JP3207748U - コンクリートブロック - Google Patents

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【課題】効率よく組積作業をおこなうことができるコンクリートブロックを提供する。【解決手段】前後一対のフェイスシェル部11a、11bと、一対のフェイスシェル部同士をつなぐウェブ部12を備えるコンクリートブロック1において、フェイスシェル部それぞれの左右方向の幅を略400mmとなるよう形成するとともに、フェイスシェル部の外面側端部に平面視略L字状の切欠き部13a、13bを設ける。【選択図】図1

Description

本考案はコンクリートブロックに関し、特に、効率よく組積作業をおこなうことができるコンクリートブロックに関する。
土地を区画する塀等に広く使われている建築材料であるコンクリートブロックとして、従来から日本工業規格(JIS A 5406)で定められた寸法のコンクリートブロックが一般的である。日本工業規格においてコンクリートブロックの標準的な寸法として幅390mm、高さ190mm、厚さとして100mm、120mm、150mm、190mm等が定められているが、標準寸法以外の寸法で形成されたコンクリートブロックとして、例えば特許文献1のコンクリートブロックが知られている。
また、上記の日本工業規格では、コンクリートブロックを空洞ブロックと型枠ブロックに分類している。いずれのコンクリートブロックも略矩形状に形成された前後一対のフェイスシェル部と、該一対のフェイスシェル部同士を繋ぐウェブ部を備えており、フェイスシェル部とウェブ部により一又は二以上の空洞が形成されている。空洞ブロックは二以上の空洞が独立して形成されているのに対して型枠ブロックは縦横に連続した一の空洞が形成されていることが通常である。モルタル等の充填材を部分充填して塀等を構築する場合は空洞ブロックが用いられ、コンクリート等の充填材を全充填して塀等を構築する場合は型枠ブロックが用いられる。
これらの従来のコンクリートブロックを用いた塀等は、上下方向に伸びる鉄筋である縦筋と左右方向に伸びる鉄筋である横筋を所定の間隔で配筋し、コンクリートブロックの空洞にモルタルやコンクリート等の充填材を充填して、上下左右にコンクリートブロックを組積して構築されることが通常である。図5は、空洞ブロックである従来のコンクリートブロックを用いて塀を構築した際の、コンクリートブロック4と、縦筋5と、モルタル6の構成を示した図である。図5に示すように、従来のコンクリートブロックを用いた塀は、所定の間隔で配筋した縦筋5の間にコンクリートブロック4が設置され、コンクリートブロック4同士の間にモルタル6が充填される。前述のように、標準的なコンクリートブロックは横幅が390mmとされているが、縦筋の間隔は略400mmとすることが通常であり、コンクリートブロック4同士の間には10mm前後のすき間が生じる。このすき間に、モルタル6による目地6aが形成される。なお、コンクリートブロックとして従来の型枠ブロックを使用する場合はコンクリートブロックの間のみに充填材を部分充填するのではなく、コンクリートブロックの空洞部分の全てに充填材を全充填するが、コンクリートブロック同士の間に10mm前後のすき間が生じることは空洞ブロックを用いた場合と同様であり、充填材による目地の形成が必要である。
特開2006−104818号公報
従来のコンクリートブロックでは、400mmの間隔で配筋された縦筋と幅390mmのコンクリートブロックを用いて塀等を組積するので、施工の際にはモルタルやコンクリート等の充填材を目地として形成する必要がある。目地を形成する作業は熟練を要するので、組積作業に時間がかかるとともに、作業者の技量によって塀等構築物の外観や、作業時間に差が表れやすいという問題があった。
本考案は前述の状況に着目し、効率良く組積作業をおこなうことができるコンクリートブロックを提供することを、その課題とするものである。
上記課題を解決することを目的としてなされた本考案に係るコンクリートブロックは、前後一対のフェイスシェル部と、該一対のフェイスシェル部同士をつなぐウェブ部を備えるコンクリートブロックであって、前記一対のフェイスシェル部のそれぞれが、左右方向の幅を略400mmとし、外面側端部に平面視略L字状の切欠き部を備えることを特徴としている。
本考案に係るコンクリートブロックは、切欠き部の幅が10mmであることが望ましい。
本考案に係るコンクリートブロックは、切欠き部の奥行が5mmであることが望ましい。
本考案に係るコンクリートブロックは、空洞ブロックであってもよいし、型枠ブロックであってもよい。
本考案によれば、コンクリートブロックの幅を略400mmとし、一対のフェイスシェル部それぞれの外面側端部にL字状の切欠き部を有している。この構成により、切欠き部が目地として視認できるので、目地の形成作業を行うことなく効率のよい組積作業をすることができる。
本考案の実施形態の一例に係るコンクリートブロックの斜視図である。 同実施形態の一例に係るコンクリートブロックの平面図である。 同実施形態の一例に係るコンクリートブロックの側面図である。 同実施形態の一例に係るコンクリートブロックを用いた塀の構成を示す図である。 従来のコンクリートブロックを用いた塀の構成を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本考案の実施形態の一例について説明する。
図1〜図3は、本考案の実施形態に係るコンクリートブロックを示す図であり、図1は斜視図、図2は平面図、図3は右側面図である。図1〜3に示すように、コンクリートブロック1は、フェイスシェル部11a、11bと、ウェブ部12から構成されている。コンクリートブロック1は周知のコンクリートブロック用材料、すなわち、セメント、砂、砂利等を任意の割合で配合し、外形を略直方体状に形成している。
フェイスシェル部11a、11bは、コンクリートブロック1を組積して塀等を構築した際に、塀等の外面を構成する部位である。本実施形態に係るコンクリートブロック1におけるフェイスシェル部11a、11bは、幅すなわち左右方向の長さを略400mm、高さすなわち上下方向の長さを略190mmに形成しており、正面視において略矩形状に形成されている。なお、厚さすなわち前後方向の長さは任意でよく、周知の工業規格等に沿ってもよいし、独自の寸法としてもよい。
フェイスシェル部11a、11bが前後に対向配置され、該フェイスシェル部11a、11bを後述するウェブ部12がつなぐことにより、コンクリートブロック1は全体として略直方体状の外形となるように形成されている。また、後述するように、フェイスシェル部11a、11bの外面側端には平面視略L字状の切欠き部13a、13bがそれぞれ設けられている。
ウェブ部12は、前述のフェイスシェル部11a、11bの間に位置する部位である。本実施形態では、フェイスシェル部11a、11bと、ウェブ部12により、縦孔部14と、縦溝部15a、15bと、横溝部16が形成されている。なお、本実施形態のコンクリートブロック1は縦孔部14、縦溝部15a、15b、横溝部16がそれぞれ独立しており、後述するように縦溝部15a、15bにモルタル等を充填材として充填して使用する空洞ブロックとして形成されているが、コンクリートブロック1を空洞ブロックとして形成するか、あるいは型枠ブロックとして形成するかは適宜選択してよい。
切欠き部13a、13bは、フェイスシェル部11a、11bそれぞれの外面側端部に設けられた平面視略L字状の切欠きである。本実施形態における切欠き部13a、13bはそれぞれ幅略10mm、奥行き略5mmに形成されている。
縦孔部14は、コンクリートブロック1平面側の端面に設けられた空洞である。なお、本実施形態に係るコンクリートブロック1は、いわゆる横筋ブロックとしても使用することができるように、コンクリートブロック1の底面側に横溝部16が設けられており、縦孔部14はコンクリートブロック1を上下方向に貫通しないように形成されている。
縦溝部15a、15bはコンクリートブロック1の側端面に設けられた上下方向に延びる溝である。前述したように、コンクリートブロック1は前後一対のフェイスシェル部11a、11bと、当該フェイスシェル11a、11bの間に位置するウェブ部12により構成されており、ウェブ部12の左右それぞれの側端面を凹状に形成することにより縦溝部15a、15bを設けている。塀等の構築においてコンクリートブロック1を左右方向に並べた際には、一のコンクリートブロック1の縦溝部15aと隣接する他のコンクリートブロック1の縦溝部15bにより、コンクリートブロック1同士の間に空洞が設けられる。当該空洞に縦筋が配筋されるとともに、モルタル等の充填材が充填される。
横溝部16は、コンクリートブロック1底面側の端面に設けられた左右方向に延びる溝である。前述したように、コンクリートブロック1は前後一対のフェイスシェル部11a、11bと、当該フェイスシェル11a、11bの間に位置するウェブ部12により構成されており、ウェブ部12の底面側端面を凹状に形成することにより横溝部16を設けている。塀等の構築においてコンクリートブロック1を上下方向に並べた際には、一のコンクリートブロック1の横溝部16と他のコンクリートブロック1の平面側端面との間に空洞が設けられる。当該空洞に横筋が配筋されるとともに、モルタル等の充填材が充填される。
本実施形態に係るコンクリートブロック1は、平面側端面に縦孔部14を備え、また、左右両側端面に縦溝部15a、15bを備えており、いわゆる基本形ブロックとして使用することができる。また、横溝部16を備えていることにより、いわゆる横筋ブロックとしても使用することができる。コンクリートブロック1を横筋ブロックとして用いる際は、横溝部16に横筋を配筋してモルタル等を充填する。
図4は、本実施形態に係るコンクリートブロック1を用いて施工した塀の構成を示す模式図である。図4に示すように、コンクリートブロック1を用いて塀を構築する際は、略400mm間隔で配筋された縦筋2の間にコンクリートブロック1を設置し、一のコンクリートブロック1の縦溝部15aと、隣接する他のコンクリートブロック1の縦溝部15bにより構成された空洞にモルタル3を充填する。
この状態において、コンクリートブロック1は幅が略400mmに形成されており、縦筋2を配筋する間隔と略同一となっている。これにより隣接するコンクリートブロック1同士の間にすき間が生じないので、組積作業を行う際には一のコンクリートブロック1の縦溝部15aと、隣接する他のコンクリートブロック1の縦溝部15bにより形成された空間にモルタル等を充填するのみでよい。フェイスシェル部11a、11bには切欠き部13a、13bが形成されているので、塀等を構築した際には当該切欠き部13a、13bが外観上目地として視認されるので、モルタル等による目地の形成作業を行うことなく、作業者の熟練を要することなく美しい塀等を構築することができる。
また、塀等を構築する際には、構築する塀等の幅及び高さに合わせて必要数のコンクリートブロックを施工場所の近くに配置した上で配筋、組積等作業を行うことが通常である。本実施形態に係るコンクリートブロック1は幅を縦筋の間隔と同じ略400mmとしているので、施工場所の幅と同一になるようにコンクリートブロック1を配置しておくことで、コンクリートブロック1の必要数を容易に把握することができ、効率的に組積作業を行うことができる。
本実施形態の構成は以上であるが、本考案を実施する形態はこれに限られない。例えば、本実施形態ではコンクリートブロック1が横溝部16を備えており、コンクリートブロック1をいわゆる横筋ブロックとして用いることができるが、横溝部16を排して基本形ブロックとして用いるように構成してもよい。また、本実施形態のコンクリートブロック1は空洞ブロックであるが、型枠ブロックとして構成してもよい。その他の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲でさまざまな変更が可能である。
1 コンクリートブロック
11a、11b フェイスシェル部
12 ウェブ部
13a、13b 切欠き部
14a〜14c 縦孔部
15a、15b 縦溝部
16 横溝部
2 縦筋
3 モルタル

Claims (5)

  1. 前後一対のフェイスシェル部と、該一対のフェイスシェル部同士をつなぐウェブ部を備えるコンクリートブロックであって、
    前記一対のフェイスシェル部のそれぞれが、左右方向の幅を略400mmとし、外面側端部に平面視略L字状の切欠き部を備える
    ことを特徴とする、コンクリートブロック。
  2. 前記切欠き部の幅が略10mmであることを特徴とする、請求項1記載のコンクリートブロック。
  3. 前記切欠き部の奥行きが略5mmであることを特徴とする、請求項1又は2に記載のコンクリートブロック。
  4. 前記コンクリートブロックが空洞ブロックであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のコンクリートブロック。
  5. 前記コンクリートブロックが型枠ブロックであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のコンクリートブロック。

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