JP7280593B2 - 箱、及び、箱の組み立て方法 - Google Patents

箱、及び、箱の組み立て方法 Download PDF

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Description

この発明は、箱、及び、箱の組み立て方法に関する。
特許文献1には、一枚の板材(プランク)を折り曲げることで、箱状に組み立てる箱が開示されている。特許文献1の箱では、同一の板材に形成された板状の底壁を二つ重ねる(底壁を二重にする)ことで、底壁の剛性向上を図っている。
特開2003-341650号公報
しかしながら、特許文献1の箱では、板材を箱状に組み立てる際に板材の折り曲げ角度を適正に調整する必要があり、箱の組み立てが面倒である。
本発明は、上述した事情に鑑みたものであって、容易に組み立てることが可能な箱及び箱の組み立て方法を提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明の一態様は、多角形に形成された第一多角形面と、前記第一多角形面よりも大きい相似形状の多角形に形成された第二多角形面と、互いに平行する前記第一多角形面の各辺と前記第二多角形面の各辺とを接続する台形に形成された複数の台形斜面と、を有する多角錐台部を複数備え、隣り合う前記多角錐台部の前記台形斜面同士が面接触することで、内部に空間を有する箱状に形成されると共に、前記第一多角形面が前記空間の内面をなし、前記第一多角形面が、板状に形成された第一多角形板部からなり、前記第二多角形面が、板状に形成された第二多角形板部からなり、前記台形斜面が、台形の板状に形成された台形板部からなり、前記多角錐台部が、前記第一多角形板部、前記第二多角形板部、及び、複数の前記台形板部によって囲まれた空洞を有する箱である。
本発明の箱では、二つの多角錐台部の台形斜面同士を面接触させるだけで、二つの多角錐台部の相対的な位置を簡単に決めることができる。したがって、所定の形状の箱を容易に組み立てることが可能となる。
また、本発明の一態様は、前記多角錐台部のうち少なくとも一つの前記台形板部が、前記第一多角形板部又は第二多角形板部に対して回動自在に接続されている箱である。
また、本発明の一態様は、多角形に形成された平板状の接続板部を備え、複数の前記多角錐台部のうち二つの第一多角錐台部の各第二多角形面の第一辺が、互いに異なる前記接続板部の辺にそれぞれ接続され、複数の前記多角錐台部のうち一つの第二多角錐台部は、当該第二多角錐台部の二つの前記台形斜面が前記第一辺に対応する二つの前記第一多角錐台部の第一台形斜面にそれぞれ面接触するように、かつ、前記第二多角錐台部の前記第二多角形面が前記接続板部に面接触するように、配される箱である。
また、本発明の一態様は、二つの前記第一多角錐台部が互いに接続されている箱である。
また、本発明の一態様は、二つの前記第一多角錐台部の前記第二多角形面が、それぞれ板状に形成された第二多角形板部からなり、二つの前記第二多角形板部が、それぞれ前記第一辺に対応する当該第二多角形板部の辺を軸として前記接続板部に対して回動自在に接続されている箱である。
また、本発明の一態様は、少なくとも二つの前記多角錐台部が、前記第二多角形面の一つの辺を軸として互いに回動自在に接続されている箱である。
また、本発明の一態様は、前記台形斜面同士が面接触する二つの前記多角錐台部の一方には、二つの前記多角錐台部の他方に向けて突出する挿入突起が形成され、二つの前記多角錐台部の他方には、前記挿入突起が挿入される挿入口が形成されている箱である。
また、本発明の一態様は、複数の前記多角錐台部を構成する複数の前記第二多角形板部が、内部に収容空間を有する外箱部を構成し、前記多角錐台部を構成する前記第一多角形板部及び複数の前記台形板部が、一体に形成されて錐台形部品を構成し、複数の前記錐台形部品が、前記外箱部の前記収容空間に収容されると共に、複数の前記第二多角形板部にそれぞれ重ねて配される箱である。
また、本発明の一態様は、前記箱を組み立てる箱の組み立て方法であって、二つの前記第一多角錐台部の前記第二多角形面がそれぞれ前記接続板部の第一面から前記接続板部の厚さ方向に延びるように、かつ、前記第一辺に対応する二つの前記第一多角錐台部の前記第一台形斜面がそれぞれ前記接続板部の前記第一面に対向するように、二つの前記第一多角錐台部を前記接続板部に対して配した後に、前記第二多角錐台部の二つの前記台形斜面を含む前記第二多角錐台部の二つの部位を、それぞれ前記第一多角錐台部の前記第一台形斜面と前記接続板部の前記第一面との間に挿入するように、前記第二多角錐台部を前記接続板部の前記第一面に配する箱の組み立て方法である。
本発明によれば、箱を容易に組み立てることが可能となる。
本発明の第一実施形態に係る箱を示す斜視図である。 図1の箱を構成する三角錐台部を示す斜視図である。 図1の箱を構成する四角錐台部を示す斜視図である。 図1の箱を、第一部品、第二部品及び第三部品に分解した分解斜視図である。 図4の第一部品を示す斜視図である。 図4,5に示す第一部品の展開図である。 図4の第一部品を示す断面図である。 図4の第二部品を示す斜視図である。 図4,8に示す第二部品の展開図である。 図4の第三部品を示す斜視図である。 図4,10に示す第三部品の展開図である。 第二部品の三角錐台部を第一部品に取り付けた状態を模式的に示す側面図である。 第一実施形態の箱に収容する収容物の一例を示す側面図及び下面図である。 第一実施形態の箱を構成する三角錐台部の寸法の一例を示す平面図及び側面図である。 第一実施形態の箱を構成する四角錐台部の寸法の一例を示す平面図及び側面図である。 第一実施形態の箱の寸法の一例を示す斜視図である。 第一実施形態に係る箱の変形例を示す斜視図である。 図17の箱を構成する第一部品を示す斜視図である。 図17の箱を構成する第二部品を示す斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る箱を示す斜視図である。 図17の箱を、外箱部と五つの錐台形部品とに分解した状態を示す斜視図である。 図17,18に示す蓋部の展開図である。 図17,18に示す五つの錐台形部品の展開図である。
[第一実施形態]
以下、図1~12を参照して本発明の第一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態の箱1は、内部に空間S1を有する箱状に形成される。箱1は、複数の多角錐台部3,4を備える。ここで、多角錐台は、多角錐体から、頂点を共有し相似に縮小した多角錐体を取り除いた立体図形のことを指す。言い換えると、多角錐台は、多角錐体面と二つの平行な平面によって囲まれる立体図形である。
図2,3に示すように、各多角錐台部3,4は、第一多角形面31a,41a、第二多角形面32a,42a及び複数の台形斜面33a,43aを有する。
第一多角形面31a,41aは、多角形に形成される。図示例において、第一多角形面31a,41aは、三角形又は四角形に形成されている。
第二多角形面32a,42aは、第一多角形面31a,41aよりも大きい相似形状の多角形に形成される。第二多角形面32a,42aは、第一多角形面31a,41aと平行するように、第一多角形面31a,41aに直交する方向に間隔をあけて位置する。また、第二多角形面32a,42aは、その各辺が第一多角形面31a,41aの各辺と平行するように配される。第一多角形面31a,41aと第二多角形面32a,42aとの間隔は、多角錐台部3,4の厚さ寸法に対応する。
複数の台形斜面33a,43aは、それぞれ互いに平行する第一多角形面31a,41aの各辺と第二多角形面32a,42aの各辺とを接続する台形に形成される。各台形斜面33a,43aは、その底辺に対する2つの斜辺の角度が互いに等しい等脚台形に形成されている。第一多角形面31a,41aの辺から第二多角形面32a,42aの辺に至る台形斜面33a,43aの幅寸法は、複数の台形斜面33a,43aの間で互いに等しい。台形斜面33a,43aの数は、第一多角形面31a,41aや第二多角形面32a,42aの辺の数に対応する。
本実施形態において、各多角錐台部3,4は、内部に空洞C3,C4を有する。具体的に、多角錐台部3,4の第一多角形面31a,41aは、板状に形成された第一多角形板部31,41からなる。第二多角形面32a,42aは、板状に形成された第二多角形板部32,42からなる。各台形斜面33a,43aは、板状に形成された台形板部33,43からなる。多角錐台部3,4の空洞C3,C4は、第一多角形板部31,41、第二多角形板部32,42及び複数の台形板部33,43によって囲まれることで形成される。
図1に示すように、箱1は、隣り合う多角錐台部3,4の台形斜面33a,43a同士が面接触することで、内部に空間S1を有する箱状に形成される。この状態においては、複数の多角錐台部3,4の第一多角形面31a,41a(第一多角形板部31,41)が、箱1の空間S1の内面をなす。
本実施形態において、互いに面接触する二つの多角錐台部3,4の台形斜面33a,43aは、互いに同じ形状かつ同じ大きさに形成されている。また、箱1を構成する複数の多角錐台部3,4の厚さ寸法は、複数の多角錐台部3,4の間で互いに等しい。なお、箱1を構成する複数の多角錐台部3,4の厚さ寸法は、複数の多角錐台部3,4の間で互いに異なってもよい。また、互いに面接触する二つの多角錐台部3,4の台形斜面33a,43aの幅寸法は、例えば互いに異なってもよい。
本実施形態の箱1は、三角柱の外観を有する。このため、箱1を構成する複数の多角錐台部3,4は、第一多角形面31a、第二多角形面32aが正三角形に形成された二つの三角錐台部3を含む。また、複数の多角錐台部3,4は、第一多角形面41a、第二多角形面42aが長方形に形成された三つの四角錐台部4を含む。
本実施形態の箱1において、三角錐台部3、四角錐台部4の各多角形面31a,32a,41a,42aは、内角が60度の正三角形、あるいは、内角が90度の四角形(長方形)に形成されているが、各多角形面31a,32a,41a,42aの各内角は任意であってよい。すなわち、各多角形面31a,32a,41a,42aは、例えば不等辺三角形、二等辺三角形、台形等の変形した三角形や四角形に形成されてもよい。
二つの三角錐台部3は、これらの第一多角形面31aが互いに対向するように互いに間隔をあけて配される。一方の三角錐台部3は箱1の底壁部を構成する。また、他方の三角錐台部3は箱1の蓋部を構成する。
三つの四角錐台部4は、それぞれ二つの三角錐台部3をつなぐように、二つの三角錐台部3の間に配される。三つの四角錐台部4は、三角錐台部3の三つの辺に沿って配列される。三つの四角錐台部4は、箱1の側壁部を構成する。
以下、本実施形態の箱1について、より具体的に説明する。本実施形態の箱1は、図4に示すように、三つの部品11,12,13を組み合わせることで構成される。
はじめに、図4~7を参照して、第一部品11について説明する。図4,5に示すように、第一部品11は、二つの四角錐台部4(第一多角錐台部)を含む。また、第一部品11は、接続板部5を有する。
接続板部5は、三角錐台部3の第二多角形面32aに対応する多角形に形成された平板状に形成されている。すなわち、本実施形態の接続板部5は、正三角形の平板状に形成されている。二つの四角錐台部4の各第二多角形面42aの第一辺42a1は、互いに異なる接続板部5の辺にそれぞれ接続されている。具体的に、二つの四角錐台部4は、互いに隣り合う接続板部5の二つの辺にそれぞれ接続されている。
二つの四角錐台部4は、それぞれ第二多角形面42aが接続板部5の厚さ方向の一方側に向く接続板部5の第一面5aから接続板部5の厚さ方向に延びるように配される。また、二つの四角錐台部4は、第二多角形面42aの第一辺42a1に対応する二つの四角錐台部4の台形斜面43a(以下、第一台形斜面43a1と呼ぶ。)がそれぞれ接続板部5の第一面5aに対向するように配される。以下の説明では、この第一台形斜面43a1をなす台形板部43を第一台形板部431と呼ぶことがある。
この状態においては、第一台形斜面43a1に隣接し、接続板部5の厚さ方向に延びる二つの四角錐台部4の台形斜面43a(以下、第二台形斜面43a2と呼ぶ。)同士が面接触する。本実施形態においては、第二台形斜面43a2同士の面接触が保持されるように、二つの四角錐台部4が互いに接続されている。なお、二つの四角錐台部4は、例えば互いに接続されなくてもよい。この場合、二つの四角錐台部4は、例えば第二多角形面42aの第一辺42a1を軸として、それぞれ接続板部5に対して回動自在に接続されてもよい。
以下の説明では、上記した第二台形斜面43a2をなす台形板部43を第二台形板部432と呼ぶことがある。
さらに、各四角錐台部4のうちその延長方向の先端(後述する第三部品13側)に位置する台形板部43(以下、第三台形板部433と呼ぶ。)は、第二多角形板部42に対して回動自在に接続されている。これにより、各四角錐台部4の空洞C4を外部に開口させることができる。
この第三台形板部433には、差込片44が形成されている。差込片44は、第一多角形板部41側に位置する第三台形板部433の辺から突出する。第三台形板部433の差込片44が第一多角形板部41に形成されたスリット45に差し込まれることで、四角錐台部4の開口を第三台形板部433によって閉じた状態に保持できる。なお、第三台形板部433は、例えば第一多角形板部41に対して回動自在に接続されてもよい。
以下の説明では、各四角錐台部4のうち上記した第一、第二、第三台形板部431,432,433を除く台形板部43を第四台形板部434と呼ぶことがある。また、第四台形板部434からなる台形斜面33aを第四台形斜面43a4と呼ぶことがある。
また、第一部品11には、第一挿入突起46A及び第一挿入口47Aが形成されている。
第一挿入突起46Aは、二つの四角錐台部4のうち一方の四角錐台部4Aに形成されている。具体的に、第一挿入突起46Aは、一方の四角錐台部4Aのうち他方の四角錐台部4Bと反対側において第二多角形面42aの第一辺42a1に隣り合う一方の第二辺から突出している。第一挿入突起46Aは、後述する第二部品12の第二挿入口47B(図4,8参照)に挿入される。第一挿入突起46Aは、第二多角形面42aの第二辺に沿って複数(図示例では二つ)形成されてよいが、例えば一つだけ形成されてもよい。
第一挿入口47Aは、他方の四角錐台部4Bに形成されている。具体的に、第一挿入口47Aは、他方の四角錐台部4Bのうち一方の四角錐台部4Aと反対側において第二多角形面42aの第一辺42a1に隣り合う第二辺に形成されている。第一挿入口47Aには、後述する第二部品12の第二挿入突起46B(図4参照)が挿入される。第一挿入口47Aは、他方の四角錐台部4Bの第二多角形面42aの第二辺に沿って複数(図示例では二つ)形成されてよいが、例えば一つだけ形成されてもよい。
上記した第一部品11は、図6に示す第一板材11Aに折り曲げ加工を施すことで組み立てることができる。すなわち、第一板材11Aは、第一部品11の展開図に相当する。第一板材11Aは、少なくとも折り曲げ加工が可能な材料によって構成されればよい。第一板材11Aは、例えば紙、厚紙、段ボール紙、シート状のプラスチックなどであってよい。
第一板材11Aにおいては、二つの四角錐台部4を構成する二つの第二多角形板部42が、互いに異なる接続板部5の二つの辺にそれぞれ接続されている。各第二多角形板部42は、第二多角形面42aの第一辺42a1に対応する第二多角形板部42の辺を軸として接続板部5に対して回動自在に接続される。
各第二多角形板部42のうち接続板部5と反対側に位置する辺には、差込片44を含む第三台形板部433が接続されている。第三台形板部433は、第二多角形板部42の辺を軸として第二多角形板部42に対して回動自在に接続される。
各第二多角形板部42のうち接続板部5の周方向において互いに隣り合う辺には、第一折り返し板部48Aが接続されている。第一折り返し板部48Aは、図7に示すように、第一板材11Aを第一部品11に組み立てた状態において、互いに面接触する二つの四角錐台部4の各第二台形板部432の内側に重なる。
図6に示すように、二つの第二多角形板部42のうち一方の四角錐台部4Aを構成する一方の第二多角形板部42には、第一挿入突起46Aが接続されている。第一挿入突起46Aは、一方の第二多角形板部42のうち前述の第一折り返し板部48Aと反対側の辺に接続されている。
二つの第二多角形板部42のうち他方の四角錐台部4Bを構成する他方の第二多角形板部42には、二つの四角錐台部4を構成する二つの第一多角形板部41及び六つの台形板部43が接続されている。具体的に、他方の第二多角形板部42のうち前述した第一折り返し板部48Aと反対側の辺には、他方の四角錐台部4Bを構成する第四台形板部434、第一多角形板部41、第二台形板部432がこの順番で接続されている。さらに、他方の四角錐台部4Bを構成する第二台形板部432には、一方の四角錐台部4Aを構成する第二台形板部432、第一多角形板部41、第四台形板部434がこの順番で接続されている。
一方の四角錐台部4Aを構成する第四台形板部434のうち第二多角形板部42に対応する辺には、第二折り返し板部48Bが接続されている。第二折り返し板部48Bは、図7に示すように、第一板材11Aを第一部品11に組み立てた状態において、一方の四角錐台部4Aの第二多角形板部42の内側に重なる。
また、図6に示すように、第二多角形板部42の第一辺42a1に対応する各第一多角形板部41の辺には、第一台形板部431が接続されている。
さらに、各第一台形板部431のうち第二多角形板部42側の辺には、第三折り返し板部48Cが接続されている。図示しないが、第三折り返し板部48Cは、第一、第二折り返し板部48A,48Bの場合と同様に、第一板材11Aを第一部品11に組み立てた状態において、各四角錐台部4の第二多角形板部42の内側に重なる。
以上のように構成される第一板材11Aは、第一多角形板部41、第二多角形板部42、台形板部43、折り返し板部48A,48B,48Cの各部の境界線において適宜折り曲げることで、図4,5に示す第一部品11を組み立てることができる。なお、図6に示す展開図では、二つの第二台形板部432の境界線49だけが谷折り線であり、その他の境界線は山折り線である。
第一板材11Aの状態では、二つの四角錐台部4の第二台形板部432同士が接続されている。このため、図7に示すように第一板材11Aから組み立てた第一部品11では、二つの四角錐台部4が二つの第二台形板部432によって接続される。
また、図5に示すように、第一板材11Aから第一部品11に組み立てた状態においては、各四角錐台部4の第三台形板部433の差込片44が第一多角形板部41のスリット45に差し込まれることで、各四角錐台部4の第一多角形板部41と第二多角形板部42の相対的な位置を保持できる。これにより、接着剤等で接着することなく、第一板材11Aから二つの四角錐台部4を組み立てても、各四角錐台部4の形状を保持できる。
また、図7に示すように、第一板材11Aから組み立てた第一部品11では、二つの四角錐台部4の第二多角形板部42同士が接続されていない。これにより、二つの四角錐台部4がこれらの厚さ方向に重なるように、第一部品11を折り畳むことができる。具体的には、二つの四角錐台部4の第二台形板部432の接続部分を軸として二つの四角錐台部4を互いに近づける方向に回動させる。また、二つの第二台形板部432同士の接続部分に対応する接続板部5の角部から延びる折り線FL(図5,7参照)を中心として接続板部5を半分に折り畳む。これにより、第一部品11を折り畳むことができる。
接続板部5の折り線FLは、接続板部5の第一面5a側から見て谷折り線であってもよい。ただし、接続板部5の折り線FLは、接続板部5の第一面5a側から見て山折り線であるとよい。この場合、第一部品11を折り畳んだ状態で接続板部5を二つの四角錐台部4の間に挟むことができる。すなわち、第一部品11をよりコンパクトに折り畳むことができる。
次に、図4,8,9を参照して、第二部品12について説明する。図4,8に示すように、第二部品12は、一つの三角錐台部3及び一つの四角錐台部4を含む。
三角錐台部3と四角錐台部4とは、これらの第二多角形面32a,42aの一つの辺21a(以下、接続辺21aと呼ぶ。)を軸として互いに回動自在に接続されている。
三角錐台部3と四角錐台部4との接続部分に対応する三角錐台部3及び四角錐台部4の台形斜面33a,43a同士を面接触させた状態において、四角錐台部4は、三角錐台部3の第一多角形面31aから三角錐台部3の厚さ方向に延びるように配される。
第二部品12の四角錐台部4は、第一部品11の四角錐台部4と同様に構成されている。すなわち、第二部品12の四角錐台部4のうちその延長方向の先端(後述する第三部品13側)に位置する台形板部43は、第二多角形板部42に対して回動自在に接続されている。また、この台形板部43には、差込片44が形成されている。台形板部43の差込片44が第一多角形板部41のスリット45に差し込まれることで、四角錐台部4の開口を閉じた状態に保持できる。
また、第二部品12の四角錐台部4には、第二挿入突起46B及び第二挿入口47Bが形成されている。
第二挿入突起46Bは、四角錐台部4の第二多角形面42aのうち接続辺21aに隣り合う一方の辺(以下、一方の隣接辺と呼ぶ。)から突出している。第二挿入突起46Bは、前述した第一部品11の第一挿入口47Aに挿入される。第二挿入突起46Bは、第二多角形面42aの一方の隣接辺に沿って複数(図示例では二つ)形成されてよいが、例えば一つだけ形成されてもよい。
第二挿入口47Bは、第二多角形面42aのうち接続辺21aに隣り合う他方の隣接辺に形成されている。第二挿入口47Bには、前述した第一部品11の第一挿入突起46Aが挿入される。第二挿入口47Bは、第二多角形面42aの他方の隣接辺に沿って複数(図示例では二つ)形成されてよいが、例えば一つだけ形成されてもよい。
上記した第二部品12は、図9に示す第二板材12Aに折り曲げ加工を施すことで組み立てることができる。すなわち、第二板材12Aは、第二部品12の展開図に相当する。第二板材12Aの材料は、第一板材11Aと同様であってよい。
第二板材12Aにおいて、三角錐台部3を構成する第一多角形板部31の三つの辺には、それぞれ三角錐台部3の台形板部33が接続されている。一つの台形板部33には三角錐台部3の第二多角形板部32が接続されている。すなわち、三角錐台部3を構成する第一多角形板部31及び第二多角形板部32は、一つの台形板部33を介して相互に接続されている。
さらに、三角錐台部3の他の二つの台形板部33には、折り返し板部38が接続されている。折り返し板部38は、他の二つの台形板部33のうち第二多角形板部32側の辺に接続されている。図示しないが、各折り返し板部38は、第二板材12Aを第二部品12に組み立てた状態において、三角錐台部3の第二多角形板部32の内側に重なる。
第二板材12Aにおいて、四角錐台部4を構成する各部(第一多角形板部41、第二多角形板部42、四つの台形板部43、折り返し板部48)は、第一板材11Aにおける四角錐台部4の場合と同様に、相互に接続されている。また、第二板材12Aにおいて、四角錐台部4を構成する第二多角形板部42の接続辺21aには、三角錐台部3を構成する第二多角形板部32の一辺が接続されている。
以上のように構成される第二板材12Aは、三角錐台部3及び四角錐台部4を構成する各部(第一多角形板部31,41、第二多角形板部32,42、台形板部33,43、折り返し板部38,48)の境界線において適宜折り曲げることで、図8に示す第二部品12を組み立てることができる。なお、図9に示す展開図において、各部の境界線は全て山折り線である。
図8に示すように、第二板材12Aから第二部品12に組み立てた状態においては、四角錐台部4の一つの台形板部43に設けた差込片44が第一多角形板部41のスリット45に差し込まれることで、四角錐台部4の第一多角形板部41と第二多角形板部42の相対的な位置を保持できる。これにより、接着剤等で接着することなく、第二板材12Aから第二部品12の四角錐台部4を組み立てても、四角錐台部4の形状を保持できる。
次に、図4,10,11を参照して、第三部品13について説明する。図4,10に示すように、第三部品13は、一つの三角錐台部3のみを含む。
三角錐台部3からなる第三部品13は、図11に示す第三板材13Aに折り曲げ加工を施すことで組み立てることができる。すなわち、第三板材13Aは、第三部品13の展開図に相当する。第三板材13Aの材料は、第一、第二板材11A,12Aと同様であってよい。
第三板材13Aにおいて、三角錐台部3を構成する各部(第一多角形板部31、第二多角形板部32、三つの台形板部33、折り返し板部38)は、第二板材12Aにおける三角錐台部3の場合と同様に、相互に接続されている。このため、第三板材13Aは、三角錐台部3を構成する各部の境界線において適宜折り曲げることで、図10に示す第三部品13を組み立てることができる。なお、図11に示す展開図において、各部の境界線は全て山折り線である。
次に、本実施形態の箱1を構成する三つの部品11,12,13の組み合わせについて説明する。本実施形態の箱1において、第二部品12は第一部品11に対して以下のように配される。
第二部品12の三角錐台部3(第二多角錐台部)は、図4,12に示すように、当該三角錐台部3の第二多角形面32aが第一部品11の接続板部5の第一面5aに面接触するように配される。この状態において、第二部品12の三角錐台部3の二つの台形斜面33aは、第一部品11の二つの四角錐台部4(第一多角錐台部)の第一台形斜面43a1にそれぞれ面接触する。これにより、第一部品11の二つの第一台形斜面43a1にそれぞれ面接触する第二部品12の三角錐台部3の二つの台形斜面33aを含む部位が、それぞれ第一部品11の四角錐台部4と接続板部5との間に挟まれる。この状態では、接着剤等で接着することなく、第二板材12Aを第二部品12の三角錐台部3に組み立てても、三角錐台部3の形状が保持される。
また、図4に示すように、第二部品12の四角錐台部4は、当該四角錐台部4の二つの台形斜面43aが、第一部品11の二つの四角錐台部4の第四台形斜面43a4にそれぞれ面接触するように配される。
さらに、第一部品11の一方の四角錐台部4Aに形成された第一挿入突起46Aが、第二部品12の四角錐台部4に形成された第二挿入口47Bに挿入される。また、第二部品12の四角錐台部4に形成された第二挿入突起46Bが、第一部品11の他方の四角錐台部4Bに形成された第一挿入口47Aに挿入される。これにより、第二部品12の四角錐台部4の二つの台形斜面43aが第一部品11の二つの四角錐台部4の第四台形斜面43a4にそれぞれ面接触した状態を保持できる。すなわち、第二部品12の四角錐台部4が第一部品11の二つの四角錐台部4から離れることを阻止できる。
第一、第二部品11,12を組み合わせた状態では、第一部品11の接続板部5及び第二部品12の三角錐台部3が箱1の底壁部として構成される。また、第一、第二部品11,12の三つの四角錐台部4が箱1の側壁部として構成される。すなわち、第一、第二部品11,12を組み合わせた構成は、上方に開口する箱状に形成される。
第一、第二部品11,12の各四角錐台部4のうちそれぞれの空洞C4を開閉する台形板部43は、第一、第二部品11,12を組み合わせた構成の開口端に位置する。これにより、第一、第二部品11,12を組み合わせた状態であっても、各四角錐台部4の空洞C4を開閉することができる。
本実施形態の箱1において、第三部品13は上記のように組み合わされた第一、第二部品11,12に対して以下のように配される。
第三部品13の三角錐台部3は、当該三角錐台部3の三つの台形斜面33aが第一、第二部品11,12の三つの四角錐台部4の台形斜面43aにそれぞれ面接触するように配される。この状態では、第三部品13の三角錐台部3が、第一、第二部品11,12を組み合わせた構成の開口端を塞ぐ。すなわち、第三部品13は、箱1の蓋部として構成される。
なお、第三部品13を第一、第二部品11,12に固定する方法は、任意であってよい。第三部品13と第一、第二部品11,12とは、例えば玉ひも(一方の部品から延びる紐を他方の部品に設けた突起やボタンに巻き付けるもの)を用いて固定されてよい。また、例えば、第三部品13に設けた差込片や挿入突起を、第一、第二部品11,12に形成されたスリットや挿入口に挿入することで、第三部品13を第一、第二部品11,12に固定してもよい。
次に、本実施形態の箱1を組み立てる組み立て方法の一例について説明する。
箱1を組み立てる際には、はじめに、図6,9,11に示す第一、第二、第三板材11A,12A,13Aに適宜折り曲げ加工を施して、図4に示す第一、第二、第三部品11,12,13をそれぞれ組み立てる。例えば、第一板材11Aから第一部品11を組み立てる際には、第一部品11の二つの四角錐台部4(第一多角錐台部)の各第二多角形面42aが接続板部5の第一面5aから接続板部5の厚さ方向に延びるように、これら二つの四角錐台部4を接続板部5に対して配する。また、第一部品11の二つの四角錐台部4の各第一台形斜面43a1がそれぞれ接続板部5の第一面5aに対向するように、これら二つの四角錐台部4を接続板部5に対して配する。
次いで、第二部品12を第一部品11に対して以下の手順で取り付ける。
まず、第二部品12の三角錐台部3(第二多角錐台部)を接続板部5の第一面5aに配する。この際、図12に示すように、第二部品12の三角錐台部3の二つの台形斜面33aを含む当該三角錐台部3の二つの部位を、それぞれ第一部品11の四角錐台部4の第一台形斜面43a1と接続板部5の第一面5aとの間に挿入する。この状態では、上記した第二部品12の二つの部位が、それぞれ第一部品11の四角錐台部4と接続板部5との間に挟まれる。また、第二部品の二つの台形斜面33aが、それぞれ第一部品11の二つの四角錐台部4の第一台形斜面43a1に面接触する。
次に、図4に示すように、第二部品12の四角錐台部4の二つの台形斜面43aが第一部品11の二つの四角錐台部4の第四台形斜面43a4にそれぞれ面接触するように、第二部品12の四角錐台部4を第一部品11に対して配する。
最後に、第一部品11の第一挿入突起46Aを第二部品12の第二挿入口47Bに挿入し、第二部品12の第二挿入突起46Bを第一部品11の第一挿入口47Aに挿入することで、第一部品11に対する第二部品12の取り付けが完了する。
第二部品12を第一部品11に取り付けた後に、第三部品13を第一、第二部品11,12に対して取り付けることで、箱1の組み立て方法が完了する。第三部品13を第一、第二部品11,12を取り付ける際には、第三部品13をなす三角錐台部3の三つの台形斜面33aを、第一、第二部品11,12の三つの四角錐台部4の台形斜面43aにそれぞれ面接触させればよい。
以上説明したように、本実施形態の箱1は、複数の多角錐台部3,4を備え、隣り合う多角錐台部3,4の台形斜面33a,43a同士が面接触することで、内部に空間S1を有する箱状に形成される。このため、隣り合う二つの多角錐台部3,4の台形斜面33a,43a同士を面接触させるだけで、これら二つの多角錐台部3,4の相対的な位置を簡単に決めることができる。特に、箱1の内面をなす二つの多角錐台部3,4の第一多角形面31a,41a同士の角度、及び、箱1の外面をなす第二多角形面32a,42a同士の角度を簡単に決めることができる。したがって、箱1を容易に組み立てることが可能となる。
また、本実施形態の箱1によれば、各多角錐台部3,4は、第一多角形板部31,41、第二多角形板部32,42及び複数の台形板部33,43によって囲まれた空洞C3,C4を有する。このため、箱1の内面側をなす第一多角形板部31,41と箱1の外面側をなす第二多角形板部32,42との間における熱の伝わりを抑制できる。すなわち、箱1の外側に対する箱1の内部の空間S1の断熱性を向上できる。また、保冷剤や保温剤、断熱材を多角錐台部3,4の空洞C3,C4に収容することで、箱1の外側に対する箱1の内部の空間S1の断熱性をさらに向上することもできる。これにより、箱1を保冷庫や保温庫として活用することができる。したがって、箱1に収容される収容物の温度を適正に保つことができる。
また、保冷剤や保温剤を収容物と共に箱の内部に収容する場合と比較して、保冷剤や保温剤が箱に対する収容物の出し入れを妨げることも防止できる。
また、箱1の内面側をなす第一多角形板部31,41と、箱1の外面側をなす第二多角形板部32,42とが間隔をあけて配されることで、第二多角形板部32,42において受けた衝撃が、第一多角形板部31,41に伝わることを抑制できる。例えば、第二多角形板部32,42に衝撃が作用した際に、第二多角形板部32,42が撓み変形することで、当該衝撃を第二多角形板部32,42において吸収することができる。これにより、衝撃が第一多角形板部31,41に伝わることを抑制できる。したがって、箱の空間S1に収容した収容物を好適に保護することができる。
なお、箱1に収容される収容物は、例えば日本酒やワインなどの液体を封入した瓶などの容器であってよい。また、収容物は、例えば血液や細胞などの生体サンプルを収容した容器などであってもよい。
また、本実施形態の箱1では、各四角錐台部4の一つの台形板部43が第二多角形板部42に対して回動自在に接続されている。このため、各四角錐台部4の空洞C4を外部に開口させることができる。これにより、保冷剤や保温剤、断熱材を四角錐台部4の空洞C4に対して簡単に出し入れすることができる。
また、本実施形態の箱1では、図4,5に示すように、第一部品11において、二つの四角錐台部4(第一多角錐台部)の第一辺42a1が互いに異なる接続板部5の辺にそれぞれ接続されている。さらに、図12に示すように、第二部品12の三角錐台部3(第二多角錐台部)は、当該三角錐台部3の二つの台形斜面33aが第一部品11の二つの四角錐台部4の第一台形斜面43a1にそれぞれ面接触するように、かつ、当該三角錐台部3の第二多角形面32aが第一部品11の接続板部5に面接触するように、配されている。このため、第二部品12の三角錐台部3の第一多角形面31aに作用する荷重(図12において矢印Fで示す荷重)に対し、当該三角錐台部3が変形することを抑制できる。すなわち、箱1の底壁部をなす第二部品12の三角錐台部3の強度を高めることができる。
具体的に説明すれば、第一部品11の二つの四角錐台部4の配列方向(図12において左右方向)における第二部品12の三角錐台部3の両端部は、それぞれ第一部品11の四角錐台部4と接続板部5との間に挟まれる。この状態では、第二部品12の三角錐台部3の両端部の相対的な位置が保持される。また、この状態では、接続板部5に対して、前述の配列方向への張力が付与される。このため、第二部品12の三角錐台部3や第一部品11の接続板部5が可撓性を有しても、これら三角錐台部3や接続板部5は接続板部5の厚さ方向(図12において上下方向)に撓みにくくなる。すなわち、これら三角錐台部3及び接続板部5の強度を高めることができる。したがって、箱1に収容される収容物の荷重が第二部品12の三角錐台部3の第一多角形面31a(箱1の内面)に作用しても、当該三角錐台部3の変形を抑制して、収容物を箱1内において安定に保持できる。
また、本実施形態の箱1では、第一部品11の二つの四角錐台部4が互いに接続されている。これにより、第二部品12の三角錐台部3及び第一部品11の接続板部5の強度をさらに高めることができる。
また、本実施形態の箱1では、第二部品12の三角錐台部3と四角錐台部4とが、これらの第二多角形面32a,42aの一つの辺(接続辺21a)を軸として互いに回動自在に接続されている。これにより、第二部品12の三角錐台部3と四角錐台部4とを互いに回動させるだけで、これらの第二多角形面32a,42aの接続辺21aに対応する三角錐台部3及び四角錐台部4の台形斜面33a,43a同士を面接触させることができる。すなわち、箱1を簡単に内部に空間S1がある箱状に組み立てることができる。また、第二部品12の三角錐台部3と四角錐台部4とを互いに回動させるだけで、これら三角錐台部3及び四角錐台部4をこれらの第一、第二多角形面32a,42aに沿う方向に配列させることができる(図8参照)。すなわち、第二部品12を簡単に板状に展開することができる。
また、本実施形態の箱1において、第一部品11の四角錐台部4には、第二部品12の四角錐台部4に向けて突出する第一挿入突起46Aが形成され、第二部品12の四角錐台部4には、第一挿入突起46Aが挿入される第二挿入口47Bが形成されている。さらに、第二部品12の四角錐台部4には、第一部品11の四角錐台部4に向けて突出する第二挿入突起46Bが形成され、第一部品11の四角錐台部4には、第二挿入突起46Bが挿入される第一挿入口47Aが形成されている。これにより、第一部品11の第一挿入突起46Aを第二部品12の第二挿入口47Bに挿入し、第二部品12の第二挿入突起46Bを第一部品11の第一挿入口47Aに挿入することで、第一、第二部品11,12の四角錐台部4同士を接続した状態に保持できる。すなわち、接着剤等で接着することなく、第一、第二部品11,12同士を接続して箱1を組み立てることができる。
また、本実施形態の箱1は、接着剤等で接着することなく組み立てることができる。接着剤を用いずに箱1を組み立てられることは、箱1の組み立て及び分解を簡単にできる点で有効である。また、箱1を諸外国への輸出に利用する際に、接着剤に含まれる化学物質の使用規制の有無等を考慮する必要がない点でも有効である。
また、保冷庫や保温庫として活用可能な本実施形態の箱1では、前述したように、第一部品11を折り畳むことができる。また、第二部品12を板状に展開することができる。このため、箱1を保冷庫や保温庫として使用しない状態では、箱1をコンパクトに収納することが可能となる。
また、本実施形態の箱1は、三角柱の外観を有する。このため、四角柱の外観を有する箱と比較して、複数の箱1を積み重ねても崩れにくい利点がある。これにより、複数の箱1を、例えば多数の瓶を収容するラックとして活用することができる。
また、本実施形態の箱1は、内部に三角柱状の空間S1を有する(図1参照)。このため、内部に直方体状の空間S1を有する箱と比較して、瓶などのように円柱状の収容物の外周面を箱1の内面(三つの四角錐台部4の第一多角形面41a)に密着させ、円柱状の収容物が箱1の内部において動くことを抑制できる。これにより、円柱状の収容物を好適に保護することができる。
本実施形態の箱1は、瓶などの収容物を梱包する梱包箱として用いることができる。また、本実施形態の箱1は、第三部品13を取り外し、保冷剤を第一、第二部品11,12の多角錐台部3,4の空洞C3,C4に収容しておくことで、食事等の際に飲料用のボトルを出し入れするボトルクーラーとして活用することもできる。
本実施形態の箱1において、三角錐台部3の各面(第一、第二多角形面31a,32a、台形斜面33a)の寸法、及び、四角錐台部4の各面(第一、第二多角形面41a,42a、台形斜面43a)の寸法は、以下のように設定することができる。
例えば、箱1に収容される収容物を図13に示す瓶Bとする。箱1の内面をなす三角錐台部3及び四角錐台部4の第一多角形面31a,41aの各辺の長さは、瓶Bの直径rと高さhに基づいて決まる。図14に示すように、正三角形に形成された三角錐台部3の第一多角形面31aの各辺の長さは、瓶Bの直径rに基づいて√(3)rとなる。図15に示すように、長方形に形成された四角錐台部4の第一多角形面41aの一方の辺の長さは、三角錐台部3の第一多角形面31aの辺の長さ(√(3)r)に対応する。また、一方の辺に隣り合う四角錐台部4の第一多角形面41aの他方の辺の長さは、瓶Bの高さhとなる。この場合、箱1に収容された瓶Bが全ての三角錐台部3及び四角錐台部4の第一多角形面31a,41aに接触する。瓶Bと箱1の内面との間に隙間ができるようにするためには、上記した各長さをより長くすればよい。
図14,15に示すように、正三角形に形成され、箱1の外面をなす三角錐台部3の第二多角形面32aの各辺の長さは、瓶Bの直径r、及び、第一多角形面41aから第二多角形面42aに至る四角錐台部4の厚さ寸法(又は、四角錐台部4の空洞C4の幅寸法)dに基づいて√(3)×(r+2d)となる。
長方形に形成され、箱1の外面をなす四角錐台部4の第二多角形面42aの一方の辺の長さは、三角錐台部3の第二多角形面32aの辺の長さ(√(3)×(r+2d))に対応する。また、一方の辺に隣り合う第二多角形面42aの他方の辺の長さは、瓶Bの高さh、及び、第一多角形面31aから第二多角形面32aに至る三角錐台部3の厚さ寸法(又は、三角錐台部3の空洞C3の幅寸法)eに基づいて、h+2eとなる。
なお、四角錐台部4の厚さ寸法dと三角錐台部3の厚さ寸法eは、互いに等しくてもよい。また、三角錐台部3の厚さ寸法eは、例えば、四角錐台部4の厚さ寸法d、及び、図16に示す角度θに基づいて以下の式によって設定されてもよい。角度θは、三角錐台部3の第一多角形面31a及び第二多角形面32aの角部同士を結んだ線分(長さα)と、三角錐台部3の第二多角形面32aの角部から当該第二多角形面32aに正射影した三角錐台部3の第一多角形面31aの角部まで延びる線分(長さ2d)とがなす角度である。
Figure 0007280593000001
さらに、三角錐台部3及び四角錐台部4の各台形斜面33a,43aの斜辺の長さαは、三角錐台部3の厚さ寸法e及び四角錐台部4の厚さ寸法dに基づいて以下の式により決まる。
Figure 0007280593000002
上記したように三角錐台部3の各面(第一、第二多角形面31a,32a、台形斜面33a)の寸法、及び、四角錐台部4の各面(第一、第二多角形面41a,42a、台形斜面43a)の寸法が決まることで、図6,9,11に示す第一、第二、第三部品11,12,13の展開図を簡単に作成することができる。
第一実施形態において、第一板材11A、第二板材12A、第三板材13Aにおける多角形板部31,32,41,42、台形板部33,43等の各部の相対的な位置は、図6,9,11に例示したものに限らず、任意であってよい。
また、第一実施形態の箱1においては、例えば図17~19に示すように、箱1の内面をなす四角錐台部4の第一多角形板部41に、第一多角形板部41を貫通する孔40A,40Bが形成されてよい。孔40A,40Bの形状や大きさは任意であってよい。
図17~19に例示する箱1では、第一部品11を構成する一方の四角錐台部4A、及び、第二部品12を構成する四角錐台部4に、第一多角形板部41を貫通する第一孔40Aが一つ形成されている。第一孔40Aは、二つの三角錐台部3の配列方向に長く延びる楕円形状に形成されている。
一方、第一部品11の他方の四角錐台部4Bには、第一多角形板部41を貫通する第二孔40Bが複数形成されている。第二孔40Bは、第一孔40Aよりも小さい円形状に形成されている。
なお、図17~19に例示する箱1では、三角錐台部3の第一多角形板部31に上記孔40A,40Bと同様の孔が形成されていないが、これに限ることはない。また、同一の第一多角形板部31,41に形成される孔の形状や数は、箱1を構成する複数の多角錐台部3,4の間で、同じであってもよいし、互いに異なっていてもよい。
第一多角形板部41に当該第一多角形板部41を貫通する孔40A,40Bを形成することで、第一多角形板部41の固有振動を変更することができる。すなわち、第一多角形板部41の固有振動数を、箱1の空間S1に収容された収容物の固有振動数と異ならせることができる。このため、所定の振動(例えば輸送時における車両等の振動)が箱1に作用しても、第一多角形板部41が収容物の固有振動数で振動することを抑制又は防止できる。これにより、第一多角形板部41が収容物に触れていることで第一多角形板部41の振動が収容物に伝わっても、収容物が共振することを抑制又は防止できる。したがって、収容物を好適に保護することができる。
また、孔40A,40Bを有する四角錐台部4の空洞C4に保冷剤や保温剤を入れた状態では、第一多角形板部41の孔40A,40Bを通して、保冷剤や保温剤と箱1の空間S1に収容された収容物との間で、効率よく熱交換することができる。すなわち、保冷庫や保温庫としての箱1の性能向上を図ることができる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について、図20~23を参照して、第一実施形態との相違点を中心に説明する。なお、第一実施形態と共通する構成については、同一符号を付し、その説明を省略する。
図20に示すように、本実施形態の箱1Dは、第一実施形態と同様に、内部に空間S2を有する箱状に形成され、複数の多角錐台部4を備える。また、各多角錐台部4は、第一多角形板部41、第二多角形板部42及び複数の台形板部43によって囲まれる空洞C4を有する。
ただし、本実施形態の箱1Dは、直方体の外観を有する。このため、箱1Dを構成する複数の多角錐台部4は、第一、第二多角形板部41,42が長方形に形成された六つの四角錐台部4を含む。本実施形態の箱1Dは、隣り合う四角錐台部4の台形板部43同士が面接触するように六つの四角錐台部4を組み合わせることで、内部に直方体状の空間S2を有する箱状に形成される。
また、本実施形態の箱1Dでは、一部(五つ)の四角錐台部4について、第二多角形板部42が第一多角形板部41及び台形板部43に対して分離されている。以下、この点について説明する。
本実施形態の箱1Dでは、図21に示すように、複数の四角錐台部4を構成する複数の第二多角形板部42が、内部に収容空間S21を有する外箱部6を構成する。複数の第二多角形板部42は、互いに接続されている。
本実施形態の外箱部6は、箱本体61と、蓋部62と、を備える。
箱本体61は、収容空間S21を有し、一方向に開口する。本実施形態の箱本体61は、互いに接続された五つの第二多角形板部42によって構成されている。五つの第二多角形板部42は、箱本体61の底壁部及び四つの側壁部を構成する。
蓋部62は、箱本体61の開口を塞ぐ。蓋部62は、一つの四角錐台部4によって構成されている。
蓋部62は、箱本体61に対して回動自在に接続されている。具体的に、蓋部62は、これを構成する四角錐台部4の第二多角形板部42の一つの辺が、箱本体61の開口端をなす一つの第二多角形板部42の一つの辺に接続されている。蓋部62が箱本体61の開口を塞ぐ状態では、蓋部62をなす四角錐台部4の第一多角形板部41が、箱本体61の底壁部をなす第二多角形板部42に対向するように配される。
四角錐台部4からなる蓋部62は、図22に示す蓋部用板材62Aに折り曲げ加工を施すことで組み立てることができる。すなわち、蓋部用板材62Aは、蓋部62(四角錐台部4)の展開図に相当する。蓋部用板材62Aは、少なくとも折り曲げ加工が可能な材料によって構成されればよい。蓋部用板材62Aは、例えば紙、厚紙、段ボール紙、シート状のプラスチックなどであってよい。なお、図22に示す蓋部用板材62Aにおいて、蓋部62を構成する各部(第一多角形板部41、第二多角形板部42、四つの台形板部43)の境界線は全て山折り線である。
五つの第二多角形板部42からなる箱本体61は、板材61Aに折り曲げ加工を施すことで組み立てることができる。本実施形態において、箱本体61を構成する板材61Aは、前述した蓋部用板材62Aと一体に形成されている。すなわち、本実施形態の外箱部6は、一枚の板材に折り曲げ加工を施すことで組み立てられる。
図20,21に示すように、本実施形態の箱1Dでは、一部の四角錐台部4を構成する第一多角形板部41及び四つの台形板部43が、一体に形成されて錐台形部品7を構成する。
本実施形態において、錐台形部品7は、箱本体61を構成する第二多角形板部42と共に四角錐台部4を構成する。すなわち、本実施形態の箱1Dは、五つの錐台形部品7を備える。五つの錐台形部品7は、箱本体61(外箱部6)の収容空間S21に収容されると共に、箱本体61を構成する五つの第二多角形板部42にそれぞれ重ねて配される。この状態では、箱本体61の各第二多角形板部42と錐台形部品7とによって、四角錐台部4が構成される。また、各四角錐台部4の空洞C4が形成される。
本実施形態において、上記した五つの錐台形部品7は、互いに接続されている。互いに接続された五つの錐台形部品7は、図20に示す一枚の板材7Aに折り曲げ加工を施すことで組み立てることができる。当該板材7Aの材料は、外箱部6を構成する板材と同様であってよい。なお、図20に示す板材7Aでは、互いに接続された二つの錐台形部品7の台形板部43の境界線71だけが谷折り線であり、その他の境界線は山折り線である。
本実施形態の箱1Dによれば、第一実施形態と同様の効果を奏する。
また、本実施形態の箱1Dは、複数の第二多角形板部42からなり、内部に収容空間S21を有する外箱部6と、第一多角形板部41及び複数の台形板部43からなる錐台形部品7と、に分けて構成されている。このため、複数の錐台形部品7を外箱部6の収容空間S21に配し、各錐台形部品7を外箱部6の各第二多角形板部42に重ねた状態では、複数の錐台形部品7の相対的な位置を外箱部6によって保持することができる。すなわち、複数の四角錐台部4の相対位置を好適に保持することができる。
第二実施形態の箱1Dにおいては、例えば、蓋部62をなす四角錐台部4が、第二多角形板部42と、錐台形部品7(第一多角形板部41及び四つの台形板部43)とに分けて構成されてもよい。この場合、蓋部62をなす錐台形部品7は、例えば、箱1Dを構成する他の錐台形部品7に接続されてもよい。
直方体の外観を有する第二実施形態の箱1Dは、例えば第一実施形態の場合と同様に、複数の部品を組み合わせることで構成されてもよい。また、第二実施形態の箱1Dにおいても、第一多角形板部41に当該第一多角形板部41を貫通する孔が形成されてもよい。
また、第二実施形態における箱1Dの構造は、例えば三角柱の外観を有する第一実施形態の箱1にも適用可能である。例えば、第一実施形態の箱1を構成する三角錐台部3や四角錐台部4が、第二多角形板部42と、第一多角形板部41及び台形板部43とに分離していてもよい。
以上、二つの実施形態により本発明について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
本発明の箱において、多角錐台部の空洞には、例えば、ハニカム構造体などの補強構造体が収容されてもよい。この場合には、空洞を有する多角錐台部の強度を高めることができる。補強構造体は、例えば箱を構成する全ての多角錐台部に対して設けられてもよいし、例えば収容物の荷重が最も作用する箱の底壁部を構成する多角錐台部のみに対して設けられてもよい。
本発明の箱において、複数の多角錐台部を組み合わせて箱状に組み立てる際には、例えば、隣り合う多角錐台部同士が、必要に応じて、接着剤や接着テープなどの任意の固定手段によって互いに固定されてもよい。
また、本発明の箱において、第一多角形板部、第二多角形板部及び複数の台形板部を組み合わせて多角錐台部を組み立てる場合には、例えば、第一多角形板部、第二多角形板部、台形板部が、必要に応じて、接着剤や接着テープなどの任意の固定手段によって互いに固定されてもよい。
本発明の箱は、例えば、内部に空洞が無い多角錐台部によって構成されてもよい。
本発明は、三角柱や直方体の外観を有する箱に限らず、五角柱や六角柱などの他の多角柱の外観を有する箱にも適用可能である。また、本発明は、四角錐や三角錐などの多角錐の外観を有する箱にも適用可能である。
本発明は、少なくとも複数の多角錐台部を組み合わせることで、内部に空間を有すると共に、外面が多角形状(例えば四角形や三角形など)に形成された複数の面(例えば平坦面)からなる箱状に形成される箱に適用できる。
1,1D 箱
3 三角錐台部(多角錐台部)
4 四角錐台部(多角錐台部)
5 接続板部
6 外箱部
7 錐台形部品
11 第一部品
12 第二部品
13 第三部品
21a 接続辺
31,41 第一多角形板部
31a,41a 第一多角形面
32,42 第二多角形板部
32a,42a 第二多角形面
42a1 第一辺
33,43 台形板部
33a,43a 台形斜面
43a1 第一台形斜面
40A,40B 孔
46A,46B 挿入突起
47A,47B 挿入口
61 箱本体
62 蓋部
B 瓶(収容物)
C3,C4 空洞
S1,S2 空間
S21 収容空間

Claims (9)

  1. 多角形に形成された第一多角形面と、
    前記第一多角形面よりも大きい相似形状の多角形に形成された第二多角形面と、
    互いに平行する前記第一多角形面の各辺と前記第二多角形面の各辺とを接続する台形に形成された複数の台形斜面と、
    を有する多角錐台部を複数備え、
    隣り合う前記多角錐台部の前記台形斜面同士が面接触することで、内部に空間を有する箱状に形成されると共に、前記第一多角形面が前記空間の内面をなし、
    前記第一多角形面が、板状に形成された第一多角形板部からなり、
    前記第二多角形面が、板状に形成された第二多角形板部からなり、
    前記台形斜面が、台形の板状に形成された台形板部からなり、
    前記多角錐台部が、前記第一多角形板部、前記第二多角形板部、及び、複数の前記台形板部によって囲まれた空洞を有する箱。
  2. 前記多角錐台部のうち少なくとも一つの前記台形板部が、前記第一多角形板部又は第二多角形板部に対して回動自在に接続されている請求項1に記載の箱。
  3. 多角形に形成された平板状の接続板部を備え、
    複数の前記多角錐台部のうち二つの第一多角錐台部の各第二多角形面の第一辺が、互いに異なる前記接続板部の辺にそれぞれ接続され、
    複数の前記多角錐台部のうち一つの第二多角錐台部は、当該第二多角錐台部の二つの前記台形斜面が前記第一辺に対応する二つの前記第一多角錐台部の第一台形斜面にそれぞれ面接触するように、かつ、前記第二多角錐台部の前記第二多角形面が前記接続板部に面接触するように、配される請求項1又は請求項2に記載の箱。
  4. 二つの前記第一多角錐台部が互いに接続されている請求項3に記載の箱。
  5. 二つの前記第一多角錐台部の前記第二多角形面が、それぞれ板状に形成された第二多角形板部からなり、
    二つの前記第二多角形板部が、それぞれ前記第一辺に対応する当該第二多角形板部の辺を軸として前記接続板部に対して回動自在に接続されている請求項3又は請求項4に記載の箱。
  6. 少なくとも二つの前記多角錐台部が、前記第二多角形面の一つの辺を軸として互いに回動自在に接続されている請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の箱。
  7. 前記台形斜面同士が面接触する二つの前記多角錐台部の一方には、二つの前記多角錐台部の他方に向けて突出する挿入突起が形成され、
    二つの前記多角錐台部の他方には、前記挿入突起が挿入される挿入口が形成されている請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の箱。
  8. 複数の前記多角錐台部を構成する複数の前記第二多角形板部が、内部に収容空間を有する外箱部を構成し、
    前記多角錐台部を構成する前記第一多角形板部及び複数の前記台形板部が、一体に形成されて錐台形部品を構成し、
    複数の前記錐台形部品が、前記外箱部の前記収容空間に収容されると共に、複数の前記第二多角形板部にそれぞれ重ねて配される請求項1に記載の箱。
  9. 請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の箱を組み立てる箱の組み立て方法であって、
    二つの前記第一多角錐台部の前記第二多角形面がそれぞれ前記接続板部の第一面から前記接続板部の厚さ方向に延びるように、かつ、前記第一辺に対応する二つの前記第一多角錐台部の前記第一台形斜面がそれぞれ前記接続板部の前記第一面に対向するように、二つの前記第一多角錐台部を前記接続板部に対して配した後に、
    前記第二多角錐台部の二つの前記台形斜面を含む前記第二多角錐台部の二つの部位を、それぞれ前記第一多角錐台部の前記第一台形斜面と前記接続板部の前記第一面との間に挿入するように、前記第二多角錐台部を前記接続板部の前記第一面に配する箱の組み立て方法。
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