JP7253359B2 - サイドバイザー - Google Patents
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Description
また、ガラスラン部に延設されるシールリップを利用し、取付部材の引掛部を係止させて取付部材を取り付けるため、ガラスランを加工せずに取付部材によるサイドバイザーの取り付けが可能となる。
さらに、引掛部に加えて、第2の引掛部もガラスランに係止するため、より安定して取付部材をガラスランに取り付けることが可能となる。
図1に示すように、自動車用外装品であるサイドバイザー1は、鍔部2aと庇部2bとを備えた帯状部材のバイザー本体2が、後述する取付部材5と両面テープ16とを介して車両3の窓枠4に取り付けられた後述するガラスラン10に取り付けられる。
一方、ガラスラン10には、窓枠4に形成されたフランジ部4aが挿入される内向きに開口した断面略コ字状のドアトリム部11と、ドアトリム部11の下方で、ドアトリム部11と一辺を共有する下向きに開口した断面略コ字状のガラスラン部12とが形成されている。
一方、ガラスラン部12は、トリム部下壁11cと一体的又は同一部材で形成されるガラスラン部上壁12aと、ガラスラン部内壁12b及びガラスラン部外壁12cとを備え、ガラスラン開口部12dが形成されている。ガラスラン部内壁12b及びガラスラン部外壁12cの先端からガラスラン開口部12dの内部方向斜めに、それぞれ外側シールリップ13aと内側シールリップ13bとが延設されている。加えて、ガラスラン開口部12dの内部で、ガラスラン部上壁12aとガラスラン部内壁12bとからなる角には、ガラスラン開口部12dの内側方向斜めに延びる内部シールリップ13cが設けられている。
まず、取付部材5を、図2の矢印に沿って、ガラスラン開口部12dへ下方から挿入する。挿入された取付部材5は、図3に示すように、取付部材5の内側端部に設けられた引掛部6が、引掛手段であるガラスラン部内壁12bと内側シールリップ13bとの連結部14bに係止し、取付部材5の中央付近に設けられた第2の引掛部7,7が、同じく引掛手段であるガラスラン部外壁12cと外側シールリップ13aとの連結部14aに係止する。この時、外側シールリップ13aは、第2の引掛部7,7と連結部9との間を縫うように配置される。すなわち、図4(a)に示すように、図3のB-B断面において、取付部材5の引掛部6はガラスラン部内壁12bと内側シールリップ13bとの連結部14bに、第2の引掛部7,7はガラスラン部外壁12cと外側シールリップ13aとの連結部14aに係止し、取付部材5を支える。一方、図4(b)に示すように、図3のC-C断面において、取付部材5は、連結部9がガラスラン開口部12dの内側から外側シールリップ13aに当接しながら、ガラスラン部外壁12cの下面を経て、サイドバイザー取付部8がガラスラン10よりも外側に位置するように配置される。このように、取付部材5を用いることで、ドアトリム部11とガラスラン部12とが一体的又は同一部材で成形されたガラスラン10に対しても、ガラスラン10を加工することなく取付部材5を配置することができる。さらに、取付部材5は、引掛部6及び第2の引掛部7,7によって、引掛手段であるガラスラン部内壁12bと内側シールリップ13bとの連結部14b及びガラスラン部外壁12cと外側シールリップ13aとの連結部14aに3箇所で係止するため、取付部材5をガラスラン10に安定して配置することができる。
このように構成されたサイドバイザー1によれば、ドアトリム部11とガラスラン部12が一体的又は同一部材で形成されたガラスラン10を利用した車両3の窓枠4であっても、取付部材5による取り付けが可能となり、サイドバイザー1の飛散防止を図れる。また、ガラスラン10に加工をせずに取付部材5による取り付けが可能となる。さらに、引掛部6及び第2の引掛部7,7によってガラスラン10に3箇所で係止するため、取付部材5をガラスラン10へ安定して取り付けることが可能となる。さらにまた、引掛部6に加えて第2の引掛部7,7もガラスラン10に係止するため、より安定して取付部材5をガラスラン10に取り付けることが可能となる。加えて、取付部材5によって外側へ押される外側シールリップ13aを、第2の引掛部7が内側へ押し戻すため、外側シールリップ13aの形状変化を最小限に抑えることが可能となる。
取付部材5aは、図1-4で示した取付部材5よりも短手の板状に形成される。
ガラスラン開口部12dへ下方から挿入された取付部材5aは、取付部材5aの内側端部に設けられた引掛部6が、引掛手段であるガラスラン部上壁12aと内部シールリップ13cとの連結部14cに係止し、取付部材5aの中央付近に設けられた第2の引掛部7,7が、同じく引掛手段であるガラスラン部外壁12cと外側シールリップ13aとの連結部14aに係止する。
取付部材5bは、取付部材5bの内外中央付近後端部に外側方向へ向いた第2の引掛部7が設けられ、第2の引掛部7の前方の連結部9を経て、外側端部にサイドバイザー取付部8が設けられている。
取付部材5cは、取付部材5cの内外中央付近前後中央に外側方向へ向いた舌片状の第2の引掛部7aが設けられ、第2の引掛部7aの前後両側の連結部9を経て、外側端部にサイドバイザー取付部8が設けられている。
取付部材5dは、取付部材5dの内外中央付近前後中央に外側方向へ向いた前後方向へ連なる突起状の第2の引掛部7bが設けられ、第2の引掛部7bの外側の連結部9を経て、外側端部にサイドバイザー取付部8が設けられている。
Claims (1)
- 車両の窓枠に取り付けられるガラスランに配置される板状の取付部材と、
前記取付部材によって前記ガラスランに沿って取り付け可能な鍔部と前記鍔部に沿って形成される庇部とを備えたバイザー本体とからなるサイドバイザーであって、
前記ガラスランは、下方へ開口する開口部を有した断面コ字状に形成されるガラスラン部を備え、前記開口部の内側及び外側の端縁に前記ガラスラン部の内部方向へ向けて延設されるシールリップを備え、さらに、前記ガラスラン部と各前記シールリップとの間にそれぞれ引掛手段を備え、
前記取付部材は、前記ガラスランとの組付状態における車体側の端部に、前記引掛手段に係止される引掛部を備え、外側の端部に、前記バイザー本体が取り付けられるサイドバイザー取付部を連結部を介して備え、さらに、前記引掛部と前記サイドバイザー取付部との間で、前記連結部と共に前記ガラスランの長手方向に沿って配置され、外側方向へ向いた第2の引掛部を備え、
前記取付部材と前記ガラスランとの組付状態において、外側の前記シールリップが、前記第2の引掛部の内側と、前記連結部の外側とを交互に通過するように配置されることを特徴とするサイドバイザー。
Priority Applications (1)
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JP2018223980A JP7253359B2 (ja) | 2018-11-29 | 2018-11-29 | サイドバイザー |
Publications (2)
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JP7253359B2 true JP7253359B2 (ja) | 2023-04-06 |
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ID=70906013
Family Applications (1)
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Country Status (1)
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Citations (1)
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JPH0340647Y2 (ja) * | 1986-10-13 | 1991-08-27 | ||
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Patent Citations (1)
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