JP2020110269A - トイレ用キャビネット - Google Patents

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Abstract

【課題】汎用性の高い照明装置付きのトイレ用キャビネットを提供すること。【解決手段】便器本体21の背面側に配置されるトイレ用キャビネット3であって、便器本体21の背面側に配置され、トイレ用キャビネット3の前面部を構成する前パネル31と、前パネル31の下部で正面視における少なくとも幅方向両側に配置される照明装置6と、を備える、トイレ用キャビネット3である。便器本体21は、前パネル31の下端縁よりも上方に下端部が位置する壁掛け式の便器本体21であり、照明装置6は、前パネル31の幅方向の中央部に配置されることが好ましい。【選択図】図2

Description

本発明は、トイレ用キャビネットに関する。
従来、便器本体の背面にトイレ用キャビネットを配置し、トイレ用キャビネットの前面パネルに照明装置を取り付けて、夜間等のために便器本体の下面側を照らすように構成したトイレ用キャビネットが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の技術では、便器本体は、トイレ用キャビネットに取り付けられた壁掛け式であり、照明装置は、便器本体の下端近傍で、前面パネルの幅方向の中央部に配置されている。
特開2018−79056号公報
便器本体は、施工されるトイレ空間によって、壁掛け式の場合もあれば、床置き式の場合もある。照明装置が前パネルに取り付けられて、便器本体の下端近傍に取り付けられている場合、壁掛け式と床置き式の場合とで照明装置の配置の異なるトイレ用キャビネットを用意する必要があった。このため、製品管理が煩雑になっていた。
本発明は、便器本体(例えば、後述の便器本体21)の背面側に配置されるトイレ用キャビネット(例えば、後述のトイレ用キャビネット3)であって、前記便器本体の背面側に配置され、前記トイレ用キャビネットの前面部を構成する前パネル(例えば、後述の前パネル31)と、前記前パネルの下部で正面視における少なくとも幅方向両側に配置される照明装置(例えば、後述の照明装置6)と、を備えるトイレ用キャビネットに関する。
前記便器本体は、前記前パネルの下端縁(例えば、後述の下端縁31b)よりも上方に下端部が位置する壁掛け式の便器本体であり、前記照明装置は、前記前パネルの幅方向の中央部に配置されることが好ましい。
前記便器本体は、前記トイレ用キャビネットが設置される床面に置いて設置される床置き式の便器本体であることが好ましい。
前記照明装置は、前記前パネルの幅方向の一方から他方に互いに間を空けて配置される複数の照明素子(例えば、後述の照明素子623)と、前記照明素子を、前記照明装置の幅方向の中央部と、両外側とで、点灯又は消灯を切り替える制御部と、を有することが好ましい。
前記前パネルの下端部の背面側に配置され、前記トイレ用キャビネットが配置される床面(例えば、後述の床面103)と当接し、前記前パネルの背面と前後方向で重なる巾木(例えば、後述の巾木32)をさらに備え、前記照明装置は、前記前パネルの背面と前記巾木との間に配置されることが好ましい。
本発明によれば、汎用性の高い照明装置付きのトイレ用キャビネットを提供することができる。
本実施形態のトイレ用キャビネット示す正面図である。 本実施形態のトイレ用キャビネットの側面図である。 本実施形態のトイレ用キャビネットの上面図である。 本実施形態の間口調整材、連結側板及び照明装置の斜視図である。 他の実施形態のトイレ用キャビネット示す正面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態におけるトイレ空間100内のトイレ用キャビネット3を示す図である。トイレ用キャビネット3は、トイレ空間100内で、便器装置2の便器本体21の背面側に配置される。
トイレ空間100は、図1に示すように、略直方形の空間であり、長手方向がトイレ空間100の手前側の入口(図示省略)と入口に対向する奥側とを結ぶ前後方向に沿っている。トイレ空間100は、奥側の後壁101と、後壁101の幅方向の一方及び他方の一対の側壁102と、出入口用の扉が設けられた前壁(図示省略)と、トイレ用キャビネット3が設けられる床面103と、を有する。
なお、本明細書において、上下方向とは天地方向であり、幅方向とは、図1に示すように、トイレ空間100の入口側から後壁101に向かって、トイレ用キャビネット3を正面から見た場合の左右を結ぶ横方向を意味する。また、左右とは、トイレ用キャビネット3を正面から見た場合の左右を意味する。
図2は、トイレ空間100の側面図である。図3は、トイレ空間100の上面図である。
便器装置2は、図2に示すように、便器本体21と、便蓋22と、給水部23と、排水部24と、を有する。
便器本体21は、上部が開口した凹部が形成されたボウル部210を有する平面視略U字状の容器である。便器本体21は、使用者が着座して使用する便器を構成する主要部分であり、ボウル部210の底部には汚物を排出する排水口が形成されている。便器本体21は、下端部が床面103から上方に離れた位置に配置されている。便器本体21は、いわゆる壁掛け式であり、便器本体21が後述するトイレ用キャビネット3に接続されて、床面103から宙に浮いたように設置されている。便器本体21は、床面103から、例えば60mm〜110mm程度上方に離れた位置に取り付けられている。
便蓋22は、便器本体21のボウル部210における開口を覆う蓋であり、後方側にヒンジで接続されて開閉される。
給水部23は、便器本体21に排水用の水を供給する機構である。給水部23は、建物の内部に設けられた給水管(図示省略)に接続され、ボウル部210に供給する水を貯水する給水タンク230を有する。
排水部24は、便器本体21に接続され、便器本体21の排水口から排出される汚水を下水へ排水するエルボ管241及び蛇腹管242を有する。エルボ管241は、排水口に接続されており、蛇腹管242は、エルボ管241の下流側端部から床下の下水管へと接続される。
図3は、トイレ空間100の上面図である。図3では、カウンター330を省略して示している。
トイレ用キャビネット3は、図1〜図3に示すように、便器本体21の背面側と、トイレ空間100の後壁101との間に配置される。トイレ用キャビネット3は、床面103から便器装置2の上部を越えて上方へ延びるとともに、後壁101側へ奥行を有する。トイレ用キャビネット3は、便器装置2のタンクや止水栓等が配置される給水部23や排水部24等を覆い隠す棚である。
トイレ用キャビネット3は、収容部30と、前パネル31と、巾木32と、一対の間口調整材4と、一対の連結側板5と、一対の照明装置6と、センサ7と、制御部(図示省略)と、を有する。
収容部30は、便器本体21の背面と後壁101との間に配置され、便器装置2の給水部23や排水部24、便器装置2の電源(図示省略)等の構成部を内部に収容する略直方形の空間である。収容部30は、支持部としてのフレーム350と、補強木320と、カウンター330と、を有する。
フレーム350は、図1に示すように、便器本体21、給水部23及び排水部24等を固定支持する土台を形成する枠体である。フレーム350は、一対の縦桟351、上桟352、及び下桟353を有する。
一対の縦桟351は、便器本体21の背面側で、後壁101から前方側に所定距離離れた位置に、上下方向に延びる金属製の枠材である。一対の縦桟351は、便器本体21の幅方向の一方及び他方に配置される。縦桟351には、後述する前パネル31を介して便器本体21が固定される。また、一対の縦桟351の間に、横方向に延びる支持部材354(図2参照)が取り付けられ、給水タンク230が支持部材354に固定支持される。
上桟352は収容部30の上部側で、下桟353は収容部30の下部側で、一対の縦桟351の間に横方向に渡される金属製の枠材である。
補強木320は、後壁101に直接取り付けられる板材であり、収容部30の上部でフレーム350に対向する位置に配置される。
カウンター330は、収容部30の上部を覆う長方形の板である。カウンター330は補強木320に回動可能にヒンジで接続され、収容部30の上部開口を開閉可能な蓋を構成する。カウンター330の手前側の縁は、上桟352に間接的に支持される。
前パネル31は、便器本体21が固定されるフレーム350の縦桟351に接続されて支持され、便器本体21の背面側に取り付けられる。前パネル31は、収容部30の前側と便器本体21とを隔てる四角形の板状の部材である。前パネル31は、便器本体21の下方から上端部を越えて上下方向に延び、トイレ用キャビネット3の最前面部を構成する。前パネル31は、上端側で幅方向に延びる上端縁31aと、下端側で幅方向に延びる下端縁31bと、幅方向の一方及び他方で上下方向に延びる側縁31c、31dと、切欠き部319と、を有する。
前パネル31の幅方向に沿う寸法は、便器本体21の幅よりも大きく、前パネル31は、トイレ用キャビネット3の幅方向の一方側から他方側へ延びるように配置されている。しかし、図1及び図3に示すように、前パネル31の一対の側端部で上下方向に延びる側縁31c、31dは、それぞれの側端部に対向するトイレ空間100の一対の側壁102から離れた位置に配置されており、側壁102にぴったりと付き合わされてはいない。すなわち、前パネル31の一対の側端部は、それぞれ一対の側壁102から離れて、第1の隙間S1を有して配置されている。第1の隙間S1は、例えば5mm〜40mm程度、好ましくは10mm〜35mm程度であってよい。
前パネル31は、複数の板が隣接して配置されることで構成されており、上部前板部311と、下部右側前板部312と、下部左側前板部313と、下部中央前板部314と、を有する。
上部前板部311は、前パネル31の上部に配置される四角形の一枚の板材である。上部前板部311は、縦桟351に固定される。
下部右側前板部312は、前パネル31の下部の正面視右側に配置される四角形の板であり、便器本体21の下方の右側に配置される。下部右側前板部312は、ダボと孔の構成により上部前板部311に接続されており、また、後述する下部中央前板部314に接続されることで、間接的に縦桟351に支持される。
下部左側前板部313は、前パネル31の下部の正面視左側に配置される四角形の板であり、便器本体21の下方の左側に配置される。下部左側前板部313は、ダボと孔の構成により上部前板部311に接続されており、また、後述する下部中央前板部314に接続されることで、間接的に縦桟351に支持される。
下部中央前板部314は、前パネル31の下部の正面視中央側に配置される板であり、便器本体21の形状に沿って上部側が切り欠かれている。下部中央前板部314は、便器本体21の背面側に配置され、縦桟351に固定される。
前パネル31は、図2に示すように、その下端部に沿って延びる下端縁31b、すなわち、下部右側前板部312、下部左側前板部313及び下部中央前板部314の下端縁に、背面側が側面視L字状に切り欠かれた切欠き部319を有する。切欠き部319は、下端縁31bの背面側で幅方向の一方から他方に亘って、側面視の厚さが上端縁31a側の厚さよりも薄く形成されている。
また、下端縁31bは、図1及び図2に示すように、床面103から上方に離れた位置に配置されており、床面103に直接接続されていない。前パネル31は、床面103から、少なくとも10mm以上離れた位置に取り付けられ、好ましくは20mm〜50mm、例えば30mm〜40mm程度離れた位置に取り付けられる。
巾木32は、図2に示すように、縦桟351に固定されて前パネル31の下端部の背面側に配置され、前パネル31の幅方向の一方から他方に延びる細長い板材である。巾木32は、前パネル31の背面と前後方向に重なり、床面103に当接する。巾木32と前パネル31の背面との間には、前パネル31の下端縁31bに形成される切欠き部319によって、空間が形成されている。巾木32は、前パネル31とは異なる色調に形成されており、例えば、トイレ空間100の側壁102と同系色である。
図4は、前パネル31に間口調整材4、連結側板5及び照明装置6が取り付けられた状態の斜視図である。間口調整材4は、トイレ用キャビネット3の上下方向に沿って延びる縦長の板材であり、長手方向側縁41と、短手方向側縁42と、長孔43と、を有する。
長手方向側縁41は、前パネル31の側縁31c、31dに沿って配置される。
短手方向側縁42は、前パネル31の幅方向に沿って配置される。
長孔43は、間口調整材4の上端側及び下端側に短手方向に沿って形成される。
間口調整材4は、図3に示すように、前パネル31の背面側で、前パネルの一対の側縁31c、31d近傍に、前パネル31と前後方向に重なるように一対配置される。間口調整材4は、長孔43に挿通させるビス44の位置を調整することにより左右方向に移動可能に取り付けられ、間口調整材4の短手方向側縁42の外側端部が、トイレ空間100の側壁102に当接するように近接させて取り付けられる。間口調整材4は、間口調整材4を側壁102に当接させるか、また、施工誤差等で側壁102にぴったりと当接しない場合でも、当接するほどに近接させることが可能であればよい。図1及び図4に示すように、間口調整材4の短手方向側縁42の外側端部は、前パネル31よりも幅方向の外側に位置する。
間口調整材4は、前パネル31の背面から後方に離れ、前パネル31の背面との間に第2の隙間S2を有して配置される。前パネル31の背面と間口調整材4との間の第2の隙間S2の寸法は、前パネル31の側端部とトイレ空間100の側壁102との間の第1の隙間S1の寸法よりも大きく、例えば、40mm〜60mm程度、好ましくは45mm〜55mm程度である。第2の隙間S2の方が第1の隙間S1よりも大きいことで、第2の隙間S2の奥行きにより前パネル31の独立性が際立ち、前パネル31が浮遊しているような浮遊感が実現される。
間口調整材4は、白色、ベージュ、クリーム色等の光を反射させやすい色調及び素材で構成される。白、ベージュ、クリーム色等の白色系の色調は、黒色系や赤色系等と比べると光を反射させやすい。このため、間口調整材4の反射板としての機能を発揮させやすくなる。
間口調整材4は、図1に示すように、間口調整材4の下端部が巾木32の幅方向外側に配置されており、巾木32に対していわゆる「縦勝ち」に配置されている。間口調整材4と巾木32は、正面視で連続したように見え、間口調整材4と巾木32が前パネル31の下側の周囲を上部が開口したコの字状に囲んでいるように配置されている。
連結側板5は、前パネル31の背面と間口調整材4とを連結する板であり、前パネル31及び間口調整材4に対して略直交するように取り付けられる。連結側板5は、間口調整材4とほぼ同程度の長さを有する縦長の板材である。連結側板5の幅方向の長さは、第2の隙間S2に対応する。図4に示すように、連結側板5の前パネル31側の短手方向の端部における、前パネル31と接する端面には、前パネル31側に向かって突出するボス51が形成されており、前パネル31の背面側の対応する位置に形成される孔に挿入されて連結される。
図4を参照して、連結側板5と間口調整材4の連結手順について説明する。前パネル31の幅方向の寸法は、トイレ空間100の一対の側壁102同士の間の距離よりも短いので、前パネル31の幅方向の外側に第1の隙間S1が開く。第1の隙間S1の大きさに応じて、間口調整材4の位置は、便器本体21寄りか、側壁102寄りか、施工現場で位置を調整される。間口調整材4の長孔43にビス44を挿通させ、間口調整材4と連結側板5とをL字型金具52で仮留めする。間口調整材4の短手方向側縁42の外側(トイレ空間100の側壁102側)の端部が側壁102に当接するように近接させて左右方向に移動させ、位置を調整した後、間口調整材4の上端側及び下端側に挿通されているビス44を締め、一対の間口調整材4を固定する。
照明装置6は、図2及び図4に示すように、前パネル31の両側縁31c、31dに沿って設けられる縦照明装置61と、前パネルの下端縁31bに沿って設けられる下照明装置62と、照明装置6の点灯及び消灯を制御する制御部60(図3参照)を有する。
縦照明装置61は、前パネル31の背面側のやや内側(前パネル31の幅方向中央寄り)で、前パネル31の両側縁31c、31dに沿って延びるように一対配置される。詳細には縦照明装置61は、図2に示すように前パネル31の両側縁31c、31dの背面と、間口調整材4との間で、連結側板5に取り付けられ、トイレ用キャビネット3の正面視では視認されない位置に配置される。縦照明装置61は、トイレ用キャビネット3の一対の側縁31c、31d側からトイレ空間100の一対の側壁102に対して光を照射する間接照明装置である。縦照明装置61は、照明ケース611と、照明カバー612と、照明素子613と、ケーブル(図示省略)と、を有する。
照明ケース611は、内部に照明素子613及びケーブルが格納された直方体のケースである。照明ケース611は、前パネル31の上下方向の側縁31c、31dにおける一方側の端部側から他方側の端部側まで延びるように配置される。詳細には、照明ケース611の長さは、前パネル31の側縁31c、31dの長さよりもわずかに短く、照明ケース611の端部は、前パネル31の上下方向の端部よりもやや内側に位置している。なお、図3に示すように、照明ケース611は、前パネル31の一方の側縁31c側と他方の側縁31d側とでは、奥行き方向に互い違いにずれて配置されており、一方の側縁31c側では前パネル31の背面から奥側へ離れた位置で連結側板5に取り付けられ、他方の側縁31d側では前パネル31の背面に当接するように連結側板5に取り付けられている。
照明カバー612は、照明ケース611が取り付けられた状態で、照明ケース611における少なくとも前パネル31の幅方向の外側を覆うように取り付けられる。照明カバー612は、トイレ空間100の側壁102側を向くように配置される。
照明素子613は、照明ケース611の内部に複数、互いに間を空けて配置されている。照明素子613が点灯することで縦照明装置61が発光する。照明素子613は、発光の範囲が前パネル31の上下方向に亘るように、照明ケース611内の上下方向に沿って並ぶように配置されている。
下照明装置62は、前パネル31の背面側で下端よりもやや上側で、前パネル31の下端縁31bに沿って延びるように配置される。すなわち、下照明装置62は、前パネル31の幅方向両側及び中央部の両側に配置される。下照明装置62は、前パネル31の下端縁31bの切欠き部319及び巾木32との間の空間に配置され、巾木32に取り付けられる。下照明装置62は、トイレ用キャビネット3の正面視では視認されない位置に配置される。下照明装置62は、トイレ用キャビネット3の下端縁31b側からトイレ空間100の床面103に対して光を照射する間接照明装置である。下照明装置62は、照明ケース621と、照明カバー622と、本発明の照明素子としての照明素子623と、ケーブル(図示省略)と、を有する。
照明ケース621は、内部に照明素子623及びケーブルが格納された直方体のケースである。照明ケース621は、前パネル31の下端縁31bにおける幅方向の一方側の端部側から他方側の端部側まで延びるように配置される。詳細には、照明ケース621の長さは、前パネル31の下端縁31bの長さよりもわずかに短く、照明ケース621の端部は、前パネル31の幅方向の端部よりもやや内側に位置している。
照明カバー622は、照明ケース621が取り付けられた状態で、照明ケース621における少なくとも前パネル31の外側(下側)を覆うように取り付けられる。照明カバー622は、トイレ空間100の床面103側を向くように配置される。
照明素子623は、照明ケース611の内部に複数、照明ケース621内の幅方向の一方から他方まで互いに間を空けて配置されている。照明素子623が点灯することで下照明装置62が発光する。照明素子623は、発光の範囲が前パネル31の幅方向の全域に亘るように配置される。
照明素子623は、幅方向の両外側に配置される複数の外側照明素子623a及び幅方向の中央部側に配置される複数の中央側照明素子623bを有する。
なお、下照明装置62から照射される光と、縦照明装置61から照射される光とは、前パネル31の下端部の幅方向外側の角で重なる。照明装置6の光は、前パネル31の下方の周囲を下照明装置62と縦照明装置61とが連続して囲むように配置される。これより、前パネルが床面103から浮遊した状態であることが視認しやすくなる。
制御部60は、縦照明装置61及び下照明装置62の点灯及び消灯を切り替える。したがって、縦照明装置61のみ及び下照明装置62のみを点灯させたり、縦照明装置61及び下照明装置62の両方を点灯させたりするよう選択することができる。
また、制御部60は、縦照明装置61の照明素子613、下照明装置62の外側照明素子623a及び中央側照明素子623bの点灯及び消灯を切り替えるように制御する。下照明装置62に関して、制御部60は、照明素子623を幅方向の両外側でのみ点灯させるか、幅方向の一方から他方までの全域を点灯させるかを、切り替える。下照明装置62の外側照明素子623a及び中央側照明素子623bは、幅方向の両外側のみ点灯させる際には外側照明素子623aのみが点灯され、幅方向の全域点灯の際には、外側照明素子623a及び中央側照明素子623bの両方が点灯する。
また、制御部60は、タイマーを有し、照明装置6の点灯後所定時間が経過すると、照明装置6を消灯させる。
センサ7は、照明装置6に接続される。センサ7は、便器装置2に近付く人体を検知する焦電型赤外線人体検知センサである。センサ7は、前パネル31に取り付けられ、使用者がトイレ空間100に入室して、便器装置2に予め設定した所定距離近づくと、人体を検知し、検知結果を制御部60へ出力する。センサ7は、トイレ用キャビネット3の前面である前パネル31に配置され、その検知範囲が便器装置2の便蓋22又は便座の全閉時において便蓋22又は便座に干渉しない位置に設定される。図1に示すように、本実施形態では、センサ7は、便器装置2の正面視左側、便蓋22の幅方向の外側で、便蓋22の上面よりも上方の前パネル31の表面に配置されている。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、便器本体21の背面側に配置されるトイレ用キャビネット3を、便器本体21の背面側に配置され、トイレ用キャビネット3の前面部を構成する前パネル31と、前パネル31の下部で正面視における少なくとも幅方向両側に配置される照明装置6と、を含んで構成した。
トイレ用キャビネット3が壁掛け式の便器本体21を有する場合も、床置き式の便器本体21Aを有する場合も、前パネル31の正面視における少なくとも幅方向両側に照明装置6が配置されていれば、便器本体21の形状や構成に関わらず、トイレ用キャビネット3における便器本体の周囲を照らすことが可能になる。よって、汎用性の高い照明装置付きのトイレ用キャビネット3を提供することができる。
本実施形態では、便器本体21を、前パネル31の下端縁31bよりも上方に下端部が位置する壁掛け式の便器本体とした。また、照明装置6を、前パネル31の幅方向の中央部に配置した。
下照明装置62における照明素子623が、幅方向の両側に加えてさらに幅方向の中央部にも配置されることで、前パネル31の幅方向の一方から他方までを照らすことができる。便器本体21が壁掛け式の場合には、便器本体21の下方を全体的に照らすことができる。
本実施形態では、照明装置6を、前パネル31の幅方向の一方から他方に互いに間を空けて配置される複数の照明素子623と、照明素子623を下照明装置62の幅方向の中央部と両外側とで、点灯又は消灯を切り替える制御部60と、を含んで構成した。制御部により下照明装置62の幅方向の外側と中央側とで互いに別個に点灯及び消灯を切り替えることができる。このため、壁掛け式や床置き式等の便器本体の形状に応じて、下照明装置62の幅方向両側の外側照明素子623aのみを点灯させたり、外側照明素子623aとともに幅方向の中央部側に配置される複数の中央側照明素子623bの両方を点灯させたりすることができ、前パネル31の幅方向に沿って照らす部分を自在に変更することができる。
本実施形態では、前パネル31の下端部の背面側に配置され、トイレ用キャビネット3が配置される床面103と当接し、前パネル31の背面と前後方向で重なる巾木32をさらに含んで構成し、下照明装置62を、前パネル31の背面と巾木32との間に配置させた。
下照明装置62を前パネル31の背面と巾木32との間に配置することで、前パネル31の前方側に配置される便器本体の形状に関わらず下照明装置62を配置することができる。よって、同じ構成の下照明装置62を有するトイレ用キャビネットを、便器本体の形状に関わらず用いることができるので、汎用性に優れたトイレ用キャビネットを提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
図5は他の実施形態に係るトイレ用キャビネット3Aを示す。上記実施形態では、便器本体21が前パネル31の下端縁よりも上方に下端部が位置する壁掛け式である場合を例に説明したが、図5に示すように、便器本体21Aは、トイレ用キャビネット3が設置される床面103に置いて設置される床置き式であってもよい。
便器本体21Aが床置き式の場合、照明装置は、前パネル31の下部で正面視における少なくとも幅方向両側に配置される。例えば、下照明装置62は、便器本体21A幅方向両外側の外側照明素子623aのみが点灯される。下照明装置62は、壁掛け式の便器本体の背面側で前パネル31に取り付けられているものと同じものを用いて、外側照明素子623aのみを点灯するようにすればよい。このため、壁掛け式と床置き式の場合とで下照明装置62の配置の異なるトイレ用キャビネットを用意する必要がなく、製品管理が容易になる。また、部品点数が減少し、製造コストも低減することができる。また、外側照明素子623aを点灯させることで、床置き式の便器本体21Aの側面下方を照明で照らすことができる。
なお、幅方向に延びる下照明装置を、上記の実施形態のものよりも短く形成して、床置き式の便器本体21Aにおける幅方向の一方及び他方に取り付けることも、本発明の範囲内である。
また、上記実施形態では、照明装置6の縦照明装置61及び下照明装置62は、前パネル31の背面側に配置されて一対の側壁102や床面103に対して光を照射する間接照明装置として説明しているが、これに限られない。縦照明装置61及び下照明装置62を、前パネルと側壁との間に配置して、トイレルーム内を直接照らす直接照明として構成してもよい。
3 トイレ用キャビネット
6 照明装置
21 便器本体
31 前パネル
32 巾木
60 制御部
31b 下端縁
103 床面
623 照明素子

Claims (5)

  1. 便器本体の背面側に配置されるトイレ用キャビネットであって、
    前記便器本体の背面側に配置され、前記トイレ用キャビネットの前面部を構成する前パネルと、
    前記前パネルの下部で正面視における少なくとも幅方向両側に配置される照明装置と、を備える、トイレ用キャビネット。
  2. 前記便器本体は、前記前パネルの下端縁よりも上方に下端部が位置する壁掛け式の便器本体であり、
    前記照明装置は、前記前パネルの幅方向の中央部に配置される、請求項1に記載のトイレ用キャビネット。
  3. 前記便器本体は、前記トイレ用キャビネットが設置される床面に置いて設置される床置き式の便器本体である、請求項1に記載のトイレ用キャビネット。
  4. 前記照明装置は、前記前パネルの幅方向の一方から他方に互いに間を空けて配置される複数の照明素子と、
    前記照明素子を、前記照明装置の幅方向の中央部と、両外側とで、点灯又は消灯を切り替える制御部と、を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のトイレ用キャビネット。
  5. 前記前パネルの下端部の背面側に配置され、前記トイレ用キャビネットが配置される床面と当接し、前記前パネルの背面と前後方向で重なる巾木をさらに備え、
    前記照明装置は、前記前パネルの背面と前記巾木との間に配置される、請求項1〜4のいずれか1項に記載のトイレ用キャビネット。
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