JP7253386B2 - パネルユニット - Google Patents
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Description
前記照明センサは、前記前パネルの前面側に配置されることが好ましい。
図1は、本実施形態におけるトイレ空間100の正面図である。
パネルユニット1は、キャビネットとしての背面側キャビネット3の前面を構成し、トイレ空間100内に配置される。
なお、本明細書において、上下方向とは天地方向であり、幅方向とは、図1に示すように、トイレ空間100の入口側から後壁101に向かって、背面側キャビネット3を正面から見た場合の左右を結ぶ横方向を意味する。また、左右とは、背面側キャビネット3を正面から見た場合の左右を意味する。
便器装置2は、図1~図3に示すように、便器本体21と、便蓋22と、給水部23と、排水部24と、を有する。
給水部23は、便器本体21に排水用の水を供給する機構である。給水部23は、建物の内部に設けられた給水管(図示省略)に接続され、ボウル部210に供給する水を貯水する給水タンク230を有する。
排水部24は、便器本体21に接続され、便器本体21の排水口から排出される汚水を下水へ排水するエルボ管241及び蛇腹管242を有する。エルボ管241は、排水口に接続されており、蛇腹管242は、エルボ管241の下流側端部から床下の下水管へと接続される。
背面側キャビネット3は、図4に示すように、便器本体21の背面側と、トイレ空間100の後壁101との間に配置される。背面側キャビネット3は、床面103から便器装置2の上部を越えて上方へ延びるとともに、後壁101側へ奥行を有する。背面側キャビネット3は、便器装置2のタンクや止水栓等が配置される給水部23や排水部24等を覆い隠す棚である。
背面側キャビネット3は、収容部30と、パネルとしての前パネル31と、巾木32と、一対の間口調整材4と、一対の連結側板5と、一対の照明装置6と、照明センサ7(図1参照)と、制御部(図示省略)と、電源8と、を有する。また、これらの構成部のうち前パネル31、照明装置6、照明センサ7、電源8及び連結側板5は、合せて一体のパネルユニット1を構成し、背面側キャビネット3は、このパネルユニット1を有する。パネルユニット1については、後述する。
一対の縦桟351は、便器本体21の背面側で、後壁101から前方側に所定距離離れた位置に、上下方向に延びる金属製の枠材である。一対の縦桟351は、便器本体21の幅方向の一方及び他方に配置される。縦桟351には、後述する前パネル31を介して便器本体21が固定される。また、図3に示すように、一対の縦桟351の間に、横方向に延びる支持部材354が取り付けられ、給水タンク230が支持部材354に固定支持される。
上桟352は収容部30の上部側で、下桟353は収容部30の下部側で、一対の縦桟351の間に横方向に渡される金属製の枠材である。
長手方向側縁41は、前パネル31の側縁31c、31dに沿って配置される。
短手方向側縁42は、前パネル31の幅方向に沿って配置される。
長孔43は、間口調整材4の上端側及び下端側に短手方向に沿って形成される。
電源基板81は、照明装置6及び照明センサ7を駆動する電源回路が実装されている。
電源ボックス80は、電源基板81を内部に収容する直方体の箱であり、前パネル31の背面側で左右方向の一方の端部側に配置されている。電源ボックス80は、長手方向の辺が前パネル31の上下方向、短手方向の辺が左右方向に沿って延びている。また、電源ボックス80の厚さ方向の辺は、前パネル31の背面から収容部30の奥側へ向かって延びるように配置されている。電源ボックス80の下端に形成された孔から、電源基板81に接続されたケーブルが挿通し、収容部30内にあるトイレ空間内の電源のレセプタクルに差し込まれるようになっている。
連結側板5は、前パネル31の面に略直交し、連結側板5の短手方向の辺が、前パネル31の背面側からパネルの面に交差して背面側キャビネット3の内奥に向かって延びるように配置されている。
照明装置6は、連結側板5における背面側キャビネット3の外側の面に取り付けられている。照明装置6の奥行方向の寸法D2は、連結側板5の奥行方向の寸法D1よりも小さい。
照明センサ7は、前パネル31の前面側に配置されている。
電源ボックス80は、前パネル31の背面側で連結側板5における背面側キャビネットの内側の面に接するように配置されている。電源ボックス80の厚さ方向の寸法Tは、連結側板5の奥行方向の寸法D1よりも小さい。よって、当然、電源ボックス80内に収容されている電源8の奥行方向の寸法は、連結側板5の奥行方向の寸法D1より小さい。
照明装置6及び照明センサ7から延びるケーブルは、電源ボックス80内の電源基板81に接続されている。照明装置6及び照明センサ7は、配線が全て完了した状態で連結側板5及び前パネル31に取り付けられている。
本実施形態では、便器本体21の背面側に配置される背面側キャビネット3の前面を構成するパネルユニット1を、板状の前パネル31と、前パネル31に設けられる照明装置6と、前パネル31に設けられ、照明装置6を点灯及び消灯させるために人体を検知する照明センサ7と、前パネル31における背面側キャビネット3の内側の面に配置され、照明装置6及び照明センサ7を駆動する電源8と、含んで構成した。
パネルユニット1が前パネル31と、照明装置6と、照明センサ7と、電源8とを備えているので、パネルユニット1を所定の場所に固定するだけで、前パネル31、照明装置6、照明センサ7及び電源8の全てを一度に背面側キャビネット3に取り付けることができ、施工が極めて容易になる。
パネルユニット1の取り付け時には、パネルユニット1の前パネル31の背面側を下にして壁や周囲の物に立て掛けたり、施工の途中で一時的に他の場所に仮置きすることがある。連結側板5は前パネル31の背面側で、前パネル31に対して略直交するように取り付けられるので、連結側板5の奥側の端部が立てかけた壁や周囲の物に当接し、連結側板5の奥側の端部と前パネル31の背面との間に空間があく。照明装置6が、前パネル31に略直交するように取り付けられる連結側板5の前パネル31に近い側に取り付けられ、電源8は前パネル31の背面に配置されていると、連結側板5と前パネル31の間に形成された空間に照明装置6や電源8が配置され、前パネル31により覆われて保護される。よって、施工性が向上し、上記と同様の効果を奏する。
これにより、背面側キャビネット3の最も目立つ面の施工が容易になり、背面側キャビネット3全体の施工性を向上させることができる。
例えば、上記実施形態では、背面側キャビネット3の前パネル31を例に説明したが、これに限られない。背面側キャビネットの一の面を構成するパネルユニットであれば、背面側キャビネットの側面を構成するものであってもよい。この場合、照明装置及び照明センサは、パネルに設けられ、電源は、パネルにおける背面側キャビネットの内側の面に配置されてよい。
図6に示すように、前パネル31Aの背面と巾木32Aの間に下側用照明装置600を設けてもよい。下側用照明装置600は、前パネル31Aの下端縁の幅方向に沿って配置される。より具体的には、前パネル31Aの下端部の背面側を側面視でL字状に切り欠いて、切欠き部319を形成する。前パネル31Aの下端部の切欠き部319及び巾木32Aの間に空間を形成し、この空間に下方に向かって照らす下側用照明装置600を配置する。
下側用照明装置600から照射される光と、上記実施形態の照明装置6から照射される光とは、前パネル31Aの下端部の幅方向外側の角で重なる。前パネル31Aの下側の周囲を下側用照明装置600と照明装置6とが連続して囲むように配置される。これより、前パネルが床面103から浮遊した状態であることが視認しやすくなる。
また、他の下側用照明装置として、前パネルと床面との間に配置して、トイレ空間内を直接照らす直接照明として構成したものでもよい。
3 背面側キャビネット(キャビネット)
5 連結側板
6 照明装置
7 照明センサ
8 電源
31 前パネル(パネル)
Claims (3)
- 便器本体の背面側に配置されるキャビネットの一の面を構成するパネルユニットであって、
板状のパネルと、
前記パネルに設けられる照明装置と、
前記パネルに設けられ、前記照明装置を点灯及び消灯させるために人体を検知する照明センサと、
前記パネルにおける前記キャビネットの内側の面に配置され、前記照明装置及び前記照明センサを駆動する電源と、
前記パネルの前記内側の面に連結され、前記キャビネットの内奥に向かって前記内側の面に対して交差する方向に取り付けられる連結側板と、を備え、
前記照明装置は、前記連結側板の内奥側の端部よりも前記パネルに近い側に配置される、パネルユニット。 - 前記連結側板には、前記照明装置が取り付けられる、請求項1に記載のパネルユニット。
- 前記パネルは、前記便器本体の背面側に配置され、前記キャビネットの前面部を構成する前パネルであり、
前記照明装置及び前記電源は、前記前パネルの背面側に配置され、
前記照明センサは、前記前パネルの前面側に配置される、請求項1又は2に記載のパネルユニット。
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