JP7282664B2 - 作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、ステアリングハンドルを備えるトラクタ等の作業機に関する。
従来、特許文献1に開示された作業機は、走行可能な機体と、機体に設けられ且つ回転可能なステアリングハンドルと、変速装置の前進及び後進に切り換え操作可能な前後進切換レバー(シャトルレバー)と、を備えている。
特開2019-59388号公報
特許文献1の作業機では、前後進切換レバーを操作することで作業機の前進と後進(後退)とを切り換えることができる。しかしながら、ステアリングハンドルを把持する位置(把持位置)によっては、当該ステアリングハンドルの回転操作によって、把持位置と前後進切換レバーとの距離が離れてしまう。このため、作業者は、作業機の操舵、及び前後進を操作する場合には、ステアリングハンドルを一方の手で操作し、前後進切換レバーを他方の手で操作する必要があった。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、作業機の操舵と、作業機に設けられた機器の操作を容易に行うことを目的とする。
本発明の一態様に係る作業機は、走行可能な機体と、前記機体に着脱自在に装着可能な作業装置と、前記機体に設けられ回転操作可能なステアリングハンドルと、前記ステアリングハンドルに取り付けられ、且つ当該ステアリングハンドルの回転操作を補助する補助グリップと、前記補助グリップに設けられ、且つ前記機体に設けられた少なくとも1つの機器の操作を行う操作具と、前記操作具から出力される無信号、第1信号及び第2信号に基づいて前記少なくとも1つの機器を制御する制御装置と、を備え、前記ステアリングハンドルは、前記機体を操舵する把持部と、当該把持部を回転軸の周りに回転可能に支持する支持部と、を有しており、前記操作具は、柔軟な第1可動接点、柔軟な第2可動接点及び固定接点を有し、前記操作具は、押圧操作されていないとき、信号を制御装置に出力せず、前記第1可動接点と前記第2可動接点とが接触する程度に、押圧操作されたとき(半押し操作)、前記第1信号を制御装置に出力し、前記第2可動接点と前記固定接点とが接触する程度に、さらに押圧操作されたとき(押しきり操作)、前記第2信号を制御装置に出力する
また、前記操作具は、前記補助グリップのうち前記ステアリングハンドルに取り付けられる基部の反対側に配置されている。
また、前記操作具は、前記補助グリップのうち前記ステアリングハンドルに取り付けられる基部側に 配置されている。
また、前記操作具は、前記補助グリップのうち前記ステアリングハンドルに取り付けられる基部と基 部の反対側との間に配置されている
また、前記少なくとも1つの機器は、前記機体の前進及び後退を切り換え可能な変速装置を含み、前記変速装置は、前記操作具から出力された前記第1信号及び前記第2信号に基づいて前記機体の前進及び後退の切換を行う。
また、前記機体は、前輪と後輪とを有しており、前記少なくとも1つの機器は、前記前輪及び前記後輪の一方を駆動させる二輪駆動と、前記前輪と前記後輪の両方を駆動させる四輪駆動と、に切り換え可能な変速装置を含み、前記変速装置は、前記操作具から出力された前記第1信号及び前記第2信号に基づいて二輪駆動及び四輪駆動の切り換えを行う。
また、前記少なくとも1つの機器は、前記機体の推進力を変更可能な変速装置を含み、前記変速装置は、前記操作具から出力された前記第1信号及び前記第2信号に基づいて推進力の変更を行う。
また、前記少なくとも1つの機器は、動力を出力する原動機を含み、前記原動機は、前記操作具から出力された前記第1信号及び前記第2信号に基づいて回転数の変更を行う。
また、前記少なくとも1つの機器は、前記ステアリングハンドルの回転操作に応じて前記機体の操舵を行う操舵機構を含み、前記操舵機構は、前記操作具から出力される第1信号及び第2信号に基づいて前記ステアリングハンドルの回転操作に対する前記機体の舵角の比率を変更する。
また、前記少なくとも1つの機器は、前記作業装置を前記機体に昇降可能に連結する昇降装置を含み、前記昇降装置は、前記操作具から出力された前記第1信号及び前記第2信号に基づいて前記作業装置を昇降させる。
また、前記操作具は、前記第1可動接点が、第1リングとの接続を維持しつつ前記第1リングの上を摺動可能な第1ブラシを有する第1ケーブル、及び前記第1リングと前記制御装置との間を接続する第4ケーブルを介して、前記制御装置と接続され、前記第2可動接点が、第2リングとの接続を維持しつつ前記第2リングの上を摺動可能な第2ブラシを有する第2ケーブル、及び前記第2リングと前記制御装置との間を接続する第5ケーブルを介して、前記制御装置と接続され、前記固定接点が、第3リングとの接続を維持しつつ前記第3リングの上を摺動可能な第3ブラシを有する第3ケーブル、及び前記第3リングと前記制御装置との間を接続する第6ケーブルを介して、前記制御装置と接続されるように構成されている。
また、前記操作具は、前記第4ケーブル、前記第1リング、前記第1ブラシ、第1ケーブル、前記第1可動接点、前記第2可動接点、前記第2ケーブル、前記第2ブラシ、前記第2リング、及び前記第5ケーブルを介して、前記第1信号を制御装置に出力し、前記第5ケーブル、前記第2リング、前記第2ブラシ、第2ケーブル、前記第2可動接点、前記固定接点、前記第3ケーブル、前記第3ブラシ、前記第3リング、及び前記第6ケーブルを介して、前記第2信号を制御装置に出力するように構成されている。
上記作業機によれば、機体の操舵と機器の操作を容易に行うことができる。
変速装置の構成図である。 作業機の制御ブロックを示す図である。 自動操舵を説明する図である。 ステアリングハンドル、及びシャトルレバー等の周辺の斜視図である。 ステアリングハンドル、及びシャトルレバー等の周辺の平面図である。 ステアリングハンドル、及びシャトルレバー等の周辺の背面図である。 操作具、第1~第6ケーブル、及び接続構造等について説明する図である。 補助グリップ、及び操作具を示す斜視図である。 補助グリップ、及び操作具を示す側面図である。 第1の変形例における補助グリップ、及び操作具を示す斜視図である。 第1の変形例における補助グリップ、及び操作具を示す側面図である。 第2の変形例における補助グリップ、及び操作具を示す斜視図である。 第2の変形例における補助グリップ、及び操作具を示す側面図である。 第3の変形例における補助グリップ、及び操作具を示す斜視図である。 第3の変形例における補助グリップ、及び操作具を示す側面図である。 作業装置としてフロントローダを連結した作業機の側面全体図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図12は、作業機1の一例であるトラクタを示している。本実施形態においては、作業機1としてトラクタを例にあげて説明するが、作業機1は、トラクタに限定されず、農作業を行う田植機等の農業機械や、建築作業を行うバックホー等の建築機械である。本発明の実施形態において、作業機1の運転席10に着座した作業者(運転者)の前側(図12等の矢印A1方向)を前方、作業者の後側(図12等の矢印A2方向)を後方、作業者の左側を左方、作業者の右側を右方として説明する。
図12に示すように、作業機1は、走行装置7を有し且つ走行可能である走行車両(機体)3と、原動機4と、変速装置5と、操舵機構11と、を備えている。走行装置7は、前輪7F及び後輪7Rを有する装置である。前輪7Fは、タイヤ型であってもクローラ型であってもよい。また、後輪7Rも、タイヤ型であってもクローラ型であってもよい。原動機4は、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンなどの内燃機関、電動モータ等である。この実施形態では、原動機4は、ディーゼルエンジンである。
変速装置5は、変速によって走行装置7の推進力を切換可能であると共に、走行装置7の前進、後進の切換が可能である。機体3にはキャビン9が設けられ、当該キャビン9内には運転席10が設けられている。
図12に示すように、機体3の後部には、昇降装置8が設けられている。昇降装置8には、作業装置(図示略)が着脱可能である。昇降装置8は、装着された作業装置を昇降可能である。作業装置は、耕耘する耕耘装置、肥料を散布する肥料散布装置、農薬を散布する農薬散布装置、収穫を行う収穫装置、牧草等の刈取を行う刈取装置、牧草等の拡散を行う拡散装置、牧草等の集草を行う集草装置、牧草等の成形を行う成形装置等である。さらに、機体3の前部には、機体3の後部とは別に作業装置を着脱可能である。本実施形態においては、機体3の前部にフロントローダ2が取り付けられている。フロントローダ2は、機体3の前部に取り付けられる取付フレーム2aと、取付フレーム2aに揺動可能に設けられたブーム2bと、ブーム2bに支持された作業具(例えばバケット)2cと、を有している。フロントローダ2は、ブーム2bを上下方向に揺動させることで、作業具を昇降できる。
図1に示すように、変速装置5は、主軸(推進軸)5aと、シャトル部5bと、主変速部5cと、副変速部5dと、PTO動力伝達部5eと、前変速部5fと、を備えている。推進軸5aは、変速装置5のハウジングケースに回転自在に支持され、当該推進軸5aには、原動機4のクランク軸からの動力が伝達される。
図1に示すように、シャトル部5bは、シャトル軸5b1と、前後進切換部5b2とを有している。シャトル軸5b1には、推進軸5aからの動力が伝達される。前後進切換部5b2は、例えば、油圧クラッチ等で構成され、油圧クラッチの入切によってシャトル軸5b1の回転方向、即ち、作業機1の前進及び後進を切り換える。具体的には、前後進切換部5b2は、前進クラッチ部35と、後進クラッチ部36とを有している。前進クラッチ部35及び後進クラッチ部36は、推進軸5aと一体回転するハウジング37を有している。
図1に示すように、前進クラッチ部35は、円筒軸35bと、ハウジング37と円筒軸35bとの間に配置された摩擦プレート35cと、押圧部材35dとを有している。押圧部材35dは、図示省略のバネ等の付勢部材により押圧部材35dから摩擦プレート35cから離れる方向に付勢されている。
図1に示すように、前進クラッチ部35側のハウジング37内は、作動油を給排する第1油路18aが接続されている。図2に示すように、第1油路18aは、第1制御弁17aと接続されており、第1制御弁17aの開度を変更して、第1油路18aからハウジング37側に作動油が供給されると、押圧部材35dはバネの付勢力に抗して押圧側(接続側)に移動することで、摩擦プレート35cがハウジング37側に圧接して、前進クラッチ部35は接続状態になる。推進軸5aの動力が円筒軸35bと一体回転するギア38に伝達される。一方、ハウジング37側から第1油路18aに作動油が排出されると、押圧部材35dはバネの付勢力によって切断側に移動することで、摩擦プレート35cがハウジング37側から離れて、前進クラッチ部35は切断状態になる。推進軸5aの動力はギア38に伝達されない。前進クラッチ部35の出力側のギア(出力ギア)38は、出力軸5b3に噛み合っていて、前進クラッチ部35が接続状態になった場合には、駆動力が出力軸5b3に伝達される。
図1に示すように、後進クラッチ部36は、円筒軸36bと、ハウジング37と円筒軸36bとの間に配置された摩擦プレート36cと、押圧部材36dとを有している。押圧部材36dは、図示省略のバネ等の付勢部材により押圧部材36dから摩擦プレート36cから離れる方向に付勢されている。
図1に示すように、後進クラッチ部36側のハウジング37内は、作動油を給排する第2油路18bが接続されている。図2に示すように、第2油路18bは、第2制御弁17bと接続されており、第2制御弁17bの開度を変更して、第2油路18bからハウジング37側に作動油が供給されると、押圧部材36dはバネの付勢力に抗して押圧側(接続側)に移動することで、摩擦プレート36cがハウジング37側に圧接して、後進クラッチ部36は接続状態になる。推進軸5aの動力が円筒軸36bと一体回転するギア39に伝達される。一方、ハウジング37側から第2油路18bに作動油が排出されると、押圧部材36dはバネの付勢力によって切断側に移動することで、摩擦プレート36cがハウジング37側から離れて、後進クラッチ部36は切断状態になる。推進軸5aの動力はギア39に伝達されない。後進クラッチ部36の出力側のギア(出力ギア)39は、出力軸5b3に噛み合っていて、後進クラッチ部36が接続状態になった場合には、駆動力が出力軸5b3に伝達される。
主変速部5cは、入力された動力を無段に変更する無段変速機構である。図1に示すように、無段変速機構は、油圧ポンプ5c1と、油圧モータ5c2と、遊星歯車機構5c3とを有している。油圧ポンプ5c1は、シャトル部5bの出力軸5b3からの動力により回転する。油圧ポンプ5c1は、例えば、斜板12を有する可変容量ポンプであって、斜板12の角度(斜板角)を変更することにより、当該油圧ポンプ5c1から吐出する作動油の流量を変更することができる。油圧モータ5c2は、配管等の油路を介して油圧ポンプ5c1から吐出された作動油によって回転するモータである。油圧ポンプ5c1の斜板
角を変更したり、油圧ポンプ5c1へ入力する動力を変更することによって、油圧モータ5c2の回転数を変更することができる。
図1に示すように、遊星歯車機構5c3は、複数のギア(歯車)と、入力軸及び出力軸等の動力伝達軸とで構成された機構であって、油圧ポンプ5c1の動力が入力される入力軸13と、油圧モータ5c2の動力が入力される入力軸14と、動力を出力する出力軸15とを含んでいる。遊星歯車機構5c3は、油圧ポンプ5c1の動力と、油圧モータ5c2の動力とを合成して合成した動力を出力軸15に伝達する。
したがって、主変速部5cによれば、油圧ポンプ5c1の斜板12の斜板角、原動機4の回転数等を変更することによって、副変速部5dに出力する動力を変更することができる。
本実施形態において、斜板12は、第3制御弁17cから供給される作動油によって角度を変更可能である。斜板12及び第3制御弁17cは、例えば作動油を給排する第3油路18cによって接続されている。第3制御弁17cは、電磁弁付き二位置切換弁であって、電磁弁のソレノイドを励磁又は消磁することで、第3油路18cを流れる作動油を調整し、斜板12の角度を調整、即ち、副変速部5dに出力する動力を変更することができる。なお、主変速部5cは、無段変速機構で構成しているが、ギアによって変速を行う有段変速機構であってもよい。
副変速部5dは、動力を変速する有段の複数のギア(歯車)を有する変速機構であって、複数のギアの接続(噛合)を適宜変更することによって、遊星歯車機構5c3の出力軸15から当該副変速部5dに入力された動力を変更して出力する(変速する)。図1に示すように、副変速部5dは、入力軸5d1と、第1変速クラッチ5d2と、第2変速クラッチ5d3と、出力軸5d4とを含んでいる。入力軸5d1は、遊星歯車機構5c3の出力軸15の動力が入力される軸であり、当該入力された動力を、ギア等を介して第1変速クラッチ5d2及び第2変速クラッチ5d3に入力する。第1変速クラッチ5d2及び第2変速クラッチ5d3のそれぞれの接合及び切断を切り換えることにより、入力された動力は変更され、出力軸5d4に出力される。出力軸5d4に出力された動力は、後輪デフ装置20Rに伝達される。後輪デフ装置20Rは、後輪7Rが取り付けられた後車軸21Rを回転自在に支持している。
図1に示すように、PTO動力伝達部5eは、PTOクラッチ5e1と、PTO推進軸5e2と、PTO変速部5e3とを有している。PTOクラッチ5e1は、例えば、油圧クラッチ等で構成され、油圧クラッチの入切によって、推進軸5aの動力をPTO推進軸5e2に伝達する状態と、推進軸5aの動力をPTO推進軸5e2に伝達しない状態とに切り換わる。PTO変速部5e3は、変速クラッチと複数のギア等を含んでいて、PTO推進軸5e2からPTO変速部5e3へ入力された動力(回転数)を変更して出力する。PTO変速部5e3の動力は、ギア等を介してPTO軸16に伝達される。
図1に示すように、前変速部5fは、第1前変速クラッチ5f1と、第2前変速クラッチ5f2とを有している。第1前変速クラッチ5f1及び第2前変速クラッチ5f2は、副変速部5dからの動力が伝達可能であって、例えば、出力軸5d4の動力が、ギア及び伝動軸を介して伝達される。第1前変速クラッチ5f1及び第2前変速クラッチ5f2からの動力は、前伝動軸22を介して前車軸21Fに伝達可能である。具体的には、前伝動軸22は、前輪デフ装置20Fに接続され、前輪デフ装置20Fは、前輪7Fが取り付けられた前車軸21Fを回転自在に支持している。
図1に示すように、第1前変速クラッチ5f1及び第2前変速クラッチ5f2は、油圧クラッチ等で構成されている。第1前変速クラッチ5f1には第4油路18dが接続され、図2に示すように、当該油路には油圧ポンプから吐出した作動油が供給される第4制御弁17dに接続されている。第1前変速クラッチ5f1は、第4制御弁17dの開度によって接続状態と切断状態とに切り換わる。図1に示すように、第2前変速クラッチ5f2には第5油路18eが接続され、図2に示すように、当該第5油路18eには第5制御弁17eに接続されている。第2前変速クラッチ5f2は、第5制御弁17eの開度によって接続状態と切断状態とに切り換わる。第4制御弁17d及び第5制御弁17eは、例え
ば、電磁弁付き二位置切換弁であって、電磁弁のソレノイドを励磁又は消磁することにより、接続状態又は切断状態に切り換わる。
第1前変速クラッチ5f1が切断状態で且つ第2前変速クラッチ5f2が接続状態である場合、第2前変速クラッチ5f2を通じて副変速部5dの動力が前輪7Fに伝達される。これにより、前輪7F及び後輪7Rが動力によって駆動する四輪駆動(4WD)で且つ前輪7Fと後輪7Rとの回転速度が略同じとなる(4WD等速状態)。一方、第1前変速クラッチ5f1が接続状態で且つ第2前変速クラッチ5f2が切断状態である場合、四輪駆動になり且つ前輪7Fの回転速度が後輪7Rの回転速度に比べて速くなる(4WD増速状態)。また、第1前変速クラッチ5f1及び第2前変速クラッチ5f2が接続状態である場合、副変速部5dの動力が前輪7Fに伝達されないため、後輪7Rが動力によって駆動する二輪駆動(2WD)となる。
図2に示すように、作業機1は、制動装置25を備えている。制動装置25は、左制動装置25aと、右制動装置25bとを有している。左制動装置25a及び右制動装置25bは、ディスク型の制動装置25であり、制動する制動状態と、制動を解除する制動解除状態に切換可能である。左制動装置25aは、後車軸21Rの左側に設けられ、右制動装置25bは、後車軸21Rの右側に設けられている。例えば、運転席10の近傍には、左ブレーキペダル(図示略)と、右ブレーキペダル(図示略)とが設けられている。作業機1を操作するオペレータが左ブレーキペダルを操作する(踏み込む)ことによって、左ブレーキペダルに連結された左連結部材26aが制動方向へ動き、左制動装置25aを制動状態にすることができる。オペレータが右ブレーキペダルを操作する(踏み込む)ことによって、右ブレーキペダルに連結された右連結部材26bが制動方向へ動き、右制動装置25bを制動状態にすることができる。
また、左連結部材26aには、作動油により作動する左油圧作動部27aが連結されている。左油圧作動部27aには、第6油路18fを介して第6制御弁17fが接続されている。第6制御弁17fによって、左油圧作動部27aを作動させることにより、左連結部材26aを制動方向に移動させることができる。また、右連結部材26bには、作動油により作動する右油圧作動部27bが連結されている。右油圧作動部27bには、第7油路18gを介して第7制御弁17gが接続されている。第7制御弁17gによって、右油圧作動部27bを作動させることにより、右連結部材26bを制動方向に移動させることができる。
以上のように、左制動装置25a及び右制動装置25bは、左ブレーキペダル及び右ブレーキペダルの操作だけでなく、左油圧作動部27a及び右油圧作動部27bの作動によっても、左の後輪7R及び右の後輪7Rのそれぞれを独立して制動状態にすることができる。なお、本実施形態において、左制動装置25aは、後車軸21Rの左側に設けられ、右制動装置25bは、後車軸21Rの右側に設けられ、制動装置25は、車輪7F,7Rのうち後輪7Rの制動を行うが、制動装置25は、左制動装置25a及び右制動装置25bに代えて、或いは加えて前車軸21Fの左側及び右側に設けられ、前輪7Fの制動を行ってもよい。
図2に示すように、昇降装置8は、リフトアーム8a、ロアリンク8b、トップリンク8c、リフトロッド8d、リフトシリンダ8eを有している。リフトアーム8aの前端部は、変速装置5を収容するケース(ミッションケース)の後上部に上方又は下方に揺動可能に支持されている。リフトアーム8aは、リフトシリンダ8eの駆動によって揺動(昇降)する。リフトシリンダ8eは、油圧シリンダから構成されている。リフトシリンダ8eは、第8制御弁17hを介して油圧ポンプと接続されている。第8制御弁17hは、電磁弁等であって、リフトシリンダ8eを伸縮させる。
図2に示すように、ロアリンク8bの前端部は、変速装置5の後下部に上方又は下方に揺動可能に支持されている。トップリンク8cの前端部は、ロアリンク8bよりも上方において、変速装置5の後部に上方又は下方に揺動可能に支持されている。リフトロッド8dは、リフトアーム8aとロアリンク8bとを連結している。ロアリンク8bの後部及びトップリンク8cの後部には、作業装置が連結される。リフトシリンダ8eが駆動(伸縮
)すると、リフトアーム8aが昇降するとともに、リフトロッド8dを介してリフトアーム8aと連結されたロアリンク8bが昇降する。これにより、作業装置がロアリンク8bの前部を支点として、上方又は下方に揺動(昇降)する。
図2に示すように、操舵機構11は、ステアリングハンドル(ステアリングホイール)11aと、ステアリングハンドル11aの回転に伴って回転する回転軸(操舵軸)11bと、ステアリングハンドル11aの操舵を補助する補助機構(パワーステアリング機構)11cと、を有している。ステアリングハンドル11aは、機体3の操向を操作する部材であり、運転者によって手動操作される。補助機構11cは、第9制御弁17iと、ステアリングシリンダ32とを含んでいる。第9制御弁17iは、例えば、スプール等の移動によって切り換え可能な3位置切換弁である。また、第9制御弁17iは、回転軸11bの操舵によっても切換可能である。ステアリングシリンダ32は、前輪7Fの向きを変えるアーム(ナックルアーム)33に接続されている。したがって、ステアリングハンドル11aを操作すれば、当該ステアリングハンドル11aに応じて第9制御弁17iの切換位置及び開度が切り換わり、当該第9制御弁17iの切換位置及び開度に応じてステアリングシリンダ32が左又は右に伸縮することによって、前輪7Fの操舵方向を変更することができる。なお、上述した操舵機構11は一例であり、上述した構成に限定されない。
図2に示すように、作業機1は、制御装置40を備えている。制御装置40は、作業機1の様々な制御を行う装置である。制御装置40には、複数の検出装置41が接続されている。複数の検出装置41は、作業機1の状態を検出する装置であり、原動機4の回転数を検出する原動機回転センサ(回転センサ)41c、操舵機構11の操舵角を検出する操舵角センサ41e、リフトアーム8aの角度を検出する角度センサ41f、機体3の車速(速度)を検出する速度センサ41h等である。なお、速度センサ41hは、例えば、前車軸21Fの回転数、後車軸21Rの回転数、前輪7Fの回転数、後輪7Rの回転数等を車速に変換することにより車速を検出する。また、速度センサ41hは、前車軸21F、後車軸21R、前輪7F及び後輪7Rのいずれかの回転方向も検出することができ、作業機1(機体3)が前進しているか、後進しているかも検出することができる。上述した検出装置41は一例であり、上述したセンサに限定されない。
また、制御装置40には、複数の操作部材42が接続されている。複数の操作部材42は、機体3の前進又は後進を切り換える前後進切換レバー(シャトルレバー)42a、原動機4の始動等を行うイグニッションスイッチ42b、PTO軸16の回転数を設定するPTO変速レバー42c、自動変速及び手動変速のいずれかを切り換える変速切換スイッチ42d、変速装置5の変速段(変速レベル)を手動で切り換える変速レバー42e、車速を増減させるアクセル42f、昇降装置8の昇降を操作するポンパスイッチ42g、昇降装置8の上限を設定する上限設定ダイヤル42h、車速を設定する車速レバー42i等である。なお、上述した操作部材42は一例であり、上述した操作部材42に限定されない。
制御装置40は、シャトルレバー42aが前進に操作された場合、シャトル部5bの前後進切換部5b2を前進に切り換えることで、機体3を前進させる。また、制御装置40は、シャトルレバー42aが後進に操作された場合、シャトル部5bの前後進切換部5b2を後進に切り換えることで、機体3を後進させる。
制御装置40は、イグニッションスイッチ42bがONに操作された場合、所定の処理を経て原動機4の始動を行い、イグニッションスイッチ42bがOFFに操作された場合、原動機4の駆動を停止させる。
制御装置40は、PTO変速レバー42cが操作された場合、変速装置5に内蔵されたPTO変速ギアを切り換えることでPTO軸16の回転数(PTO回転数という)を変更する。
制御装置40は、変速切換スイッチ42dを自動変速に切り換えた場合、作業機1の状態に応じて主変速部5c及び副変速部5dのいずれかを自動的に切り換え、変速装置5の変速段(変速レベル)を予め定められた変速段(変速レベル)に自動的に変更する。制御装置40は、変速切換スイッチ42dを手動変速に切り換えた場合、変速レバー42eで
設定された変速段(変速レベル)に応じて主変速部5c及び副変速部5dのいずれかを自動的に切り換え、変速装置5の変速段を変更する。
制御装置40は、アクセル42fが操作された場合、当該アクセル42fの操作量に応じて原動機4の回転数(原動機回転数という)を変更することで、機体3の車速(速度)を変更する。
制御装置40は、ポンパスイッチ42gが上昇させる方向(上昇側)に操作された場合、第8制御弁17hを制御することでリフトシリンダ8eを伸長させ、リフトアーム8aの後端部(作業装置側の端部)を上昇させる。制御装置40は、ポンパスイッチ42gが下降させる方向(下降側)に操作された場合、第8制御弁17hを制御することでリフトシリンダ8eを収縮させ、リフトアーム8aの後端部(作業装置側の端部)を下降させる。なお、制御装置40は、昇降装置8によって作業装置を上昇させている場合に、当該作業装置の位置、即ち、リフトアーム8aの角度が上限設定ダイヤル42hで設定された上限(高さ上限値)に達すると、昇降装置8における上昇動作を停止する。
また、作業機1は、機体3の位置を検出する位置検出装置43と、当該位置に基づいて機体3の自動操舵を制御する自動操舵制御部40aを備えており、自動操舵を行うような構成であってもよい。斯かる場合、位置検出装置43は、D-GPS、GPS、GLONASS、北斗、ガリレオ、みちびき等の衛星測位システム(測位衛星)により、自己(機体3)の位置(緯度、経度を含む測位情報)を検出可能である。即ち、位置検出装置43は、測位衛星から送信された衛星信号(測位衛星の位置、送信時刻、補正情報等)を受信し、衛星信号に基づいて、作業機1の位置(例えば、緯度、経度)を検出する。本実施形態において、例えば、位置検出装置43は、作業機1の運転席10を覆うキャビン9の上部(ルーフ)に設けられている。なお、位置検出装置43は、作業機1の位置を検出することができればよく、その取り付け位置や構成は、上記構成に限定されない。
図2に示すように、制御装置40は、自動操舵制御部40aを有している。自動操舵制御部40aは、制御装置40に設けられた電気・電子回路、CPU等に格納されたプログラム等から構成されている。自動操舵制御部40aは、制御装置40から出力された制御信号に基づいて機体3が走行予定ルートLに沿って走行するように補助機構11cを制御する。
図3に示すように、機体3の位置と走行予定ルートLとの偏差が所定未満である場合、自動操舵制御部40aは、補助機構11cを制御して回転軸11bの回転角を維持する。機体3の位置と走行予定ルートLとの偏差が所定以上であって、作業機1が走行予定ルートLに対して左側に位置している場合は、自動操舵制御部40aは、作業機1の操舵方向が右方向となるように補助機構11cを制御して回転軸11bを回転する。機体3の位置と走行予定ルートLとの偏差が所定以上であって、作業機1が走行予定ルートLに対して右側に位置している場合は、自動操舵制御部40aは、作業機1の操舵方向が左方向となるように補助機構11cを制御して回転軸11bを回転する。なお、上述した実施形態では、機体3の位置と走行予定ルートLとの偏差に基づいて操舵機構11の操舵角を変更していたが、走行予定ルートLの方位と作業機1(機体3)の進行方向(走行方向)の方位(機体3の方位)とが異なる場合、即ち、走行予定ルートLに対する機体3の方位の角度θgが所定以上である場合、自動操舵制御部40aは、角度θgが零(機体3の方位が走行予定ルートLの方位に一致)するように操舵角を設定してもよい。また、自動操舵制御部40aは、偏差(位置偏差)に基づいて求めた操舵角と、方位(方位偏差)に基づいて求めた操舵角とに基づいて、自動操舵における最終の操舵角を設定してもよい。上述した実施形態における自動操舵における操舵角の設定は一例であり、限定されない。また、作業機1は、自動操舵制御部40aに代えて、或いは加えて機体3が走行予定ルートLに沿って走行し、且つ当該走行予定ルートLに基づいて機体3の速度を制御するような自動走行制御部を有していてもよい。
以下、ステアリングハンドル11aや複数の操作部材42を含む操縦装置50について詳しく説明する。なお、以下のステアリングハンドル11a等の説明において、運転席10に着座した作業者側を正面側B1(図4、図6、図12等の矢印)として説明し、正面
側B1の反対側、即ち運転席10に着座した作業者側の反対側を背面側B2(図4、図6等、図12の矢印)として説明する。図12に示すように、操縦装置50は、運転席10の前部に設けられており、操縦装置50は、操縦台51を有している。図4~図6に示すように、操縦台51には、ステアリングハンドル11aやシャトルレバー42a等が支持されている。
図4、図5に示すように、ステアリングハンドル11aは、運転者が握って操舵する把持部52と、当該把持部52を回転軸11bに支持する支持部53と、を有している。本実施形態の場合、把持部52は円環状に形成されている。なお、把持部52の形状は、円環状に限定されず、円環状の湾曲部と、湾曲部の両端を連結する直線上のフラット部と、を含む略D字形状であってもよいし、その形状は限定されない。
図5、図6に示すように、支持部53は、回転軸11bの上端から径外方に延設されており、外端部が把持部52の内周側と連結されている。本実施形態において、支持部53は、例えば回転軸11bから略等間隔に間隔をあけて複数本延設されているスポーク状の部分である。
図6に示すように、回転軸11bは、ステアリングハンドル11aの下部に接続されて下方に延びている。回転軸11bは、ステアリングハンドル11aの正面側B1からステアリングハンドル11aの背面側B2に延びている。回転軸11bは、操縦台51の上部に設けられたステアリングコラム51aに挿通されて回転可能に支持されている。
シャトルレバー42aを前方又は後方に操作(揺動)することにより、前後進切換部5b2が切り換えられ、機体3の走行方向(進行方向)が前進方向又は後進方向に切り換えられる。シャトルレバー42aは、ステアリングハンドル11aの把持部52の背面側B2に設けられている。シャトルレバー42aは、前方又は後方に揺動することによって、前進位置、中立位置、後進位置に切り換え可能である。
図7、図8A、図8Bに示すように、作業機1は、補助グリップ(スピナー)60と、操作具61と、を備えている。補助グリップ60は、ステアリングハンドル11aに取り付けられ、且つ当該ステアリングハンドル11aの回転操作を補助する部材である。補助グリップ60は、例えば球状や円柱状、紡錘体状であり作業者(運転者)が把持しやすい形状である。本実施形態において、補助グリップ60は、図8A、図8Bに示すように、球状である。補助グリップ60の基部60aは、ステアリングハンドル11aの取付部11a1に取り付けられており、当該ステアリングハンドル11aの正面側B1に突設されている。具体的には、補助グリップ60の基部60aは、ステアリングハンドル11aの支持部53及び把持部52のうち、少なくとも回転軸11bから離れた位置に配置されている。補助グリップ60は、把持部52に取り付けられ、ステアリングハンドル11aの径外端側に位置していることが好ましい。
補助グリップ60は、ステアリングハンドル11aに回動可能に取り付けられている。図5、図6に示すように、補助グリップ60は、正面側B1から背面側B2に延びる回動軸60bに回動可能に取り付けられている。回動軸60bの背面側B2は、把持部52の正面側B1に取り付けられており、回動軸60bは、把持部52と補助グリップ60とを連結している。即ち、補助グリップ60の回動軸60bの軸心線は、回転軸11bの軸心線と平行である。作業者は、補助グリップ60を回転軸11b廻りに操作することで、ステアリングハンドル11aを把持しなくとも、当該ステアリングハンドル11aを容易に操作できる。このため、回動軸60bの軸心線と回転軸11bの軸心線との距離が離れるほど、作業者は、より少ない力でステアリングハンドル11aを操作できる。
図7、図8A、図8Bに示すように、操作具61は、補助グリップ60に設けられており、機体3に設けられた機器の操作を行う。操作具61は、制御装置40と無線又は有線によって通信可能に接続されており、制御装置40に操作信号(信号)を出力可能である。本実施形態においては、操作具61は、制御装置40と有線接続されている場合を例に説明する。なお、操作具61が制御装置40と無線接続されている場合、操作具61は、制御装置40に信号を送信する送信装置と、当該送信装置に電力を供給するバッテリとを備えている。
図7に示すように、操作具61は、複数の操作位置に切り換え可能であり、例えば操作位置の数に対応する数の可動接点62,63と、固定接点64と、を有している。本実施形態においては、2つの操作位置に切り換え可能なダブルアクションスイッチである。図7に示すように、操作具61は、第1可動接点62と、第2可動接点63と、固定接点64と、を有している。第1可動接点62及び第2可動接点63は、比較的柔軟性を有し、非操作状態と、操作状態に切り換え可能な接点である。第1可動接点62には、制御装置40に信号を入力する第1ケーブル65aが接続されている。第2可動接点63には、操作具61に信号を入力する第2ケーブル65bが接続されている。固定接点64には、制御装置40に信号を送信する第3ケーブル65cが接続されている。
図7に示すように、第1可動接点62は、第2可動接点63よりも外側(操作具61の操作方向Cの反対側)に配置されており、第2可動接点63は、固定接点64よりも外側に配置されている。このため、操作具61を操作方向Cに押圧操作すると、第1可動接点62と第2可動接点63とが接触する(半押し操作)。これにより、第1可動接点62に接続された第1ケーブル65aと、第2可動接点63に接続された第2ケーブル65bとが通電し、操作具61に出力された信号が第2ケーブル65b、第2可動接点63、第1可動接点62、及び第1ケーブル65aを介して制御装置40に入力される。このため、制御装置40は、第1ケーブル65aから入力された信号に基づいて操作具61の半押し操作の操作情報を取得可能である。
また、半押し操作からさらに操作具61を操作方向Cに押圧操作すると、第1可動接点62が第2可動接点63を操作方向Cに押圧し、第2可動接点63と固定接点64とが接触する(押しきり操作)。これにより、第2可動接点63に接続された第2ケーブル65bと、固定接点64に接続された第3ケーブル65cとが通電し、操作具61に出力された信号が第2ケーブル65b、第2可動接点63、固定接点64、及び第3ケーブル65cを介して制御装置40に入力される。このため、制御装置40は、第1ケーブル65aから入力された信号と、第3ケーブル65cから入力された信号に基づいて操作具61の押しきり操作の操作情報を取得可能である。
つまり、本実施形態においては、第1ケーブル65a及び第3ケーブル65cから信号が入力されない場合、制御装置40は、操作具61が操作されていないと検出する。また、第1ケーブル65aから信号が入力され、第3ケーブル65cから信号が入力されない場合、制御装置40は、操作具61が半押し操作されていると検出し、第1ケーブル65a及び第3ケーブル65cから信号が入力されている場合、制御装置40は、操作具61が押しきり操作されていると検出する。
なお、上述した実施形態において、操作具61は、2つの操作位置に切り換え可能なダブルアクションスイッチを例に説明したが、操作具61は、複数の操作位置に切り換え可能であればよく、既存技術を適宜利用可能である。
操作具61に接続されている配線について説明すると、図7に示すように、操作具61に接続された第1~第3ケーブル65a,65b,65cは、ステアリングハンドル11aの内部又は外部に配策されたケーブル体66と接続される。ケーブル体66は、複数のケーブルから構成されており、少なくとも第1~第3ケーブル65a,65b,65cのそれぞれと制御装置40等とを接続するケーブルを含んでいる。詳しくは、ケーブル体66は、第1ケーブル65aと制御装置40とを接続する第4ケーブル66aと、第2ケーブル65bと接続された第5ケーブル66bと、第3ケーブル65cと制御装置40とを接続する第6ケーブル66cと、を含んでいる。第4ケーブル66aは、第1ケーブル65aから入力された信号を制御装置40に伝達する。第5ケーブル66bは、第2ケーブル65bに信号を伝達する。第6ケーブル66cは、第3ケーブル65cから入力された信号を制御装置40に伝達する。
図7に示すように、第1~第3ケーブル65a,65b,65cと第4~第6ケーブル66a,66b,66cとは、それぞれ回動軸60b廻りに回動可能に接続する接続構造70によって接続されている。
図7に示すように、接続構造70は、複数のブラシ71と、それぞれ複数のブラシ71
のいずれかと接触する複数の無端状のリング72と、を有している。複数のブラシ71は、導体であり、補助グリップ60の基部60aとステアリングハンドル11aの取付部11a1との一方側に配置されている。本実施形態において、複数のブラシ71は、補助グリップ60の基部60aに配置されている。複数のブラシ71は、第1~第3ケーブル65a,65b,65cと対応しており、第1ケーブル65aと接続された第1ブラシ71aと、第2ケーブル65bと接続された第2ブラシ71bと、第3ケーブル65cと接続された第3ブラシ71cと、を含んでいる。
図7に示すように、複数のリング72は、円環状の導体であり、補助グリップ60の基部60aとステアリングハンドル11aの取付部11a1との他方側に配置されている。本実施形態において、複数のリング72は、ステアリングハンドル11aの取付部11a1に配置されている。複数のリング72は、第4~第6ケーブル66a,66b,66cと対応しており、第4ケーブル66aと接続された第1リング72aと、第5ケーブル66bと接続された第2リング72bと、第6ケーブル66cと接続された第3リング72cと、を含んでいる。複数のリング72は、回動軸60bの軸心と同心円状に配置されており、複数のブラシ71とそれぞれ対応している。詳しくは、第1リング72aと第1ブラシ71aとが対応し、第1ブラシ71aは、第1リング72aと通電状態を維持しつつ回動軸60bの軸心廻りに摺動可能である。第2リング72bと第2ブラシ71bとが対応し、第2ブラシ71bは、第2リング72bと通電状態を維持しつつ回動軸60bの軸心廻りに摺動可能である。第3リング72cと第3ブラシ71cとが対応し、第3ブラシ71cは、第3リング72cと通電状態を維持しつつ回動軸60bの軸心廻りに摺動可能である。
なお、接続構造70は、第1~第3ケーブル65a,65b,65cと第4~第6ケーブル66a,66b,66cとを、それぞれ回動軸60b廻りに回動可能に接続すればよく、その構成は、上記構成に限定されず既存技術を適宜利用可能である。
操作具61の補助グリップ60における位置について説明すると、図8A、図8Bに示すように、操作具61は、補助グリップ60のうちステアリングハンドル11aに取り付けられる基部60aの反対側に配置されている。即ち、操作具61は、補助グリップ60のうち、正面側B1に配置されており、操作方向Cが正面側B1から背面側B2に向くように配置されている。このため、操作具61が正面側B1に位置していることで作業者は、操作具61の位置を容易に把握することができ、操作具61の操作性を向上させることができる。また、操作具61は、操作面61aが補助グリップ60の外周面(正面側B1)よりも内側(背面側B2)に位置するよう配置されている。言い換えると、操作面61aは、補助グリップ60の外周面よりも内側に凹んでいる。このため、操作具61の誤操作を抑止できる。
なお、操作具61の位置は、基部60aの反対側に限定されず、図9A、図9Bに示すように、操作具61は、補助グリップ60のうち基部60a側に配置されていてもよい。斯かる場合、操作具61は、補助グリップ60の背面側B2に配置されており、操作具61は、操作方向Cが背面側B2よりも正面側B1に向くように配置されている。このため、作業者は、補助グリップ60を正面側B1から把持した指で操作具61を操作することができる。さらに、操作具61がステアリングハンドル11aと補助グリップ60との間に位置するため、操作具61が他の部材や作業者と接触することを抑制できる。また、操作具61は、操作面61aが補助グリップ60の外周面(背面側B2)よりも内側(正面側B1)に位置するよう配置されている。
また、図10A、図10Bに示すように、操作具61は、補助グリップ60のうち基部60aと基部60aの反対側との間に配置されていてもよい。斯かる場合、操作具61は、補助グリップ60の正面側B1と背面側B2との間の側部に配置されており、操作具61は、操作方向Cが回動軸60bの軸心線の接近方向に向くように配置されている。本実施形態において、操作具61は、正面側B1と背面側B2とに向いた直線方向において、補助グリップ60の外径が最も大きい位置に配置されている。このため、作業者は、補助グリップ60を把持した指で操作具61を容易に操作することができる。また、操作具6
1は、操作面61aが補助グリップ60の外周面よりも内側に位置するよう配置されている。
さらに、図11A、図11Bに示すように、操作具61は、補助グリップ60の内部に配置されており、作業者による補助グリップ60の握り操作を検出するような構成であってもよい。斯かる場合、補助グリップ60は、複数の構造体から構成されており、握り操作の操作方向Cに分割されている。例えば、補助グリップ60は、球体を正面側B1と背面側B2とに向いた平面方向に分割して形成された略半球体のベース部60c及び操作部60dを有している。ベース部60cは、基部60aを含み且つステアリングハンドル11aの取付部11a1に取り付けられる部分である。操作具61は、ベース部60cと操作部60dとの間に配置されており、操作方向Cがベース部60cと操作部60dとの接近方向に向くように配置されている。このため、作業者が補助グリップ60を握った場合、ベース部60cと操作部60dとが接近することで、操作具61が押圧操作される。これによって、作業者は、補助グリップ60を把持したまま、操作具61を容易に操作することができる。
操作具61は、制御装置40に操作信号(信号)を入力し、制御装置40が当該信号に基づいて機体3に設けられた機器の制御を行う。これによって、操作具61は、機体3に設けられた機器の操作を行うことができる。機体3に設けられた機器は、例えば変速装置5、原動機4、操舵機構11、昇降装置8、制御装置40、位置検出装置43等であり、操作具61の操作信号によって操作可能な機器であれば何でもよい。
例えば、制御装置40は、シャトルレバー42aの操作に加え、又は代えて操作具61の操作に基づいて機体3の前進及び後進を制御する。斯かる場合、変速装置5は、操作具61の操作に基づいて機体3の前進及び後退の切換を行う。操作具61が押しきり操作された場合、つまり操作具61が複数の操作位置のうち2以上の操作位置に切り換えられた場合、制御装置40は、シャトル部5bの前後進切換部5b2を作動させ、前進から後進、又は後進から前進に切り換える。
具体的には、制御装置40は、操作具61の操作に基づいて、第1制御弁17a及び第2制御弁17bを制御して、前進クラッチ部35の接続状態及び切断状態、並びに後進クラッチ部36の接続状態及び切断状態を切り換えることで、前進から後進、又は後進から前進に切り換える。
また、制御装置40は、変速切換スイッチ42dの操作に加え、又は代えて操作具61の操作に基づいて変速装置5の変速段を制御してもよい。斯かる場合、変速装置5は、操作具61の操作に基づいて二輪駆動及び四輪駆動の切り換えを行う。操作具61が押しきり操作された場合、つまり操作具61が複数の操作位置のうち2以上の操作位置に切り換えられた場合、変速装置5は、機体3を二輪駆動から四輪駆動、又は四輪駆動から二輪駆動に切り換える。
具体的には、制御装置40は、操作具61の操作に基づいて、第4制御弁17dの開度を変更して、第1前変速クラッチ5f1の接続状態と切断状態とを切り換え、第5制御弁17eの開度を変更して、第2前変速クラッチ5f2の接続状態と切断状態とを切り換えることで、機体3を二輪駆動から四輪駆動、又は四輪駆動から二輪駆動に切り換える。
また、制御装置40は、変速切換スイッチ42dの操作に加え、又は代えて操作具61の操作に基づいて変速装置5の変速段を制御してもよい。斯かる場合、操作具61が押しきり操作された場合、つまり操作具61が複数の操作位置のうち2以上の操作位置に切り換えられた場合、制御装置40は、変速装置5を自動変速から手動変速、又は手動変速から自動変速に切り換える。例えば、操作具61の押しきり操作に応じて、制御装置40が変速装置5を自動変速から手動変速に切り換える場合、制御装置40は、変速レバー42eで設定された変速段(変速レベル)に応じて主変速部5c及び副変速部5dのいずれかを自動的に切り換え、変速装置5の変速段を変更する。
一方、操作具61の押しきり操作に応じて、制御装置40が変速装置5を手動変速から自動変速に切り換える場合、制御装置40は、作業機1の状態に応じて主変速部5c及び副変速部5dのいずれかを自動的に切り換え、変速装置5の変速段(変速レベル)を予め
定められた変速段(変速レベル)に自動的に変更する。なお、変速装置5は、操作具61の操作に基づいて推進力を変更すればよく、変速装置5が操作具61の操作に基づいて変速段を変更するような構成であってもよい。
また、制御装置40は、操作具61の操作に基づいて、制動装置25の制動制御を行ってもよい。斯かる場合、制動装置25は、操作具61の操作に基づいて制動を行う。操作具61が押しきり操作された場合、つまり操作具61が複数の操作位置のうち2以上の操作位置に切り換えられた場合、制御装置40は、制動装置25を制動状態から制動を行わない制動解除状態、又は制動解除状態から制動状態に切り換える。
具体的には、制御装置40は、操作具61の操作に基づいて制動装置25を制動状態から制動解除状態に切り換える場合、第6制御弁17fの開度及び第7制御弁17gの開度を変更して、左連結部材26a及び右連結部材26bを制動方向と反対側に移動させて、制動装置25を制動解除状態に切り換える。また、制御装置40は、操作具61の操作に基づいて制動装置25を制動解除状態から制動状態に切り換える場合、第6制御弁17fの開度及び第7制御弁17gの開度を変更して、左連結部材26a及び右連結部材26bを制動方向に移動させて、制動装置25を制動状態に切り換える。
また、制御装置40は、操作具61の操作に基づいて、原動機4の回転数制御を行ってもよい。斯かる場合、原動機4は、操作具61の操作に基づいて回転数の変更を行う。例えば、操作具61が押しきり操作された場合、つまり操作具61が複数の操作位置のうち2以上の操作位置に切り換えられた場合、原動機4の回転数を制御するモードの切り換えを行う。当該モードは、例えば第1モードと、第1モードとは異なる制御を行う第2モードと、を含んでいる。
第1モードは、制御装置40は、原動機4の回転数をアクセル42fの操作量に応じた回転数に制御するモードであり、第2モードは、原動機4の回転数をアクセル42fの操作量に応じた回転数に所定回転数を加算した回転数に制御するモードである。なお、原動機4は、操作具61の操作に基づいて回転数の変更を行えばよく、操作具61の操作量に基づいて任意の回転数の変更を行うような構成であってもよいし、その制御方法は上記方法に限定されない。
また、制御装置40は、操作具61の操作に基づいて、操舵機構11の舵角の変更を行ってもよい。斯かる場合、操舵機構11は、操作具61の操作に基づいてステアリングハンドル11aの回転操作に対する機体3の舵角の変更を行う。例えば、操作具61が押しきり操作された場合、つまり操作具61が複数の操作位置のうち2以上の操作位置に切り換えられた場合、制御装置40は、操舵機構11の舵角を制御するモードの切り換えを行う。当該モードは、例えば第3モードと、第3モードとは異なる制御を行う第4モードと、を含んでいる。
第4モードは、第3モードよりもステアリングハンドル11aの操作量に対応する操舵機構11の舵角の比率が高いモードである。第3モード及び第4モードの切換において、制御装置40は、補助機構11cを制御してステアリングハンドル11aの操作量に対応する操舵機構11の舵角の比率を変更する。なお、操舵機構11は、操作具61の操作に基づいて舵角の変更を行えばよく、操作具61の操作量に基づいて任意の舵角に変更するような構成であってもよいし、その制御方法は上記方法に限定されない。
また、制御装置40は、ポンパスイッチ42gの操作に加えて、又は代えて操作具61の操作に基づいて昇降装置8の上昇及び下降の制御を行ってもよい。斯かる場合、昇降装置8は、操作具61の操作に基づいて作業装置を昇降させる。例えば、操作具61が押しきり操作された場合、つまり操作具61が複数の操作位置のうち2以上の操作位置に切り換えられ、且つ当該操作が短押し操作(少なくとも操作時間が後述する長押し操作よりも短い操作)である場合、制御装置40は、昇降装置8の上昇操作を行う上昇モードと、昇降装置8の下降操作を行う下降モードとの切換を行う。
上昇モードにおいて、操作具61が押しきり操作され且つ長押し操作(少なくとも操作時間が短押し操作よりも長い操作)されている場合、制御装置40は、第8制御弁17hを制御することでリフトシリンダ8eを伸長させ、リフトアーム8aの後端部(作業装置
側の端部)を上昇させる。
一方、下降モードにおいて、操作具61が押しきり操作され且つ長押し操作されている場合、第8制御弁17hを制御することでリフトシリンダ8eを収縮させ、リフトアーム8aの後端部(作業装置側の端部)を下降させる。なお、昇降装置8は、操作具61の操作に基づいて作業装置を昇降すればよく、補助グリップ60に2つの操作具61が設けられている場合、一方の操作具61を押し切り操作した場合、昇降装置8を上昇操作し、他方の操作具61を押し切り操作した場合、昇降装置8を下降操作するような制御方法であってもよく、その制御方法は上記方法に限定されない。
なお、本実施形態において、操作具61は、制御装置40と接続され、機器の操作を行うが、操作具61は、機体3に設けられた機器の操作を行うことができればよく、操作具61は、機器と無線又は有線により通信可能に接続され、当該機器に信号を入力することで直接操作を行うような構成であってもよい。
また、操作具61の操作対象の機器は、上述した機器に限定されず、操作具61は、イグニッションスイッチ42b、PTO変速レバー42c、及びアクセル42f等に代えて、或いは加えて作業機1に設けられた機器の操作を行ってもよい。また、本実施形態において、補助グリップ60には、単一の操作具61が設けられているが、補助グリップ60には、複数の操作具61が設けられていてもよい。斯かる場合、それぞれの操作具61は、同一の機器又は異なる機器の操作を行う。
上述した作業機1は、走行可能な機体3と、機体3に装着される作業装置と、機体3に設けられ回転操作可能なステアリングハンドル11aと、ステアリングハンドル11aに取り付けられ、且つ当該ステアリングハンドル11aの回転操作を補助する補助グリップ60と、補助グリップ60に設けられ、且つ機体3に設けられた機器の操作を行う操作具61と、を備えている。上記構成によれば、作業者は、補助グリップ60を用いてステアリングハンドル11aの操作を行いつつ、機器の操作を行うことができる。このため、作業機1の操作性を向上させることができる。
また、操作具61は、補助グリップ60のうちステアリングハンドル11aに取り付けられる基部60aの反対側に配置されている。上記構成によれば、操作具61を基部60aの反対側に配置することで作業者は、操作具61の位置を容易に把握することができる。
また、操作具61は、補助グリップ60のうちステアリングハンドル11aに取り付けられる基部60a側に配置されている。上記構成によれば、操作具61がステアリングハンドル11aと補助グリップ60との間に位置するため、操作具61が他の部材や作業者と接触することを抑制できる。
また、操作具61は、補助グリップ60のうちステアリングハンドル11aに取り付けられる基部60aと基部60aの反対側との間に配置されている。上記構成によれば、補助グリップ60を把持した場合に、作業者は、補助グリップ60を把持した指で操作具61を容易に操作することができる。
また、ステアリングハンドル11aは、操舵する把持部52と、把持部52を回転軸11bに支持する支持部53と、を有しており、補助グリップ60は、把持部52に取り付けられている。上記構成によれば、補助グリップ60を操作することで把持部52の回転操作ができ、ステアリングハンドル11aを容易に操作できる。
また、補助グリップ60は、回動可能である。上記構成によれば、作業者は、補助グリップ60を用いて、スムーズにステアリングハンドル11aを操作できる。
また、操作具61は、複数の操作位置に切り換え可能であり、機器は、操作具61が複数の操作位置のうち2以上の操作位置に切り換えられた場合に作動する。上記構成によれば、操作位置が2未満である場合に機器が作動しないため、操作具61の誤操作により不意に機器が作動することを抑制できる。
また、機器は、機体3の前進及び後退を切り換え可能な変速装置5を含み、変速装置5は、操作具61の操作に基づいて機体3の前進及び後退の切換を行う。上記構成によれば、補助グリップ60の操作によりステアリングハンドル11aを操作しつつ、機体3の前
進及び後退の操作が可能となる。このため、機体3の切り返し操作等が容易になる。
また、機体3は、前輪7Fと後輪7Rとを有しており、機器は、前輪7F及び後輪7Rの一方を駆動させる二輪駆動と、前輪7Fと後輪7Rの両方を駆動させる四輪駆動と、に切り換え可能な変速装置5を含み、変速装置5は、操作具61の操作に基づいて二輪駆動及び四輪駆動の切り換えを行う。上記構成によれば、補助グリップ60の操作によりステアリングハンドル11aを操作しつつ、二輪駆動及び四輪駆動の切り換え操作が可能となる。このため、作業機1の操作性を向上させることができる。
また、機器は、機体3の推進力を変更可能な変速装置5を含み、変速装置5は、操作具61の操作に基づいて推進力の変更を行う。上記構成によれば、機体3の走行速度の変更を旋回動作と同時に容易に行うことができる。
また、機器は、機体3の制動を行う制動装置25を含み、制動装置25は、操作具61の操作に基づいて制動を行う。上記構成によれば、機体3の旋回動作と同時に機体3の制動を容易に行うことができるため、作業機1を一層機敏に操作できる。
また、機器は、動力を出力する原動機4を含み、原動機4は、操作具61の操作に基づいて回転数の変更を行う。上記構成によれば、機体3の操舵を行いつつ、原動機4の回転数が低い場合に容易に回転数の変更を行うことができる。
また、機器は、ステアリングハンドル11aの回転操作に応じて機体3の操舵を行う操舵機構11を含み、操舵機構11は、操作具61の操作に基づいてステアリングハンドル11aの回転操作に対する機体3の舵角の変更を行う。上記構成によれば、機体3の操舵を行いつつ、舵角の調整が可能になる。このため、機体3の旋回動作中に舵角の微調整ができ作業機1の操舵を容易に行うことができる。
また、機器は、作業装置を機体3に昇降可能に連結する昇降装置8を含み、昇降装置8は、操作具61の操作に基づいて作業装置を昇降させる。上記構成によれば、機体3の操舵を行いつつ、昇降装置8の昇降を容易に行うことができる。このため、機体3の旋回時に作業機1を上昇させ、機体3を旋回から直進に移行させるに伴い、作業機1を容易に下降させることができる。
以上、本発明について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 作業機(トラクタ)
3 機体(走行車両)
4 原動機
5 変速装置
7F 前輪
7R 後輪
8 昇降装置
11 操舵装置
11a ステアリングハンドル(ステアリングホイール)
11b 回転軸(操舵軸)
25 制動装置
52 把持部
53 支持部
60 補助グリップ
60a 基部
61 操作具

Claims (12)

  1. 走行可能な機体と、
    前記機体に着脱自在に装着可能な作業装置と、
    前記機体に設けられ回転操作可能なステアリングハンドルと、
    前記ステアリングハンドルに取り付けられ、且つ当該ステアリングハンドルの回転操作を補助する補助グリップと、
    前記補助グリップに設けられ、且つ前記機体に設けられた少なくとも1つの機器の操作を行う操作具と、
    前記操作具から出力される無信号、第1信号及び第2信号に基づいて前記少なくとも1つの機器を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記ステアリングハンドルは、前記機体を操舵する把持部と、当該把持部を回転軸の周りに回転可能に支持する支持部と、を有しており、
    前記補助グリップは、前記把持部に回動可能に取り付けられており、
    前記操作具は、柔軟な第1可動接点、柔軟な第2可動接点及び固定接点を有し、
    前記操作具は、
    押圧操作されていないとき、信号を制御装置に出力せず、
    前記第1可動接点と前記第2可動接点とが接触する程度に、押圧操作されたとき(半押し操作)、前記第1信号を制御装置に出力し、
    前記第2可動接点と前記固定接点とが接触する程度に、さらに押圧操作されたとき(押しきり操作)、前記第2信号を制御装置に出力するように構成された作業機。
  2. 前記操作具は、前記補助グリップのうち前記ステアリングハンドルに取り付けられる基部の反対側に配置されている請求項1に記載の作業機。
  3. 前記操作具は、前記補助グリップのうち前記ステアリングハンドルに取り付けられる基部側に配置されている請求項1に記載の作業機。
  4. 前記操作具は、前記補助グリップのうち前記ステアリングハンドルに取り付けられる基部と前記基部の反対側との間に配置されている請求項1に記載の作業機。
  5. 前記少なくとも1つの機器は、前記機体の前進及び後退を切り換え可能な変速装置を含み、
    前記変速装置は、前記操作具から出力された前記第1信号及び前記第2信号に基づいて前記機体の前進及び後退の切換を行う請求項1~4のいずれか1項に記載の作業機。
  6. 前記機体は、前輪と後輪とを有しており、
    前記少なくとも1つの機器は、前記前輪及び前記後輪の一方を駆動させる二輪駆動と、前記前輪と前記後輪の両方を駆動させる四輪駆動と、に切り換え可能な変速装置を含み、
    前記変速装置は、前記操作具から出力された前記第1信号及び前記第2信号に基づいて二輪駆動及び四輪駆動の切り換えを行う請求項1~5のいずれか1項に記載の作業機。
  7. 前記少なくとも1つの機器は、前記機体の推進力を変更可能な変速装置を含み、
    前記変速装置は、前記操作具から出力された前記第1信号及び前記第2信号に基づいて推進力の変更を行う請求項1に記載の作業機。
  8. 前記少なくとも1つの機器は、動力を出力する原動機を含み、
    前記原動機は、前記操作具から出力された前記第1信号及び前記第2信号に基づいて回転数の変更を行う請求項1に記載の作業機。
  9. 前記少なくとも1つの機器は、前記ステアリングハンドルの回転操作に応じて前記機体の操舵を行う操舵機構を含み、
    前記操舵機構は、前記操作具から出力される第1信号及び第2信号に基づいて前記ステアリングハンドルの回転操作に対する前記機体の舵角の比率を変更する請求項1に記載の作業機。
  10. 前記少なくとも1つの機器は、前記作業装置を前記機体に昇降可能に連結する昇降装置を含み、
    前記昇降装置は、前記操作具から出力された前記第1信号及び前記第2信号に基づいて前記作業装置を昇降させる請求項1に記載の作業機。
  11. 前記操作具は、
    前記第1可動接点が、第1リングとの接続を維持しつつ前記第1リングの上を摺動可能な第1ブラシを有する第1ケーブル、及び前記第1リングと前記制御装置との間を接続する第4ケーブルを介して、前記制御装置と接続され、
    前記第2可動接点が、第2リングとの接続を維持しつつ前記第2リングの上を摺動可能な第2ブラシを有する第2ケーブル、及び前記第2リングと前記制御装置との間を接続する第5ケーブルを介して、前記制御装置と接続され、
    前記固定接点が、第3リングとの接続を維持しつつ前記第3リングの上を摺動可能な第3ブラシを有する第3ケーブル、及び前記第3リングと前記制御装置との間を接続する第6ケーブルを介して、前記制御装置と接続されるように構成された請求項1に記載の作業機。
  12. 前記操作具は、
    前記第4ケーブル、前記第1リング、前記第1ブラシ、第1ケーブル、前記第1可動接点、前記第2可動接点、前記第2ケーブル、前記第2ブラシ、前記第2リング、及び前記第5ケーブルを介して、前記第1信号を制御装置に出力し、
    前記第5ケーブル、前記第2リング、前記第2ブラシ、第2ケーブル、前記第2可動接点、前記固定接点、前記第3ケーブル、前記第3ブラシ、前記第3リング、及び前記第6ケーブルを介して、前記第2信号を制御装置に出力するように構成された請求項11に記
    載の作業機。
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