JP7264017B2 - 樹脂組成物及び接着剤組成物の製造方法 - Google Patents
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Description
〔1〕 ウレタンユニットと、水酸基を有する(メタ)アクリルユニットと、が連鎖移動剤残基により連結したウレタン・アクリル複合樹脂、及び2官能以上のポリオールを含む樹脂組成物の製造方法であって、
下記工程1~3を有する、樹脂組成物の製造方法。
工程1:ポリオールとポリイソシアネートとを、有機溶剤の非存在下で反応させて、両末端にイソシアネート基を有するウレタンユニットを得る工程
工程2:イソシアネート基と反応しうる官能基及びスルファニル基を有する連鎖移動剤と、工程1で得られたウレタンユニットと、を有機溶剤(但し、2官能以上のポリオールを除く)の非存在下、且つ2官能以上のポリオールの存在下に反応させて、両末端にスルファニル基を有するウレタンプレポリマー及び2官能以上のポリオールを含む組成物を得る工程
工程3:工程2で得られたウレタンプレポリマー及び2官能以上のポリオールを含む組成物と、水酸基を有する(メタ)アクリルモノマーを含むエチレン性不飽和単量体と、を有機溶剤の非存在下、且つ重合開始剤の存在下に重合させて、水酸基を有する(メタ)アクリルユニットを形成し、ウレタン・アクリル複合樹脂、及び2官能以上のポリオールを含む樹脂組成物を得る工程
工程4:〔1〕~〔3〕いずれか1項に記載の製造方法により樹脂組成物を製造する工程
工程5:工程4で得られた樹脂組成物と架橋剤とを混合して、接着剤組成物を得る工程
工程1:ポリオールとポリイソシアネートとを、有機溶剤(但し、2官能以上のポリオールを除く)の非存在下で反応させて、両末端にイソシアネート基を有するウレタンユニットを得る工程
工程2:イソシアネート基と反応しうる官能基及びスルファニル基を有する連鎖移動剤と、工程1で得られたウレタンユニットと、を有機溶剤(但し、2官能以上のポリオールを除く)の非存在下、且つ2官能以上のポリオールの存在下に反応させて、両末端にスルファニル基を有するウレタンプレポリマー及び2官能以上のポリオールを含む組成物を得る工程
工程3:工程2で得られたウレタンプレポリマー及び2官能以上のポリオールを含む組成物と、水酸基を有する(メタ)アクリルモノマーを含むエチレン性不飽和単量体と、を有機溶剤(但し、2官能以上のポリオールを除く)の非存在下、且つ重合開始剤の存在下に重合させて、水酸基を有する(メタ)アクリルユニットを形成し、ウレタン・アクリル複合樹脂、及び2官能以上のポリオールを含む樹脂組成物を得る工程
本発明は、無溶剤型接着剤への利用に適した樹脂組成物の製造に関し、スルファニル基を用いた反応を、2官能以上のポリオールの存在下で行うことで、臭気を大幅に改善することができる。したがって、本発明により得られる樹脂組成物は、フィルム基材や粘接着剤、コーティング剤、エラストマー、医療材料、光学材料等の分野において有用である。
以下に、本発明について詳細に説明する。
本発明におけるウレタン・アクリル複合樹脂は、ウレタンユニットと、水酸基を有する(メタ)アクリルユニットと、が連鎖移動剤残基により連結した構造を有しており、前記ウレタンユニットは、ポリオールとポリイソシアネートとを反応させて形成することができる。
ウレタンユニットを構成するポリオールとしては、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリオレフィンポリオール、植物油系ポリオール、その他ポリオールが挙げられる。これらは1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
ポリエーテルポリオールとしては、例えば、酸化メチレン、酸化エチレン、酸化プロピレン、酸化ブチレン、テトラヒドロフラン等の重合体又は共重合体として、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリ(エチレン/プロピレン)グリコール、ポリテトラメチレングリコール等のグリコール;ヘキサンジオール、メチルヘキサンジオール、ヘプタンジオール、オクタンジオールあるいはこれらの混合物の縮合物類;2個以上の活性水素基を有する化合物に、酸化メチレン、酸化エチレン、酸化プロピレン、酸化ブチレン、テトラヒドロフラン、若しくはポリオキシテトラメチレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを付加させて得られるポリオール;等が挙げられる。
ポリエステルポリオールとしては、例えば、上述の低分子ポリオールと二塩基酸成分とが縮合反応したポリエステルポリオールが挙げられる。
二塩基酸成分としては、テレフタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバチン酸、ダイマー酸、水添ダイマー酸、無水フタル酸、イソフタル酸、トリメリット酸、グルタル酸、ピメリン酸、スベリン酸、セバシン酸等の脂肪族又は芳香族の二塩基酸、及びそれらの無水物が挙げられる。
ポリカーボネートポリオールとしては、上述の低分子ポリオールと、ジアルキルカーボネート、アルキレンカーボネート、ジアリールカーボネート等のカーボネート化合物と、の反応により得られるものが挙げられる。
ジアルキルカーボネートとしてはジメチルカーボネート又はジエチルカーボネート等を、アルキレンカーボネートとしてはエチレンカーボネート等を、ジアリールカーボネートとしてはジフェニルカーボネート等を、用いることができる。
ポリオレフィンポリオールとしては、水酸基含有ポリブタジエン、水添した水酸基含有ポリブタジエン、水酸基含有ポリイソプレン、水添した水酸基含有ポリイソプレン、水酸基含有塩素化ポリプロピレン、水酸基含有塩素化ポリエチレン等が挙げられる。
植物油系ポリオールとしては、例えば、植物由来のひまし油、ダイマー酸、若しくは大豆油を原料としたポリオールが挙げられる。
ウレタンユニットを構成するポリイソシアネートとしては、例えば、芳香族、脂肪族又は脂環式のジイソシアネートが挙げられる。これらは1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
ウレタン化反応では、反応性を調整する目的で触媒を用いてもよい。
触媒としては、公知の金属系触媒、アミン系触媒等が使用できる。金属系触媒としては、ジブチル錫ジラウレート、オクトエ酸錫、ジブチル錫ジ(2-エチルヘキソエート)、2-エチルヘキソエート鉛、チタン酸2-エチルヘキシル、チタンエチルアセテート、2-エチルヘキソエート鉄、2-エチルヘキソエートコバルト、ナフテン酸亜鉛、ナフテン酸コバルト、テトラ-n-ブチル錫等が挙げられる。アミン系触媒としては、テトラメチルブタンジアミン等の3級アミン等が挙げられる。触媒の使用量は、好ましくはポリオールに対して0.05~1モル%の範囲である。
ウレタンユニットの数平均分子量は、特に限定されないが、好ましくは3,000~200,000である。3,000以上であると硬化物の強度や伸長性等の物性に優れ、200,000以下であると粘度の調整が容易である。
次いで、工程1で得られたウレタンユニット、並びにイソシアネート基と反応しうる官能基及びスルファニル基を有する連鎖移動剤を、有機溶剤(但し、2官能以上のポリオールを除く)の非存在下、且つ2官能以上のポリオールの存在下に反応させることで、両末端にスルファニル基を有するウレタンプレポリマー及び2官能以上のポリオールを含む組成物を得ることができる。
連鎖移動剤は、分子内にイソシアネート基と反応しうる官能基及びスルファニル基を有するものであれば特に限定されず、公知の連鎖移動剤から単独又は2種以上を併用して用いることができる。
イソシアネート基と反応しうる官能基としては、水酸基又はアミノ基が挙げられるが、反応性の観点から好ましくはアミノ基である。アミノ基はスルファニル基よりも反応性が高いため、工程1で得られたウレタンユニットの末端イソシアネート基と優先的に反応してウレア結合を形成し、ウレタンプレポリマーの末端に効率的にスルファニル基を導入することができる。
後述の2官能以上のポリオールの水酸基も、ウレタンユニットの末端イソシアネート基と反応する可能性があるが、水酸基よりも反応性が高いアミノ基を有する連鎖移動剤を用いることで、2官能以上のポリオールとウレタンユニットのイソシアネート基との反応が抑制され、ウレタンプレポリマーの末端に効率的にスルファニル基を導入することができるため好ましい。
2官能以上のポリオールとしては、2官能以上の水酸基を有する化合物であれば、特に限定されない。スルファニル基を有する連鎖移動剤を用いた反応は臭気の課題があるが、2官能以上のポリオールの存在下で反応させることで、臭気を大幅に改善することができるだけでなく、粘度の調整も可能となる。
前述のとおり、工程2で得られるウレタンプレポリマーは、ウレタンユニットと連鎖移動剤との反応生成物が主成分であり、該2官能以上のポリオールは、大半が未反応のまま残存する。
2官能以上のポリオールの水酸基価は、好ましくは10~1000mgKOH/g、より好ましくは50~500mgKOH/g、さらに好ましくは100~300mgKOH/gである。
数平均分子量及び水酸基価が上記範囲内であると、臭気成分の残留が抑制され、低臭気となるため好ましい。
次いで、工程2で得られた両末端にスルファニル基を有するウレタンプレポリマー及び2官能以上のポリオールを含む組成物と、水酸基を有する(メタ)アクリルモノマーを含むエチレン性不飽和単量体と、を有機溶剤(但し、2官能以上のポリオールを除く)の非存在下、且つ重合開始剤の存在下に重合させることで、ウレタンユニットと、水酸基を有する(メタ)アクリルユニットとが、連鎖移動剤残基により連結したウレタン・アクリル複合樹脂、及び2官能以上のポリオールを含む樹脂組成物を得ることができる。
前記水酸基を有する(メタ)アクリルユニットは、水酸基を有する(メタ)アクリルモノマーを含むエチレン性不飽和単量体を、重合開始剤の存在下に重合させて得られる構造体である。
水酸基を有する(メタ)アクリルモノマーとしては、特に制限されず、例えば、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシ-3-フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシ-3-アリルオキシプロピル(メタ)アクリレート、2-(メタ)アクリロイルオキシエチル-2-ヒドロキシプロピルフタレート又はこれらモノマーのカプロラクトン付加物(付加モル数は1~5)、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、グリセリンモノ(メタ)アクリレート、N-(2-ヒドロキシエチル)(メタ)アクリルアミド、N-メチロール(メタ)アクリルアミド、N,N-ジ(メチロール)アクリルアミド、N-メチロール-N-メトキシメチル(メタ)アクリルアミドが挙げられる。これらは1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
重合開始剤としては、公知のアゾ系化合物や有機過酸化物を用いることができる。これらは1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
アゾ系化合物としては、特に制限されず、例えば、2,2’-アゾビスイソブチロニトリル、2,2’-アゾビス(2-メチルブチロニトリル)、1,1’-アゾビス(シクロヘキサン1-カルボニトリル)、2,2’-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)、2,2’-アゾビス(2,4-ジメチル-4-メトキシバレロニトリル)、2,2’-アゾビス(4-メトキシ-2,4-ジメチルバレロニトリル)、ジメチル1,1’-アゾビス(1-シクロヘキサンカーボキシレート)、ジメチル2,2’-アゾビス(2-メチルプロピオネート)、4,4’-アゾビス(4-シアノバレリック酸)、2,2’-アゾビス(2-ヒドロキシメチルプロピオニトリル)、又は2,2’-アゾビス[2-(2-イミダゾリン-2-イル)プロパン]が挙げられる。
有機過酸化物としては、特に制限されず、例えば、過酸化ベンゾイル、t-ブチルパーオキシ2-エチルヘキサエート、t-ブチルパーベンゾエイト、クメンヒドロパーオキシド、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ-n-プロピルパーオキシジカーボネート、ジ(2-エトキシエチル)パーオキシジカーボネート、t-ブチルパーオキシネオデカノエート、t-ブチルパーオキシビバレート、(3,5,5-トリメチルヘキサノイル)パーオキシド、ジプロピオニルパーオキシド、ジアセチルパーオキシドが挙げられる。
工程1~3で得られた樹脂組成物と、架橋剤とを混合することで、ウレタン・アクリル複合樹脂と2官能以上のポリオールと架橋剤とを含有する接着剤組成物を得ることができものである。
すなわち、本発明の接着剤組成物の製造方法は下記工程を含む。
工程4:工程1~3に記載の製造方法により樹脂組成物を製造する工程
工程5:工程4で得られた樹脂組成物と架橋剤とを混合して、接着剤組成物を得る工程
得られた接着剤組成物は、20~150℃程度の条件で架橋させることで硬化物を得ることができ、フィルム基材、粘着剤、接着剤、コーティング剤、エラストマー、医療材料、光学材料等の分野において有用である。
架橋剤は、接着剤組成物に含まれるウレタン・アクリル複合樹脂又は2官能以上のポリオールが有する水酸基と反応し得る官能基を有するものが好ましく、好ましくはポリイソシアネートである。該ポリイソシアネートとしては、分子内にイソシアネート基を2つ以上有する化合物、及びこれらのビウレット体、ヌレート体、アダクト体、その他縮合体等が挙げられる。架橋剤は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記架橋剤を用いると、架橋反応後に得られる硬化物の強度や伸長性等の物性に優れるため、好ましい。
本発明の接着剤組成物は、さらに、反応促進剤、シランカップリング剤、リン酸又はリン酸誘導体、レベリング剤又は消泡剤、充填剤、噴射剤、可塑剤、超可塑剤、湿潤剤、難燃剤、粘度調整剤、保存剤、安定剤及び着色剤等の公知の添加剤を含むことができる。
数平均分子量は、カラムとしてShodexGPCLF-604(Shodex社製)と、RI検出器とを備えたGPC(Shodex社製、GPC-104)を用いて、展開溶媒をTHFとした場合のポリスチレン換算分子量を用いた。
[実施例1]
(工程1)窒素ガス導入管、攪拌装置、温度計、還流器を備えた反応容器に、ポリオールとしてP-1000(製品名、一般名:2官能ポリプロピレングリコール、水酸基価110、ADEKA社製)100部、ポリイソシアネートとしてイソホロンジイソシアネート(以下IPDI)28.3部、触媒としてチタンジイソプロポキシビズ(エチルアセトアセテート)を0.02部仕込み均一に撹拌した後、窒素雰囲気下110℃で5時間反応させて、両末端にイソシアネート基を有するウレタンユニットを得た。
(工程2)工程1で得られた生成物を80℃まで冷却し、2官能以上のポリオールとしてアデカポリエーテルG-400(製品名、一般名:3官能ポリプロピレングリコール、水酸基価265、ADEKA社製)69.9部、連鎖移動剤として2-アミノエタンチオール2.2部を加え、75℃で2時間反応させて、両末端にスルファニル基を有するウレタンプレポリマーと2官能以上のポリオールとを含む組成物を得た。反応の終点は、FT-IRによりイソシアネート基由来のピーク(2270cm-1付近)の消失により確認した。
(工程3)工程2で得られた組成物に、水酸基を有する(メタ)アクリルモノマーとして2-ヒドロキシエチルメタクリレート(以下HEMA)6.5部、その他のエチレン性不飽和単量体としてn-ブチルメタクリレート(以下BMA)26.1部を加え、均一に撹拌した後、窒素雰囲気下で75℃に昇温した。次いで、重合開始剤として2,2’-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)0.1部を30分毎に13回分割して加え、重合開始剤の添加後にさらに2時間反応させて、Mnが32,000の(メタ)アクリルユニットを形成した。次いで、減圧下で脱気を行い、ウレタン・アクリル複合樹脂と2官能以上のポリオールとを含む樹脂組成物(E-1)を得た。
表1に示す配合組成に変更した以外は、樹脂組成物(E-1)と同様の操作を行い、ウレタン・アクリル複合樹脂と2官能以上のポリオールとを含む樹脂組成物(E-2~E-4)を得た。
(工程1)窒素ガス導入管、攪拌装置、温度計、還流器を備えた反応容器に、ポリオールとしてP-1000(製品名、一般名:2官能ポリプロピレングリコール、水酸基価110、ADEKA社製)100部、ポリイソシアネートとしてイソホロンジイソシアネート28.3部、触媒としてチタンジイソプロポキシビズ(エチルアセトアセテート)を0.02部仕込み均一に撹拌した後、窒素雰囲気下110℃で5時間反応させて、両末端にイソシアネート基を有するウレタンユニットを得た。
(工程2)工程1で得られた生成物を80℃まで冷却し、2官能以上のポリオールとしてアデカポリエーテルG-400(製品名、一般名:3官能ポリプロピレングリコール、水酸基価265、ADEKA社製)34.45部、連鎖移動剤として2-アミノエタンチオール2.2部を加え、75℃で2時間反応させて、両末端にスルファニル基を有するウレタンプレポリマーと2官能以上のポリオールとを含む組成物を得た。反応の終点は、FT-IRによりイソシアネート基由来のピーク(2270cm-1付近)の消失により確認した。
(工程3)工程2で得られた組成物に、水酸基を有する(メタ)アクリルモノマーとして2-ヒドロキシエチルメタクリレート6.5部、その他のエチレン性不飽和単量体としてn-ブチルメタクリレート26.1部と、2官能以上のポリオールとしてアデカポリエーテルG-400を34.45部加え、均一に撹拌した後、窒素雰囲気下で75℃に昇温した。次いで、重合開始剤として2,2’-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)0.1部を30分毎に13回分割して加え、重合開始剤の添加後にさらに2時間反応させて、Mnが33,000の(メタ)アクリルユニットを形成した。次いで、減圧下で脱気を行い、ウレタン・アクリル複合樹脂と2官能以上のポリオールとを含む樹脂組成物(E-5)を得た。
(工程1)窒素ガス導入管、攪拌装置、温度計、還流器を備えた反応容器に、ポリオールとしてP-1000(製品名、一般名:2官能ポリプロピレングリコール、水酸基価110、ADEKA社製)100部、ポリイソシアネートとしてイソホロンジイソシアネート28.3部、触媒としてチタンジイソプロポキシビズ(エチルアセトアセテート)を0.02部仕込み均一に撹拌した後、窒素雰囲気下110℃で5時間反応させて、両末端にイソシアネート基を有するウレタンユニットを得た。
(工程2)工程1で得られた生成物を80℃まで冷却し、有機溶剤としてメチルエチルケトン(以下MEK)を69.9部、連鎖移動剤として2-アミノエタンチオール2.2部を加え、75℃で2時間反応させて、両末端にスルファニル基を有するウレタンプレポリマーと有機溶剤とを含む組成物を得た。反応の終点は、FT-IRによりイソシアネート基由来のピーク(2270cm-1付近)の消失により確認した。
(工程3)工程2で得られた組成物に、水酸基を有する(メタ)アクリルモノマーとして2-ヒドロキシエチルメタクリレート6.5部、その他のエチレン性不飽和単量体としてn-ブチルメタクリレート26.1部、2官能以上のポリオールとしてアデカポリエーテルG-400(製品名、一般名:3官能ポリプロピレングリコール、水酸基価265、ADEKA社製)69.9部を加え、均一に撹拌した後、窒素雰囲気下で75℃に昇温した。次いで、重合開始剤として2,2’-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)0.1部を30分毎に13回分割して加え、重合開始剤の添加後にさらに2時間反応させて、Mnが32,000の(メタ)アクリルユニットを形成した。次いで、減圧下で有機溶剤を除去し、ウレタン・アクリル複合樹脂と2官能以上のポリオールとを含む(E-6)を得た。
(工程1)窒素ガス導入管、攪拌装置、温度計、還流器を備えた反応容器に、ポリオールとしてP-1000(製品名、一般名:2官能ポリプロピレングリコール、水酸基価110、ADEKA社製)100部、ポリイソシアネートとしてイソホロンジイソシアネート28.3部、触媒としてチタンジイソプロポキシビズ(エチルアセトアセテート)を0.02部仕込み均一に撹拌した後、窒素雰囲気下110℃で5時間反応させて、両末端にイソシアネート基を有するウレタンユニットを得た。
(工程2)工程1で得られた生成物を80℃まで冷却し、連鎖移動剤として2-アミノエタンチオール2.2部を加え、75℃で2時間反応させて、両末端にスルファニル基を有するウレタンプレポリマーと有機溶剤とを含む組成物を得た。反応の終点は、FT-IRによりイソシアネート基由来のピーク(2270cm-1付近)の消失により確認した。
(工程3)工程2で得られた組成物に、水酸基を有する(メタ)アクリルモノマーとして2-ヒドロキシエチルメタクリレート6.5部、その他のエチレン性不飽和単量体としてn-ブチルメタクリレート26.1部、2官能以上のポリオールとしてアデカポリエーテルG-400(製品名、一般名:3官能ポリプロピレングリコール、水酸基価265、ADEKA社製)69.9部を加え、均一に撹拌した後、窒素雰囲気下で75℃に昇温した。次いで、重合開始剤として2,2’-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)0.1部を30分毎に13回分割して加え、重合開始剤の添加後にさらに2時間反応させて、Mnが42,000の(メタ)アクリルユニットを形成した。次いで、減圧下で有機溶剤を除去し、ウレタン・アクリル複合樹脂と2官能以上のポリオールとを含む(E-7)を得た。
[実施例6]
樹脂組成物(E-1)を10部、架橋剤としてポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート(以下ポリメリックMDI)4.7部を室温で攪拌混合し、接着剤組成物(G-1)を得た。
表2に示す配合組成に変更した以外は、接着剤組成物(G-1)と同様の操作を行い、接着剤組成物(G-2~G-7)を得た。
得られた樹脂組成物及び接着剤組成物について以下の評価を行った。結果を表3に示す。
得られた樹脂組成物及び接着剤組成物について、各々50gを500mlのガラス瓶に入れ、蓋をして密封した。ガラス瓶を40℃で2時間加熱した後、蓋を開けて臭気を確認した。評価は10人のパネラーによる官能評価とし、以下の基準で判断した。
A:10人中、0名~1名が不快臭を感じた(良好)
B:10人中、2名~3名が不快臭を感じた(実用可能)
C:10人中、4名~6名が不快臭を感じた(実用不可)
D:10人中、7名以上が不快臭を感じた(不良)
G-400:3官能ポリプロピレングリコール、Mn400、水酸基価265、ADEKA社製
G-1500:3官能ポリプロピレングリコール、Mn1,500、水酸基価112、ADEKA社製
P-400:2官能ポリプロピレングリコール、Mn400、水酸基価281、ADEKA社製
Celenol H1000:2官能ポリトリメチレンエーテルポリオール、Mn1,000、水酸基価113、DuPont社製
よって、本発明の製造方法により得られる樹脂組成物及び接着剤は、作業性に優れ、且つフィルム基材や粘接着剤、コーティング剤、エラストマー、医療材料、光学材料等の分野において有用である。
Claims (4)
- ウレタンユニットと、水酸基を有する(メタ)アクリルユニットと、が連鎖移動剤残基により連結したウレタン・アクリル複合樹脂、及び2官能以上のポリオールを含む樹脂組成物の製造方法であって、
下記工程1~3を有する、樹脂組成物の製造方法。
工程1:ポリオールとポリイソシアネートとを、有機溶剤の非存在下で反応させて、両末端にイソシアネート基を有するウレタンユニットを得る工程
工程2:イソシアネート基と反応しうる官能基及びスルファニル基を有する連鎖移動剤と、工程1で得られたウレタンユニットと、を有機溶剤(但し、2官能以上のポリオールを除く)の非存在下、且つ2官能以上のポリオールの存在下に反応させて、両末端にスルファニル基を有するウレタンプレポリマー及び2官能以上のポリオールを含む組成物を得る工程
工程3:工程2で得られたウレタンプレポリマー及び2官能以上のポリオールを含む組成物と、水酸基を有する(メタ)アクリルモノマーを含むエチレン性不飽和単量体と、を有機溶剤の非存在下、且つ重合開始剤の存在下に重合させて、水酸基を有する(メタ)アクリルユニットを形成し、ウレタン・アクリル複合樹脂、及び2官能以上のポリオールを含む樹脂組成物を得る工程 - ウレタンユニットの含有量が、ウレタン・アクリル複合樹脂100質量部中、40~95質量部である、請求項1に記載のウレタン・アクリル複合樹脂の製造方法。
- 前記連鎖移動剤が、アミノ基とスルファニル基とを有する化合物である、請求項1又は2に記載のウレタン・アクリル複合樹脂の製造方法。
- ウレタンユニットと、水酸基を有する(メタ)アクリルユニットと、が連鎖移動剤残基により連結したウレタン・アクリル複合樹脂、2官能以上のポリオール、及び架橋剤を含む接着剤組成物の製造方法であって、下記工程4~5を有する、接着剤組成物の製造方法。
工程4:請求項1~3いずれか1項に記載の製造方法により樹脂組成物を製造する工程
工程5:工程4で得られた樹脂組成物と架橋剤とを混合して、接着剤組成物を得る工程
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