JP4232994B2 - 梱包用仕切り構造体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器の梱包又は包装に関する。詳しくは、運搬、輸送等において電子機器が傷つきにくく、また、その取り扱いを簡便にすると共に、梱包状態が従来に比べて小さくすることができる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
図20は、電子機器の梱包形態の一例を示すものである。
【0003】
従来、電子機器a、a、・・・は、各電子機器aを保護する必要性から、発泡スチロールなどのクッション材bに、各電子機器aが各別に収納される収納穴c、c、・・・を形成し、該収納穴c、c、・・・に電子機器a、a、・・・を各別に収納し(図20では1つのみ示す。)、更に、このようなクッション材bを段ボールなどの外箱dに収納することにより、梱包されていた。
【0004】
また、図21及び図22は、梱包形態の別の例を示すものであり、かかる梱包形態は、電子機器a、a、・・・の運搬、輸送等における取扱いを簡便にするため、複数、例えば、5つの電子機器a、a、・・・を纏めるようにしたものである。
【0005】
具体的には、5つの電子機器a、a、・・・を重ねて、これを1枚の段ボール片eでくるんで一つに纏め、このように一纏めにした電子機器a、a、・・・を電子機器群fとして、該電子機器群fの外形とほぼ同じか又はやや大きな収納穴g、g、・・・をクッション材hに形成し、各収納穴g、g、・・・に一纏めにした電子機器群f、f、・・・(図22では1つのみ示す。)を各別に収納して、更に、電子機器群f、f、・・・を収納したクッション材hを段ボール等の外箱dに収納することにより梱包されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した前者の従来の梱包形態にあっては、電子機器aが各別に収納されているため、電子機器aを収納する場合及びこの状態から電子機器aを取り出した場合に電子機器aが1つ1つであり、これらの取り扱い、特に、運搬、輸送等が不便であった。
【0007】
また、電子機器aと電子機器aとの間には、所定の厚さのクッション材bが介在されるため、同じ外形の電子機器aを同数収納する場合に比較して梱包外形が大きくなってしまうという問題があった。
【0008】
上記した後者の従来の梱包形態にあっては、複数(5つ)の電子機器a、a、・・・を一纏めにして電子機器群fとするため、クッション材hに収納するときも、梱包状態から電子機器aを取り出したときも、一纏めになった電子機器群fとして運搬、輸送をすることができ利便であるが、5つの電子機器a、a、・・・を重ねた状態で段ボール片eでくるんでいるため、電子機器aと電子機器aとが接触しており、互いを傷つける虞があった。
【0009】
また、電子機器aと電子機器aとが接触する面に突出する部分がある場合には、両者の重なりが不安定となり、電子機器群fとして安定したものにならず、却って、取り扱いが煩雑になるという問題があった。
【0010】
電子機器a同士が傷つけ合うのを防ぐために、電子機器aと電子機器aとの間に仕切板を介挿することも考えられるが、電子機器aと電子機器aとを重ねる過程において仕切板を介挿することは、組立工数が増加してしまい組立作業性を悪化させる。
【0011】
そこで、図23及び図24に示すような仕切り構造体iにより、電子機器aと電子機器aとが直接接触しないようにして電子機器群jを構成することも考えられる。
【0012】
即ち、電子機器a、a、・・・を重ねた寸法よりも大きな長さで電子機器aの一方の辺の長さと同じ寸法の幅の2枚の段ボール片k、kと電子機器aの一方の辺の長さとほぼ同じ寸法の幅で、他方の辺の長さよりも長い6枚の段ボール片l、l、・・・を用意し、上記段ボール片k、kには電子機器aの厚さとほぼ同じか又はやや大きい寸法のピッチで段ボール片kの幅寸法のほぼ半分の長さのスリットm、m、・・・を形成し、また、段ボール片l、l、・・・には電子機器aの他方の辺の長さとほぼ同じか又は間隔を空けて段ボール片lの幅のほぼ半分の長さのスリットn、nを形成する(図23参照)。
【0013】
そして、段ボール片kのスリットm、m、・・・と段ボール片l、l、・・・のスリットn、nとを嵌合することにより、図24のような仕切り構造体iを形成すると、各段ボール片lとlとの間の収納空間o、o、・・・がそれぞれ形成される。
【0014】
次に、各収納空間o、o、・・・に電子機器a、a、・・・を各別に収納することにより、電子機器群jを形成する。
【0015】
これにより、電子機器aと電子機器aとの間に段ボール片l、l、・・・が仕切板として介在され、電子機器a同士が直接接触することはなく、また、電子機器aの接触面側に多少の突出部分があっても、段ボール片l、l、・・・の厚さでこれを吸収することができ、安定した電子機器群jにすることができる。
【0016】
しかし、このような仕切り構造体iを組み立てるには、複数の部品(段ボール片k、k、l、l、・・・)をそれぞれのスリットm、m、・・・、n、nを各別に嵌合しなければならず、大変面倒であり、また、かかる仕切り構造体iを用いた場合、各段ボール片k、k、l、l、・・・のうち、スリットm、m、n、n、・・・よりも外側の部分が必須であり、電子機器群jとしての大きさが大きくなってしまい、延いては、梱包全体が大きくなってしまう。これは、運送、輸送等のコストを高くしてしまうことになる。
【0017】
そこで、本発明は、運搬、輸送等において電子機器が傷つきにくく、また、その取り扱いを簡便にすると共に、梱包状態が従来に比べて小さくすることを課題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明梱包用仕切り構造体は、上記した課題を解決するために、所定の形状をした1枚のシート状部材の同じ側の面に、該シート状部材の長さ方向にほぼ直交する複数の谷折れ線を形成し、該谷折れ線に従ってシート状部材を折り曲げて、電子機器の外形形状とほぼ同じか又はやや大きな収納空間を少なくとも2つ形成し、折り曲げた片と該折り曲げた片と接触する別の片とを接着剤により貼着し、シート状部材をその両端側から折り曲げて行ったときに、シート状部材の中央部に位置する中央部片と上記両端側から隣接した片との3つの片により囲まれた空間を電子機器の収納空間とし、上記収納空間のうち、一方の開口を覆う側片をシート状部材に一体に形成し、梱包用仕切り構造体を組み立てた後、上記側片を粘着テープにより上記開口を閉塞するように貼着し、上記側片により覆われる収納空間の一方の開口の一部に開口を設けたものである。
【0019】
従って、本発明梱包用仕切り構造体にあっては、複数の電子機器をそれぞれ仕切板を介して一纏めにするため、運搬、輸送等における取り扱いを容易にすると共に、各電子機器が傷つきにくく、また、仕切り構造体の全体の外形形状は複数の電子機器を重ねたものと比較してやや大きいだけなので、最終的に梱包した状態の大きさが上記後者の従来の梱包形態と比較してほとんど変らない。
【0020】
また、このような仕切り構造体の構成するのに、シート状部材の同じ側の面に形成した谷折れ線に従って折り畳んで行くだけなので、例えば、表側だけを折り畳めば良く、組立作業を自動化することができる。即ち、シート状部材を折り畳んで行く側が長さ方向の片側とこれと反対側とで異なると(表側と裏側のように)、折り畳み作業中においてシート状部材を裏返しにしなければならず、作業が複雑になり自動化が困難であるが、本発明のように、シート状部材の同じ側を折り畳んで行く場合には、その中央部を押えて、シート状部材の長さ方向の両端からそれぞれ折り畳んで行けば良く、自動化をすることができる。そして、シート状部材を折り畳んだ状態、即ち、上記中間体の状態を保持することができ、また、中間体をその各片と片とが直角になるように曲げ起こすときに、容易に行なうことができ、梱包用仕切り構造体の組み立てを簡単に行なうことができる。そして、収納空間を1つ多く形成することができる。そして、組み立てられた梱包用仕切り構造体を強固なものにすることができる。そして、開口から収納空間に収納した電子機器を押し出すことができ、容易に取り出すことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1乃至図7は、本発明に係る梱包用仕切り構造体の基本構成を概念的に示すものである。
【0024】
梱包用仕切り構造体1は、2つの電子機器2、2同士の間に仕切板3を介在した状態で、電子機器2、2を重ねて一纏めにするものであり、該梱包用仕切り構造体1を展開した状態が、後述するシート状部材4である。
【0025】
具体的には、シート状部材4は、その幅が電子機器2の一方の辺とほぼ同じ寸法をした比較的長い矩形をしており、該シート状部材4の一方の面に長手方向に対してほぼ直交する谷折れ線5、5、・・・が形成される(図1参照)。
【0026】
谷折れ線5、5、・・・を形成することにより、シート状部材4には、長手方向の両端部に端片6、6が、該端片6、6に隣接してその中央側に厚み片7、7が、該厚み片7、7に隣接してその中央側に外壁片8、8が、該外壁片8、8に隣接しシート状部材4の中央部には中央部片9がそれぞれ形成される(図1参照)。
【0027】
尚、谷折れ線5、5、・・・は、シート状部材4の両端寄りに位置するものから長さ方向の中心に向かって順に、5a、5b、5cとする。即ち、谷折れ線5aが端片6と厚み片7との間、谷折れ線5bが厚み片7と外壁片8との間、谷折れ線5cが外壁片8と中央部片9との間にそれぞれ位置される。
【0028】
端片6、6と外壁片8、8とはほぼ同じ大きさに形成され、上記電子機器2の平面の大きさとほぼ同じか又はやや大きく形成されている。
【0029】
厚み片7、7の長さ(シート状部材4の長さ方向と同じ方向における寸法)は電子機器2の厚さとほぼ同じか又はやや大きく形成されている。
【0030】
中央部片9の長さ(シート状部材4の長さ方向と同じ方向における寸法)は上記厚み片7の長さのほぼ2倍か又はやや大きく形成されている。
【0031】
そして、このように谷折れ線5、5・・・が形成されたシート状部材4は、これを水平にした状態から、両端寄りの谷折れ線5a、5aに従って端片6、6を折り曲げて、垂直にする(図2参照)。
【0032】
次に、谷折れ線5b、5bに従って厚み片7、7を折り曲げて、垂直にする(図3参照)。このとき、先に折り曲げた端片6、6はほぼ水平にされる。
【0033】
最後に、中央寄りに位置する2つの谷折れ線5c、5cに従って外壁片8、8を折り曲げて、垂直にする(図4参照)。これにより、端片6、6は互いに背中合わせになって垂直になり、また、厚み片7、7は水平になり、端片6、6と厚み片7、7と外壁片8、8と中央部片9とにより四方をそれぞれ囲まれた2つの収納空間10、10が形成される。これら収納空間10、10は、これを囲う各片6、7、8、9の大きさが上述の如くであるため、電子機器2の容積とほぼ同じ大きさに形成される。
【0034】
また、これら収納空間10と10との間には、2枚の端片6、6が位置され、これらが2つの収納空間10、10に収納された電子機器2と2との仕切板3として機能する(尚、図5では電子機器2は1つのみ示す。)。
【0035】
シート状部材4は、例えば、段ボール、厚紙等の紙系の材料でも、ウレタン系、スポンジ系の材料であっても良い。要は、電子機器2、2、・・・を収納したときに、電子機器2、2、・・・が互いに傷つけ合わなければ良い。尚、このシート状部材4の厚みは、これを厚くしすぎると複数の電子機器2、2、・・・を一纏めにして電子機器群11としたときに、電子機器群11が大きくなりすぎるため、比較的薄くすることが好ましい。
【0036】
電子機器2としては、外形形状が直方体であることが好ましいが、厚さがほぼ一定のものであれば良い。例えば、電子機器2として、コンピュータ用の薄型のCD(コンパクトディスク)ドライブ装置、FD(フロッピーディスク)ドライブ装置、DVD(デジタルビデオディスク)ドライブ装置等があるが、本発明はこれらに限られるものではない。
【0037】
この実施の形態においては、シート状部材4の形状を長手方向に長い矩形としてが、後述する実施例のように側片を設けても良い。また、シート状部材4の形成方法としては、プレスによる打抜き加工、剪断加工など種々のものが考えられる。
【0038】
また、この実施の形態においては、シート状部材4をその長さ方向の両端から対称に折り畳んだものについて説明したが、本発明はこれに限らず、上記一方の端片6がないものや、収納空間10、10の容積が異なるものについても適用することができる。図6は一方の端片6がない仕切り構造体1Aを示す。この場合には、電子機器2と2との間には、1枚の端片6が仕切板3として機能する(図6参照)。
【0039】
谷折れ線5、5、・・・は、シート状部材4を形成するときに同時に形成しても良いし、シート状部材4を形成した後、別個に形成しても良く、更には、このようにシート状部材4に予め形成せず、各片6、7、8、9を折り曲げるときに同時に形成するようにしても良い。
【0040】
厚み片7、7をこれらに跨るように接着テープ12で接合することにより、形成された仕切り構造体1を頑強にすることができ、その形態を安定されることができ、電子機器群11として運搬、輸送などの取り扱いを容易にする(図5参照)。
【0041】
図7は、電子機器の梱包構造13の基本構成を概念的に示すものであり、上記梱包用仕切り構造体1を用いたものである。
【0042】
上記した梱包用仕切り構造体1により一纏めにされた複数の電子機器2、2は、電子機器群11とされ、このような電子機器群11がクッション材14に形成された収納室15に収納され、クッション材14と共に外箱16に収納されて梱包される(図7参照)。尚、電子機器群11は単数としたが、本発明は、これに限らず、複数であっても良く、電子機器群11の数とクッション材14に形成する収納室15の数とを同数にしておけば良い。
【0043】
クッション材14は、外箱16内に収納した電子機器2、2、・・・の移動を抑制すると共に、外箱16が外部から衝撃を受けた場合に、電子機器2、2、・・・にその衝撃を伝えないようにするためのものである。クッション材14の材質は、特に問わないが、衝撃を吸収するもの、例えば、発泡スチロール、ゴム様材料などが好ましい。
【0044】
外箱16は、クッション材14がほぼ隙間なく収納される大きさの内部空間17を有し、該内部空間17にクッション材14を収納した後、封緘される。外箱16の材質は、外部の衝撃にある程度強く、また、軽量であることが好ましく、例えば、段ボールや厚紙が利用されるが、木材等であっても良い。
【0045】
【実施例】
以下に、本発明梱包用仕切り構造体の詳細を添付図面に示した実施例に従って説明する。
【0046】
尚、図面に示した実施例は、本発明をコンピュータ用の内臓CDドライブ装置を梱包するための梱包用仕切り構造体及び梱包構造に適用したものである。
【0047】
図8乃至図12は、梱包用仕切り構造体18の実施例を示し、5つのCDドライブ装置19、19、・・・を一纏めにして電子機器群20としたものである。また、図13は、梱包構造21に実施例を示し、4つの電子機器群20を梱包するものである。
【0048】
図8は、梱包用仕切り構造体18を展開した状態のシート状部材22であり、シート状部材22は、その幅がCDドライブ装置19の一方の辺とほぼ同じ寸法をした比較的長い矩形をし、その長さ方向の中央部に舌片状の側片23、23及び蓋片24(側片23、23及び蓋片24については後述する。)とがシート状部材22の一方の側縁22aに連設するように一体に形成され、該シート状部材22の一方の面に長手方向に対してほぼ直交する谷折れ線25、25、・・・と上記側片23、23及び蓋片24の基端に長手方向に延びる谷折れ線26、26、26とがそれぞれ形成されている。
【0049】
谷折れ線25、25、・・・を形成することにより、シート状部材22には、長手方向の両端部に第1の仕切片27、27が、該第1の仕切片27、27に隣接してその中央側に第1の厚み片28、28が、該第1の厚み片28、28に隣接してその中央側に第2の仕切片29、29が、該第2の仕切片29、29に隣接してその中央側に第2の厚み片30、30が、該第2の厚み片30、30に隣接してその中央側に外壁片31、31が、該外壁片31、31に隣接しシート状部材22の中央部には中央部片32がそれぞれ形成される(図8参照)。
【0050】
尚、谷折れ線25、25、・・・は、シート状部材22の両端寄りに位置するものから長さ方向の中心に向かって順に、25a、25b、25c、25d、25eとする。即ち、谷折れ線25aが第1の仕切片27と第1の厚み片28との間、谷折れ線25bが第1の厚み片28と第2の仕切片29との間、谷折れ線25cが第2の仕切片29と第2の厚み片30との間、谷折れ線25dが第2の厚み片30と外壁片31との間、谷折れ線25eが外壁片31と中央部片32との間にそれぞれ位置される。
【0051】
第1の仕切片27、27、第2の仕切片29、29及び外壁片31、31はほぼ同じ大きさに形成され、上記CDドライブ装置19の平面の大きさとほぼ同じか又はやや大きく形成されている。
【0052】
第1の厚み片28、28の長さ(シート状部材22の長さ方向と同じ方向における寸法)はCDドライブ装置19の厚さとほぼ同じか又はやや大きく形成されている。
【0053】
第2の厚み片30、30の長さ(シート状部材22の長さ方向と同じ方向における寸法)は2つのCDドライブ装置19、19を重ねた寸法とほぼ同じか又はやや大きく形成されており、第2の厚み片30、30と第2の仕切片29、29との間の谷折れ線25c、25cは、それぞれ異なった側縁22a又は22bから幅方向のほぼ中心位置22c、22dまでそれぞれ形成されており、更に、該中心位置22c、22dからそれぞれ異なった側縁22b、22aまでの間の部位には、L字状のスリット33、33が形成され、該スリット33、33は、それぞれ隣接する第2の仕切片29、29側に膨らむように形成されている。
【0054】
スリット33、33は、その短い方の辺がCDドライブ装置19の厚みとほぼ同じか又はやや大きく、長い方の辺がシート状部材22の幅寸法と同じか又はやや小さく形成されており、これにより、第2の厚み片30、30には、同一面上に連設された突当片34、34が形成される。該突当片34は後述するようにシート状部材22を折り曲げて梱包用仕切り構造体18を組み立てたときに、中央部片32の中央部に対向する箇所にそれぞれ位置され、後述する5つの収納空間のうち中央部の収納空間を形成する部材の一部とされる。
【0055】
尚、突当片34の幅をシート状部材22の幅のほぼ半分としたが、本発明はこれに限らず、その一部であっても良い。
【0056】
中央部片32の長さ(シート状部材22の長さ方向と同じ方向における寸法)は、5つのCDドライブ装置19、19、・・・を重ねた寸法よりもやや大きく形成されており、また、中央部片32の上記各谷折れ線25、25、26が形成された面と同じ側の面には、長さ方向の寸法をほぼ5等分して、中央部の帯状部分を挟んだ2つの帯状部分35、35(図8において梨地で示した部分)が形成され、該帯状部分35、35には、梱包用仕切り構造体18を組み立てる前に、接着剤が塗布される。
【0057】
側片23、23は、シート状部材22の側縁22aであって、外壁片31、31が形成された部位のうち、シート状部材22の長さ方向の両端側にやや寄った位置に連設され、側片23、23と外壁片31、31との間に上記谷折れ線26、26がそれぞれ形成されている。側片23、23の幅寸法、即ち、外壁片31、31からの突出寸法は、中央部片32の長さのほぼ半分に形成されている。
【0058】
蓋片24は、上記側片23、23が形成された側と同じ側の側縁22aであって、中央部片32が形成された部位に連設され、蓋片24と中央部片32との間に上記谷折れ線26が形成されている。蓋片24の幅寸法、即ち、中央部片32からの突出寸法は、上記側片23、23の外壁片31、31からの突出寸法よりも小さく形成されている。
【0059】
しかして、このように谷折れ線25、25・・・、26、26、26が形成されたシート状部材22は、次のようにして、各片23、24、27、28、29、30、31、32を折り曲げることにより、梱包用仕切り構造体18が形成される。
【0060】
即ち、先ず、シート状部材22をその各谷折れ線25、26が上面に位置するように位置させて水平にした状態から、両端寄りの谷折れ線25a、25aに従って第1の仕切片27、27を折り曲げて、垂直にする。
【0061】
次に、谷折れ線25a、25aより中央部寄りの谷折れ線25b、25bに従って第1の厚み片28、28を折り曲げて、垂直にする。このとき、先に折り曲げた第1の仕切片27、27はほぼ水平にされる。
【0062】
このようにして、順番に谷折れ線25c、25c、25d、25d、25e、25eに従って、各片27、28、29、30、31を折り曲げて行き、梱包用仕切り構造体18を組み立てる。
【0063】
谷折れ線25c、25cに従って第2の仕切片29、29を垂直に折り曲げたとき、スリット33、33が開かれて、突当片34、34は第2の厚み片30、30と共に、水平状態を維持する。そして、谷折れ線25d、25dに従って第2の厚み片30、30を垂直に折り曲げると、上記第2の仕切片29、29が水平になって、該第2の仕切片29、29よりも上方に向かって突当片34、34が突出することになる。
【0064】
そして、谷折れ線25e、25eに従って外壁片31、31を垂直に折り曲げたとき、突当片34、34はそれぞれ対向する第2の仕切片29、29の上縁、即ち、谷折れ線25c、25cの裏面側に形成される山折れ線36、36に突き当てられる。
【0065】
また、梱包用仕切り構造体18を組み立てた状態で、上記中央部片32の帯状部分35、35に第1の厚み片28、28が重なり、帯状部分35、35に塗布された接着剤により、第1の厚み片28、28が中央部片32の帯状部分35、35に接着される(図8参照)。
【0066】
このように組み立てられた梱包用仕切り構造体18は、次のように5つの収納空間37、37、・・・が形成される(図9参照)。
【0067】
即ち、両側から、外壁片31と第1の仕切片27と第2の厚み片30と中央部片32とにより囲まれた収納空間37a、37aと、第1の仕切片27と第2の仕切片29と第1の厚み片28と第2の厚み片30とにより囲まれた収納空間37b、37bと、2つの第2の仕切片29、29と2つの突当片34、34と中央部片32とにより囲まれた収納空間37cとの5つが形成される。
【0068】
これら収納空間37は、これを囲う各片27、28、29、30、31の大きさが上述の如くであるため、CDドライブ装置19とほぼ同じ大きさに形成される。また、このように形成された収納空間37、37、・・・は幅方向に貫通した空間とされる。
【0069】
そして、これら収納空間37と37との間には、第1の仕切片27又は第2の仕切片29が位置され、これらが各収納空間37、37、・・・に収納されたCDドライブ装置19と19との仕切板として機能する。
【0070】
側片23、23及び蓋片24を、谷折れ線26、26、26に従ってそれぞれ折り曲げると、各収納空間37、37、・・・の開放された一方の開口を覆って閉塞することになる。このとき、側片23、23の互いの先端縁同士が突き合わされる。
【0071】
そして、2つの側片23、23とが突き合わされた状態で両側片23、23に跨り、かつ、上記突当片34、34が山折れ線36、36に突き当って、2つの第2の厚み片30、30が面一になった状態の突当片34、34及び第2の厚み片30、30に跨るように接着テープ38を貼着する。これにより、組み立てられた梱包用仕切り構造体18を頑強にすることができる(図10参照)。
【0072】
このように、形成された梱包用仕切り構造体18の各収納空間37、37、・・・に、CDドライブ装置19、19、・・・を収納する。これにより、5つのCDドライブ装置19、19、・・・(図11では1つのみ示す。)が梱包用仕切り構造体18により一纏めにされた電子機器群20が形成される。また、CDドライブ装置19、19、・・・を上記収納空間37、37、・・・に収納するとき、各CDドライブ装置19、19、・・・は、各別にビニール袋39、39、・・・により個装され、防湿等が図られる(図11参照)。
【0073】
また、蓋片24を上記接着テープ38で貼着せず、開閉自在にしておくのは、CDドライブ装置19を各収納空間37に収納した後、CDドライブ装置19を収納空間37から取り出すときに、蓋片24を開放して、CDドライブ装置19を収納空間37から取り出す方向に押し出すことができるようにするためである。
【0074】
尚、上記実施例においては、梱包用仕切り構造体18をシート状部材22から折り曲げて組み立てる過程で、シート状部材22をその両端に位置する第1の仕切片27、27から中心に向かって対称に折り曲げるようにしたが、本発明はこれに限らず、例えば、谷折れ線25b、25b及び25d、25dに従ってこれに連設する第2の厚み片30、30及び第1の厚み片28、28をほぼ180度折り曲げ、他の谷折れ線25a、25a、25c、25c、25d、25dに関しては折り曲げないようにして全体がほぼ平板状のもの(以下、「中間体」という。)40を形成し、該中間体40をCDドライブ装置19、19、・・・を収納するときに組み立てるようにしても良い(図12参照)。
【0075】
このようにすると、中間体40は、上記シート状部材22よりも小さいため、その取り扱いが容易であり、例えば、中間体40を梱包材料として他の部署から供給してもらうときに、中間体40が比較的小さいため、その搬送、運送等に有利である。
【0076】
また、上述のように、中央部片32に第1の厚み片28、28を接着剤により貼着しておくと、上記中間体40の状態から梱包用仕切り構造体18を組み立てる場合に、外壁片31、31を中央部片32に対して垂直になるように曲げ起こすだけで、容易に梱包用仕切り構造体18を組み立てることができる。
【0077】
尚、この上記実施例の梱包用仕切り構造体18においては、突当片34、34を形成することにより、この2つの突当片34、34と2つの第2の仕切片29、29と中央部片32とにより囲まれた収納空間37cを形成したが、本発明はこれに限らず、突当片34、34は形成せず、開放状態とし、該開放部分を3つの片(仕切片29、29と中央部片32)で囲まれる空間にCDドライブ装置19を収納後、粘着テープで貼着するようにしても良い。この例としては後述する変形例において説明する。
【0078】
図13は、上記梱包用仕切り構造体18を用いて、CDドライブ装置19、19、・・・の梱包構造21を示すものである。
【0079】
上記した梱包用仕切り構造体18により一纏めにされた複数の電子機器19、19は、電子機器群20とされ、このような電子機器群20が4つでクッション材41に形成された4つの収納室42、42、・・・に各別に収納され、クッション材41と共に外箱43に収納され、これにより、梱包構造21が構成される(図13参照)。
【0080】
クッション材41は、例えば、発泡スチロールにより形成されており、外箱43内に収納した電子機器19、19、・・・の移動を抑制すると共に、外箱43が外部から衝撃を受けた場合に、電子機器19、19、・・・にその衝撃を伝えないようにするためのものである。
【0081】
外箱43は、例えば、段ボールにより形成されており、クッション材41がほぼ隙間なく収納される大きさの内部空間44を有し、該内部空間44にクッション材41を収納した後、封緘される。
【0082】
これにより、外箱43に梱包された多数のCDドライブ装置19、19、・・・は、それぞれの間に仕切板(各仕切り片27、29)が介在された状態で、かつ、クッション材41を介して外箱43に梱包されるため、梱包された状態で隣り合うCDドライブ装置19と19とが接することはなく、また、複数のCDドライブ装置19、19、・・・を一纏めにして電子機器群20としたので、クッション材41に収納するとき、或いは外箱43の梱包を解きクッション材41から取り出すときにおいて、電子機器群20として取り扱うことができる。
【0083】
尚、この実施例の梱包構造21においては、仕切板がCDドライブ装置19、19、・・・を一纏めにするための梱包用仕切り構造体18に各仕切片27、29であるものについて説明したが、本発明電子機器の梱包構造にあってはこれに限らず、上記「発明が解決しようとする課題」の欄で説明した仕切り構造体i(図23、図24参照)を用いるようにしても良い。要は、外箱43に梱包されるクッション材41にCDドライブ装置(電子機器)19を収納する際に、各CDドライブ装置19と19との間に仕切板となるものが介在されていれば良い。
【0084】
図14は、梱包用仕切り構造体18の変形例18Aを示すものであり、かかる梱包用仕切り構造体18Aが上記実施例にかかる梱包用仕切り構造体18と比較して相異する点は、収納空間が3つである点及び上記突当片34、34を有しない点である。
【0085】
かかる梱包用仕切り構造体18Aは、3つの収納空間45、45、45が形成されており、その中央部の収納空間45aは、2つの仕切片46、46と中央部片47とにより囲まれており、中央部片47に対向する部分が開口部48とされている。
【0086】
そして、このような梱包用仕切り構造体18AにCDドライブ装置19、19、・・・収納した後、上記開口部48を粘着テープ49で閉塞するようになっている。
【0087】
このような梱包用仕切り構造体18Aにあっても、CDドライブ装置19、19、19を一纏めにすると共に、隣り合うCDドライブ装置19と19との間には、仕切板46が介在され、各CDドライブ装置19、19、19が直接接触することはない。
【0088】
図15は、梱包用仕切り構造体18の別の変形例18Bを示すものであり、かかる梱包用仕切り構造体18Bが上記実施例にかかる梱包用仕切り構造体18と比較して相異する点は、収納空間が3つである点及びシート状部材をその長さ方向の両端から対称に折り畳んでいない点である。
【0089】
かかる梱包用仕切り構造体18Bは、そのシート状部材(図示は省略する。)の中央部より一端側に寄った位置に形成された中央部片50と該中央部片50の一端側に連設した一端側外壁片51と該一端側外壁片51の一端側に連設した一端側厚み片52と該一端側厚み片52の一端側に連設した一端側端片53と中央部片50の他端側に連設した他端側外壁片54と該他端側外壁片54の他端側に連設した他端側第1の厚み片55と該他端側第1の厚み片55の他端側に連設した他端仕切片56と該他端側仕切片56の他端側に連設した他端側第2の厚み片57と該他端側第2の厚み片57の他端側に連設した側端片58と有する。
【0090】
かかるシート状部材を図15に示すように折り畳むと、中央部片50と一端側外壁片51と一端側厚み片52と一端側端片53とにより囲まれた収納空間59と、他端側第1の厚み片55と他端側仕切片56と他端側第2の厚み片57と他端側端片58とにより囲まれた収納空間59と、中央部片50と他端側外壁片54と他端側第1の厚み片55と他端側端片58とにより囲まれた収納空間59との3つの収納空間59、59、59が形成される。
【0091】
このような梱包用仕切り構造体18Bにあっても、CDドライブ装置19、19、19を一纏めにすると共に、隣り合うCDドライブ装置19と19との間には、仕切板として機能する一端側端片53、他端側仕切片56及び他端側端片58が介在され、各CDドライブ装置19、19、19が直接接触することはない。
【0092】
図16及び図17は、梱包用仕切り構造体18のまた別の変形例18Cを示すものであり、かかる梱包用仕切り構造体18Cは上記実施例にかかる梱包用仕切り構造体18を2つ連設して形成したものである。
【0093】
即ち、かかる梱包用仕切り構造体18Cは、これを展開した状態が図16で示すシート状部材60であり、該シート状部材60は、上記実施例のおけるシート状部材22が2つで、これらシート状部材22Aと22Bとがそれぞれの一方の外壁片31Aと31Bとにおいて連設されている。尚、上記実施例の梱包用仕切り構造体18における各片の符号に「A」を付したものは一方シート状部材22Aに関するもので、「B」を付したものは他方シート状部材22Bに関するものである。
【0094】
外壁片31Aと31Bとの間には、山折れ線61がそれぞれ形成されており、この山折れ線61は、シート状部材60の他の谷折れ線25、25、・・・が形成されている面と同じ側の面に形成されている。
【0095】
そして、各シート状部材22A、22Bを上記実施例のシート状部材22A、22Bを折り畳んで、梱包用仕切り構造体18、18を組み立てた後、これらの外壁片31Aと31Bとの間に形成された山折れ線61に従って折り曲げることにより、図17のような梱包用仕切り構造体18Cが形成される。
【0096】
このような梱包用仕切り構造体18Cにあっても、上記実施例の梱包用仕切り構造体18と同様に、CDドライブ装置19、19、・・・を一纏めにすると共に、隣り合うCDドライブ装置19と19との間には、第1の仕切片27A、27A、27B、27B又は第2の仕切片29A、29A、29B、29Bが位置されて各CDドライブ装置19と19とが直接接触することはない。更に、梱包用仕切り構造体18Cは上記実施例にかかる梱包用仕切り構造体18のCDドライブ装置19、19、・・・の収納数に対して2倍の10個のCDドライブ装置19、19、・・・が収納可能である。また、このように形成した梱包用仕切り構造体18Cを上記山折れ線61に沿って剪断すれば、2つの上記実施例における梱包用仕切り構造体18、18を形成することができる。
【0097】
図18及び図19は、梱包用仕切り構造体18の更に別の変形例18Dを示すものであり、かかる梱包用仕切り構造体18Dは上記実施例にかかる梱包用仕切り構造体18の各収納空間37、37、・・・がその収納方向の深さがほぼ1/3の大きさのもの(以下、「構造体要素」という。)62、62が2つ連結片63を介して一体に連設されたものである。
【0098】
即ち、上記実施例における梱包用仕切り構造体18の収納空間37、37、・・・が浅い2つの構造体要素62、62は、上記梱包用仕切り構造体18の外壁片31に相当する外壁片64、64がCDドライブ装置19の収納方向にそれぞれ互いに近づくように延びて一体化された如きき形状をしている。
【0099】
連結片63には、中央部側に2つの谷折れ線65、65と該谷折れ線65、65より外壁片64、64側に寄った位置にそれぞれ山折れ線66、66とが形成されている。
【0100】
そして、連結片63を谷折れ線65、65及び山折れ線66、66に従って折り曲げることにより図19に示すようなCDドライブ装置19、19、・・・をその両側から挟持する梱包用仕切り構造体18Dが組み立てられる。
【0101】
このような梱包用仕切り構造体18Dにあっても、上記実施例の梱包用仕切り構造体18と同様に、CDドライブ装置19、19、・・・を一纏めにすると共に、隣り合うCDドライブ装置19と19との間には、各仕切片27又は第2の仕切片29が位置されて各CDドライブ装置19と19とが直接接触することはない。
【0102】
尚、前記した実施の形態、実施例及び各変形例において示した各部の具体的な形状乃至構造は、本発明を実施するに当たっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【0103】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、本発明梱包用仕切り構造体は、所定の形状をした1枚のシート状部材の同じ側の面に、該シート状部材の長さ方向にほぼ直交する複数の谷折れ線を形成し、該谷折れ線に従ってシート状部材を折り曲げて、電子機器の外形形状とほぼ同じか又はやや大きな収納空間を少なくとも2つ形成し、折り曲げた片と該折り曲げた片と接触する別の片とを接着剤により貼着し、シート状部材をその両端側から折り曲げて行ったときに、シート状部材の中央部に位置する中央部片と上記両端側から隣接した片との3つの片により囲まれた空間を電子機器の収納空間とし、上記収納空間のうち、一方の開口を覆う側片をシート状部材に一体に形成し、梱包用仕切り構造体を組み立てた後、上記側片を粘着テープにより上記開口を閉塞するように貼着し、上記側片により覆われる収納空間の一方の開口の一部に開口を設けたものである。
【0104】
従って、本発明梱包用仕切り構造体にあっては、複数の電子機器をそれぞれ仕切板を介して一纏めにするため、運搬、輸送等における取り扱いを容易にすると共に、各電子機器が傷つきにくく、また、仕切り構造体の全体の外形形状は複数の電子機器を重ねたものと比較してやや大きいだけなので、最終的に梱包した状態の大きさが上記後者の従来の梱包形態と比較してほとんど変らない。
【0105】
また、このような仕切り構造体の構成するのに、シート状部材の同じ側の面に形成した谷折れ線に従って折り畳んで行くだけなので、例えば、表側だけを折り畳めば良く、組立作業を自動化することができる。即ち、シート状部材を折り畳んで行く側が長さ方向の片側とこれと反対側とで異なると(表側と裏側のように)、折り畳み作業中においてシート状部材を裏返しにしなければならず、作業が複雑になり自動化が困難であるが、本発明のように、シート状部材の同じ側を折り畳んで行く場合には、その中央部を押えて、シート状部材の長さ方向の両端からそれぞれ折り畳んで行けば良く、自動化をすることができる。そして、シート状部材を折り畳んだ状態、即ち、上記中間体の状態を保持することができ、また、中間体をその各片と片とが直角になるように曲げ起こすときに、容易に行なうことができ、梱包用仕切り構造体の組み立てを簡単に行なうことができる。そして、収納空間を1つ多く形成することができる。そして、組み立てられた梱包用仕切り構造体を強固なものにすることができる。そして、開口から収納空間に収納した電子機器を押し出すことができ、容易に取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図2乃至図5と共に、本発明に係る梱包用仕切り構造体の基本構成を概念的に示すものであり、本図はシート状部材を展開した状態を示す平面図である。
【図2】 図3及び図4と共に、梱包用仕切り構造体をシート状部材の状態から折り曲げて行く状態を示すもので、端片を垂直に折曲げた状態を示す側面図である。
【図3】 図2の状態から厚み片を垂直に折り曲げた状態を示す側面図である。
【図4】 図3の状態から外壁片を垂直に折り曲げて梱包用仕切り構造体を組み立てた状態を示す側面図である。
【図5】 梱包用仕切り構造体に電子機器を収納する状態を示す斜視図である。
【図6】 梱包用仕切り構造体の変形例を示す側面図である。
【図7】 電子機器の梱包構造を分解して示す斜視図である。
【図8】 図9乃至図12と共に、本発明に係る梱包用仕切り構造体の実施例を示すものであり、本図はシート状部材を展開した状態を示す平面図である。
【図9】 組み立てた梱包用仕切り構造体を示す側面図である。
【図10】 組み立てた梱包用仕切り構造体の斜視図である。
【図11】 梱包用仕切り構造体にCDドライブ装置を収納する状態を示す斜視図である。
【図12】 中間体の各片を少し曲げ起した状態を示す斜視図である。
【図13】 電子機器の梱包構造を示すもので、これを分解して示す斜視図である。
【図14】 梱包用仕切り構造体の変形例を示す側面図である。
【図15】 梱包用仕切り構造体の別の変形例を示す側面図である。
【図16】 図17と共に、梱包用仕切り構造体のまた別の変形例を示すものであり、本図はシート状部材を展開した状態を示す平面図である。
【図17】 組み立てた梱包用仕切り構造体の斜視図である。
【図18】 図19と共に、梱包用仕切り構造体の更に別の変形例を示すものであり、本図は組み立てた梱包用仕切り構造体でCDドライブ装置を収納する前の状態を示す斜視図である。
【図19】 組み立てた梱包用仕切り構造体でCDドライブ装置を収納した状態を示す斜視図である。
【図20】 電子機器を梱包する従来の梱包構造を分解した示す斜視図である。
【図21】 電子機器を一纏めにした従来のものを示す斜視図である。
【図22】 電子機器を一纏めにした従来のものを梱包する梱包構造を分解して示す斜視図である。
【図23】 図24と共に、従来の梱包用仕切り構造体を示すもので、本図は分解して示す斜視図である。
【図24】 平面図である。
【符号の説明】
1…梱包用仕切り構造体、2…電子機器、3…仕切板、4…シート状部材、5…谷折れ線、5a…谷折れ線、5b…谷折れ線、5c…谷折れ線、9…中央部片、10…収納空間、11…電子機器群、13…梱包構造、14…クッション材、15…収納室、16…外箱、17…内部空間、18…梱包用仕切り構造体、19…CDドライブ装置(電子機器)、20…電子機器群、21…梱包構造、22…シート状部材、23…側片、25…谷折れ線、25a…谷折れ線、25b…谷折れ線、25c…谷折れ線、25d…谷折れ線、25e…谷折れ線、28…第1の厚み片(折り曲げた片)、32…中央部片(接触する片)、35…帯状部分(接着剤)、37…収納空間、37a…収納空間、37b…収納空間、37c…収納空間(3つの片により囲まれた空間)、38…接着テープ、41…クッション材、42…収納室、43…外箱、44…内部空間、18A…梱包用仕切り構造体、45…収納空間、45a…収納空間(中央部)、47…中央部片、18B…梱包用仕切り構造体、50…中央部片、59…収納空間、18C…梱包用仕切り構造体、60…シート状部材、22A…シート状部材、22B…シート状部材、32A…中央部片、32B…中央部片、18D…梱包用仕切り構造体
Claims (1)
- 電子機器の梱包に用いられる梱包用仕切り構造体であって、
所定の形状をした1枚のシート状部材の同じ側の面に、該シート状部材の長さ方向にほぼ直交する複数の谷折れ線を形成し、該谷折れ線に従ってシート状部材を折り曲げて、
電子機器の外形形状とほぼ同じか又はやや大きな収納空間を少なくとも2つ形成し、
折り曲げた片と該折り曲げた片と接触する別の片とを接着剤により貼着し、
シート状部材をその両端側から折り曲げて行ったときに、シート状部材の中央部に位置する中央部片と上記両端側から隣接した片との3つの片により囲まれた空間を電子機器の収納空間とし、
上記収納空間のうち、一方の開口を覆う側片をシート状部材に一体に形成し、梱包用仕切り構造体を組み立てた後、上記側片を粘着テープにより上記開口を閉塞するように貼着し、
上記側片により覆われる収納空間の一方の開口の一部に開口を設けた
ことを特徴とする梱包用仕切り構造体。
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