JP3161892U - 組み立て式コンテナ用保護部材及びそれを用いた組み立て式コンテナ - Google Patents
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Abstract
Description
要するに、従来提案されている組み立て式コンテナは、内容物によって耐久性が低下する場合があり、繰り返し使用することができなくなる場合があったため、内容物の種類によらずに耐久性に優れた組み立て式コンテナの開発が要望されているのが現状である。
側壁と、
該側壁の一端縁部を嵌合させる嵌合溝を有する蓋体と、
該側壁の他端縁部を嵌合させる嵌合溝を有する基台と、
該側壁の両端縁部に設けられた複数の貫通孔、及び該蓋体又は該基台の嵌合溝に配され、組み立て時には該貫通孔に挿入されて該側壁を係止する保持具からなるロック部と
を具備し、
該側壁の一端縁部を該蓋体の該嵌合溝に嵌合させると共に、該側壁の他端縁部を該基台の該嵌合溝に嵌合させることにより組み立てることができ、該嵌合溝に嵌合された側壁の両端縁部を外すことにより分解することができる組み立て式コンテナに用いられる保護部材であって、
コンテナの内側に面する、側壁の内面側に配され、該内面を保護する、組み立て式コンテナ用保護部材を提供することにより前記目的を達成したものである。
前記保護部材は、1枚の矩形状の板体からなり、側壁の内面に当接する保護部と、板体の1の側縁部分をL字状に折り返して形成された、側壁の1端縁部に係合される係止部とを具備する
ことを特徴とする前記組み立て式コンテナ用保護部材。
前記係止部において前記側壁の外面に位置する部位は、前記側壁の上端から前記側壁の高さの1〜5%の長さを有する
ことを特徴とする前記組み立て式コンテナ用保護部材。
前記側壁は4つの壁板からなり、前記貫通孔は少なくとも一つの該壁板の左右両側に2つ設けられており、前記保護部材は、2つの前記貫通孔の間に配されている
ことを特徴とする前記組み立て式コンテナ用保護部材。
前記貫通孔と前記保護部材との間隔は、3〜6cmである
ことを特徴とする前記組み立て式コンテナ用保護部材。
側壁は、紙又はプラスチック製の段ボールからなる
ことを特徴とする前記組み立て式コンテナ用保護部材。
前記保護部材の形成材料は、鉄板又はステンレス材料であり、厚さは、0.4〜1mmである
ことを特徴とする前記組み立て式コンテナ用保護部材。
側壁と、
該側壁の一端縁部を嵌合させる嵌合溝を有する蓋体と、
該側壁の他端縁部を嵌合させる嵌合溝を有する基台と、
該側壁の両端縁部に設けられた複数の貫通孔と、該蓋体又は該基台の嵌合溝に配され、組み立て時には該貫通孔に挿入されて該側壁を係止する保持具とからなるロック部と
コンテナの内側に面する側壁の内面側に配され、側壁の内面を保護する、組み立て式コンテナ用保護部材と
を具備し、
該側壁の一端縁部を該蓋体の該嵌合溝に嵌合させると共に、該側壁の他端縁部を該基台の該嵌合溝に嵌合させることにより組み立てることができ、該嵌合溝に嵌合された側壁の両端縁部を外すことにより分解することができ、
前記保護部材を有することを特徴とする組み立て式コンテナを提供することにより前記目的を達成したものである。
また、本考案は、前記側壁が、4つの壁板からなり、コンテナを組み立てた際に直方体状又は立方体状となるようになされていることを特徴とする前記組み立て式コンテナを提供するものである。
本考案の組み立て式コンテナは、軽量で、分解・組み立て可能であり、且つ有刺鉄線等の鋭利な部位を有する物品を収納した際でも収納・取り出し性に優れ、高い耐久性を有する組み立て式コンテナよりコンパクトに収容できると共に保冷・保温効果が高く、軽量で強度に優れスタック可能なものである。
側壁10は、4つの壁板10a,10a’からなり、コンテナを組み立てた際に直方体状又は立方体状となるようになされているのが好ましく、本実施形態においては、全体で6面体を構成する。そして、側壁10は、その壁面10a、10a’により、それぞれ平面長方形状の蓋体20及び基台30の間の4面を構成するように形成されているので、全体として直方体状となる。壁板10aは、その幅(図1における幅wと同義)が長く、壁板10a’は壁板10aよりも幅が短くなっている。
側壁10を構成する壁板10a,10a’は、それぞれ、図2に示すようにダンボール材14を2枚貼り合わせて形成されており、4つの壁板10a,10a’は、切り込みを入れて折り曲げ自在になされた連設部16を介して連設されている。
貫通孔41は、壁板10aの左右両側に設けられており、壁板10a’には設けられていない。すなわち、本実施形態においてロック部40は、壁板10aにのみ設けられており、基台や蓋体にも壁板10aに対応する長手辺側にのみ設けられている。
ダンボール材14の形成材料としては、紙やプラスチック等が挙げられ、本実施形態においては紙が用いられている。
基台30は、平面正方形状で中空部32aを有する中央台部32、中央台部32から延出され基台の外壁を構成する外壁部33、及び中央台部32上に正方形状の台座を固定して形成された台部31とからなる。そして、台部31と外壁部33との間に側壁の他端縁部12を嵌合させる嵌合溝34が形成されている。また、側面には開口45が設けられている。
また、蓋体20及び基台30の平面形状は、それぞれ壁面10a、10a’の大きさよりも若干大きくなされている。
貫通孔を設ける位置は、コンテナ形状を良好に維持する観点から、各壁板の側縁までの距離dの壁板の幅wに対する割合(d/w、図1参照)を15/100〜30/100とするのが好ましい。
そして、コンテナ1を分解する際には、保持具42の基端42bをコンテナ1の外方から矢印D1方向に引くことにより、ロックを外して、蓋体20及び基台30と側壁10とを外すことにより分解できる。
本実施形態の保護部材15は、図3〜4に示すように、1枚の矩形状の板体からなり、側壁10の内面10’に当接する保護部15aと、板体の1の側縁部分をL字状に折り返して形成された、側壁10の1端縁部に係合される係止部15bとを具備する。
保護部材の壁板10aの内面10’側における長さは、コンテナを組み立てたときに嵌合溝34に嵌合されずに露出する部分を覆うことができる長さを有するのが好ましく、本実施形態においては保護部15aの先端が貫通孔41とほぼ同じ高さ(壁板10aの高さ方向における位置)に位置するように形成されている。
保護部材15は、2つの前記貫通孔の間に配されており、貫通孔41と保護部材15との間隔dは、3〜6cmであるのが、保護部材による側壁内面の保護効果とロック部による側壁の保持効果を維持する効果の両方を同時に満足する点で好ましい。
保護部材15の形成材料としては、プラスチック、鉄、ステンレス、銅等種々材料を用いることができるが、鉄板又はステンレス材料が好ましく、本実施形態においては鉄板材料であり、厚さは、0.4〜1mmとするのが好ましく、本実施形態においては1mmである。保護部15aは側壁の内面側のほぼ全面を覆うように構成されている。このように構成した場合に、上記の範囲の厚さとすることにより、保護強度と嵌合させる際に操作性を低下させないようにすることとの両立を図ることができる。
そして、図6に示すように、折りたたまれた側壁10を基台20と蓋体30との間に収容することで、コンパクトな収容形態とすることができる。そして、この収容形態では、平面形状が基台及び蓋体の平面形状に等しいので、複数種類の部材を収容できるような収容場所を確保する必要が無く、その結果、コンパクトに収容できる。
たとえば、上述の例においてはすべての保護部材を外して折りたたんだ例を示して説明したが、谷折部17が設けられている壁板10a’のみ外して折りたたむこともできる。
また、直方体状でなく、蓋体及び基台の各辺の長さを同じにして立方体状とすることもできる。
Claims (9)
- 側壁と、
該側壁の一端縁部を嵌合させる嵌合溝を有する蓋体と、
該側壁の他端縁部を嵌合させる嵌合溝を有する基台と、
該側壁の両端縁部に設けられた複数の貫通孔、及び該蓋体又は該基台の嵌合溝に配され、組み立て時には該貫通孔に挿入されて該側壁を係止する保持具からなるロック部と
を具備し、
該側壁の一端縁部を該蓋体の該嵌合溝に嵌合させると共に、該側壁の他端縁部を該基台の該嵌合溝に嵌合させることにより組み立てることができ、該嵌合溝に嵌合された側壁の両端縁部を外すことにより分解することができる組み立て式コンテナに用いられる保護部材であって、
コンテナの内側に面する、側壁の内面側に配され、該内面を保護する、組み立て式コンテナ用保護部材。 - 前記保護部材は、1枚の矩形状の板体からなり、側壁の内面に当接する保護部と、板体の1の側縁部分をL字状に折り返して形成された、側壁の1端縁部に係合される係止部とを具備する
ことを特徴とする請求項1記載の組み立て式コンテナ用保護部材。 - 前記係止部において前記側壁の外面に位置する部位は、前記側壁の上端から前記側壁の高さの1〜5%の長さを有する
ことを特徴とする請求項2に記載の組み立て式コンテナ用保護部材。 - 前記側壁は4つの壁板からなり、前記貫通孔は少なくとも一つの該壁板の左右両側に2つ設けられており、前記保護部材は、2つの前記貫通孔の間に配されている
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の組み立て式コンテナ用保護部材。 - 前記貫通孔と前記保護部材との間隔は、3〜6cmである
ことを特徴とする請求項4に記載の組み立て式コンテナ用保護部材。 - 側壁は、紙又はプラスチック製の段ボールからなる
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の組み立て式コンテナ用保護部材。 - 前記保護部材の形成材料は、鉄板又はステンレス材料であり、厚さは、0.4〜1mmである
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の組み立て式コンテナ用保護部材。 - 側壁と、
該側壁の一端縁部を嵌合させる嵌合溝を有する蓋体と、
該側壁の他端縁部を嵌合させる嵌合溝を有する基台と、
該側壁の両端縁部に設けられた複数の貫通孔と、該蓋体又は該基台の嵌合溝に配され、組み立て時には該貫通孔に挿入されて該側壁を係止する保持具とからなるロック部と
を具備し、
該側壁の一端縁部を該蓋体の該嵌合溝に嵌合させると共に、該側壁の他端縁部を該基台の該嵌合溝に嵌合させることにより組み立てることができ、該嵌合溝に嵌合された側壁の両端縁部を外すことにより分解することができ、
請求項1〜7のいずれかに記載の保護部材を有することを特徴とする組み立て式コンテナ。 - 前記側壁は、4つの壁板からなり、コンテナを組み立てた際に直方体状又は立方体状となるようになされていることを特徴とする請求項8記載の組み立て式コンテナ。
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JP2010003733U JP3161892U (ja) | 2010-06-02 | 2010-06-02 | 組み立て式コンテナ用保護部材及びそれを用いた組み立て式コンテナ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010003733U JP3161892U (ja) | 2010-06-02 | 2010-06-02 | 組み立て式コンテナ用保護部材及びそれを用いた組み立て式コンテナ |
Publications (1)
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JP3161892U true JP3161892U (ja) | 2010-08-12 |
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JP (1) | JP3161892U (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019112131A (ja) * | 2017-12-26 | 2019-07-11 | 佳正 横山 | 組立式梱包材及びそれに用いる装着具 |
CN114348404A (zh) * | 2022-02-08 | 2022-04-15 | 西安交通大学城市学院 | 一种国际贸易出口用可折叠收纳的货箱 |
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2010
- 2010-06-02 JP JP2010003733U patent/JP3161892U/ja not_active Expired - Fee Related
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