JP2018117558A - 作業車 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、前述のような作業車において、運転者の負担を軽減することを目的としている。
圃場に対して作業を行う作業装置と、走行機体の位置を検出する測位部と、
前記走行機体が走行する作業走行ラインを取得する作業走行ライン取得部と、
前記作業走行ラインの端部と次の前記作業走行ラインの端部とを接続する旋回ラインを取得する旋回ライン取得部とが備えられ、
前記走行機体の位置に基づいて、前記走行機体が前記作業走行ラインに沿って走行するように、前記走行機体の自動操縦を行う自動走行制御部と、
前記走行機体の位置に基づいて、前記走行機体が前記旋回ラインに沿って走行するように、前記走行機体の自動操縦を行う自動旋回制御部とが備えられて、
前記自動走行制御部が作動する作業モードと、前記自動旋回制御部が作動する旋回モードとに切り換える制御部が備えられている。
旋回モードに切り換えられた状態において、測位部により走行機体の位置が検出されながら、走行機体が旋回ラインに沿って自動的に走行する。
これにより、作業走行ラインに沿っての走行機体の自動操縦と、旋回ラインに沿っての走行機体の自動操縦とにおいて、走行機体の自動操縦の制御状態が大きく異なっており、一つの制御部によって、作業走行ラインに沿っての走行機体の自動操縦と、旋回ラインに沿っての走行機体の自動操縦との両方を行うことは、制御負荷が大きなものとなる。
本発明によると、以上のような自動走行制御部及び自動旋回制御部を備えることによって、走行機体が作業走行ライン及び旋回ラインに沿って精度良く走行するようになるのであり、作業車の走行性能の向上を図ることができる。
前記制御部は、
前記走行機体の位置に基づいて、前記走行機体の前記作業走行ラインから前記旋回ラインへの移行により、前記旋回モードに切り換え、前記走行機体の前記旋回ラインから前記作業走行ラインへの移行により、前記作業モードに切り換えると好適である。
前記走行機体の操向操作を行う操向操作具が備えられて、
前記制御部は、
前記走行機体の位置に基づいて、前記走行機体の前記作業走行ラインから前記旋回ラインへの移行により、前記旋回モードに切り換え、前記操向操作具の直進位置への移行により、前記作業モードに切り換えると好適である。
操向操作具が直進位置に操作されると、走行機体が作業走行の状態であると判断でき、操向操作具が旋回位置に操作されると、走行機体が旋回の状態であると判断できる。
前記走行機体の操向操作を行う操向操作具が備えられて、
前記制御部は、
前記操向操作具の旋回位置への移行により、前記旋回モードに切り換え、前記走行機体の位置に基づいて、前記走行機体の前記旋回ラインから前記作業走行ラインへの移行により、前記作業モードに切り換えると好適である。
操向操作具が直進位置に操作されると、走行機体が作業走行の状態であると判断でき、操向操作具が旋回位置に操作されると、走行機体が旋回の状態であると判断できる。
前記走行機体の操向操作を行う操向操作具が備えられて、
前記制御部は、
前記操向操作具の旋回位置への移行により、前記旋回モードに切り換え、前記操向操作具の直進位置への移行により、前記作業モードに切り換えると好適である。
右及び左の走行装置に動力を伝動及び遮断自在な右及び左のサイドクラッチと、
直進時に右及び左の前記サイドクラッチの両方を伝動状態に操作し、旋回時に旋回中心側の前記サイドクラッチを遮断状態に操作するサイドクラッチ操作部とが備えられて、
前記制御部は、
前記走行機体の位置に基づいて、前記走行機体の前記作業走行ラインから前記旋回ラインへの移行により、前記旋回モードに切り換え、右及び左の両方の前記サイドクラッチの伝動状態への移行により、前記作業モードに切り換えると好適である。
前述の状態において、右及び左のサイドクラッチの両方が伝動状態に操作されると、走行機体が作業走行の状態であると判断でき、旋回中心側のサイドクラッチが遮断状態に操作されると、走行機体が旋回の状態であると判断できる。
右及び左の走行装置に動力を伝動及び遮断自在な右及び左のサイドクラッチと、
直進時に右及び左の前記サイドクラッチの両方を伝動状態に操作し、旋回時に旋回中心側の前記サイドクラッチを遮断状態に操作するサイドクラッチ操作部とが備えられて、
前記制御部は、
旋回中心側の前記サイドクラッチの遮断状態への移行により、前記旋回モードに切り換え、前記走行機体の位置に基づいて、前記走行機体の前記旋回ラインから前記作業走行ラインへの移行により、前記作業モードに切り換えると好適である。
前述の状態において、右及び左のサイドクラッチの両方が伝動状態に操作されると、走行機体が作業走行の状態であると判断でき、旋回中心側のサイドクラッチが遮断状態に操作されると、走行機体が旋回の状態であると判断できる。
右及び左の走行装置に動力を伝動及び遮断自在な右及び左のサイドクラッチと、
直進時に右及び左の前記サイドクラッチの両方を伝動状態に操作し、旋回時に旋回中心側の前記サイドクラッチを遮断状態に操作するサイドクラッチ操作部とが備えられて、
前記制御部は、
旋回中心側の前記サイドクラッチの遮断状態への移行により、前記旋回モードに切り換え、右及び左の両方の前記サイドクラッチの伝動状態への移行により、前記作業モードに切り換えると好適である。
前述の状態において、右及び左のサイドクラッチの両方が伝動状態に操作されると、走行機体が作業走行の状態であると判断でき、旋回中心側のサイドクラッチが遮断状態に操作されると、走行機体が旋回の状態であると判断できる。
前記制御部は、
前記作業モードに切り換えられると、前記作業装置を圃場に対して作業を行う作業状態とし、前記旋回モードに切り換えられると、前記作業装置を圃場に対して作業を行わない非作業状態とすると好適である。
乗用型田植機及び乗用型直播機において、作業装置の作業状態とは、苗植付装置(作業装置に相当)及び直播装置(作業装置に相当)が圃場に下降操作されて、苗植付装置及び直播装置が作動した状態と考えられる。作業装置の非作業状態とは、苗植付装置及び直播装置が停止した状態で、苗植付装置及び直播装置が圃場から上昇操作された状態(又は圃場に下降操作された状態)と考えられる。
本発明の実施形態における前後方向及び左右方向は、特段の説明がない限り、以下のように記載している。走行機体50の走行時における前進側の進行方向が「前」であり、後進側の進行方向が「後」である。前後方向での前向き姿勢を基準として右側に相当する方向が「右」であり、左側に相当する方向が「左」である。
図1及び図2に示すように、乗用型田植機は、右及び左の前輪1、右及び左の後輪2(走行装置に相当)を備えた走行機体50の後部に、リンク機構3及びリンク機構3を昇降駆動する油圧シリンダ4が備えられ、リンク機構3の後部に苗植付装置5(作業装置に相当)が支持されている。
図1及び図3に示すように、走行機体50の前部に備えられたエンジン31の動力が、伝動ベルト32を介して静油圧式の無段変速装置33及びミッションケース34に伝達され、ミッションケース34の内部の副変速装置(図示せず)から、前輪デフ機構(図示せず)及び前車軸ケース35の内部の伝動軸(図示せず)を介して、右及び左の前輪1に伝達される。
これにより、右及び左の前輪1、左の後輪2(旋回外側)(左のサイドクラッチ40の伝動状態)に動力が伝達され、右の後輪2(旋回中心側)(右のサイドクラッチ40の遮断状態)が自由回転する状態で、走行機体50は右に旋回する。
これにより、右及び左の前輪1、右の後輪2(旋回外側)(右のサイドクラッチ40の伝動状態)に動力が伝達され、左の後輪2(旋回中心側)(左のサイドクラッチ40の遮断状態)が自由回転する状態で、走行機体50は左に旋回する。
図1及び図4に示すように、ミッションケース34において、副変速装置の直前から分岐した動力が、植付クラッチ26及びPTO軸25を介して苗植付装置5に伝達されており、植付クラッチ26を伝動及び遮断状態に操作する電動モータ28が備えられている。
図4に示すように、苗植付装置5の横軸芯P1周りに、中央のフロート9の後部が上下に揺動自在に支持されて、苗植付装置5に対する中央のフロート9の高さを検出するポテンショメータ型式の高さセンサー22が備えられており、高さセンサー22の検出値が制御装置23に入力されている。走行機体50の進行に伴って中央のフロート9が圃場に接地追従するのであり、高さセンサー22の検出値により、圃場(中央のフロート9)から苗植付装置5までの高さを検出することができる。
図1及び図2に示すように、走行機体50の前部の右部及び左部に右及び左の支持フレーム16が備えられており、支持フレーム16に予備苗のせ台15が支持されている。右及び左の支持フレーム16の上部に亘って、支持フレーム17が連結されている。
これにより、計測装置30及び慣性計測装置48によって、走行機体50の位置及び走行機体50の方位が検出される。
図1,2,4に示すように、変速レバー45の操作位置が制御装置23に入力されている。走行機体50の前部において平面視で走行機体50の左右中央CLの位置に、センターマスコット14が備えられている。操縦ハンドル20(操向部材41)を操作する操向モータ51が備えられ、変速レバー45を操作する変速モータ53が備えられている。
図5に示すように、例えば畦B1,B2,B3,B4を備えた圃場において、畦B1〜B4の畦際ラインB11,B21,B31,B41の位置データ、及び、圃場の出口B23の位置データを、例えば以下の(1)〜(5)に示す方法のうちのいずれか一つ(又は複数)によって事前に得て、コンピュータ49に記憶しておく。
図5に示すように、乗用型田植機が圃場の近傍に到着すると(走行機体50の位置K1)、畦際ラインB11〜B41の位置データ及び圃場の出口B23の位置データがコンピュータ49からスマートフォン46に送信される。畦際ラインB11〜B41の位置データ及び圃場の出口B23の位置データが、スマートフォン46からWi−Fiユニット47に送信されて、Wi−Fiユニット47から制御装置23に送られる。
図5に示すように、畦際ラインB11,B21から走行機体50(苗植付装置5)の横幅だけ圃場の中央側の位置に、畦際ラインB11,B21に沿って枕地ラインLA1,LA2が設定される。畦際ラインB31,B41から走行機体50(苗植付装置5)の横幅だけ圃場の中央側の位置に、畦際ラインB31,B41に沿って枕地ラインLB1,LB2が設定される。
図7に示すように、作業開始位置C1〜C7及び作業終了位置D1〜D7、作業走行ラインL01〜L07、旋回ラインLL1〜LL6が設定された状態において、運転者が操作部18を操作することにより、自動走行制御部62によって、以下に示す操作が行われる。
これにより、図8に示すように、走行機体50が位置K1を発進し、経路LC1に沿って走行して、最初に作業を開始する作業スタート位置としての位置K2で停止する。
自動走行制御部62は、変速レバー45(変速モータ53)及び操縦ハンドル20(操向モータ51)を操作するのにあたり、前述の状態に適した制御機能が備えられている。
自動旋回制御部64は、変速レバー45(変速モータ53)及び操縦ハンドル20(操向モータ51)を操作するのにあたり、前述の状態に適した制御機能が備えられている。
図8に示すように、走行機体50が位置K2に位置した状態において、運転者が操作部18を操作すると、作業モードに切り換えられる。
苗の植え付けが停止して苗植付装置5が上昇操作されたこと、右のマーカー19が格納姿勢に操作されたこと、及び、右方向への旋回が開始されたことが、表示装置27に表示される。
これにより、運転者は、表示装置27を目視する同時に、センターマスコット14と、前述の作業走行ラインL02に対応する圃場の位置の指標とを目視することによって、走行機体50が作業走行ラインL02に沿って走行することを確認することができる。
図11に示すように、走行機体50が作業走行ラインL07から作業終了位置D7に達して、作業走行ラインL01〜L07に沿っての走行を終了すると、走行機体50は作業終了位置D7で停止する。
この後、走行機体50が位置K6に位置した状態において、回り作業を開始する為に、運転者が操作部18を操作する。
これにより、図11に示すように、走行機体50が畦際ラインB41及び枕地ラインLB2に沿って走行しながら、苗の植え付けが行われる(回り作業走行LD1)。
次に運転者が操作部18を操作すると、旋回モードにより、走行機体50の向きの修正及び前後進が行われて、走行機体50が位置K7で停止する。
これにより、図11に示すように、走行機体50が畦際ラインB21及び枕地ラインLA2に沿って走行しながら、苗の植え付けが行われる(回り作業走行LD2)。
前述の(作業走行ライン及び旋回ラインに沿った走行機体の走行)(その2)において走行機体50が作業走行ラインL01〜L06から旋回ラインLL1〜LL6に移行する場合、各部が以下の説明のように作動している。
この各部の作動の状態について、図13に示すように、走行機体50の作業走行ラインL01から旋回ラインLL1への移行を例として説明する。
この場合、畦際ラインB11から第2設定距離E2(第1設定距離E1よりも小さい距離)の位置を越えて、走行機体50(計測装置30)の位置が畦際ラインB11に接近すると、変速レバー45(変速モータ53)が中立位置Nに操作されて、走行機体50が停止する。
前述の(作業走行ライン及び旋回ラインに沿った走行機体の走行)(その2)において走行機体50が旋回ラインLL1〜LL6から作業走行ラインL02〜L07に移行する場合、各部が以下の説明のように作動している。
この各部の作動の状態について、図13に示すように、走行機体50の旋回ラインLL1から作業走行ラインL02への移行を例として説明する。
これと同時に、変速レバー45(変速モータ53)が所定の低速位置から高速側に操作され始め、走行機体50の走行速度が増速され始めるのであり、変速レバー45(変速モータ53)が作業走行ラインL01での所定の変速位置に戻し操作される。
前述の(発明を実施するための形態)において、図7〜図13に示す旋回ラインLL1〜LL6は平面視で円状であるが、以下に示すような平面視の形状を備えた旋回ラインLL1〜LL6を設定してもよい。
図14に示すように、作業走行ラインL01において、走行機体50の前端部が畦際ラインB11に達するまで直進すると、植付クラッチ26が遮断状態に操作され(苗の植え付けの停止)、苗植付装置5が圃場から上昇操作されるのであり、変速レバー45が中立位置Nに操作されて、走行機体50が停止する。この状態において、苗植付装置5(植付アーム8)が作業終了位置D1に位置する。
前述の(発明を実施するための形態)において、図7〜図12に示す旋回ラインLL1〜LL6は平面視で円状であるが、以下に示すような平面視の形状を備えた旋回ラインLL1〜LL6を設定してもよい。
図15に示すように、作業走行ラインL01において、走行機体50の前端部が畦際ラインB11の少し手前の位置に達すると、植付クラッチ26が遮断状態に操作され(苗の植え付けの停止)、苗植付装置5が圃場から上昇操作されるのであり、変速レバー45が中立位置Nに操作されて、走行機体50が停止する。この状態において、苗植付装置5(植付アーム8)が作業終了位置D1に位置する。
前述の(発明を実施するための形態)(発明の実施の第1別形態)(発明の実施の第2別形態)において、以下に示すように構成してもよい。
圃場の作物を刈り取るコンバイン(図示せず)において、作業走行ラインL01〜L07及び旋回ラインLL1〜LL6を、図16に示すように設定してもよい。
圃場の作物を刈り取るコンバイン(図示せず)において、作業走行ラインL01〜L07及び旋回ラインLL1〜LL6を、図17に示すように設定してもよい。
前輪1及び後輪2を備えた乗用型田植機や乗用型直播機、トラクタでは、前輪1を操向操作する操向操作具(操向モータ、操縦ハンドルや操向部材等)(図示せず)が備えられている。
右及び左のクローラ走行装置(走行装置に相当)(図示せず)を備えたコンバインにおいては、右及び左のクローラ走行装置に駆動速度差を与えて、走行機体(図示せず)の操向操作を行う操向操作具(駆動速度差を与える制御弁、操縦ハンドルや操向レバー等)(図示せず)が備えられている。
コンバインでは、右及び左のクローラ走行装置に動力を伝動及び遮断自在な右及び左のサイドクラッチ(図示せず)に加えて、右及び左のクローラ走行装置を制動可能な右及び左のサイドブレーキ(図示せず)を備えることがある。
トラクタでは、右及び左の後輪(図示せず)に動力を伝動及び遮断自在なサイドクラッチを備えずに、右及び左の後輪を制動可能な右及び左のサイドブレーキ(図示せず)を備えることがある。
以下の(8−1)〜(8−6)のうちの一つの項目が成立した場合、又は(8−1)〜(8−6)のうちの複数の項目が成立した場合に、作業モードから旋回モードへの切り換えが行われるようにしてもよい。
以下の(9−1)〜(9−7)のうちの一つの項目が成立した場合、又は(9−1)〜(9−7)のうちの複数の項目が成立した場合に、旋回モードから作業モードへの切り換えが行われるようにしてもよい。
前項(発明の実施の第9別形態)において、(9−1)〜(9−5)のうちの一つの項目、又は(9−1)〜(9−5)のうちの複数の項目が成立すると、旋回モードから作業モードへの切り換えが行われるようにした場合、以下の(10−1)〜(10−4)に示す状態となると、走行機体50の異常と判断して、異常を運転者に報知し、走行機体50を自動的に停止させる異常検出機能を備えてもよい。
作業装置を含む作業車の全体において、任意の位置を特定位置(走行機体50の位置に相当)として設定したとする。例えば乗用型田植機では、苗植付装置5(植付アーム8)の位置や、走行機体50の前端部の位置、運転座席13の位置、これら以外の位置等がある。
この場合、作業終了位置D1〜D7(D1〜D9)から旋回ラインLL1〜LL6に入ってから少しの間だけ、走行機体50は作業モードで旋回ラインLL1〜LL6に沿って走行(旋回)する。
この場合、作業開始位置C1〜C7(C1〜C9)から作業走行ラインL01〜L07(L01〜L09)に入ってから少しの間だけ、走行機体50は旋回モードで作業走行ラインL01〜L07(L01〜L09)に沿って走行する。
作業走行ライン設定部61及び旋回ライン設定部63を、制御装置23に備えなくてもよい。
この場合、作業走行ライン設定部61及び旋回ライン設定部63を、ソフトウェアとして、走行機体50とは別に設置されるコンピュータ等(例えば図4に示すコンピュータ49等)に備える。
走行機体50が作業走行ラインL01〜L07(L01〜L09)に沿って走行している状態、走行機体50が旋回ラインLL1〜LL6に沿って走行(旋回)している状態において、以下の(13−1)〜(13−5)に示す状態となると、走行機体50の異常と判断して、異常を運転者に報知し、走行機体50を自動的に停止させる異常検出機能を備えてもよい。
操縦ハンドル20(操向モータ51)の操作の異常としては、例えば、操縦ハンドル20(操向モータ51)の操作速度が高速すぎたり、低速すぎたりする状態や、走行機体50が旋回すべきなのに、操縦ハンドル20(操向モータ51)が直進位置A1の付近に操作されている状態等がある。
5 作業装置
30 測位部
40 サイドクラッチ
43,44 サイドクラッチ操作部
50 走行機体
55 作業走行ライン取得部
56 旋回ライン取得部
60 制御部
62 自動走行制御部
64 自動旋回制御部
L01〜L09 作業走行ライン
LL1〜LL6 旋回ライン
Claims (9)
- 圃場に対して作業を行う作業装置と、走行機体の位置を検出する測位部と、
前記走行機体が走行する作業走行ラインを取得する作業走行ライン取得部と、
前記作業走行ラインの端部と次の前記作業走行ラインの端部とを接続する旋回ラインを取得する旋回ライン取得部とが備えられ、
前記走行機体の位置に基づいて、前記走行機体が前記作業走行ラインに沿って走行するように、前記走行機体の自動操縦を行う自動走行制御部と、
前記走行機体の位置に基づいて、前記走行機体が前記旋回ラインに沿って走行するように、前記走行機体の自動操縦を行う自動旋回制御部とが備えられて、
前記自動走行制御部が作動する作業モードと、前記自動旋回制御部が作動する旋回モードとに切り換える制御部が備えられている作業車。 - 前記制御部は、
前記走行機体の位置に基づいて、前記走行機体の前記作業走行ラインから前記旋回ラインへの移行により、前記旋回モードに切り換え、前記走行機体の前記旋回ラインから前記作業走行ラインへの移行により、前記作業モードに切り換える請求項1に記載の作業車。 - 前記走行機体の操向操作を行う操向操作具が備えられて、
前記制御部は、
前記走行機体の位置に基づいて、前記走行機体の前記作業走行ラインから前記旋回ラインへの移行により、前記旋回モードに切り換え、前記操向操作具の直進位置への移行により、前記作業モードに切り換える請求項1に記載の作業車。 - 前記走行機体の操向操作を行う操向操作具が備えられて、
前記制御部は、
前記操向操作具の旋回位置への移行により、前記旋回モードに切り換え、前記走行機体の位置に基づいて、前記走行機体の前記旋回ラインから前記作業走行ラインへの移行により、前記作業モードに切り換える請求項1に記載の作業車。 - 前記走行機体の操向操作を行う操向操作具が備えられて、
前記制御部は、
前記操向操作具の旋回位置への移行により、前記旋回モードに切り換え、前記操向操作具の直進位置への移行により、前記作業モードに切り換える請求項1に記載の作業車。 - 右及び左の走行装置に動力を伝動及び遮断自在な右及び左のサイドクラッチと、
直進時に右及び左の前記サイドクラッチの両方を伝動状態に操作し、旋回時に旋回中心側の前記サイドクラッチを遮断状態に操作するサイドクラッチ操作部とが備えられて、
前記制御部は、
前記走行機体の位置に基づいて、前記走行機体の前記作業走行ラインから前記旋回ラインへの移行により、前記旋回モードに切り換え、右及び左の両方の前記サイドクラッチの伝動状態への移行により、前記作業モードに切り換える請求項1に記載の作業車。 - 右及び左の走行装置に動力を伝動及び遮断自在な右及び左のサイドクラッチと、
直進時に右及び左の前記サイドクラッチの両方を伝動状態に操作し、旋回時に旋回中心側の前記サイドクラッチを遮断状態に操作するサイドクラッチ操作部とが備えられて、
前記制御部は、
旋回中心側の前記サイドクラッチの遮断状態への移行により、前記旋回モードに切り換え、前記走行機体の位置に基づいて、前記走行機体の前記旋回ラインから前記作業走行ラインへの移行により、前記作業モードに切り換える請求項1に記載の作業車。 - 右及び左の走行装置に動力を伝動及び遮断自在な右及び左のサイドクラッチと、
直進時に右及び左の前記サイドクラッチの両方を伝動状態に操作し、旋回時に旋回中心側の前記サイドクラッチを遮断状態に操作するサイドクラッチ操作部とが備えられて、
前記制御部は、
旋回中心側の前記サイドクラッチの遮断状態への移行により、前記旋回モードに切り換え、右及び左の両方の前記サイドクラッチの伝動状態への移行により、前記作業モードに切り換える請求項1に記載の作業車。 - 前記制御部は、
前記作業モードに切り換えられると、前記作業装置を圃場に対して作業を行う作業状態とし、前記旋回モードに切り換えられると、前記作業装置を圃場に対して作業を行わない非作業状態とする請求項1〜8のうちのいずれか一項に記載の作業車。
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