレームなどによって、意図せずスリープモードからWOLモードに遷移した場合でも、再びスリープモードに戻ることができる。
被制御機器10は、通常のイーサネットフレームを受信することでWOLモードに移行できる。そのため、スイッチングハブ100などのネットワーク機器に特殊な電気信号を送信する機能を実装しなくてよく、被制御機器10を既存のネットワークへ容易に導入できる。
制御機器103には被制御機器10をWOLモードに移行させるための通信ソフトウェアが必要だが、簡単なアプリケーションとして実装可能である。制御機器103は、WOLと同様に、ユニキャスト、ブロードキャスト、リモートダイレクトブロードキャストなどを使い、被制御機器10に対して、特定のデータを送るだけでよい。ここで特定のデータは、前述のように、マンチェスター符号化された結果、被制御機器10の起動用IDを表すデータである必要がある。
このように、本実施形態に係る通信装置(被制御機器10)は、ネットワークを介して受信した信号によりスリープモードから起動し、既存のネットワークへの導入が容易であり、待機電力を低減できる。
上記実施形態では、MAC部24が起動用パケットを受信し、スイッチ1を短絡させたのに伴ってID判定部31がスイッチ2を開放したが、MAC部24が起動用パケットを受信したか否かに関わらず、ID判定部31は、起動用IDを示す電気信号を受信してからの経過時間が所定値を超えた時に、スイッチ2を開放するようにしてもよい。MAC部24が起動用パケットを受信し、プロセッサ40に電力が供給されている場合、プロセッサ40はID判定部31がスイッチ2を開放するのを待ってから、スイッチ3を開放する。
(第2の実施形態)図7に本発明の第2の実施形態に係る通信装置の概略構成を示す。本実施形態に係る通信装置は、図2に示す上記第1の実施形態に係る通信装置である被制御機器10の起動部30に、フィルタ32及びコンパレータ33をさらに備えた構成となっている。起動部30以外の各部の動作は上記第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
フィルタ32は中心周波数が5MHzのバンドパスフィルタ、又はカットオフ周波数が5MHzのローパスフィルタである。フィルタ32は一般的なLC回路により実現することができる。
コンパレータ33は、フィルタ32の出力レベルと所定の閾値レベルとを比較し、フィルタ32の出力レベルが閾値以上であれば、Hiレベルを出力し、閾値未満であれば、Lowレベルを出力する。閾値レベルは、コンパレータ33の構成によって調整することができる。
ID判定部31は、独自のクロック周波数で動作し、当該クロックのタイミングで、コンパレータ33の出力レベルからIDを判定する。すなわち、ID判定部31は、クロックのタイミングで、コンパレータ33の出力レベルがHiであればIDとして1を、LowであればIDとして0を判定する。
そして、ID判定部31は、IDとして1を一定数以上連続で判定した場合に、スイッチ2を短絡し、NIC20へ電力を供給する。さらに、ID判定部31はスイッチ4を操作し、受信電気信号がPHY部23へ与えられるようにする。これにより、被制御機器10はWOLモードへ移行する。
これは、起動部30が、周波数5MHzの電気信号を一定時間以上連続で受信した場合に、WOLモードへ移行することを意味する。
前述のように、10BASE−Tでは送信データをマンチェスター符号化し、その結果を電気信号に変換する。10BASE−Tの通信速度は10Mbpsである。マンチェスター符号化は、データ0を10へ、データ1を01へ変換する。
従って、0が連続するデータ、または1が連続するデータがマンチェスター符号化されると、変換後の電気信号は、101010101010・・・となる。このとき、電気信号の主周波数成分は最も高く、10MHzとなる。一方、0と1が交互に連続して出現するデータがマンチェスター符号化されると、変換後の電気信号は1001100110011001・・・となる。このとき、電気信号の主周波数成分は最も低く、5MHzとなる。
従って、制御機器103が、0と1が交互に出現するデータを送信すると、スイッチングハブ100から被制御機器10に送信される電気信号の主周波数成分は5MHzとなり、被制御機器10はスリープモードからWOLモードへ移行する。
本実施形態における被制御機器10のスリープモード時の動作について図8に示すフローチャートを用いて説明する。
(ステップS801)制御機器103からスイッチングハブ100を介して送られてくる電気信号(イーサネットフレーム)を受信するとステップS802へ進む。
(ステップS802)受信した電気信号がスイッチ4を介してフィルタ32に与えられる。フィルタ32は5MHzの周波数フィルタであり、電気信号の周波数が5MHzに近いほど、大きな電位を出力する。
(ステップS803)コンパレータ33が、フィルタ32の出力電位と閾値とを比較し、比較結果に対応した電位レベルを出力する。例えばコンパレータ33は、フィルタの出力電位が閾値以上であればHiレベルを出力し、閾値未満であればLowレベルを出力する。
(ステップS804)ID判定部31が、独自のクロックのタイミングで、コンパレータ33の出力電位レベルからIDを判定する。例えば、コンパレータ33の出力レベルがHiであればIDとして1を、LowであればIDとして0を判定する。
(ステップS805)判定したIDが一定数以上連続して1であればステップS806へ進む。それ以外の場合はステップS801に戻る。
(ステップS806)ID判定部31がスイッチ2を短絡し、NIC20へ電力を供給する。また、ID判定部31がスイッチ4を操作し、受信電気信号がPHY部23へ与えられるようにする。つまり、被制御機器10の動作モードはWOLモードとなる。
図9に、制御機器103の送信データ、スイッチングハブ100の送信電気信号、及び起動部30の各部の反応の一例を示す。ID判定部31は、判定したIDが8個連続して1の場合にスリープモードからWOLモードへの移行を決定する。
制御機器103は、期間T1では何も送信せず、期間T2で0100、期間T3では1、0を交互に送信する。
スイッチングハブ100は、制御機器103から送信されたデータをマンチェスター符号化し、0を10、1を01に変換して、被制御機器10へ送信する。
期間T1では、フィルタ32の出力がなく、コンパレータ33の出力レベルはLowのため、判定されるIDは0となる。
期間T2では、スイッチングハブ100の送信電気信号は10011010となり、周波数は5MHzよりも大きくなる。従って、フィルタ32の出力レベルは小さく、コンパレータ33の出力レベルはLowのため、判定されるIDは0となる。
期間T3では、スイッチングハブ100の送信電気信号は、0110011001100・・・となり、周波数はほぼ5MHzとなる。従って、フィルタ32の出力レベルは大きく、コンパレータ33の出力レベルはHighとなり、判定されるIDは1となる。
期間T3の途中で判定したIDが8個連続して1となり、被制御機器10の動作モードがスリープモードからWOLモードへ移行する。
上記第1の実施形態では、制御機器103は、マンチェスター符号化後に起動用IDとなるようなデータを送信することで、被制御機器10をスリープモードからWOLモードへ移行させていた。
これに対し、本実施形態では、制御機器103は、0と1が連続するデータを送信することで、被制御機器10をスリープモードからWOLモードへ移行させる。なお、ID判定部31で判定可能なIDの桁数が大きいほど、制御機器103は0と1を長く連続送信する必要がある。
例えば、ID判定部31の動作周波数が10KHzで、8桁のIDを判定できる場合には、8回連続でIDを判定するのに要する時間は、0.8msである。従って、スイッチングハブ100は0.8ms以上の間、00と11が連続するデータを被制御機器10に送信する必要がある。
スイッチングハブ100と被制御機器10は10BASE−Tで通信しているため、0.8msの間に1000バイトのデータ通信が可能である。1個のイーサネットフレームの最大長は1500バイトであるため、0.8ms以上の間、00と11が連続するデータを送信することは可能である。
制御機器103上で動作する被制御機器起動用アプリケーションは、0と1が1000バイト以上連続するデータを被制御機器10に対して送ることで、被制御機器10をWOLモードへ移行させることができる。そして、制御機器103は被制御機器10をWOLモードへ移行させた後、WOL起動用パケットを送ることで被制御機器10を起動させることができる。
0と1が1000バイト以上連続する確率は1/28000程度のため、制御機器10が誤ってWOLモードへ移行してしまう可能性は低い。また、仮にWOLモードへ移行した場合でも、NIC20が起動するだけであり、一定時間内にWOL起動用パケットを受信しなければ再びスリープモードへ戻ることができるので消費電力を抑制できる。
また、本実施形態は、起動部30にフィルタ32とコンパレータ33を設け、ID判定部31はコンパレータ33の出力電位レベルからIDを判定する。ID判定部31は受信電気信号の電位レベルを直接に判定せず、独自のクロックで動作するため、上記第1の実施形態より低い周波数で動作する。従って、本実施形態では、上記第1の実施形態と比較して、スリープモード時の消費電力を低減できる。
このように、本実施形態に係る通信装置(被制御機器10)は、ネットワークを介して受信した信号によりスリープモードから起動し、既存のネットワークへの導入が容易であり、待機電力を低減できる。
(第3の実施形態)図10に本発明の第3の実施形態に係る通信装置の概略構成を示す。本実施形態に係る通信装置は、図7に示す上記第2の実施形態に係る通信装置である被制御機器10の起動部30に、フィルタ34、コンパレータ35、及びXOR回路36をさらに備えた構成となっている。起動部30以外の各部の動作は上記第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
フィルタ32は中心周波数が5MHzのバンドパスフィルタ又はカットオフ周波数が5MHzのローパスフィルタであり、フィルタ34は中心周波数が10MHzのバンドパスフィルタ又はカットオフ周波数が10MHzのハイパスフィルタである。フィルタ32、34は一般的なLC回路により実現することができる。
コンパレータ33はフィルタ32の出力レベルと所定の閾値とを比較し、比較結果に応じた電位レベルを出力する。コンパレータ35はフィルタ34と所定の閾値とを比較し、比較結果に応じた電位レベルを出力する。
XOR回路36は、コンパレータ33、35の出力が与えられる。ID判定部31は、XOR回路36の出力に基づいてIDを判定する。
図11に、被制御機器10が受信する電気信号の周波数と、コンパレータ33、コンパレータ35、及びXOR回路36の出力レベルとの関係を示す。
フィルタ34は、10MHzの周波数フィルタであるため、10BASE−Tの電気信号を受信すると、常にある程度は通過させる。10BASE−Tの電気信号は、最大周波数が10MHzの矩形波であるため、10MHzよりも低い周波数であっても、10MHz成分が含まれる。また、受信電気信号の周波数が、最小周波数である5MHzの場合は、高調波成分として10MHzの信号が含まれる。
コンパレータ35の閾値は、フィルタ34が電気信号を通した場合は、常にHiの電位レベルが出力されるように設定する。
一方、フィルタ32は5MHzの周波数フィルタであるため、受信電気信号が5MHzより大きくなるに伴い、出力する電位レベルは小さくなる。受信電気信号の周波数が10MHzの時に、フィルタ32の出力電位レベルが最も小さくなる。
コンパレータ33の閾値は、受信電気信号の周波数が10MHzの時にLowの電位レベルが出力されるように設定する。
コンパレータ33とコンパレータ35の閾値を上述のような設定にすることで、受信電気信号の周波数が10MHzのときだけ、XOR回路36への2つの入力レベルがHiとLowになり、XOR回路36がHiレベルを出力する。
上記第2の実施形態と同様に、ID判定部31に一定時間連続してHiレベルが入力された場合、すなわちID判定部31が判定したIDが一定数以上連続して1である場合に、被制御機器10はスリープモードからWOLモードへ移行する。
このように、本実施形態では、フィルタとコンパレータを2組及びXOR回路を使用することで、周波数10MHzの電気信号を受信した場合にスリープモードからWOLモードへ移行することができる。
周波数10MHzの電気信号は、0が連続するデータ、又は1が連続するデータをマンチェスター符号化し、符号化したデータを電気信号に変換することで生成できる。
従って、制御機器103は、0が連続するデータ又は1が連続するデータを被制御機器10に対して送信することで、スイッチングハブ100を介して被制御機器10をスリープモードからWOLモードへ移行させることができる。
受信電気信号の周波数が5MHzの場合、高調波成分として10MHzの信号が含まれ、この高調波成分によってスリープモードからWOLモードへ移行するおそれがあるが、本実施形態では2組のフィルタ及びコンパレータと、XOR回路とを用いることで、高調波成分による誤ったWOLモードへの移行を抑制でき、消費電力をさらに低減できる。
このように、本実施形態に係る通信装置(被制御機器10)は、ネットワークを介して受信した信号によりスリープモードから起動し、既存のネットワークへの導入が容易であり、待機電力を低減できる。また、特定周波数の電気信号に対する反応精度を向上させることができる。
上記実施形態では、図2、図7、図10に示すように、スリープモード時にスイッチ4からパルストランス部22の送信側に信号を与えるような構成にしていたが、このような構成に限定されず、スリープモード時にパルストランス部22へ信号を与えられるような構成であればよい。
例えば、スリープモード時にID判定部31がパルストランス部22の送信側に定期的にリンクテストパルスを送信してもよい。その場合、図2、図7、図10に示す構成よりも消費電力は増えるが、NIC20を起動してリンクテストパルスを送信するよりは、消費電力を小さくできる。
上記実施形態では、スイッチ3は主電源50からの電力を起動部30へ供給するか否か切り替えていたが、図12に示すように、電池60を設け、電池60からの電力を起動部30へ供給するか否か切り替えるようにしてもよい。
上述した実施形態で説明した通信装置の少なくとも一部は、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよい。ソフトウェアで構成する場合には、通信装置の少なくとも一部の機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。
また、通信装置の少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1〜4 スイッチ
10 被制御機器
20 NIC
21 コネクタ
22 パルストランス部22
23 PHY部
24 MAC部
30 起動部
31 ID判定部
40 プロセッサ
50 主電源
100、102 スイッチングハブ
103 制御機器

Claims (14)

  1. プロセッサと、
    電気信号の電位レベルからIDを特定し、特定したIDが所定の起動用IDと一致するか否か判定する判定部と、
    電気信号を受信し、電力が供給されている時は前記電気信号を前記プロセッサへ出力し、電力が供給されていない時は前記電気信号を前記判定部へ出力するネットワークインタフェースカードと、
    短絡時に前記プロセッサ及び前記ネットワークインタフェースカードへ電力を供給し、開放時に電力供給を停止し、前記ネットワークインタフェースカードが所定の起動パケットを受信した時に短絡され、前記プロセッサによる待機状態への移行の決定に伴い開放される第1のスイッチと、
    短絡時にネットワークインタフェースカードへ電力を供給し、開放時に電力供給を停止し、前記判定部による判定結果が一致した時に短絡され、前記判定結果が一致してから所定時間内に前記ネットワークインタフェースカードが前記起動パケットを受信しない場合、又は前記第1のスイッチの短絡に伴い開放される第2のスイッチと、
    短絡時に前記判定部へ電力を供給し、開放時に電力供給を停止し、前記プロセッサによる待機状態への移行の決定に伴い短絡され、前記第1のスイッチの短絡に伴い開放される第3のスイッチと、
    を備える通信装置。
  2. 前記判定部は、前記判定結果が一致した時に前記第2のスイッチを短絡させ、前記判定結果が一致してから所定時間内に前記ネットワークインタフェースカードが前記起動パケットを受信しない場合、又は前記第1のスイッチの短絡に伴い前記第2のスイッチを開放することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記プロセッサは、待機状態への移行を決定すると前記第3のスイッチを短絡させ、前記第1のスイッチの短絡に伴い電力が供給されると前記第3のスイッチを開放することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記ネットワークインタフェースカードは、
    前記電気信号の高電圧を遮断するパルストランス部と、
    前記高電圧が遮断された電気信号の波形を整形するPHY部と、
    前記整形された電気信号をイーサネット(登録商標)フレームとして処理し、前記プロセッサへ出力するMAC部と、
    電力が供給されている時は前記高電圧が遮断された電気信号を前記PHY部の受信回路へ出力し、電力が供給されていない時は前記高電圧が遮断された電気信号を前記パルストランス部の送信回路及び前記判定部へ出力する第4のスイッチと、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  5. 前記MAC部は、前記プロセッサによる待機状態への移行の決定に伴い前記第1のスイッチを開放し、前記起動パケットを受信した時に前記第1のスイッチを短絡させることを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記判定部は、前記第4のスイッチを制御し、前記高電圧が遮断された電気信号の出力先を、前記判定結果が一致した時に前記PHY部の受信回路とし、前記判定結果が一致してから所定時間内に前記ネットワークインタフェースカードが前記起動パケットを受信しない場合、又は前記第3のスイッチの短絡により電力が供給された場合に、前記パルストランス部の送信回路及び前記判定部とすることを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  7. 前記プロセッサは、待機状態への移行の決定に伴い、通信規格を10BASE−Tに変更することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  8. 前記第4のスイッチから出力される前記高電圧が遮断された電気信号をフィルタリングするフィルタと、
    前記フィルタの出力電位と所定の閾値電位とを比較し、比較結果を前記判定部へ出力するコンパレータと、
    をさらに有し、
    前記判定部は前記比較結果に基づいて前記IDを特定することを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  9. 前記フィルタは、中心周波数が5MHzのバンドパスフィルタ又はカットオフ周波数が5MHzのローパスフィルタであり、
    前記プロセッサは、待機状態への移行の決定に伴い、通信規格を10BASE−Tに変更することを特徴とする請求項8に記載の通信装置。
  10. 前記コンパレータは、前記フィルタの出力電位が前記閾値電位以上の場合はハイレベルの信号を出力し、前記閾値電位未満の場合はローレベルの信号を出力し、
    前記判定部は、前記コンパレータのハイレベルの出力信号を1、ローレベルの出力信号を0としてIDを特定し、
    前記起動用IDは、1が所定数連続する値であることを特徴とする請求項9に記載の通信装置。
  11. 前記第4のスイッチから出力される前記高電圧が遮断された電気信号をフィルタリングする第1のフィルタと、
    前記第4のスイッチから出力される前記高電圧が遮断された電気信号をフィルタリングする第2のフィルタと、
    前記第1のフィルタの出力電位と第1の閾値電位とを比較し、第1の比較結果を出力する第1のコンパレータと、
    前記第2のフィルタの出力電位と第2の閾値電位とを比較し、第2の比較結果を出力する第2のコンパレータと、
    前記第1の比較結果及び第2の比較結果を入力信号とするXOR回路と、
    をさらに有し、
    前記判定部は、前記XOR回路の出力信号に基づいて前記IDを特定することを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  12. 前記第1のフィルタは、中心周波数が5MHzのバンドパスフィルタ又はカットオフ周波数が5MHzのローパスフィルタであり、
    前記第2のフィルタは、中心周波数が10MHzのバンドパスフィルタ又はカットオフ周波数が10MHzのハイパスフィルタであり、
    前記プロセッサは、待機状態への移行の決定に伴い、通信規格を10BASE−Tに変更することを特徴とする請求項11に記載の通信装置。
  13. 前記第1のコンパレータは、前記第1のフィルタの出力電位が前記第1の閾値電位以上の場合はハイレベルの信号を出力し、前記第1の閾値電位未満の場合はローレベルの信号を出力し、
    前記第2のコンパレータは、前記第2のフィルタの出力電位が前記第2の閾値電位以上の場合はハイレベルの信号を出力し、前記第2の閾値電位未満の場合はローレベルの信号を出力し、
    前記判定部は、前記XOR回路のハイレベルの出力信号を1、ローレベルの出力信号を0としてIDを特定し、
    前記起動用IDは、1が所定数連続する値であることを特徴とする請求項12に記載の通信装置。
  14. プロセッサと、電気信号の電位レベルからIDを特定し、特定したIDが所定の起動用IDと一致するか否か判定する判定部と、電気信号を受信し、電力が供給されている時は前記電気信号を前記プロセッサへ出力し、電力が供給されていない時は前記電気信号を前記判定部へ出力するネットワークインタフェースカードと、を備える通信装置の制御方法であって、
    前記プロセッサによる待機状態への移行の決定に伴い、前記プロセッサ及び前記ネットワークインタフェースカードへの電力供給を停止し、前記判定部へ電力を供給し、
    前記判定部による判定結果が一致した時に、前記ネットワークインタフェースカードへ電力を供給し、
    前記判定結果が一致してから所定時間内に前記ネットワークインタフェースカードが所定の起動パケットを受信しない場合に、前記ネットワークインタフェースカードへの電力供給を停止し、
    前記判定結果が一致してから所定時間内に前記ネットワークインタフェースカードが所定の起動パケットを受信した場合に、前記プロセッサへ電力を供給し、前記判定部への電力供給を停止することを特徴とする通信装置の制御方法。
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