JP7276104B2 - スライド装置 - Google Patents

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Description

本開示は、スライド装置に関する。
自動車等に設置される乗物用シートにおいて、シートクッションを電動によって前後方向にスライドさせるためのスライド機構が公知である(特許文献1参照)。電動式のスライド装置では、スライドを規制するロックを解除した状態で、可動レールを固定レールに対してスライドさせる。
このスライド装置では、爪が固定レールの孔に挿入されることでスライドが規制される。爪は、移動中の固定レールに向かってシート幅方向に押し付けられることで、孔に挿入される。
特開2015-223854号公報
上述のスライド装置では、相対移動する固定レールの孔に爪が挿入されるため、図8に示すように、爪101が孔102の側面に食い込んで孔102の内部に完全に挿入されない半ロック状態が生じ得る。このような状態で可動レールがロックされると、スライド装置の強度が低下する。
本開示の一局面は、可動レールの半ロック状態の発生を抑制できるスライド装置を提供することを目的としている。
本開示の一態様は、乗物用シート(10)をスライド可能に支持するスライド装置(1)である。スライド装置(1)は、乗物のフロアに固定される第1固定レール(2)と、乗物用シート(10)に取り付けられると共に、第1固定レール(2)に対しスライドする第1可動レール(3)と、第1可動レール(3)に取り付けられると共に、第1可動レール(3)を第1固定レール(2)に対しスライドさせる第1駆動ユニット(4)と、第1可動レール(3)に取り付けられると共に、第1可動レール(3)の第1固定レール(2)に対するスライドを規制するロック状態と、スライドを規制しない解除状態とに変位する第1ロックユニット(5)と、第1ロックユニット(5)を解除状態に変位させた後に第1駆動ユニット(4)を駆動させるスライド開始処理を実行するように構成された制御部(6)と、を備える。
第1固定レール(2)は、第1可動レール(3)のスライド方向に並んで配置された複数の第1ロック用凹部(25)を有する。第1ロックユニット(5)は、複数の第1ロック用凹部(25)のいずれか1つに嵌まり込んだ係合位置と、複数の第1ロック用凹部(25)から取り出された離間位置とに移動可能な第1ピン(51)を有する。
制御部(6)は、第1駆動ユニット(4)により第1可動レール(3)をスライドさせつつ第1ピン(51A)を離間位置から係合位置に向けて移動させた後、第1ピン(51A)が係合位置に向けて付勢された状態で第1駆動ユニット(4)により第1可動レール(3)を逆向きにスライドさせ、第1ピン(51)の係合位置への移動後、第1駆動ユニット(4)の駆動を止めるスライド停止処理を実行するように構成される。
このような構成によれば、第1可動レール(3)の逆向きのスライドに伴い、半ロック状態になった第1ピン(51)が第1ロック用凹部(25)に対し逆方向にスライドするため、第1ピン(51)の第1ロック用凹部(25)に対する食い込みが解消される。この食い込みの解消によって、付勢されている第1ピン(51)が第1ロック用凹部(25)の奥まで挿入される。そのため、第1可動レール(3)の半ロック状態の発生を抑制できる。
本開示の一態様は、フロアに固定されると共に、第1固定レール(2)と第1可動レール(3)のスライド方向と直交する方向に離間して配置された第2固定レール(2A)と、乗物用シート(10)に取り付けられると共に、第2固定レール(2A)に対しスライドする第2可動レール(3A)と、第2可動レール(3A)に取り付けられると共に、第2可動レール(3A)を第2固定レール(2A)に対しスライドさせる第2駆動ユニット(4A)と、第2可動レール(3A)に取り付けられると共に、第2可動レール(3A)の第2固定レール(2A)に対するスライドを規制するロック状態と、スライドを規制しない解除状態とに変位する第2ロックユニット(5A)と、をさらに備えてもよい。
第2固定レール(2A)は、第2可動レール(3A)のスライド方向に並んで配置された複数の第2ロック用凹部(25A)を有してもよい。第2ロックユニット(5A)は、複数の第2ロック用凹部(25A)のいずれか1つに嵌まり込んだ係合位置と、複数の第2ロック用凹部(25A)から取り出された離間位置とに移動可能な第2ピン(51A)を有してもよい。
制御部(6)は、スライド開始処理において、第2ロックユニット(5A)を解除状態に変位させた後に第2駆動ユニット(4A)を駆動させ、スライド停止処理において、第2駆動ユニット(4A)により第2可動レール(3A)をスライドさせつつ第2ピン(51A)を離間位置から係合位置に向けて移動させた後、第2ピン(51A)が係合位置に向けて付勢された状態で第2駆動ユニット(4A)により第2可動レール(3A)を逆向きにスライドさせ、第2ピン(51A)の係合位置への移動後、第2駆動ユニット(4A)の駆動を止めるように構成されてもよい。
このような構成によれば、第1ピン(51)及び第2ピン(51A)によって、第1可動レール(3)が第1固定レール(2)に対しロックされると共に第2可動レール(3A)が第2固定レール(2A)に対しロックされるため、スライド装置(1)の強度を向上できる。
また、図8Bに示すように、2つのピン101,101Aの一方のピン101のみがロック用凹部102に係合し、他方のピン101Aがロック用凹部102Aを超えてスライドした片側ロック状態から、他方のピン101Aをスライドバックさせることができる。これにより、第1ピン(51)及び第2ピン(51A)を共にロック用凹部に係合させることができるので、片側ロック状態の発生が抑制できる。
本開示の一態様では、第1ロックユニット(5)は、第1ピン(51)を離間位置と係合位置との間で移動させるロックアクチュエータ(52)を有してもよい。制御部(6)は、スライド停止処理において、第1ピン(51)が係合位置に向けて付勢された状態で第1駆動ユニット(4)により第1可動レール(3)を逆向きにスライドさせる間、ロックアクチュエータ(52)の駆動を止めるように構成されてもよい。このような構成によれば、ロックアクチュエータ(52)における過電流の発生を抑制できる。
本開示の一態様では、第1ロックユニット(5)は、第1ピン(51)を離間位置と係合位置との間で移動させるロックアクチュエータ(52)を有してもよい。制御部(6)は、スライド停止処理において、ロックアクチュエータ(52)の駆動により第1ピン(51)が係合位置に向けて付勢された状態で、第1駆動ユニット(4)により第1可動レール(3)を逆向きにスライドさせるように構成されもよい。このような構成によれば、第1ピン(51)を付勢する機構及びロックアクチュエータ(52)の制御が簡素化できる。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本開示は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
図1は、実施形態における乗物用シート及びスライド装置の模式的な斜視図である。 図2は、図1のスライド装置の模式図である。 図3Aは、図2のIIIA-IIIA線での模式的な切断部端面図であり、図3Bは、図2のIIIB-IIIB線での模式的な切断部端面図である。 図4A-Dは、図2のスライド装置におけるピンとロック用凹部との位置関係を示す模式図である。 図5は、図2のスライド装置における制御部による制御を示すタイムチャートである。 図6A及び図6Bは、図2のスライド装置における制御部による制御を示すタイムチャートである。 図7は、図2のスライド装置における制御部が実行する処理を概略的に示すフロー図である。 図8Aは、半ロック状態を示す模式図であり、図8Bは、片側ロック状態を示す模式図である。
以下、本開示が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図1に示す乗物用シート10は、シートクッション11と、シートバック12と、クッションフレーム13と、バックフレーム14と、スライド装置1とを備える。
シートクッション11は、着席者の臀部等を支持する。シートバック12は、着席者の背部を支持する。クッションフレーム13は、シートクッション11を支持する部材である。バックフレーム14は、シートバック12を支持する部材である。
本実施形態の乗物用シート10は、乗用車の座席シートとして使用される。なお、以下の説明及び各図面における方向は、乗物用シート10を乗物(つまり乗用車)に組み付けた状態における方向を意味する。また、本実施形態では、シート幅方向は、乗物の左右方向に一致し、シート前方は、乗物の前方に一致する。
スライド装置1は、乗物用シート10をシート前後方向にスライド可能に支持している。スライド装置1は、図2に示すように、第1固定レール2及び第2固定レール2Aと、第1可動レール3及び第2可動レール3Aと、第1駆動ユニット4及び第2駆動ユニット4Aと、第1ロックユニット5及び第2ロックユニット5Aと、制御部6とを備える。
<固定レール>
第1固定レール2及び第2固定レール2Aは、いわゆるロアレールであり、それぞれ、乗物用シート10が配置された乗物のフロアに対して直接又は間接的に固定されている。
固定レール2,2Aは、シート前後方向(つまり可動レール3,3Aのスライド方向)に延伸している。第1固定レール2と第2固定レール2Aとは、レール幅方向(つまりスライド方向及び上下方向の双方と直交する方向)に互いに離間して配置されている。
第1固定レール2は、底壁21と、第1側壁22と、第2側壁23と、複数の第1ロック用凹部25を有する。
底壁21は、上下方向と直交する壁面を有し、スライド方向に延伸している。第1側壁22及び第2側壁23は、第1固定レール2のレール幅方向の両側に配置され、レール幅方向に向かい合っている。
第1側壁22及び第2側壁23は、それぞれ、底壁21のレール幅方向両端から上方に立ち上がり、さらに第1固定レール2のレール幅方向の内側かつ下方に向かってU字状に湾曲している。つまり、第1側壁22及び第2側壁23は、下方が開放され、かつスライド方向に延伸する溝状の空間を底壁21の上方にそれぞれ形成している。第1側壁22及び第2側壁23は、それぞれ、スライド方向に延伸すると共に、第1可動レール3と少なくとも一部が対向している。
複数の第1ロック用凹部25は、第2側壁23の第1可動レール3と対向する対向部23Aに、スライド方向に並んで配置されている。各第1ロック用凹部25は、対向部23Aに設けられた開口、又は右方向に凹んだ溝によって構成される。本実施形態では、複数の第1ロック用凹部25のスライド方向の長さ、間隔、及び、上下方向の位置は全て等しい。
第2固定レール2Aは、底壁21と、第1側壁22と、第2側壁23と、複数の第2ロック用凹部25Aを有する。第2固定レール2Aは、第1固定レール2をレール幅方向に反転したものである。つまり、複数の第2ロック用凹部25Aは、第2側壁23の第2可動レール3Aと対向する対向部23Aに、スライド方向に並んで配置されている。
複数の第2ロック用凹部25Aは、複数の第1ロック用凹部25と第1固定レール2のレール幅方向に重なるように配置されている。複数の第2ロック用凹部25Aは、複数の第1ロック用凹部25とシート前後方向(つまり第1固定レール2の延伸方向)において同じ位置に配置されている。
<可動レール>
第1可動レール3及び第2可動レール3Aは、いわゆるアッパレールであり、それぞれ、乗物用シート10に図示しないブラケット等によって取り付けられている。
第1可動レール3は、第1固定レール2に対しシート前後方向にスライドする。第1可動レール3は、第1側壁32と、第2側壁33とを有する。第1側壁32及び第2側壁33は、レール幅方向に離間して配置されており、レール幅方向において互いに対向している。
図3Aに示すように、第1側壁32の下端部32Aは、レール幅方向外側(つまり第2側壁33から離間する方向)にU字状に湾曲している。第1側壁32の下端部32Aは、第1固定レール2の第1側壁22の対向部22Aと離間しつつ、レール幅方向において対向部22Aに外側から重なっている。
第2側壁33の下端部33Aは、レール幅方向外側(つまり第1側壁32から離間する方向)にU字状に湾曲している。第2側壁33の下端部33Aは、第1固定レール2の第2側壁23の対向部23Aと離間しつつ、レール幅方向において対向部23Aに外側から重なっている。
第2可動レール3Aは、第2固定レール2Aに対しシート前後方向にスライドする。第2可動レール3Aは、第1側壁32と、第2側壁33とを有する。第2可動レール3Aは、第1可動レール3をレール幅方向に反転したものである。
<駆動ユニット>
図2に示す第1駆動ユニット4は、第1送り機構41と、第1駆動アクチュエータ42とを有する。第1駆動ユニット4は、第1可動レール3に取り付けられている。
第1駆動ユニット4は、第1駆動アクチュエータ42の動力によって第1送り機構41が有する回転素子を回転させることで、第1可動レール3を第1固定レール2に対しスライドさせる。
第1送り機構41の回転素子は、第1固定レール2に当接しながら回転することで、第1固定レール2に対し第1可動レール3をスライド方向に送る。回転素子は、例えば第1固定レール2に設けられた複数の凹部への係合と離脱とを繰り返すラックアンドピニオンにおけるピニオンとして機能する。また、回転素子は、第1固定レール2との間の摩擦力によって第1可動レール3をスライドさせるように構成されてもよい。
第2駆動ユニット4Aは、第2送り機構41Aと、第2駆動アクチュエータ42Aとを有する。第2駆動ユニット4Aは、第2可動レール3Aに取り付けられている。第2駆動ユニット4Aは、第1駆動ユニット4と同様の構成によって、第2固定レール2Aに対し第2可動レール3Aをスライドさせる。
第1駆動ユニット4及び第2駆動ユニット4Aは、回転素子の回転方向を切り替えることで、第1可動レール3及び第2可動レール3Aのスライド方向を切り替える。駆動アクチュエータ42,42Aは、電動式、空気式及び油圧式のいずれであってもよい。
<ロックユニット>
図3Aに示す第1ロックユニット5は、第1可動レール3の第1固定レール2に対するスライドを規制するロック状態と、第1可動レール3のスライドを規制しない解除状態とに変位可能である。
第1ロックユニット5は、第1駆動ユニット4と共に、第1可動レール3に取り付けられている。また、第1ロックユニット5は、第1ピン51と、第1ロックアクチュエータ52と、第1連結部53とを有する。
第1ピン51は、図4A及び図4Dに示される複数の第1ロック用凹部25のいずれか1つに嵌まり込んだ係合位置と、図4Bに示される複数の第1ロック用凹部25から取り出された離間位置とに移動可能である。
第1ピン51は、第1ロックアクチュエータ52に連結された第1連結部53に固定され、左右方向に移動可能に構成されている。また、第1ピン51は、図示しない弾性体(例えばトーションバネ)によって、右方向に(つまり係合位置に向かって)付勢されている。
図3Bに示す第2ロックユニット5Aは、第2可動レール3Aの第2固定レール2Aに対するスライドを規制するロック状態と、第2可動レール3Aのスライドを規制しない解除状態とに変位可能である。
第2ロックユニット5Aは、第2駆動ユニット4Aと共に、第2可動レール3Aに取り付けられている。また、第2ロックユニット5Aは、第2ピン51Aと、第2ロックアクチュエータ52Aと、第2連結部53Aとを有する。
第2ピン51Aは、図4A及び図4Dに示される複数の第2ロック用凹部25Aのいずれか1つに嵌まり込んだ係合位置と、図4Bに示される複数の第2ロック用凹部25Aから取り出された離間位置とに移動可能である。
第2ピン51Aは、第2ロックアクチュエータ52Aに連結された第2連結部53Aに固定され、左右方向に移動可能に構成されている。また、第2ピン51Aは、図示しない弾性体(例えばトーションバネ)によって、左方向に(つまり係合位置に向かって)付勢されている。
第1ロックアクチュエータ52及び第2ロックアクチュエータ52Aは、第1ピン51又は第2ピン51Aを係合位置と離間位置との間で左右方向に移動させる。ロックアクチュエータ52,52Aは、電動式、空気式及び油圧式のいずれであってもよい。
具体的には、第1ロックアクチュエータ52及び第2ロックアクチュエータ52Aは、それぞれ、解除方向及びロック方向の2方向に駆動する。2つのロックアクチュエータは、解除方向へ同時に駆動することによって、第1ピン51及び第2ピン51Aを離間位置に移動させると共に離間位置に保持する。
また、2つのロックアクチュエータは、ロック方向へ同時に駆動することによって、第1ピン51及び第2ピン51Aの離間位置への保持を解除すると共に弾性体に付勢力を与え、第1ピン51及び第2ピン51Aを付勢力によって係合位置に移動させる。
なお、第1ピン51と第2ピン51Aとは、共通のロックアクチュエータによって移動するように構成されてもよい。例えば、第2連結部53Aは、第1アクチュエータ52にリンク等の連結部材によって連結されていてもよい。
<制御部>
制御部6は、着席者によるスライド操作に基づいて駆動ユニット4,4A及びロックユニット5,5Aを制御することで、第1可動レール3及び第2可動レール3Aを同時に前方又は後方にスライドさせるように構成されている。なお、スライド操作は、例えば、乗物又は乗物用シート10に取り付けられた物理的又は電子的なスイッチ、レバー等によって行われる。
制御部6は、例えば、マイクロプロセッサと、RAM、ROM等の記憶媒体と、入出力部とを備えるマイクロコンピュータにより構成される。制御部6は、予め記憶されたプログラムを実行することで、駆動ユニット4,4A及びロックユニット5,5Aを制御する。なお、制御部6は、乗物に搭載されるエレクトロニックコントロールユニット(ECU)に組み込まれてもよい。
以下では主に第1可動レール3のスライド制御について説明するが、第2可動レール3Aのスライド制御は、第1可動レール3のスライド制御と同時に、かつ、第1可動レール3のスライド制御と同様に行われる。
図5に示すように、制御部6は、時刻T1においてスライド操作の入力(図5中の「ON」)を受けると、第1ロックユニット5を解除状態に変位させた後に第1駆動ユニット4を駆動させるスライド開始処理を実行する。また、制御部6は、第2ロックユニット5Aを解除状態に変位させた後に第2駆動ユニット4Aを駆動させる。
具体的には、制御部6は、スライド操作の入力後、第1ロックアクチュエータ52を解除方向Rに駆動させる。第1ロックアクチュエータ52の解除方向Rの駆動によって、第1ピン51は係合位置E(図4A参照)から、離間位置D(図4B参照)に向かって移動する。
時刻T2において第1ピン51が離間位置Dに移動すると、制御部6は、第1ロックアクチュエータ52の駆動を止めると共に、第1駆動アクチュエータ42を第1出力D1で駆動させる。これにより、第1可動レール3が第1ピン51と共にスライドする。
なお、第1ピン51及び第2ピン51Aの位置は、例えば、リミットスイッチによって検知できる。また、第1ピン51及び第2ピン51Aの位置は、各アクチュエータの回転角又はパルス数によって推測されてもよい。
制御部6は、スライド操作の入力開始後、予め定められた助走時間TSが経過するまでスライド操作の入力が継続した場合に、第1駆動ユニット4による第1可動レール3のスライド速度を大きくする。
具体的には、時刻T1から助走時間TSが経過した時刻T3において、制御部6は、第1駆動アクチュエータ42の出力を第1出力D1よりも大きい第2出力D2に設定する。なお、制御部6は、予め定められた助走距離を第1可動レール3がスライドした時点で、第1可動レール3のスライド速度を大きくしてもよい。
続いて、制御部6は、時刻T4においてスライド操作の解除(図5中の「OFF」)を受けると、第1ロックユニット5をロック状態に変位させると共に第1駆動ユニット4の駆動を止めるスライド停止処理を実行する。
具体的には、制御部6は、スライド操作の入力が解除されると、第1駆動アクチュエータ42の出力を第1出力D1に低下させる。また、第1ロックアクチュエータ52をロック方向Lに駆動させる。なお、第1駆動アクチュエータ42の出力変更と第1ロックアクチュエータ52の駆動開始とは同時でなくてもよい。
第1ロックアクチュエータ52のロック方向Lの駆動によって、第1ピン51は離間位置Dから、係合位置Eに向かって移動する。時刻T5において、第1ピン51は、第1固定レール2の第2側壁23(具体的には対向部23A)に押し当てられる中間位置I(図4C参照)に移動する。
このように、制御部6は、スライド操作の解除を受けると、第1駆動ユニット4により第1可動レール3をスライドさせつつ第1ピン51を離間位置Dから係合位置Eに向けて移動させる。
第1ロックアクチュエータ52は、第1ピン51が対向部23Aによって右方向への移動が規制されている状態でも時刻T6まで駆動し続ける。この駆動により、第1ピン51を係合位置Eへ付勢する弾性体に付勢力が付与される。
第1可動レール3のスライドに伴って、時刻T7において中間位置Iにある第1ピン51が複数の第1ロック用凹部25の1つと左右方向に重なる位置に到達すると、第1ピン51は、弾性体の付勢によって第1ロック用凹部25に進入し、係合位置E(図4D参照)に移動する。
また、制御部6は、スライド操作の解除を受けると、第2駆動ユニット4Aにより第2可動レール3Aをスライドさせつつ第2ピン51Aを離間位置Dから係合位置Eに向けて移動させる。
第2ピン51Aは、弾性体の付勢によって第2ロック用凹部25Aに進入し、第1ピン51と同期して係合位置Eに移動する。これにより、第1可動レール3の第1固定レール2に対するスライド及び第2可動レール3Aの第2固定レール2Aに対するスライドが規制され、スライド処理が終了する。
制御部6は、第1ロックアクチュエータ52及び第2ロックアクチュエータ52Aの駆動開始から予め定めたロック動作時間TR経過後、第1ピン51及び第2ピン51Aがそれぞれ係合位置Eに移動したか確認する。第1ピン51及び第2ピン51Aが共に係合位置Eに移動している場合は、制御部6は、時刻T8において第1駆動アクチュエータ42及び第2駆動アクチュエータ42Aの駆動を止める(つまり、第1駆動ユニット4及び第2駆動ユニット4Aの駆動を止める)。
一方、第1ピン51及び第2ピン51Aの少なくとも一方が係合位置Eに移動していない場合(つまり、いずれかのピンが半ロック位置にある場合、又はいずれかのピンが対応するロック用凹部とずれた位置にあると推測される場合)は、制御部6は、図6Aに示すように、対応する駆動アクチュエータ(図6Aでは第1駆動アクチュエータ42)をこれまでとは逆向きに駆動させる。
第1ピン51が係合位置Eに移動していない場合、制御部6は、第1ピン51が係合位置Eに向けて付勢された状態で第1駆動ユニット4により第1可動レール3をスライド操作で指示された方向とは逆向きにスライドさせる。また、第1可動レール3を逆向きにスライドさせる間(つまり時刻T8から時刻T9の間)、制御部6は、第1ロックアクチュエータ52の駆動を止める。
制御部6は、第1駆動アクチュエータ42を逆向きに駆動させた後、一定時間が経過した時点、又は2つのピンが係合位置Eに移動したことを確認した時点(図6A中の時刻T9)で、第1駆動アクチュエータ42の駆動を止める。
なお、第2ピン51Aが係合位置Eに移動していない場合は、制御部6は、第2ピン51Aが係合位置Eに向けて付勢された状態で第2駆動ユニット4Aにより第2可動レール3Aをスライド操作で指示された方向とは逆向きにスライドさせる。
制御部6は、第2駆動アクチュエータ42Aを逆向きに駆動させた後、一定時間が経過した時点、又は2つのピンが係合位置Eに移動したことを確認した時点で、第2駆動アクチュエータ42Aの駆動を止める。また、第2可動レール3Aを逆向きにスライドさせる間、制御部6は第2ロックアクチュエータ52Aの駆動を止める。
これにより、半ロック状態にあるピンのロック用凹部への食い込みが解除される。また、ロック用凹部を乗り越えてスライドしたピンがロック用凹部と重なる位置まで戻される。その結果、ロック動作時間TR経過後に係合位置Eに移動できていなかったピンを係合位置Eに移動させることができる。
なお、制御部6は、ロック動作時間TR経過後に各ピンの係合位置Eへの移動を確認する代わりに、第1ピン51及び第2ピン51Aのどちらか一方のピンが係合位置Eに移動したことを検出した時点で残りのピンが係合位置Eに移動したか確認してもよい。
また、図5及び図6Aを用いて説明した制御部6による駆動ユニット4,4A及びロックユニット5,5Aの制御は、前方へのスライド及び後方へのスライドで共通である。ただし、駆動ユニット4,4Aの駆動方向は、スライド方向に応じて適宜設定される。
[1-2.処理]
以下、図7のフロー図を参照しつつ、制御部6が乗物用シート10をスライドさせるときに実行する処理について説明する。
制御部6は、スライド操作の入力によって、本処理を開始する。制御部6は、処理開始後、第1ロックアクチュエータ52及び第2ロックアクチュエータ52Aの駆動によって第1ピン51及び第2ピン51Aを離間位置に移動させ、第1ロックユニット5及び第2ロックユニット5Aのロックを解除する(ステップS110)。
ロックの解除後、制御部6は、第1駆動ユニット4及び第2駆動ユニット4Aをスライド操作の指示方向に駆動させ、可動レール3,3Aを固定レール2,2Aに対しスライドさせる(ステップS120)。
スライド中、制御部6は、スライド操作が解除されたか否か判定する(ステップS130)。スライド操作が解除されていない場合(S130:NO)、制御部6は、スライドを継続する。
スライド操作が解除された場合(S130:YES)、制御部6は、第1ロックアクチュエータ52及び第2ロックアクチュエータ52Aをロック方向に駆動し、第1ピン51及び第2ピン51Aを係合位置に移動させる(ステップS140)。
第1ロックアクチュエータ52及び第2ロックアクチュエータ52Aの駆動開始後、一定時間経過すると、制御部6は、第1ピン51が係合位置にあるか否か判定する(ステップS150)。第1ピン51が係合位置にない場合(S150:NO)、制御部6は、第1駆動ユニット4をスライド操作の指示方向とは逆方向に駆動させる(ステップS160)。次いで、制御部6は、第2ピン51Aが係合位置にあるか否か判定する(ステップS170)。
第1ピン51が係合位置にある場合(S150:YES)、制御部6は、第1駆動ユニット4を逆方向に駆動させずに、第2ピン51Aが係合位置にあるか否か判定する。第2ピン51Aが係合位置にない場合(S170:NO)、制御部6は、第2駆動ユニット4Aをスライド操作の指示方向とは逆方向に駆動させる(ステップS180)。
最後に、制御部6は、第1駆動ユニット4及び第2駆動ユニット4Aの駆動を止める(ステップS190)。第2ピン51Aが係合位置にある場合(S170:YES)、制御部6は、第2駆動ユニット4を逆方向に駆動させずに、全ての駆動ユニットの駆動を止める。
なお、制御部6は、第2ピン51Aが係合位置にあるか否か判定した後に、第1ピン51が係合位置にあるか否か判定してもよい。
[1-3.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)第1可動レール3又は第2可動レール3Aの逆向きのスライドに伴い、半ロック状態になった第1ピン51又は第2ピン51Aが第1ロック用凹部25又は第2ロック用凹部25Aに対し逆方向にスライドするため、第1ピン51又は第2ピン51Aの第1ロック用凹部25又は第2ロック用凹部25Aに対する食い込みが解消される。
この食い込みの解消によって、付勢されている第1ピン51及び第2ピン51Aが第1ロック用凹部25又は第2ロック用凹部25Aの奥まで挿入される。そのため、第1可動レール3及び第2可動レール3Aの半ロック状態の発生を抑制できる。
(1b)第1ピン51及び第2ピン51Aによって、第1可動レール3が第1固定レール2に対しロックされると共に、第2可動レール3Aが第2固定レール2Aに対しロックされるため、スライド装置1の強度を向上できる。また、スライドバックにより、第1ピン51及び第2ピン51Aを共にロック用凹部25,25Aに係合させることができるので、片側ロック状態の発生が抑制できる。
(1c)第1可動レール3又は第2可動レール3Aを逆向きにスライドさせる間、制御部6は第1ロックアクチュエータ52及び第2ロックアクチュエータ52Aの駆動を止めることで、ロックアクチュエータ52,52Aにおける過電流の発生を抑制できる。
[2.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(2a)上記実施形態のスライド装置1において、制御部6は、図6Bに示すように、第1可動レール3又は第2可動レール3Aを逆向きにスライドさせる間、第1ロックアクチュエータ52又は第2ロックアクチュエータ52Aの駆動により第1ピン51又は第2ピン51Aを係合位置に向けて付勢してもよい。これにより、第1ピン51及び第2ピン51Aを付勢する機構及びロックアクチュエータ52,52Aの制御が簡素化できる。
(2b)上記実施形態のスライド装置1は、必ずしも第2ロックユニット5Aを有しなくてもよい。つまり、スライド装置1は、第1可動レール3の第1固定レール2に対するスライドを規制できれば、必ずしも第2可動レール3Aの第2固定レール2Aに対するスライドを規制しなくてもよい。
(2c)上記実施形態のスライド装置1において、制御部6は、必ずしも助走時間が経過するまでスライド操作の入力が継続するか、又は助走距離を可動レール3,3Aがスライドした場合にスライド速度を大きくしなくてもよい。
(2d)上記実施形態の乗物用シート10は、乗用車以外の自動車に用いられるシートや、自動車以外の例えば鉄道車両、船舶、航空機等の乗物に用いられるシートにも適用することができる。
(2e)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…スライド装置、2,2A…固定レール、3,3A…可動レール、
4,4A…駆動ユニット、5,5A…ロックユニット、6…制御部、
10…乗物用シート、11…シートクッション、12…シートバック、
13…クッションフレーム、14…バックフレーム、21…底壁、22…第1側壁、
22A…対向部、23…第2側壁、23A…対向部、25,25A…ロック用凹部、
32…第1側壁、32A…下端部、33…第2側壁、33A…下端部、
41,41A…送り機構、42,42A…駆動アクチュエータ、51,51A…ピン、
52,52A…ロックアクチュエータ、53,53A…連結部。

Claims (4)

  1. 乗物用シートをスライド可能に支持するスライド装置であって、
    乗物のフロアに固定される第1固定レールと、
    前記乗物用シートに取り付けられると共に、前記第1固定レールに対しスライドする第1可動レールと、
    前記第1可動レールに取り付けられると共に、前記第1可動レールを前記第1固定レールに対しスライドさせる第1駆動ユニットと、
    前記第1可動レールに取り付けられると共に、前記第1可動レールの前記第1固定レールに対するスライドを規制するロック状態と、前記スライドを規制しない解除状態とに変位する第1ロックユニットと、
    前記第1ロックユニットを解除状態に変位させた後に前記第1駆動ユニットを駆動させるスライド開始処理を実行するように構成された制御部と、
    を備え、
    前記第1固定レールは、前記第1可動レールのスライド方向に並んで配置された複数の第1ロック用凹部を有し、
    前記第1ロックユニットは、前記複数の第1ロック用凹部のいずれか1つに嵌まり込んだ係合位置と、前記複数の第1ロック用凹部から取り出された離間位置とに移動可能な第1ピンを有し、
    前記制御部は、前記第1駆動ユニットにより前記第1可動レールをスライドさせつつ前記第1ピンを前記離間位置から前記係合位置に向けて移動させた後、前記第1ピンが前記係合位置に向けて付勢された状態で前記第1駆動ユニットにより前記第1可動レールを逆向きにスライドさせ、前記第1ピンの前記係合位置への移動後、前記第1駆動ユニットの駆動を止めるスライド停止処理を実行するように構成される、スライド装置。
  2. 請求項1に記載のスライド装置であって、
    前記フロアに固定されると共に、前記第1固定レールと前記第1可動レールのスライド方向と直交する方向に離間して配置された第2固定レールと、
    前記乗物用シートに取り付けられると共に、前記第2固定レールに対しスライドする第2可動レールと、
    前記第2可動レールに取り付けられると共に、前記第2可動レールを前記第2固定レールに対しスライドさせる第2駆動ユニットと、
    前記第2可動レールに取り付けられると共に、前記第2可動レールの前記第2固定レールに対するスライドを規制するロック状態と、前記スライドを規制しない解除状態とに変位する第2ロックユニットと、
    をさらに備え、
    前記第2固定レールは、前記第2可動レールのスライド方向に並んで配置された複数の第2ロック用凹部を有し、
    前記第2ロックユニットは、前記複数の第2ロック用凹部のいずれか1つに嵌まり込んだ係合位置と、前記複数の第2ロック用凹部から取り出された離間位置とに移動可能な第2ピンを有し、
    前記制御部は、
    前記スライド開始処理において、前記第2ロックユニットを解除状態に変位させた後に前記第2駆動ユニットを駆動させ、
    前記スライド停止処理において、前記第2駆動ユニットにより前記第2可動レールをスライドさせつつ前記第2ピンを前記離間位置から前記係合位置に向けて移動させた後、前記第2ピンが前記係合位置に向けて付勢された状態で前記第2駆動ユニットにより前記第2可動レールを逆向きにスライドさせ、前記第2ピンの前記係合位置への移動後、前記第2駆動ユニットの駆動を止めるように構成される、スライド装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のスライド装置であって、
    前記第1ロックユニットは、前記第1ピンを前記離間位置と前記係合位置との間で移動させるロックアクチュエータを有し、
    前記制御部は、前記スライド停止処理において、前記第1ピンが前記係合位置に向けて付勢された状態で前記第1駆動ユニットにより前記第1可動レールを逆向きにスライドさせる間、前記ロックアクチュエータの駆動を止めるように構成される、スライド装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載のスライド装置であって、
    前記第1ロックユニットは、前記第1ピンを前記離間位置と前記係合位置との間で移動させるロックアクチュエータを有し、
    前記制御部は、前記スライド停止処理において、前記ロックアクチュエータの駆動により前記第1ピンが前記係合位置に向けて付勢された状態で、前記第1駆動ユニットにより前記第1可動レールを逆向きにスライドさせるように構成される、スライド装置。
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