JP7273467B2 - パウチ容器 - Google Patents
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Description
折り返し部を介して互いの上端縁が繋がっており、前記裏面シートと前記第2シートとは、第2折り返し部を介して互いの上端縁が繋がっている。
図1~図9を参照しつつ、第1実施形態に係るパウチ容器A1について説明する。図1は、パウチ容器A1を示す正面図である。図2は、パウチ容器A1を示す背面図である。図3は、図1のIII-III線に沿う断面図である。図4は、図1のIV-IV線に沿う断面図である。図5は、図1のV-V線に沿う断面図である。図6は、図1のVI-VI線に沿う断面図である。図7は、パウチ容器A1に指を挿入した状態を示す正面図である。図8は、図7のVII-VII線に沿う要部断面図である。図9は、パウチ容器A1に指を挿入し開口部52を拡開した状態を示す上面図である。なお、図3~図6及び図8においては、パウチ容器A1の構造の理解の便宜上、各シートの厚さを誇張することにより模式的に示している。また、図4は、後述の第1舌片13A及び第2舌片13Bを内側に折返した状態を示している。
シーラント層との間にバリア層を設けることが好適である。なお、ベースフィルム層そのものにバリア性を付与してもよい。この場合は、バリア層をベースフィルム層として用い、バリア層とシーラント層とを有する複層シートとなる。また、シートの両面にヒートシール性を付与する場合は、後述のシーラント層を形成する単層フィルムを用いてもよいし、複層シートの場合は、同種又は異種のシーラント層を二層有するか(このとき、シーラント層の一層を形式的にベースフィルム層として用いることになる)、或いはベースフィルム層の両面にシーラント層を有するシートを用いてもよい。本実施形態では、表面シート1A及び裏面シート1Bとして、外面がベースフィルム層からなり内面がシーラント層からなる複層シートが使用されている。図示された例においては、表面シート1A、第1シート2A及び第3シート3Aが1枚のシートからなるため、第1シート2A及び第3シート3Aのうち表面シート1Aの外面に繋がる面がベースフィルム層からなり、表面シート1Aの内面に繋がる面がシーラント層からなる。また、裏面シート1B、第2シート2B及び第4シート3Bが1枚のシートからなるため、第2シート2B及び第4シート3Bのうち裏面シート1Bの外面に繋がる面がベースフィルム層からなり、内面に繋がる面がシーラント層からなる。
図11及び図12は、パウチ容器A1の第1変形例を示している。本変形例のパウチ容器A1aにおいては、表面シート1Aと第1シート2Aとが互いに別体のシートによって構成されており、裏面シート1Bと第2シート2Bとが互いに別体のシートによって構成されている。そして、第1接合部65Aが、第1上方接合部651Aを有し、第2接合部65Bが第2上方接合部651Bを有する。第1上方接合部651Aは、表面シート1Aと第1シート2Aとの上端縁及び上端縁近傍部分を含む上端部同士が接合されることにより形成されている。第2上方接合部651Bは、裏面シート1B及び第2シート2Bの上端部同士が接合されることにより形成されている。また、同様に、第2接合部65Bが第2上方接合部651Bを有している。本変形例から理解されるように、本発明において第1シート2Aが表面シート1Aに繋がっているという構成や、第2シート2Bが裏面シート1Bに繋がっているという構成は、第1折り返し部15Aや第2折り返し部15Bを介して繋がっている構成や、第1上方接合部651Aや第2上方接合部651Bによって互いに接合されること等により互いに固定された構成を含む概念である。また、本実施形態においては、第1シート2A及び第3シート3Aを構成するシートの両面と、第2シート
2B及び第4シート3Bを構成するシートの両面とが、シーラント層によって形成されていてもよい。この場合、図1及び図2に示す貫通孔210A、貫通孔210B、切り欠き310A及び切り欠き310Bを適宜省略することができる。
図13は、パウチ容器A1の第2変形例を示している。本変形例のパウチ容器A1bにおいては、注出部54及び注出シール部63が、幅方向略中央に設けられている。また、これに対応して、吊り下げ孔71は、注出部54の直上に設けられている。底シール部61は、注出部54が設けられている下方が最も下方に位置するように下方に凸状に湾曲した形状である。本変形例から理解されるように、パウチ容器A1に取付けられる注出部54の位置や、吊り下げられた場合のパウチ容器A1の姿勢は、任意に設定することができる。
図14は、パウチ容器A1の第3変形例を示している。本変形例のパウチ容器A1cは、チャック53よりも上方において、表面シート1A、第1シート2A及び第3シート3Aと裏面シート1B、第2シート2B及び第4シート3Bとが、幅方向全長にわたって離れている。すなわち、本変形例の側方シール部62は、チャック53よりも下方にのみ形成されている。そして、表面シート1A、第1シート2A及び第3シート3Aの幅方向両端部は、一対の第1側方接合部652Aによって接合されている。また、裏面シート1B、第2シート2B及び第4シート3Bの両端部は、一対の第2側方接合部652Bによって接合されている。
図15及び図16は、パウチ容器A1の第4変形例を示している。本変形例のパウチ容器A1dにおいては、第1内部空間4A及び第1挿入口5Aを挟んで、幅方向両側に一対の第1側方接合部652Aが設けられており、第2内部空間4B及び第2挿入口5Bを挟んで、幅方向両側に一対の第2側方接合部652Bが設けられて。図中左方の第1側方接合部652Aは、比較的大面積であり、第1シート2Aの幅方向左側略半分を占めている。第2側方接合部652Bについても、同様の構成である。このような変形例においては、第1内部空間4A及び第2内部空間4Bに挿入された指による拡開の動作を、大面積の第1側方接合部652A及び第2側方接合部652Bによって、表面シート1A、裏面シート1B、第1シート2A及び第2シート2Bの幅方向反対側の領域により確実に伝達することが可能である。なお、本変形例においても、第1シート2A及び第2シート2Bは、第1内部空間4A及び第2内部空間4Bの直下において、第1シート2Aの下端縁及び第2シート2Bの下端縁が表面シート1A及び裏面シート1Bに繋がっていない部分を有している。また、本変形例から理解されるように、第1接合部65A及び第2接合部65Bの形状等は、種々に変更可能である。
図17は、パウチ容器A1の第5変形例を示している。本変形例のパウチ容器A1eにおいては、第1切り込み12Aが、上下方向に対して若干傾いた直線形状とされている。このため、表面シート1Aには、パウチ容器A1における第1舌片13Aが設けられていない。このような変形例においても、第1挿入口5Aを通じて幅方向から指を第1内部空間4Aに挿入することができる。
図18は、パウチ容器A1の第6変形例を示している。本変形例のパウチ容器A1fは、第1挿入口5Aが第1切り欠き11Aによって構成されている。第1切り欠き11Aは、表面シート1Aが部分的に切除されたカット部であり、正面視において開口している。また、本変形例の第1切り欠き11Aは、上下方向を長手方向とする細長楕円形状である。このような変形例においても、第1挿入口5Aを通じて幅方向から指を第1内部空間4Aに挿入することができる。
図19は、パウチ容器A1の第7変形例を示している。本変形例のパウチ容器A1gは、第1挿入口5Aを構成する第1切り込み12Aの両端を結ぶ仮想線が幅方向に沿っている。これにより、第1挿入口5Aは、下方から指を挿入可能な構成となっている。このような変形例によれば、下方から挿入された指は、第1内部空間4Aにおいて上下方向に沿う姿勢となる。これにより、パウチ容器A1gが幅方向にずれることを抑制することができる。
図20及び図21は、パウチ容器A1の第8変形例を示している。本変形例のパウチ容器A1hにおいては、表面シート1A及び裏面シート1Bには、第1挿入口5A及び第2挿入口5Bを構成するための切り欠きや切り込みが形成されていない。本変形例においては、吊り下げ孔71が形成された側方シール部62とは幅方向で反対側に位置する表面シート1A及び第1シート2Aの側端部端同士が互いに固定されておらず、当該部分の隙間によって第1挿入口5Aが構成されている。また、吊り下げ孔71が形成された側方シール部62とは幅方向で反対側に位置する裏面シート1B及び第2シート2Bの側端部端同士が互いに固定されておらず、当該部分の隙間によって第2挿入口5Bが構成されている。
図22及び図23は、パウチ容器A1の第9変形例を示している。本変形例のパウチ容器A1iにおいては、第1接合部65Aが第1下方接合部654Aをさらに有している。第1下方接合部654Aは、第3シート3Aの一部と表面シート1Aとが接合された部分である。第1下方接合部654Aは、第1挿入口5Aよりも下方に位置している。図示された例においては、第1下方接合部654Aは、第3シート3Aの幅方向略中央に設けられている。また、第1下方接合部654Aは、点形状であり、図示された例においては、矩形状である。なお、第1下方接合部654Aの形状は、矩形状以外の多角形状や円形状等であってもよい。第1下方接合部654Aを形成する接合方法は特に限定されず、ヒートシールや接着剤等を適宜採用すればよい。図示された例においては、第1下方接合部654Aは、接着剤を用いることによって形成されている。また、同様に、第2接合部65Bが、第2下方接合部654Bを有している。
図24及び図25は、パウチ容器A1の第10変形例を示している。本変形例のパウチ容器A1jにおいては、第1接合部65Aが第1中間接合部653Aをさらに有している。第1中間接合部653Aは、第1シート2Aの一部と表面シート1Aとが接合された部分である。第1中間接合部653Aは、上下方向において第1挿入口5Aと略同じ位置に設けられている。図示された例においては、第1中間接合部653Aは、第1シート2Aの幅方向略中央に設けられている。また、第1中間接合部653Aは、点形状であり、図示された例においては、矩形状である。なお、第1中間接合部653Aの形状は、矩形状以外の多角形状や円形状等であってもよい。第1中間接合部653Aを形成する接合方法は特に限定されず、ヒートシールや接着剤等を適宜採用すればよい。図示された例においては、第1中間接合部653Aは、接着剤を用いることによって形成されている。また、同様に、第2接合部65Bが、第2中間接合部653Bを有している。
図26は、パウチ容器A1の第11変形例を示している。本変形例のパウチ容器A1kは、上述のパウチ容器A1aと同様に第1接合部65Aが第1上方接合部651Aを有する。そして、第1上方接合部651Aに途絶部6511Aが形成されている。途絶部6511Aは、ヒートシールが施されていない部分である。このため、途絶部6511Aを挟んで幅方向両側に位置する第1上方接合部651Aよりも、途絶部6511Aは、剛性が低い部分となっている。また、第2上方接合部651Bにも、途絶部6511Aと同様の途絶部が形成されている。途絶部6511Aの位置は特に限定されず、図示された例においては、たとえば、第1挿入口5A及び第2挿入口5Bから挿入された親指や人差し指の指先が届かない位置、たとえば、第1挿入口5A及び第2挿入口5Bと表面シート1A及び裏面シート1Bの幅方向他端縁との中間に形成されている。
図27は、パウチ容器A1の第12変形例を示している。本変形例のパウチ容器A1mにおいては、第1上方接合部651Aに切り欠き部6512Aが形成されている。切り欠き部6512Aは、部分的にヒートシールされていない箇所である。第1上方接合部651Aは、切り欠き部6512Aにおける上下方向寸法が、切り欠き部6512Aに隣接する部分の上下方向寸法よりも小さく、剛性が低い部分となっている。切り欠き部6512Aが設けられることによっても、折り曲げ容易線FLが設定されるため、パウチ容器A1mを拡開する際に、折り曲げ容易線FLに沿うように表面シート1A及び裏面シート1Bを折り曲げることが可能である。
図28は、パウチ容器A1の第13変形例を示している。本変形例のパウチ容器A1nにおいては、第1上方接合部651Aに段差部6513Aが形成されている。段差部6513Aは、第1上方接合部651Aの上下方向寸法が急峻に変化している部分であり、図示された例においては、段差部6513Aよりも幅方向右方の部分が、幅方向左方の部分よりも上下方向寸法が大きい。このような段差部6513Aが形成されることによっても、図示された折り曲げ容易線FLが設定されるため、パウチ容器A1nを拡開する際に、折り曲げ容易線FLに沿うように表面シート1A及び裏面シート1Bを折り曲げることが可能である。
図29及び図30は、本発明の第2実施形態に係るパウチ容器を示している。図29は、本実施形態のパウチ容器A2を示す要部正面図である。図30は、図29のXXX-XXX線に沿う断面図である。パウチ容器A2においては、上述した実施形態における第3シート3A及び第4シート3Bを備えていない。
図31及び図32は、パウチ容器A2の第1変形例を示している。本変形例のパウチ容器A2aにおいては、第1接合部65Aが第1下方接合部654Aを有している。本実施形態の第1下方接合部654Aは、第1シート2Aの下端部の一部と表面シート1Aとが接合されることにより形成されている。第1下方接合部654Aは、上下方向において第1挿入口5Aよりも下方に位置している。また、第1下方接合部654Aは、第1シート2Aの幅方向略中央に設けられている。また、第1下方接合部654Aは、点形状であり、図示された例においては、矩形状である。なお、第1下方接合部654Aの形状は、矩形状以外の多角形状や円形状等であってもよい。第1下方接合部654Aを形成する接合方法は特に限定されず、ヒートシールや接着剤等を適宜採用すればよい。図示された例においては、第1下方接合部654Aは、接着剤を用いることによって形成されている。また、同様に、第2接合部65Bが、第2下方接合部654Bを有している。
図33及び図34は、パウチ容器A2の第2変形例を示している。本変形例のパウチ容器A2bにおいては、第1接合部65Aが第1中間接合部653Aをさらに有している。第1中間接合部653Aは、上述のパウチ容器A1iにおける第1中間接合部653Aと略同様の構成である。また、同様に、第2接合部65Bが、第2中間接合部653Bを有している。
図35は、パウチ容器A2の第3変形例を示している。本変形例のパウチ容器A2cは、2つの第1中間接合部653Aを有している。また、パウチ容器A2cは、表面シート1Aと第1シート2Aとの上端部同士が、第1上方接合部651Aによって接合されている。また、図示された例は、第1シート2Aを構成するシートの両面と、第2シート2Bを構成するシートの両面とが、いずれもシーラント層によって形成されている。このため、上述の貫通孔210A,210Bおよび切り欠き310A,310Bは設けられていない。ただし、第1シート2A及び第2シート2Bの片面がベースフィルム層によって形成され、貫通孔210A,210Bおよび切り欠き310A,310Bを有する構成を適宜採用してもよい。また、第1折り返し部15A及び第2折り返し部15Bを有する構成でもよい。これらの点は、後述のパウチ容器A2d~A2jにおいても同様である。
図36は、パウチ容器A2の第4変形例を示している。本変形例のパウチ容器A2dは、2つの第1中間接合部653Aと1つの第1下方接合部654Aとを有する。2つの第1中間接合部653Aの配置は、たとえば上述したパウチ容器A2cの2つの第1中間接合部653Aの配置と同様である。第1下方接合部654Aは、容器上下方向において第1挿入口5Aよりも下方に位置しており、言い換えると第1挿入口5Aの下端を通る下端線BLよりも下方に位置している。本変形例においては、第1下方接合部654Aが、容器幅方向において、第1挿入口5Aよりも左方に位置している。
図37は、パウチ容器A2の第5変形例を示している。本変形例のパウチ容器A2eは、2つの第1中間接合部653Aを有する。図中左斜め上に位置する第1中間接合部653Aは、第1シート2Aの幅方向略中央に設けられている。また、第1中間接合部653Aは、第1挿入口5Aの容器上下方向中心に対して下方に配置されている。この第1中間接合部653Aは、例えば図36のパウチ容器A2dの第1中間接合部653Aと同様の円形状であり、パウチ容器A2dの第1中間接合部653Aよりも直径が大きい。図中右斜め下に位置する第1中間接合部653Aは、下端を通る下端線BLと交差している。この第1中間接合部653Aは、楕円形状とされており、長軸方向が図中左斜め上と右斜め下とに延びる形状である。また、この第1中間接合部653Aは、容器幅方向において、第1挿入口5Aよりも左方に位置している。
図38は、パウチ容器A2の第6変形例を示している。本変形例のパウチ容器A2fは、1つの第1中間接合部653Aと1つの第1下方接合部654Aとを有する。第1中間接合部653Aは、上述のパウチ容器A2eの第1中間接合部653Aと略同様の構成である。本変形例の第1下方接合部654Aは、上述のパウチ容器A2eの楕円形状の第1中間接合部653Aと略同様の形状及び大きさであり、容器幅方向における位置も略同じである。この第1下方接合部654Aは、上述のパウチ容器A2eの楕円形状の第1中間接合部653Aとは異なり、第1挿入口5Aの下端を通る下端線BLよりも容器上下方向において下方に位置している。
図39は、パウチ容器A2の第7変形例を示している。本変形例のパウチ容器A2gは、上述したパウチ容器A2dと同様に、2つの第1中間接合部653Aと1つの第1下方接合部654Aとを有する。本変形例においては、第1下方接合部654Aは、容器幅方向における位置が、第1挿入口5Aの一部と重なる配置となっている。すなわち、第1下方接合部654Aは、第1挿入口5Aの直下に位置している。また、本変形例の第1下方接合部654Aは、円形状である。
図40は、パウチ容器A2の第8変形例を示している。本変形例のパウチ容器A2hは、3つの第1中間接合部653Aを有している。2つの第1中間接合部653Aは、パウチ容器A2cの2つの第1中間接合部653Aと略同様の配置である。もう一つの第1中間接合部653Aは、2つの第1中間接合部653Aよりも容器方向下方に位置しており、第1挿入口5Aの下端付近に位置している。この第1中間接合部653Aは、下端線BLと交差している。また、この第1中間接合部653Aは、左方の2つの第1中間接合部653Aよりも容器幅方向において右方に位置しており、左方の2つの第1中間接合部653Aとの距離よりも、第1挿入口5Aとの距離の方が短い。
図41は、パウチ容器A2の第9変形例を示している。本変形例のパウチ容器A2iは、4つの第1中間接合部653Aを有している。4つの第1中間接合部653Aは、容器上下方向において第1挿入口5Aの下端付近に位置しており、下端線BLと交差している。また、4つの第1中間接合部653Aは、容器幅方向に沿って一列に略等ピッチで配置されている。このような変形例によれば、開口部52を拡開する際に、パウチ容器A2の容器幅方向全域において表面シート1Aと第1シート2Aとが、極端に離れすぎてしまうことをより確実に抑制することができる。
図42は、パウチ容器A2の第10変形例を示している。本変形例のパウチ容器A2jは、4つの第1中間接合部653Aを有している。4つの第1中間接合部653Aは、容器上下方向位置及び容器幅方向位置が互いに異なる。容器幅方向において最も左方に位置する第1中間接合部653Aは、第1挿入口5Aの容器上下方向中央に近い位置にあり、当該中央よりも若干下方に位置している。容器幅方向において左方から2番目に位置する第1中間接合部653Aは、容器方向上下方向において4つの第1中間接合部653Aの中で最も上方に位置しており、第1挿入口5Aの容器上下方向中央に近く、当該中央よりも若干上方に位置している。容器幅方向において左方から3番目に位置する第1中間接合部653Aは、容器上下方向において既述した2つの第1下方接合部654Aよりも下方に位置している。容器幅方向において左方から4番目に位置する第1中間接合部653Aは、容器上下方向において最も下方に位置しており、第1挿入口5Aの下端付近に位置し、下端線BLと交差している。
1A :表面シート
1B :裏面シート
2A :第1シート
2B :第2シート
3A :第3シート
3B :第4シート
1Az,1Bz,2Az,2Bz,3Az,3Bz:長尺体
4A :第1内部空間
4B :第2内部空間
5A :第1挿入口
5B :第2挿入口
6z :シール部
10 :パウチ容器
11A :第1切り欠き
12A :第1切り込み
12B :第2切り込み
13A :第1舌片
13B :第2舌片
15A :第1折り返し部
15B :第2折り返し部
18Bz,19Bz:折返し線
25A :第3シート折り返し部
25B :第4シート折り返し部
51 :充填部
52 :開口部
53 :チャック
53z :長尺体
54 :注出部
61 :底シール部
62 :側方シール部
63 :注出シール部
65A :第1接合部
65B :第2接合部
65Az,65Bz:シール部
71 :吊り下げ孔
72 :係止部
210A :貫通孔
210B :貫通孔
310A,310B:切り欠き
320B :貫通孔
651A :第1上方接合部
6511A:途絶部
6512A:切り欠き部
6513A:屈曲部
651B :第2上方接合部
652A :第1側方接合部
652B :第2側方接合部
653A :第1中間接合部
653B :第2中間接合部
654A :第1下方接合部
654B :第2下方接合部
CL :切断線
Claims (8)
- 表面シートと裏面シートとを備えるパウチ容器であって、
前記表面シートと前記裏面シートとに囲まれた空間が内容物としての経腸栄養剤の充填部を形成し、
前記充填部に繋がる開口部が、前記パウチ容器上部の前記表面シートと前記裏面シートとの間に形成されており、
前記パウチ容器は、さらに、
前記表面シートの内側に設けられた第1シートと、
前記裏面シートの内側に設けられた第2シートと、
前記表面シートと前記第1シートとの間に形成された第1内部空間と、
前記裏面シートと前記第2シートとの間に形成された第2内部空間と、
前記第1内部空間に指を挿入可能に形成された第1挿入口と、
前記第2内部空間に指を挿入可能に形成された第2挿入口と、
を備え、
前記第1シートは、上端縁が前記表面シートに繋がり、且つ下端縁の少なくとも一部が前記表面シートに繋がっておらず、
前記第2シートは、上端縁が前記裏面シートに繋がり、且つ下端縁の少なくとも一部が前記裏面シートに繋がっておらず、
前記第1内部空間および前記第2内部空間は、前記充填部の端縁に繋がる開口部が拡開された状態において、前記充填部に繋がる、パウチ容器。 - 前記表面シートと前記第1シートとは、第1折り返し部を介して互いの上端縁が繋がっており、
前記裏面シートと前記第2シートとは、第2折り返し部を介して互いの上端縁が繋がっている、請求項1に記載のパウチ容器。 - 前記表面シートと前記第1シートとの間に設けられ、且つ下端縁が前記第1シートに繋がった第3シートと、
前記裏面シートと前記第2シートとの間に設けられ、且つ下端縁が前記第2シートに繋がった第4シートと、を備える、請求項1又は2に記載のパウチ容器。 - 前記第1シートと前記第3シートとは、第3折り返し部を介して互いの下端縁が繋がっており、
前記第2シートと前記第4シートとは、第4折り返し部を介して互いの下端縁が繋がっている、請求項3に記載のパウチ容器。 - 前記第1挿入口及び前記第2挿入口の双方が、容器幅方向から指を挿入可能に形成されている、請求項1ないし4のいずれかに記載のパウチ容器。
- 前記第1挿入口は、前記表面シートに第1切り欠き又は第1切り込みにより形成されており、
前記第2挿入口は、前記裏面シートに第2切り欠き又は第2切り込みにより形成されている、請求項1ないし5のいずれかに記載のパウチ容器。 - 前記第1切り欠き又は前記第1切り込みは、容器幅方向に向かって凸状に膨らむ曲線で形成されており、
前記第2切り欠き又は前記第2切り込みは、容器幅方向に向かって凸状に膨らむ曲線で形成されている、請求項6に記載のパウチ容器。 - 前記開口部を閉じるチャックをさらに備えており、
前記第1シート及び前記第2シートは、前記チャックよりも上方に設けられている、請求項1ないし7のいずれかに記載のパウチ容器。
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