JP6956523B2 - 壁 - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP6956523B2
JP6956523B2 JP2017111825A JP2017111825A JP6956523B2 JP 6956523 B2 JP6956523 B2 JP 6956523B2 JP 2017111825 A JP2017111825 A JP 2017111825A JP 2017111825 A JP2017111825 A JP 2017111825A JP 6956523 B2 JP6956523 B2 JP 6956523B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block body
wall
block
hole
retaining wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017111825A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018204336A (ja
Inventor
光夫 ▲高▼橋
Original Assignee
光夫 ▲高▼橋
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 光夫 ▲高▼橋 filed Critical 光夫 ▲高▼橋
Priority to JP2017111825A priority Critical patent/JP6956523B2/ja
Publication of JP2018204336A publication Critical patent/JP2018204336A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6956523B2 publication Critical patent/JP6956523B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Retaining Walls (AREA)

Description

本発明は、コンクリート製の壁に係り、特に、土中にベース部分(フーチング部分)を設けなくとも外圧に耐え得る壁に関する。
土圧を受ける擁壁等、外圧に耐え得るように構成された壁に関しては、これまでに様々な形式が開発されてきている。その一例としては、図7に図示のL形擁壁100が挙げられる。図7は、従来の擁壁の構造を示す図である。図7に図示のL形擁壁100は、水平なベース部101と垂直な壁部102とを有している。壁部102は、盛土を支持する部分であり、盛土の端面から土圧を受ける。ベース部101は、壁部102と交差する部分であり地中に埋設される。
上記のL形擁壁100を用いる場合には、図7に示すように、L形擁壁100から離れた位置、より具体的にはベース部101から離れた位置で杭110を地盤に対して打ち込み、その杭の上に建物Hを建てる形になる。このような構成では、建物HとL形擁壁100の壁部102との間に余分なスペースが生じてしまう。
このため、ベース部101に相当する部分を備えなくとも土圧に耐え得る擁壁として、壁部102に相当する部分(以下、擁壁本体とも言う)と杭110とを一体化した擁壁が、これまでに開発されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の擁壁は、盛土の端面に沿って配置されたコンクリート製のパネルと、各パネルの裏面(土圧を受ける側の面)の中間部に形成された肉厚部と、肉厚部に形成された孔とを有する。孔には杭が挿入され、杭が挿入された孔の内部にコンクリートが打設させることでパネルと杭とが一体化する。
上記の構成であれば、擁壁本体を構成するパネルが支柱としての杭に支持されるようになり、結果として、L形擁壁100のようにベース部101を設ける必要がなくなる。そして、ベース部101が不要となる分、建物を擁壁に近付けて建てることが可能となり、建物と擁壁との間に余分なスペースが生じてしまうのを抑えることが可能となる。
特開2001−311168号公報
しかしながら、特許文献1に記載の擁壁では、擁壁本体を構成するパネルのすべてに肉厚部が設けられ、各パネルの肉厚部に孔が形成されている。すなわち、特許文献1に記載の擁壁では、擁壁本体を構成するパネルのすべてに対して杭が一つずつ用意されている。そして、各パネルは、各パネルに対して用意された杭と一体化している。以上の構成では、パネルの数と同数の杭が必要となり、その分、材料費等が嵩む。
また、擁壁本体と杭とが一体化した擁壁を構築する上では、既存の材料(例えば、一般的な擁壁を構築する際に用いられる材料等)を部分的に流用する等して効率よく擁壁を構築することが望まれる。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、壁本体と支柱とが一体化している壁として、より合理的に構築することが可能な壁を提供することである。
前記課題は、本発明の壁によれば、水平方向に沿って列状に並べられる複数のブロック体を有し、該複数のブロック体を型枠として打設したコンクリートによって構成された壁本体と、該壁本体と一体化された状態で地盤に対して建てられた支柱と、を備え、前記複数のブロック体は、前記壁本体の厚み方向における長さが互いに異なる第一ブロック体及び第二ブロック体を含み、前記第一ブロック体及び前記第二ブロック体のうち、より前記長さが大きい前記第二ブロック体は、前記厚み方向において外圧を受ける側に位置する部分に、前記支柱を挿入させるための孔を有し、該孔に前記支柱が挿入された状態で前記孔の内部にコンクリートが打設されたことで前記支柱と前記壁本体とが一体化しており、前記複数のブロック体は、前記第二ブロック体の両脇位置に前記第一ブロック体が配置された状態で並べられ、前記第一ブロック体と前記第二ブロック体との境界位置に設けられ、前記第一ブロック体と前記第二ブロック体とによって囲まれている領域の内部にコンクリートが打設されたことで、前記第一ブロック体と前記第二ブロック体とが一体化しており、前記孔の内部に打設されたコンクリートと、前記第一ブロック体と前記第二ブロック体とによって囲まれた領域内に打設されたコンクリートとが、前記複数のブロック体の並び方向、または、前記厚み方向において一部重なるように構築されていることにより解決される。
上記のように構成された本発明の壁では、壁本体を構成する複数のブロック体のうち、より厚みが大きい第二ブロック体に、支柱を挿入するための孔が設けられている。そして、孔に支柱が挿入された状態で当該孔の内部にコンクリートが打設されたことで支柱と壁本体とが一体化している。つまり、本発明の壁では、水平方向に沿って列状に並べられる複数のブロック体の一部(具体的には、第二ブロック体)のみが支柱と一体化する。この結果、本発明の壁は、特許文献1に記載の壁のように壁本体を構成する部品(具体的にはブロック体)の各々に対して支柱(具体的には杭)を用意する必要がなく、その分、材料費等のコストが抑えられる。
また、第二ブロック体以外のブロック体(すなわち、第一ブロック体)については、一般的な壁本体を構築するために用いられる型枠ブロックを利用することができる。このように壁を構築する際に、一般的な壁を構築するための型枠ブロックを利用すれば、その分、効率よく壁を構築することが可能となる。
以上のように本発明によれば、壁本体と支柱とが一体化した壁を、より合理的に構築することが可能となる。
また上記の構成では、第二ブロック体が第一ブロック体の間に挟まれている。このような構成であれば、第二ブロック体の使用数がより少なくなるので、支柱の設置数も少なくなる。
また、上述の壁に関してより好適な構成を述べると、前記第二ブロック体は、前記第一ブロック体と隣り合う位置に配置された壁本体構築部と、前記孔が形成された孔形成部と、を有し、該孔形成部は、前記厚み方向において前記壁本体構築部よりも外圧を受ける側に位置した状態で前記壁本体構築部に隣接しており、前記孔は、前記孔形成部に形成された第1の孔部分と、前記第1の孔部分から連続して前記壁本体構築部に向かって彫り込むように形成された第2の孔部分と、によって構成され、前記第2の孔部分の内部に打設されたコンクリートと、前記第一ブロック体と前記第二ブロック体とによって囲まれた領域内に打設されたコンクリートとが、平面視において前記厚み方向において一部重なるように構築されているとよい。
また、上述の壁に関してより好適な構成を述べると、前記第一ブロック体と前記第二ブロック体とによって囲まれた領域内に打設されたコンクリートのうち、前記第二ブロック体側に位置するコンクリート端部と、前記孔の内部に打設されたコンクリートのうち、前記並び方向において前記第一ブロック体側に位置するコンクリート端部とが、平面視において前記並び方向において一部重なるように構築されているとよい。
また、上述の壁に関してさらに好適な構成を述べると、前記支柱は、地盤に対して一定間隔毎に建てられ、前記複数のブロック体は、前記支柱が建てられている間隔に応じた間隔にて前記第二ブロック体が配置されるように並べられているとよい。
上記の構成では、第二ブロック体及び支柱が水平方向において一定間隔毎に配置される。このような構成であれば、第二ブロック体及び支柱の設置数をさらに少なくすることが可能となる。
また、上述の壁に関してより一層好適な構成を述べると、前記第二ブロック体は、前記第一ブロック体の側端部と対向する部位に設けられた切り欠き部を有し、前記複数のブロック体は、前記切り欠き部に前記第一ブロック体の前記側端部の角部分が係合した状態で並べられているとよい。
上記の構成では、第二ブロック体の、第一ブロック体の側端部と対向する部位に設けられた切り欠き部が設けられており、当該切り欠き部に第一ブロック体の側端部の角部分が係合している。これにより、壁本体の厚み方向において第二ブロック体の位置がずれるのを、第一ブロック体の側端部の角部によって抑えることが可能となる。
また、上述の壁に関して益々好適な構成を述べると、前記切り欠き部には、前記第一ブロック体の前記側端部中、前記厚み方向において外圧を受ける側に位置している前記角部分が係合しているとよい。
上記の構成では、第一ブロック体の側端部中、外圧を受ける側に位置している角部分が切り欠き部に係合している。このような構成であれば、第二ブロック体が外圧によって外側に向かって移動(位置ずれ)してしまうのを抑えることが可能となる。
また、上述の壁に関して尚一層好適な構成を述べると、前記第一ブロック体及び前記第二ブロック体の各々は、鉛直方向に沿って積み重ねられており、積み重ねられた前記第二ブロック体の各々の前記孔は、連通しているとよい。
上記の構成では、第一ブロック体及び第二ブロック体を鉛直方向に積み重ねることで壁本体が構築されている。このような構成であれば、第一ブロック体及び第二ブロック体の各々を小型化することが可能となるので、各ブロック体が取り扱い易くなる。
また、上述の壁に関して一段と好適な構成を述べると、前記第二ブロック体は、前記第一ブロック体と隣り合う位置に配置された壁本体構築部と、前記孔が形成された孔形成部と、を有し、該孔形成部は、前記厚み方向において前記壁本体構築部よりも外圧を受ける側に位置した状態で前記壁本体構築部に隣接しており、前記第一ブロック体及び前記第二ブロック体の前記壁本体構築部は、前記厚み方向において外圧を受ける側とは反対側に位置する外側面を有し、前記複数のブロック体は、前記第一ブロック体の前記外側面と前記第二ブロック体の前記壁本体構築部の前記外側面とが揃うように並べられているとよい。
上記の構成では、第二ブロック体は、壁本体構築部と孔形成部とを有し、孔形成部の分だけ、第一ブロック体よりも厚肉となっている。一方、第一ブロック体の外側面と第二ブロック体の壁本体構築部の外側面とが揃うように各ブロック体が並べられている。これにより、厚肉な第二ブロック体を用いながらも、壁本体の外観を良好なもの(通常の壁と同様の外観)とすることが可能である。
また、上述の壁に関して、前記壁は、擁壁であり、前記壁本体は、土圧を受ける擁壁本体であり、記支柱は、地盤に対して建てられた杭であり、前記第二ブロック体の、前記厚み方向において土圧を受ける側の部分に、前記杭を挿入させるための前記孔が設けられていてもよい。
上記の構成であれば、土圧を受ける擁壁本体と支柱としての杭とが一体化した擁壁を、合理的に構築することが可能となる。
本発明によれば、壁本体と支柱とが一体化した壁(すなわち、L形擁壁のベース部に相当する部分を要しない壁)を、合理的に構築することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る壁の縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る壁の正面図である。 本発明の一実施形態に係る壁の平面図である。 本発明の一実施形態に係る第一ブロック体の平面図である。 本発明の一実施形態に係る第二ブロック体の平面図である。 変形例に係る第二ブロック体の平面図である。 従来の擁壁の構造を示す図である。
以下、本発明の一実施形態(以下、本実施形態)に係る壁について図面を参照しながら説明する。ここで、壁とは、外に対して露出しているコンクリート製の壁であり、外圧を受けるものである。「外圧」とは、外力によって壁に掛かる圧力であり、土圧、風圧及び水圧等が該当する。以下では、土圧を受ける擁壁を壁の一例として挙げ、当該擁壁の構成例について説明することとする。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例であり、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得る。また、当然ながら本発明にはその等価物が含まれ得る。
また、以下の説明中、「厚み方向」とあるのは、本発明の「壁本体の厚み方向」に相当し、具体的には、後述の擁壁本体11の厚み方向のことである。また、以下では、擁壁各部の位置や向き等を説明する際に、特に断る場合を除き、擁壁が所定の位置に構築された状態での位置や向き等を説明することとする。
また、本実施形態に係る擁壁は、後述するようにコンクリートを型枠内に打設することで構築されるものであるが、図1及び図3では、図示の都合上、コンクリートを打設する前の状態の擁壁を図示している。
本実施形態に係る擁壁(以下、擁壁10)は、盛土1の端部を支える土留め用の構造物である。盛土1の上には建物(不図示)が構築されている。擁壁10は、図1及び図2に示すように、盛土1の端部と隣接して土圧(外圧の一例に相当)を受ける擁壁本体11と、地盤に対して建てられた鋼管杭12と、を有する。擁壁本体11は、水平方向に延出した壁体であり、コンクリートを打設することで構築される。鋼管杭12は、杭の一例であり、擁壁本体11を支える支柱として機能し、盛土1内に埋められている。本実施形態において、鋼管杭12は、擁壁本体11と一体化されている。これにより、擁壁本体11が土圧に耐え得るように鋼管杭12に支えられている。
上記の構成によれば、従来のL形擁壁100のように盛土1上の建物を擁壁から離す必要がなくなり、擁壁本体11に建物を近付けることが可能となる。これにより、盛土1上のスペースを効率よく利用することが可能となる(換言すると、擁壁本体11と建物との間に余分なスペースが生じなくなる)。
なお、本実施形態では、杭として鋼管杭12を用いているが、その他の杭(例えば、H形鋼杭、コンクリート杭、鋼管ソイルセメント杭等の合成杭)を利用してもよい。
以下、擁壁本体11の構造について詳しく説明する。なお、以下では、説明の便宜上、厚み方向において擁壁本体11が土圧を受ける側を「内側」と呼ぶこととし、土圧を受ける側とは反対側(すなわち、盛土1から離れている側)を「外側」を呼ぶこととする。
擁壁本体11は、図2に示すように水平方向に沿って列状に並べられる複数のブロック体を備えている。複数のブロック体には、互いに厚み(厚み方向における長さ)が異なる第一ブロック体21及び第二ブロック体22が含まれる。そして、擁壁本体11を構築するにあたり、第一ブロック体21及び第二ブロック体22は、図3に示すように列状に並べられる。なお、図3では、図示の都合上、列状に並べられた第一ブロック体21及び第二ブロック体22の一部のみを図示している。
第一ブロック体21及び第二ブロック体22の並べ方について説明すると、第二ブロック体22を一定間隔毎に配置し、第二ブロック体22の間に複数個の第一ブロック体21を配置する。換言すると、第一ブロック体21及び第二ブロック体22を含む複数のブロック体は、第二ブロック体22の両脇位置に第一ブロック体21が配置されるように並べられる。なお、列状に並べられた複数のブロック体は、図示せぬ鉄筋によって連結される。
第一ブロック体21及び第二ブロック体22を列状に並べた後、第一ブロック体21及び第二ブロック体22を型枠としてコンクリートを打設する。つまり、第一ブロック体21及び第二ブロック体22は、コンクリート壁を構築するために用いられる型枠ブロックである。
なお、第一ブロック体21は、一般的な擁壁本体(分かり易くは、L形擁壁100の壁部102)を構築する際に用いられる型枠ブロックと略同じサイズであり、かつ、略同一な構造のものである。つまり、擁壁本体11を構築する際には、一般的な擁壁(厳密には、擁壁本体に相当する部分)を構築する際に用いられる型枠ブロックを流用することが可能である。
打設したコンクリートが硬化した後、列状のブロック体の上に新たな第一ブロック体21及び第二ブロック体22を載置する。その後、先の工程と同様に、第一ブロック体21及び第二ブロック体22を型枠としてコンクリートを打設する。以降、第一ブロック体21及び第二ブロック体22の配置、及び、コンクリートの打設が繰り返され、結果として、所望の高さの擁壁本体11が構築される。
以上のように、擁壁本体11は、列状に配置された第一ブロック体21及び第二ブロック体22を型枠として打設したコンクリートによって構成されている。また、図1及び図2に示すように、第一ブロック体21及び第二ブロック体22の各々は、鉛直方向に沿って積み重ねられている。厳密に説明すると、第一ブロック体21の上には第一ブロック体21が積み重ねられ、第二ブロック体22の上には第二ブロック体22が積み重ねられている。そして、擁壁本体11が完成すると、第一ブロック体21及び第二ブロック体22は、擁壁本体11の一部として機能するようになる。すなわち、第一ブロック体21及び第二ブロック体22は、擁壁本体11の完成後にも取り外されずに残置されることになる。
なお、第一ブロック体21及び第二ブロック体22の各々を積み重ねる際の積み重ね数(段数)については、任意の値に設定可能であるが、盛土1の高さに応じた値に設定されるのがよい。
第一ブロック体21と第二ブロック体22の各々の構造について説明すると、第一ブロック体21は、上方視で図4に図示の外形形状をなしている。より詳しく説明すると、第一ブロック体21は、前述したように、一般的な擁壁本体を構築する際に用いられる型枠ブロックであり、隙間を隔てて並ぶ一対の側壁21a、21bと、側壁21a、21bの間を連結する連結部21cとを有する。
各側壁21a、21bの側端部の角部分は、略直角な角部分となっている。また、厚み方向においてより外側に位置する側壁21aの表面(厳密には、側壁21bと対向する側とは反対側の表面)は、第一ブロック体21のうち、厚み方向において土圧を受ける側とは反対側に位置する外側面21sをなしている。
第二ブロック体22は、第一ブロック体21よりも厚みが大きく、図5に示すように貫通孔が形成された部分を有する。この孔(以下、杭挿入用孔23)は、鋼管杭12を挿入させるために形成された略矩形状の孔であり、第二ブロック体22中、厚み方向において内側に位置する部分に設けられている。そして、鋼管杭12が杭挿入用孔23に挿入された状態で杭挿入用孔23の内部にコンクリートが打設されて当該コンクリートが硬化すると、第二ブロック体22を含む擁壁本体11と鋼管杭12とが一体化するようになる。
より詳しく説明すると、鋼管杭12は、図1に示すように、盛土1の地表面から幾分突出した状態で建て込まれる。その後、図3に示すように、鋼管杭12の突出部分が杭挿入用孔23に挿入されるように第二ブロック体22が配置される。具体的には、同図に示すように、杭挿入用孔23の略中央部分に鋼管杭12が位置するように第二ブロック体22が配置される。
また、第二ブロック体22は、前述したように鉛直方向に沿って複数個積み重ねられる。このとき、複数個の第二ブロック体22は、各第二ブロック体22の杭挿入用孔23が連通(連続)するように積み重ねられる。そして、所定個数の第二ブロック体22が積み重ねられた時点で、鋼管杭12の突出部分は、図1に示すように連続した複数の杭挿入用孔23内に完全に収まるようになる。
なお、本実施形態では、上述したように鋼管杭12を地盤に対して建てた後に、杭挿入用孔23内に鋼管杭12が挿入されるように第二ブロック体22を配置する。つまり、本実施形態では、鋼管杭12を建ててから第一ブロック体21及び第二ブロック体22を配置することになっている。ただし、上記の手順に限定されるものではなく、第一ブロック体21及び第二ブロック体22を所定位置に配置してから第二ブロック体22の杭挿入用孔23内に鋼管杭12を挿入して当該鋼管杭12を地盤に対して打ち込み、その後にコンクリートを打設して擁壁本体11を構築してもよい。
また、本実施形態では、水平方向(厳密には、第一ブロック体21及び第二ブロック体22が並べられる方向)において一定間隔毎に鋼管杭12が地盤に対して建てられている。第一ブロック体21及び第二ブロック体22を含む複数のブロック体は、鋼管杭12のピッチ(鋼管杭12が建てられている間隔)に応じた間隔にて第二ブロック体22が配置されるように並べられている。分かり易く説明すると、鋼管杭12及び第二ブロック体22は、水平方向において同じピッチにて配置されている。これにより、各鋼管杭12は、対応する第二ブロック体22(具体的には、最寄りの第二ブロック体22)の鋼管杭12に挿入されるようになる。
ここで、鋼管杭12及び第二ブロック体22のピッチについては、任意の値に設定可能であるが、地盤の強度等に応じて適当な値に設定されるのがよい。
第二ブロック体22の構造についてより詳しく説明すると、第二ブロック体22は、図5に示すように、壁本体構築部としての擁壁本体構築部22aと、杭挿入用孔23が形成された孔形成部22bと、を有する。擁壁本体構築部22aは、第一ブロック体21と略同じ構成となった部分であり、第一ブロック体21とともに擁壁本体11の一般部分をなす。すなわち、擁壁本体構築部22aは、図3に示すように、第一ブロック体21と隣り合う位置に配置される。ここで、「擁壁本体11の一般部分」とは、擁壁本体11中、土圧を受ける壁部に相当する部分のことである。
また、擁壁本体構築部22aは、厚み方向において土圧を受ける側とは反対側に位置する外側面22sを有する。そして、擁壁本体11では、厚み方向において第一ブロック体21の外側面21sと第二ブロック体22の擁壁本体構築部22aの外側面22sとが揃うように、第一ブロック体21及び第二ブロック体22が並べられている。
孔形成部22bは、杭挿入用孔23を形成するために設けられた部分であり、厚み方向において擁壁本体構築部22aよりも内側に位置した状態で擁壁本体構築部22aに隣接している。より具体的に説明すると、孔形成部22bは、図5に示すように、擁壁本体構築部22aの内側端面から略U字状に膨出してなる中空状の膨らみ部分である。そして、孔形成部22bの内側には、孔形成部22bを上下に貫通した杭挿入用孔23が設けられている。
ここで、孔形成部22b及び杭挿入用孔23の寸法や形状については、杭挿入用孔23に挿入される鋼管杭12に応じて決められるのがよい。例えば、図5中、実線にて示すサイズの鋼管杭12が用いられる場合には、孔形成部22b及び杭挿入用孔23を実線にて示すサイズ及び形状に設計すればよく、破線にて示すサイズの鋼管杭12が用いられる場合には、破線にて示すサイズ及び形状に設計すればよい。
なお、本実施形態において、杭挿入用孔23の一部(具体的には、厚み方向において杭挿入用孔23の外側端部に位置する部分)は、図5に示すように、擁壁本体構築部22aに差し掛かっている。厳密に説明すると、擁壁本体構築部22aの内側端部のうち、孔形成部22bの中空部分に面する部分は、厚み方向外側に向かって若干彫り込まれて空間を形成している。そして、擁壁本体構築部22aの内側端部が彫り込まれて形成された空間と、孔形成部22bの中空部分と、によって杭挿入用孔23が構成されている。
また、第二ブロック体22は、図5に示すように、第一ブロック体21の側端部と対向する部位(すなわち、第二ブロック体22の側端部)に切り欠き部24を有している。具体的に説明すると、切り欠き部24は、第二ブロック体22の側端部において擁壁本体構築部22aと孔形成部22bとの境界位置に設けられた段差である。より詳しく説明すると、孔形成部22bの横幅は、擁壁本体構築部22aの横幅よりも若干長くなっている。つまり、孔形成部22bの側端は、擁壁本体構築部22aの側端よりも突き出た位置にある。このため、孔形成部22bの側端と擁壁本体構築部22aの側端との間に段差が形成されている。
そして、擁壁本体11を構築するにあたり、図3に示すように、第二ブロック体22の側端部に形成された上記の切り欠き部24に、第一ブロック体21が厚み方向内側に備える側壁21bの側端角部分が係合するように第一ブロック体21及び第二ブロック体22が並べられる。
つまり、完成した擁壁本体11では、切り欠き部24に第一ブロック体21の側端部中、厚み方向内側にある側壁21bの側端角部分(厳密には、厚み方向内側に位置している角部分)が係合した状態で、第一ブロック体21及び第二ブロック体22が並べられている。これにより、第二ブロック体22が土圧によって外側に向かって移動(位置ずれ)しようとしても、切り欠き部24が第一ブロック体21の角部分に係止されるので、第二ブロック体22の位置ずれが効果的に抑えられる。
以上のように、本実施形態では、一般的な擁壁を構成する際に用いられる型枠ブロック(すなわち、第一ブロック体21)の一部を第二ブロック体22と置き換え、第二ブロック体22に設けられた杭挿入用孔23に鋼管杭12を挿入し、その後、杭挿入用孔23内部にコンクリートを打設する。これにより、擁壁本体11と鋼管杭12とが一体化した擁壁10が構築され、かかる擁壁10によれば、図7に図示のL形擁壁100のベース部101に相当する部分が不要な擁壁(すなわち、ベースレス型の擁壁)を容易に実現することが可能となる。
以上までに本発明の擁壁について一例を挙げて説明したが、上記の実施形態は、あくまでも本発明の一例に過ぎず、他の実施形態も考えられる。例えば、擁壁本体11を構築するために用いられる複数のブロック体は、第一ブロック体21及び第二ブロック体22以外のブロック体を含み得る。
また、上記の実施形態では、第一ブロック体21及び第二ブロック体22の各々を上下に積み重ねて擁壁本体11を構築した。かかる場合には、各ブロック体を人が運搬可能なサイズまで断片化することができ、以て作業性(ブロック体の運搬性)が向上する。ただし、これに限定されるものではなく、第一ブロック体21及び第二ブロック体22の各々が断片化されておらず、擁壁本体11の高さと同じ高さを有していてもよい。つまり、第一ブロック体21及び第二ブロック体22を水平方向に並べて構成される列状のブロック体を、一段設けるだけで擁壁本体11が構築されてもよい。
また、上記の実施形態では、第二ブロック体22において孔形成部22bの横幅が擁壁本体構築部22aの横幅よりも長くなっていることとした。ただし、これに限定されるものではなく、図6に示すように、擁壁本体構築部32aの横幅が孔形成部32bの横幅よりも長くなった第二ブロック体32であってもよい。なお、図6に図示の第二ブロック体32では、擁壁本体構築部32aの厚み方向内側部分を厚み方向外側に向かって大きく窪ませており、擁壁本体構築部32aに設けられた窪みと、孔形成部32bの中空部分と、によって杭挿入用孔33が構成されている。この結果、図6に図示の第二ブロック体32では、その大部分が杭挿入用孔33によって占められている。
また、上記の実施形態では、擁壁10を本発明の壁の一例として挙げ、その構成例に説明した。すなわち、上記の実施形態で説明してきた壁は、土圧を受ける擁壁本体11と、支柱としての鋼管杭12と、を有するものである。ただし、これに限定されるものではなく、本発明は、土圧以外の外力、例えば風圧を受ける壁(具体的には建物の外壁)や水圧を受ける堤防壁にも適用可能である。また、本発明は、杭以外の柱材を支柱として利用する壁にも適用可能である。
1 盛土
10 擁壁(壁)
11 擁壁本体(壁本体)
12 鋼管杭(支柱、杭)
21 第一ブロック体
21a 側壁
21b 側壁
21c 連結部
21s 外側面
22 第二ブロック体
22a 擁壁本体構築部(壁本体構築部)
22b 孔形成部
22s 外側面
23 杭挿入用孔(孔)
24 切り欠き部
32 第二ブロック体
32a 擁壁本体構築部(壁本体構築部)
32b 孔形成部
33 杭挿入用孔(孔)
100 L形擁壁
101 ベース部
102 壁部
110 杭
H 建物

Claims (8)

  1. 水平方向に沿って列状に並べられる複数のブロック体を有し、該複数のブロック体を型枠として打設したコンクリートによって構成された壁本体と、
    該壁本体と一体化された状態で地盤に対して建てられた支柱と、を備え、
    前記複数のブロック体は、前記壁本体の厚み方向における長さが互いに異なる第一ブロック体及び第二ブロック体を含み、
    前記第一ブロック体及び前記第二ブロック体のうち、より前記長さが大きい前記第二ブロック体は、前記厚み方向において外圧を受ける側に位置する部分に、前記支柱を挿入させるための孔を有し、
    該孔に前記支柱が挿入された状態で前記孔の内部にコンクリートが打設されたことで前記支柱と前記壁本体とが一体化しており、
    前記複数のブロック体は、前記第二ブロック体の両脇位置に前記第一ブロック体が配置された状態で並べられ、
    前記第一ブロック体と前記第二ブロック体との境界位置に設けられ、前記第一ブロック体と前記第二ブロック体とによって囲まれている領域の内部にコンクリートが打設されたことで、前記第一ブロック体と前記第二ブロック体とが一体化しており、
    前記孔の内部に打設されたコンクリートと、前記第一ブロック体と前記第二ブロック体とによって囲まれた領域内に打設されたコンクリートとが、前記複数のブロック体の並び方向、または、前記厚み方向において一部重なるように構築されていることを特徴とする壁。
  2. 前記第二ブロック体は、前記第一ブロック体と隣り合う位置に配置された壁本体構築部と、前記孔が形成された孔形成部と、を有し、
    該孔形成部は、前記厚み方向において前記壁本体構築部よりも外圧を受ける側に位置した状態で前記壁本体構築部に隣接しており、
    前記孔は、前記孔形成部に形成された第1の孔部分と、前記第1の孔部分から連続して前記壁本体構築部に向かって彫り込むように形成された第2の孔部分と、によって構成され、
    前記第2の孔部分の内部に打設されたコンクリートと、前記第一ブロック体と前記第二ブロック体とによって囲まれた領域内に打設されたコンクリートとが、平面視において前記厚み方向において一部重なるように構築されていることを特徴とする請求項1に記載の壁。
  3. 前記第一ブロック体と前記第二ブロック体とによって囲まれた領域内に打設されたコンクリートのうち、前記第二ブロック体側に位置するコンクリート端部と、前記孔の内部に打設されたコンクリートのうち、前記並び方向において前記第一ブロック体側に位置するコンクリート端部とが、平面視において前記並び方向において一部重なるように構築されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の壁。
  4. 前記支柱は、地盤に対して一定間隔毎に建てられ、
    前記複数のブロック体は、前記支柱が建てられている間隔に応じた間隔にて前記第二ブロック体が配置されるように並べられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の壁。
  5. 前記第二ブロック体は、前記第一ブロック体の側端部と対向する部位に設けられた切り欠き部を有し、
    前記複数のブロック体は、前記切り欠き部に前記第一ブロック体の前記側端部の角部分が係合した状態で並べられており、
    前記切り欠き部には、前記第一ブロック体の前記側端部中、前記厚み方向において外圧を受ける側に位置している前記角部分が係合していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の壁。
  6. 前記第一ブロック体及び前記第二ブロック体の各々は、鉛直方向に沿って積み重ねられており、
    積み重ねられた前記第二ブロック体の各々の前記孔は、連通していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の壁。
  7. 前記第二ブロック体は、前記第一ブロック体と隣り合う位置に配置された壁本体構築部と、前記孔が形成された孔形成部と、を有し、
    該孔形成部は、前記厚み方向において前記壁本体構築部よりも外圧を受ける側に位置した状態で前記壁本体構築部に隣接しており、
    前記第一ブロック体及び前記第二ブロック体の前記壁本体構築部は、前記厚み方向において外圧を受ける側とは反対側に位置する外側面を有し、
    前記複数のブロック体は、前記第一ブロック体の前記外側面と前記第二ブロック体の前記壁本体構築部の前記外側面とが揃うように並べられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の壁。
  8. 前記壁は、擁壁であり、
    前記壁本体は、土圧を受ける擁壁本体であり、
    前記支柱は、地盤に対して建てられた杭であり、
    前記第二ブロック体の、前記厚み方向において土圧を受ける側の部分に、前記杭を挿入させるための前記孔が設けられていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の壁。
JP2017111825A 2017-06-06 2017-06-06 Active JP6956523B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017111825A JP6956523B2 (ja) 2017-06-06 2017-06-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017111825A JP6956523B2 (ja) 2017-06-06 2017-06-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018204336A JP2018204336A (ja) 2018-12-27
JP6956523B2 true JP6956523B2 (ja) 2021-11-02

Family

ID=64956551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017111825A Active JP6956523B2 (ja) 2017-06-06 2017-06-06

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6956523B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08105250A (ja) * 1994-10-05 1996-04-23 Matsushita Electric Works Ltd 擁壁用外面パネル
JP2787199B2 (ja) * 1995-10-27 1998-08-13 大和クレス株式会社 擁壁の築造構造
JP2001311169A (ja) * 2000-04-26 2001-11-09 Modern Material:Kk 擁壁用ブロック
JP2012026250A (ja) * 2010-07-22 2012-02-09 Iritech Co Ltd 既存擁壁の補強構造及び補強工法
JP2013108330A (ja) * 2011-11-24 2013-06-06 Chukyo Saishigen Co Ltd 擁壁
JP5770155B2 (ja) * 2012-12-25 2015-08-26 株式会社富士ピー・エス 壁体の構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018204336A (ja) 2018-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101645538B1 (ko) 더블 벽체 및 더블 벽체를 이용하여 제작된 더블 벽체 구조물의 시공방법
KR100952605B1 (ko) 우수 저류조
US20220064946A1 (en) Insulated concrete form construction method and system
US20090188186A1 (en) Building Construction System and Structural Modules Thereof
KR20130044855A (ko) 전단키 결합방식의 조립식 프리캐스트 패널, 이를 이용한 벽체 및 그 시공방법
KR102135594B1 (ko) 조립식 내진 옹벽블록 시스템
KR102047275B1 (ko) 양중·설치가 용이한 합성 프리캐스트 벽체 시스템
JP6956523B2 (ja)
JP4042153B2 (ja) 壁用型枠ブロックと壁構造並び地中構造物の施工方法
KR102309544B1 (ko) 건축물의 기둥과 보 연결 구조 및 이를 이용한 건축물의 시공방법
JP2007291849A (ja) 壁用型枠ブロックと壁構造並び地中構造物の施工方法
JP6768477B2 (ja) 地下構造体の構築方法
JP6704801B2 (ja) 既存の地下外壁を有する建替え建物
JP2000328586A (ja) 土留擁壁
US6213688B1 (en) Earth retaining wall
JP4179944B2 (ja) 杭の損傷防止方法
KR20220053748A (ko) 거푸집 일체화 pc 패널을 이용한 하부기초 시공방법
JP3144183U (ja) コンクリートブロック塀基礎立ち上がり部用コンクリート型枠
JP3109038B2 (ja) 地下躯体構造およびその施工方法
JP3199083U (ja) 土木建築用組みブロックの中間ユニットブロック体
JP6418523B2 (ja) 断熱型枠を用いた基礎構造及び耐圧版式土間基礎の形成方法
KR102307968B1 (ko) 기둥부 합성형 프리캐스트 벽체 및 이를 이용한 외부벽체 시공방법
KR102553681B1 (ko) 구조적 일체화가 가능한 슬러리월 연결구조를 이용한 슬러리월 시공방법
JP4902377B2 (ja) コンクリートブロック塀の基礎構造及びその塀の施工方法
JP7449880B2 (ja) 鋼管柱の柱脚部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20200604

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200605

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20200605

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210601

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210714

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211005

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6956523

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150