JP7283242B2 - 基板ホルダおよびプラズマ処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プラズマ処理装置における、プラズマ処理が実行される対象である基板を固定するための基板ホルダなどに関する。
誘電結合プラズマを用いて基板にプラズマ処理を施すためにプラズマ処理装置が使用されている。これらのプラズマ処理装置では、プラズマ処理の対象となる基板を固定するための固定ホルダが用いられる。
例えば、特許文献1には、マグネットを用いて基板を固定する技術が開示されている。特許文献1の技術では、磁性体で構成されるマスクと、マグネットを有する保持部とによって基板を固定している。
特開2010-84205号公報(2010年4月15日公開)
しかしながら、特許文献1の技術では、マグネットの磁力により発生したプラズマが影響されてしまい、所望のプラズマ処理を行うことができない可能性がある、または、磁力を封じ込めるための構成が必要になるという問題がった。
本発明の一態様は、機械的に基板を固定することができ、かつ、簡易な構成の基板ホルダを実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る基板ホルダは、プラズマ処理が実行される対象である基板が載置される載置部を有する第1部材と、前記基板が前記載置部に載置されている状態において、前記基板の前記載置部に当接している面と反対側の面の少なくとも外周部に当接する第2部材と、を備え、前記第1部材または前記第2部材には、前記第2部材に対する前記第1部材の移動方向に対して傾斜するテーパ面を有する固定溝が形成されており、前記第1部材または前記第2部材のうち、前記固定溝が形成されていない方には、前記固定溝のテーパ面に対応するテーパ面が形成された固定部材をスライドさせるスライド溝が形成されており、前記固定部材を前記固定溝に挿入する方向に前記固定部材を付勢する付勢手段が、前記スライド溝内に設けられている。
本発明の一態様によれば、機械的に基板を固定することができ、かつ、簡易な構成とすることができる。
本発明の実施形態1に係るプラズマ処理装置の構成を模式的に示す断面図である。 上記プラズマ処理装置が有する基板ホルダの上面図である。 図2におけるA-A線矢視断面図である。 図2におけるB-B線矢視断面図である。 上記基板ホルダを用いた基板の固定方法を説明するための図である。 上記基板ホルダを用いた基板の固定方法を説明するための図である。 上記基板ホルダを用いた基板の固定方法を説明するための図である。 上記基板ホルダからの基板の取り外し方法を説明するための図である。 厚みが大きい基板を用いた場合の基板の固定方法について説明するための図である。 本発明の実施形態2に係る基板ホルダの構成を示す図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。図1は、本実施形態におけるプラズマ処理装置1の構成を模式的に示す断面図である。プラズマ処理装置1は、誘電結合プラズマを用いて基板Sにプラズマ処理を施す装置である。ここで、プラズマ処理装置1による基板Sに施す処理は、例えば、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法による膜形成、エッチング、アッシング、スパッタリングなどである。なお、プラズマ処理装置1は、プラズマCVD法によって膜形成を行う場合はプラズマCVD装置、エッチングを行う場合はプラズマエッチング装置、アッシングを行う場合はプラズマアッシング装置、スパッタリングを行う場合はプラズマスパッタリング装置とも呼ばれる。
プラズマ処理装置1は、図1に示すように、真空排気されかつガス導入口2aを介してガスGが導入される真空容器2と、真空容器2内に配置された直線上をなす高周波アンテナ3と、真空容器2内にプラズマP(融合結合プラズマ)を生成するための高周波電力を高周波アンテナ3に供給する高周波電源4と、を備えている。プラズマ処理装置1では、高周波アンテナ3に高周波電源4から高周波電力を供給することにより高周波アンテナ3に高周波電流が流れる。これにより、真空容器2内に誘導電界が発生してプラズマPが生成される。生成されたプラズマPは、基板Sの近傍まで拡散し、当該プラズマPによって上述した処理が施される。
また、プラズマ処理装置1は、基板Sを固定する基板ホルダ10を備えている。以下に、本実施形態における基板ホルダ10の詳細について述べる。図2は、基板ホルダ10の上面図である。図3は、図2におけるA-A線矢視断面図である。図4は、図2におけるB-B線矢視断面図である。なお、以下では、図3および図4における上下方向を、基板ホルダ10の上下方向として説明する場合がある。
図2~図4に示すように、基板ホルダ10は、第1部材20と、第2部材30と、固定部材11と、バネ12(付勢手段)と、第3部材13とを備えている。
第1部材20は、基板Sを下方より支持する部材である。第1部材20は、図3および図4に示すように、基板Sが載置される載置部21を備えている。第1部材20は、金属(例えば、ステンレス、チタンなど)によって形成されている。第1部材20は、図3および図4における上下方向に移動できるようになっている。
第1部材20の側面には、図4に示すように、後述する固定部材11が挿入される位置に固定溝22が形成されている。固定溝22は、外側に向けて開口する凹部にてなっている。固定溝22は、第2部材30に対する第1部材20の移動方向(図3および図4における上下方向)に対して傾斜するテーパ面22bを有している。より詳細には、固定溝22は、テーパ面22bが第1部材20の側面から内側に向かうにつれて下方になるように形成されている。これにより、固定溝22は、第1部材20の側面から内側に向かうにつれて上下方向の長さが短くなっている。なお、第1部材20には、後述する固定部材11が配置される箇所(図2参照)に対応して6個の固定溝22が形成されている。なお、後述する固定部材11が配置される箇所は、6個に限定されるものではなく、基板ホルダ10の大きさなどに合わせて適宜設定すればよい。
第2部材30は、基板Sが第1部材20の載置部21に載置されている状態において、基板Sの、載置部21に当接している面と反対側の面の外周部に当接する当接部30bを有するマスクである。また、第2部材30には、図4に示すように、後述する固定部材11をスライドさせるスライド溝30aが形成されている。
スライド溝30aは、第2部材の厚み方向(図4に示す上下方向)の中間部に形成されており、内側(すなわち、第1部材20側)が開口する凹部にてなっている。スライド溝30aは、第1部材20の上端部が当接部30bに当接したときに、図4に示す上下方向において、第1部材20の固定溝22と同じ位置に形成されている。
また、第2部材30には、底面30dに、後述する第3部材13が挿入される孔30cが形成されている。第2部材30は、金属(例えば、アルミニウム、チタンなど)によって形成されている。
固定部材11は、第1部材20を第2部材30に固定するための部材である。固定部材11は、第2部材30のスライド溝30aの内部に格納されている。固定部材11の内側(すなわち、第1部材20側)の端部には、第1部材20の固定溝22に形成されたテーパ面22bに対応するテーパ面11aが形成されている。すなわち、テーパ面11aと図4における上下方向とがなす角度は、固定溝22に形成されたテーパ面22bと図4における上下方向とがなす角度と同じ角度となっている。
また、固定部材11の底面には、固定部材11を固定溝22に挿入する方向(図3および図4における左右方向)に対して傾斜するテーパ面11cを有する凹部11bが形成されている。
バネ12は、第2部材30のスライド溝30aの内部に設置されている。バネ12の一方の端部は、固定部材11に接続されており、他方の端部は、第2部材30に接続されている。バネ12は、固定部材11を固定溝22に挿入する方向(すなわち、基板ホルダ10の内側)に向けて固定部材11に対して弾性力を付与する。これにより、固定部材11は、バネ12により固定溝22に挿入する方向に付勢されている。
第3部材13は、固定部材11を固定溝22に挿入する方向とは反対方向にスライドさせる部材である。第3部材13は、図4に示すように、第2部材30に形成された孔30cに挿入される位置に設けられている。第3部材13の上面13aは、固定部材11の凹部11bが有するテーパ面11cに対応するテーパ面が形成されている。すなわち、上面13aと図4における左右方向とがなす角度は、固定部材11の凹部11bが有するテーパ面11cと図4における左右方向とがなす角度と同じ角度となっている。
基板Sは、プラズマ処理装置1によるプラズマ処理が実行される対象である。ガラス基板Sは、ガラス基板(例えば、青板ガラス)にてなっている。基板Sの厚みは、例えば、0.4mm~0.7mm程度である。
次に、基板ホルダ10を用いた、基板Sの固定方法および基板Sの取り外し方法について説明する。図5~7は、基板Sの固定方法を説明するための図である。
基板ホルダ10を用いた基板Sの固定方法では、図5に示すように、まず、第1部材20の載置部21に基板Sを載置する。次に、上下方向に移動可能なシリンダ14により第3部材13を上方に移動させる。これにより、第3部材13の上面13aに形成されたテーパ面により、固定部材11のテーパ面11cが押圧される。その結果、図5に示すように、固定部材11が固定溝22に挿入する方向とは反対方向(図5における右方向)にスライドし、固定部材11の全体がスライド溝30aの内部に挿入された状態となる。
次に、図6に示すように、基板Sの載置部21に当接している面と反対側の面が第2部材30の当接部30bに当接するまで第1部材20を第2部材30に向けて移動させる。これにより、図6に示す上下方向において、第1部材20に形成された固定溝22と第2部材30のスライド溝30aとが同じ位置に位置する。なお、上述したように、第1部材20を上方に移動させる際には、固定部材11の全体がスライド溝30aの内部に挿入された状態となっているため、第1部材20が固定部材11に接触しないようになっている。
次に、図7に示すように、シリンダ14を下方に向けて移動させる。これに伴い、第3部材13も下方に移動する。その結果、第3部材13によって固定部材11に印加されていた押圧力がなくなるため、固定部材11は、バネ12の弾性力によって内側に移動し、第1部材20の固定溝22に挿入される。これにより、第1部材20をテーパ面11aによって支持することができ、第1部材20と第2部材30とが固定される、すなわち、基板Sが基板ホルダ10に固定された状態となる。
次に、基板ホルダ10からの基板Sの取り外し方法について説明する。図8は、基板ホルダ10からの基板Sの取り外し方法を説明するための図である。
基板ホルダ10から基板Sを取り外す際には、まず、図7に示す状態からシリンダ14を上方に移動させるにより第3部材13を上方に移動させる。これにより、第3部材13の上面13aに形成されたテーパ面により、固定部材11のテーパ面11cが押圧される。その結果、図6に示すように、固定部材11が固定溝22に挿入する方向とは反対方向にスライドし、固定部材11の全体がスライド溝30aの内部に挿入された状態となる。これにより、第2部材30に対する第1部材20の固定が解除される。
次に、第1部材20を下方に移動させる。この際、上述したように、固定部材11の全体がスライド溝30aの内部に挿入された状態となっているため、固定部材11に接触することなく第1部材20を下方に移動させることができる。そして、例えば、図8に示すように、取外部材15を用いて基板Sを第1部材20から取り外す。
以上のように、本実施形態における基板ホルダ10では、第2部材30に対する第1部材20の移動方向に対して傾斜するテーパ面22bを有する固定溝22が第1部材20に形成されている。また、固定溝22のテーパ面22bに対応するテーパ面11aが形成された固定部材11をスライドさせるスライド溝30aが第2部材30に形成されている。さらに、固定部材11を固定溝22に挿入する方向に固定部材11を付勢するバネ12が、スライド溝30a内に設けられている。
上記の構成によれば、基板Sを機械的に基板ホルダ10に固定することができる。その結果、特許文献1のようにマグネットを使用した場合に問題となる磁力の影響を無視することができる。また、簡易な構成で基板Sを固定することができる。
また、基板ホルダ10では、第3部材13が、プラズマ処理が施される側とは反対側に設けられている。これにより、プラズマ処理を施す際に金属から構成される第3部材13の影響を受けることがないようにすることができる。また、これにより、省スペース化を実現することができる。
ここで、電磁石または静電チャックによって基板Sを固定する場合、電力を供給するための配線が必要となる。これに対して、基板ホルダ10では、基板Sを機械的に基板ホルダ10に固定するため、電気配線などを必要としない。さらに、これにより、基板Sを固定した状態で長距離間の搬送を行うことができる。
次に、図5~図8に示した厚さよりも厚い基板Sを用いた場合について説明する。図9は、厚みが大きい基板Sを用いた場合の基板Sの固定方法について説明するための図である。図9は、上記の図7に示す状態に対応する図である。
図9に示すように、厚みが大きい基板Sを用いた場合、基板Sの載置部21に当接している面と反対側の面が第2部材30の当接部30bに当接するまで第1部材20を第2部材30に向けて移動させると、図9に示す上下方向において、第1部材20に形成された固定溝22が第2部材30のスライド溝30aよりも下方に位置する。
ここで、上述したように、固定部材11は、図4における上下方向とがなす角度が固定溝22に形成されたテーパ面22bと図4における上下方向とがなす角度と同じ角度となっているテーパ面11aを有している。これにより、図9に示すように、固定部材11の内側の端部の少なくとも一部が、第1部材20の固定溝22に挿入できる。これにより、テーパ面11aの固定溝22に挿入された箇所によって、第1部材20を支持することができる。このように、基板ホルダ10では、所定の厚みの範囲であれば、基板Sの厚みに関わらず基板Sを確実に固定することができる。また、基板ホルダ10では、第1部材20と第2部材30との間で基板Sを完全に保持することができるため、振動対して強い構造となっている。また、基板Sの外周部全体を保持しているため、基板Sのたわみや変形などを抑制することができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図10は、本実施形態における基板ホルダ50の構成を示す図である。図10に示すように、基板ホルダ50は、第1部材60と、第2部材70と、固定部材51と、バネ52(付勢手段)と、第3部材53とを備えている。
第1部材60は、基板Sを下方より支持する部材である。第1部材60は、図10に示すように、基板Sが載置される載置部61を備えている。第1部材60は、金属(例えば、ステンレス、チタンなど)によって形成されている。第1部材20は、図10における上下方向に移動できるようになっている。
第1部材60は、外周部に後述する固定部材51をスライドさせるスライド溝63と、後述する第2部材70の突出部72が挿入される凹部62と、スライド溝63と凹部62とを区切るための突出部64とを有している。
第2部材70は、基板Sが第1部材60の載置部61に載置されている状態において、基板Sの、載置部61に当接している面と反対側の面の外周部に当接する当接部74を有するマスクである。また、第2部材70は、第2部材70に対する第1部材60の位置決めを行うための突出部72を有している。
第2部材70の側部75には、後述する固定部材51が挿入される位置に固定溝71が形成されている。固定溝71は、内側に向けて開口する凹部にてなっている。固定溝71は、第2部材70に対する第1部材60の移動方向(図10における上下方向)に対して傾斜するテーパ面71aを有している。より詳細には、固定溝71は、テーパ面71aが外側に向かうにつれて上方になるように形成されている。これにより、固定溝71は、第外側に向かうにつれて上下方向の長さが短くなっている。固定溝71は、第1部材60の上端部が当接部74に当接したときに、図10に示す上下方向において、第1部材60のスライド溝63と同じ位置に形成されている。
固定部材51は、第1部材60を第2部材70に固定するための部材である。固定部材51は、第1部材60のスライド溝63に配置されている。固定部材51の外側(すなわち、第2部材70の側部75側)の端部には、第2部材70の固定溝71に形成されたテーパ面71aに対応するテーパ面51aが形成されている。すなわち、テーパ面51aと図10における上下方向とがなす角度は、固定溝71に形成されたテーパ面71aと図10における上下方向とがなす角度と同じ角度となっている。
バネ52は、第1部材60のスライド溝63に設置されている。バネ52の一方の端部は、固定部材51に接続されており、他方の端部は、第1部材60の突出部64に接続されている。バネ52は、固定部材51を固定溝71に挿入する方向(すなわち、基板ホルダ10の外側)に向けて固定部材51に対して弾性力を付与する。これにより、固定部材51は、バネ52により固定溝22に挿入する方向に付勢されている。
第3部材53は、固定部材51を固定溝71に挿入する方向とは反対方向にスライドさせる部材である。第3部材53は、図10に示すように、第1部材60に形成された孔64に挿入される位置に設けられている。第3部材53の上面には、固定部材51のテーパ面51aに対応するテーパ面53aが形成されている。
以上の構成を有する基板ホルダ50によれば、第3部材53を上方に移動させることで、第3部材53の13aにテーパ面53aにより、固定部材51のテーパ面51aが押圧される。その結果、固定部材51が固定溝71に挿入する方向とは反対方向(基板ホルダ10の内側方向)にスライドし、固定部材51の全体がスライド溝63に挿入された状態となる。これにより、基板Sを基板ホルダ50に固定する際に、基板Sの載置部61に当接している面と反対側の面が第2部材70の当接部74に当接するまで第1部材60を第2部材70に向けて移動させることができる。また、基板ホルダ10から基板Sを取り外す際に、固定部材11が第2部材70に接触することなく第1部材60を下方に移動させることができる。
また、第3部材53を下方に移動させている状態では、バネによって固定部材51に印加されていた押圧力がなくなるため、固定部材51は、バネ52の弾性力によって外側に移動し、第2部材70の固定溝71に挿入される。これにより、第1部材60をテーパ面71aによって支持することができ、第1部材60と第2部材70とが固定される、すなわち、基板Sが基板ホルダ10に固定された状態となる。
以上のように、本実施形態における基板ホルダ50では、第2部材70に対する第1部材60の移動方向に対して傾斜するテーパ面71aを有する固定溝71が第2部材70に形成されている。また、固定溝71のテーパ面71aに対応するテーパ面51aが形成された固定部材51をスライドさせるスライド溝63が第1部材60に形成されている。さらに、固定部材51を固定溝71に挿入する方向に固定部材51を付勢するバネ52が、スライド溝63に設けられている。
上記の構成によれば、基板Sを機械的に基板ホルダ50に固定することができる。その結果、特許文献1のようにマグネットを使用した場合に問題となる磁力の影響を無視することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 プラズマ処理装置
10、50 基板ホルダ
11、51 固定部材
11a、11c、22b、51a、53a、71a テーパ面
11b、62 凹部
12、52 バネ(付勢手段)
13、53 第3部材
20、60 第1部材
21、61 載置部
22、71 固定溝
30、70 第2部材
30a、63 スライド溝
S 基板

Claims (4)

  1. プラズマ処理が実行される対象である基板が載置される載置部を有する第1部材と、
    前記基板が前記載置部に載置されている状態において、前記基板の前記載置部に当接している面と反対側の面の少なくとも外周部に当接する第2部材と、を備え、
    前記第1部材または前記第2部材には、前記第2部材に対する前記第1部材の移動方向に対して傾斜するテーパ面を有する固定溝が形成されており、
    前記第1部材または前記第2部材のうち、前記固定溝が形成されていない方には、前記固定溝のテーパ面に対応するテーパ面が形成された固定部材をスライドさせるスライド溝が形成されており、
    前記固定部材を前記固定溝に挿入する方向に前記固定部材を付勢する付勢手段が、前記スライド溝内に設けられていることを特徴とする基板ホルダ。
  2. 前記固定部材を前記固定溝に挿入する方向とは反対方向にスライドさせる第3部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の基板ホルダ。
  3. 前記固定部材には、当該固定部材を前記固定溝に挿入する方向に対して傾斜するテーパ面を有する凹部が形成されており、
    前記第3部材は、前記固定部材の凹部が有するテーパ面に対応するテーパ面が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の基板ホルダ。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の基板ホルダを用いることを特徴とするプラズマ処理装置。
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