JP3517398B2 - 化粧板ブロック及びその構造体 - Google Patents
化粧板ブロック及びその構造体Info
- Publication number
- JP3517398B2 JP3517398B2 JP2000397787A JP2000397787A JP3517398B2 JP 3517398 B2 JP3517398 B2 JP 3517398B2 JP 2000397787 A JP2000397787 A JP 2000397787A JP 2000397787 A JP2000397787 A JP 2000397787A JP 3517398 B2 JP3517398 B2 JP 3517398B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- block
- stone
- decorative plate
- cavity
- decorative
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04F—FINISHING WORK ON BUILDINGS, e.g. STAIRS, FLOORS
- E04F13/00—Coverings or linings, e.g. for walls or ceilings
- E04F13/07—Coverings or linings, e.g. for walls or ceilings composed of covering or lining elements; Sub-structures therefor; Fastening means therefor
- E04F13/08—Coverings or linings, e.g. for walls or ceilings composed of covering or lining elements; Sub-structures therefor; Fastening means therefor composed of a plurality of similar covering or lining elements
- E04F13/14—Coverings or linings, e.g. for walls or ceilings composed of covering or lining elements; Sub-structures therefor; Fastening means therefor composed of a plurality of similar covering or lining elements stone or stone-like materials, e.g. ceramics concrete; of glass or with an outer layer of stone or stone-like materials or glass
- E04F13/141—Coverings or linings, e.g. for walls or ceilings composed of covering or lining elements; Sub-structures therefor; Fastening means therefor composed of a plurality of similar covering or lining elements stone or stone-like materials, e.g. ceramics concrete; of glass or with an outer layer of stone or stone-like materials or glass with an outer layer of concrete
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04B—GENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
- E04B2/00—Walls, e.g. partitions, for buildings; Wall construction with regard to insulation; Connections specially adapted to walls
- E04B2/02—Walls, e.g. partitions, for buildings; Wall construction with regard to insulation; Connections specially adapted to walls built-up from layers of building elements
- E04B2/28—Walls having cavities between, but not in, the elements; Walls of elements each consisting of two or more parts kept in distance by means of spacers, all parts being solid
- E04B2/30—Walls having cavities between, but not in, the elements; Walls of elements each consisting of two or more parts kept in distance by means of spacers, all parts being solid using elements having specially designed means for stabilising the position; Spacers for cavity walls
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04B—GENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
- E04B2/00—Walls, e.g. partitions, for buildings; Wall construction with regard to insulation; Connections specially adapted to walls
- E04B2/84—Walls made by casting, pouring, or tamping in situ
- E04B2/86—Walls made by casting, pouring, or tamping in situ made in permanent forms
- E04B2/8611—Walls made by casting, pouring, or tamping in situ made in permanent forms with spacers being embedded in at least one form leaf
- E04B2/8617—Walls made by casting, pouring, or tamping in situ made in permanent forms with spacers being embedded in at least one form leaf with spacers being embedded in both form leaves
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04F—FINISHING WORK ON BUILDINGS, e.g. STAIRS, FLOORS
- E04F13/00—Coverings or linings, e.g. for walls or ceilings
- E04F13/07—Coverings or linings, e.g. for walls or ceilings composed of covering or lining elements; Sub-structures therefor; Fastening means therefor
- E04F13/08—Coverings or linings, e.g. for walls or ceilings composed of covering or lining elements; Sub-structures therefor; Fastening means therefor composed of a plurality of similar covering or lining elements
- E04F13/0885—Coverings or linings, e.g. for walls or ceilings composed of covering or lining elements; Sub-structures therefor; Fastening means therefor composed of a plurality of similar covering or lining elements specially adapted for being adhesively fixed to the wall; Fastening means therefor; Fixing by means of plastics materials hardening after application
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Architecture (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Description
などに適用可能な化粧板ブロック及びその構造体に関す
る。
などの壁体を簡単に構築するために、ブロック塀を用い
た構築工法が試みられている。この構築工法は、先ず工
場で製作された同形状のコンクリートブロックが積み上
げられ、積み上げられたコンクリートブロック同士の空
洞内に縦筋及び横筋が組まれた後、空洞内にモルタルが
充填される工法である。この構築工法では、壁体の基礎
さえあれば型枠工も必要がなく施工が簡単であることに
より、素人でも施工することができ、且つ工期も短縮す
ることができる。しかし、この構築工法で構築される壁
体の表面にはコンクリートブロックの表面が露出するの
で、美観を考慮した構造物にこの構築工法は適したもの
ではない。
接着剤で貼り付ける工法が採用されている。または、コ
ンクリートブロックが工場で製作される際に、そのコン
クリートブロックの表面に化粧板を予め接着剤で貼り付
けた化粧板付きコンクリートブロックが工場で製作さ
れ、その化粧板付きコンクリートブロックを用いて壁体
を構築する工法が採用されている。これらの工法を用い
ることにより、壁体の表面には化粧板が露出するので、
美観の良い壁体が構築されることになる。
リートブロックの表面に化粧板を接着剤で貼り付ける場
合は、接着剤の経年劣化などの理由で化粧板が剥離する
ことも考えられるので、塀や間切り壁など比較的低い構
造物にはこれらの工法は適用可能であるが、高層ビルの
外壁など高い所に位置する構造物には、安全上の理由か
らこれらの工法は好ましくない。従って、これらの工法
は、適用範囲が低い構造物に限られるものとなる。
外壁など高い所に位置する構造物であっても、石材が剥
離することなく安心して用いることができる化粧板ブロ
ック及びその構造体を提供することである。
に、請求項1に記載の化粧板ブロックは、矩形状の化粧
板と、前記化粧板の裏面に形成された一対の孔に両端が
挿入される2つの係止部とその2つの係止部の内側に位
置する屈曲部とから構成されるコネクタと、前記化粧板
の裏面に、または、2枚の前記化粧板の裏面同士を向か
い合わせて並列に並べた空間内に、複数の空洞を有する
略直方体状に打設されたコンクリートとを備え、前記化
粧板と前記コンクリートが一体化されると共に、前記コ
ネクタが前記コンクリートに保持されて成形される化粧
板ブロックであって、前記屈曲部が前記空洞の中心を囲
むように配設される。
形状の化粧板の裏面に形成された一対の孔にコネクタの
両端が挿入され、そのコネクタがコンクリートに保持さ
れて成形されるので、化粧板が化粧板ブロックから剥離
することを防止することができる。また、コネクタの屈
曲部が空洞の中心を囲むように配設されるので、この空
洞内にモルタルや鉄筋が挿入されると、さらに、化粧板
が化粧板ブロックから剥離することを防止することがで
きる。
は、請求項1において、前記化粧板の前記裏面側に複数
の溝が設けられており、この溝に前記コンクリートが一
体的に打設される。
粧板の裏面側に複数の凹状等の溝が設けられており、こ
の溝にコンクリートが一体的に打設されるので、化粧板
とコンクリートとの接合力が増すことにより、さらに、
化粧板が化粧板ブロックから剥離することを防止するこ
とができる。
は、請求項1または2において、前記屈曲部が、前記空
洞内に出現している。
しているので、空洞内に挿入された縦筋の外径に合った
内径を有した屈曲部を、化粧板ブロックが備えることが
できる。従って、この屈曲部内に縦筋が挿入されると、
コネクタと縦筋との引っ掛かりが良くなり、さらに、化
粧板が化粧板ブロックから剥離することを防止すること
ができる。
構造体は、請求項1または2に記載の化粧板ブロック
が、これの空洞の位置が一致するように積み上げられ、
積み上げられた前記化粧板ブロック同士の空洞内に縦筋
が挿入され、前記コネクタの前記屈曲部がこの縦筋に引
っ掛かるように組まれた後、前記空洞内にモルタルが充
填されることによって壁体として構築される。
体は、請求項1または2に記載の化粧板ブロックが、こ
れの空洞の位置が一致するように積み上げられ、積み上
げられた化粧板ブロック同士の空洞内に縦筋が挿入さ
れ、空洞内にモルタルが充填されることによって壁体と
して構築されるので、コネクタの屈曲部がこの縦筋に引
っ掛かることにより、化粧板が化粧板ブロックから剥離
することなく、壁体に安心して用いることができる。
構造体は、請求項4において、前記壁体が、間切り壁ま
たは外壁として構築される。
体は、化粧板が化粧板ブロックから剥離することがない
ので、壁体を間切り壁または外壁として構築することが
できる。
態について、図面を参照しつつ説明する。
について説明する。なお、本実施の形態では、化粧板ブ
ロックの化粧板に天然石材の板を用いた石板ブロックに
ついて説明する。図1は、石板ブロックを示す図であ
る。なお、図1(a)は、石板ブロックの側面図であ
り、図1(b)は、図1(a)のI-I線における石板ブ
ロックの横方向の段面図であり、図1(c)は、図1
(a)のII-II線における石板ブロックの縦方向の断面
図である。図2は、図1に示す石板ブロックを構成する
コネクタとは別の形状例を示す図である。図3は、図1
に示す石板ブロックを構成するコネクタの屈曲部が、空
洞内に出現しない石板ブロックの形状例を示す図であ
る。
2枚の石板11、12と、4本のコネクタ13と、コン
クリート部14とを備えている。石板11、12は、天
然石材が矩形状の薄板に加工されたものである。そし
て、石板11、12が石板ブロック10として用いられ
た場合、石板11、12の長手方向が石板ブロック10
の左右方向(横方向)となり、石板11、12の短手方
向が石板ブロック10の上下方向(縦方向)となる。
を挿入するための係止孔11aが4箇所開けられてい
る。このうち、図1(a)の紙面左側の下方に1本のコ
ネクタ13を挿入するための係止孔11aが一対、すな
わち、2箇所開けられており、また図1(a)の紙面右
側の上方にも1本のコネクタ13を挿入するための係止
孔11aが2箇所開けられている。これらの係止孔11
aは、後述するコネクタ13の係止部13aがそれぞれ
収まる形状になっている。さらに、これらの係止孔11
aは、これらにコネクタ13が挿入された時に、後述す
る空洞15の中心を囲むような且つ空洞15内に出現す
るような位置に、コネクタ13の屈曲部13bが設けら
れるように、開けられている。また、石板11の裏面に
は、石板11の長手方向に沿った6本の凹溝11bが設
けられている。また、石板12の裏面にも、石板11の
裏面と同様に、係止孔12aが4箇所開けられていると
共に、石板12の長手方向に沿った6本の凹溝12bが
設けられている。なお、石板11、12の裏面には、こ
の長手方向に沿った6本の凹溝が設けられているが、凹
溝に限らず、V溝などであってもよい。また、溝の本数
も、6本に限るものではない。
製作された線状部材であり、線状部材の両端部には、内
側方向に曲折される係止部13aが形成されていると共
に、線状部材の中間部には、線状部材を巻回させリング
状となった屈曲部13bが形成されている。そして、石
板11の一対の係止孔11aに1本のコネクタ13に係
る2つの係止部13aが、それぞれ挿入されることによ
って、石板11の裏面には、2本のコネクタ13が挿入
される。同様に、石板12の裏面にも、2本のコネクタ
13が挿入される。この時、石板11の裏面に挿入され
たコネクタ13と石板12の裏面に挿入されたコネクタ
13とが干渉せず、且つ上方から見た時に屈曲部13b
同士が重なるように、係止孔12aの位置が予め開けら
れている。
3がそれぞれ挿入された石板11と石板12の裏面同士
を向かい合わせて並列に並べた空間内に、3つの空洞1
5を有する略直方体状にコンクリートを打設して得られ
たものである。このコンクリート部14には、縦方向に
沿った3つの円柱状の空洞15と、コンクリート部14
の横方向の両端部に位置し、縦方向に沿って半円柱状に
切り欠かれた切欠き部16と、コンクリート部14の縦
方向の両端部に位置し、横方向に沿って半円柱状に切り
欠かれた切欠き部17とが設けられている。空洞15
は、石板ブロック10の奥行き方向の中心及び横方向の
長さを4等分した位置に、中心がくるように設けられて
いる。切欠き部16、17は、2つの石板ブロック10
が前後に或いは上下に重ねられた際に、空洞15と同断
面形状になるように設けられている。そして、真中を除
く横方向両端部側の空洞15には、この中心を同軸とな
って取り囲むような且つ空洞15内に出現するような位
置に、コネクタ13の屈曲部13bのリング状部分が設
けられるようになると共に、コネクタ13の屈曲部13
bのリング状に至るまでの一部がコンクリート部14内
に埋まるようになる。また、石板11、12とコンクリ
ート部14が、石板11、12の凹溝11b、12bに
コンクリートが入り込むことによって、一体化されてい
る。
0のコネクタ13は、係止部13aと線状部材を巻回さ
せた屈曲部13bとが形成されたものであり、コネクタ
13の屈曲部13bが、空洞15の中心を取り囲むよう
な且つ空洞15内に出現するような位置に設けられるよ
うになっていた。しかし、コネクタ13の代わりに、図
2(a)に示すような、線状部材を3/4周巻回させた
略リング状の屈曲部が形成されたコネクタ13’や、図
2(b)に示すような、線状部材を巻回させずに湾曲さ
せただけのV字状の屈曲部が形成されたコネクタ1
3’’が用いられてもよい。これらのコネクタ13’、
13’’が用いられても、空洞15の中心を取り囲むよ
うな且つ空洞15内に出現するような位置に、これらの
屈曲部が設けられるようになる。また、本実施の形態に
係る石板ブロック10は、4本のコネクタ13を備えて
いたが、これに限らず、4以外の偶数本のコネクタ13
を備えていてもよい。また、コネクタ13の配設位置
は、上述した実施の形態に限らず、コネクタ13の屈曲
部13bが、空洞15の中心を取り囲むような且つ空洞
15内に出現するような位置に設けられるようになって
いれば、どの位置に設けられてもよい。
屈曲部13bが、空洞15内に出現するように設けられ
ていたが、例えば、図3に示すように、空洞15の断面
を小さくしたり、或いは屈曲部13bの巻回半径を大き
くしたりして、屈曲部13bが必ずしも空洞15内に出
現するように設けられなくてもよい。しかし、コネクタ
と縦筋との引っ掛かりが良くなることと、十分な空洞を
確保することとの両立のために、コネクタ13の屈曲部
13bが、空洞15内に出現するように設けられている
のが好ましい。
0とは別の形状例について説明する。図4〜図6は、図
1に示す石板ブロック10とは別の形状例を示す図であ
る。図4に示す石板ブロック50は、石板ブロック10
の石板11の代わりに石板11とは異なる形状の石板5
1を備えている以外、石板ブロック10と同様に構成さ
れているものである。この石板51は、例えば、この裏
面のみを平滑に仕上げて、且つ表面は石の形状がそのま
ま露出した形状に加工された天然石板であったり、表面
に凹凸がでるように作られた人造石であったりする。こ
のように、石板ブロックは、石板ブロック10のように
両面の石板を同じ形状のものを用いることもできるし、
石板ブロック50のように両面の石板を異なる形状のも
のを用いることもできる。また、石板ブロックは、両面
の石板を同じまたは異なる材質のものを用いることもで
きる。
枚の石板11と、2本のコネクタ13と、コンクリート
部64とを備えている。この石板ブロック60は、石板
が片面側のみとなり、石板ブロック10の石板12の代
わりにこの部分にもコンクリートを打設し、且つ石板1
2の係止孔12aに挿入されていた2本のコネクタを削
除した以外、石板ブロック10と同様に構成されている
ものである。また、図6に示す石板ブロック70は、石
板ブロック60の石板11の代わりに石板11とは異な
る形状の石板51を備えている以外、石板ブロック60
と同様に構成されているものである。このように、石板
ブロックは、片面のみ石板を備えていてもよい。
0を用いて構築された間切り壁について説明する。図7
は、本実施の形態に係る石板ブロック10を用いて構築
された間切り壁を示す図である。なお、図7(a)は、
間切り壁の側面図であり、図7(b)は、図7(a)の
I-I線における間切り壁の長手方向の断面図であり、図
7(c)は、図7(a)のII-II線における間切り壁の
高さ方向の断面図である。また、図8は、石板ブロック
70を用いて構築された外壁を示す図である。
枚の石板ブロック10と、複数本の縦筋21と、複数本
の横筋22と、モルタル23とから構築される。平坦に
ならされているコンクリートの基礎の上に、先ず石板ブ
ロック10が長手方向に沿って1列に並べられる(1段
目)。次に、1段目の石板ブロック10の真中の空洞1
5に2段目に載せる石板ブロック10の切欠き部16
が、上方から見た時に重なるように、千鳥状に石板ブロ
ック10が積み上げられる(2段目)。そして、2段目
と同様の方法で千鳥状に石板ブロック10が積み上げら
れる(3段目)。
と、1段目と2段目の間に石板ブロック10の切欠き部
17同士が重なってできる空洞17’に横筋22が挿入
される。また、2段目と3段目の間にできる空洞17’
にも、1段目と2段目の間にできる空洞17’と同様
に、横筋22が挿入される。さらに、コネクタ13の屈
曲部13bが出現している空洞15に、縦筋21が、複
数のコネクタ13の屈曲部13b内を貫通するように挿
入される。また、石板ブロック10の切欠き部16同士
が重なってできる空洞16’と石板ブロック10の真中
の空洞15にも、縦筋21が挿入される。そして、全て
の空洞15、16’、17’にモルタル23が充填され
る。このように構築された間切り壁20の両壁面は、上
述したように同じ石板11、12の表面が露出するの
で、間切り壁20の両壁面が同じ石板模様に仕上がる。
0が3段で積み上げられた間切り壁20について説明し
たが、間切り壁は、石板ブロック10が何段で積み上げ
られてもよい。また、長さについては説明していない
が、石板ブロック10がこれの長手方向の真中で切断さ
れたものも用いることによって、所望の長さで間切り壁
20を構築することができる。また、石板ブロック10
の代わりに石板ブロック50を用いて間切り壁が構築さ
れると、構築された間切り壁の両壁面は、異なる石板模
様に仕上がる。また、本実施の形態では、石板ブロック
10を用いて構築された間切り壁20について説明した
が、石板ブロック10の代わりに石板ブロック60を用
いて間切り壁20と同様の方法で構築することによっ
て、外壁を構築することができる。また、同様に、石板
ブロック10の代わりに石板ブロック70を用いて、図
8に示す外壁30を構築することができる。
ブロック10は、矩形状の石板11、12の裏面に開け
られた一対の係止孔11a、12aにコネクタ13の係
止部13aが挿入され、そのコネクタ13がコンクリー
ト部14内に埋められて成形されるので、石板11、1
2が石板ブロック10から剥離することを防止すること
ができる。また、コネクタ13の屈曲部13bが空洞1
5の中心を囲むように配設されるので、この空洞15内
にモルタル23や縦筋21が挿入されると、さらに、石
板11、12が石板ブロック10から剥離することを防
止することができる。また、石板ブロック50、60、
70も、石板ブロック10と同様な効果がある。
ク10は、石板11、12の裏面に石板11、12の長
手方向に沿った6本の凹溝11b、12bが設けられて
おり、この凹溝11b、12bにコンクリートが打設さ
れると、凹溝11b、12bにコンクリートが入り込む
ので、石板11、12とコンクリート部14との接合力
が増すことにより、さらに、石板11、12が石板ブロ
ック10から剥離することを防止することができる。ま
た、石板ブロック50、60、70も、石板ブロック1
0と同様な効果がある。
3の屈曲部13bが、空洞15内に出現しているので、
空洞15内に挿入された縦筋21の外径に合った内径を
有した屈曲部13bを、石板ブロック10が備えること
ができる。従って、この屈曲部13b内に縦筋21が挿
入されると、コネクタ13と縦筋21との引っ掛かりが
良くなり、さらに、石板11、12が石板ブロック10
から剥離することを防止することができる。また、石板
ブロック50、60、70も、石板ブロック10と同様
な効果がある。
ク10を用いて構築された間切り壁20は、石板ブロッ
ク10の真中の空洞15に新たに載せる石板ブロック1
0の切欠き部16が、上方から見た時に重なるように、
千鳥状に石板ブロック10が積み上げられる。そして、
積み上げられた石板ブロック10の空洞15内に、縦筋
21が複数のコネクタ13の屈曲部13b内を貫通する
ように挿入され、石板ブロック10の切欠き部17同士
が重なってできる空洞17’にも横筋22が挿入され
る。その後、空洞15、16’、17’にモルタル23
が充填されることによって、間切り壁20として構築さ
れるので、コネクタ13の屈曲部13bが縦筋21に引
っ掛かることにより、石板11、12が石板ブロック1
0から剥離することなく、間切り壁20に安心して用い
ることができる。
ブロックから剥離することがないので、間切り壁に限ら
ず外壁として構築することができる。また、間切り壁ま
たは外壁の基礎さえあれば型枠工も必要がなく施工が簡
単なので、素人でも施工することができ、且つ工期も短
縮することができる。
て説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるも
のではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様
々な設計変更が可能なものである。例えば、上述した実
施の形態では、化粧板として天然石板が用いられていた
が、天然石板の代わりに、人造石やタイルが用いられて
もよい。
と、化粧板ブロックは、矩形状の化粧板の裏面に形成さ
れた一対の孔にコネクタの両端が挿入され、そのコネク
タがコンクリートに保持されて成形されるので、化粧板
が化粧板ブロックから剥離することを防止することがで
きる。また、化粧板ブロックの空洞内にモルタルや鉄筋
が挿入されると、さらに、化粧板が化粧板ブロックから
剥離することを防止することができる。また、化粧板が
化粧板ブロックから剥離しないので、比較的低い構造物
だけではなく、高層ビルの外壁など高い所に位置する構
造物にも適用可能となる。
との接合力が増すことにより、さらに、化粧板が化粧板
ブロックから剥離することを防止することができる。
しているので、空洞内に挿入された縦筋の外径に合った
内径を有した屈曲部を、化粧板ブロックが備えることが
できる。従って、この屈曲部内に縦筋が挿入されると、
コネクタと縦筋との引っ掛かりが良くなり、さらに、化
粧板が化粧板ブロックから剥離することを防止すること
ができる。請求項4によると、化粧板が化粧板ブロック
から剥離することなく、壁体に安心して用いることがで
きる。請求項5によると、化粧板が化粧板ブロックから
剥離することがないので、壁体を間切り壁または外壁と
して構築することができる。また、間切り壁または外壁
の基礎さえあれば型枠工も必要がなく施工が簡単なの
で、素人でも施工することができ、且つ工期も短縮する
ことができる。
図である。
は別の形状例を示す図である。
屈曲部が、空洞内に出現しない石板ブロックの形状例を
示す図である。
図である。
図である。
図である。
て構築された間切り壁を示す図である。
て構築された外壁を示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 矩形状の化粧板と、前記化粧板の裏面に
形成された一対の孔に両端が挿入される2つの係止部と
その2つの係止部の内側に位置する屈曲部とから構成さ
れるコネクタと、前記化粧板の裏面に、または、2枚の
前記化粧板の裏面同士を向かい合わせて並列に並べた空
間内に、複数の空洞を有する略直方体状に打設されたコ
ンクリートとを備え、前記化粧板と前記コンクリートが
一体化されると共に、前記コネクタが前記コンクリート
に保持されて成形される化粧板ブロックであって、 前記屈曲部が前記空洞の中心を囲むように配設された化
粧板ブロック。 - 【請求項2】 前記化粧板の前記裏面側に複数の溝が設
けられており、この溝に前記コンクリートが一体的に打
設された請求項1に記載の化粧板ブロック。 - 【請求項3】 前記屈曲部が、前記空洞内に出現してい
る請求項1または2に記載の化粧板ブロック。 - 【請求項4】 請求項1または2に記載の化粧板ブロッ
クが、これの空洞の位置が一致するように積み上げら
れ、積み上げられた前記化粧板ブロック同士の空洞内に
縦筋が挿入され、前記コネクタの前記屈曲部がこの縦筋
に引っ掛かるように組まれた後、前記空洞内にモルタル
が充填されることによって壁体として構築された化粧板
ブロックの構造体。 - 【請求項5】 前記壁体が、間切り壁または外壁として
構築された請求項4に記載の化粧板ブロックの構造体。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000397787A JP3517398B2 (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 化粧板ブロック及びその構造体 |
KR10-2001-0033719A KR100397142B1 (ko) | 2000-12-27 | 2001-06-15 | 외장재블록 및 그 구조체 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000397787A JP3517398B2 (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 化粧板ブロック及びその構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002201757A JP2002201757A (ja) | 2002-07-19 |
JP3517398B2 true JP3517398B2 (ja) | 2004-04-12 |
Family
ID=18862871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000397787A Expired - Fee Related JP3517398B2 (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 化粧板ブロック及びその構造体 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3517398B2 (ja) |
KR (1) | KR100397142B1 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100717156B1 (ko) * | 2005-09-27 | 2007-05-11 | 이창남 | 마감판부착 트러스 벽 |
KR200459623Y1 (ko) * | 2009-05-27 | 2012-04-05 | 윤상용 | 조립식 콘크리트블록 |
US8667750B2 (en) | 2011-08-09 | 2014-03-11 | Tie-Cast Systems, Inc. | Masonry reinforcement system |
CN105781053B (zh) * | 2016-04-29 | 2018-10-12 | 华浚塑料建材有限公司 | 一种pvc天花板扣板 |
KR102708983B1 (ko) | 2024-03-25 | 2024-09-24 | 주식회사 두라스택 | 건축 외장용 블록 조립체 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5389708U (ja) * | 1976-12-24 | 1978-07-22 | ||
KR830001774Y1 (ko) * | 1980-01-16 | 1983-09-16 | 미쓰비시전기 주식회사 | 회로 차단기 |
US4337605A (en) * | 1980-07-18 | 1982-07-06 | Tudek Arthur L | Concrete building blocks with looped securing rods for mortarless wall construction |
JPS62129429A (ja) * | 1985-11-28 | 1987-06-11 | 三井造船株式会社 | 鋼・コンクリ−ト複合構造体の製造方法 |
JPH0635737B2 (ja) * | 1987-09-08 | 1994-05-11 | 株式会社フジタ | コンクリート部材における石材の取付方法 |
JPH0627683Y2 (ja) * | 1989-06-22 | 1994-07-27 | ジヨイント工業株式会社 | シヤーコネクター |
JPH06240789A (ja) * | 1993-02-19 | 1994-08-30 | Tekken Constr Co Ltd | 中抜きpc板を用いた耐震壁 |
JPH08246578A (ja) * | 1995-03-08 | 1996-09-24 | Kaapura:Kk | タイル付き壁構築ユニット、その製造方法、その製造装置 |
KR20020030438A (ko) * | 2000-10-17 | 2002-04-25 | 이봉운 | 조립식 콘크리트블록 구조 |
-
2000
- 2000-12-27 JP JP2000397787A patent/JP3517398B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2001
- 2001-06-15 KR KR10-2001-0033719A patent/KR100397142B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR100397142B1 (ko) | 2003-09-06 |
KR20020053694A (ko) | 2002-07-05 |
JP2002201757A (ja) | 2002-07-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5528874A (en) | Building blocks and insulated composite walls having stackable half-bond symmetry and method of making such walls | |
US7168218B2 (en) | Mortarless fence block system | |
US8171693B2 (en) | Interlocking masonry blocks | |
KR200440000Y1 (ko) | 벽체 구성용 조립식 단열 블록 | |
EP0163117A1 (en) | Bettered, high thermal, and/or sound insulating modular elements suitable for buildings | |
JP3517398B2 (ja) | 化粧板ブロック及びその構造体 | |
US4541213A (en) | Shuttering elements | |
KR100495739B1 (ko) | 건물기둥의 축조방법과 축조구조 | |
JP3930016B2 (ja) | 建築用コンクリートブロック | |
JP6908932B2 (ja) | 小口止めブロックユニット及び小口止め壁構造 | |
JP4625422B2 (ja) | 組積用ブロック及び組積ブロックの構築方法 | |
JP2019002214A (ja) | プレキャストコンクリート部材の接合方法および接合構造 | |
GB1574935A (en) | Brick-clad building panel and method of making such a panel | |
JP5118846B2 (ja) | 穴あきpc板の床取付工法 | |
JP3228716B2 (ja) | プレキャストコンクリート板およびその製造方法 | |
JPH0421929Y2 (ja) | ||
JPH04209230A (ja) | ブロック壁体とその構築法 | |
JPS5949172B2 (ja) | 空洞プレストレスコンクリ−トパネルとその製造方法 | |
EP0045012A1 (en) | Building block | |
JPH0128161Y2 (ja) | ||
JP2002004412A (ja) | 半プレキャストコンクリート製型枠 | |
JP2000144976A (ja) | 構造用ブロック | |
JP2005344432A (ja) | 建築用基礎 | |
JP3607324B2 (ja) | 地下室の擁壁用プレキャストコンクリート壁部材 | |
JPH026096Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040120 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040123 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080130 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090130 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100130 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |