JP7146604B2 - トイレ用キャビネット - Google Patents

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Description

本発明は、トイレ用キャビネットに関する。
従来、トイレルーム内に配置され、便器本体の背面側に配置されるトイレ用キャビネットが知られている。トイレ用キャビネットは、トイレルームの便器本体を挟んで対向する一対の側壁の間で、トイレ用キャビネットの幅が、トイレルームの一対の側壁の間の全幅に亘るように配置されている(例えば、特許文献1参照)。また、特許文献1に記載のトイレ用キャビネットには、夜間にトイレルームを使用する場合に使用者の足元を照らすため、トイレ用キャビネットの内部に照明装置が設置されている。
特開2018-79056号公報
トイレルーム等を含む建築物は、施工時の誤差や周囲環境によって歪みが生じている場合があり、トイレルームの側壁の間にトイレ用キャビネットを配置しようとする際に、トイレルームの側壁とトイレ用キャビネットの側端部との間に隙間が生じ、建築物の歪みが目立ってしまうことがあった。そこで、この歪みが目立ちにくいトイレ用キャビネットが望まれていた。
本発明は、便器本体(例えば、後述の便器本体21)の背面側に配置されるトイレ用キャビネット(例えば、後述のトイレ用キャビネット3)であって、前記便器本体の背面側に配置され、前記トイレ用キャビネットの前面部を構成する前パネル(例えば、後述の前パネル31)と、前記前パネルの左右両側縁に沿って上下方向に延びる一対の照明装置(例えば、後述の照明装置6)と、を備える、トイレ用キャビネットに関する。
前記一対の照明装置は、少なくとも前記前パネルの上下方向の中央に配置されることが好ましい。
前記照明装置は、前記前パネルの上下方向の一端側から他端側まで延びて配置されることが好ましい。
前記前パネルの一対の側端部はそれぞれ、前記側端部に対向するトイレルーム(例えば、後述のトイレルーム100)の一対の側壁(例えば、後述の一対の側壁102)から離れた位置に配置され、前記照明装置は、前記前パネルの背面側に配置され、前記側壁と前記前パネルとの間に形成される隙間(例えば、後述の第1の隙間S1)から光を照射することが好ましい。
前記照明装置は、前記前パネルの背面で前記トイレ用キャビネットの正面視から視認されない位置に配置され、少なくとも前記一対の側壁に対して光を照射する間接照明装置であることが好ましい。
本発明によれば、トイレルームの側壁と、トイレ用キャビネットの側端部との間に生じる隙間が目立ちにくいトイレ用キャビネットを提供することができる。
本実施形態のトイレ用キャビネット示す正面図である。 本実施形態のトイレ用キャビネットの側面図である。 本実施形態のトイレ用キャビネットの上面図である。 本実施形態の間口調整材、連結側板及び照明装置の斜視図である。 他の実施形態の前パネル及び巾木の下端近傍を示す拡大した側面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態におけるトイレルーム100内のトイレ用キャビネット3を示す図である。トイレ用キャビネット3は、トイレルーム100内に配置されるとともに、便器装置2の便器本体21が取り付けられる。
トイレルーム100は、図1に示すように、略直方形の空間であり、長手方向がトイレルーム100の手前側の入口(図示省略)と入口に対向する奥側とを結ぶ前後方向に沿っている。トイレルーム100は、奥側の後壁101と、後壁101の幅方向の一方及び他方の一対の側壁102と、出入口用の扉が設けられた前壁(図示省略)と、トイレ用キャビネット3が設けられる床面103と、を有する。
なお、本明細書において、上下方向とは天地方向であり、幅方向とは、図1に示すように、トイレルーム100の入口側から後壁101に向かって、トイレ用キャビネット3を正面から見た場合の左右を結ぶ横方向を意味する。また、左右とは、トイレ用キャビネット3を正面から見た場合の左右を意味する。
図2は、トイレルーム100の側面図である。図3は、トイレルーム100の上面図である。
便器装置2は、図2に示すように、便器本体21と、便蓋22と、給水部23と、排水部24と、を有する。
便器本体21は、上部が開口した凹部が形成されたボウル部210を有する平面視略U字状の容器である。便器本体21は、使用者が着座して使用する便器を構成する主要部分であり、ボウル部210の底部には汚物を排出する排水口が形成されている。便器本体21は、下端部が床面103から上方に離れた位置に配置されている。便器本体21は、いわゆる壁掛け式であり、便器本体21が後述するトイレ用キャビネット3に接続されて、床面103から宙に浮いたように設置されている。便器本体21は、床面103から、例えば60mm~110mm程度上方に離れた位置に取り付けられている。
便蓋22は、便器本体21のボウル部210における開口を覆う蓋であり、後方側にヒンジで接続されて開閉される。
給水部23は、便器本体21に排水用の水を供給する機構である。給水部23は、建物の内部に設けられた給水管(図示省略)に接続され、ボウル部210に供給する水を貯水する給水タンク230を有する。
排水部24は、便器本体21に接続され、便器本体21の排水口から排出される汚水を下水へ排水するエルボ管241及び蛇腹管242を有する。エルボ管241は、排水口に接続されており、蛇腹管242は、エルボ管241の下流側端部から床下の下水管へと接続される。
図3は、トイレルーム100の上面図である。図3では、カウンター330を省略して示している。
トイレ用キャビネット3は、図1~図3に示すように、便器本体21の背面側と、トイレルーム100の後壁101との間に配置される。トイレ用キャビネット3は、床面103から便器装置2の上部を越えて上方へ延びるとともに、後壁101側へ奥行を有する。トイレ用キャビネット3は、便器装置2のタンクや止水栓等が配置される給水部23や排水部24等を覆い隠す棚である。
トイレ用キャビネット3は、収容部30と、前パネル31と、巾木32と、一対の間口調整材4と、一対の連結側板5と、一対の照明装置6と、センサ7と、制御部(図示省略)と、を有する。
収容部30は、便器本体21の背面と後壁101との間に配置され、便器装置2の給水部23や排水部24、便器装置2の電源(図示省略)等の構成部を内部に収容する略直方形の空間である。収容部30は、フレーム350と、補強木320と、カウンター330と、を有する。
フレーム350は、図1に示すように、便器本体21、給水部23及び排水部24等を固定支持する土台を形成する枠である。フレーム350は、一対の縦桟351、上桟352、及び下桟353を有する。
一対の縦桟351は、便器本体21の背面側で、後壁101から前方側に所定距離離れた位置に、上下方向に延びる金属製の枠材である。一対の縦桟351は、便器本体21の幅方向の一方及び他方に配置される。縦桟351には、後述する前パネル31を介して便器本体21が固定される。また、一対の縦桟351の間に、横方向に延びる支持部材354(図2参照)が取り付けられ、給水タンク230が支持部材354に固定支持される。
上桟352は収容部30の上部側で、下桟353は収容部30の下部側で、一対の縦桟351の間に横方向に渡される金属製の枠材である。
補強木320は、後壁101に直接取り付けられる板材であり、収容部30の上部でフレーム350に対向する位置に配置される。
カウンター330は、収容部30の上部を覆う長方形の板である。カウンター330は補強木320に回動可能にヒンジで接続され、収容部30の上部開口を開閉可能な蓋を構成する。カウンター330の手前側の縁は、上桟352に間接的に支持される。
前パネル31は、便器本体21が固定されるフレーム350の縦桟351に接続されて支持され、便器本体21の背面側に取り付けられる。前パネル31は、収容部30の前側と便器本体21とを隔てる四角形の板状の部材である。前パネル31は、便器本体21の下方から上端部を越えて上下方向に延び、トイレ用キャビネット3の最前面部を構成する。前パネル31は、上端側で幅方向に延びる上端縁31aと、下端側で幅方向に延びる下端縁31bと、幅方向の一方及び他方で上下方向に延びる側縁31c、31dとを有する。
前パネル31の幅方向に沿う寸法は、便器本体21の幅よりも大きく、前パネル31は、トイレ用キャビネット3の幅方向の一方側から他方側へ延びるように配置されている。しかし、図1及び図3に示すように、前パネル31の一対の側端部で上下方向に延びる側縁31c、31dは、それぞれの側端部に対向するトイレルーム100の一対の側壁102から離れた位置に配置されており、側壁102にぴったりと付き合わされてはいない。すなわち、前パネル31の一対の側端部は、それぞれ一対の側壁102から離れて、第1の隙間S1を有して配置されている。第1の隙間S1は、例えば5mm~40mm程度、好ましくは10mm~35mm程度であってよい。
前パネル31は、複数の板が隣接して配置されることで構成されており、上部前板部311と、下部右側前板部312と、下部左側前板部313と、下部中央前板部314と、を有する。
上部前板部311は、前パネル31の上部に配置される四角形の一枚の板材である。上部前板部311は、縦桟351に固定される。
下部右側前板部312は、前パネル31の下部の正面視右側に配置される四角形の板であり、便器本体21の下方の右側に配置される。下部右側前板部312は、ダボと孔の構成により上部前板部311に接続されており、また、後述する下部中央前板部314に接続されることで、間接的に縦桟351に支持される。
下部左側前板部313は、前パネル31の下部の正面視左側に配置される四角形の板であり、便器本体21の下方の左側に配置される。下部左側前板部313は、ダボと孔の構成により上部前板部311に接続されており、また、後述する下部中央前板部314に接続されることで、間接的に縦桟351に支持される。
下部中央前板部314は、前パネル31の下部の正面視中央側に配置される板であり、便器本体21の形状に沿って上部側が切り欠かれている。下部中央前板部314は、便器本体21の背面側に配置され、縦桟351に固定される。
前パネル31の下端部に沿って延びる下端縁31b、すなわち、下部右側前板部312、下部左側前板部313及び下部中央前板部314の下端縁は、図1及び図2に示すように、床面103から上方に離れた位置に配置されており、床面103に直接接続されていない。前パネル31は、床面103から、少なくとも10mm以上離れた位置に取り付けられ、好ましくは20mm~50mm、例えば30mm~40mm程度離れた位置に取り付けられる。
巾木32は、図2に示すように、縦桟351に固定されて前パネル31の下端部の背面側に配置され、前パネル31の幅方向の一方から他方に延びる細長い板材である。巾木32は、前パネル31の背面と前後方向に重なり、床面103に当接する。巾木32の前面は、前パネル31の背面に接している。巾木32は、前パネル31とは異なる色調に形成されており、例えば、トイレルーム100の側壁102と同系色である。
図4は、前パネル31に間口調整材4、連結側板5及び照明装置6が取り付けられた状態の斜視図である。間口調整材4は、トイレ用キャビネット3の上下方向に沿って延びる縦長の板材であり、長手方向側縁41と、短手方向側縁42と、長孔43と、を有する。
長手方向側縁41は、前パネル31の側縁31c、31dに沿って配置される。
短手方向側縁42は、前パネル31の幅方向に沿って配置される。
長孔43は、間口調整材4の上端側及び下端側に短手方向に沿って形成される。
間口調整材4は、図3に示すように、前パネル31の背面側で、前パネルの一対の側縁31c、31d近傍に、前パネル31と前後方向に重なるように一対配置される。間口調整材4は、長孔43に挿通させるビス44の位置を調整することにより左右方向に移動可能に取り付けられ、間口調整材4の短手方向側縁42の外側端部が、トイレルーム100の側壁102に当接するように近接させて取り付けられる。ここで、間口調整材4が側壁102に「当接可能」とは、間口調整材4を側壁102に当接させるか、また、施工誤差等で側壁102にぴったりと当接しない場合でも、当接するほどに近接させることが可能であることを意味する。図1及び図4に示すように、間口調整材4の短手方向側縁42の外側端部は、前パネル31よりも幅方向の外側に位置する。
間口調整材4は、前パネル31の背面から後方に離れ、前パネル31の背面との間に第2の隙間S2を有して配置される。前パネル31の背面と間口調整材4との間の第2の隙間S2の寸法は、前パネル31の側端部とトイレルーム100の側壁102との間の第1の隙間S1の寸法よりも大きく、例えば、40mm~60mm程度、好ましくは45mm~55mm程度である。第2の隙間S2の方が第1の隙間S1よりも大きいことで、第2の隙間S2の奥行きにより前パネル31の独立性が際立ち、前パネル31が浮遊しているような浮遊感が実現される。
間口調整材4は、白色、ベージュ、クリーム色等の光を反射させやすい色調及び素材で構成される。白、ベージュ、クリーム色等の白色系の色調は、黒色系や赤色系等と比べると光を反射させやすい。このため、間口調整材4の反射板としての機能を発揮させやすくなる。
間口調整材4は、図1に示すように、間口調整材4の下端部が巾木32の幅方向外側に配置されており、巾木32に対していわゆる「縦勝ち」に配置されている。間口調整材4と巾木32は、正面視で連続したように見え、間口調整材4と巾木32が前パネル31の下側の周囲を上部が開口したコの字状に囲んでいるように配置されている。
連結側板5は、前パネル31の背面と間口調整材4とを連結する板であり、前パネル31及び間口調整材4に対して略直交するように取り付けられる。連結側板5は、間口調整材4とほぼ同程度の長さを有する縦長の板材である。連結側板5の幅方向の長さは、第2の隙間S2に対応する。図4に示すように、連結側板5の前パネル31側の短手方向の端部における、前パネル31と接する端面には、前パネル31側に向かって突出するボス51が形成されており、前パネル31の背面側の対応する位置に形成される孔に挿入されて連結される。
図4を参照して、連結側板5と間口調整材4の連結手順について説明する。前パネル31の幅方向の寸法は、トイレルーム100の一対の側壁102同士の間の距離よりも短いので、前パネル31の幅方向の外側に第1の隙間S1が開く。第1の隙間S1の大きさに応じて、間口調整材4の位置は、便器本体21寄りか、側壁102寄りか、施工現場で位置を調整される。間口調整材4の長孔43にビス44を挿通させ、間口調整材4と連結側板5とをL字型金具52で仮留めする。間口調整材4の短手方向側縁42の外側(トイレルーム100の側壁102側)の端部が側壁102に当接するように近接させて左右方向に移動させ、位置を調整した後、間口調整材4の上端側及び下端側に挿通されているビス44を締め、一対の間口調整材4を固定する。
照明装置6は、前パネル31の背面側のやや内側(前パネル31の幅方向中央寄り)で、前パネル31の両側縁31c、31dに沿って延びるように一対配置される。詳細には照明装置6は、図2に示すように前パネル31の両側縁31c、31dの背面と、間口調整材4との間で、連結側板5に取り付けられ、トイレ用キャビネット3の正面視では視認されない位置に配置される。照明装置6は、トイレ用キャビネット3の一対の側縁31c、31d側からトイレルーム100の一対の側壁102に対して光を照射する間接照明装置である。照明装置6は、照明ケース61と、照明カバー62と、照明素子及びケーブル(図示省略)とを有する。
照明ケース61は、内部に照明素子及びケーブルが格納された直方体のケースである。照明ケース61は、前パネル31の上下方向の側縁31c、31dにおける一方側の端部側から他方側の端部側まで延びるように配置される。詳細には、照明ケース61の長さは、前パネル31の側縁31c、31dの長さよりもわずかに短く、照明ケース61の端部は、前パネル31の上下方向の端部よりもやや内側に位置している。なお、図3に示すように、照明ケース61は、前パネル31の一方の側縁31c側と他方の側縁31d側とでは、奥行き方向に互い違いにずれて配置されており、一方の側縁31c側では前パネル31の背面から奥側へ離れた位置で連結側板5に取り付けられ、他方の側縁31d側では前パネル31の背面に当接するように連結側板5に取り付けられている。
照明カバー62は、照明ケース61が取り付けられた状態で、照明ケース61における少なくとも前パネル31の幅方向の外側を覆うように取り付けられる。照明カバー62は、トイレルーム100の側壁102側を向くように配置される。
照明素子は、照明ケース61の内部に配置されている(図示省略)。照明素子が点灯することで照明装置6が発光する。照明素子は、発光の範囲が前パネル31の上下方向に亘るように、照明ケース61内の上下方向に沿って並ぶように配置されている。
センサ7は、センサ7の検知結果に基づいて作動するトイレルームの環境を制御する設備機器としての照明装置6に接続される。センサ7は、便器装置2に近付く人体を検知する焦電型赤外線人体検知センサである。センサ7は、トイレ用キャビネット3の前面である前パネル31に取り付けられ、使用者がトイレルーム100に入室して、便器装置2に予め設定した所定距離近づくと、人体を検知し、検知結果を制御部へ出力する。センサ7は、トイレ用キャビネット3の前面である前パネル31に配置され、その検知範囲が便器装置2の便蓋22又は便座の全開又は全閉時において便蓋22又は便座に干渉しない位置に設定される。便蓋22又は便座に干渉しないとは、センサ7の検知範囲内に全開又は全閉時の便蓋22又は便座が配置されていないことを意味する。図1に示すように、本実施形態では、センサ7は、便器装置2の正面視左側、便蓋22の幅方向の外側で、便蓋22の上面よりも上方の前パネル31の表面に配置されている。
制御部は、センサ7及び照明装置6に接続される。制御部は、センサ7が人体を検知すると、検知結果に応じて照明装置6を点灯させる。また、制御部はタイマーに接続されており、照明装置6の点灯後所定時間が経過すると、照明装置6を消灯させる。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、トイレルーム100内に配置され、便器本体21の背面側に配置されるトイレ用キャビネット3を、便器本体21の背面側に配置され、トイレ用キャビネット3の前面部を構成する前パネル31と、前パネル31の左右両側縁に沿って上下方向に延びる一対の照明装置6と、を含んで構成した。
前パネルの左右の両側縁31c、31dに沿って上下方向に延びるように一対の照明装置6が配置されていると、照明装置6が前パネル31の側縁31c、31dからトイレルーム100の側壁102を照らすので、前パネル31の側縁31c、31dと側壁102との間の境界に形成される隙間S1がぼやけて目立たなくなる。このとき、前パネル31の上下方向に沿って照らされた部分が明るくなることで、前パネル31の側縁31c、31dと側壁102との間の隙間S1を目立たなくすることができる。よって、前パネル31や側壁102の施工時の傾きが目立たなくなり、トイレルーム100の外観が良好になる。また、傾きが目立たなくなることで、施工性が向上する。
本実施形態では、照明装置6を、前パネル31の上下方向の一端側から他端側まで延びるように配置させた。これにより、前パネル31の側縁31c、31dと側壁102との間の隙間S1が広い範囲でぼやけて目立たなくなる。よって、より確実に前パネル31の側縁31c、31dと側壁102との間の第1の隙間S1を目立たなくすることができ、上記と同様の効果を奏する。
前パネル31の一対の側端部それぞれを、側端部に対向するトイレルーム100の一対の側壁102から離れた位置に配置し、照明装置6を、前パネル31の背面側に配置し、側壁102と前パネル31との間に形成される第1の隙間S1から光を照射させた。照明装置6が前パネル31の背面側で第1の隙間S1から光を照射することで、前パネル31の側端部と側壁102との間の第1の隙間S1を目立たなくすることができ、上記と同様の効果を奏する。
本実施形態では、照明装置6を、前パネル31の背面でトイレ用キャビネット3の正面視から視認されない位置に配置し、少なくとも一対の側壁102に対して光を照射する間接照明装置とした。
照明装置6を一対の側壁102に直接取り付けずに、前パネル31の背面側に配置してトイレルーム100の側壁102を照らす間接照明にすることで、照明装置6の照度が弱めに、柔らかく広い範囲で光を照射することができるので、第1の隙間S1をより目立たなくすることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、巾木32や間口調整材4、照明装置6の正面視で見える部分は、互いに面一ではなく、前後方向でずれて配置されている。これらの部材のうちどの部材が前方に位置するか後方に位置するかは、適宜変更してよい。
また、上記実施形態では、照明装置6は前パネル31の上下方向の一端側から他端側まで延びるように配置されているが、これに限られない。少なくとも上下方向の中央に配置されていれば、上記実施形態の照明装置より短く形成してもよい。照明装置6が短くても、照明装置6から照射される光は前パネル31の上下方向全長に亘って届き、また、左右方向にも広がる。
照明装置6が少なくとも前パネル31の上下方向の中央に配置されることで、前パネル31の上下方向の少なくとも中央部が照らされる。中央部が照らされれば、その上下方向の端部側へは人の意識が向きにくいので、前パネル31の側縁31c、31dと側壁102との間の隙間S1を目立たなくすることができる。よって、照明装置6を短くしても上記と同様の効果を奏する。また、照明装置6や、内部の光源である照明素子の数を減らすことができるとともに、照明装置6のデザインの自由度を上げることができる。
また、上記実施形態では、照明装置6は連結側板5に取り付けられることで、前パネル31の背面に位置しているが、これに限られない。一対の側壁102のそれぞれと前パネル31との間に形成される第1の隙間S1から光を照射することができればよく、間口調整材4やその他の部材に取り付けてもよい。また、照明装置を前パネルの前面側で、一対の側縁よりも幅方向内側に配置しても、前パネルの左右両側縁に沿っていれば、本発明の範囲である。
また、上記実施形態では、照明装置6は、前パネル31の背面側に配置されて少なくとも一対の側壁102に対して光を照射する間接照明装置として説明しているが、これに限られない。照明装置を、前パネルと側壁との間に配置して、トイレルーム内を直接照らす直接照明として構成することも、本発明の範囲内である。
図5は、トイレ用キャビネットの他の実施形態における前パネル31A及び巾木32Aの下端近傍を示す拡大した側面図である。
図5に示すように、前パネル31Aの背面と巾木32Aの間に下側用照明装置600を設けてもよい。下側用照明装置600は、前パネル31Aの下端縁の幅方向に沿って配置される。より具体的には、前パネル31Aの下端部の背面側を側面視でコの字状に切り欠いて、切欠き部319を形成する。前パネル31Aの下端部の切欠き部319と、巾木32Aとで、床面103に向かって開口する側面視コの字状の空間を形成し、この空間に下方に向かって照らす下側用照明装置600を配置する。
下側用照明装置600から照射される光と、上記実施形態の照明装置6から照射される光とは、前パネル31Aの下端部の幅方向外側の角で重なる。前パネル31Aの下側の周囲を下側用照明装置600と照明装置6とが連続して囲むように配置される。これより、前パネルが床面103から浮遊した状態であることが視認しやすくなる。
下側用照明装置600は、トイレ用キャビネット3の下端縁31b側からトイレルーム100の床面103に対して光を照射する間接照明装置であってよい。
また、他の下側用照明装置として、前パネルと床面との間に配置して、トイレルーム内を直接照らす直接照明として構成したものでもよい。
3 トイレ用キャビネット
6 照明装置
21 便器本体
31 前面部
100 トイレルーム
102 一対の側壁

Claims (5)

  1. 便器本体の背面側に配置されるトイレ用キャビネットであって、
    前記便器本体の背面側に配置され、前記トイレ用キャビネットの前面部を構成する前パネルと、
    前記前パネルの左右両側縁に沿って上下方向に延びる一対の照明装置と、を備える、トイレ用キャビネット。
  2. 前記一対の照明装置は、少なくとも前記前パネルの上下方向の中央に配置される、請求項1に記載のトイレ用キャビネット。
  3. 前記照明装置は、前記前パネルの上下方向の一端側から他端側まで延びて配置される、請求項1又は2に記載のトイレ用キャビネット。
  4. 前記前パネルの一対の側端部はそれぞれ、前記側端部に対向するトイレルームの一対の側壁から離れた位置に配置され、
    前記照明装置は、前記前パネルの背面側に配置され、前記側壁と前記前パネルとの間に形成される隙間から光を照射する、請求項1~3のいずれか1項に記載のトイレ用キャビネット。
  5. 前記照明装置は、前記前パネルの背面で前記トイレ用キャビネットの正面視から視認されない位置に配置され、少なくとも前記一対の側壁に対して光を照射する間接照明装置である、請求項4に記載のトイレ用キャビネット。
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