JP7255928B1 - 組積材及び組積材の施工方法 - Google Patents
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以下、組積材及び組積材の施工方法を具体化した一実施形態を図1~図13にしたがって説明する。本実施形態の組積材は、建築用コンクリートブロックである。
図1には、組積される姿勢である組積材10としての第1組積材11を示している。図1に示すように、第1組積材11は、上面としての第1上面12を有する。以下では、組積材10を組積する際の姿勢における上下方向を単に上下方向Yとして説明する。上下方向Yは、第1組積材11の上下方向に相当する。上下方向Yにおいて、第1上面12は、第1組積材11の上端に位置する。第1上面12は、上下方向Yに直交するように延びる平面である。
図5には、組積される姿勢である組積材10としての第2組積材21を示している。上下方向Yは、第2組積材21の上下方向でもある。図5に示すように、第2組積材21は、上面としての第2上面22を有する。上下方向Yにおいて、第2上面22は、第2組積材21の上端に位置する。第2上面22は、上下方向Yに直交するように延びる平面である。
図6には、組積される姿勢から上下が反対にされた姿勢である第2組積材21を示している。図6に示すように、第2組積材21は、下面としての第2下面23を有する。上下方向Yにおいて、第2下面23は、第2組積材21の下端に位置する。第2下面23は、上下方向Yに直交するように延びる平面である。第2下面23は、一対の第2下縁部23aを有している。一対の第2下縁部23aは、互いに平行に直線状に延びている。一対の第2下縁部23aは、幅方向Xに延びている。
第2中間縦空洞部24は、第2下面23に開口するとともに上下方向Yに沿って延在する。第2中間縦空洞部24は、第2組積材21の内部に位置する空洞である。第2組積材21における第2中間縦空洞部24の位置は、幅方向Xにおける第2組積材21の中間を含んでいる。第2中間縦空洞部24は、上下方向Yに延びる矩形柱状である。上下方向Yにおける第2中間縦空洞部24の両端のうち、横空洞部30側の一端を第2中間上端部24aともいい、第2下面23側の一端を第2中間下端部24bともいう。第2中間下端部24bは、第2組積材21の外部に向けて開口する開口端である。
次に、複数の組積材10を組積することにより塀を施工するための組積材10の施工方法について説明する。本実施形態の組積材10の施工方法によって施工される塀は、コンクリートブロック塀である。複数の組積材10として、第1組積材11及び第2組積材21が用いられる。第1実施形態においては、いも積みによって第1組積材11及び第2組積材21を組積する方法について例示する。
次に第1実施形態の作用について説明する。
第1組積工程P1において、第1端縦空洞部16に第1鉄筋34を収容しつつ複数の第1組積材11を組積する。第1中間縦空洞部14に第1鉄筋34を収容しないため、第1組積材11から第1蓋部17を除去せずに第1組積材11を組積する。こうして、第1実施形態においては、第1蓋部17のついた状態の第1組積材11を用いて、いも積みを行っている。そのため、第1上面12へのモルタルの塗布を行う際に、第1中間縦空洞部14内にモルタルが流入することを抑制できる。
上記実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1-1)第1蓋部17が第1中間縦空洞部14の第1上面12側の一端である第1中間上端部14aを塞いでいる。そのため、いも積みを行う場合には、第1蓋部17の付いた状態の第1組積材11を用いることで、第1上面12へのモルタルの塗布を行う際に第1中間縦空洞部14内にモルタルが流入することを抑止できる。これにより、モルタルの使用量を低減できる。さらに、上記実施形態によれば、第1蓋部17は一対の第1閉塞部18よりも脆弱な第1脆弱部19を有している。そのため、破れ積みを行うに際して、例えば施工者がハンマーHなどの工具で第1蓋部17を叩く等、第1蓋部17を破壊することにより、第1組積材11から第1蓋部17を容易に除去できる。第1蓋部17を除去した第1組積材11を破れ積みによって組積することにより、第1中間縦空洞部14に鉄筋31を収容できる。一対の第1閉塞部18が一対の第1縦穴部15の第1上面12側の一端を閉塞している。そのため、一対の第1縦穴部15が第1上面12に開口する場合と比較して、第1組積材11の第1上面12に対するモルタルの塗布が容易になる。したがって、いも積み及び破れ積みに適用可能としつつ、モルタルの使用量を低減できると共に施工方法を簡素化できる。
以下、組積材の施工方法を具体化した一実施形態を図14及び図15にしたがって説明する。本実施形態で例示する組積材10の施工方法は、第1実施形態と同様の第1組積材11及び第2組積材21が用いられる。第2実施形態においては、破れ積みによって第1組積材11及び第2組積材21を組積する方法について例示する。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。第1実施形態と同一の構成については、適宜説明を省略する。
図14に示すように、本実施形態の組積材10の施工においては、第1実施形態と同様の施工前工程Pが行われた後、第1組積工程P1が行われる。第1組積工程P1に際して、本実施形態では、第1実施形態と同様に、第1組積材11から第1脆弱部19を取り除くことはしない。第1組積工程P1において、第1実施形態と同様に、第1蓋部17のついた状態の第1組積材11が組積される。第1組積工程P1が行われた後、第1実施形態と同様の目地形成工程P2が行われる。
次に、第2実施形態の作用について説明する。
第2組積材21の組積に際して、第2脆弱部除去工程P7が行われる。第2脆弱部除去工程P7において第2脆弱部29を破壊して第2組積材21から除去することにより、第2中間縦空洞部24に第1鉄筋34が収容可能となる。第2組積工程P3において、第2中間縦空洞部24に第1鉄筋34を収容しつつ複数の第2組積材21を組積できる。
上記実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(2-1)破れ積みを行う場合、第1組積工程P1において、第1端縦空洞部16に第1鉄筋34を収容しつつ複数の第1組積材11を組積する。第1中間縦空洞部14に第1鉄筋34を収容しないため、第1組積材11から第1蓋部17を除去せずに第1組積材11を組積する。第1中間縦空洞部14が第1蓋部17によって塞がれているため、目地形成工程P2において、第1上面12に対して塗布されたモルタルが第1中間縦空洞部14内に流入することを抑止できる。第2組積材21の組積に際して、第2脆弱部除去工程P7において第2脆弱部29を破壊して第2組積材21から除去することにより、第2中間縦空洞部24に第1鉄筋34が収容可能となる。第2組積工程P3において、第2中間縦空洞部24に第1鉄筋34を収容しつつ複数の第2組積材21を組積する。収容工程P4において、第2組積材21の横空洞部30に対して第2鉄筋37を収容する。こうして、第1組積材11及び第2組積材21を用いて塀を施工できる。第1蓋部17が第1中間縦空洞部14の第1上面12側の一端を塞いでいる。そのため、第1中間縦空洞部14が第1上面12に開口する場合と比較して、第1組積材11の第1上面12に対するモルタルの塗布が容易になる。したがって、モルタルの使用量を低減できると共に施工方法を簡素化できる。
以下、組積材の施工方法を具体化した一実施形態を図16~図19にしたがって説明する。本実施形態で例示する組積材10の施工方法は、第1実施形態と同様の第1組積材11及び第2組積材21が用いられる。第3実施形態においては、破れ積みによって第1組積材11及び第2組積材21を組積する方法について例示する。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。第1実施形態と同一の構成については、適宜説明を省略する。
図16に示すように、本実施形態の組積材10の施工においては、第1実施形態と同様の施工前工程Pが行われた後、脆弱部除去工程P6が行われる。脆弱部除去工程P6においては、脆弱部としての第1脆弱部19を破壊して第1組積材11から除去する。例えば施工者がハンマーHなどの工具で第1蓋部17を叩くことにより、第1蓋部17が破壊される。破壊された第1蓋部17が第1組積材11から取り除かれる。第1蓋部17が取り除かれた第1組積材11においては、第1中間縦空洞部14の第1中間上端部14aが開口端となる。脆弱部除去工程P6においては、施工に用いられる全ての第1組積材11のうち、一部の第1組積材11に対して第1脆弱部19の除去を行う。
次に第3実施形態の作用について説明する。
第1組積材11の組積に際して、脆弱部除去工程P6が行われる。脆弱部除去工程P6において第1脆弱部19を破壊して第1組積材11から除去することにより、第1中間縦空洞部14に第1鉄筋34が収容可能となる。第1組積工程P1において、第1中間縦空洞部14に第1鉄筋34を収容しつつ複数の第1組積材11を組積できる。
上記実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(3-1)破れ積みを行う場合、第1組積材11の組積に際して、脆弱部除去工程P6において第1脆弱部19を破壊して第1組積材11から除去することにより、第1中間縦空洞部14に第1鉄筋34が収容可能となる。第1組積工程P1において、第1中間縦空洞部14に第1鉄筋34を収容しつつ複数の第1組積材11を組積する。目地形成工程P2によって第2横目地35の形成を行う。第1縦穴部15が第1閉塞部18によって閉塞されているため、目地形成工程P2において、第1上面12に対して塗布されたモルタルが第1縦穴部15に流入することを抑止できる。第2組積工程P3によって第1組積材11に対して第2組積材21を組積する。この際、第2組積材21の第2端縦空洞部26に第1鉄筋34を収容する。収容工程P4において、第2組積材21の横空洞部30に対して第2鉄筋37を収容する。こうして、第1組積材11及び第2組積材21を用いて塀を施工できる。一対の第1閉塞部18が一対の第1縦穴部15の第1上面12側の一端を閉塞している。そのため、一対の第1縦穴部15が第1上面12に開口する場合と比較して、第1組積材11の第1上面12に対するモルタルの塗布が容易になる。したがって、モルタルの使用量を低減できると共に施工方法を簡素化できる。
なお、上記の各実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記の各実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・第2組積材21から一対の第2縦穴部25を省略してもよい。
P2…目地形成工程
P3…第2組積工程
P4…収容工程
P6…脆弱部除去工程
P7…第2脆弱部除去工程
X…幅方向
Y…上下方向
10…組積材
11…第1組積材
11a…第1端面
12…第1上面
13…第1下面
14…第1中間縦空洞部
15…第1縦穴部
16…第1端縦空洞部
17…第1蓋部
18…第1閉塞部
19…第1脆弱部
21…第2組積材
21a…第2端面
22…第2上面
23…第2下面
24…第2中間縦空洞部
25…第2縦穴部
26…第2端縦空洞部
27…第2蓋部
28…第2閉塞部
29…第2脆弱部
30…横空洞部
33…第1横目地
34…第1鉄筋
36…第1縦目地
37…第2鉄筋
38…第2縦目地
Claims (4)
- いも積み及び破れ積みに適用可能な組積材であって、
前記組積材の上端に位置する上面と、
前記組積材の下端に位置する下面と、
前記下面に開口するとともに前記組積材の上下方向に沿って延在する中間縦空洞部と、
前記下面に開口するとともに前記組積材の幅方向において前記中間縦空洞部の両側に並んで設けられ、前記上下方向に沿って延在する一対の縦穴部と、
前記中間縦空洞部の前記上面側の一端を塞ぐ蓋部と、
前記一対の縦穴部の前記上面側の一端を閉塞する一対の閉塞部と、を有し、
前記蓋部及び前記一対の閉塞部を含む前記上面の全体が同一平面上に位置しており、
前記蓋部は、前記一対の閉塞部よりも脆弱な脆弱部を有している、組積材。 - 複数の組積材を組積することにより塀を施工する施工方法であって、
前記複数の組積材は、第1組積材及び第2組積材を含み、
前記第1組積材は、
前記第1組積材の上端に位置する第1上面と、
前記第1組積材の下端に位置する第1下面と、
前記第1下面に開口するとともに前記第1組積材の上下方向に沿って延在する第1中間縦空洞部と、
前記第1下面に開口するとともに前記第1組積材の幅方向において前記第1中間縦空洞部の両側に並んで設けられ、前記第1組積材の上下方向に沿って延在する一対の第1縦穴部と、
前記第1組積材の幅方向の両端面から凹んでおり、前記第1組積材の上下方向に沿って延在する第1端縦空洞部と、
前記第1中間縦空洞部の前記第1上面側の一端を塞ぐ第1蓋部と、
前記一対の第1縦穴部の前記第1上面側の一端を閉塞する一対の第1閉塞部と、を有し、
前記第1蓋部及び前記一対の第1閉塞部を含む前記第1上面の全体が同一平面上に位置しており、
前記第1蓋部は、前記一対の第1閉塞部よりも脆弱な脆弱部を有しており、
前記第2組積材は、
前記第2組積材の上端に位置する第2上面と、
前記第2組積材の下端に位置する第2下面と、
前記第2上面から凹んでおり、前記第2組積材の幅方向に沿って延在する横空洞部と、
前記第2下面に開口するとともに、前記第2組積材の上下方向に沿って延在する第2中間縦空洞部と、
前記第2下面に開口するとともに前記第2組積材の幅方向において前記第2中間縦空洞部の両側に並んで設けられ、前記第2組積材の上下方向に沿って延在する一対の第2縦穴部と、
前記第2組積材の幅方向の両端面から凹んでおり、前記第2組積材の上下方向に沿って延在する第2端縦空洞部と、
前記第2中間縦空洞部の前記横空洞部側の一端を塞ぐ第2蓋部と、
前記一対の第2縦穴部の前記横空洞部側の一端を閉塞する一対の第2閉塞部と、を有し、
前記第1組積材の幅方向において互いに隣り合うように複数の前記第1組積材を組積するとともに、前記第1組積材の幅方向において隣り合う前記第1組積材同士の前記第1端縦空洞部の間に前記第1組積材の上下方向に延びる第1鉄筋を収容する第1組積工程と、
複数の前記第1組積材の前記第1上面に対してモルタルを塗布することで目地を形成する目地形成工程と、
前記第2端縦空洞部に前記第1鉄筋を収容しつつ、前記第2組積材の幅方向において複数の前記第2組積材が隣り合うように、複数の前記第1組積材に対して複数の前記第2組積材を組積する第2組積工程と、
複数の前記第2組積材の前記横空洞部に対して、前記第2組積材の幅方向に延びる第2鉄筋を収容する収容工程と、を備える、組積材の施工方法。 - 複数の組積材を組積することにより塀を施工する施工方法であって、
前記複数の組積材は、第1組積材及び第2組積材を含み、
前記第1組積材は、
前記第1組積材の上端に位置する第1上面と、
前記第1組積材の下端に位置する第1下面と、
前記第1下面に開口するとともに前記第1組積材の上下方向に沿って延在する第1中間縦空洞部と、
前記第1下面に開口するとともに前記第1組積材の幅方向において前記第1中間縦空洞部の両側に並んで設けられ、前記第1組積材の上下方向に沿って延在する一対の第1縦穴部と、
前記第1組積材の幅方向の両端面から凹んでおり、前記第1組積材の上下方向に沿って延在する第1端縦空洞部と、
前記第1中間縦空洞部の前記第1上面側の一端を塞ぐ第1蓋部と、
前記一対の第1縦穴部の前記第1上面側の一端を閉塞する一対の第1閉塞部と、を有し、
前記第1蓋部及び前記一対の第1閉塞部を含む前記第1上面の全体が同一平面上に位置しており、
前記第1蓋部は、前記一対の第1閉塞部よりも脆弱な第1脆弱部を有しており、
前記第2組積材は、
前記第2組積材の上端に位置する第2上面と、
前記第2組積材の下端に位置する第2下面と、
前記第2上面から凹んでおり、前記第2組積材の幅方向に沿って延在する横空洞部と、
前記第2下面に開口するとともに、前記第2組積材の上下方向に沿って延在する第2中間縦空洞部と、
前記第2下面に開口するとともに前記第2組積材の幅方向において前記第2中間縦空洞部の両側に並んで設けられ、前記第2組積材の上下方向に沿って延在する一対の第2縦穴部と、
前記第2組積材の幅方向の両端面から凹んでおり、前記第2組積材の上下方向に沿って延在する第2端縦空洞部と、
前記第2中間縦空洞部の前記横空洞部側の一端を塞ぐ第2蓋部と、
前記一対の第2縦穴部の前記横空洞部側の一端を閉塞する一対の第2閉塞部と、を有し、
前記第2蓋部は、前記一対の第2閉塞部よりも脆弱な第2脆弱部を有しており、
前記第1組積材の幅方向において互いに隣り合うように複数の前記第1組積材を組積するとともに、前記第1組積材の幅方向において隣り合う前記第1組積材同士の前記第1端縦空洞部の間に前記第1組積材の上下方向に延びる第1鉄筋を収容する第1組積工程と、
複数の前記第1組積材の前記第1上面に対してモルタルを塗布することで目地を形成する目地形成工程と、
前記第2脆弱部を破壊して前記第2組積材から除去する第2脆弱部除去工程と、
前記第2中間縦空洞部に前記第1鉄筋を収容しつつ、前記第2組積材の幅方向において複数の前記第2組積材が隣り合うように、複数の前記第1組積材に対して複数の前記第2組積材を組積する第2組積工程と、
複数の前記第2組積材の前記横空洞部に対して、前記第2組積材の幅方向に延びる第2鉄筋を収容する収容工程と、を備える、組積材の施工方法。 - 複数の組積材を組積することにより塀を施工する施工方法であって、
前記複数の組積材は、第1組積材及び第2組積材を含み、
前記第1組積材は、
前記第1組積材の上端に位置する第1上面と、
前記第1組積材の下端に位置する第1下面と、
前記第1下面に開口するとともに前記第1組積材の上下方向に沿って延在する第1中間縦空洞部と、
前記第1下面に開口するとともに前記第1組積材の幅方向において前記第1中間縦空洞部の両側に並んで設けられ、前記第1組積材の上下方向に沿って延在する一対の第1縦穴部と、
前記第1中間縦空洞部の前記第1上面側の一端を塞ぐ第1蓋部と、
前記一対の第1縦穴部の前記第1上面側の一端を閉塞する一対の第1閉塞部と、を有し、
前記第1蓋部及び前記一対の第1閉塞部を含む前記第1上面の全体が同一平面上に位置しており、
前記第1蓋部は、前記一対の第1閉塞部よりも脆弱な脆弱部を有しており、
前記第2組積材は、
前記第2組積材の上端に位置する第2上面と、
前記第2組積材の下端に位置する第2下面と、
前記第2上面から凹んでおり、前記第2組積材の幅方向に沿って延在する横空洞部と、
前記第2下面に開口するとともに、前記第2組積材の上下方向に沿って延在する第2中間縦空洞部と、
前記第2下面に開口するとともに前記第2組積材の幅方向において前記第2中間縦空洞部の両側に並んで設けられ、前記第2組積材の上下方向に沿って延在する一対の第2縦穴部と、
前記第2組積材の幅方向の両端面から凹んでおり、前記第2組積材の上下方向に沿って延在する第2端縦空洞部と、
前記第2中間縦空洞部の前記横空洞部側の一端を塞ぐ第2蓋部と、
前記一対の第2縦穴部の前記横空洞部側の一端を閉塞する一対の第2閉塞部と、を有し、
前記脆弱部を破壊して前記第1組積材から除去する脆弱部除去工程と、
前記第1中間縦空洞部に前記第1組積材の上下方向に延びる第1鉄筋を収容しつつ、前記第1組積材の幅方向において互いに隣り合うように複数の前記第1組積材を組積する第1組積工程と、
複数の前記第1組積材の前記第1上面に対してモルタルを塗布することで目地を形成する目地形成工程と、
前記第2端縦空洞部に前記第1鉄筋を収容しつつ、前記第2組積材の幅方向において複数の前記第2組積材が隣り合うように、複数の前記第1組積材に対して複数の前記第2組積材を組積する第2組積工程と、
複数の前記第2組積材の前記横空洞部に対して、前記第2組積材の幅方向に延びる第2鉄筋を収容する収容工程と、を備える、組積材の施工方法。
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